JPH094067A - 構造材の接続部構造 - Google Patents
構造材の接続部構造Info
- Publication number
- JPH094067A JPH094067A JP15458195A JP15458195A JPH094067A JP H094067 A JPH094067 A JP H094067A JP 15458195 A JP15458195 A JP 15458195A JP 15458195 A JP15458195 A JP 15458195A JP H094067 A JPH094067 A JP H094067A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- structural material
- structural
- mounting piece
- steel material
- building
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 別途の取付片が不要で、加工精度が高く、コ
ストが軽減できる構造材の接続部構造を提供する。 【構成】 建物の構造体の一部を構成し、型鋼材１０と
型鋼材１０にほぼ直交する構造材２０とからなり、型鋼
材１０の側面に構造材２０の端部が突き合わされて接続
されるようになされた構造材の接続部構造において、上
記型鋼材１０の側面１１に打抜きにより、側面１１に対
してほぼ直交方向の取付片１４が側面１１より曲折して
設けられ、この取付片１４に構造材２０の端部が接続さ
れるようになされている。
ストが軽減できる構造材の接続部構造を提供する。 【構成】 建物の構造体の一部を構成し、型鋼材１０と
型鋼材１０にほぼ直交する構造材２０とからなり、型鋼
材１０の側面に構造材２０の端部が突き合わされて接続
されるようになされた構造材の接続部構造において、上
記型鋼材１０の側面１１に打抜きにより、側面１１に対
してほぼ直交方向の取付片１４が側面１１より曲折して
設けられ、この取付片１４に構造材２０の端部が接続さ
れるようになされている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の構造体の一部を
構成する構造材の接続部構造に関する。
構成する構造材の接続部構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、建物の構造体の一部を構成するＩ
型鋼やコ型鋼等の型鋼材の側面に、構造材の端部を直交
方向より突き合わさせて接続するようにした構造材の接
続構造は、例えば、実開昭５７−１２５８０３号公報や
実開平２−４９４０２号公報に記載されているように、
断面形状がＩ字形をなす横架基材のウエブ面と直角をな
す方向に接続用のスチフナ（補鋼材）を付設し、このス
チフナ（補鋼材）に接続用のボルト穴等を設け、構造材
を接続するようになっている。
型鋼やコ型鋼等の型鋼材の側面に、構造材の端部を直交
方向より突き合わさせて接続するようにした構造材の接
続構造は、例えば、実開昭５７−１２５８０３号公報や
実開平２−４９４０２号公報に記載されているように、
断面形状がＩ字形をなす横架基材のウエブ面と直角をな
す方向に接続用のスチフナ（補鋼材）を付設し、このス
チフナ（補鋼材）に接続用のボルト穴等を設け、構造材
を接続するようになっている。
【０００３】即ち、図４に示すように、一方のコ字形状
の型鋼１００の内方に取付プレート２００を溶接等によ
り取付けて、この取付プレート２００の先端側を外方に
突出させ、この取付プレート２００に他方の型鋼等の側
面端部を当接させ、固着させるようになっている。
の型鋼１００の内方に取付プレート２００を溶接等によ
り取付けて、この取付プレート２００の先端側を外方に
突出させ、この取付プレート２００に他方の型鋼等の側
面端部を当接させ、固着させるようになっている。
【０００４】上記のように、他の型鋼等の構造材を接続
する取付片は、一般的に型鋼材のウエブ面（側面）に溶
接による溶着や、ボルト・ナットによる締結により固定
されて設けられた構造となっている。
する取付片は、一般的に型鋼材のウエブ面（側面）に溶
接による溶着や、ボルト・ナットによる締結により固定
されて設けられた構造となっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開昭５７−１２５８０３号公報や実開平２−４９４０２
号公報に記載されているような従来の接続構造において
は、別途に取付片を製作するためのコストがかかり、
又、取付片の溶接加工や穴明け加工等の加工コストが嵩
むといったことや、更には、この取付片が溶接やボルト
・ナットによる取付加工であるために、取付精度にバラ
ツキがでるといった問題があった。
開昭５７−１２５８０３号公報や実開平２−４９４０２
号公報に記載されているような従来の接続構造において
は、別途に取付片を製作するためのコストがかかり、
又、取付片の溶接加工や穴明け加工等の加工コストが嵩
むといったことや、更には、この取付片が溶接やボルト
・ナットによる取付加工であるために、取付精度にバラ
ツキがでるといった問題があった。
【０００６】本発明は、上記のこのような問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、別途の取付片が不要で、加工精
度が高く、コストが大幅に軽減できる構造材の接続部構
造を提供するものである。
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、別途の取付片が不要で、加工精
度が高く、コストが大幅に軽減できる構造材の接続部構
造を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の構造材の接続部
構造においては、建物の構造体の一部を構成し、型鋼材
と型鋼材にほぼ直交する構造材とからなり、型鋼材の側
面に構造材の端部が突き合わされて接続されるようにな
された構造材の接続部構造において、上記型鋼材の側面
に打抜きにより、側面に対してほぼ直交方向の取付片が
側面より曲折して設けられ、この取付片に構造材の端部
が接続されるようになされていることを特徴とする。
構造においては、建物の構造体の一部を構成し、型鋼材
と型鋼材にほぼ直交する構造材とからなり、型鋼材の側
面に構造材の端部が突き合わされて接続されるようにな
された構造材の接続部構造において、上記型鋼材の側面
に打抜きにより、側面に対してほぼ直交方向の取付片が
側面より曲折して設けられ、この取付片に構造材の端部
が接続されるようになされていることを特徴とする。
【０００８】上記の構造材の形状としては、木質の角
材、コ字形の型鋼材等が用いられる。
材、コ字形の型鋼材等が用いられる。
【０００９】
【作用】本発明の構造材の接続部構造においては、型鋼
材の側面に打抜きにより、側面に対してほぼ直交方向の
取付片が側面より曲折して設けられ、この取付片に構造
材の端部が接続されるようになされているので、従来の
ような別途の取付片が不要となり、又、加工工程の低減
が図れる。
材の側面に打抜きにより、側面に対してほぼ直交方向の
取付片が側面より曲折して設けられ、この取付片に構造
材の端部が接続されるようになされているので、従来の
ような別途の取付片が不要となり、又、加工工程の低減
が図れる。
【００１０】又、加工精度が大幅に向上するので、構造
体の組立精度を向上させることが可能である。
体の組立精度を向上させることが可能である。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は、本発明の構造材の接続部構造の一例を示
す斜視図である。図１において、１０は、建物の構造体
の一部であり、例えば、図２に示すようなユニット建物
５０において適応されるものである。
する。図１は、本発明の構造材の接続部構造の一例を示
す斜視図である。図１において、１０は、建物の構造体
の一部であり、例えば、図２に示すようなユニット建物
５０において適応されるものである。
【００１２】１０は、上記ユニット建物５０の建物ユニ
ット５１の床部、或いは屋根ユニット５２の小屋組等を
構成する一方のコ字形の型鋼材（床梁、垂木）であり、
この型鋼材１０の側面（ウエブ面）１１に、他方の木材
等よりなる構造材２０（床小梁、母屋）の端部２１が直
角方向より突き合わされて木ネジ等により接続されるよ
うになされた構造材の接続部構造を示すものである。
ット５１の床部、或いは屋根ユニット５２の小屋組等を
構成する一方のコ字形の型鋼材（床梁、垂木）であり、
この型鋼材１０の側面（ウエブ面）１１に、他方の木材
等よりなる構造材２０（床小梁、母屋）の端部２１が直
角方向より突き合わされて木ネジ等により接続されるよ
うになされた構造材の接続部構造を示すものである。
【００１３】本発明のこの構造材の接続部構造は、例え
ば、型鋼材１０が建物の床梁で、この床梁に対して鉛直
方向に床小梁を接続するような構造や、又、軒梁や桁梁
への垂木の接続等においても適用することができる。
ば、型鋼材１０が建物の床梁で、この床梁に対して鉛直
方向に床小梁を接続するような構造や、又、軒梁や桁梁
への垂木の接続等においても適用することができる。
【００１４】上記型鋼材１０の側面１１には、直方形の
３辺が打抜きにより切断され、残る１辺が側面に対して
ほぼ鉛直方向に上下のフランジ１２、１３側に曲折され
た取付片１４がほぼ一定間隔で形成されている。
３辺が打抜きにより切断され、残る１辺が側面に対して
ほぼ鉛直方向に上下のフランジ１２、１３側に曲折され
た取付片１４がほぼ一定間隔で形成されている。
【００１５】この取付片１４に、図示のように他方の構
造材２０の端部２１の側面が当接され、溶接による溶着
か、或いはボルト・ナット等により締結されて固定され
ている。
造材２０の端部２１の側面が当接され、溶接による溶着
か、或いはボルト・ナット等により締結されて固定され
ている。
【００１６】上記のようにウエブ面である側面１１が、
３辺（上下の水平方向と垂直方向）が打抜きにより切断
され、１辺の垂直方向が曲折されることにより、側面１
１に欠落部１１ａが形成されることになるが、側面１１
の荷重を負担する上下方向と平行して同方向にこの曲折
部が設けられているので、断面強度の低下を起こすこと
がない。
３辺（上下の水平方向と垂直方向）が打抜きにより切断
され、１辺の垂直方向が曲折されることにより、側面１
１に欠落部１１ａが形成されることになるが、側面１１
の荷重を負担する上下方向と平行して同方向にこの曲折
部が設けられているので、断面強度の低下を起こすこと
がない。
【００１７】又、上記取付片１４の鉛直方向に突き出す
形状は、上記実施例のように方形の他、三角形、半円形
等であってもよく、他方の接続される構造材の端部の形
状や、必要とされる接続強度によって選定することがで
きる。
形状は、上記実施例のように方形の他、三角形、半円形
等であってもよく、他方の接続される構造材の端部の形
状や、必要とされる接続強度によって選定することがで
きる。
【００１８】以上のようにして型鋼材に取付片１４を形
成させるには、型鋼材の加工ライン上で同時に行うこと
ができる。従って、従来のように、別途に材料を手配
し、更に形状・寸法の加工を行った上で溶接や、ボルト
・ナットにより締結する方法に比べて、大幅なトータル
コストの低減が実現される。
成させるには、型鋼材の加工ライン上で同時に行うこと
ができる。従って、従来のように、別途に材料を手配
し、更に形状・寸法の加工を行った上で溶接や、ボルト
・ナットにより締結する方法に比べて、大幅なトータル
コストの低減が実現される。
【００１９】更に、この取付片１４は、プレス機等を使
用して加工されるので、曲折部の強度が溶接等に比べて
安定し、又、加工精度が大幅に向上するので、ひいては
構造体の組立精度を向上させることができる。
用して加工されるので、曲折部の強度が溶接等に比べて
安定し、又、加工精度が大幅に向上するので、ひいては
構造体の組立精度を向上させることができる。
【００２０】図３は、本発明の構造材の接続部構造の他
の例を示す斜視図である。図３において、３０は建物の
構造体の一部となるコ字形状の型鋼材よりなる床梁であ
り、この型鋼材３０の側面（ウエブ面）３１に、他方の
構造材である鋼材製の床小梁４０の端部４１が直角方向
より突き合わされてボルト等により接続された例を示す
ものである。
の例を示す斜視図である。図３において、３０は建物の
構造体の一部となるコ字形状の型鋼材よりなる床梁であ
り、この型鋼材３０の側面（ウエブ面）３１に、他方の
構造材である鋼材製の床小梁４０の端部４１が直角方向
より突き合わされてボルト等により接続された例を示す
ものである。
【００２１】上記型鋼材３０の側面３１には、直方形の
３辺が打抜きにより切断され、残る１辺が側面に対して
ほぼ直角方向に上下のフランジ３２、３３側に曲折され
た取付片３４がほぼ一定間隔で形成されている。
３辺が打抜きにより切断され、残る１辺が側面に対して
ほぼ直角方向に上下のフランジ３２、３３側に曲折され
た取付片３４がほぼ一定間隔で形成されている。
【００２２】この取付片３４に、図示のように床小梁４
０の端部４１の側面が当接され、溶接による溶着か、或
いはボルト・ナット等により締結されて固定されてい
る。
０の端部４１の側面が当接され、溶接による溶着か、或
いはボルト・ナット等により締結されて固定されてい
る。
【００２３】
【発明の効果】本発明の構造材の接続部構造において
は、型鋼材の側面に打抜きにより、側面に対してほぼ直
交方向の取付片が側面より曲折して設けられ、この取付
片に構造材の端部が接続されるようになされているの
で、従来のような別途の取付片が不要となり、又、加工
工程の低減が図れる。
は、型鋼材の側面に打抜きにより、側面に対してほぼ直
交方向の取付片が側面より曲折して設けられ、この取付
片に構造材の端部が接続されるようになされているの
で、従来のような別途の取付片が不要となり、又、加工
工程の低減が図れる。
【００２４】又、加工精度が大幅に向上するので、構造
体の組立精度を向上させることが可能である。従って、
構造材の接続部構造として好適である。
体の組立精度を向上させることが可能である。従って、
構造材の接続部構造として好適である。
【図１】本発明の構造材の接続部構造の一例を示す斜視
図。
図。
【図２】ユニット建物の構成を示す斜視図。
【図３】本発明の構造材の接続部構造の他の例を示す斜
視図。
視図。
【図４】従来の構造材の接続部構造を示す断面図。
１０、３０ 型鋼材 １１、３１ 側面（ウエブ面） １１ａ 欠落部 １２、１３、３２、３３ フランジ １４、３４ 取付片 ２０、４０ 構造材 ２１、４１ 端部 ５０ ユニット建物 ５１ 建物ユニット ５２ 屋根ユニット
Claims (1)
- 【請求項１】 建物の構造体の一部を構成し、型鋼材と
型鋼材にほぼ直交する構造材とからなり、型鋼材の側面
に構造材の端部が突き合わされて接続されるようになさ
れた構造材の接続部構造において、上記型鋼材の側面に
打抜きにより、側面に対してほぼ直交方向の取付片が側
面より曲折して設けられ、この取付片に構造材の端部が
接続されるようになされていることを特徴とする構造材
の接続部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15458195A JPH094067A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 構造材の接続部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15458195A JPH094067A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 構造材の接続部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH094067A true JPH094067A (ja) | 1997-01-07 |
Family
ID=15587347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15458195A Pending JPH094067A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 構造材の接続部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH094067A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6301854B1 (en) | 1998-11-25 | 2001-10-16 | Dietrich Industries, Inc. | Floor joist and support system therefor |
| US6418695B1 (en) | 2000-05-18 | 2002-07-16 | Aegis Metal Framing Llc | Building component spacer brace |
| US6430881B1 (en) | 2000-05-18 | 2002-08-13 | Aegis Metal Framing Llc | Top plate |
| US7716899B2 (en) | 2003-04-14 | 2010-05-18 | Dietrich Industries, Inc. | Building construction systems and methods |
| US7856786B2 (en) | 2003-04-14 | 2010-12-28 | Dietrich Industries, Inc. | Wall and floor construction arrangements and methods |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP15458195A patent/JPH094067A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6301854B1 (en) | 1998-11-25 | 2001-10-16 | Dietrich Industries, Inc. | Floor joist and support system therefor |
| US6418694B1 (en) | 1998-11-25 | 2002-07-16 | Dietrich Industries, Inc. | Floor system and floor system construction methods |
| US6691478B2 (en) | 1998-11-25 | 2004-02-17 | Dietrich Industries, Inc. | Joist support apparatus |
| US6761005B1 (en) | 1998-11-25 | 2004-07-13 | Dietrich Industries, Inc. | Joist support member |
| US7240459B2 (en) | 1998-11-25 | 2007-07-10 | Dietrich Industries, Inc. | Joist support apparatus |
| US6418695B1 (en) | 2000-05-18 | 2002-07-16 | Aegis Metal Framing Llc | Building component spacer brace |
| US6430881B1 (en) | 2000-05-18 | 2002-08-13 | Aegis Metal Framing Llc | Top plate |
| US7716899B2 (en) | 2003-04-14 | 2010-05-18 | Dietrich Industries, Inc. | Building construction systems and methods |
| US7856786B2 (en) | 2003-04-14 | 2010-12-28 | Dietrich Industries, Inc. | Wall and floor construction arrangements and methods |
| US8091316B2 (en) | 2003-04-14 | 2012-01-10 | Dietrich Industries, Inc. | Wall and floor systems |
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