JP3023423U - コラム溶接用裏当て金 - Google Patents
コラム溶接用裏当て金Info
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- JP3023423U JP3023423U JP1995010454U JP1045495U JP3023423U JP 3023423 U JP3023423 U JP 3023423U JP 1995010454 U JP1995010454 U JP 1995010454U JP 1045495 U JP1045495 U JP 1045495U JP 3023423 U JP3023423 U JP 3023423U
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】コラム(鉄骨柱)とダイヤフラム(梁)とのコ
ラム溶接における溶接部分の突き合わせ箇所に保持さ
れ、コラムとダイヤフラムとを突き合わせ状態に保持す
るためのコラム溶接用裏当て金に関する。 【解決手段】コラムとダイヤフラムとの仮付け溶接等に
おける溶接部分の突き合わせ箇所に保持されるコラム溶
接用裏当て金であって、ダイヤフラムへの突き合わせ箇
所の端部の外周面に切り欠きを設けたことを特徴とす
る。
ラム溶接における溶接部分の突き合わせ箇所に保持さ
れ、コラムとダイヤフラムとを突き合わせ状態に保持す
るためのコラム溶接用裏当て金に関する。 【解決手段】コラムとダイヤフラムとの仮付け溶接等に
おける溶接部分の突き合わせ箇所に保持されるコラム溶
接用裏当て金であって、ダイヤフラムへの突き合わせ箇
所の端部の外周面に切り欠きを設けたことを特徴とす
る。
Description
【0001】
この考案は、コラム(鉄骨柱)とダイヤフラム(梁)とのコラム溶接における 溶接部分の突き合わせ箇所に保持され、コラムとダイヤフラムとを突き合わせ状 態に保持するためのコラム溶接用裏当て金に関するものである。
【0002】
従来、このようなコラム溶接用裏当て金として知られているものとして、コラ ムとダイヤフラムとの溶接等における溶接部分の突き合わせ箇所を仮付け溶接す る際に、溶接部分の突き合わせ箇所に仮溶接等で保持される平板状の裏当て金が 周知である(特開平6−126444号および特開平6−126445号等参照 )。
【0003】 また下向きの姿勢で溶接する突き合わせ溶接の開先に向けて下方から突出し、 かつ溶接部材の接する側面が鉛直な方向の平面に形成されている凸部を設けた裏 当て金も公知である(特開平5−24190号参照)。
【0004】 そして図3および図4のように、コラム11とダイヤフラム12との溶接等に おける溶接部分の突き合わせ箇所を仮付け溶接する際には、突き合わせ部分が確 実に溶接されるようにコラム11側の端面を斜めに切り欠いて溶接面13を広げ ることが行なわれている。14はコラム溶接用裏当て金である。
【0005】
しかしながら、上述のように突き合わせ部分が確実に溶接されるようコラム1 1の端面を斜めに切り欠いて溶接面13を広げることが行なわれてはいるが、コ ラム溶接用裏当て金14自体にはなんの加工も施されておらず、これを使用して ダイヤフラム12に仮付け溶接する際に発生した溶接欠陥が、溶接作業を経た後 も残りやすいという欠点があった。
【0006】 さらにこのようなコラム溶接用裏当て金14は、図7および図8のように、平 板を曲げ加工して四辺形断面としたものであるが、その際に折り曲げた角のR部 15は幅方向への張り出してしまい、これをダイヤフラム12に突き当てる際に 肌すきが生じて溶接欠陥となりやすいという問題があった。
【0007】 この考案のコラム溶接用裏当て金は、従来例の上記欠点を解消したもので、コ ラム溶接用裏当て金のダイヤフラムへの仮付け溶接が確実に行なわれるとともに 溶接欠陥が生じにくく、かつコラム溶接用裏当て金とダイヤフラムとの密着性が 良好で溶接欠陥を確実に防止できるコラム溶接用裏当て金を提供しようとするも のである。
【0008】
すなわちこの考案のコラム溶接用裏当て金は、コラムとダイヤフラムとの仮付 け溶接等における溶接部分の突き合わせ箇所に保持されるコラム溶接用裏当て金 であって、ダイヤフラムへの突き合わせ箇所の端部の外周面に切り欠きを設けた ことを特徴とするものである。
【0009】 またこの考案のコラム溶接用裏当て金においては、切り欠きがコラム溶接用裏 当て金の端部に向かって先細り状に傾斜したことも特徴の1つである。
【0010】 さらにこの考案のコラム溶接用裏当て金は、コラムとダイヤフラムとの仮付け 溶接等における溶接部分の突き合わせ箇所に保持されるコラム溶接用裏当て金を 、平板を曲げ加工して四辺形断面とするとともに、その際に生じる角のR部の幅 方向への張り出しを平面化してダイヤフラムとの密着性を改善したことをも特徴 とするものである。
【0011】 またこの考案のコラム溶接用裏当て金においては、R部の幅方向への張り出し をプレス加工により平面化してダイヤフラムとの密着性を改善したことも特徴の 1つである。
【0012】
以下図面に基いて、この考案のコラム溶接用裏当て金の実施の形態について詳 細に説明する。
【0013】 図1および図2において、1はコラムで、このコラム1とダイヤフラム2との 溶接部分の突き合わせ箇所にはコラム溶接用裏当て金3が保持されている。なお 上記コラム1のダイヤフラム2への突き合わせ箇所は、確実に溶接されるように 当該箇所の端面4を斜めに切り欠いて溶接面を広げている。
【0014】 上記コラム溶接用裏当て金3には、ダイヤフラム2への突き合わせ箇所の端部 の外周面に、内奥に向かって幅狭になるよう切り欠き5が設けてある。この切り 欠き5は、コラム溶接用裏当て金3の外周面に適宜間隔で設けられており、また コラム1のダイヤフラム2との溶接部分の突き合わせ箇所の端面4と同様の傾斜 面に形成されている。もちろん、切り欠き5は他の凹面形状であってもよい。
【0015】 したがって、この考案のコラム溶接用裏当て金を用いてコラム1とダイヤフラ ム2とを溶接するには、先ずダイヤフラム2の所定位置にコラム溶接用裏当て金 3の切り欠き5の端面を仮溶接する。次いで、コラム1の突き合わせ箇所の端面 4をコラム溶接用裏当て金3上において溶接作業が行なわれる。
【0016】 その際コラム溶接用裏当て金3は、切り欠き5の部分においてダイヤフラム2 に確実に溶接されているので、溶接不良の生じることがない。
【0017】 図5および図6はこの考案の他の実施例を示すものである。この実施例におい て、平板を曲げ加工して四辺形断面としたコラム溶接用裏当て金14は、折り曲 げた角のR部15における幅方向への張り出し部分がプレス加工によって平面化 されている。したがってコラム溶接用裏当て金14はダイヤフラム12との密着 性が改善され、溶接欠陥を生じることがない。16は仮溶接用の切り欠きである 。
【0018】 上記において、コラム溶接用裏当て金14のR部15における幅方向への張り 出し部分を、プレス加工によって平面化した例を示したが、研削その他の手段で 平面化してもよいことはもちろんである。
【0019】
この考案のコラム溶接用裏当て金は上記のように構成したので、ダイヤフラム へ仮付け溶接する際に発生した溶接欠陥が、溶接作業を経た後も残ってしまうこ とのないコラム溶接用裏当て金を提供することが可能である。
【0020】 さらにこのような平板を曲げ加工して四辺形断面としたコラム溶接用裏当て金 において、折り曲げた角のR部が幅方向への張り出してしまい、これをダイヤフ ラムに突き当てる際に肌すきが生じて溶接欠陥となりやすいというを解消したコ ラム溶接用裏当て金を提供するものである。
【0021】 またこの考案のコラム溶接用裏当て金は非常に簡単な構造で、しかも上述のよ うに確実に溶接することができるコラム溶接用裏当て金を、低コストで提供する ことが可能である。
【図1】この考案のコラム溶接用裏当て金の一実施例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図2】その要部を示す概略断面図である。
【図3】従来例を示す平面図である。
【図4】その要部を示す概略断面図である。
【図5】この考案のコラム溶接用裏当て金の他の実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図6】その要部を示す概略断面図である。
【図7】他の従来例を示す斜視図である。
【図8】その要部を示す概略断面図である。
1 コラム 2 ダイヤフラム 3 コラム溶接用裏当て金 4 突き合わせ箇所の端面 5 切り欠き 11 コラム 12 ダイヤフラム 13 溶接面 14 コラム溶接用裏当て金 15 R部 16 切り欠き
Claims (4)
- 【請求項1】 コラムとダイヤフラムとの仮付け溶接等
における溶接部分の突き合わせ箇所に保持されるコラム
溶接用裏当て金であって、ダイヤフラムへの突き合わせ
箇所の端部の外周面に切り欠きを設けたことを特徴とす
るコラム溶接用裏当て金。 - 【請求項2】 切り欠きがコラム溶接用裏当て金の端部
に向かって先細り状に傾斜してなる請求項1に記載のコ
ラム溶接用裏当て金。 - 【請求項3】 コラムとダイヤフラムとの仮付け溶接等
における溶接部分の突き合わせ箇所に保持されるコラム
溶接用裏当て金を、平板を曲げ加工して四辺形断面とす
るとともに、その際に生じる角のR部の幅方向への張り
出しを平面化してダイヤフラムとの密着性を改善したこ
とを特徴とするコラム溶接用裏当て金。 - 【請求項4】 R部の幅方向への張り出しをプレス加工
により平面化してダイヤフラムとの密着性を改善してな
る請求項3に記載のコラム溶接用裏当て金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995010454U JP3023423U (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | コラム溶接用裏当て金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995010454U JP3023423U (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | コラム溶接用裏当て金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3023423U true JP3023423U (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=43158694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995010454U Expired - Lifetime JP3023423U (ja) | 1995-10-03 | 1995-10-03 | コラム溶接用裏当て金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3023423U (ja) |
-
1995
- 1995-10-03 JP JP1995010454U patent/JP3023423U/ja not_active Expired - Lifetime
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