JPH074631U - 梁 材 - Google Patents
梁 材Info
- Publication number
- JPH074631U JPH074631U JP3242093U JP3242093U JPH074631U JP H074631 U JPH074631 U JP H074631U JP 3242093 U JP3242093 U JP 3242093U JP 3242093 U JP3242093 U JP 3242093U JP H074631 U JPH074631 U JP H074631U
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- Japan
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- bolt insertion
- insertion holes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 H形鋼等を用いた梁材1において、連結部分
の上面に連結板7やボルト13の頭部又はナット14が
突出することがないようにして、上階用床材等の載設が
容易に行えるようにする。 【構成】 長手方向の端部側となるウエブ2に対して、
上側フランジ3に近い位置からこれに平行して水平に突
出する連結用鍔部5を設けた。この連結用鍔部5には複
数のボルト挿通孔が穿設されている。
の上面に連結板7やボルト13の頭部又はナット14が
突出することがないようにして、上階用床材等の載設が
容易に行えるようにする。 【構成】 長手方向の端部側となるウエブ2に対して、
上側フランジ3に近い位置からこれに平行して水平に突
出する連結用鍔部5を設けた。この連結用鍔部5には複
数のボルト挿通孔が穿設されている。
Description
【0001】
本考案は、建物等の構築に用いられる梁材に関するものである。
【0002】
建物等を構築する場合の梁材としては一般にH形鋼が用いられている。この場 合、梁材はウエブが垂直となりその上下でフランジが水平となる状態で用いられ る。梁材の長手方向両端部には、ウエブ及び上下のフランジのそれぞれに複数の ボルト挿通孔が穿設されている。従って梁材相互の連結(一方の梁材は短く、支 柱等に溶接されていることが多い)は、ウエブ及び上下のフランジの各表裏両面 に、双方の梁材に渡る連結板(各々のボルト挿通孔と合致する貫通孔が穿設され ている)を当接させてそれぞれサンドイッチ状にし、これらに一面側からボルト を挿通し、他面側へ突出したボルト端にナットを螺合することで行うものであっ た。
【0003】
梁材相互が連結された状態では、上側フランジの上面に、連結板と、ボルト頭 又はナットとが突出したものとなっている。そのため、この梁材の上部に上階用 の床材等を載設する場合には、この床材側に、上記の突出部分を逃げるための凹 部を加工するか、又は上側フランジの上記突出部分以外となる上面部分にスペー サーを取り付けるかする必要があった。そのため、極めて面倒であった。
【0004】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであって、相互に連結した梁材の上 部に床材等を載設することが簡単に行えるようにした梁材を提供することを目的 とする。
【0005】
本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案は、少なくとも長手方向の一端部にその上面より所定寸法だけ低 い位置から側方へ水平に突出する、複数のボルト挿通孔を有した連結用鍔部が設 けられていることを特徴としている。
【0006】
本考案によれば、連結用鍔部が上面より低い位置に設けられているので、連結 板やボルト頭又はナット等が梁材の上面より上側に突出することがない状態で、 梁材相互を連結することができる。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1は本考案に係る梁材1相互がその端部同士で連結された状況を示す要部側 面図であり、図2は図1のA−A線拡大断面図である。この梁材1はH形鋼を素 材として構成されたもので、垂直に向けられるウエブ2と、その上下部から両側 方へ向けて水平に突出するフランジ3,4とを有している。そして長手方向両端 側のウエブ2には、上側フランジ3に近い位置からウエブ2の両側方へ向けて水 平に突出する連結用鍔部5が設けられた構成となっている。
【0008】 上記連結用鍔部5には、梁材1の長手方向に沿って複数(本実施例では3個) のボルト挿通孔が穿設されている。 本実施例において上記連結用鍔部5は、所定長さを有した帯板材をH形鋼のウ エブ2に溶接等により固着させることによって形成してある。そして、上下のフ ランジ3,4間をウエブ2の両側面に沿って垂直方向に連結するように溶接等に よって設けた帯板材6により、この連結用鍔部5を補強するようにしてある。し かしこれに限らず、押出加工等により、梁材1の全長にわたって連結用鍔部5を 一体的に設けるようにしてもよい。
【0009】 梁材1の長手方向両端部において、ウエブ2における連結用鍔部5と下側フラ ンジ4との間の部分には、上下方向に沿って複数(本実施例では3個)のボルト 挿通孔が穿設されていると共に、下側のフランジ4にはその長手方向に沿って複 数(本実施例では3個)のボルト挿通孔が穿設されている。これらは、従来と略 同様であって、素材となるH形鋼としてサイズの異なるものが用いられるときに は、これらボルト挿通孔の個数も増減させればよい。
【0010】 上記構成になる梁材1の相互を連結するには、連結用鍔部5、ウエブ2、下側 のフランジ4の各々の表裏両面に、各々のボルト挿通孔と合致する貫通孔を有し た連結板7,8,9,10,11,12を当接させてサンドイッチ状態にし、こ れらをボルト13及びナット14で結合する。 なお、本考案において梁材1の素材としては、H形鋼の他、T形鋼や山(L) 形鋼、溝形鋼その他を用いることも可能である。また、端部相互によって連結す る場合に限らず、一方の梁材1においてはその長手方向途中の側面を利用し、他 方の梁材1においてはその端部を利用して、両者をT字状に連結することも可能 である。
【0011】
本考案は、上述の構成を具備するものであって、連結用鍔部が上面より低い位 置に設けられているので、梁材相互を連結した状態でも、連結板やボルト頭又は ナット等が梁材の上面より上側に突出することがない。従って、梁材上に床材等 を載設する場合に、床材等に対する凹部の加工やスペーサの介設等が不要となり 、作業が容易となる。
【図1】本考案に係る梁材相互がその端部同士で連結さ
れた状況を示す要部側面図である。
れた状況を示す要部側面図である。
【図2】図2は図1のA−A線拡大断面図である。
1 梁材 2 ウエブ 3 上側のフランジ 4 下側のフランジ 5 連結用鍔部
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも長手方向の一端部にその上面
より所定寸法だけ低い位置から側方へ水平に突出する、
複数のボルト挿通孔を有した連結用鍔部が設けられてい
ることを特徴とする梁材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032420U JP2500602Y2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 梁 材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993032420U JP2500602Y2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 梁 材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074631U true JPH074631U (ja) | 1995-01-24 |
JP2500602Y2 JP2500602Y2 (ja) | 1996-06-12 |
Family
ID=12358463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993032420U Expired - Lifetime JP2500602Y2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 梁 材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500602Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5063907U (ja) * | 1973-10-09 | 1975-06-10 | ||
JPS55129530A (en) * | 1979-03-29 | 1980-10-07 | Asahi Chemical Ind | Method of making joint for shape steel beam |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP1993032420U patent/JP2500602Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5063907U (ja) * | 1973-10-09 | 1975-06-10 | ||
JPS55129530A (en) * | 1979-03-29 | 1980-10-07 | Asahi Chemical Ind | Method of making joint for shape steel beam |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2500602Y2 (ja) | 1996-06-12 |
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Legal Events
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