JP4629018B2 - レーザ溶接用接合継手および接合体 - Google Patents
レーザ溶接用接合継手および接合体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4629018B2 JP4629018B2 JP2006297673A JP2006297673A JP4629018B2 JP 4629018 B2 JP4629018 B2 JP 4629018B2 JP 2006297673 A JP2006297673 A JP 2006297673A JP 2006297673 A JP2006297673 A JP 2006297673A JP 4629018 B2 JP4629018 B2 JP 4629018B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- joined
- joining
- laser
- surface plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明のレーザ溶接用接合継手は、前記第1被接合部材の接合突起が、前記第2被接合部材の接合部分と肉厚が等しいことが好ましい。
本発明のレーザ溶接用接合継手は、前記第1被接合部材と第2被接合部材が、上面板と下面板とが複数のリブによって連結された中空形材であって、前記第1被接合部材は、その上面板側と下面板側とに形成された前記支持突起が端部リブによって連結されたものであり、上下の支持突起が第2被接合部材の上面板と下面板との間に嵌め込まれ、第1被接合部材の接合突起と第2被接合部材の上面板及び下面板の自由端とを接合端面同士突き合わせるようにしたものであることが好ましい。
本発明のレーザ溶接用接合継手は、前記第1被接合部材と第2被接合部材との端面間の接合部に開先が形成され、その開先部分が溶接されたものであることが好ましい。
また、本発明の接合体は、前記第1被接合部材と第2被接合部材が上面板と下面板とが複数のリブによって連結された中空形材であって、前記第1被接合部材は、その上面板側と下面板側とに形成された前記支持突起が端部リブによって連結されたものであり、上下の支持突起が第2被接合部材の上面板と下面板との間に嵌め込まれ、肉厚が等しい第1被接合部材の接合突起と第2被接合部材の上面板及び下面板の接合部分とを接合端面同士突き合わせて溶接したものであることが好ましい。
そこで、以上のような問題点を考慮して、図4及び図5に示すレーザ溶接用接合継手を提案するに至った。図4は、離間した一対の押出中空形材の端部同士を示した図であり、図5は、その端部同士を組み合わせた接合状態を示した図である。
支持突起6は、下面板3と端部リブ5との連結部分に形成されている。下面板3の延長線上にその下面板3よりも肉厚の接合突起11が形成され、支持突起6は、この接合突起11と同方向に更に突き出して形成されている。その先端には表面側に折れ曲がった先端支持部25を有し、この先端支持部25は、接合突起11に突き当てられる継手10Bの自由端13,14をレーザビームの反照射面側から支える部分になる。
また、凹部12を構成する支持突起6を形成することにより、簡単な構成で接合品質を高めた接合体を提供することができる。そして、レーザ溶接に際してシールドガスを通常のレーザ溶接と同様にレーザビームの照射方向と同方向から噴射すればよいため、従来例で示した特許文献1のようにバックシールドガスを別に供給する必要がなく、この点でも接合部の品質を高めた接合体を容易に得ることができるようになった。
また、接合突起11には平面部22が形成され、接合突起11と自由端13の先端部13aや先端部14とが同じ厚さであるため、レーザビームによって入った熱の接合部における拡散がほぼ左右均等になる。従って、接合部の溶融が左右バランス良く行われることで接合時間を短縮することができ、また接合品質を向上させることができる。
この被接合体である押出中空形材1C,1Dは、第1実施形態と同様に、ほぼ平行な上面板2と下面板3とが複数のリブ4によって連結されている。左側端部の継手は、端部リブ5から幅方向外側に向けて接合突起16と凹部12を形成する支持突起6が形成され、右側端部継手の自由端17,18に嵌り込むようになっている。更に本実施形態では、接合突起16と自由端17,18の接合端面が斜めに形成され、図示するように嵌め合わされた場合に開先19が形成されるようになっている。
また、凹部を有する支持突起6を形成することにより、簡単な構成で接合部の品質を高めた接合体を提供することができ、バックシールドガスを別に供給するものでもないため、取り扱いが容易である。
また、接合突起16には平面部22(図6参照)が形成された形状をしたものであるため、接合突起16と自由端17,18とが同じ厚さであって左右対称になっている。従って、接合部の溶融が左右バランス良く行われることで接合時間を短縮することができ、また接合品質を向上させることができる。
例えば、前記実施形態では押出中空形材を例に挙げて説明したが、被接合部材は平板であって、その端部を突き合わせてレーザ溶接する場合にも本発明のレーザ溶接用接合継手を適用することができる。また、接合体は鉄道車両用構体に限定されるものではない。
2 上面板
3 下面板
4 リブ
5 端部リブ
6 支持突起
10A,10B 継手
11 接合突起
13,14 自由端
21 接合端面
22 平面部
23 円弧部
24 凹部底面
25 先端支持部
Claims (7)
- 第1被接合部材と第2被接合部材との接合端面を突き合わせた接合部に、シールドガスをレーザの照射側から噴射しながら行うレーザ溶接又はレーザ・アークハイブリッド溶接によって接合するための、当該第1及び第2被接合部材に形成されたレーザ溶接用接合継手において、
前記第1被接合部材は、前記第2被接合部材の接合端面と突き合わされる接合突起と、前記接合突起に対してレーザの反照射側にあって前記接合突起に突き合わされた前記第2被接合部材を受ける支持突起とが形成され、
その支持突起は、レーザの照射側の面に凹んだ凹部が形成されたものであって、その凹部内面は、前記接合突起に形成された前記支持突起側の平面部から凹部底面へと連続した曲面で形成され、その凹部底面が前記接合突起の接合端面を超えて延び、該凹部底面からレーザの照射側に突き出て前記第2被接合部材を受ける先端支持部に連続するように形成されたものであることを特徴とするレーザ溶接用接合継手。 - 請求項1に記載するレーザ溶接用接合継手において、
前記支持突起は、前記接合突起の平面部から略半円形状の曲面と、当該接合突起のレーザ照射側の表面とほぼ平行な前記凹部底面と、略半円形状の先端支持部の曲面が連続するように形成されたものであることを特徴とするレーザ溶接接合継手。 - 請求項1又は請求項2に記載するレーザ溶接用接合継手において、
前記第1被接合部材の接合突起は、前記第2被接合部材の接合部分と肉厚が等しいことを特徴とするレーザ溶接用接合継手。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載するレーザ溶接用接合継手において、
前記第1被接合部材と第2被接合部材は、上面板と下面板とが複数のリブによって連結された中空形材であって、
前記第1被接合部材は、その上面板側と下面板側とに形成された前記支持突起が端部リブによって連結されたものであり、上下の支持突起が第2被接合部材の上面板と下面板との間に嵌め込まれ、第1被接合部材の接合突起と第2被接合部材の上面板及び下面板の自由端とを接合端面同士突き合わせるようにしたものであることを特徴とするレーザ溶接用接合継手。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載するレーザ溶接用接合継手において、
前記第1被接合部材と第2被接合部材との端面間の接合部に開先が形成され、その開先部分が溶接されたものであることを特徴するレーザ溶接用接合継手。 - 第1被接合部材と第2被接合部材に形成された接合継手を組み合わせた接合部を、シールドガスをレーザの照射側から噴射しながら行うレーザ溶接又はレーザ・アークハイブリッド溶接によって接合してなる接合体において、
前記接合継手は、前記第1被接合部材に前記第2被接合部材の接合端面と突き合わされる接合突起と、前記接合突起に対してレーザの反照射側にあって前記接合突起に突き合わされた前記第2被接合部材を受ける支持突起とが形成され、その支持突起が、レーザの照射側の面に凹んだ凹部が形成されたものであって、その凹部内面が、前記接合突起に形成された前記支持突起側の平面部から凹部底面へと連続した曲面で形成され、その凹部底面が前記接合突起の接合端面を超えて延び、該凹部底面からレーザの照射側に突き出て前記第2被接合部材を受ける先端支持部に連続するように形成されたものであることを特徴とする接合体。 - 請求項6に記載する接合体において、
前記第1被接合部材と第2被接合部材は、上面板と下面板とが複数のリブによって連結された中空形材であって、
前記第1被接合部材は、その上面板側と下面板側とに形成された前記支持突起が端部リブによって連結されたものであり、上下の支持突起が第2被接合部材の上面板と下面板との間に嵌め込まれ、肉厚が等しい第1被接合部材の接合突起と第2被接合部材の上面板及び下面板の接合部分とを接合端面同士突き合わせて溶接したものであることを特徴とする接合体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006297673A JP4629018B2 (ja) | 2006-11-01 | 2006-11-01 | レーザ溶接用接合継手および接合体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006297673A JP4629018B2 (ja) | 2006-11-01 | 2006-11-01 | レーザ溶接用接合継手および接合体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008114233A JP2008114233A (ja) | 2008-05-22 |
JP4629018B2 true JP4629018B2 (ja) | 2011-02-09 |
Family
ID=39500641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006297673A Active JP4629018B2 (ja) | 2006-11-01 | 2006-11-01 | レーザ溶接用接合継手および接合体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4629018B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2761841C1 (ru) * | 2021-02-05 | 2021-12-13 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Казанский национальный исследовательский технический университет им. А.Н. Туполева - КАИ" | Способ изготовления ребристых панелей из разнородных сплавов |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0629787U (ja) * | 1992-04-15 | 1994-04-19 | 日本フルハーフ株式会社 | 中空アルミ型材の溶接接合構造 |
JPH07164173A (ja) * | 1993-12-13 | 1995-06-27 | Kobe Steel Ltd | アルミニウム合金部材のレーザ溶接方法 |
JPH0857670A (ja) * | 1994-08-22 | 1996-03-05 | Honda Motor Co Ltd | 高密度エネルギビームによる突合せ溶接方法 |
JPH08206830A (ja) * | 1995-02-07 | 1996-08-13 | Hitachi Zosen Corp | 裏波溶接方法 |
-
2006
- 2006-11-01 JP JP2006297673A patent/JP4629018B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0629787U (ja) * | 1992-04-15 | 1994-04-19 | 日本フルハーフ株式会社 | 中空アルミ型材の溶接接合構造 |
JPH07164173A (ja) * | 1993-12-13 | 1995-06-27 | Kobe Steel Ltd | アルミニウム合金部材のレーザ溶接方法 |
JPH0857670A (ja) * | 1994-08-22 | 1996-03-05 | Honda Motor Co Ltd | 高密度エネルギビームによる突合せ溶接方法 |
JPH08206830A (ja) * | 1995-02-07 | 1996-08-13 | Hitachi Zosen Corp | 裏波溶接方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008114233A (ja) | 2008-05-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5496152B2 (ja) | T型継手のレーザ溶接とアーク溶接の複合溶接方法 | |
KR101690360B1 (ko) | 다중 열원으로 하이브리드 용접하기 위한 방법 및 장치 | |
JP2008247347A (ja) | 車両のピラー構造 | |
JP5116240B2 (ja) | 被接合部材の溶接接合方法並びに溶接接合体及び鉄道車両用構体 | |
JP2007125573A (ja) | 被接合材の接合方法並びに接合体および鉄道車両 | |
JP5121420B2 (ja) | ハイブリッド溶接用継手 | |
JP4629018B2 (ja) | レーザ溶接用接合継手および接合体 | |
JP4224502B2 (ja) | レーザ溶接方法及び鉄道車両 | |
JP2007130683A (ja) | 鉄道車両の構体材溶接接合方法とそれに用いる継手構造 | |
JP5052242B2 (ja) | レーザ溶接継手および当該継手を用いた接合体 | |
JP2003334680A (ja) | 溶接方法及びこれを用いて接合された構造体 | |
JP2008006472A5 (ja) | ||
JP2008149330A (ja) | レーザ溶接用接合継手および接合体 | |
JP2017019306A (ja) | 鉄道車両構体及びその製造方法 | |
JP5352226B2 (ja) | ダブルスキンパネルのレーザ溶接継手 | |
JP2017019305A (ja) | 鉄道車両構体及びその製造方法 | |
JP2003001453A (ja) | 複合熱源溶接法 | |
JP4552622B2 (ja) | 車両のピラー構造 | |
JP2008238265A (ja) | T型継手の貫通溶接方法及びt型継手の貫通溶接構造物 | |
JP2007050741A (ja) | 鉄道車両構体 | |
JP4578985B2 (ja) | 押出し中空形材及びその形材によって形成された鉄道車両構体 | |
JP6307029B2 (ja) | 母材溶接方法 | |
JP4234696B2 (ja) | 鉄道車両用先頭部構造 | |
WO2015156294A1 (ja) | 車両ドアの立柱サッシュ、及び車両ドアの立柱サッシュの製造方法 | |
JP2017202710A (ja) | シートフレームの溶接方法及びシートフレーム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080630 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100806 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100817 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101006 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101102 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101110 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4629018 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |