JPH0245361Y2 - - Google Patents

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JPH0245361Y2
JPH0245361Y2 JP5851985U JP5851985U JPH0245361Y2 JP H0245361 Y2 JPH0245361 Y2 JP H0245361Y2 JP 5851985 U JP5851985 U JP 5851985U JP 5851985 U JP5851985 U JP 5851985U JP H0245361 Y2 JPH0245361 Y2 JP H0245361Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建方時の現場作業に好適に使用できる
柱とはりの接合部品に関する。
〔従来技術〕
従来の柱とはりの接合部品としては、例えば、
第5図に示すようなH形鋼等をウエブ中央から切
断したカツトテイー1がある。この従来の接合部
品1は第6図に示すように、柱フランジ2と底板
部4を接合するための引張ボルト6は、ボルト締
付け器具がうまく入るように、又両側の引張ボル
ト6が同等に耐力を発揮するように配置される。
〔考案が解決すべき問題点〕
このような従来の接合部品を用いたのでは、第
6図に示す突出部の一側から一方の引張ボルト6
までの距離l1は、はりフランジ3の内側に締付け
器具が入るような寸法、同じく突出部の他側から
他方の引張ボルト6までの距離l2は、はりフラン
ジ3の外側に締付け器具が入るような寸法となる
が、l1の方をはりフランジ3の厚み分だけl2より
長くとる必要がある。
しかし、力学的にはl1>l2となると、l1側の引
張ボルト6に作用する力をT1,l2側の引張ボルト
6に作用する力をT2とすると、T1<T2となり、
l2側の引張ボルト6に応力が集中し、逆にl1側の
引張ボルト6の耐力が100%発揮できないことに
なる。
従つて、力学的に両側の引張ボルト6を同効率
で発揮させるためにはl2寸法をl1と等しくするこ
とが必要となる。これを実現化するためには接合
部品1の柱フランジ2と接合されるl2側の底板部
4が長くなり、形状的に大きくなつて接合部品の
原価が増大するとともに建方中の取扱も不便とな
る問題があつた。
本考案はこれらの問題点を解決するためになさ
れたものである。
〔問題を解決すべき手段〕
以下、本考案の実施例を示す第1図〜第4図に
よつて説明する。
本考案の柱とはりの接合部品は、幾何的には、
底板部9における突出部8,11のそれぞれの側
面からそれぞれのボルト穴12,13までの距離
l1,l2について、l1>l2の関係をもたせながら、両
側の引張ボルトの耐力が同等の効率で発揮される
ように接合部品7,10の底板部9の厚みt1とt2
を変化させたものである。この場合、力学的に
は、 l1/l2≒3√t1/t2〜l1/l2≒√t1/t2 の条件をみたすように構成し、l1がl2より大きい
場合t1はt2より大きくする。
第1図に示す実施例においては、本考案の接合
部品7は、柱フランジに取付ける底板部9の厚み
t1,t2を突出部8の付け根から端部にかけて同厚
にした例が示されている。
また、上記厚みt1,t2は、第2図に示すよう
に、底板部9端部より突出部8付け根にむけて勾
配をつけるとともに突出部8両側の底板部9の厚
みを変化させた形状とすることもできる。
上記第1図と第2図においては、本考案の接合
部品7がはりフランジ3と摩擦ボルト5によつて
接合するタイプのものを示しているが、第3図及
び第4図に10として示すように、底板部9の厚
みt1,t2とl1,l2とのそれぞれを上述の関係にすれ
ば、ボルト接合に代えて突出部11をはりフラン
ジと溶接するタイプのものでも同様の効果があ
る。
〔考案の効果〕
本考案により以下の効果が奏せられる。
柱とはりの接合部品の小形化が可能となり原
価低減がはかれる。
建方時の現場作業において、接合部品の取扱
いが容易になり、工期短縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本考案の実施例を示す。第
1図,第2図は本考案によるボルトタイプの柱と
はりの接合部品を示し、第3図、第4図は本考案
による溶接タイプの接合部品を示す。 第5図及び第6図は従来例を示す。第5図は従
来のH形鋼より切出した柱とはりの接合部品を示
し、第6図は従来の接合部品を用いた柱とはりの
接合部を示す。 7,10:柱とはりの接合部品、8,11:突
出部、9:底板部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底板部を柱とボルト接合し、突出部をはりフラ
    ンジとボルトまたは溶接接合する接合部品におい
    て、突出部8,11両側の底板部9に設けられた
    ボルト穴12,13から突出部8,11までの距
    離l1,l2が左右で異なり、かつ、前記距離の大き
    い側の底板部9の厚みt1を他側の底板部9の厚み
    t2よりも大きくしたことを特徴とする柱とはりの
    接合部品。
JP5851985U 1985-04-19 1985-04-19 Expired JPH0245361Y2 (ja)

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JPS61176306U JPS61176306U (ja) 1986-11-04
JPH0245361Y2 true JPH0245361Y2 (ja) 1990-11-30

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