JP2002227766A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

密閉型圧縮機

Info

Publication number
JP2002227766A
JP2002227766A JP2001319023A JP2001319023A JP2002227766A JP 2002227766 A JP2002227766 A JP 2002227766A JP 2001319023 A JP2001319023 A JP 2001319023A JP 2001319023 A JP2001319023 A JP 2001319023A JP 2002227766 A JP2002227766 A JP 2002227766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outlet
suction
resonance
suction muffler
resonance space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001319023A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3776025B2 (ja
Inventor
Akihiko Kubota
昭彦 窪田
Hidetoshi Nishihara
秀俊 西原
Masahiko Ozaka
昌彦 尾坂
Toshihiko Ota
年彦 太田
Hiroki Awashima
宏樹 淡島
Manabu Motegi
学 茂手木
Kazuhito Noguchi
和仁 野口
Takeshi Kojima
健 小島
Masahiro Sumiya
昌浩 角谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2001319023A priority Critical patent/JP3776025B2/ja
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to DE60114880T priority patent/DE60114880T2/de
Priority to US10/432,029 priority patent/US7244108B2/en
Priority to PCT/JP2001/010278 priority patent/WO2002044565A1/ja
Priority to MXPA03004787A priority patent/MXPA03004787A/es
Priority to AU2409402A priority patent/AU2409402A/xx
Priority to BR0115642-0A priority patent/BR0115642A/pt
Priority to KR10-2003-7007205A priority patent/KR100510027B1/ko
Priority to CNB018223680A priority patent/CN1247894C/zh
Priority to AU2002224094A priority patent/AU2002224094B2/en
Priority to EP01998740A priority patent/EP1347175B1/en
Publication of JP2002227766A publication Critical patent/JP2002227766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3776025B2 publication Critical patent/JP3776025B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/0027Pulsation and noise damping means
    • F04B39/0055Pulsation and noise damping means with a special shape of fluid passage, e.g. bends, throttles, diameter changes, pipes
    • F04B39/0061Pulsation and noise damping means with a special shape of fluid passage, e.g. bends, throttles, diameter changes, pipes using muffler volumes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/0027Pulsation and noise damping means
    • F04B39/0055Pulsation and noise damping means with a special shape of fluid passage, e.g. bends, throttles, diameter changes, pipes
    • F04B39/0066Pulsation and noise damping means with a special shape of fluid passage, e.g. bends, throttles, diameter changes, pipes using sidebranch resonators, e.g. Helmholtz resonators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/0027Pulsation and noise damping means
    • F04B39/0055Pulsation and noise damping means with a special shape of fluid passage, e.g. bends, throttles, diameter changes, pipes
    • F04B39/0072Pulsation and noise damping means with a special shape of fluid passage, e.g. bends, throttles, diameter changes, pipes characterised by assembly or mounting
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B39/00Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
    • F04B39/10Adaptations or arrangements of distribution members
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S181/00Acoustics
    • Y10S181/403Refrigerator compresssor muffler

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫等の冷凍サイクルに使用される密閉型
圧縮機に関し、圧縮室内の共鳴音や吸入バルブで生じた
吸入圧力脈動をその発生源に近いところでより効果的に
減衰する騒音の静かな圧縮機の提供を図る。 【解決手段】 騒音発生源により近い吸入バルブポート
29近傍に共鳴空間38を設けることにより、吸入マフ
ラ31の消音機能よりも効果的な騒音の減衰が可能とな
る。また、吸入マフラ31の音響特性による特定周波数
の騒音の増幅に対し、増幅を受ける前にその周波数の騒
音を減衰しておくことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等の冷凍サ
イクルに使用される密閉型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、密閉型圧縮機はその運転音の静か
なものが強く求められている。
【0003】従来の密閉型圧縮機は、吸入圧力脈動によ
る騒音を吸入マフラ上に構成した消音機能によって減衰
するものであった。従来の密閉型圧縮機としては米国特
許第5443371号明細書に示されているものがあ
る。
【0004】以下、図面を参照しながら上記従来の密閉
型圧縮機を説明する。
【0005】図8は従来の密閉型圧縮機の要部断面図で
ある。
【0006】図8において、1は圧縮要素であり密閉容
器内に収容されている。2はシリンダブロックである。
3はシリンダであり圧縮要素1の圧縮室4を構成する。
5はピストンでありシリンダ3内を往復運動する。6は
バルブプレートでありシリンダ3の一端を封止する。7
は吸入バルブポートでありバルブプレート6上に構成さ
れており、吸入リード8により開閉される。9は吸入マ
フラである。10はシリンダヘッドでありバルブプレー
ト6をシリンダ3の一端に固着するとともに吸入マフラ
9をバルブプレート6の吸入バルブポート7に固着す
る。
【0007】以上のように構成された密閉型圧縮機(以
下、圧縮機という)について、以下その動作を説明す
る。
【0008】冷凍サイクルより圧縮機に戻った冷媒ガス
は密閉容器内に開放される。次に冷媒ガスは吸入マフラ
9,吸入バルブポート7を通過してシリンダ3とピスト
ン5で構成される圧縮室4へと吸入される。そこで、電
動要素の回転運動により往復運動するピストン5によっ
て圧縮を受けた後、吐出管を通って冷凍サイクルへと送
られる。
【0009】このとき、圧縮室4内の共鳴音や吸入リー
ド8の開閉により吸入バルブポート7部で生じた吸入圧
力脈動は吸入マフラ9を通して減衰を受けた後、密閉容
器に開放されることにより騒音を低減することができ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、吸入マフラ9の消音機能(膨張室や共鳴
室)が、発生源である圧縮室4や吸入バルブポート7か
ら離れた位置にあり、消音効果が十分に得られないばか
りか、吸入バルブポート7と消音機能をつなぐ吸入マフ
ラ9の音響特性によりある特定の周波数の騒音が増幅さ
れる可能性を有しているという欠点があった。
【0011】本発明は従来の課題を解決するもので、圧
縮室4内の共鳴音や吸入リード8の開閉により吸入バル
ブポート7部で生じた吸入圧力脈動をその発生源に近い
ところでより効果的に減衰する騒音の少ない圧縮機を提
供するものである。
【0012】また、上記従来の構成は、吸入マフラ9内
にのみ消音機能を配するため、膨張室や共鳴室を配置で
きるスペースに限りがあり、複数の周波数の騒音への対
応に限度があるという欠点があった。
【0013】本発明の他の目的は従来の課題を解決する
もので、より多くの共振周波数の騒音を低減した騒音の
少ない圧縮機を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、密閉容器と、前記密閉容器内に収容された圧
縮要素と、前記圧縮要素を構成するシリンダを有するシ
リンダブロックと、前記シリンダの開口端に配した吸入
バルブポートを有するバルブプレートと、前記バルブプ
レートの反シリンダ側に固着したシリンダヘッドと、前
記シリンダヘッドに出口部が収容され、その先端の出口
開口が前記吸入バルブポートに連通する吸入マフラと、
前記シリンダヘッド内に設けられた凹部と、この前記凹
部が前記バルブプレートに覆われて形成される共鳴空間
と、前記出口部と前記共鳴空間を連通する細い導通部と
を備えたものであり、騒音発生源である前記吸入バルブ
ポートにより近い前記吸入マフラの前記出口部で前記シ
リンダヘッドに収容される部分の前記バルブプレートに
対向する側に前記導通部を設け、前記導通部を介して前
記共鳴空間を設けることにより、吸入マフラの消音機能
よりも効果的な騒音の減衰が可能となるとともに前記吸
入マフラの音響特性による特定周波数の騒音の増幅に対
し、増幅を受ける前にその周波数の騒音を減衰しておく
ことができる。
【0015】また、前記導通部を前記吸入マフラの前記
出口部で前記バルブプレートに対向する側に設け、前記
共鳴空間を前記シリンダヘッド内に構成した凹部と前記
バルブプレートの前記シリンダヘッドに対向する面とか
ら形成することにより部品点数を増やすことなく容易に
前記導通部を介して前記吸入バルブポートに連通する前
記共鳴空間を構成することができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、共鳴空間は吸入マフラの出口部と一体
に合成樹脂材にて成形された壁により形成されるもので
あり、冷媒ガスの吸入経路と導通部を介して結合する前
記共鳴空間での受熱を軽減することができるため、吸入
される前記冷媒ガスの温度の上昇を抑え、圧縮機の性能
の悪化を防ぐことができるとともに、部品点数を増やす
ことなく前記共鳴空間を構成できるという作用を有す
る。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、共鳴空間はシリンダヘッドに設けた凹
部と前記凹部に収容された吸入マフラの出口部の外壁と
バルブプレートのシリンダヘッドに対向する面とにより
形成されるものであり、前記シリンダヘッドに設けた前
記凹部に前記吸入マフラの前記出口部を収容した残りの
空間を前記バルブプレートの面に伏せることにより、容
易かつ部品点数を増やすことなく前記共鳴空間を構成す
ることができるとともに、前記シリンダヘッドの限られ
た領域でより大きな前記共鳴空間の容積を得ることがで
きるため、より大きな騒音減衰効果が得られるという作
用を有する。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、共鳴空間
と吸入バルブポートとの導通部を吸入マフラの出口部の
出口開口に設けた少なくとも一つの切り欠きとするもの
であり、前記切り欠きを有する前記吸入マフラの前記出
口部の前記出口開口を前記バルブプレートの面に伏せる
ことにより、容易かつ部品点数を増やすことなく前記導
通部を構成することができるとともに、騒音発生源であ
る前記吸入バブルポートにより近い前記吸入マフラの前
記出口部の前記出口開口に前記導通部を設けるため、よ
り大きな騒音減衰効果が得られるという作用を有する。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、共鳴空間
と吸入バルブポートとの導通部を吸入マフラの出口部の
管部に設けた少なくとも一つの孔とするものであり、部
品点数を増やすことなく容易に前記導通部を構成するこ
とができるとともに、騒音発生源である前記吸入バルブ
ポートにより近く、音響モード的に安定した前記吸入マ
フラの前記管部に前記導通部を設けることにより安定し
た騒音減衰効果が得られるという作用を有する。
【0020】請求項6に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、共鳴空間
と吸入バルブポートとの導通部を吸入マフラの出口部の
出口開口に設けた少なくとも一つの切り欠きと前記吸入
マフラの前記出口部の管部に設けた少なくとも一つの孔
の両方とするものであり、部品点数を増やすことなく容
易に前記導通部を構成することができるとともに、大き
な騒音減衰効果と安定した騒音減衰効果を得ることがで
きる。また、前記共鳴空間の形状の選択の自由度が増す
という作用を有する。
【0021】請求項7に記載の発明は、請求項1から請
求項6のいずれか一項に記載の発明において、共鳴空間
を複数備えたものであり、より大きな消音効果が得られ
るとともに前記共鳴空間の容積をそれぞれ異なったもの
にすることによって複数の周波数帯の騒音に対応が可能
であるという作用を有する。
【0022】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、複数の共鳴空間を導通部に対して対称
形に配置したものであり、前記共鳴空間を前記導通部に
対して対称形に配置することによって、前記導通部に連
通する複数の前記共鳴空間の全体としての共鳴の音響モ
ードの節を空間距離の中心となる前記導通部に容易にコ
ントロールすることができることから、前記共鳴空間の
騒音減衰効果をより効果的に発揮することが可能になる
という作用を有する。
【0023】請求項9に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、共鳴空間と連通する複数の導通部が異
なる通路断面積または異なる通路長さを持つものであ
り、前記共鳴空間の容積との組み合わせの関係によって
共鳴周波数を決定し、それぞれの周波数の騒音を減衰す
ることが可能となるという作用を有する。
【0024】請求項10に記載の発明は、請求項1から
請求項9のいずれか一項に記載の発明において、共鳴空
間を構成する壁の一部に前記共鳴空間と密閉容器を連通
する微小なオイル抜き通路を備えたものであり、前記共
鳴空間にオイルが溜まるのを回避し、オイルの蓄積によ
る前記共鳴空間の消音能力の低下を防ぎ、常に十分な消
音能力を維持することが可能となるという作用を有す
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明による圧縮機の実施
の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、
従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説
明を省略する。
【0026】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1による圧縮機の縦断面図である。
【0027】図2は本発明の実施の形態1による圧縮機
の要部分解斜視図である。
【0028】図1及び図2において、21は密閉容器で
ある。22は圧縮要素であり密閉容器21内に収容され
ている。23は電動要素であり圧縮要素22に結合され
ている。24はシリンダブロックであり、内包するシリ
ンダ25は圧縮要素22の圧縮室26を構成する。27
はピストンでありシリンダ25内を往復運動する。28
はバルブプレートでありシリンダ25の一端を封止す
る。29は吸入バルブポートでありバルブプレート28
上に構成されており、吸入リード(図示せず)により、
吸入バルブポート29を開閉する。
【0029】31は吸入マフラであり、圧縮室26内の
共鳴音や吸入リードの開閉により吸入バルブポート29
部で生じた吸入圧力脈動を減衰させるものである。ま
た、吸入マフラは、圧縮機の性能向上の観点から熱伝導
率の低い材料、たとえば合成樹脂等で構成される。合成
樹脂としては、冷媒ガス雰囲気,高温下という使用環境
を考慮するとPBT(ポリプチレンテレフタレート)や
PPS(ポリフェニレンサルファイト)等の材料である
ことが好ましい。32は管状に形成された吸入マフラ3
1の出口部であり、その先端に出口開口33が設けられ
ている。
【0030】34は吸入マフラ31を取付ける凹部35
と吐出室36とを備えたシリンダヘッドであり、バルブ
プレート28をシリンダブロック24の一端に固着する
とともに、吸入マフラ31の出口部32を収納部35に
収納し、出口開口33をバルブプレート28の吸入バル
ブポート29に押圧している。
【0031】37は吐出管であり密閉容器21を介して
圧縮要素22と冷凍サイクルをつないでいる。12は冷
凍機油であり、密閉容器21の底部に溜まっている。1
3は冷媒ガスであり、冷凍サイクルと密閉型圧縮機を循
環している。
【0032】38は共鳴空間であり、バルブプレート2
8の吸入バルブプレート29近傍のシリンダヘッド34
内に配設された凹部38aとバルブプレート28のシリ
ンダヘッド34に対向する面とから形成されており、圧
縮室26内の共鳴音や吸入リードの開閉により吸入バル
ブポート29部で生じた吸入圧力脈動を減衰する手段と
しての消音器である。
【0033】39は細い切り欠き溝状の導通部であり、
吸入マフラ31の出口部32の先端の出口開口33のバ
ルブプレート28に対向する側に設けられ、出口部32
と共鳴空間38を連通している。
【0034】以上のように構成された圧縮機について、
以下その動作を説明する。
【0035】圧縮室26内の共鳴音や吸入リードの開閉
により吸入バルブポート29部で生じた吸入圧力脈動
は、騒音発生源である圧縮室26及び吸入バルブポート
29により近い吸入マフラ31のシリンダヘッド34に
収容される部分のバルブプレート28に対向する側に導
通部39を設け、導通部39を介して吸入バルブポート
29に連通する共鳴空間38を設けることにより、共鳴
空間38の騒音減衰効果により減衰を受けた後、吸入マ
フラ31を通して更に減衰を受けて密閉容器21に開放
されるため、従来の吸入マフラのみの場合に比べてより
効果的に騒音を低減することができる。
【0036】また、吸入マフラ31はその構成上、様々
な空間距離を有しているため、通過する騒音の波長によ
り、増幅を行なう場合が多々ある。このような場合、そ
の周波数の音を共鳴空間38によって、あらかじめ減衰
しておくことは大変有効な手段である。
【0037】また、導通部39を吸入マフラ31のバル
ブプレート28に対向する側に設け、共鳴空間38をシ
リンダヘッド34内に構成した凹部38aとバルブプレ
ート28のシリンダヘッド34に対向する面とから形成
することにより部品点数を増やすことなく容易に導通部
39を介して吸入バルブポート29に連結する出口部に
連通する共鳴空間38を構成することができる。
【0038】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2による圧縮機の要部分解斜視図である。
【0039】図3において、28はバルブプレート、2
9は吸入バルブポートである。40は吸入マフラであ
り、圧縮室26内の共鳴音や吸入リードの開閉により吸
入バルブポート29部で生じた吸入圧力脈動を減衰する
手段としての消音器である。吸入マフラは、圧縮機の性
能向上の観点から熱伝導率の低い材料、たとえば合成樹
脂等で構成される。合成樹脂としては、冷媒ガス雰囲
気,高温下という使用環境を考慮するとPBTやPPS
等の材料であることが好ましい。41は吸入マフラ40
と一体に合成樹脂材にて成形された壁である。42は共
鳴空間であり、壁41とバルブプレート28により構成
される。43は出口部、44は出口開口部であり、吸入
マフラ40の吸入バルブポート29への接続部である。
45は導通部であり吸入マフラ40の出口開口44に設
けられた切り欠きである。
【0040】以上のように構成された圧縮機について、
以下その動作を説明する。
【0041】本実施の形態は、共鳴空間42を形成する
壁41を熱伝導性の低い合成樹脂材にて吸入マフラ40
と一体に成形することによって、圧縮室26に吸入され
る冷媒ガス13に対する加熱を抑え、圧縮機の性能を大
きく損なうことなく共鳴空間42を形成したのでその消
音効果により圧縮機の騒音を低減することが可能とな
る。
【0042】また、吸入マフラ40と一体に成形するこ
とにより、部品点数を増やすことなく容易に共鳴空間4
2を形成することが可能となる。
【0043】また、吸入マフラ40の出口開口44に設
けた切り欠きをバルブプレート28に対向させることに
より、部品点数を増やすことなく容易に吸入バルブポー
ト29と連結する出口部43と共鳴空間42を連通する
導通部45を形成することが可能となる。また、騒音発
生源である吸入バルブポート29により近い位置に導通
部45を設けるため、より大きな騒音減衰効果を得るこ
とができる。
【0044】(実施の形態3)図4は、本発明の実施の
形態3による圧縮機の要部分解斜視図である。
【0045】図4において、28はバルブプレートであ
る。46は吸入マフラであり、圧縮室26内の共鳴音や
吸入リードの開閉により吸入バルブポート29部で生じ
た吸入圧力脈動を減衰する手段としての消音器であり、
圧縮機の性能向上の観点から熱伝導率の低い材料、たと
えば合成樹脂等で構成される。合成樹脂としては、冷媒
ガス雰囲気,高温下という使用環境を考慮するとPBT
やPPS等の材料であることが好ましい。47はシリン
ダヘッドである。48はシリンダヘッド46に形成され
た凹部である。49は凹部48とバルブプレート28に
より構成される共鳴空間である。50は吸入マフラ46
がシリンダヘッド47に収容される部位である出口部で
あり、管部51を含む。52は導通部であり吸入マフラ
46の管部51に設けられた孔である。
【0046】以上のように構成された圧縮機について、
以下その動作を説明する。
【0047】本実施の形態は、シリンダヘッド47に設
けられた凹部48に吸入マフラ46の一部を収納し、バ
ルブプレート28のシリンダヘッド47に対向する面に
対向させることによって、バルブプレート28,吸入マ
フラ46,シリンダヘッド47のそれぞれの壁面により
部品点数を増やすことなく容易に共鳴空間49を形成す
ることが可能となる。また、シリンダヘッド47の限ら
れたスペースを最大限に活用し、共鳴空間49の容積を
大きくすることが可能となることから、より大きな消音
効果が得られる。
【0048】また、吸入マフラ46の管部51に設けた
孔を共鳴空間49に開口することにより、部品点数を増
やすことなく容易に吸入バルブポート29と連結する出
口部50と共鳴空間49を連通する導通部52を形成す
ることが可能となる。また、形状が単純であり音響モー
ド的に安定した吸入マフラ46の管部51に導通部52
を設けることにより、安定した騒音減衰効果を得ること
ができる。
【0049】(実施の形態4)図5は、本発明の実施の
形態4による圧縮機の要部分解斜視図である。
【0050】図7は、本発明の実施の形態4による圧縮
機の騒音特性図である。
【0051】図5において、28はバルブプレート、2
9は吸入バルブポートである。53は吸入マフラであ
り、圧縮室26内の共鳴音や吸入リードの開閉により吸
入バルブポート29部で生じた吸入圧力脈動を減衰する
手段としての消音器であり、圧縮機の性能向上の観点か
ら熱伝導率の低い材料、たとえば合成樹脂等で構成され
る。合成樹脂としては、冷媒ガス雰囲気,高温下という
使用環境を考慮するとPBTやPPS等の材料であるこ
とが好ましい。54は吸入マフラ53と一体に合成樹脂
材にて成形された壁である。55は複数備えられた共鳴
空間であり、壁54とバルブプレート28により構成さ
れる。56は出口部であり、57は出口部56の先端に
形成された出口開口であり、吸入バルブポート29への
接続部である。58は出口部56の管部である。59は
導通部で、吸入マフラ53の出口開口57に設けられた
切り欠きであり、吸入バルブポート29に連結する出口
部56と共鳴空間55を連通する。60は導通部で、出
口部56の管部58に設けられた孔であり、吸入バルブ
ポート29に連結する出口部56と共鳴空間55を連通
する。61はシリンダヘッドであり、壁54を有する吸
入マフラ53の出口部56と管部58を収容する凹部6
2を有する。複数備えられた共鳴空間55は導通部59
及び導通部60に対して対称形に配置されている。63
は壁54に設けられた微小断面積のオイル抜き通路であ
り、共鳴空間55とシリンダヘッド61の凹部62を連
通する。
【0052】以上のように構成された圧縮機について、
以下その動作を説明する。
【0053】本実施の形態は、吸入マフラ53の出口開
口57に設けた導通部59(切り欠き)をバルブプレー
ト28に対向させ、吸入マフラ53の管部58に設けた
導通部60(孔)を共鳴空間55に開口することによ
り、部品点数を増やすことなく容易に吸入バルブポート
29に連結する出口部56と共鳴空間55を連通するこ
とが可能となる。そして、騒音発生源である吸入バルブ
ポート29により近い位置に導通部59を設けるため大
きな騒音減衰効果を得ることができる。さらに、形状が
単純であり音響モード的に安定した吸入マフラ53の管
部58に導通部60を設けることにより安定した騒音減
衰効果を得ることができる。
【0054】また、複数の共鳴空間55を導通部59及
び導通部60に対して対称形に配置することにより、導
通部59及び導通部60に連通する複数の共鳴空間55
の全体としての共鳴の音響モードの節を空間距離の中心
となる導通部59及び導通部60に容易にコントロール
することができることから、共鳴空間55の騒音減衰効
果をより効果的に発揮することができる。
【0055】また、共鳴空間55を構成する壁54の一
部に、共鳴空間55とシリンダヘッド61の凹部62を
連通する微小断面積のオイル抜き通路63を備えること
により、圧縮機に吸入される冷媒ガス13にわずかに含
まれる霧状の冷凍機油12が導通部59,60を介して
共鳴空間55内に蓄積するのを回避し、共鳴空間55が
冷凍機油12により塞がれるのを防止でき、十分な消音
能力を維持することが可能となる。
【0056】また、本実施の形態のその他の効果として
は、共鳴空間55の共鳴周波数以外の周波数の騒音に対
し、膨張型の消音器として機能することができる。つま
りは、共鳴空間55がオイル抜き通路63を介して共鳴
空間55の外部と連通していることから、吸入バルブポ
ート29近傍で発生した音圧の一部は導通部59及び導
通部60で絞りを受けた後、共鳴空間55で膨張し、オ
イル抜き通路63で再び絞られて共鳴空間55の外部に
開放される。多段の絞りを受け、またオイル抜き通路6
3が微小断面積であるため開放される音圧のレベルは低
いものとなる。そして、吸入バルブポート29近傍で発
生した音圧の残りは、本来の経路である吸入マフラ53
にて減衰されて外部に開放される。このとき、オイル抜
き通路63からの音圧の開放がない場合と比べて吸入マ
フラ53に入る音圧が小さくなっているため、吸入マフ
ラ53からの音圧の開放も小さくなり、結果として圧縮
機の騒音を小さくすることができる。
【0057】図7は図5に示す本実施の形態4の圧縮機
の騒音特性図であり、本実施の形態を採用しないものと
比較して明確な効果が得られる。
【0058】(実施の形態5)図6は、本発明の実施の
形態5による圧縮機の要部分解斜視図である。
【0059】図6において、28はバルブプレート、2
9は吸入バルブポート、64は吸入マフラであり、圧縮
室26内の共鳴音や吸入リードの開閉により吸入バルブ
ポート29部で生じた吸入圧力脈動を減衰する手段とし
ての消音器であり、圧縮機の性能向上の観点から熱伝導
率の低い材料、たとえば合成樹脂等で構成される。合成
樹脂としては、冷媒ガス雰囲気,高温下という使用環境
を考慮するとPBTやPPS等の材料であることが好ま
しい。65は複数備えられた共鳴空間であり、66は吸
入バルブポート29と複数の共鳴空間65を連通する複
数の導通部である。
【0060】以上のように構成された圧縮機について、
以下その動作を説明する。
【0061】本実施の形態は、共鳴空間65を複数とす
ることにより、より大きな消音効果が得られる。また、
複数の導通部66の通路断面積と通路長さが同じであれ
ば、共鳴空間65の容積を大きくすれば共鳴周波数は低
くなり、共鳴空間65の容積を小さくすれば共鳴周波数
は高くなるため、共鳴空間65の容積をそれぞれ異なっ
たものにすることによって複数の周波数帯の騒音に対応
が可能となる。
【0062】また、複数の共鳴空間65と連通する複数
の導通部66の通路断面積または通路長さをそれぞれ異
としたものであり、複数の共鳴空間65の容積が同じで
あれば、導通部66の通路断面積を大きくすれば共鳴周
波数は高くなり、導通部66の通路断面積を小さくすれ
ば共鳴周波数は低くなる。また、通路長さを長くすれば
共鳴周波数は低くなり、通路長さを短くすれば共鳴周波
数は高くなることから、共鳴空間65の容積との組み合
わせの関係によって共鳴周波数を決定し、それぞれの周
波数の騒音を減衰することができることから、複数の周
波数帯の騒音に対応が可能となる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、騒音発生源により近い吸入バルブポート近傍に共
鳴空間を設けることにより、吸入マフラの消音機能より
も効果的な騒音の減衰が可能となる。また、吸入マフラ
の音響特性による特定周波数の騒音の増幅に対し、増幅
を受ける前にその周波数の騒音を減衰しておくことがで
きる。また、共鳴空間を構成する壁の一つの面をバルブ
プレートで構成するものであり、凹形状をバルブプレー
トの面に伏せることにより容易に共鳴空間を構成するこ
とができる。
【0064】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、共鳴空間は吸入マフラと一体に合成樹
脂材にて成形された壁により構成されるものであり、冷
媒ガスの吸入経路と導通部を介して結合する共鳴空間の
受熱を軽減することができるため、吸入される冷媒ガス
の温度の上昇を抑え、圧縮機の性能の悪化を防ぐことが
できるとともに、部品点数をを増やすことなく共鳴空間
を構成できる。
【0065】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、共鳴空間はシリンダヘッドと吸入マフ
ラとバルブプレートとにより構成されるものであり、シ
リンダヘッドに設けた凹部と吸入マフラのはまり込みの
残り空間をバルブプレートの面に伏せることにより、容
易かつ部品点数を増やすことなく共鳴空間を構成するこ
とができるとともに、シリンダヘッドの限られた領域で
より大きな共鳴空間容積を得ることができるため、より
大きな消音効果を得ることができる。
【0066】請求項4に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、共鳴空間
と吸入バルブポートとの導通部を吸入マフラの出口部の
出口開口に設けた少なくとも一つの切り欠きとするもの
であり、切り欠きを有する吸入マフラの出口部をバルブ
プレートの面に伏せることにより、容易かつ部品点数を
増やすことなく導通部を構成することができる。また、
騒音発生源である吸入バルブポートにより近い位置に導
通部を設けるため、より大きな騒音減衰効果を得ること
ができる。
【0067】請求項5に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、共鳴空間
と吸入バルブポートとの導通部を吸入マフラの出口部の
管部に設けた少なくとも一つの孔とするものであり、部
品点数を増やすことなく容易に導通部を構成することが
できる。また、音響モード的に安定した吸入マフラの管
部に導通部を設けることにより、安定した騒音減衰効果
を得ることができる。
【0068】請求項6に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、共鳴空間
と吸入バルブポートとの導通部を吸入マフラの出口部の
出口開口に設けた少なくとも一つの切り欠きと吸入マフ
ラの出口部の管部に設けた少なくとも一つの孔の両方と
するものであり、部品点数を増やすことなく容易に導通
部を構成することができるとともに、共鳴空間の形状の
選択の自由度が増す。また、大きな騒音減衰効果と安定
した騒音減衰効果を得ることができる。
【0069】請求項7に記載の発明は、請求項1から請
求項6のいずれか一項に記載の発明において、共鳴空間
を複数備えたものであり、より大きな消音効果が得られ
るとともに共鳴空間容積をそれぞれ異なったものにする
ことによって複数の周波数帯の騒音に対応が可能であ
る。
【0070】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、複数の共鳴空間を導通部に対して対称
形に配置したものであり、共鳴空間を導通部に対して対
称形に配置することによって、導通部に導通する共鳴空
間の総合による共鳴のモードの節を導通部にコントロー
ルすることができることから、共鳴空間の騒音減衰効果
をより効果的に発揮することが可能になる。
【0071】請求項9に記載の発明は、請求項7に記載
の発明において、共鳴空間と導通する複数の導通部の通
路断面積または通路長さをそれぞれ異としたものであ
り、共鳴空間の容積との組み合わせの関係によって共鳴
周波数を決定し、それぞれの周波数の騒音を減衰するこ
とが可能となる。
【0072】請求項10に記載の発明は、請求項1から
請求項9のいずれか一項に記載の発明において、共鳴空
間を構成する壁の一部に共鳴空間と密閉容器を連通する
オイル抜き通路を備えたものであり、共鳴空間にオイル
が溜まるのを回避し、オイルの蓄積による共鳴空間の消
音能力の低下を防ぎ、常に十分な消音能力を維持するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による密閉型圧縮機の実施の形態1の縦
断面図
【図2】本発明による密閉型圧縮機の実施の形態1の要
部分解斜視図
【図3】本発明による密閉型圧縮機の実施の形態2の要
部分解斜視図
【図4】本発明による密閉型圧縮機の実施の形態3の要
部分解斜視図
【図5】本発明による密閉型圧縮機の実施の形態4の要
部分解斜視図
【図6】本発明による密閉型圧縮機の実施の形態5の要
部分解斜視図
【図7】本発明による密閉型圧縮機の実施の形態4によ
る密閉型圧縮機の騒音特性図
【図8】従来の密閉型圧縮機の要部断面図
【符号の説明】
21 密閉容器 22 圧縮要素 23 電動要素 24 シリンダブロック 25 シリンダ 26 圧縮室 27 ピストン 28 バルブプレート 29 吸入バルブポート 31,40,46,53,64 吸入マフラ 32,43,50,56 出口部 33,44,57 出口開口 34,47,61 シリンダヘッド 35 収納部 36 吐出室 37 吐出管 38,42,49,55,65 共鳴空間 38a,48,62 凹部 39,45,52,59,60,66 導通部 41,54 壁 51,58 管部 63 オイル抜き通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾坂 昌彦 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 太田 年彦 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 淡島 宏樹 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 茂手木 学 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 野口 和仁 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 小島 健 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 角谷 昌浩 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3H003 AA02 AB04 AC03 AD03 BA03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器と、前記密閉容器内に収容され
    た圧縮要素と、前記圧縮要素を構成するシリンダを有す
    るシリンダブロックと、前記シリンダの開口端に配した
    吸入バルブポートを有するバルブプレートと、前記バル
    ブプレートの反シリンダ側に固着したシリンダヘッド
    と、前記シリンダヘッドに出口部が収容され、その先端
    の出口開口が前記吸入バルブポートに開口する吸入マフ
    ラと、前記シリンダヘッド内に設けられた凹部と、前記
    凹部が前記バルブプレートに覆われて形成される共鳴空
    間と、前記出口部と前記共鳴空間を連通する細い導通部
    とを備えたことを特徴とする密閉型圧縮機。
  2. 【請求項2】 共鳴空間は吸入マフラの出口部と一体に
    合成樹脂材にて成形された壁により形成されることを特
    徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 【請求項3】 共鳴空間はシリンダヘッドに設けた凹部
    と前記凹部に収容された吸入マフラの出口部の外壁とバ
    ルブプレートにより形成されることを特徴とする請求項
    1に記載の密閉型圧縮機。
  4. 【請求項4】 導通部は吸入マフラの出口部の先端の出
    口開口に設けた少なくとも一つの切り欠きとすることを
    特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載
    の密閉型圧縮機。
  5. 【請求項5】 導通部は吸入マフラの出口部の管部に設
    けた少なくとも一つの孔とすることを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  6. 【請求項6】 導通部は吸入マフラの出口部の出口開口
    に設けた少なくとも一つの切り欠きと吸入マフラの出口
    部の管部に設けた少なくとも一つの孔の両方とすること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記
    載の密閉型圧縮機。
  7. 【請求項7】 複数の共鳴空間を備えたことを特徴とす
    る請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の密閉型
    圧縮機。
  8. 【請求項8】 複数の共鳴空間を導通部に対して対称形
    に配置したことを特徴とする請求項7記載の密閉型圧縮
    機。
  9. 【請求項9】 複数の導通部が異なる通路断面積または
    異なる通路長さを持つことを特徴とする請求項7に記載
    の密閉型圧縮機。
  10. 【請求項10】 共鳴空間と密閉容器を連通するオイル
    抜き通路を備えたことを特徴とする請求項1から請求項
    9のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
JP2001319023A 2000-11-29 2001-10-17 密閉型圧縮機 Expired - Fee Related JP3776025B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001319023A JP3776025B2 (ja) 2000-11-29 2001-10-17 密閉型圧縮機
CNB018223680A CN1247894C (zh) 2000-11-29 2001-11-26 封闭式压缩机
PCT/JP2001/010278 WO2002044565A1 (fr) 2000-11-29 2001-11-26 Compresseur ferme
MXPA03004787A MXPA03004787A (es) 2000-11-29 2001-11-26 Compresor hermetico.
AU2409402A AU2409402A (en) 2000-11-29 2001-11-26 Closed compressor
BR0115642-0A BR0115642A (pt) 2000-11-29 2001-11-26 Compressor hermético
DE60114880T DE60114880T2 (de) 2000-11-29 2001-11-26 Geschlossener kompressor
US10/432,029 US7244108B2 (en) 2000-11-29 2001-11-26 Hermetic compressor with an improved cylinder head-suction muffler assembly
AU2002224094A AU2002224094B2 (en) 2000-11-29 2001-11-26 Closed compressor
EP01998740A EP1347175B1 (en) 2000-11-29 2001-11-26 Closed compressor
KR10-2003-7007205A KR100510027B1 (ko) 2000-11-29 2001-11-26 밀폐형 압축기

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-362299 2000-11-29
JP2000362299 2000-11-29
JP2001319023A JP3776025B2 (ja) 2000-11-29 2001-10-17 密閉型圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002227766A true JP2002227766A (ja) 2002-08-14
JP3776025B2 JP3776025B2 (ja) 2006-05-17

Family

ID=26604776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001319023A Expired - Fee Related JP3776025B2 (ja) 2000-11-29 2001-10-17 密閉型圧縮機

Country Status (10)

Country Link
US (1) US7244108B2 (ja)
EP (1) EP1347175B1 (ja)
JP (1) JP3776025B2 (ja)
KR (1) KR100510027B1 (ja)
CN (1) CN1247894C (ja)
AU (2) AU2409402A (ja)
BR (1) BR0115642A (ja)
DE (1) DE60114880T2 (ja)
MX (1) MXPA03004787A (ja)
WO (1) WO2002044565A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004085849A1 (ja) * 2003-03-27 2004-10-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 密閉型圧縮機
JP2009535558A (ja) * 2006-05-03 2009-10-01 ワールプール・エシ・ア 冷却コンプレッサ用の音響マフラーにおける共鳴装置
JP2011226370A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Ebara Corp 複合型サイレンサ、及びドライ真空ポンプ装置
WO2014122931A1 (ja) * 2013-02-07 2014-08-14 パナソニック株式会社 密閉型圧縮機および冷凍装置
KR101454248B1 (ko) * 2009-02-04 2014-10-23 엘지전자 주식회사 밀폐형 압축기

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101310956A (zh) * 2003-10-10 2008-11-26 松下电器产业株式会社 吸入消声器的制造方法
JP2005133707A (ja) * 2003-10-10 2005-05-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型圧縮機
ES2313120T3 (es) * 2003-12-29 2009-03-01 Arcelik Anonim Sirketi Compresor de refrigerante.
BRPI0400624A (pt) * 2004-02-04 2005-09-27 Brasil Compressores Sa Sistema de sucção para compressor de refrigeração
DE602005009960D1 (de) * 2004-07-23 2008-11-06 Arcelik Anonim Sirketi Tuzla Verdichter
JP4576944B2 (ja) * 2004-09-13 2010-11-10 パナソニック株式会社 冷媒圧縮機
KR100958192B1 (ko) * 2007-07-27 2010-05-14 엘지전자 주식회사 밀폐형 압축기의 헤드커버 및 이를 사용한 작동유체토출장치
KR101386477B1 (ko) * 2008-01-10 2014-04-18 엘지전자 주식회사 밀폐형 압축기의 소음 저감 장치
CN102459898B (zh) * 2009-05-22 2015-04-08 阿塞里克股份有限公司 包含缸盖的压缩机
CN101955668A (zh) * 2010-09-30 2011-01-26 广东美的电器股份有限公司 用于制作空调压缩机消音器的复合材料
US9863412B2 (en) * 2012-11-28 2018-01-09 Gast Manufacturing, Inc. Rocking piston compressor with sound dissipation
JP6928215B2 (ja) * 2017-11-27 2021-09-01 いすゞ自動車株式会社 液体貯留構造

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3817661A (en) * 1970-02-10 1974-06-18 Carrier Corp Cylinder head for a motor compressor unit
US3698840A (en) * 1971-05-26 1972-10-17 Tecumseh Products Co Compressor muffler construction
IT1165766B (it) * 1982-04-15 1987-04-29 Necchi Spa Silenziatore del tipo ad assorbimento di risonanza in motocompressore per apparati frigoriferi
US4761119A (en) * 1985-03-01 1988-08-02 Diesel Kiki Co., Ltd. Compressor having pulsating reducing mechanism
JPH0738702Y2 (ja) * 1988-01-25 1995-09-06 株式会社豊田自動織機製作所 圧縮機における吐出脈動低減機構
BR8804016A (pt) * 1988-07-29 1990-03-20 Brasil Compressores Sa Aperfeicoamento em sistema de succao para compressor hermetico de refrigeracao
US5288212A (en) * 1990-12-12 1994-02-22 Goldstar Co., Ltd. Cylinder head of hermetic reciprocating compressor
JP2994822B2 (ja) * 1991-11-26 1999-12-27 三洋電機株式会社 圧縮機の消音装置
US5328338A (en) * 1993-03-01 1994-07-12 Sanyo Electric Co., Ltd. Hermetically sealed electric motor compressor
GB2277355B (en) * 1993-04-20 1997-03-12 Matsushita Refrigeration Ind Method and apparatus for coupling a cylinder head-suction muffler assembly in a compressor
US5556260A (en) * 1993-04-30 1996-09-17 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Multiple-cylinder piston type refrigerant compressor
US5443371A (en) * 1994-12-12 1995-08-22 Tecumseh Products Company Noise damper for hermetic compressors
KR0143142B1 (ko) * 1995-03-07 1998-08-01 김광호 왕복동 압축기의 실린더장치
JP4020986B2 (ja) 1996-01-23 2007-12-12 松下冷機株式会社 密閉型電動圧縮機
KR0136621Y1 (ko) * 1995-10-31 1999-03-20 구자홍 밀폐형 전동 압축기의 흡입소음기 체결구조
IN191465B (ja) * 1995-11-02 2003-12-06 Lc Electronics Inc
US5775885A (en) * 1996-02-20 1998-07-07 Tecumseh Products Company Combination suction manifold and cylinder block for a reciprocating compressor
SG93793A1 (en) * 1996-05-02 2003-01-21 Matsushita Refrigeration Ind S Cylinder head-suction muffler assembly for hermetic compressor
JPH10169561A (ja) * 1996-12-06 1998-06-23 Matsushita Refrig Co Ltd 密閉型電動圧縮機
KR100269951B1 (ko) * 1997-11-05 2000-10-16 배길성 압축기의 흡입 머플러
JP2000130327A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Matsushita Refrig Co Ltd 密閉型電動圧縮機
JP4232235B2 (ja) * 1998-10-23 2009-03-04 パナソニック株式会社 マフラー

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004085849A1 (ja) * 2003-03-27 2004-10-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 密閉型圧縮機
JP2004293464A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 密閉型圧縮機
EP1491767A1 (en) * 2003-03-27 2004-12-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Sealed type compressor
EP1491767A4 (en) * 2003-03-27 2006-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd SEALED TYPE COMPRESSOR
JP4492032B2 (ja) * 2003-03-27 2010-06-30 パナソニック株式会社 密閉型圧縮機
JP2009535558A (ja) * 2006-05-03 2009-10-01 ワールプール・エシ・ア 冷却コンプレッサ用の音響マフラーにおける共鳴装置
KR101454248B1 (ko) * 2009-02-04 2014-10-23 엘지전자 주식회사 밀폐형 압축기
JP2011226370A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Ebara Corp 複合型サイレンサ、及びドライ真空ポンプ装置
WO2014122931A1 (ja) * 2013-02-07 2014-08-14 パナソニック株式会社 密閉型圧縮機および冷凍装置
JPWO2014122931A1 (ja) * 2013-02-07 2017-01-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 密閉型圧縮機および冷凍装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7244108B2 (en) 2007-07-17
JP3776025B2 (ja) 2006-05-17
US20040052653A1 (en) 2004-03-18
MXPA03004787A (es) 2004-12-03
KR100510027B1 (ko) 2005-08-25
WO2002044565A1 (fr) 2002-06-06
DE60114880D1 (de) 2005-12-15
CN1247894C (zh) 2006-03-29
EP1347175A1 (en) 2003-09-24
BR0115642A (pt) 2004-02-10
DE60114880T2 (de) 2006-07-27
EP1347175A4 (en) 2004-10-27
CN1488038A (zh) 2004-04-07
AU2409402A (en) 2002-06-11
AU2002224094B2 (en) 2005-12-01
KR20030064413A (ko) 2003-07-31
EP1347175B1 (en) 2005-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3776025B2 (ja) 密閉型圧縮機
EP1304480B1 (en) Compressor suction muffler
JP3677447B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP2008540891A (ja) 冷却コンプレッサ用サクションマフラ
JPS62271974A (ja) 冷凍コンプレツサ
JP4101505B2 (ja) 密閉型圧縮機
EP1392974A1 (en) Suction muffler for a reciprocating hermetic compressor
JP4735718B2 (ja) 冷媒圧縮機
JP2000130147A (ja) マフラー
JP4581354B2 (ja) 密閉型圧縮機
JPH11311179A (ja) 密閉型電動圧縮機
US7150605B2 (en) Reciprocating compressor
JP4492032B2 (ja) 密閉型圧縮機
KR19980033032A (ko) 밀폐형 압축기용 소음기와 이것을 구비한 밀폐형 압축기
EP1771660A1 (en) A compressor
JP6552218B2 (ja) 密閉型圧縮機およびそれを備えた冷凍装置
JP4407522B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP4407523B2 (ja) 密閉型圧縮機
EP1853822A1 (en) A compressor
KR20020014053A (ko) 압축기의 흡입머플러
JP4475125B2 (ja) 密閉型圧縮機
JPH04191479A (ja) 密閉型圧縮機
JPH11311180A (ja) 密閉型電動圧縮機
KR19980065356A (ko) 밀폐형 왕복동식 압축기용 흡입머플러

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3776025

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140303

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees