JPH0542363A - 鉄骨柱と鉄骨梁との溶接による接合方法 - Google Patents

鉄骨柱と鉄骨梁との溶接による接合方法

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JPH0542363A
JPH0542363A JP22240391A JP22240391A JPH0542363A JP H0542363 A JPH0542363 A JP H0542363A JP 22240391 A JP22240391 A JP 22240391A JP 22240391 A JP22240391 A JP 22240391A JP H0542363 A JPH0542363 A JP H0542363A
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steel
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steel beam
column
welding
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JP22240391A
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English (en)
Inventor
Sakatoshi Ito
栄俊 伊藤
Osamu Ishii
修 石井
Kazuhiro Inoue
一博 井ノ上
Mamoru Kimura
衛 木村
Hirofumi Kaneko
洋文 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】鉄骨梁の加工が容易で、鉄骨梁の全断面を鉄骨
柱に溶接できる鉄骨柱と鉄骨梁との溶接による接合方法
を提供すること。 【構成】裏当金13の傾斜面13aのある側を、鉄骨梁
12のフランジ12aの内側の面に当て、裏当金13の
先端をウェブ12b面に当てて、裏当金13をウェブ1
2bに溶接w1し、ウェブの端面12b3を鉄骨柱の表面
11aに対面させ、裏当金の傾斜面13a、切除した部
分に面するウェブの面および鉄骨柱の表面で囲まれる空
間を溶融金属で埋めて溶接w2し、かつ裏当金の外側面
13b、前記溶接部の表面、鉄骨柱の表面11a、フラ
ンジの傾斜面12a1等で囲まれる空間を溶融金属で埋
めて溶接w3するものである。 【効果】鉄骨梁に施す加工が簡単で自動的な機械加工で
対処でき、全断面を鉄骨柱に溶接できるから、欠陥の誘
発を完全に防止でき、合理的な構造設計が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄骨柱と鉄骨梁との
溶接による接合方法、特に、ウェブにスカラップを形成
しない接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鉄骨柱と鉄骨梁との結合に使われ
ている接合方法には、たとえば、次のようなものがあ
る。鉄骨柱1の表面1aにH形鋼の鉄骨梁2を溶接する
場合の接合方法が図16および図17に示されてあり、
この接合方法は、鉄骨梁2のウェブの上方および下方の
部分に、その部分を所定半径の円弧線等に沿って切除し
てスカラップ2cを形成し、スカラップ2cの上方およ
び下方のフランジ2aに加工を施し、所定開先角度θの
傾斜面2a1と、この傾斜面2a1の下端部に連なり鉄骨
柱1の表面1aとの間に所定の間隔をおいた端面2a2
とを形成し、スカラップ2cに対応するフランジの内側
面13a3に、表面が平らで細長い鋼板を当てて溶接に
より鉄骨梁2に固定して、裏当金3とする。それから、
裏当金3の上側面3a、鉄骨柱1の表面1a、鉄骨梁2
のフランジ2aの傾斜面2a1および端面2a2で囲まれ
る空間を溶融金属で埋め、鉄骨梁2のフランジ2aを鉄
骨柱1に溶接し、かつ鉄骨梁2のウェブ2bの端面2b
1を鉄骨柱1の表面1aに溶接するものである。図18
ないし図22に示す接合方法は、接合しようとする鉄骨
梁2のフランジ2aおよびウェブ2bの端部を所定の開
先角度θで切除して、フランジ2aの傾斜面2a1とウ
ェブ2bの傾斜面2b2とを形成し、裏当金3を矩形状
の鋼板で形成し、その中央に鉄骨梁2のウェブ部2bを
嵌合する溝孔3aを形成し、溝孔3aの両側の上側に鉄
骨梁2のフランジ部2aとウェブ部2bとの結合部の円
弧状部(フイレット)の曲面に合致する円弧状面3bを
形成し、溝孔3aにより切断されない中央の部分3cの
下側の孔底面を前記開先角度θと略一致する角度θ’の
傾斜面3c1にする。図22に示すように、鉄骨梁2の
ウェブ2bの端部の傾斜面2b2に、裏当金3の傾斜面
3c1が当たるように、裏当金3の溝孔3aを鉄骨梁2
の端部のウェブ2bに嵌め、裏当金3の上側面3dをフ
ランジ2aの端部の内側面に当接させて、裏当金3を鉄
骨梁2に溶接等により固定し、裏当金3を固定した鉄骨
梁2を鉄骨柱1に対面させ、裏当金3の上側面3d、鉄
骨柱1の表面1aおよび鉄骨梁2のフランジ2aの傾斜
面2a1で囲まれる空間を溶融金属で埋め、鉄骨梁2の
フランジ2aを鉄骨柱1に溶接し、かつ鉄骨梁2のウェ
ブ2bの端面2b1を鉄骨柱1の表面1a1に溶接するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図16および図17に
示す接合方法は、スカラップがあることにより、鉄骨梁
の端部の加工が複雑になり、応力が最大の鉄骨梁のウェ
ブの部分が切除により欠損ができ、鉄骨梁のウェブを必
要以上の厚さにする必要が生じ、不経済である。また、
地震時等にこの切除したスカラップの部分が誘因にな
り、スカラップの上隅のウェブとフランジとの接合部付
近から、破損が進み、鉄骨梁のフランジが破断すること
も懸念される(実験的に多数の例が見られる)という欠
点がある。図18および図22に示す接合法は、鉄骨梁
のウェブにスカラップを形成しないものであるが、溝孔
3aにより切断されない中央の部分3cの端面3c2
鉄骨柱の表面に接触させた状態にして、裏当金3の上側
面3d、曲面部3b、鉄骨梁2のフランジ2aの傾斜面
2a1および鉄骨柱1の表面1a1で囲まれる空間を溶融
金属で埋めて溶接するため、裏当金3の中央の切断され
ない部分3cの端面3c2の部分が鉄骨柱1の表面1a
に溶接されず、鉄骨梁2の端面の全てを鉄骨柱1に溶接
できない欠点がある。この発明の解決しようとする課題
は、前述の従来技術が具有する欠点をもたない鉄骨柱と
鉄骨梁との溶接による接合方法を提供すること、換言す
ると、鉄骨梁の端面の加工が容易で、鉄骨梁の端面の全
てを鉄骨柱に溶接できる鉄骨柱と鉄骨梁との溶接による
接合方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するための手段として、次の構成を採用する。この
発明の構成は、鉄骨柱と鉄骨梁とを溶接により接合する
接合方法において、鉄骨梁の端部のフランジの部分を所
定切除幅で切除し、鉄骨梁のウェブの端部を幅が前記切
除幅と略同じで長さがフイレットの寸法に略一致するよ
うに切除し、切除部の近傍のフランジの外側を開先角度
で切除して傾斜面を形成し、裏当金を細長い鋼板で形成
し、裏当金の一方の端に傾斜面または円弧状面を形成
し、裏当金の傾斜面または円弧状面のある側を、鉄骨梁
の切除部の近傍のフランジの内側の面に当て、裏当金の
先端を切除部の近傍のウェブの面に当てて、裏当金を鉄
骨梁のウェブに溶接し、鉄骨梁のウェブの端面を鉄骨柱
の表面に対面させ、裏当金の傾斜面または円弧状面、切
除部に面するウェブの面および鉄骨柱の表面で囲まれる
空間を溶融金属で埋めて溶接し、かつ裏当金の外側面、
前記溶接部の表面、鉄骨柱の表面、フランジの傾斜面等
で囲まれる空間を溶融金属で埋めて溶接し、鉄骨梁のウ
ェブの端面を鉄骨柱の表面に溶接することを特徴とする
鉄骨柱と鉄骨梁との溶接による接合方法にある。鉄骨柱
としては、たとえば、H形鋼、クロスH形鋼、角鋼管等
を使い、鉄骨梁としては、フランジとウェブとがあるも
の、たとえば、H形鋼を使う。切除部に面するフランジ
の外側を開先角度θで切除して傾斜面を形成しておく
と、溶接しやすい。一般的には、開先角度θは35゜程
度にする。目視する必要のないときは、この傾斜面が要
らない場合もある。この傾斜面の形成を省略すると、鉄
骨梁の溶接する端部に施す切削加工が非常に簡単にな
る。
【0005】好ましい実施形態においては、幅が切除幅
より大きく厚さがフィレット深さと略一致する四角形断
面の鋼材で裏当金を構成する。裏当金の傾斜面の傾斜角
度は略45゜程度であり、裏当金の円弧状面はその円弧
の半径をフィレットの円弧状面の半径と略一致させて形
成した凸曲面にする。裏当金をフランジの内側面に当て
る場合に、傾斜面または円弧状面が形成してあると、フ
ィレットが邪魔にならずに、裏当金の傾斜面または円弧
状面のある側の面をフランジの内側面の正確に当接する
ことができる。裏当金の端面をウェブ部の端面より少々
突出させて裏当金を鉄骨梁に溶接しておくと、裏当金の
端面を鉄骨柱の表面に当てると、鉄骨梁のウェブの端面
と鉄骨柱の表面との間に所定の隙間を容易に形成するこ
とができる。梁鉄骨の端のウェブの角隅部を略扇形状に
切除して、切除部に面するウェブの面を円弧状面を含む
形状にすると、切削加工および溶接作業が容易になる。
また、フランジおよびウェブの切除幅(おい込み寸法)
は、たとえば、フィレット深さ程度にする。
【0006】
【実施例】実施例1を図1ないし図14を使って説明す
る。鉄骨梁12のフランジ12aおよびウェブ12bの
溶接しようとする端の上側および下側に切削加工を施
す。鉄骨梁の端の上側および下側に施す切削加工等のや
り方が同じであるから、鉄骨梁の端の上側についてだけ
説明する。図1および図2に示すように、フランジ12
aの端の部分を切削して幅b1の切除部E1を切除し、
ウェブ部12bの部分を同じ幅b1で長さl1だけ切削し
て切除部E2を切除する。長さl1は鉄骨梁12のフイ
レット12cのウェブの幅方向の寸法(この寸法をこの
明細書ではフィレット深さという)に略一致させる。次
に、図4および図5に示すように、開先角度θでフラン
ジ12aの端部の上側を切削して切除部E3を切除し
て、傾斜面12a1を形成する。フランジ12aの端部
に切除しない端面12a2を残す。この端面12a2と切
除部E2に面するウェブ12bの面12b1とは面一で
ある。端面12a2の上下方向の幅は、たとえば、0〜
2mmとする。なお、図3に示すように、梁鉄骨12の
ウェブ12bの部分を切削して、略扇形状の切除部E
2’を切除し、切除部E2’に面するウェブの端面を円
弧状面12b4を含む面にすると、切削加工が簡単にな
り、溶接作業もしやすい。裏当金13は、図6および図
7に示され、幅b2が切除幅(おい込み寸法)b1よりも
大きく厚さt1がフイレット深さ以上の矩形断面の鋼板
の一方の端13aを略45゜の角度で切除し、傾斜面1
3a1を形成してある。傾斜面13a1の代りに、この部
分にフイレット12cの円弧状曲面と略一致する円弧状
の凸曲面を形成してもよい。
【0007】裏当金13、13の上面13bを、図6お
よび図7に示すように、鉄骨梁11の切除部E1の近傍
のフランジ12aの下面12a3にそれぞれ当て、各裏
当金13、13の傾斜面13aの先端を切除部E2の下
側のウェブ12bの両側の側面に当て、裏当金13、1
3の端面13cをウェブ部12bの端面より少々突出さ
せて、図8および図9に示すように、裏当金13、13
を鉄骨梁12のウェブ12b等に溶接w1する。次に、
鉄骨梁12のウェブ12bの端面12b3を鉄骨柱11
の表面11aに対面させ、図10に示すように、裏当金
13の端面13cを鉄骨柱11の表面11aに当てる。
図11および図12に示すように、裏当金13の傾斜面
13a、切除部E2に面するウェブ部12bの面12b
1、12b2、鉄骨柱の表面11aで囲まれる空間を溶融
金属で埋めて溶接w2する。さらに、図13および図1
4に示すように、裏当金13の上面13b、溶接w2
た溶接部の表面、鉄骨柱11の表面11a、フランジの
傾斜面12a1および端面12a2で囲まれる空間を溶融
金属で埋めて溶接w3する。なお、適宜の段階におい
て、ウェブ12bの端面12b3を鉄骨柱11の表面1
1aに溶接w4する。実施例2が図15に示され、鉄骨
梁12のフランジ12aの端の部分を切削して幅b3
切除部を切除し、ウェブ部12bの端の部分を切削して
幅が前記幅b3と同じで長さがフイレット深さ程度の切
除部を切除し、フランジ12aの端部の開先角度での切
除を省略したものである。裏当金13や溶接の仕方等は
実施例1と同じであるから、その説明は省略する。実施
例2によると、鉄骨梁12の溶接する端部に施す切削加
工が非常に容易になる。
【0008】
【発明の作用効果】この発明の接合方法は、鉄骨梁の端
部のフランジの部分を所定切除幅で切除し、鉄骨梁のウ
ェブの端部を幅が前記切除幅と略同じで長さがフイレッ
ト深さに略一致するように切除し、切除部の近傍のフラ
ンジの外側を開先角度で切除して傾斜面を形成し、裏当
金を細長い鋼板で形成し、裏当金の一方の端に傾斜面ま
たは円弧状面を形成し、裏当金の傾斜面または円弧状面
のある側を、鉄骨梁の切除部の近傍のフランジの内側の
面に当て、裏当金の先端を切除部の近傍のウェブの面に
当てて、裏当金を鉄骨梁のウェブに溶接し、鉄骨梁のウ
ェブの端面を鉄骨柱の表面に対面させ、裏当金の傾斜面
または円弧状面、切除部に面するウェブの面および鉄骨
柱の表面で囲まれる空間を溶融金属で埋めて溶接し、か
つ裏当金の外側面、前記溶接部の表面、鉄骨柱の表面、
フランジの傾斜面等で囲まれる空間を溶融金属で埋めて
溶接し、鉄骨梁のウェブの端面を鉄骨柱の表面に溶接す
るものであることからして、 (イ)鉄骨梁の溶接する部分への加工は、簡単であり、
自動的な機械加工で対処することができる。 (ロ)鉄骨梁のフランジおよびウェブの全断面が鉄骨柱
に溶接されることになるから、従来の接合方法で懸念さ
れているスカラップの端や溶接されない部分の端からの
欠陥の誘発を完全に防止することができる。 (ハ)鉄骨梁の全断面が鉄骨柱に溶接されることによ
り、合理的な構造設計が可能になる。 なお、フランジの開先角度の傾斜面の形成を省略する
と、鉄骨梁の溶接する端部に施す加工が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の切除の仕方を示す鉄骨梁の正面図
【図2】図1に示すもの側面図
【図3】実施例1の他の切除の仕方を示す鉄骨梁の正面
【図4】実施例1の開先角度での切除の仕方等を示す鉄
骨梁の正面図
【図5】図4に示すもの側面図
【図6】実施例1の鉄骨梁と裏当金と関係を示す正面図
【図7】図6に示すもの側面図
【図8】実施例1の鉄骨梁と裏当金との接合の仕方を示
す正面図
【図9】図8に示すもの側面図
【図10】実施例1の鉄骨柱と鉄骨梁との関係を示す正
面図
【図11】実施例1の鉄骨柱と鉄骨梁との接合の工程の
一部を示す正面図
【図12】図11に示すもの側面図
【図13】実施例1の鉄骨柱と鉄骨梁との接合の工程の
一部を示す正面図
【図14】図13に示すもの側面図
【図15】実施例2の切除の仕方を示す鉄骨梁の正面図
【図16】スカラップを形成する従来の接合法による鉄
骨構造体の仕口の正面図
【図17】図16に示すものの要部を拡大して示す正面
【図18】スカラップを形成しない従来の接合法に使う
裏当金の平面図
【図19】図18に示すものの正面図
【図20】図19に示すものをそのA−A線で断面した
側面図
【図21】図18に示す裏当金の斜視図
【図22】図18に示す裏当金を使う従来の接合法の鉄
骨柱、鉄骨梁および裏当金の関係を示す正面図
【符号の説明】
11 鉄骨柱 11a 鉄骨柱の表面 12 鉄骨梁 12a フランジ 12a1 傾斜面 12a2 端面 12b ウェブ 12b1 切除部に面する面 12b2 切除部に面する面 12b3 端面 13 裏当金 13a 傾斜面 13b 上面 13c 端面 E1 切除部 E2 切除部 E3 切除部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 衛 東京都江東区南砂二丁目5番14号 竹中工 務店 技術研究所内 (72)発明者 金子 洋文 東京都江東区南砂二丁目5番14号 竹中工 務店 技術研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄骨柱と鉄骨梁とを溶接により接合する接
    合方法において、鉄骨梁の端部のフランジの部分を所定
    切除幅で切除し、鉄骨梁のウェブの端部を幅が前記切除
    幅と略同じで長さがフイレット深さに略一致するように
    切除し、切除部の近傍のフランジの外側を開先角度で切
    除して傾斜面を形成し、裏当金を細長い鋼板で形成し、
    裏当金の一方の端に傾斜面または円弧状面を形成し、裏
    当金の傾斜面または円弧状面のある側を、鉄骨梁の切除
    部の近傍のフランジの内側の面に当て、裏当金の先端を
    切除部の近傍のウェブの面に当てて、裏当金を鉄骨梁の
    ウェブに溶接し、鉄骨梁のウェブの端面を鉄骨柱の表面
    に対面させ、裏当金の傾斜面または円弧状面、切除部に
    面するウェブの面および鉄骨柱の表面で囲まれる空間を
    溶融金属で埋めて溶接し、かつ裏当金の外側面、前記溶
    接部の表面、鉄骨柱の表面、フランジの傾斜面等で囲ま
    れる空間を溶融金属で埋めて溶接し、鉄骨梁のウェブの
    端面を鉄骨柱の表面に溶接することを特徴とする鉄骨柱
    と鉄骨梁との溶接による接合方法。
  2. 【請求項2】鉄骨柱と鉄骨梁とを溶接により接合する接
    合方法において、鉄骨梁の端部のフランジの部分を所定
    切除幅で切除し、鉄骨梁のウェブの端部を幅が前記切除
    幅と略同じで長さがフイレット深さに略一致するように
    切除し、裏当金を細長い鋼板で形成し、裏当金の一方の
    端に傾斜面または円弧状面を形成し、裏当金の傾斜面ま
    たは円弧状面のある側を、鉄骨梁の切除部の近傍のフラ
    ンジの内側の面に当て、裏当金の先端を切除部の近傍の
    ウェブの面に当てて、裏当金を鉄骨梁のウェブに溶接
    し、鉄骨梁のウェブの端面を鉄骨柱の表面に対面させ、
    裏当金の傾斜面または円弧状面、切除部に面するウェブ
    の面および鉄骨柱の表面で囲まれる空間を溶融金属で埋
    めて溶接し、かつ裏当金の外側面、前記溶接部の表面、
    鉄骨柱の表面、フランジの傾斜面等で囲まれる空間を溶
    融金属で埋めて溶接し、鉄骨梁のウェブの端面を鉄骨柱
    の表面に溶接することを特徴とする鉄骨柱と鉄骨梁との
    溶接による接合方法。
  3. 【請求項3】幅が切除幅より大きく厚さがフィレット深
    さと略一致する四角形断面の鋼材で裏当金を構成するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の鉄骨柱と鉄骨梁
    との溶接による接合方法。
  4. 【請求項4】裏当金の傾斜面の角度が略45゜であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つの項記
    載の鉄骨柱と鉄骨梁との溶接による接合方法。
  5. 【請求項5】裏当金の円弧状面がフィレットの円弧状面
    の半径と略一致する半径の凸曲面であることを特徴とす
    る請求項1ないし3のいずれか一つの項記載の鉄骨柱と
    鉄骨梁との溶接による接合方法。
  6. 【請求項6】裏当金の端面をウェブの端面より少々突出
    させて裏当金を鉄骨梁に溶接し、裏当金の端面を鉄骨柱
    の表面に当て、鉄骨梁のウェブの端面と鉄骨柱の表面と
    の間に隙間を形成することを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれか一つの項記載の鉄骨柱と鉄骨梁との溶接に
    よる接合方法。
  7. 【請求項7】梁鉄骨の端のウェブの角隅部を略扇形状に
    切除して、切除部に面するウェブの面を円弧状面を含む
    形状にすることを特徴とする請求項1ないし6のいずれ
    か一つの項記載の鉄骨柱と鉄骨梁との溶接による接合方
    法。
JP22240391A 1991-08-08 1991-08-08 鉄骨柱と鉄骨梁との溶接による接合方法 Pending JPH0542363A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014005692A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Takenaka Komuten Co Ltd 柱梁接合構造及び柱梁接合方法
JP2015052247A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 株式会社竹中工務店 柱梁接合構造
JP2016120510A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 株式会社大林組 接合方法

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