JP2741828B2 - 集合ブランク部材 - Google Patents

集合ブランク部材

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JP2741828B2
JP2741828B2 JP5009170A JP917093A JP2741828B2 JP 2741828 B2 JP2741828 B2 JP 2741828B2 JP 5009170 A JP5009170 A JP 5009170A JP 917093 A JP917093 A JP 917093A JP 2741828 B2 JP2741828 B2 JP 2741828B2
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勝行 熊代
幸久 綿野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板厚の異なる板材同士
を互いに溶接してなり、後に所望の形状にプレス成形さ
れる集合ブランク部材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車車体の構成部品であるサ
イドパネル等を成形する場合、板厚の異なる複数の板材
同士の端部を突き合わせ、その突き合わせ縁を溶接して
素材平板を得た後、この素材平板を所望の構成部品形状
に沿ってプレス成形することが行われている(特公昭4
4−24763号公報参照)。
【0003】ところで、この種のプレス成形に際して、
各板厚の異なる板材同士の溶接部位端縁部が伸びフラン
ジ成形となり、該プレス成形時に前記溶接部位端縁部に
応力集中に起因して亀裂等が発生することがある。この
ため、実開平3−24371号に開示されているよう
に、各鋼板の接合端部を予め突状片に構成し、溶接後に
該突状片を切り欠いて除去部を形成することにより、プ
レス成形時の応力集中を緩和するものが知られている
(以下、第1従来例という)。
【0004】また、プレス成形後のトリミング時に不要
部分を除去するという観点から、溶接部位端縁部の両側
に予め設けられた不要部分に切欠部を形成することによ
り、該溶接部位端縁部に応力集中が発生することを回避
するものが知られている(以下、第2従来例という)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1従来例では、各鋼板に予め突状片を設ける一方、溶接
後にこの突状片を切除する作業が必要となり、工程数が
増加して生産性が低下するという問題が指摘されてい
る。
【0006】また、上記第2従来例では、不要部分が多
くなって板材の歩留りが低下するとともに、特に板厚の
異なる板材同士を溶接する際に切欠部の位置を設定する
作業が困難となるという問題が生じている。
【0007】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、板厚の異なる板材同士を接合するとともに、その
接合端部に応力集中が発生することを確実に阻止するこ
とが可能な集合ブランク部材を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、板厚の異なる板材同士を互いに溶接し
て構成され、後にプレス成形される集合ブランク部材で
あって、厚板側の第1板材には、前記プレス成形時に薄
板側の第2板材側への伸びを規制するための複数の孔部
が、前記第2板材との溶接部位端縁部に近接して設けら
れることを特徴とする。
【0009】
【0010】
【作用】本発明の集合ブランク部材では、それぞれ板厚
の異なる第1板材と第2板材とが突き合わせ溶接される
とともに、厚板側の第1板材に複数の孔部が設けられて
いる。従って、この集合ブランク部材にプレス成形作業
を施す際に、厚板側の第1板材側から薄板側の第2板材
側に伸びが集中することがなく、前記第1板材と第2板
材との板厚差に起因する部分的な応力集中の発生を確実
に阻止することができる。
【0011】
【実施例】本発明に係る集合ブランク部材について実施
例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
【0012】図1において、参照符号10は、本実施例
に係る集合ブランク部材を示す。この集合ブランク部材
10は、自動車車体の構成部品である、例えばサイドパ
ネルを構成するものであり、板厚の異なる板材、すなわ
ち厚板側のフロントピラー部(第1板材)12およびセ
ンタピラー部(第1板材)14と、薄板側のサイドシル
部(第2板材)16等とを互いに突き合わせ溶接して形
成される。フロントピラー部12とサイドシル部16お
よびセンタピラー部14とサイドシル部16との突き合
わせ縁には、それぞれ溶接部位18、20が設けられ
る。
【0013】この集合ブランク部材10は、後にプレス
成形加工によりサイドパネルに対応した形状に成形され
るものであり、フロントピラー部12の溶接部位端縁部
22とセンタピラー部14の溶接部位端縁部24、26
との近傍に、開口部位28、30および32が設けられ
る。この開口部位28、30および32は、それぞれ複
数の小径な孔部34を備えている(図1および図2参
照)。
【0014】次に、このように構成される集合ブランク
部材10を製造する作業について説明する。
【0015】まず、厚板側のフロントピラー部12およ
びセンタピラー部14と、薄板側のサイドシル部16等
とが用意され、このフロントピラー部12およびセンタ
ピラー部14の端部とこのサイドシル部16の端部とが
互いに突き合わされる。そして、図示しない溶接機の作
用下にフロントピラー部12およびセンタピラー部14
の端部とサイドシル部16の端部との突き合わせ縁が溶
接され、溶接部位18および20が設けられる。
【0016】次いで、フロントピラー部12およびセン
タピラー部14の溶接部位端縁部22および24、26
に近接してそれぞれ複数の小径な孔部34が形成され
る。なお、この孔部34は、上記フロントピラー部12
およびセンタピラー部14とサイドシル部16とが突き
合わせ溶接される前に予め設けてもよい。
【0017】そこで、このように構成される集合ブラン
ク部材10は、図示しないプレス成形機によって所望の
サイドパネルに対応した形状に成形される。この場合、
集合ブランク部材10は、厚板側のフロントピラー部1
2およびセンタピラー部14と、薄板側のサイドシル部
16とが突き合わせ溶接されているため、この厚板側の
フロントピラー部12およびセンタピラー部14が薄板
側のサイドシル部16側に伸びてそれぞれの溶接部位端
縁部22、24および26に応力集中が生じ、亀裂発生
の要因となり易い。
【0018】しかしながら、本実施例では、フロントピ
ラー部12およびセンタピラー部14に、溶接部位端縁
部22、24および26に近接してそれぞれ複数の小径
な孔部34を備えた開口部位28、30および32が形
成されている。従って、プレス成形時に厚板側のフロン
トピラー部12およびセンタピラー部14に発生する伸
び量が増加するとともに、その伸びが薄板側のサイドシ
ル部16側に集中することを確実に阻止することができ
る。これによって、プレス成形加工時に亀裂等が発生す
ることがなく、高精度かつ効率的なプレス成形作業が遂
行されるという効果が得られる。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る集合ブランク部材によれ
ば、以下の効果乃至利点が得られる。
【0020】それぞれ板厚の異なる第1板材と第2板材
とが突き合わせ溶接されるとともに、厚板側の第1板材
複数の孔部が設けられている。従って、この集合ブラ
ンク部材にプレス成形作業を施す際に、厚板側の第1板
材側から薄板側の第2板材側に伸びが集中することがな
く、前記第1板材と第2板材との板厚差に起因する部分
的な応力集中の発生を確実に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る集合ブランク部材の全体
構成図である。
【図2】前記集合ブランク部材の要部拡大図である。
【符号の説明】
10…集合ブランク部材 12…フロントピラー部 14…センタピラー部 16…サイドシル部 18、20…溶接部位 22、24、26…溶接部位端縁部 28、30、32…開口部位 34…孔部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板厚の異なる板材同士を互いに溶接して構
    成され、後にプレス成形される集合ブランク部材であっ
    て、 厚板側の第1板材には、前記プレス成形時に薄板側の第
    2板材側への伸びを規制するための複数の孔部が、前記
    第2板材との溶接部位端縁部に近接して設けられること
    を特徴とする集合ブランク部材。
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WO2019138684A1 (ja) * 2018-01-11 2019-07-18 本田技研工業株式会社 ブランク材、該ブランク材のプレス成形方法及びプレス成形装置

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