JP2518003Y2 - 柱 - Google Patents
柱Info
- Publication number
- JP2518003Y2 JP2518003Y2 JP1087390U JP1087390U JP2518003Y2 JP 2518003 Y2 JP2518003 Y2 JP 2518003Y2 JP 1087390 U JP1087390 U JP 1087390U JP 1087390 U JP1087390 U JP 1087390U JP 2518003 Y2 JP2518003 Y2 JP 2518003Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- column
- welded
- plate
- column body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、鉄骨建築物の間柱として使用される柱に
関するものである。
関するものである。
従来の技術 鉄骨建築物において、H型鋼からなる柱を梁や土台等
へ接合する場合、その柱の本体の端部に接合プレートを
予め溶接しておき、この接合プレートと相手方の梁等と
を接合することが行なわれている。
へ接合する場合、その柱の本体の端部に接合プレートを
予め溶接しておき、この接合プレートと相手方の梁等と
を接合することが行なわれている。
考案が解決しようとする課題 しかし、第3図で示すように、梁等の接合する相手方
の幅が充分でなく、接合しようとする柱本体(1)のフ
ランジ(2)がそのボルト(3)と干渉する場合があ
り、このような場合には、ボルト穴の位置を、このフラ
ンジ(2)の外方にA点まで移動させなければならな
い。しかし、梁(5)がH型鋼である場合には、その中
心部分にリブ(4)があることから、そのリブ(4)の
ために、或いは、フランジ(2)がボルトの締め付け作
業の邪魔になるという不都合を生ずる。この考案は、こ
のようなH型鋼からなる柱のフランジがボルトと干渉す
る場合であっても、ボルトの締め付け作業を容易に行な
うことができ、なおかつ、そのようにしても強度を低下
させることがないようにしたものである。
の幅が充分でなく、接合しようとする柱本体(1)のフ
ランジ(2)がそのボルト(3)と干渉する場合があ
り、このような場合には、ボルト穴の位置を、このフラ
ンジ(2)の外方にA点まで移動させなければならな
い。しかし、梁(5)がH型鋼である場合には、その中
心部分にリブ(4)があることから、そのリブ(4)の
ために、或いは、フランジ(2)がボルトの締め付け作
業の邪魔になるという不都合を生ずる。この考案は、こ
のようなH型鋼からなる柱のフランジがボルトと干渉す
る場合であっても、ボルトの締め付け作業を容易に行な
うことができ、なおかつ、そのようにしても強度を低下
させることがないようにしたものである。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため、この考案では、H型鋼か
らなる柱本体の端面に水平な接合プレートを溶接した柱
において、前記柱本体の各フランジ幅をその柱本体端部
から所定長さに渡って小幅とするとともに、そのフラン
ジと平行に配置するリブ板を柱本体のウェブ及び接合プ
レートへ溶接して、このリブ板を少なくとも前記小幅部
と略同じ長さに渡って設けたことを特徴とする。
らなる柱本体の端面に水平な接合プレートを溶接した柱
において、前記柱本体の各フランジ幅をその柱本体端部
から所定長さに渡って小幅とするとともに、そのフラン
ジと平行に配置するリブ板を柱本体のウェブ及び接合プ
レートへ溶接して、このリブ板を少なくとも前記小幅部
と略同じ長さに渡って設けたことを特徴とする。
作用 上記この考案の構成によれば、接合プレートを溶接す
る柱本体のフランジが、その端部から所定長さに渡って
小幅とされており、これにより、そのフランジや梁のウ
ェブに邪魔されることなくボルトの締め付け作業を行な
うことができる。また、ウェブ部分にリブ板を溶接して
いるので、強度も低下することがない。
る柱本体のフランジが、その端部から所定長さに渡って
小幅とされており、これにより、そのフランジや梁のウ
ェブに邪魔されることなくボルトの締め付け作業を行な
うことができる。また、ウェブ部分にリブ板を溶接して
いるので、強度も低下することがない。
実施例 この考案の実施例を示す第1図において、(11)はH
型鋼からなる柱本体であり、その両フランジ(12)(1
2)は、その下端から一定長さに渡って、その両側が切
り落としされて小幅とされている。この小幅部(13)
(13)の上端は、傾斜状の連続部(14)を介して、その
上部の元の幅を有するフランジ(12)(12)の端縁側へ
連続している。そして、この小幅部(13)とウェブ(1
5)端面に、水平な正方形の接合プレート(16)が溶接
されるとともに、更に、前記ウェブ(15)部分には、フ
ランジ小幅部(13)(13)間の中央部において、その両
側に、一対のリブ板(17)(17)が、各フランジ(12)
(12)と平行にして溶接されている。またこのリブ板
(17)の下端が前記接合プレート(16)へ溶接されてい
る。
型鋼からなる柱本体であり、その両フランジ(12)(1
2)は、その下端から一定長さに渡って、その両側が切
り落としされて小幅とされている。この小幅部(13)
(13)の上端は、傾斜状の連続部(14)を介して、その
上部の元の幅を有するフランジ(12)(12)の端縁側へ
連続している。そして、この小幅部(13)とウェブ(1
5)端面に、水平な正方形の接合プレート(16)が溶接
されるとともに、更に、前記ウェブ(15)部分には、フ
ランジ小幅部(13)(13)間の中央部において、その両
側に、一対のリブ板(17)(17)が、各フランジ(12)
(12)と平行にして溶接されている。またこのリブ板
(17)の下端が前記接合プレート(16)へ溶接されてい
る。
接合プレート(16)には、前記小幅部(13)の幅方向
の延長方向である各コーナー部分においてボルト穴(1
8)が形成され、このボルト穴(18)部分において、H
型鋼からなる梁(19)のフランジ(20)上面に、ボルト
(21)で接合されるようになっている。
の延長方向である各コーナー部分においてボルト穴(1
8)が形成され、このボルト穴(18)部分において、H
型鋼からなる梁(19)のフランジ(20)上面に、ボルト
(21)で接合されるようになっている。
上記リブ板(17)は、前記小幅部(13)(13)の長さ
と少なくとも略同じ長さとなるよう、この実施例では、
その小幅部(13)よりも上方まで延長して溶接してい
る。なお、柱本体(11)の上端部側においても、同様の
構造として、その上部側の梁等へ接合される。
と少なくとも略同じ長さとなるよう、この実施例では、
その小幅部(13)よりも上方まで延長して溶接してい
る。なお、柱本体(11)の上端部側においても、同様の
構造として、その上部側の梁等へ接合される。
考案の効果 以上のように、この考案によれば、柱本体端部のフラ
ンジを小幅として接合プレートを溶接しており、そのた
め、そのフランジが柱本体を接合しようとする梁等のボ
ルト穴に干渉する場合であっても、このような干渉を避
けてボルトの締付作業を容易に行なうことができる。し
かも、この小幅部分に対応して、ウェブの側面にリブ板
を溶接しているので、フランジを小幅にしたことに伴う
強度の低下を充分補うことができるという効果がある。
ンジを小幅として接合プレートを溶接しており、そのた
め、そのフランジが柱本体を接合しようとする梁等のボ
ルト穴に干渉する場合であっても、このような干渉を避
けてボルトの締付作業を容易に行なうことができる。し
かも、この小幅部分に対応して、ウェブの側面にリブ板
を溶接しているので、フランジを小幅にしたことに伴う
強度の低下を充分補うことができるという効果がある。
第1図は、この考案の実施例における柱の下端部の構造
を示す斜視図、第2図は、第1図の小幅部分で切断した
横断面図、第3図は、従来の柱下端部の構造を示す横断
面図である。 (11)……柱本体、(12)……フランジ、(13)……小
幅部、(15)……ウェブ、(16)……接合プレート、
(17)……リブ板。
を示す斜視図、第2図は、第1図の小幅部分で切断した
横断面図、第3図は、従来の柱下端部の構造を示す横断
面図である。 (11)……柱本体、(12)……フランジ、(13)……小
幅部、(15)……ウェブ、(16)……接合プレート、
(17)……リブ板。
Claims (1)
- 【請求項1】H型鋼からなる柱本体の端面に水平な接合
プレートを溶接した柱において、前記柱本体の各フラン
ジ幅をその柱本体端部から所定長さに渡って小幅とする
とともに、そのフランジと平行に配置するリブ板を柱本
体のウェブ及び接合プレートへ溶接して、このリブ板を
少なくとも前記小幅部と略同じ長さに渡って設けたこと
を特徴とする柱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1087390U JP2518003Y2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 柱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1087390U JP2518003Y2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 柱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03101718U JPH03101718U (ja) | 1991-10-23 |
JP2518003Y2 true JP2518003Y2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=31514422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1087390U Expired - Lifetime JP2518003Y2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 柱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2518003Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6389670B2 (ja) * | 2014-07-16 | 2018-09-12 | 株式会社竹中工務店 | 部材端部構造 |
-
1990
- 1990-02-05 JP JP1087390U patent/JP2518003Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03101718U (ja) | 1991-10-23 |
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