JP2584045Y2 - ラチス梁 - Google Patents

ラチス梁

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JP2584045Y2
JP2584045Y2 JP1996004734U JP473496U JP2584045Y2 JP 2584045 Y2 JP2584045 Y2 JP 2584045Y2 JP 1996004734 U JP1996004734 U JP 1996004734U JP 473496 U JP473496 U JP 473496U JP 2584045 Y2 JP2584045 Y2 JP 2584045Y2
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元 栗原
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、2、3階用のプレ
ハブ軽量鉄骨建築に用いる軽量形鋼構造の梁として使用
するラチス梁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に図示したように金属製の構
造物用梁の板材等をほぼ波形状の複数列の切断線をもっ
て多列切断して分割部材30、31、32を形成し、該
分割部材30、31、32の凸部を突き合わせ、開口部
33,33・・・がジグザグ状に配置されるようにして
突き合わせ部34,34・・・を溶接するようにしたも
のは知られている(特公昭42−18556号参照)。
【0003】又、従来図5乃至図8に図示したように1
枚の鉄板35に対して、切断線36を入れ梯形底辺接続
型波形板37と数枚の独立梯形板38,38・・・とを
得て、梯形底辺接続型波形板37がラチス構面となるよ
うに形成し、更に梯形底辺接続型波形板37に対して、
独立梯形板38,38・・・が直交するように溶接し、
フランジ材39,39,39,39として帯板を溶接し
てラチス構面を使った組立柱40としたものは知られて
いる(特開昭53−20625号公報参照)。
【0004】又、図9に図示したように台形板41,4
1を同一平面上に千鳥に配置し、且つすべての台形板4
1,41の底辺部42が一線となると共に底辺相互の当
接部43が上辺対応部44を除くように配置し、底辺部
42が一線上となるよう溶接固定してラチス構成を形成
したものは知られている(特開昭53−20625号公
報参照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで従来、図4に
図示した金属製の構造物用梁の板材等をほぼ波形状の複
数列の切断線をもって多列切断して分割部材30、3
1、32を形成し、該分割部材30、31、32の凸部
を突き合わせ、開口部33,33・・・がジグザグ状に
配置されるようにして突き合わせ部34,34・・・を
溶接したものは分割部材30、31、32を突き合わせ
て形成したことで強度的に弱く強固なラチス構成面を得
ることができないと共に安価にラチス梁を得ることがで
きない等の欠点があった。
【0006】又、従来図5乃至図8に図示した1枚の鉄
板35に対して、切断線36を入れ梯形底辺接続型波形
板37と数枚の独立梯形板38,38・・・とを得て、
梯形底辺接続型波形板37がラチス構面となるように形
成し、更に梯形底辺接続型波形板37に対して、独立梯
形板38,38・・・が直交するように溶接し、フラン
ジ材39,39,39,39として帯板を溶接したもの
は組立柱40として使用するものであって梁としての使
用には供し得ないものである。
【0007】又、図9に図示した台形板41,41を同
一平面上に千鳥に配置し、且つすべての台形板41,4
1の底辺部42が一線となると共に底辺相互の当接部4
3が溶接固定してラチス構成44を形成したものはラチ
ス構成面が弱く強固な梁を得ることができない等の欠点
があった。
【0008】本考案は、上記の問題点を解決したもので
あって、強固なラチス構成面を得ることができると共に
妄りに変形しないラチス梁を得ることを目的としたもの
であり、本考案の他の目的は、ロボットによる全溶接を
可能とし、梁の組み立てを迅速に行い得る強固なラチス
梁を提供することにある。
【0009】本考案の他の目的は、ラチス構造の精度
が高く、また量産可能なラチス梁を提供することにあ
る。
【0010】本考案のもう一つ他の目的は、長尺に
場合でも精度が均一にして良好なラチス梁を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案は、フランジ部とウエブ部を備えてなる軽量
形鋼構造のラチス梁において、フランジ部が、角形鋼よ
り形成された1本の連続した上弦材25と、該上弦材
に対向して配置され角形鋼より形成された1本の連続
した下弦材6を備え、ウエブ材が、ジグザグ状に斜行
して形成された斜行部15と、隣接する斜行部15を連
絡し、その各々が所定幅を持って形成されているととも
に水平にして平坦に形成された、第1の溶着部群16,
16・・・及び第2の溶着部群17,17,・・・を備
え、更に両端に位置して第1の溶着部群16,16・・
・と同一方向で同一面の両端溶着部18,18を先端に
備えた斜行部15,15を有し、一枚の帯状鉄板より形
成されたラチス材10として構成され、前記1本の連続
した上弦材25と前記ラチス材10の第1の溶着部群
6,1 6・・・と両端溶着部18,18とを溶着し、前
1本の連続した下弦材26と前記ラチス材10の第2
の溶着部群17,17・・・とを溶着して形成したもの
ある。
【0012】
【実施例】本考案に係るラチス梁の実施例を添付図面と
ともに説明する。
【0013】図1は本考案のラチス梁を構成するラチス
材の正面図、図2は本考案のラチス梁を示す正面図、図
3は図2のA−A断面図である。
【0014】これらの図において、ラチス梁20は、フ
ランジ部とウエブ部より形成されている。
【0015】このうち、ウエブ部は、ラチス材10によ
り構成されている。このラチス材10は、一枚の帯状鉄
板により形成され、ジグザグ状に斜行して形成した斜行
部15と、隣接する斜行部15,15を連絡し所定幅L
をもって形成した水平にして平坦な第1の溶着部群1
6,16・・・と第2の第2の溶着部群17,17・・
・を備え、更に両端に位置して第1の溶着部群16,1
6・・・と同一方向で同一面の両端溶着部18,18を
先端に備えた斜行部15,15を有している。
【0016】このラチス材10は、厚さ3.2mm〜
6.0mm程度の鋼板を自動プラズマ、レーザー光線に
より上記形状に切断することにより容易に得られる。
尚、ラチス材10の長さTを、例えば910mmあるい
は1820mm程度としてユニット化し梁の長さに応じ
てラチス材10を適宜複数本連続的に使用することによ
り、梁の長さが長尺になるような場合であっても、全長
に亘って精度が均一にして良好なラチスを提供でき
る。
【0017】又フランジ部は、前記ラチス材10の上方
に配設され、ラチス材10の第1の溶着部群16,16
・・・と両端溶着部18,18に溶着している上弦材2
5と、この上弦材25に対向配置され、ラチス材10の
第2の溶着部群17,17・・・に溶着している下弦材
26とより構成される。前記上弦材25と下弦材26は
角鋼材により形成されているものである。
【0018】
【考案の作用効果】本考案は以上のごとく構成され、本
考案によれば次の作用効果を奏する。 一枚の帯状鉄板を切断して同形のラチス構造をも
ったラチス材10が得られるため、梁毎にラチス材10
を別途加工形成する必要がなく、ラチス構造の精度が
均一にして良好な梁の量産が可能となる。 隣接する斜行部15,15・・・を連絡し所定幅を
持って形成した水平にして平坦な第1の溶着部群16,
16・・・と第2の溶着部群17,17・・・を備え
更に両端に位置して第1の溶着部群16,16・・・と
同一方向で同 一面の両端溶着部18,18を先端に備え
た斜行部15,15を有しているの で、第1の溶着部群
16,16・・・と両端溶着部18,18並びに第2の
着部群17,17・・・へのすみ肉溶接だけで弦材
25と下弦材26とラチス材10とが連結し、上下弦材
25、26へのラチス材10の溶着姿勢が単純に成り、
ロボット溶接が可能でラチス梁20を組み立てる作業効
率が極めてよいという利点がある。 長尺にする場合には、ユニット化したラチス材
0,10・・・を複数個連続して使用し、1本の長い上
弦材25と1本の長い下弦材26と溶着すること によ
り、全長に亘って精度が均一にして良好なラチス梁20
を組み立てることができる。 ラチス材10は両端に位置して第1の溶着部群1
6,16・・・と同一方向 で同一面の両端溶着部18,
18を先端に備えた斜行部15,15を有したこ とで、
複数のラチス材10,10・・・を連接して1本の長い
上弦材25と1 本の長い下弦材26に溶着した際は図2
に図示したようにジグザグ状の斜行部 15,15・・・
が連続した構成となり、複数のラチス材10,10・・
・と 上弦材25と下弦材26との接合が全長に亘り平均
的に溶着されて強固なラチ ス梁20を得ることができる
ものである。 第1の溶着部群16,16・・・及び第2の溶着部
群17,17・・・を備 え、更に両端に位置して第1の
溶着部群16,16・・・と同一方向で同一面 の両端溶
着部18,18を先端に備えて形成されたラチス材10
の上下に溶着 した1本の連続した上弦材25と1本の連
続した下弦材26は角形鋼としたこ とにより上弦材25
と下弦材26自体が上下左右への弯曲を防止して妄りに
形しないラチス梁20を得ることができるものであ
り、更に角形鋼とした上弦 材25と下弦材26は複数個
のラチス材10,10・・・を連設溶着して長い ラチス
梁20を形成するもラチス梁20の変形をラチス材1
0,10・・・の 従来例に開示されていない特別な形状
と相俟って阻止し、軽量鉄骨建築に好適安全なラチス
梁20を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るラチス梁を構成しているラチス材
の正面図である。
【図2】本考案に係るラチス梁を示す正面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】従来例の説明図である。
【図5】従来例の説明図である。
【図6】従来例の説明図である。
【図7】従来例の説明図である。
【図8】従来例の説明図である。
【図9】従来例の説明図である。
【符号の説明】
10 ラチス材 15 斜行部 16 第1の溶着部群 17 第2の溶着部群 18 両端溶着部 20 ラチス梁 25 上弦材 26 下弦材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ部とウエブ部を備えてなる軽量
    形鋼構造のラチス梁において、フランジ部が、角形鋼よ
    り形成された1本の連続した上弦材25と、該上弦材
    5に対向して配置され角形鋼より形成された1本の連続
    した下弦材26を備え、 ウエブ材が、ジグザグ状に斜行して形成された斜行部
    と、隣接する斜行部15を連絡し、その各々が所定幅
    を持って形成されているとともに水平にして平坦に形成
    された、第1の溶着部群16,16・・・及び第2の溶
    着部群17,17・・・を備え、更に両端に位置して第
    1の溶着部群16,16・・・と同一方向で同一面の両
    端溶着部18,18を先端に備えた斜行部15,15を
    有し、一枚の帯状鉄板より形成されたラチス材10とし
    て構成され、 前記1本の連続した上弦材25と前記ラチス材10の
    1の溶着部群16,16・・・と両端溶着部18,18
    とを溶着し、前記1本の連続した下弦材26と前記ラチ
    ス材10の第2の溶着部群17,17・・・とを溶着し
    て形成したことを特徴とするラチス梁。
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JPS5320625A (en) * 1976-08-10 1978-02-25 Obayashi Gumi Kk Assembled pillar or beam that use lattice structure surface and its preparation method

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JPH0950U (ja) 1997-01-21

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