JP2017019305A - 鉄道車両構体及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】側面衝突に対する鉄道車両構体の強度の向上と、側構体と側梁との溶接部の平滑化やパテ修正に係る工程の省略とを共に実現する。【解決手段】側構体1は、側梁5yの外側面5ybよりも上方に配置される基部1xと、基部1xから下方に向けて側梁5yの外側面5ybに沿って延出した延出部1yとを有する。延出部1yは、側梁5yの外側面5ybの上端5yb1から下端5yb2までの領域と、構体の幅方向に対向している。延出部1yが、側梁5yの上面5ya及び下面5ycと、それぞれ溶接部W1,W2を介して溶接されている。側構体1の外側面1bには、側構体1と側梁5yとの溶接部が設けられていない。【選択図】図3

Description

本発明は、台枠と側構体とを備えた鉄道車両構体及びその製造方法に関する。
特許文献1には、鉄道車両構体を構成する中空押出形材同士を突き合わせて溶接する技術が記載されている。特許文献1によると、各中空押出形材の溶接端部の外表面部を中空押出形材の一般表面部よりも凹んだ位置に設けることで、溶接ビードが一般表面部より外側に突出せず、溶接ビードを平らに仕上げる必要がなくなり、構体表面を塗装する前にパテによる修正を行うだけで従来の鉄道車両構体と同様なでき栄えを確保できる。
特開平10−175542号公報
鉄道車両構体における台枠の側梁と側構体との結合に特許文献1の技術を適用し、側構体の下端と側梁の上端とを突き合せて溶接を行う場合、鉄道車両構体の外側及び内側のそれぞれから鉛直方向に関して同じ位置に横向き姿勢で溶接が行われる(特許文献1の図1、図2、図3)か、鉄道車両構体の外側及び内側の一方から横向き姿勢で溶接が行われる(特許文献1の図4)こととなる。これらのいずれの場合においても、側構体と側梁との溶接部が、鉛直直方向に関して1つの位置に集約されるため、側面衝突時に破断し易い。したがって、上記構成では、側面衝突に対する鉄道車両構体の強度を十分に確保することができない。
また、無塗装車両の場合に、側構体の外側面に側構体と側梁との溶接部が設けられると、上記のようにパテによる修正を行った後に表面を塗装するという方法を採用できず、溶接部を平滑化する工程が必要となり、作業負担が大きくなってしまう。無塗装車両以外の場合においても、側構体の外側面に側構体と側梁との溶接部が設けられると、特許文献1の技術によれば、パテによる修正を行う必要があり、作業負担が大きくなってしまう。
本発明の目的は、側面衝突に対する鉄道車両構体の強度の向上と、側構体と側梁との溶接部の平滑化やパテ修正に係る工程の省略とを共に実現することが可能な、鉄道車両構体及びその製造方法を提供することである。
本発明の第1観点によると、鉄道車両構体の底部を構成する台枠であって、前記鉄道車両構体の長手方向に延在する側梁を有する台枠と、前記鉄道車両構体の側部を構成する側構体であって、前記側梁と結合された側構体とを備え、前記側構体は、前記側梁の外側面よりも上方に配置される基部と、前記基部から下方に向けて前記側梁の外側面に沿って延出し、前記側梁の外側面の上端から下端までの領域と前記鉄道車両構体の幅方向に対向する延出部とを有し、前記延出部が前記側梁における前記外側面の上端と繋がる上面及び前記外側面の下端と繋がる下面と溶接されており、前記側構体の外側面に、前記側構体と前記側梁との溶接部が設けられていないことを特徴とする、鉄道車両構体が提供される。
本発明の第2観点によると、鉄道車両構体の底部を構成する台枠であって、前記鉄道車両構体の長手方向に延在する側梁を有する台枠を作製する台枠作製工程と、前記鉄道車両構体の側部を構成する側構体であって、前記側梁の外側面よりも上方に配置される基部と、前記基部から下方に向けて前記側梁の外側面に沿って延出し、前記側梁の外側面の上端から下端までの領域と前記鉄道車両構体の幅方向に対向する延出部とを有する側構体を作製する側構体作製工程と、前記側構体作製工程で作製された前記側構体を前記台枠作製工程で作製された前記台枠の前記側梁と結合させるように、前記延出部を前記側梁における前記外側面の上端と繋がる上面及び前記外側面の下端と繋がる下面と溶接する溶接工程とを備え、前記溶接工程において、前記側構体の外側面に、前記側構体と前記側梁との溶接部を設けないことを特徴とする、鉄道車両構体の製造方法が提供される。
上記第1及び第2観点によれば、側構体と側梁との溶接部が、鉛直方向に関して1つの位置に集約されておらず、少なくとも2つの位置(側梁の上面及び下面)に分散して設けられているため、側面衝突時に破断し難い。さらに、溶接部が破断し難いことに加え、側構体の延出部が側梁の外側面の上端から下端までの領域と対向するため、側面衝突に対する鉄道車両構体の強度を向上させることができる。また、側構体と側梁との溶接部が、側構体の外側面に設けられないため、当該溶接部の平滑化やパテ修正に係る工程を省略可能である。
前記延出部は、前記側梁の前記外側面の下端よりも下方に突出した突出部を有し、前記延出部における前記側梁の前記下面との溶接部が、前記突出部の内側面と前記側梁の前記下面との間に設けられた上向き隅肉溶接部であってよい。
上記構成によれば、上向き隅肉溶接部により、横向き姿勢で溶接が行われる溶接部等に比べ、高い溶接強度を得ることができ、ひいては側面衝突に対する鉄道車両構体の強度をより向上させることができる。
前記側梁は、前記延出部において前記突出部の上方に位置する上方部と当接し且つ前記側梁の前記下面を含む当接部と、前記当接部の上方において前記鉄道車両構体の幅方向に前記延出部から離隔した離隔部とを有し、前記上方部の厚みが、前記当接部の厚みと等しくてよい。
上記構成によれば、上向き隅肉溶接部に生じる熱を、上方部と当接部とに均等に分散することができる。
前記側梁の前記上面は、前記側梁の外側面の上端から前記鉄道車両構体の内部に向かう領域に、凹部を有し、前記延出部は、前記延出部と前記基部との境界部分から前記鉄道車両構体の内部に向かって延びて前記凹部に係合する係合部を有し、前記延出部における前記側梁の前記上面との溶接部が、前記係合部の先端と前記側梁の前記上面との間に設けられた下向き突合せ溶接部であってよい。
上記構成によれば、下向き突合せ溶接部により、横向き姿勢で溶接が行われる溶接部等に比べ、高い溶接強度を得ることができ、ひいては側面衝突に対する鉄道車両構体の強度をより向上させることができる。
前記係合部の厚みが前記凹部の深さと等しくてよい。
上記構成によれば、溶接作業が容易であると共に、適切な溶接強度を得ることができる。また、係合部と側梁の上面との段差が生じず、溶接部の盛り上がりを削ることで、平坦な面を形成することができる。
前記側構体となる形材の押出方向及び前記側梁となる形材の押出方向が、前記鉄道車両構体の長手方向であってよい。
本発明によれば、側構体と側梁との溶接部が、鉛直方向に関して1つの位置に集約されておらず、少なくとも2つの位置(側梁の上面及び下面)に分散して設けられているため、側面衝突時に破断し難い。さらに、溶接部が破断し難いことに加え、側構体の延出部が側梁の外側面の上端から下端までの領域と対向するため、側面衝突に対する鉄道車両構体の強度を向上させることができる。また、側構体と側梁との溶接部が、側構体の外側面に設けられないため、当該溶接部の平滑化やパテ修正に係る工程を省略可能である。
本発明の一実施形態に係る鉄道車両構体の外観斜視図である。 図1のII−II線に沿った部分断面図である。 図2に示す領域IIIの拡大図である。 本発明の一実施形態に係る鉄道車両構体の製造方法を示すフロー図である。 溶接部の変形例を示す図3の部分拡大図である。
本発明の一実施形態に係る鉄道車両構体(以下、単に「構体」と称す。)100は、図1に示すように、車両の進行方向に長尺な直方体形状であって、構体100の側部を構成する一対の側構体1,2と、構体100の前部及び後部をそれぞれ構成する一対の妻構体3,4と、構体100の底部を構成する台枠5と、構体100の上部を構成する屋根構体6とで構成される六面体である。側構体1,2は互いに同じ構成であり、妻構体3,4は互いに同じ構成である。
台枠5は、図2及び図3に部分的に示すように、構体100の幅方向に延在して床板を受ける複数の横梁5x、各横梁5xの長手方向両端と結合され、構体100の長手方向に延在する一対の側梁5y、構体100の長手方向に延在して床板を受ける複数の中梁(図示略)、各中梁の長手方向両端と結合され、構体100の幅方向に延在する一対の端梁(図示略)等を有する。
構体100の各部は、アルミニウムからなる中空の押出形材で構成されている。側構体1,2となる形材の押出方向及び側梁5yとなる形材の押出方向は、構体100の長手方向である。一方、妻構体3,4となる形材の押出方向及び端梁となる形材の押出方向は、構体100の幅方向である。各形材は、例えばミグ(MIG:Metal Inert Gas)溶接により、結合されている。
側構体1,2は、それぞれ、側梁5yと結合されている。以下、図2及び図3を参照して側構体1について説明するが、上記のとおり側構体1,2は互いに同じ構成であり、側構体2についても以下の説明が該当する。また、以下の説明において、「内側面」とは、構体100の内部100aと対向する面をいい、「外側面」とは、構体100の外部100bと対向する面をいう。
側構体1は、側梁5yの外側面5ybよりも上方に配置される基部1xと、基部1xから下方に向けて側梁5yの外側面5ybに沿って延出した延出部1yとを有する。延出部1yは、側梁5yの外側面5ybの上端5yb1から下端5yb2までの領域と、構体100の幅方向に対向している。延出部1yは、さらに、側梁5yの外側面5ybの下端5yb2よりも下方に突出した突出部1ycを有する。
側構体1は、延出部1yにおいて、側梁5yと溶接されている。詳細には、延出部1yが、側梁5yの上面5ya及び下面5ycと、それぞれ溶接部W1,W2を介して溶接されている。ここで、側梁5yの上面5yaは、外側面5ybの上端5yb1と繋がる面である。側梁5yの下面5ycは、外側面5ybの下端5yb2と繋がる面である。側構体1の外側面1bには、側構体1と側梁5yとの溶接部が設けられていない。
側梁5yの上面5yaは、側梁5yの外側面5ybの上端5yb1から構体100の内部100aに向かう領域に、凹部5ya1を有する。延出部1yは、延出部1yと基部1xとの境界部分1xyから構体100の内部100aに向かって延びて凹部5ya1に係合する係合部1yaを有する。ここで、係合部1yaの厚みHは、凹部5ya1の深さhと等しい。
延出部1yにおける側梁5yの上面5yaとの溶接部W1は、係合部1yaの先端と側梁5yの上面5yaとの間に設けられた、下向き突合せ溶接部(即ち、下向き姿勢で突合せ溶接が行われる溶接部)である。
一方、延出部1yにおける側梁5yの下面5ycとの溶接部W2は、突出部1ycの内側面1ycaと側梁5yの下面5ycとの間に設けられた、上向き隅肉溶接部(即ち、上向き姿勢で隅肉溶接が行われる溶接部)である。
側梁5yは、延出部1yにおける突出部1ycよりも上方の部分と当接する当接部5yp,5yqと、構体100の幅方向に延出部1yから離隔した離隔部5yrとを有する。当接部5ypは、側梁5yの上面5yaを含む。当接部5yqは、側梁5yの下面5ycを含み、且つ、延出部1yにおいて突出部1ycの上方に位置する上方部1ydと当接する。離隔部5yrは、当接部5yqの上方(当接部5yp,5yq間)に設けられている。ここで、上方部1ydの厚みTは、当接部5yqの厚みtと等しい。また、離隔部5yrにおいて、当接部5yqと繋がる部分には、他の部分よりも延出部1yとの距離が大きくなるように、窪み5yr1が設けられている。
次いで、図4を参照し、構体100の製造方法について説明する。
先ず、側構体1,2、妻構体3,4、台枠5及び屋根構体6をそれぞれ作製する(S1)。そしてS1の後、S1で作製した各部材を溶接する(S2)。S2において、側構体1,2を台枠5の側梁5yと結合させる場合には、延出部1yを側梁5yの上面5ya及び下面5ycと溶接する。このとき、側構体1の外側面1bには、側構体1と側梁5yとの溶接部を設けない。
以上に述べたように、本実施形態によれば、側構体1と側梁5yとの溶接部W1,W2が、鉛直方向に関して1つの位置に集約されておらず、少なくとも2つの位置(側梁5yの上面5ya及び下面5yc)に分散して設けられているため、側面衝突時に破断し難い。さらに、溶接部W1,W2が破断し難いことに加え、側構体1の延出部1yが側梁5yの外側面5ybの上端5yb1から下端5yb2までの領域と対向するため、側面衝突に対する構体100の強度を向上させることができる。また、側構体1と側梁5yとの溶接部W1,W2が、側構体1の外側面1bに設けられないため、当該溶接部W1,W2の平滑化やパテ修正に係る工程を省略可能である。
延出部1yは、側梁5yの外側面5ybの下端5yb2よりも下方に突出した突出部1ycを有する。そして、延出部1yにおける側梁5yの下面5ycとの溶接部W2が、突出部1ycの内側面1ycaと側梁5yの下面5ycとの間に設けられた上向き隅肉溶接部である。
上記構成によれば、上向き隅肉溶接部により、横向き姿勢で溶接が行われる溶接部等に比べ、高い溶接強度を得ることができ、ひいては側面衝突に対する構体100の強度をより向上させることができる。
側梁5yは、延出部1yにおいて突出部1ycの上方に位置する上方部1ydと当接し且つ側梁5yの下面5ycを含む当接部5yqと、当接部5yqの上方において構体100の幅方向に延出部1yから離隔した離隔部5yrとを有する。そして、上方部1ydの厚みTは、当接部5yqの厚みtと等しい。
上記構成によれば、上向き隅肉溶接部(溶接部W2)に生じる熱を、上方部1ydと当接部5yqとに均等に分散することができる。
側梁5yの上面5yaは、側梁5yの外側面5ybの上端5yb1から構体100の内部100aに向かう領域に、凹部5ya1を有する。延出部1yは、延出部1yと基部1xとの境界部分1xyから構体100の内部100aに向かって延びて凹部5ya1に係合する係合部1yaを有する。そして、延出部1yにおける側梁5yの上面5yaとの溶接部W1が、係合部1yaの先端と側梁5yの上面5yaとの間に設けられた下向き突合せ溶接部である。
上記構成によれば、下向き突合せ溶接部により、横向き姿勢で溶接が行われる溶接部等に比べ、高い溶接強度を得ることができ、ひいては側面衝突に対する構体100の強度をより向上させることができる。
係合部1yaの厚みHが凹部5ya1の深さhと等しい。
上記構成によれば、溶接作業が容易であると共に、適切な溶接強度を得ることができる。また、係合部1yaと側梁5yの上面5yaとの段差が生じず、溶接部W1の盛り上がりを削ることで、平坦な面を形成することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
・側構体と側梁との溶接箇所は、少なくとも2つあればよく、3以上あってもよい。
・側構体と側梁との溶接部は、隅肉溶接、突合せ溶接、その他任意の組み合わせであってよい。例えば、図5(a)に示すように、延出部1yにおける側梁5yの上面5yaとの溶接部W1に、隅肉溶接を採用してもよい。また、図5(b),(c)に示すように、延出部1yにおける側梁5yの下面5ycとの溶接部W2に、突合せ溶接を採用してもよい。
・延出部は、側梁の外側面の下端まで延出してもよい(即ち、図5(c)のように突出部を有さなくてもよい)。
・側構体と側梁との溶接に係る溶接姿勢は、特に限定されず、横向き等であってもよい。
1,2 側構体
1b 側構体の外側面
1x 基部
1y 延出部
1xy 境界部分
1ya 係合部
1yc 突出部
1yca 内側面
1yd 上方部
3,4 妻構体
5 台枠
5y 側梁
5ya 側梁の上面
5ya1 凹部
5yb 側梁の外側面
5yb1 上端
5yb2 下端
5yc 側梁の下面
5yq 当接部
5yr 離隔部
5yr1 窪み
6 屋根構体
100 鉄道車両構体
100a 鉄道車両構体の内部
100b 鉄道車両構体の外部
W1,W2 溶接部

Claims (7)

  1. 鉄道車両構体の底部を構成する台枠であって、前記鉄道車両構体の長手方向に延在する側梁を有する台枠と、
    前記鉄道車両構体の側部を構成する側構体であって、前記側梁と結合された側構体とを備え、
    前記側構体は、前記側梁の外側面よりも上方に配置される基部と、前記基部から下方に向けて前記側梁の外側面に沿って延出し、前記側梁の外側面の上端から下端までの領域と前記鉄道車両構体の幅方向に対向する延出部とを有し、前記延出部が前記側梁における前記外側面の上端と繋がる上面及び前記外側面の下端と繋がる下面と溶接されており、
    前記側構体の外側面に、前記側構体と前記側梁との溶接部が設けられていないことを特徴とする、鉄道車両構体。
  2. 前記延出部は、前記側梁の前記外側面の下端よりも下方に突出した突出部を有し、
    前記延出部における前記側梁の前記下面との溶接部が、前記突出部の内側面と前記側梁の前記下面との間に設けられた上向き隅肉溶接部であることを特徴とする、請求項1に記載の鉄道車両構体。
  3. 前記側梁は、前記延出部において前記突出部の上方に位置する上方部と当接し且つ前記側梁の前記下面を含む当接部と、前記当接部の上方において前記鉄道車両構体の幅方向に前記延出部から離隔した離隔部とを有し、
    前記上方部の厚みが、前記当接部の厚みと等しいことを特徴とする、請求項2に記載の鉄道車両構体。
  4. 前記側梁の前記上面は、前記側梁の外側面の上端から前記鉄道車両構体の内部に向かう領域に、凹部を有し、
    前記延出部は、前記延出部と前記基部との境界部分から前記鉄道車両構体の内部に向かって延びて前記凹部に係合する係合部を有し、
    前記延出部における前記側梁の前記上面との溶接部が、前記係合部の先端と前記側梁の前記上面との間に設けられた下向き突合せ溶接部であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の鉄道車両構体。
  5. 前記係合部の厚みが前記凹部の深さと等しいことを特徴とする、請求項4に記載の鉄道車両構体。
  6. 前記側構体となる形材の押出方向及び前記側梁となる形材の押出方向が、前記鉄道車両構体の長手方向であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の鉄道車両構体。
  7. 鉄道車両構体の底部を構成する台枠であって、前記鉄道車両構体の長手方向に延在する側梁を有する台枠を作製する台枠作製工程と、
    前記鉄道車両構体の側部を構成する側構体であって、前記側梁の外側面よりも上方に配置される基部と、前記基部から下方に向けて前記側梁の外側面に沿って延出し、前記側梁の外側面の上端から下端までの領域と前記鉄道車両構体の幅方向に対向する延出部とを有する側構体を作製する側構体作製工程と、
    前記側構体作製工程で作製された前記側構体を前記台枠作製工程で作製された前記台枠の前記側梁と結合させるように、前記延出部を前記側梁における前記外側面の上端と繋がる上面及び前記外側面の下端と繋がる下面と溶接する溶接工程とを備え、
    前記溶接工程において、前記側構体の外側面に、前記側構体と前記側梁との溶接部を設けないことを特徴とする、鉄道車両構体の製造方法。
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