JPH087985Y2 - 中空アルミ型材の溶接接合構造 - Google Patents

中空アルミ型材の溶接接合構造

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JPH087985Y2
JPH087985Y2 JP1992031269U JP3126992U JPH087985Y2 JP H087985 Y2 JPH087985 Y2 JP H087985Y2 JP 1992031269 U JP1992031269 U JP 1992031269U JP 3126992 U JP3126992 U JP 3126992U JP H087985 Y2 JPH087985 Y2 JP H087985Y2
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JP
Japan
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panel
semi
welding
welded
joint structure
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JP1992031269U
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JPH0629787U (ja
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和夫 谷
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンテナやバン型車両
の壁面あるいはトラックの床等に使用されるアルミニウ
ム押出成形材(以下単にパネルという)における隣接端
部の接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来隣接するパネルAとBを結合する構
造として、図4(a)に示したように、両型材AとBの端
部に開先部aを設けて突き合わせ、両パネルを図示しな
い治工具で挟持して固定した後、開先部aを溶接する方
法、或いは図4(b)に示したように一方のパネルAの端
部に凸部bを、他方のパネルBの端部に凹部cをそれぞ
れ設け、接合にあたり端部を突合せて凹凸部嵌合した
後、両パネル端部の隅角部に設けた開先部dを溶接する
方法がとられていた。図4(a)の場合には、溶接ひずみ
を生じさせないよう、表面から部分溶接した後裏返して
裏面の部分溶接をし、これをくり返しながら全体の溶接
が行われていた。このため溶接に際しパネルを治工具で
固定し、次に取外しをとくり返さざるを得ないので、溶
接作業に多くの工数が必要であった。又図4(b)の場合
には、凹凸部bとcが裏当金として機能するが、密着状
態であるので気孔、アンダ−カットなど溶接欠陥が起き
やすく、溶接ひずみが生じやすいという問題を有してい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】アルミ押出型材製のパ
ネルの溶接接合に当り、溶接開先部の調整用治工具を必
要とせず、かつ溶接作業工数の低減が可能で溶接欠陥の
発生しにくい溶接による接合構造を得ることを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】一方のパネルAの接合部
を円弧突起部とし、他方のパネルBの接合部を該半円弧
状突起部が嵌合する半円弧溝部とし、両パネルを突合せ
て該突合せ部に凹所を形成させて凹凸係合させ、又該凹
凸係合部の反対側ではパネルAにL型フック部を、又他
方のパネルBにフック受部を設けた係合させたのち、突
合せ部に設けたV型開先部を溶接接合構造とした。又半
円弧状突起部と半円弧状溝部との凹凸係合部に凹所を設
けず、非溶接とした。
【0005】
【実施例1】図1は隣接するアルミ押出型材製のパネル
AとBの上下両面の突合部を溶接構造としたパネルの実
施例である。 (1)パネルの上面の溶接接合: パネルAの上端には半円弧状突起部1が設けられ、相手
側パネルBの上端には前記半円弧状突起部1が挿入され
る半円弧状の溝部2が設けられている。そして、パネル
AとパネルBの端部隅角部は斜めにカットされていて、
パネルA、パネルBが突き合わされたとき、V型開先部
3を形成する。V型開先部3の下方で、半円弧状突起部
1の上面に空間部4が形成されるよう両パネルに凹所を
設ける。これにより溶接による熱変形を吸収して部材同
士の接合が正確にできる。
【0006】(2)パネルの下面構造: パネルAの下端も斜めにカットされ、この先端からやゝ
内方にL型のフック部5が設けられている。一方、パネ
ルBの下端は前記パネルAの先端カット部に対応して斜
めにカットされている。そしてL型フック部5の先端に
設けた鉤形係合部と係合するフック受け部6が形成され
ている。なおV型開先部7の上方にはパネルの上面部と
同様空間部8を設けている。
【0007】(3)パネルAとパネルBを接合溶接: パネルAの半円弧状突起部1をパネルBの半円弧状溝
部2に係合させながら挿入し、パネルAとパネルBの上
下面を面一にする。この時半円弧状突起部1と半円弧状
溝部2との凹凸係合部に対向して設けられているL型フ
ック部5とフック受け部6が係合関係となる。この状態
が溶接時における仮付けの役目をする。 パネル上面に形成されているV型開先部3を溶接して
溶接部9を形成する。 パネル下面を裏返して下面を上にしてV型開先部7を
溶接する。 接合完
【0008】
【実施例2】図1はパネルの上下両面を溶接したが、図
2では片面を嵌合構造とし他面を突き合せ溶接して連続
するパネルを構成するようにしたものである。構成的に
はほとんど図1の説明と同じであるので相異点について
のみ記述すると、図2の半円弧状突起部1と半円弧状溝
部2との凹凸嵌合部には図1の如き空間部4が設けられ
ないことと、凹凸嵌合部側にV型開先部がないこと、従
ってこの部分は嵌合するだけで溶接しないことである。
【0009】なお、実施例1及び実施例2においては、
パネルA,パネルBの端部隅角部を単に斜めにカットし
て、パネルA,パネルBが突き合わされたとき、V型開
先部を形成するようにしたが、パネルA、パネルBの端
部を図3に示したように段部10を形成した後、斜めに
カットしてパネルA,パネルBを突き合わせ、V型開先
部を溶接するならば、溶接ビ−ドの盛り上り部がパネル
A,パネルB上に突出状態で存在しなくなり見栄えが良
くなる。
【0010】
【効果】パネルを突合せる部分の上下端に機械的接合構
造を設けこれを組付けることで、仮付け状態とし、しか
るのちV型開先部を溶接するようにした。これによりパ
ネル溶接時に起こるパネルの治工具による固着あるいは
取外し、あるいは又パネルの反転作業等がなくなり、溶
接時の工数が大巾に削減できる。又、開先部とその裏当
部がパネル自体の係合部に適正状態で形成されるように
したので、溶接欠陥が大巾に減り溶接品質が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る溶接接合構造を示す。
【図2】同じく第2実施例。
【図3】開先部の他の実施例。
【図4】公知パネルの接合構造を示す。
【符号の説明】
A,B パネル 1 半円弧状突起部 2 半円弧状溝部 3 V型開先部 4 空間部 5 L型フック部 6 フック受け部 7 V型開先部 8 空間部 9 溶接部 10 段部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方のパネル(A)の接合部を円弧突起部
    とし、他方のパネル(B)の接合部を該半円弧状突起部が
    嵌合する半円弧溝部とし、両パネルを突合せて該突合せ
    部に空間部(4)を形成させて凹凸係合させ、又該凹凸係
    合部の反対側ではパネル(A)にL型フック部を、又他方
    のパネル(B)にフック受部を設けて係合させたのち、突
    合せ部に設けたV型開先部を溶接接合構造とした中空パ
    ネルの溶接接合構造。
  2. 【請求項2】 半円弧状突起部と半円弧状溝部との凹凸
    係合部に空間部(4)を設けず非溶接としたことを特徴と
    する請求項1の中空パネルの溶接接合構造。
JP1992031269U 1992-04-15 1992-04-15 中空アルミ型材の溶接接合構造 Expired - Lifetime JPH087985Y2 (ja)

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