JPS62240169A - H形鋼の突合せ溶接接合方法 - Google Patents

H形鋼の突合せ溶接接合方法

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JPS62240169A
JPS62240169A JP8345786A JP8345786A JPS62240169A JP S62240169 A JPS62240169 A JP S62240169A JP 8345786 A JP8345786 A JP 8345786A JP 8345786 A JP8345786 A JP 8345786A JP S62240169 A JPS62240169 A JP S62240169A
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butt
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Masamitsu Nagai
永易 正光
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Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、比較的大断面のH形鋼の突合せ溶接接合方法
に関し、さらに詳しくは、」−木、建築番こおける長さ
50m以」二にも及ぶH形鋼杭または地下構造物の擁壁
鉄骨などH形鋼を長尺化して用9zる場合の接合技術に
関するものである。
〔従来の技術〕
H形鋼を突合せ接合して長尺物としたい場合従来の方法
は、H形鋼の突合せ部のフィレット部番こスカラップ(
溶接線の交差を避けるため(こ部材(こ設ける扇形の切
欠)を設け、ウェブをシールドメタルアーク溶接(手溶
接)または炭酸ガス溶接などのガスメタルアーク溶接に
よって下向溶接で接合し、フランジは同様の溶接方法で
立向溶接するかまたはH形鋼を転回させて下向溶接で接
合するという方法であった。
このような従来のH形鋼の突合せ溶接接合方法では次の
欠点があった。
イ)スカラップ加工が必要で、スカラップ加工したフラ
ンジ部を同一肉圧に仕−にげる等の必要があり、多大の
労力と時間がかかる。
口)接合部にスカラップの断面欠損部があり、H形鋼の
力学的特性が低下する。
ハ)フランジの手溶接またはガスメタルアーク溶接は溶
接作業に熟練者が必要であるばかりでなく、開先加圧も
必要であり、立向溶接では作業能率が悪い。
二)フランジを下向で溶接する場合はH形鋼を転回させ
ることを要し、溶接変形を防1にするためにH形鋼を何
回も転回させる必要があり、作業中断が多く作業能率の
低下が著しい。また、アーク溶接のため溶接欠陥の発生
率が高い問題がある。さらに50m以−にに及ぶ長尺の
H形鋼を捩れ等を生じることなく転回させるには大規模
の装置を備えなければならない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は以にの従来方法の問題点を解決したH形鋼の突
合せ溶接接合方法を提供することを目的とするものであ
って、 (1)ウェブのフィレット部にスカラップ加工を施さな
いこと。
(2)ウェブを下向溶接し、H形鋼を転回させることな
くフランジを溶接すること。
(3)この場合、フイルタ)・部に未溶接部がないH形
鋼の完全な断面を有する溶接部゛を形成すること。
を達成しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は次のa)、b)、c)の各工程からなる技術手
段によって」1記問題点の解決を図ることを特徴とする
a)一方のH形鋼は端面を一平面に切断し、他方のH形
鋼の端面ば、フィレット部を一部含むフランジを切り落
して前記一方のH形鋼のフランジ端面との間にエレクト
ロスラグ溶接開先を形成する。また他方のH形鋼の突合
せ端部のウェブの先端を斜カットし、ウェブ突合せ溶接
部のルート間隔を隔てて前記一方のH形鋼のウェブ端面
に対向させて突合せ開先を形成する。そして、両端部が
H形鋼のフィレット部の形状に合致する曲面をなす裏当
て金をウェブ突合せ溶接開先のルート部に取り付け、ウ
ェブを下向溶接する。
b)このウェブ溶接のフランジに隣接する部分のビード
をフィレット形状に合致する形状に什」二げる。
C)前記エレクトロスラグ溶接開先(対向するフランジ
端面間)のH形鋼内側部にH形鋼のフィレット部に合致
する形状の水冷銅当て金をそれぞれ上下から当て、フィ
レット部を含むフランジをエレクトロスラグ溶接する。
この場合、下側の水冷銅当て金には、ウェブ溶接の裏当
て金が嵌合する切欠を設けておく。なお、フランジの外
側部および底部に水冷銅当て金を当ててエレクトロスラ
グ溶接することは当然のことである。
〔作用〕
上記の本発明の技術手段によれば、H形鋼を水平に置い
たまま、接合作業中にこれを転回することなく突合せ溶
接することができるので、どのような長尺のH形鋼でも
容易に製作することができ、これをを転回させる治具や
装置を要しない」−、ウェブ、フランジのそれぞれを最
も適切な溶接姿勢で溶接することができ、信頼性の高い
溶接接合部を形成することができる。
またフィレット部にスカシ・ンプを設ける必要がなく、
フィレット部を完全な形状で欠陥のない溶接金属で接合
することができ、欠損や欠陥を生じることがないので、
H形鋼の断面性能をいささかも低下させることなく、優
れた突合せ溶接施工を行うことができる。
〔実施例〕
第1図は本発明の詳細な説明するためのH形鋼の突合せ
溶接接合部のセット前の斜視図を示したものである。
一方のH形鋼1はその突合せ溶接接合すべき端部2が一
平面に切断されている。
他方のH形鋼11はフィレット部12を一部含むフラン
ジ13を切り落してフランジ端面14を形成し、このフ
ランジ端面14とH形鋼1のフランジ3の端部4との間
に第2図に示すように、フランジのエレクトロスラグ溶
接のための鉛直開先80を形成させる。
また、H形鋼11のウェブ15の先端16を斜カットシ
、これをH形鋼1のウェブ5と所要のルート間隔を介し
て対向させてウェブ突合せ開先70を形成する。H形鋼
1のウェブ5は開先加工する必要がない。
このウェブ突合せ溶接開先70のルート部に裏当て金2
1を当てる。この裏当て金21はH形鋼ll側に予め取
り付けておけばよい。裏当て金21はその両端部がH形
鋼1.11のフィレット部の形状に合致する曲面形状2
2をなしている。
以」−の組み立てにおいて、ウェブ5と15の間の開先
70を下向溶接する。この下向溶接はシールドメタルア
ーク溶接により手溶接してもよく、ガスメタルアーク溶
接例えば炭酸ガスアーク溶接によってもよい。もちろん
、ロボットによる自動化溶接をすることが可能である。
ウェブ溶接が終了したら、ウェブ溶接金属のフィレット
部のビードをフィレットの形状に合わせて仕上げる。こ
の仕−1−げはフランジ部のエレクトロスラグ溶接の水
冷銅当て金をフィツトさせるためのもので、ウェブ」二
側のみを下向姿勢で加工すればよいので、作業は容易で
ある。またこの溶接両端部にはセラミックタブ等を用い
れば端部は溶接のままでよい。
次にフランジの端面4.14が対向して形成しているエ
レクトロスラグ溶接の鉛直開先80に水冷銅当て金31
.41.51.61を装着する。
フランジの内側の下側の水冷銅当て金31は第3図に示
すように、H形鋼のフィレット形状と合致する曲面32
を上端に有し、ウェブ溶接の裏当て金21が嵌合する切
欠33を有し、フィレット形状に密着してフィレットの
一部を含むエレクトロスラグ溶接開先空間80を形成す
る。すなわち、切欠33に裏当て金21が嵌合されたと
き、裏当て金のフィレット部形状と合致する曲面22は
水冷銅当て金31の曲面32と一致する。水冷銅裏当て
金31にはフランジ溶接時の余盛り用の溝34が設けら
れている。またフィレット部で開先80の断面積が急変
しないように斜面からなる四部35を設けた。また水冷
銅当て金31を冷却する冷却水の通路36が設けられて
いる。
フランジの内側の上側の水冷銅当て金41はH形鋼のフ
ィレット形状と合致する曲面を下端に有し、フィレト部
および上記仕上加工されたウェブ溶接ビードに密着して
、フィレット形状の一部を含むエレクトロスラグ溶接開
先空間80を形成する。余盛り用の溝や水冷構造は下側
の水冷銅企画て金31と同様である。
第4図はフランジ外側の水冷銅当て金51を丞した。余
盛り用の溝52や冷却用冷却水通路53が同様に設けら
れている。
第5図はフランジ下側の水冷銅当て金61を示したもの
である。エレクトロスラグ溶接の開始部のプール62を
有し、開先側方の当て金31.51に挟持されて取り伺
けられる。なお、水冷銅当て金のかわりに鋼を用いた捨
て当て金でもよい。
1(−932X309X21X345のH形鋼を本発明
方法によって突合せ溶接接合した実施例について説明す
る。
第1図に示すようにH形鋼1.11の開先加工を行いこ
れを組み合わせて第2図に示す通りの開先形状とした。
第11N中に示した矢印は各部材の組み合わせ時の移動
方向を示したものである。
下記の条件で突合せ溶接施工゛した。
ウェブ開先: ベベル角度=35度 ルート間隔:6mm 裏当て金:FB−9X25 ウェブ溶接条件: 方法:CO2ガスメタルアーク溶接 電流=300〜340A 電圧=28〜32V CO2:20Jlj/分 フランジ開先: 開幅:25mm 水冷当て金:第3図〜第5図のもの フランジ溶接条件: 方法:エレクトロスラグ溶接 電流:380〜450A 電圧:38〜45V 以−1−の溶接結果をビード外観検査、マクロ写真およ
びX線検査によって調査したところ、フィレット部に未
溶接部がなくしかも溶接内部欠陥がない極めて優れた溶
接接合部を得たことが明らかになった。
〔発明の効果〕
本発明のH形鋼の突合せ溶接接合方法は以−1−のよう
に構成されているので、次の優れた効果を奏する。
i)H形鋼を水平に置いたまま、接合作業中にこれを転
回させることなく突合せ溶接を実施することができるの
で、大規模の転回治具や装置等を要することなく、また
H形鋼に曲げや捩りを生じることなく、土木用、建築用
の50m以1−に及ぶ長尺のH形鋼を突合せ溶接するこ
とが可能となった。
1i)H形鋼の一方の端面のみ開先加工すればよく、ま
たフィレット部にスカラップ加工を施す必要がなく、開
先加工手間が大幅に合理化された。
iii )フィレット部に断面欠損のない優れた溶接部
を形成することができるので、H形鋼の断面性能を低下
させない。
iv)下向溶接およびエレクトロスラグ溶接によって施
工するので、信頼性の高い優れた溶接部を得ることがで
きる。またエレクトロスラグ溶接はフランジ厚さ16m
m以上のH形鋼に好適に適用でき、フランジの厚さが増
すほどエレクトロスラグ溶接の効果が大きく、大型のH
形鋼の接合に適している。
I ■)熟練溶接作業者を必要とせず、また全自動ロボット
溶接設計とすることができ、省力、低コストとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のH形鋼の突合せ溶接接合部の
セット前の斜視図、第2図は本発明の実施例の開先形状
を示す(a)正面図、(b)側面図、(C)平面図、第
3図はフランジの内側の下側の水冷銅当て金の(a)正
面図、(b)側面図、(c)平面図、第4図はフランジ
外側の水冷銅当て金の(a)立面図、(b)平面図、第
5図はフランジ下側の水冷銅当て金の(a)立面図、(
b)平面図である。 1.11・・・H形鋼 2・・・端面 3.13・・・フランジ 4.14・・・フランジ端面 5.15・・・ウェブ 12・・・フィレット部 21・・・ウェブ裏当て金

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 H形鋼の突合せ溶接接合方法において、a)一方の
    H形鋼は端面を一平面に切断 し、他方のH形鋼の端面は、フィレット部を一部含むフ
    ランジを切り落して前記一方のH形鋼のフランジ対向端
    面との間にエレクトロスラグ溶接開先を形成すると共に
    、ウェブの先端を斜カットしウェブ突合せ溶接部のルー
    ト間隔を隔てて前記一方のH形鋼のウェブ端面に対向さ
    せて突合せ開先を形成し、該H形鋼のフィレット部の形
    状に合致する曲面を両端部に持つ裏当て金を該ウェブ突
    合せ開先のルート部に取り付け、ウェブを下向溶接する
    工程と、 b)該ウェブ溶接のフランジに隣接する部分のビードを
    フィレット形状に合致する形状に仕上げる工程と、 c)前記エレクトロスラグ溶接開先のH形鋼内側部にH
    形鋼のフィレット部に合致する形状の水冷銅当て金を当
    て、フィレット部を含むフランジをエレクトロスラグ溶
    接する工程と、 からなることを特徴とするH形鋼の突合せ溶接接合方法
JP8345786A 1986-04-11 1986-04-11 H形鋼の突合せ溶接接合方法 Granted JPS62240169A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101972922A (zh) * 2010-11-24 2011-02-16 安徽富煌钢构股份有限公司 H形弯扭梁的加工方法
WO2017090400A1 (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 新日鐵住金株式会社 H形鋼の継手構造およびh形鋼の接合方法
CN112388122A (zh) * 2020-11-06 2021-02-23 安徽中纪建设工程有限公司 一种h型钢焊接工艺

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