JPS6324068Y2 - - Google Patents

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JPS6324068Y2
JPS6324068Y2 JP15184583U JP15184583U JPS6324068Y2 JP S6324068 Y2 JPS6324068 Y2 JP S6324068Y2 JP 15184583 U JP15184583 U JP 15184583U JP 15184583 U JP15184583 U JP 15184583U JP S6324068 Y2 JPS6324068 Y2 JP S6324068Y2
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JP
Japan
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pillar
folded
vehicle body
flange
back panel
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JP15184583U
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English (en)
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JPS6057480U (ja
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Publication of JPS6324068Y2 publication Critical patent/JPS6324068Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トラツクキヤビンの後部車体構造に
関し、更に詳しくは、キヤビン後部におけるピラ
ーアウターとピラーインナーおよびバツクパネル
との接合部の構造に関するものである。
(従来技術) トラツクキヤビンの後部において、リヤピラー
とバツクパネルとを接合するに当つて、スポツト
溶接の作業性を考慮して、両者の接合フランジを
車体後方に向けて形成するようにしたものが知ら
れている(実開昭53−82922号公報参照)。この場
合、接合フランジの上部(即ち、荷台によつてか
くれた部分以外)が後方から見えることとなり、
外観が悪くなるという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記問題点に鑑み、溶接作業性が良
好で、しかも外観良好なトラツクキヤビンの後部
車体構造を提供することを目的とするものであ
る。
(考案の構成) 本考案は、キヤビン後部においてピラーアウタ
ーとピラーインナーおよびバツクパネルを相互に
接合するに当り、各部材の接合フランジを、車体
下部、即ち荷台によつてかくれる部分では車体後
方に向けて形成し、車体上部、即ち後方より視認
される位置では車体横向きに折り返して形成し、
且つピラーアウターとバツクパネルの接合フラン
ジを同じ位置で折り返す一方、ピラーインナーの
接合フランジをこれより下方の位置で折り返し
て、同位置にて折り返されたピラーアウターの折
り返し部のノツチとバツクパネルの折り返し部の
ノツチとで形成された孔を前記ピラーインナーの
横向きフランジ部で閉塞したことを特徴としてい
る。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して、本考案の実施例
にかかるトラツクキヤビンの後部車体構造を説明
する。
本実施例の後部車体構造は、第1図図示のトラ
ツクキヤビン1の後部において相互に接合される
ピラーアウター2とピラーインナー3およびバツ
クパネル4とによつて構成されている。
前記ピラーアウター2とピラーインナー3とは
前後において相互に接合されてリヤピラー5を構
成している。
ピラーアウター2の後方側の接合フランジ6
は、車体下部、即ち荷台7にかくれる部分では車
体後方に向けて形成された後向きフランジ部6a
とされ、車体上部、即ち荷台7上方に見える部分
では車体横向きに折り返されて形成された横向き
フランジ部6bとされている。そして、後向きフ
ランジ部6aと横向きフランジ部6bとの折り返
し部には、円弧状のノツチ8が形成されている。
又、後向きフランジ部6aの後端には、内向き凹
溝からなるガイド部9が一体に延設されている。
該ガイド部9は、後に詳述するようにシーラ塗布
用のノズル案内用に供される。
前記ピラーインナー3の後方側の接合フランジ
10は、車体下部、即ち荷台7にかくれる部分で
は車体後方に向けて形成された後向きフランジ部
10aとされ、車体上部、即ち荷台7上方に見え
る部分では車体横向きに折り返されて形成された
横向きフランジ部10bとされている。そして、
後向きフランジ部10aと横向きフランジ部10
bとの折り返し部は、前記ピラーアウター2の折
り返し部より下方に位置せしめられており、そこ
には、円弧状のノツチ11が形成されている。
又、前記後向きフランジ部10aは、ピラーイン
ナー3の後端部をピラーアウター2後面に沿う如
く屈曲せしめてなる屈曲部3aより稍内方位置よ
り起立せしめられている。かくすることによつ
て、ピラーインナー3上部においては、屈曲3a
より内方全部を横向きフランジ部10bとするこ
とができ、ピラーアウター2とピラーインナー3
とを接合するとき、ピラーアウター2のノツチ8
をピラーインナー3の横向きフランジ部10bで
閉塞できるのである。
前記バツクパネル4外側端の接合フランジ12
は、車体下部、即ち荷台7にかくれる部分では車
体後方に向けて形成された後向きフランジ部12
aとされ、車体上部、即ち荷台7上方に見える部
分では車体横向きに折り返されて形成された横向
きフランジ部12bとされている。そして、後向
きフランジ部12aと横向きフランジ部12bと
の折り返し部は、前記ピラーアウター2の折り返
し部と同じ位置とされ、そこには、円弧状のノツ
チ13が形成されている。従つて、ピラーアウタ
ー2とバツクパネル4とを接合するとき、両者の
折り返し部にノツチ8と13とによつて孔14が
形成されるが、該孔14は、ピラーアウター2お
よびバツクパネル4の折り返し部より下方位置に
て折り返されたピラーインナー3の横向きフラン
ジ部10bによつて閉塞される。
上記構成においては、車体上部では、バツクパ
ネル4の窓用開口部から溶接工具を容易に挿入で
きるところから、第4図で符号15で示すように
して溶接作業が容易に行なえるとともに、車体下
部では、第6図図示の如く車体外方から溶接工具
15を使えることとなり、スポツト溶接の作業性
が良好となるのである。
更に第5図図示の如く、ピラーアウター2の後
向きフランジ部6aに延設したガイド部9には、
後向きフランジ部10aと12aとの接合端面を
シールするためのシーラ16が塗布される。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、キヤビン後部に
おいて、相互に接合されるピラーアウターとピラ
ーインナーおよびバツクパネルとの接合フランジ
を、キヤビン内外からスポツト溶接しにくい車体
下部では車体後方に向けて、キヤビン外方にて溶
接可能ならしめ、キヤビン内外からスポツト溶接
を容易に行なえる車体上部では車体横向きに折り
返すようにしているので、全体としてスポツト溶
接の作業性が向上するという実用的な効果があ
り、又、荷台の陰にかくれる車体下部のみにおい
て接合フランジを車体後方に向けているので、見
映えが悪くなるということもなくなるという効果
もある。
更に、ピラーアウターとバツクパネルの接合フ
ランジを同じ位置で折り返し、ピラーインナーの
接合フランジをこれより下方で折り返すようにし
て、ピラーアウターの折り返り部のノツチとバツ
クパネルの折り返し部のノツチとで形成された孔
をピラーインナーの横向きフランジ部で閉塞する
ようにしたので、接合フランジを途中で折り返す
という加工を施しているにもかかわらず、ノツチ
による孔を特別な部材を用いることなく閉塞でき
るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる後部車体構造
を有するトツラクの側面図、第2図は第1図のA
部拡大斜視図、第3図は第2図の分解斜視図、第
4図、第5図および第6図は第2図のB−B、C
−CおよびD−D断面図である。 1……キヤビン、2……ピラーアウター、3…
…ピラーインナー、4……バツクパネル、6,1
0,12……接合フランジ、10b……ピラーイ
ンナーの横向きフランジ部、8,13……ノツ
チ、14……孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤビン後部において相互に接合されるピラー
    アウターとピラーインナー及びバツクパネルとか
    らなり、各部材の接合フランジが、車体下部では
    車体後方に向けて形成され、車体上部では車体横
    向きに折り返されて形成されており、ピラーアウ
    ターとバツクパネルの接合フランジは同じ位置で
    折り返され、ピラーインナーの接合フランジはこ
    れより下方の位置で折り返されていて、ピラーア
    ウターの折り返し部のノツチとバツクパネルの折
    り返し部のノツチとで形成された孔が前記ピラー
    インナーの横向きフランジ部で閉塞されているこ
    とを特徴とするトラツクキヤビンの後部車体構
    造。
JP15184583U 1983-09-28 1983-09-28 トラツクキヤビンの後部車体構造 Granted JPS6057480U (ja)

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JP15184583U JPS6057480U (ja) 1983-09-28 1983-09-28 トラツクキヤビンの後部車体構造

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Publication Number Publication Date
JPS6057480U JPS6057480U (ja) 1985-04-22
JPS6324068Y2 true JPS6324068Y2 (ja) 1988-07-01

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