JP2837138B2 - 柱コーナー部デッキ受け部材 - Google Patents
柱コーナー部デッキ受け部材Info
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- JP2837138B2 JP2837138B2 JP27562596A JP27562596A JP2837138B2 JP 2837138 B2 JP2837138 B2 JP 2837138B2 JP 27562596 A JP27562596 A JP 27562596A JP 27562596 A JP27562596 A JP 27562596A JP 2837138 B2 JP2837138 B2 JP 2837138B2
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- JP
- Japan
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- receiving member
- column
- deck receiving
- welded
- corner deck
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は柱コーナー部デッ
キ受け部材の改良に関する。
キ受け部材の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄骨コンクリート建築の鉄骨組立てを行
う場合、床と柱の交差部分には図5に示すような柱コー
ナー部デッキ受け部材が使用される。
う場合、床と柱の交差部分には図5に示すような柱コー
ナー部デッキ受け部材が使用される。
【0003】この柱コーナー部デッキ受け部材は、H型
鋼1のウエブ側面1A、1A両側にT型鋼2,2の脚部
2A、2Aを十字状に突き合わせて溶接して柱材3と
し、その四側面3A…3AにH型鋼1の端面を突き付け
溶接することにより仕口4…4としたもので、柱の長さ
単位を建築物の一階高さに合わせて予め工場生産され
る。
鋼1のウエブ側面1A、1A両側にT型鋼2,2の脚部
2A、2Aを十字状に突き合わせて溶接して柱材3と
し、その四側面3A…3AにH型鋼1の端面を突き付け
溶接することにより仕口4…4としたもので、柱の長さ
単位を建築物の一階高さに合わせて予め工場生産され
る。
【0004】そして施工現場においては柱材を上下に連
接し、側面に突き出た仕口4…4に桁材5をボルト又は
リベット結合することにより(図4参照)床基礎を構築
することが行われていた。
接し、側面に突き出た仕口4…4に桁材5をボルト又は
リベット結合することにより(図4参照)床基礎を構築
することが行われていた。
【0005】ところで上記鉄骨構造で後の床張り工事を
行う際、打設コンクリートが柱材3の隙間3Bに流れ込
まないよう、少なくとも打設深さの堰板を柱材側面間に
取り付ける必要があり、従来ではこの堰板を鉄骨骨組み
完了後に溶接していた。
行う際、打設コンクリートが柱材3の隙間3Bに流れ込
まないよう、少なくとも打設深さの堰板を柱材側面間に
取り付ける必要があり、従来ではこの堰板を鉄骨骨組み
完了後に溶接していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この堰
板は当然のことながら床張り前に行われ、かつ高所作業
となるので非常な危険を伴う問題があった。
板は当然のことながら床張り前に行われ、かつ高所作業
となるので非常な危険を伴う問題があった。
【0007】さらに、仕口は柱一本につき四カ所あるの
で、柱数の多い広床面高層ビルなどでは溶接箇所が膨大
な数となり現場施工の効率化の大きな障害となってい
た。
で、柱数の多い広床面高層ビルなどでは溶接箇所が膨大
な数となり現場施工の効率化の大きな障害となってい
た。
【0008】
【課題を解決する手段】この発明は上記問題を解消する
ことを目的としてなされたもので、H型鋼のウエブ両側
にT型鋼の脚部を十字状に突き合わせて溶接した柱材の
四側面にH型鋼の端面を突き付け溶接することにより仕
口とした柱コーナー部デッキ受け部材において、隣接す
る柱材側面間と仕口上面間に断面L字状のブラケットを
溶接してなることを特徴とするものである。
ことを目的としてなされたもので、H型鋼のウエブ両側
にT型鋼の脚部を十字状に突き合わせて溶接した柱材の
四側面にH型鋼の端面を突き付け溶接することにより仕
口とした柱コーナー部デッキ受け部材において、隣接す
る柱材側面間と仕口上面間に断面L字状のブラケットを
溶接してなることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説
明する。図1はこの発明の実施の形態を示す斜視図、図
2は平面図、図3はブラケットの斜視図である。
明する。図1はこの発明の実施の形態を示す斜視図、図
2は平面図、図3はブラケットの斜視図である。
【0010】この発明の柱コーナー部デッキ受け部材
は、H型鋼1のウエブ側面1A、1A両側にT型鋼2,
2の脚部2A、2Aを十字状に突き合わせて溶接した柱
材3の四側面3A…3AにH型鋼1の端面を突き付け溶
接することにより仕口4…4とした柱コーナー部デッキ
受け部材において、隣接する柱材側面3A、3A間と仕
口4、4上面間に断面L字状のブラケット6を溶接して
構成されている。
は、H型鋼1のウエブ側面1A、1A両側にT型鋼2,
2の脚部2A、2Aを十字状に突き合わせて溶接した柱
材3の四側面3A…3AにH型鋼1の端面を突き付け溶
接することにより仕口4…4とした柱コーナー部デッキ
受け部材において、隣接する柱材側面3A、3A間と仕
口4、4上面間に断面L字状のブラケット6を溶接して
構成されている。
【0011】上記において、H型鋼1およびT型鋼2は
いずれも鋼材の形態を説明するために便宜的に用いたも
のであり、具体的には図2より明らかなように平面視十
文字状の鋼材の端面に交差して側板を設け、その側板表
面に仕口を立設した形状のものを意味する。
いずれも鋼材の形態を説明するために便宜的に用いたも
のであり、具体的には図2より明らかなように平面視十
文字状の鋼材の端面に交差して側板を設け、その側板表
面に仕口を立設した形状のものを意味する。
【0012】また、上記においてブラケット6は強度材
ではないため、打設コンクリートの堰止め作用を行うも
のであれば薄い金属板で成形したもので良い。また、こ
のブラケット6は強度向上のためリブ6Aがプレス成形
される。
ではないため、打設コンクリートの堰止め作用を行うも
のであれば薄い金属板で成形したもので良い。また、こ
のブラケット6は強度向上のためリブ6Aがプレス成形
される。
【0013】
【発明の実施の態様】次に、この発明実施の態様を説明
する。図4に示すように、柱材3を組み立てた後仕口4
に桁材5をボルト又はリベット7で接合する。
する。図4に示すように、柱材3を組み立てた後仕口4
に桁材5をボルト又はリベット7で接合する。
【0014】このとき柱側面間と仕口表面間にブラケッ
ト6が溶接された状態であるので、ただちに床張り施工
に取りかかることができる。そしてコンクリート打設を
してもコンクリートの流下は無い。
ト6が溶接された状態であるので、ただちに床張り施工
に取りかかることができる。そしてコンクリート打設を
してもコンクリートの流下は無い。
【0015】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、柱コー
ナー部デッキ受け部材の隣接する柱側面間と仕口表面間
に予めブラケットを溶接しているので従来危険でありま
た施工も面倒であったブラケット取り付け作業が完全に
省略でき、鉄骨組み立て作業の迅速化も図れる効果を有
する。
ナー部デッキ受け部材の隣接する柱側面間と仕口表面間
に予めブラケットを溶接しているので従来危険でありま
た施工も面倒であったブラケット取り付け作業が完全に
省略でき、鉄骨組み立て作業の迅速化も図れる効果を有
する。
【図1】本発明の実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態を示す平面図である。
【図3】本発明の実施形態のブラケットの斜視図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施の態様を示す断面図である。
【図5】従来例の形態を示す斜視図である。
1…H型鋼 1A…ウエブ側面 2…T型鋼 2A…脚部 3…柱材 3A…四側面 4…仕口 6…断面L字状のブラケット
Claims (1)
- 【請求項1】H型鋼のウエブ両側にT型鋼の脚部を十字
状に突き合わせて溶接した柱材の四側面にH型鋼の端面
を突き付け溶接することにより仕口とした柱コーナー部
デッキ受け部材において、隣接する柱材側面間と仕口上
面間に断面L字状のブラケットを溶接してなることを特
徴とする柱コーナー部デッキ受け部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27562596A JP2837138B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 柱コーナー部デッキ受け部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27562596A JP2837138B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 柱コーナー部デッキ受け部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10121632A JPH10121632A (ja) | 1998-05-12 |
JP2837138B2 true JP2837138B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=17558069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27562596A Expired - Lifetime JP2837138B2 (ja) | 1996-10-18 | 1996-10-18 | 柱コーナー部デッキ受け部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2837138B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105220767A (zh) * | 2015-09-25 | 2016-01-06 | 浙江精工钢结构集团有限公司 | 一种与十字柱非正交的连接节点及施工方法 |
CN105562898A (zh) * | 2016-03-03 | 2016-05-11 | 湖北浩南钢结构工程有限公司 | 一种钢板拼焊十字柱制作防变形的方法 |
-
1996
- 1996-10-18 JP JP27562596A patent/JP2837138B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10121632A (ja) | 1998-05-12 |
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