JPH0618699Y2 - 結合素材の接合構造 - Google Patents

結合素材の接合構造

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JPH0618699Y2
JPH0618699Y2 JP9329189U JP9329189U JPH0618699Y2 JP H0618699 Y2 JPH0618699 Y2 JP H0618699Y2 JP 9329189 U JP9329189 U JP 9329189U JP 9329189 U JP9329189 U JP 9329189U JP H0618699 Y2 JPH0618699 Y2 JP H0618699Y2
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welding
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bonding
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和男 東
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、一対の結合素材を同一平面上でT字型に突合
せて溶接する結合素材の接合構造に関する。
〔従来の技術〕
矩形状の一対の鋼板の長辺と短辺とを同一平面上でT字
状に突き合せて、アーク溶接などで自動的に溶接する場
合、一方の鋼板の突合せ部である短辺の寸法や突合せ位
置のバラツキなどを考慮して、従来は一般に突合せ部の
両端の手前から溶接を開始し、終点からオーバーランさ
せた後溶接を終了させている。
この種の接合構造としては、実開昭61−24277号
公報に記載された提案がすでに公知である。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような従来の接合構造によると、突合せ部の手前
から溶接を開始するため、長辺側の鋼板の端面が溶融さ
れて、第5図及び第6図に示すように一対の鋼板1,2
の突合せ部3の溶接方向に対して手前側の鋼板1の端面
に球状の突起部4が発生することがあり、これは突合せ
部3の終点側についても同様である。
この結果、突合せ溶接終了後のプレス成形工程におい
て、この球状の突起部4がすべり込み抵抗となり、割れ
が発生するという問題があった。
なお、前記公報に記載された提案は自動車の車体構造に
おけるプレス粗形材の歩留りの向上を図ったものであ
り、上記プレス成形工程での問題については配慮されて
いなかった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、結合素
材の突合せ部端部に球状の突起部が発生することを防止
し、プレス成形性を安定させることのできる結合素材の
接合構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するために第1の結合素材の
一辺に第2の結合素材の前記第1の結合素材一辺より短
い一辺を突合せ溶接する結合素材の接合構造において、
前記第1の結合素材の前記第2の結合素材との突合せ部
の両端近傍に切込み部を形成して接合したものである。
〔作用〕
上記の構造によると、自動溶接の際に一対の結合素材の
突合せ部の両端における溶接開始及び溶接終了の位置が
それぞれ突合せ部の外側であっても、長手側の結合素材
の突合せ部両端近傍に切込み部が形成されているので、
この切込み部で溶接が開始及び終了し、球状の突起部が
発生することはない。従って後工程のプレス成形を安定
して行なうことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第4図に本考案の一実施例を示す。
例えば、第4図に実線で示すような自動車のボディのサ
イドメンバ10を製造する場合には、第3図に示すよう
にそれぞれフロントピラー、ルーフサイドレール、セン
タピラー、クオータピラー及びロッカを形成する結合素
材である鋼板11,12,13,14,15を、それぞ
れ突合せ部16,17,18,19,20,21を介し
て自動的に突合せ溶接を行なって構成している。
これらの鋼板のうちロッカ用の鋼板15の突合せ面に
は、後工程におけるプレス成形量が多いため予め凹部1
5a,15bが形成されている。反対にプレス成形量が
少ないルーフサイドレール用の鋼板12の突合せ面は直
線状となっている。
そして、この鋼板12の突合せ部16の図中右側、突合
せ部17の両側及び突合せ部18の図中左側には、それ
ぞれ第1図に拡大して例示するように、深さ2mm乃至3
mm、長さ約10mmの切込み部22が形成されている。同
様にロッカ15の突合せ部21の図中左側にも同様な切
込み部22が形成されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
例えば、突合せ部17を自動的に突合せ溶接する場合、
図示しない溶接トーチが溶接方向に対して手前側の切込
み部22に到達したとき溶接を開始し、後流側の切込み
部22に到達したときに溶接を終了するようにすれば、
これらの位置では鋼板12の端面が切欠かれているため
球状の溶融物が発生せず突起部が形成されない。
したがって、鋼板13の寸法や鋼板12に対する突合せ
位置がばらついていても、第2図に示すように良好な溶
接ビード端23を得ることができる。これはその他の突
合せ部においても同様である。
本実施例によれば、T字状の突合せ溶接において特に欠
陥の多く発生する溶接始点及び終点における凸状突起4
の発生を防止することができる。この結果、溶接された
鋼板11乃至15を次工程でプレスするときに、凸状突
起4が絞り型にひっかかることがなくなり、成形性が安
定する。
上記実施例では、自動車のボディのサイドメンバ10の
突合せ溶接について説明したが、他の部材の突合せ溶接
の場合に応用しても同様の効果を得ることができる。
〔考案の効果〕
上述した本考案によれば、結合素材の突合せ溶接部の端
部近傍に切込み部を形成したので、この部分に溶接によ
る球状の突起部の発生を防止し、後工程におけるプレス
成形性を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を示す平面図、第2図
は同じく斜視図、第3図は本実施例を適用した自動車の
サイドメンバを示す正面図、第4図は自動車のサイドメ
ンバを示す正面図、第5図は従来例の接合部を示す斜視
図、第6図は第5図のA−A線断面図である。 1,2,11〜15……鋼板(結合素材)、 16〜21……突合せ部、 22……切込み部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の結合素材の一辺に第2の結合素材の
    前記第1の結合素材一辺より短い一辺を突合せ溶接する
    結合素材の接合構造において、前記第1の結合素材の前
    記第2の結合素材との突合せ部の両端近傍に切込み部を
    形成して接合したことを特徴とする結合素材の接合構
    造。
JP9329189U 1989-08-08 1989-08-08 結合素材の接合構造 Expired - Lifetime JPH0618699Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0336365U JPH0336365U (ja) 1991-04-09
JPH0618699Y2 true JPH0618699Y2 (ja) 1994-05-18

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WO2009150728A1 (ja) * 2008-06-11 2009-12-17 三菱重工業株式会社 構造部材用のフランジ継手

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JPH0336365U (ja) 1991-04-09

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