JP2552225Y2 - 横向スタッド溶接用裏当金 - Google Patents

横向スタッド溶接用裏当金

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JP2552225Y2
JP2552225Y2 JP1992065294U JP6529492U JP2552225Y2 JP 2552225 Y2 JP2552225 Y2 JP 2552225Y2 JP 1992065294 U JP1992065294 U JP 1992065294U JP 6529492 U JP6529492 U JP 6529492U JP 2552225 Y2 JP2552225 Y2 JP 2552225Y2
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stud
backing metal
welding
welded
metal
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一師 須田
礦三 山下
和男 長友
雄二 鈴木
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鋼製壁に傾斜開先をも
つ鋼製スタッド(以下、単にスタッドという)が横向き
でスタッド溶接された後に、スタッドの傾斜開先部を下
向姿勢で被覆アーク溶接又はガスシールドアーク溶接あ
るいはノーガスアーク溶接で溶接するときに用いる裏当
金に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スタッドを鋼壁に横向きでスタッ
ド溶接する場合、下向きでのスタッド溶接とは大きく異
なり、無欠陥で溶接できるスタッドの直径は、たかだか
20mm程度であり、これを超えるスタッド径のものを
スタッド溶接する場合には、2000Aを超える大電流
を供給して溶接することが必要となり、スタッドの太径
化に伴い溶融金属量が増し、溶融金属が横向きのため下
方に偏肉したり、垂れ落ちたりして、確実、かつ安定し
てスタッドを鋼壁に溶接できないという問題点があっ
た。
【0003】しかしながら、土木分野では、構造物が大
形化、高強度化する情勢にあり、このためには、鋼壁に
対するスタッドは従来技術を超えた太径のものを必要と
している。このような情勢の中で、本考案者らは、太径
のスタッドを溶接するには、図1、図2に示すように従
来技術でスタッド溶接できる面積まで太径スタッド1の
端面を斜めに削除して、言い換えれば、スタッド端面3
に傾斜開先2を設けて、この傾斜開先を上向きにした状
態のものを鋼壁4にスタッド溶接した後、傾斜開先部を
他のアーク溶接方法で下向きで溶接する方法を提案して
いる。
【0004】なお、図1の5はスタッド溶接したときの
余盛である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上述の本考
案者が提案中の予めスタッド溶接された傾斜開先部を能
率よく下向姿勢で溶接できるようにする横向スタッド溶
接用治具を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題を
解決し、目的を達成するもので、その具体的手段は下記
のとおりである。すなわち、本考案の横向スタッド溶接
用裏当金は、図3に示すように円筒部とU字形の鋼製裏
当金が一体になった横向スタッド溶接用裏当金におい
て、当該円筒部は内径20mm以上、肉厚3〜15mm
の鋼製円筒材からなり、当該円筒部と接触しない側のU
字形裏当金の端面はレ形開先を有することを特徴とし、
この裏当金はスタッド溶接されたスタッドの端部に嵌め
込んで、図4のように鋼壁とスタッドの傾斜開先と裏当
金のU形部によって形成された空間部(開先部)を下向
姿勢でアーク溶接するために用いる。
【0007】
【作用】以下に、本考案の横向スタッド溶接用裏当金に
ついて図面を用いて、さらに具体的に説明する。本考案
の裏当金の形状は図3に示すとおり、円筒材とU字形の
鋼製裏当金が一体になったもので、当該円筒部と接触し
ない側のU字形の裏当金の端面である、この裏当金6の
U形部の端面には開先7を設けてある。これは図4で示
すように既に鋼壁4にスタッド溶接されたスタッドに嵌
め込んだ時に、スタッド溶接金属の余盛5と干渉するの
を防止するために設けてある。
【0008】図4は再述になるが、裏当金をスタッドに
嵌め込んだ状態を示すと共に、鋼壁とスタッド端部の傾
斜開先部と裏当金のU形部によって空間部8が形成され
ている状況を示している。裏当金には円筒形の部分があ
るので、これを横向きにスタッド溶接されたスタッドに
嵌め込んでセットできるので、落ちることもなく、また
仮付け溶接する必要もない。
【0009】なお、円筒形の部分の内径は20mm以上
とするが、スタッドに嵌め込みやすいようにスタッドの
外径より若干太くする程度でよい。さらに、空間部は下
向きの姿勢で溶接できるように形成される。かくして、
前記空間部8を被覆アーク溶接又はガスシールドアーク
溶接あるいはノーガスアーク溶接によって溶接し、裏当
金を付けた状態でスタッドの鋼壁に対する溶接を終了さ
せる。
【0010】したがって、裏当金の肉厚はアーク溶接
時、溶け抜けない程度の厚さでよく、最小3mmあれば
よい。また、肉厚15mm超でも特に問題はないが、円
筒材の端を加工してU形にするときには、非常に大きい
力が必要となり加工が困難となるので最大15mmとし
た。
【0011】
【考案の効果】このように、スタッドの直径が太径化し
ても従来技術でスタッド溶接ができる面積にまでスタッ
ド先端を斜めに削除してスタッド溶接し、後に斜めに削
除した部分をアーク溶接で溶接金属を満たすときに、本
考案の裏当金を使用すれば、裏当金は簡単にスタッドに
嵌め込むことができ、下方に落ちることもなく、裏当金
のU形部で包まれた空間部が形成でき、この空間部を溶
接作業の楽な下向きの姿勢でアーク溶接するので、溶融
金属が垂れ落ちるという問題も全くなくなり、裏当金自
体もスタッドの一部として流用できるのでスタッド本体
と鋼壁間の接合強度を補強できることとなり、簡便に太
径のスタッドが鋼壁に溶接できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案で使用するスタッドの斜視図である。
【図2】スタッドを鋼壁にスタッド溶接した状態を示す
説明図である。
【図3】本考案の横向スタッド溶接用裏当金を示す斜視
図である。
【図4】鋼壁に横向きにスタッド溶接された部分に本考
案の裏当金を嵌め込んだ状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 スタッド本体 2 スタッドに設けた傾斜開先 3 スタッド溶接するスタッドの端面 4 鋼壁 5 スタッド溶接金属の余盛 6 横向スタッド溶接用裏当金 7 裏当金の開先 8 アーク溶接する空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鈴木 雄二 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株 式会社 技術開発本部内 (56)参考文献 特開 平4−13482(JP,A) 特開 昭50−64143(JP,A) 特公 昭49−3614(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒部とU字形の鋼製裏当金が一体にな
    った横向スタッド溶接用裏当金において、当該円筒部は
    内径20mm以上、肉厚3〜15mmの鋼製円筒材から
    なり、当該円筒部と接触しない側のU字形裏当金の端面
    はレ形開先を有することを特徴とする横向スタッド溶接
    用裏当金。
JP1992065294U 1992-09-18 1992-09-18 横向スタッド溶接用裏当金 Expired - Lifetime JP2552225Y2 (ja)

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JPH0629795U JPH0629795U (ja) 1994-04-19
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GB1393544A (en) * 1972-03-14 1975-05-07 Walker Walker Patent Marketing Electronic keyboard instrument
JPS5064143A (ja) * 1973-10-12 1975-05-31

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