JPH10166183A - 溶接用ジグ - Google Patents
溶接用ジグInfo
- Publication number
- JPH10166183A JPH10166183A JP32269596A JP32269596A JPH10166183A JP H10166183 A JPH10166183 A JP H10166183A JP 32269596 A JP32269596 A JP 32269596A JP 32269596 A JP32269596 A JP 32269596A JP H10166183 A JPH10166183 A JP H10166183A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- jig
- groove
- welding
- inner member
- shaped member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フランジ部がない閉断面構造の部材を溶接す
るジグを提供する。 【解決手段】 溶接用ジグ１００は、内側の断面コ字形
部材２０を収容する溝１１０を有する。溝１１０の開口
部はフランジ部１２０を有し、フランジ部１２０に、外
側の断面コ字形部材１０を受け入れる突起部１３０が設
けてある。両部材１０，２０を突き合せてジョイント部
を形成し、レーザービームＢ1等で溶接シームＳ1を加工
し、シェアジョイント構造部材を得る。
るジグを提供する。 【解決手段】 溶接用ジグ１００は、内側の断面コ字形
部材２０を収容する溝１１０を有する。溝１１０の開口
部はフランジ部１２０を有し、フランジ部１２０に、外
側の断面コ字形部材１０を受け入れる突起部１３０が設
けてある。両部材１０，２０を突き合せてジョイント部
を形成し、レーザービームＢ1等で溶接シームＳ1を加工
し、シェアジョイント構造部材を得る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体のセンターピ
ラーやフロントピラー等の中空柱状の閉断面構造を有す
る部材を断面コ字状の２つの部材を対向して重ね溶接に
より製造するためのジグに関する。
ラーやフロントピラー等の中空柱状の閉断面構造を有す
る部材を断面コ字状の２つの部材を対向して重ね溶接に
より製造するためのジグに関する。
【０００２】
【従来の技術】図１に示すようなフランジのない閉断面
構造を有するシェアジョイント構造部材１は、細いピラ
ーが実現可能であり、魅力的な構造となってきている。
しかしながら本構造は、幅（Ｗ）の異なる２つのコの字
型パネル１０，２０を組み合わせてレーザービームＢ1
で溶接する構造であるため、組み付け時の寸法の管理
（コントロール）に困難を来している（図２参照）。即
ち、本構造では高さ（Ｈ）、幅（Ｗ1，Ｗ2）及びジョイ
ント部２５の重ね代（Ｌ）が重要な寸法管理値である
が、単純な組み付け方法では寸法の再現性が期待できな
い。この問題を解決する方法として、先に特願平７−１
０６９５９号「シーム溶接方法」として提案されている
が、この方法では、下記の問題があるため、使用範囲が
限定されている。
構造を有するシェアジョイント構造部材１は、細いピラ
ーが実現可能であり、魅力的な構造となってきている。
しかしながら本構造は、幅（Ｗ）の異なる２つのコの字
型パネル１０，２０を組み合わせてレーザービームＢ1
で溶接する構造であるため、組み付け時の寸法の管理
（コントロール）に困難を来している（図２参照）。即
ち、本構造では高さ（Ｈ）、幅（Ｗ1，Ｗ2）及びジョイ
ント部２５の重ね代（Ｌ）が重要な寸法管理値である
が、単純な組み付け方法では寸法の再現性が期待できな
い。この問題を解決する方法として、先に特願平７−１
０６９５９号「シーム溶接方法」として提案されている
が、この方法では、下記の問題があるため、使用範囲が
限定されている。
【０００３】すなわち、図５に示すように、一方の断面
コ字形部材３０の開口壁部を内側に折り曲げて段付部３
２を形成し、他方の断面コ字形部材４０を重ねた構造と
している。また、図６に示す実施例にあっては、一方の
断面コ字形部材５０の端部を折り曲げてフランジ部５２
を形成し、他方の断面コ字形部材６０をこのフランジ５
２に重ねる構造を有する。
コ字形部材３０の開口壁部を内側に折り曲げて段付部３
２を形成し、他方の断面コ字形部材４０を重ねた構造と
している。また、図６に示す実施例にあっては、一方の
断面コ字形部材５０の端部を折り曲げてフランジ部５２
を形成し、他方の断面コ字形部材６０をこのフランジ５
２に重ねる構造を有する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
図５に示す構造にあっては、段付部３２をプレス成形す
る場合に、折り曲げ部３４は直角にならず、Ｒ形状とな
る。同様に図６の構造にあっても、フランジ部５２の折
り曲げ部５４は直角にならず、Ｒ形状となる。このた
め、溶接して製造した構造部材の全高寸法Ｈは一定とな
らず、管理が困難である。そこで、本発明は上述した不
具合を解消する溶接用組立てジグを提供するものであ
る。
図５に示す構造にあっては、段付部３２をプレス成形す
る場合に、折り曲げ部３４は直角にならず、Ｒ形状とな
る。同様に図６の構造にあっても、フランジ部５２の折
り曲げ部５４は直角にならず、Ｒ形状となる。このた
め、溶接して製造した構造部材の全高寸法Ｈは一定とな
らず、管理が困難である。そこで、本発明は上述した不
具合を解消する溶接用組立てジグを提供するものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の溶接用ジグは、
断面コ字形の２つの部材を重ねて溶接するためのジグで
あって、内側の断面コ字形部材を収容する溝部と、溝部
の開口部の外側にあって、外側の断面コ字形部材の肉厚
寸法だけ離れて設けられる突起部を有するものである。
そして、溝部の深さ寸法は、内側の断面コ字形部材の高
さ寸法から外側の断面コ字形部材との間のジョイント部
の重ね代寸法を差し引いた寸法である。
断面コ字形の２つの部材を重ねて溶接するためのジグで
あって、内側の断面コ字形部材を収容する溝部と、溝部
の開口部の外側にあって、外側の断面コ字形部材の肉厚
寸法だけ離れて設けられる突起部を有するものである。
そして、溝部の深さ寸法は、内側の断面コ字形部材の高
さ寸法から外側の断面コ字形部材との間のジョイント部
の重ね代寸法を差し引いた寸法である。
【０００６】
【発明の実施の形態】図３は本発明の組み付けジグの斜
視図、図４はジグと構造部材の寸法関係を示す説明図で
ある。本発明のジグ１００は、内側に配設される第２の
断面コ字形部材２０を受け入れる溝部１１０を有し、溝
部１１０の壁部の上縁部には、外側に延びるフランジ部
１２０が設けてある。フランジ部１２０には、溝部１１
０に接して外側に配設される第１の断面コ字形部材１０
の開口端部を受け入れる受け部１２２を設け、この受け
部１２２の外側に突起部１３０を形成してある。
視図、図４はジグと構造部材の寸法関係を示す説明図で
ある。本発明のジグ１００は、内側に配設される第２の
断面コ字形部材２０を受け入れる溝部１１０を有し、溝
部１１０の壁部の上縁部には、外側に延びるフランジ部
１２０が設けてある。フランジ部１２０には、溝部１１
０に接して外側に配設される第１の断面コ字形部材１０
の開口端部を受け入れる受け部１２２を設け、この受け
部１２２の外側に突起部１３０を形成してある。
【０００７】図４に示すように、第１の断面コ字形部材
１０の幅寸法Ｗ1、高さ寸法ｈ、肉厚ｔとし、第２の断
面コ字形部材２０の幅寸法Ｗ2、高さ寸法ｈ、肉厚ｔと
すると、ジグ１００の溝１１０の幅寸法Ｄは、第２の断
面コ字形部材２０の幅寸法Ｗ2に一致する寸法を有す
る。自由状態にあっては、第２の断面コ字形部材２０の
開口部の幅寸法は、プレス加工時のスプリングバック等
の影響により、寸法α分だけ拡大しており、幅寸法はＤ
＋αとなっている。しかし、この第２の断面コ字形部材
２０をジグ１００の溝部１１０内に装着することによ
り、傾向部の幅寸法も寸法Ｄに管理される。
１０の幅寸法Ｗ1、高さ寸法ｈ、肉厚ｔとし、第２の断
面コ字形部材２０の幅寸法Ｗ2、高さ寸法ｈ、肉厚ｔと
すると、ジグ１００の溝１１０の幅寸法Ｄは、第２の断
面コ字形部材２０の幅寸法Ｗ2に一致する寸法を有す
る。自由状態にあっては、第２の断面コ字形部材２０の
開口部の幅寸法は、プレス加工時のスプリングバック等
の影響により、寸法α分だけ拡大しており、幅寸法はＤ
＋αとなっている。しかし、この第２の断面コ字形部材
２０をジグ１００の溝部１１０内に装着することによ
り、傾向部の幅寸法も寸法Ｄに管理される。
【０００８】ジグ１００の突起部１３０の内側の幅寸法
はＤ＋２ｔに設定される。そこで、第１の断面コ字形部
材１０の開口端をジグ１００の突起部１３０の内側に差
し込むことにより、第１の断面コ字形部材１０は、第２
の断面コ字形部材２０の外側に重ね合され、ジョイント
部２５が形成されるジグ１００の溝１１０の深さ寸法Ｅ
は、 Ｅ＝ｈ−Ｌ に設定される。したがって、重ね合された構造部材１の
高さ寸法Ｈを、 Ｈ＝２ｈ−Ｌ に管理することができる。
はＤ＋２ｔに設定される。そこで、第１の断面コ字形部
材１０の開口端をジグ１００の突起部１３０の内側に差
し込むことにより、第１の断面コ字形部材１０は、第２
の断面コ字形部材２０の外側に重ね合され、ジョイント
部２５が形成されるジグ１００の溝１１０の深さ寸法Ｅ
は、 Ｅ＝ｈ−Ｌ に設定される。したがって、重ね合された構造部材１の
高さ寸法Ｈを、 Ｈ＝２ｈ−Ｌ に管理することができる。
【０００９】この状態で溶接シームＳ1を形成し、両部
材１０，２０の接合を完成する（このとき、フランジ部
１２０の平坦面１２４を利用して、レーザービームＢ1
のトーチ等を案内することもできる）。
材１０，２０の接合を完成する（このとき、フランジ部
１２０の平坦面１２４を利用して、レーザービームＢ1
のトーチ等を案内することもできる）。
【００１０】
【発明の効果】本発明は以上のように、内側と外側に配
設される断面がコ字形の２つのチャンネル部材を対向し
てジョイント部を形成して、そのジョイント部をレーザ
ービーム等により溶接して閉断面構造を有する構造部材
を、正確な寸法管理の下に溶接するジグを提供するもの
である。チャンネル部材の肉厚寸法が小さくても、確実
な溶接が達成でき、車両のピラー等を容易に作成するこ
とができる。
設される断面がコ字形の２つのチャンネル部材を対向し
てジョイント部を形成して、そのジョイント部をレーザ
ービーム等により溶接して閉断面構造を有する構造部材
を、正確な寸法管理の下に溶接するジグを提供するもの
である。チャンネル部材の肉厚寸法が小さくても、確実
な溶接が達成でき、車両のピラー等を容易に作成するこ
とができる。
【図１】本発明のジグにより作成される構造部材の斜視
図。
図。
【図２】本発明のジグにより作成される構造部材の寸法
を示す説明図。
を示す説明図。
【図３】本発明のジグの斜視図。
【図４】ジグと構成部材の寸法を示す説明図。
【図５】従来の技術を示す説明図。
【図６】従来の技術を示す説明図。
１ 構造部材 １０ 外側の断面コ字形部材 ２０ 内側の断面コ字形部材 ２５ ジョイント部 １００ 溶接用ジグ １１０ 溝部 １２０ フランジ部 １３０ 突起部
Claims (2)
- 【請求項１】 断面コ字形の２つの部材を重ね溶接する
ためのジグであって、内側の断面コ字形部材を収容する
溝部と、溝部の開口部の外側にあって、外側の断面コ字
形部材の肉厚寸法だけ離れて設けられる突起部を有する
溶接用ジグ。 - 【請求項２】 溝部の深さ寸法は、内側の断面コ字形部
材の高さ寸法から外側の断面コ字形部材との間のジョイ
ント部の重ね代寸法を差し引いた寸法である請求項１記
載の溶接用ジグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32269596A JPH10166183A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 溶接用ジグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32269596A JPH10166183A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 溶接用ジグ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10166183A true JPH10166183A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18146588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32269596A Pending JPH10166183A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | 溶接用ジグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10166183A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006069410A2 (de) * | 2004-12-29 | 2006-07-06 | Stiwa-Fertigungstechnik Sticht Gesellschaft M.B.H. | Fertigungsanlage und verfahren zum fügen von teilen |
| AT501242A1 (de) * | 2004-12-29 | 2006-07-15 | Sticht Fertigungstech Stiwa | Verfahren zum fügen von teilen in einer fügestation |
| CN106112349A (zh) * | 2016-08-08 | 2016-11-16 | 郑州宇通客车股份有限公司 | 一种夹紧工装 |
| CN106736189A (zh) * | 2017-02-20 | 2017-05-31 | 中核(天津)科技发展有限公司 | 自动调平及压紧装置 |
-
1996
- 1996-12-03 JP JP32269596A patent/JPH10166183A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006069410A2 (de) * | 2004-12-29 | 2006-07-06 | Stiwa-Fertigungstechnik Sticht Gesellschaft M.B.H. | Fertigungsanlage und verfahren zum fügen von teilen |
| AT501242A1 (de) * | 2004-12-29 | 2006-07-15 | Sticht Fertigungstech Stiwa | Verfahren zum fügen von teilen in einer fügestation |
| WO2006069410A3 (de) * | 2004-12-29 | 2007-04-19 | Sticht Fertigungstech Stiwa | Fertigungsanlage und verfahren zum fügen von teilen |
| AT501242B1 (de) * | 2004-12-29 | 2007-08-15 | Sticht Fertigungstech Stiwa | Verfahren zum fügen von teilen in einer fügestation |
| EP2204256A1 (de) * | 2004-12-29 | 2010-07-07 | STIWA Holding GmbH | Verfahren zum Fügen von Teilen in einer Fertigungsanlage |
| EP2272620A1 (de) * | 2004-12-29 | 2011-01-12 | STIWA Holding GmbH | Verfahren zum Herstellen einer Fügeverbindung zwischen Teilen in einer Fertigungsanlage |
| US8497447B2 (en) | 2004-12-29 | 2013-07-30 | Stiwa-Fertigungstechnik Sticht Gesellschaft M.B.H. | Production installation and method for joining parts |
| CN106112349A (zh) * | 2016-08-08 | 2016-11-16 | 郑州宇通客车股份有限公司 | 一种夹紧工装 |
| CN106736189A (zh) * | 2017-02-20 | 2017-05-31 | 中核(天津)科技发展有限公司 | 自动调平及压紧装置 |
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