JPS6134929Y2 - - Google Patents

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JPS6134929Y2
JPS6134929Y2 JP8452482U JP8452482U JPS6134929Y2 JP S6134929 Y2 JPS6134929 Y2 JP S6134929Y2 JP 8452482 U JP8452482 U JP 8452482U JP 8452482 U JP8452482 U JP 8452482U JP S6134929 Y2 JPS6134929 Y2 JP S6134929Y2
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JP
Japan
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reinforcing member
welded
welding
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flange
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JP8452482U
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JPS58188268U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は溶接継手の補強部材に係り、特に自
動車用フレームの2分割式サイドフレームに用い
られて好適な溶接継手の補強部材に関する。
第1図は従来の自動車用フレームの2分割式サ
イドレールを示す斜視図、第2図は第1図の部
拡大図である。
自動車用フレームは、被接合部材としてのサイ
ドフレーム1A,1Bが、それらの端部を突き合
わせた状態で溶接されることにより一体的に形成
されている。
すなわち、サイドフレーム1A,1Bはそれぞ
れ断面コ字形に形成され、その両側屈曲部がフラ
ンジ部3とされている。このフランジ部3の幅は
寸法Lである。一方、サイドフレーム1A,1B
の溶接を補強する補強部材5はL字形に屈曲され
て基部7およびフランジ部9とされ、このフラン
ジ部9の幅は寸法lとされている。ここに、寸法
lは寸法Lより小である。
サイドフレーム1A,1Bの溶接に際しては、
まず、サイドフレーム1A,1Bの端部を当接す
る。次に、サイドフレーム1A,1Bの内面で前
記当接部11を含む位置に一対の補強部材5が当
着される。すなわち、補強部材5は、その基部7
をサイドフレーム1A,1Bの背面に、フランジ
部9をサイドフレーム1A,1Bのフランジ部3
にそれぞれ密着した状態で、その周囲が一定間隔
毎にサイドフレーム1A,1Bと溶着される。こ
こで、フランジ部9の幅寸法lがフランジ部3の
幅寸法Lより小とされていることから、補強部材
5の外周がサイドフレームに溶着され、サイドフ
レーム1A,1Bの強度が確保される。この状態
でサイドフレーム1A,1Bの当接部11が溶着
される。
ところが、この当接部11の溶接に際しては、
フランジ部3の側端部近傍に補強部材5が存在し
ないことから、補強部材5が存在する部分と同一
の条件下で溶接を行なうと、前記フランジ部3の
側端部に穴があく等の溶接不良が生ずる。更に、
フランジ部3の両側端部は、当接部11の溶接に
おける溶接の開始あるいは終了位置となるため
に、溶接条件が不安定となり、この部分に切り欠
きが生ずる。このように、従来例においては当接
部11の溶接作業が困難であり、サイドレールの
強度品質がこの溶接の良否によつて大きく左右さ
れることになる。
この考案は、上記従来の問題点に鑑みなされた
ものであつて、溶接作業性能を改善し、溶接個所
の強度品質を容易に確保することができる溶接継
手の補強部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この考案に係る溶
接継手の補強部材は、端部を突き合わせて溶接す
る被接合部材の当接部に、該被接合部材の側端部
より内側に端部を位置させて当着される溶接継手
の補強部材において、該補強部材の前記端部に、
前記側端部の当接部に当着可能とさるれ突出部を
設けたものである。
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。
第4図はこの考案に係る溶接継手の補強部材の
一実施例を示す斜視図、第5図は同実施例を適用
した溶接継手構造を示す斜視図、第6図は第5図
の視矢視図であり、従来例と同様な部分は同一
の符号を付すことにより説明を省略する。
補強部材13は基部7およびフランジ部9から
なり、このフランジ部9の端部略中央部、即ち補
強部材13がサイドレール1A,1Bに当着され
た際のサイドレール1A,1Bの当接部11に対
応する位置には突出部15が形成されている。こ
の突出部15の突出量Kは、補強部材13がサイ
ドレール1A,1Bに当着された際に、フランジ
3の側端部から外方に若干突出して形成され、ま
た突出部15の幅寸法Wは、同様な状態下におい
て、当接部11の溶接時にその溶融領域を補いう
る最小限の寸法とされている。
次に作用を説明する。
サイドレール1A,1Bを従来例と同様に当接
する。次に、この当接部11におけるサイドレー
ル1A,1Bの内面に補強部材13を密着して当
着させる。この際、補強部材13は、その突出部
15が前記当接部11に内接された状態で、突出
部15を除いたその外周がサイドフレーム1A,
1Bの内面に一定間隔毎に溶着される。次にこの
状態において当接部11の溶接を行なう。
この当接部11の溶接では、フランジ部3の側
端部に突出部15が当着されていることから、溶
接条件を同一としてもこの部分での穴あき、溶け
落ち等の発生を防止することができる。また、突
出部15がフランジ部3の側端部外方にまで延在
されていることから、溶接の開始あるいは終了位
置がこの突出部15となり、溶接条件の不安定に
起因するフランジ部3の側端部の切り欠きの発生
を防止することができる。
更に、突出部15の幅寸法Wは必要最小限とさ
れていることから、補強部材15とサイドフレー
ム1A,1Bとの溶接状態は従来例と異なるとこ
ろがなく、サイドフレーム1A,1Bの強度を良
好に確保することができる。
また、本実施例においては、当接部11の溶接
終了後に、フランジ部3の側端部から突出してい
る突出部15の突出部分を切除しフランジ部3の
側端部と同一面とすれば、サイドフレーム1A,
1Bの溶接部分を一層良好とすることができる。
尚、本実施例においては断面L字形状の補強部
材13を一対用いるものとしたが、補強部材をサ
イドレール1A,1Bの内側に密着嵌合可能なコ
字断面形状とし、そのフランジ端部に同様な突出
部を設けるものであつてもよい。
更に、本実施例では、断面コ字形状のサイドレ
ール1A,1Bの溶接個所に適用される補強部材
につき説明したが、種々の断面形状の被溶接部材
にも適用可能である。この場合に、補強部材は被
溶接部材の当接部を含む面に密着して当着可能な
形状とされ、且つこの補強部材には、被溶接部材
の側端部に存在する当接部を当着可能とする突出
部が設けられているものであれば、上記実施例と
同様な効果を得ることができる。
以上のように、この考案に係る溶接継手の補強
部材によれば、溶接作業性能を改善し、溶接個所
の強度品質を容易に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動車用フレームの2分割式サ
イドレールを示す斜視図、第2図は第1図の部
拡大図、第3図は同従来例に適用される溶接継手
の補強部材を示す斜視図、第4図はこの考案に係
る溶接継手の補強部材の一実施例を示す斜視図、
第5図は同実施例を適用した溶接継手構造を示す
斜視図、第6図は第5図の視矢視図である。 1A,1B……サイドフレーム、3……フラン
ジ部、9……フランジ部、11……当接部、13
……補強部材、15……突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 端部を突き合わせて溶接する被接合部材の当接
    部に、該被接合部材の他端部より内側に端部を位
    置させて当着される溶接継手の補強部材におい
    て、該補強部材の前記端部に、前記側端部の当接
    部に当着可能とされる突出部を設けることを特徴
    とする溶接継手の補強部材。
JP8452482U 1982-06-07 1982-06-07 溶接継手の補強部材 Granted JPS58188268U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8452482U JPS58188268U (ja) 1982-06-07 1982-06-07 溶接継手の補強部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8452482U JPS58188268U (ja) 1982-06-07 1982-06-07 溶接継手の補強部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58188268U JPS58188268U (ja) 1983-12-14
JPS6134929Y2 true JPS6134929Y2 (ja) 1986-10-11

Family

ID=30093468

Family Applications (1)

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JP8452482U Granted JPS58188268U (ja) 1982-06-07 1982-06-07 溶接継手の補強部材

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Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005033992B3 (de) * 2005-07-21 2007-04-19 Airbus Deutschland Gmbh Verfahren zum Verbinden von mindestens zwei Flächengebilden, insbesondere von mindestens zwei Metallblechen für eine Leichtbaustruktur sowie Verbindung und Leichtbaustruktur
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JP7336950B2 (ja) * 2019-10-07 2023-09-01 三菱電機株式会社 圧力容器、およびこれを用いたガス絶縁開閉装置

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JPS58188268U (ja) 1983-12-14

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