JP2824023B2 - 形鋼の接合方法 - Google Patents

形鋼の接合方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主としてH形鋼、L形
鋼、溝形鋼等からなる鉄骨梁同志あるいは鉄骨柱とH形
鋼からなる鉄骨梁を現場において建方する際の接合方法
に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】出願人は先にH形鋼か
らなる梁等の接合構造において、フランジ部分に接合板
を突出させないため、H形鋼のウエブとフランジの内隅
角部のアールに添わせた隅切鋼板の2枚の接合部材をウ
エブに重ねてボルト・ナットで接合する構造を特願平6
−137027号において提案している。
【0003】ところで以上の構造では接合部材を上下フ
ランジに一杯に押し込むことになり、また接合するH形
鋼同志を同一レベルに仮止めする必要があり、施工手間
が精度確保のため相当に必要となる。
【0004】また梁を上方より落とし込みによって建込
む方法も困難である。
【0005】この発明は前記問題点を解消すべく開発し
たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明はフランジとウ
エブを有し、内隅角部を有する形鋼を突合せ状態に接合
するに際し、フランジとウエブの内隅角部に添わせた鋼
板の2枚の接合部材を、前記形鋼幅より広い間隔にセパ
レーターを介して一方の前記形鋼に保持させておき、他
方の前記形鋼を前記2枚の接合部材間に上下方向に建込
み、次いで前記セパレーターを外して接合部材を形鋼の
ウエブに添わせてボルト・ナットで締付けることを特徴
とする形鋼の接合方法である。
【0007】
【実施例】
実施例1 図1、2はH形鋼からなる梁の接合方法の実施態様を示
したもので、形鋼1a、1bはフランジ2とウエブ3を
有し、内隅角部Rがアールをなしている。また接合部材
4は前記フランジ2とウエブ3の内隅角部Rのアールに
添わせた隅切鋼板の2枚を使用し、ストッパー5、ボル
ト6およびナット7からなるセパレーター8を介して形
鋼1a、1bの幅より広い間隔をもって一方の形鋼1a
に保持させておき、かつ形鋼1aの下フランジの下面に
受板9を仮止めしておき、他方の形鋼1bを上方より落
とし込み状態、あるいは下方より引上げ状態に建込み、
次いでセパレーター8を外し、接合部材4を形鋼1a、
1bのウエブ3に添わせてボルト・ナット10を締付け
ることにより形鋼1a、1bを突合せ状に接合する。な
おH形鋼に代えてL形鋼,溝形鋼を使用することもでき
る。 実施例2 図3、4はH形鋼からなる梁と柱との接合方法の実施態
様を示したもので形鋼1aは実施例と同様であり、接合
部材4は十字状であり、セパレーター8は柱の形鋼1c
および接合部材4、4を貫通して配置してある。またセ
パレーター8の両端にはアングル金物11が接合部材4
の外面に添わせて配置してある。そして接合部材4、4
は梁の形鋼1aの幅より広幅としてある。以上の状態で
接合部材4、4間に梁の形鋼1aを上方より落とし込み
形鋼1cの側面に取付けたアングル状の受板9上に仮止
めし、次いでセパレーター8を外し、接合部材4、4を
形鋼1a、1cのウエブに添わせてボルト・ナット10
を締付けることにより形鋼1a、1cを突合せ状に接合
する。
【0008】なおこのアングル金物11を利用して直交
する他方の梁の形鋼1cを取付けることができる。
【0009】実施例3 図5はセパレーター8に用いるストッパー5の変形例を
示したものであり、図5aはクリップ状でセパレーター
の軸にクリップ状に嵌めるものであり、図5b、図5c
は 状で軸に嵌合するものである。なおセパレーターの
頭部はナットに代えることができる。
【0010】
【発明の効果】この発明は以上の通り、突合せ接合する
形鋼のウエブ間に跨がってウエブに添わせ、接合部材を
形鋼の幅より広く一方の形鋼に保持させておくことをよ
り他方の形鋼を落とし込み等上方より吊込むことがで
き、その状態でセパレーターを外して接合部材を容易に
ウエブに添わせてボルト・ナットで締付けることができ
る。したがって接合部材が上下フランジ間に一杯の寸法
であっても位置決めされているので嵌め込みが容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の方法の過程を示したもので(a)
は縦断面図、(b) は正面図である。
【図2】接合後の状態を示したもので(a) は縦断面
図、(b) は正面図である。
【図3】第2実施例の寸法の過程を示したもので(a)
は正面図、(b) は横断面図である。
【図4】接合後の状態を示したもので(a) は正面図、
(b) は横断面図である。
【図5】(a)(b)(c)はストッパーの変形例であ
る。
【符号の説明】
1a、1b、1c……形鋼、2……フランジ、3……ウ
エブ、4……接合部材、5……ストッパー、6……ボル
ト、7……ナット、8……セパレーター、9……受板、
10……ボルト・ナット、11……アングル金物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04G 21/14 E04G 21/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジとウエブを有し、内隅角部を有
    する形鋼を突合せ状態に接合するに際し、フランジとウ
    エブの内隅角部に添わせた鋼板の2枚の接合部材を、前
    記形鋼幅より広い間隔にセパレーターを介して一方の前
    記形鋼に保持させておき、他方の前記形鋼を前記2枚の
    接合部材間に上下方向に建込み、次いで前記セパレータ
    ーを外して接合部材を形鋼のウエブに添わせてボルト・
    ナットで締付けることを特徴とする形鋼の接合方法。
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CN110424553B (zh) * 2019-08-08 2020-05-12 智迈德股份有限公司 一种钢结构连接件

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