JPH0617600B2 - 鉄骨パネルゾ−ン及びその製造方法 - Google Patents

鉄骨パネルゾ−ン及びその製造方法

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JPH0617600B2
JPH0617600B2 JP29450485A JP29450485A JPH0617600B2 JP H0617600 B2 JPH0617600 B2 JP H0617600B2 JP 29450485 A JP29450485 A JP 29450485A JP 29450485 A JP29450485 A JP 29450485A JP H0617600 B2 JPH0617600 B2 JP H0617600B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は梁との接続強度を与えるために鉄骨の途中に一
体に設けられるパネルゾーンに使用される鉄骨パネルゾ
ーン及びその製造方法に関するものである。
(従来技術) 第2図は従来の鉄骨構造の一例を示しており、1、2は
上下の鉄骨角パイプ、3は両角パイプ1、2間に配置さ
れるパネルゾーン、4はパネルゾーン3に溶着されるH
形鋼からなる仕口、5は仕口4に接続されるH形鋼の梁
である。下の角パイプ1は下端のベースプレート6がア
ンカーボルト7により基礎8に締着され、基礎8上に垂
直に起立する部材である。パネルゾーン3は中間角パイ
プ9の上下に4角形のダイヤフラム10、11(通し鉄
板)を一体に備え、上側のダイヤフラム10の上面には
角パイプ2の下端縁が全周に亙り部分12で突当て溶接
され、下側ダイヤフラム11の下面には角パイプ1の上
端縁が全周に亙り部分13で突当て溶接されている。1
4、15は裏当て金(平板)である。
中間角パイプ9は上下端縁に開先17、18を備え、こ
の開先17、18部分に全周に亙り溶接(溶接部16)
が施される。19、20は裏当て金である。上下ダイヤ
フラム10、11の外周面21はダイヤフラムの本体に
対し直角(垂直)に切断されている。
仕口4の上下のフランジ22はダイヤフラム10、11
に対向する端面に開先23を備え、ウエブ24の先端面
25はウエブ24の本体に対し直角(垂直)に切断され
て中間角パイプ9に当接し、角肉溶接される。26はウ
エブ24を切欠いて形成されたスカラップで、これによ
り開先23、17、18部分に第1図の紙面と直角方向
の通し溶接が可能となる。27は裏当て金、28、29
はフランジプレート、30はウエブプレート、31はボ
ルトである。
鉄骨を作る手順としては、梁を切断し、角パイプを切断
し、次に開先を取り、次に一般には第3図のようにパネ
ルゾーン3と仕口4を予め作っておき、両者を例えば第
4図のように結合し、その上下に角パイプ2、1(第2
図)を接合して柱を形成する。
第5図を参照して従来の中間角パイプ9を説明する。中
間角パイプ9の上下両端部内面には、外径D1が中間角
パイプ9の内径D0に設定された裏当金19、20が嵌
合され、第6図に示すように、点溶接33で仮溶接され
る。この状態の中間角パイプ9の上下両端にダイヤフラ
ム10、11を密接させると、中間角パイプ9の上下両
端面とダイヤフラム10、11の間に前記開先17、1
8が形成される。
ところで、この開先17、18の形状は溶接部16の強
度に重要な影響を及ぼすので、第7図に示すように、所
定のルートギャップa、開先角θに設定する必要があ
る。また鉄骨パネルゾーン3の仕上り寸法をW×B×L
に仕上げるために、ダイヤフラム10、11の厚さt1
を考慮して、中間角パイプ9は長さl2(l2+2a=
l1)に設定されている。更に、中間角パイプ9は厚さ
t2であり、また裏当金19、20は厚さt3である。
(問題点) 第7A図に示すように、中間角パイプ9と裏当金19、
20の間に隙間Zがあると開先17、18の形状が変形
してしまい、溶接部16に溶接欠陥が発生し易いという
問題がある。
また第7図に示すように、長さl1、Lの寸法設定が困
難であり、ダイヤフラム10、11の平行度及び中間角
パイプ9に対する直角度がくるい易い。
更に加工工数が多く、コスト高を招くという問題もあ
る。
(発明の目的) 第1発明は、以上のような問題点を解消し得る鉄骨パネ
ルゾーンを提供することを目的としている。
第2発明は、第1発明のパイプ部材を能率良く製造でき
る鉄骨パネルゾーンの製造方法を提供することを目的と
している。
(発明の構成) 第1発明は、鉄鋼構造物の梁と鉄骨との間に設けられる
鉄骨パネルゾーンの両端のダイヤフラムとパイプ部材を
溶接で連結する鉄骨パネルゾーンであって、パイプ部材
の両端部内周面に、パイプ部材とダイヤフラムとの間の
溶接部に所定の開先形状及びルートギャップを形成する
裏当金部を、その開口側両端面が平行で且つパイプ部材
の中心線と直角となるように一体的に設けたことを特徴
とする鉄骨パネルゾーンである。
第2発明は、帯状平鋼の幅方向両端部に、鉄骨パネルゾ
ーンの両端を塞ぐダイヤフラムとパイプ部材との間の溶
接部に所定の開先形状及びルートギャップを形成する裏
当金部を形成し、裏当金部が成形された帯状平鋼を裏当
金部が内側になるように長さ方向に所定寸法の所で角パ
イプ状に湾曲させて両端部を衝合させ、衝合部を溶接し
て裏当金部が一体成形された鉄骨パネルゾーン用のパイ
プ部材を製造し、このパイプ部材の開口両端にダイヤフ
ラムを密着させて開先部を溶接することを特徴とする鉄
骨パネルゾーンの製造方法である。
(実施例) 実施例を示す第1図において第2図中の符号と同一符号
は対応部分である。第1図中で、ダイヤフラム10、1
1の間には中間角パイプ40(パイプ部材)が挟まれて
いる。中間角パイプ40の上下両端部内面には裏当金部
42が中間角パイプ40と一体に設けられており、裏当
金部42の端面44がダイヤフラム10、11に全周に
亙って密着している。上下の端面44の平行度、中間角
パイプ40の中心線に対する直角度は正確である。した
がって、中間角パイプ40の両端部とダイヤフラム1
0、11の間には正確な形状の開先17、18(ルート
ギャップa、開先度θ)が形成されている。この中間角
パイプ40の外径はD2である。
第1図のA部拡大図である第1A図に示すように、裏当
金部42は従来の裏当金19、20と同一の厚さt3に
設定されている。この裏当金部42の厚さt3は中間角
パイプ40の母材部分40aの厚さt2と比較して充分
に薄く、開先17、18に溶接部16(第2図)が肉盛
りされた状態では、中間角パイプ40に作用する外力の
大部分は母材部分40aで受止められ、裏当金部42に
は殆んど伝わらない。
次に作用を説明する。第1図に示す中間角パイプ40で
は裏当金部42が一体に形成されているので、開先1
7、18のルートギャップa及び開先角θが正確にな
り、開先17、18に肉盛りされる溶接部16(第2
図)に溶接欠陥が発生しない。
以上の中間角パイプ40を使用した鉄骨パネルゾーンの
製造方法を説明する。第1B図に示すように、帯状平鋼
50の端部51、52(幅方向両端部)に裏当金部42
を例えばロール成型でロール長さL1に亙って形成す
る。なお端部51、52に裏当金部42が形成された状
態で帯状平鋼50の幅は寸法l1(第1図の高さl1)
に設定されている。
この帯状平鋼50を中間角パイプ40の展開長さL2に
切断し、第1C図に示すように、帯状平鋼50を角型に
折り曲げ、帯状平鋼50の両端部53、54を衝合させ
た後に溶接し、中間角パイプ40を製造する。この中間
角パイプ40の上下にダイヤフラム10、11を密着さ
せて、開先17、18に溶接部16(第2図)を溶接し
て鉄骨パネルゾーン3を製造する。
なお帯状平鋼50に裏当金部42を形成する方法はロー
ル加工に限らず、鋳造や機械切削で形成してもよい。
(発明の効果) 以上説明したように第1発明では、中間角パイプ40の
上下両端部に裏当金部42を一体に形成したので、従来
のように中間角パイプ9(第7A図)と裏当金19、2
0の間に隙間Zが発生せず、溶接部16に溶接欠陥が発
生することを防止できる。また、従来のように中間角パ
イプ9に裏当金19、20を仮溶接する必要がなくなる
ので中間角パイプ40の高さl1、鉄骨パネルゾーン3
の高さLが正確に設定できる。更に、上下の裏当金部4
2の両端面44、44は平行になり、且つ中間角パイプ
40の中心線と直角になり、平行度、直角度が高精度で
あるので、端面44に密接した状態で溶接されるダイヤ
フラム10、11の平行度、中間角パイプ40の中心線
に対する直角度が正確になる。
第2発明では、帯状平鋼50に裏当金部42を例えばロ
ール加工で一体成形し、この帯状平鋼50を第1C図に
示すように、折り曲げて中間角パイプ40を製造できる
ので、前述のような第1発明の鉄骨パネルゾーン3を容
易に製造できる。
(別の実施例) (1) 本発明による鉄骨パネルゾーンは第1図に示す
1実施例に限定されず、例えば第8図に示すように、裏
当金部42にも小さな開先60を形成して、裏当金部4
2とダイヤフラム10、11との間に溶着金属を溶け込
ませるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるパネルゾーン部分の縦断面図、第
1A図は第1図のA部拡大図、第1B図は中間角パイプ
の素材である帯状平鋼の斜視図、第1C図は帯状平鋼を
折り曲げた状態を示す斜視図、第2図は従来の鉄骨の主
要部を示す縦断面図、第3図は第1図中のパネルゾーン
と仕口の分解斜視図、第4図は第1図中のパネルゾーン
と仕口の結合体を示す斜視図、第5図、第6図は従来の
中間角パイプを示す斜視図、第7図は第6図のVII−VII
断面図、第7A図は第7図のA部拡大図、第8図は別の
実施例を示す要部縦断面図である。3……鉄骨パネルゾ
ーン、10、11……ダイヤフラム、17、18……開
先、40……中間角パイプ、42……裏当金部、50…
…帯状平鋼、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄骨構造物の梁と鉄骨との間に設けられる
    鉄骨パネルゾーンの両端のダイヤフラムとパイプ部材を
    溶接で連結する鉄骨パネルゾーンであって、パイプ部材
    の両端部内周面に、パイプ部材とダイヤフラムとの間の
    溶接部に所定の開先形状及びルートギャップを形成する
    裏当金部を、その開口側両端面が平行で且つパイプ部材
    の中心線と直角となるように一体的に設けたことを特徴
    とする鉄骨パネルゾーン。
  2. 【請求項2】帯状平鋼の幅方向両端部に、鉄骨パネルゾ
    ーンの両端を塞ぐダイヤフラムとパイプ部材との間の溶
    接部に所定の開先形状及びルートギャップを形成する裏
    当金部を形成し、裏当金部が成型された帯状平鋼を裏当
    金部が内側になるように長さ方向に所定寸法の所で角パ
    イプ状に湾曲させて両端部を衝合させ、衝合部を溶接し
    て裏当金部が一体成型された鉄骨パネルゾーン用のパイ
    プ部材を製造し、このパイプ部材の開口両端にダイヤフ
    ラムを密着させて開先部を溶接することを特徴とする鉄
    骨パネルゾーンの製造方法。
JP29450485A 1985-12-25 1985-12-25 鉄骨パネルゾ−ン及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0617600B2 (ja)

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JP5184816B2 (ja) * 2007-05-17 2013-04-17 ヤクモ株式会社 制振装置

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