JP2000130147A - マフラー - Google Patents
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- JP2000130147A JP2000130147A JP10302486A JP30248698A JP2000130147A JP 2000130147 A JP2000130147 A JP 2000130147A JP 10302486 A JP10302486 A JP 10302486A JP 30248698 A JP30248698 A JP 30248698A JP 2000130147 A JP2000130147 A JP 2000130147A
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Abstract
率、低騒音化に関し、マフラーの吸入効率及び、消音特
性の向上を図る。 【解決手段】 チャンバー20内に互いの開口端を近接
配置した主管22と、連通管21と、尾管19とを設
け、開口部23を有する横仕切板24を主管22を挿通
してチャンバー20の水平方向へ配置し、下部チャンバ
ー25の底部にチャンバー20の壁厚以上の長さを有す
るオイル孔27を配設することにより、流動損失を低減
させ、下部チャンバー25の反共鳴作用により圧力脈動
を減衰させることで、マフラー17の吸入効率及び、消
音特性の向上が得られる。
Description
ョーケース等の冷凍装置における圧縮機に関するもの
で、特にマフラーの冷媒吸入効率及び、消音特性の向上
に関するものである。
点からマフラーの種々の改良がなされている。
786号公報に示されているものがある。
記した特公平6−74786号公報に示されている従来
のマフラーについて説明する。
のヘッド部分と接続した従来のマフラーの分解斜視図、
図10は図9の左側パンを内側から見た平面図である。
ブロック,102はバルブプレート,103はシリンダ
カバー,104,105,106はボルト孔を示してい
る。マフラー107は2つの平坦なパンである左側パン
108と、右側パン109と、吸気接続部110からな
り、各々の嵌合部に嵌め込まれ、超音波溶接等により密
着成形され構成されている。また、マフラー107はシ
リンダカバー103の各々の嵌合部に嵌め込まれ、その
後、ボルトがボルト孔104,105,106を貫いて
ねじ込まれ、シリンダブロック101,バルブプレート
102,シリンダカバー103,マフラー107を密着
固定させている。
パン109の内側に設けられた各々の中間壁111によ
り4つのチャンバー112,113,114,115が
構成され、各々のチャンバー112,113,114,
115は絞り通路116,117,118により連通し
ている。119は冷媒吸入口である。
ついて、以下その動作を説明する。図10の矢印は冷媒
流れを示し、冷媒の圧力脈動波動の伝播は逆向きであ
る。
は、マフラー107の冷媒吸入口119から吸い込ま
れ、第1のチャンバー112へ導かれる。その後、第1
の絞り通路116を介して一旦第2のチャンバー113
へ至り、第2の絞り通路117を通り、第3のチャンバ
ー114へ至る。その後、第3の絞り通路118を通
り、第4のチャンバー115に導かれ、吸入管110内
を通り、シリンダブロック101内へ導かれる。
込まれる際に発生する冷媒の圧力脈動は上記流れの逆向
きで伝播していき、マフラー107の4つのチャンバー
112,113,114,115と3つの絞り通路11
6,117,118により、膨張,縮流を繰り返し減衰
する。
114,115は三角形断面をもちパン床は平行な壁面
を持たないため、マフラー107内での定常的な共鳴振
動を発生しにくくしている。
従来の構成では、4つのチャンバー112,113,1
14,115に区切られているため、1つのチャンバー
容積が減少し、大きな消音量を得ることができないこと
や、4つのチャンバーによる連成振動の励起により消音
特性を著しく低下させる欠点があり、さらに、冷媒吸入
時の損失を増大させ、吸入効率を悪化させる欠点があっ
た。
音特性が高く、吸入効率が良好なマフラーを提供するこ
とを目的とする。
本発明は、チャンバー内に主管と、連通管と、尾管を互
いの開口部を近接させて配設し、冷媒を導く通路を構成
し、開口部を有し、主管が挿通した横仕切板でチャンバ
ーを上下方向に分割し、下部チャンバーにチャンバーの
壁厚以上の長さを有するオイル孔を配設したものであ
る。
効率の向上を図ることができる。また、横仕切板をチャ
ンバーの中心部に配置し、横仕切板の両サイドを開口し
たものである。
性の向上を図ることができる。また、下部チャンバー側
の主管に隙間を設けたものである。
と、冷媒中のオイル分離が促進され、吸入効率の向上を
図ることができる。
けたものである。これにより、尾管の消音特性の向上
と、冷媒中のオイル分離が促進され、吸入効率の向上を
図ることができる。
ンバーを左右方向に分割する開口部を有する縦仕切板を
設けたものである。
図ることができる。また、主管に対して尾管側に、チャ
ンバーを左右方向に分割する開口部を有する縦仕切板を
設け、オイル孔を右部チャンバーの底部に配設したもの
である。
図ることができる。
いて、チャンバー内に主管と、連通管と、尾管と、開口
部を有する横仕切板とを備え、前記主管の開口端は一方
がシリンダの吸入孔に連通し、他方が連通管の開口端に
近接して配設され、連通管のもう一方の開口端は尾管の
開口端に近接して配設され、尾管のもう一方の開口端は
吸入管の開口端に近接対向しており、前記横仕切板は、
主管を挿通して略水平方向に配設され、上部チャンバー
と下部チャンバーを形成し、下部チャンバーの底部にチ
ャンバーの壁厚以上の長さを有するオイル孔を配設した
ものである。
媒は互いの開口部が近接された尾管、連通管、主管を通
り、殆ど損失を受けずに吸入孔を介し、シリンダ内へ導
かれ、吸入効率が向上することとなる。さらに、横仕切
板により下部チャンバーが共鳴器として作用し、この共
鳴器の反共鳴作用によりマフラーの消音特性が著しく向
上することとなる。
中心部に配置し、横仕切板の両サイドを開口したもので
ある。
ンバー剛性が向上し、下部チャンバーの反共鳴作用によ
り消音特性も向上することとなる。
の隙間を設けたものである。そして、下部チャンバー側
の主管隙間により上部チャンバーがオイル孔に対して反
共鳴作用として働き、消音特性を向上すると共に、隙間
が冷媒中のオイルミストを分離する作用として働き、吸
入効率が向上することとなる。
の隙間を設けたものである。そして、上部チャンバー側
の主管隙間により、下部チャンバーの反共鳴作用によ
り、尾管側の消音量が著しく向上し、冷媒中のオイルミ
スト分離が促進され、吸入効率が向上することとなる。
ンバーを左右方向に分割する開口部を有した1枚以上の
縦仕切板を配設したものである。
バーが共鳴器として働き、マフラーの消音特性が飛躍的
に向上することとなる。
を左右方向に分割する開口部を有した1枚以上の縦仕切
板を配設し、オイル孔を右部チャンバーの底部に配設し
たものである。
鳴作用により消音特性が向上し、尾管は2段消音効果に
より消音特性が向上することとなる。
て、図面を参照しながら説明する。
よるマフラーの圧縮機搭載時の縦断面図である。図2は
同実施例のマフラーの断面図である。図3は同実施例の
マフラーの図2のA−A’断面図である。
で、密閉ケース2内の上方に電動モータ3,下方に圧縮
要素4を一体化した圧縮ユニット5をスプリング6にて
弾性支持してある。7はシリンダで、軸受8にはクラン
クシャフト9が支持され、その偏芯部10にはコンロッ
ド11を介してピストン12が連結してある。13は吸
入孔14と吐出孔(図示せず)を設けたバルブプレート
で、15は吸入孔14を開閉するリード弁である。16
はシリンダヘッドで、マフラー17が固定されている。
18は吸入管で密閉ケース1に固定され、マフラー17
の尾管19の一端に近接対向して配置されている。
9と連通管21と主管22とを備え、連通管21の一端
は尾管19と近接配置され、他端は主管22と近接配置
されている。また、主管22の一端は吸入孔14に連通
している。
開口部23を有する横仕切板24により、下部チャンバ
ー25と上部チャンバー26に分割している。下部チャ
ンバー25の底部にはチャンバー20の壁厚以上の長さ
を有するオイル孔27を配設している。図2の矢印は冷
媒流れを示している。
以下その動作を説明する。ピストン12の往復運動によ
りリード弁15が開き冷媒がシリンダ7内へ導かれ、ピ
ストン12の圧縮作用により吐出孔(図示せず)から圧
縮冷媒が吐出される。このシリンダ7内へ冷媒が吸引さ
れる時、冷媒は図2の矢印で図示したように吸入管18
より殆どの冷媒がマフラー17の尾管19内へ直接導か
れ、尾管19内から連通管21へ、連通管21から主管
22へ殆ど損失無く導かれ、吸入孔14へ吸引される。
これにより、吸入効率を向上させることができる。
回の開閉挙動を繰り返すことにより、吸入孔14の近傍
で圧力波が発生する。この圧力波は、音波として冷媒の
流れとは逆向きに尾管19に向かって進行する。まず、
主管22を通り、チャンバー20により消音され、尾管
19へ至る。また、主管22からチャンバー20へ解放
された音波は開口部23から下部チャンバー25へ至
り、下部チャンバーが共鳴器として働き、この反共鳴作
用により尾管19から密閉ケース2内へ解放される音波
を著しく消音することができる。
5内にあり、反共鳴作用による著しい消音は無いが、オ
イル孔27の孔長を長くすることにより、消音特性を向
上させることができる。
機1のマフラー17において、チャンバー20内に主管
22と、連通管21と、尾管19と、横仕切板24と、
オイル孔27とを備え、前記主管22の開口端は一方が
吸入孔14に連通し、他方が連通管21の開口端に近接
して配設され、連通管21のもう一方の開口端は尾管1
9の開口端に近接して配設され、尾管19のもう一方の
開口端は吸入管18の開口端に近接対向しており、チャ
ンバー20は開口部23を有する1枚以上の横仕切板2
4により、主管22を介して上下方向に分割され、下部
チャンバー25の底部にチャンバー20の壁厚以上の長
さを有するオイル孔27を配設したことこれにより、マ
フラー17の吸入効率を向上させ、消音特性を向上させ
ることができる。
4の開口部23が左部方向にあるが、右部方向に配置さ
れていても同様の効果が得られる。また、横仕切板24
に孔を明ける仕様も同様の結果が得られる。
らに消音特性は向上する。 (実施例2)図4は、本発明の実施例2によるマフラー
の断面図である。実施例1と同一構成については同一符
号を付して詳細な説明を省略する。
口部29とを有した横仕切板30を主管22を挿通し
て、チャンバー20の中心位置に配設されている。
以下その動作を説明する。横仕切板30がチャンバー2
0の中心に位置にすることで、チャンバー20の筐体の
剛性が向上し、マフラー17の剛性が向上する。これに
より、チャンバー20の筐体の振動共振による音波の増
大を抑制できる。また、横仕切板30の両サイドに開口
部28と開口部29とで、下部チャンバー25の反共鳴
周波数を容易にチューニングすることができる。
せ、最適な消音特性を得ることができる。
以上の横仕切板30を主管22を介してチャンバー20
の中心部に配置し、横仕切板30の両サイドを開口2
8,29したことにより、マフラー17の剛性を向上さ
せると共に、消音特性を向上させることができる。
ラー17の剛性はさらに向上し、消音特性も向上する。
よるマフラーの断面図である。実施例1と同一構成につ
いては同一符号を付して詳細な説明を省略する。
管22に下部主管隙間31を設けたものである。黒字は
オイル挙動を示す。
以下その動作を説明する。下部主管隙間31により、オ
イル孔27に対して上部チャンバー26が共鳴器として
働き、この反共鳴作用によりオイル孔27の消音特性を
著しく向上させることができる。
に流れてくる冷媒が管壁に衝突し、冷媒中のオイルミス
トのオイル分離を促進させる。これにより、吸入孔14
へ吸引される冷媒量が増大し、吸入効率を向上させるこ
とができる。
部チャンバー25側の主管22に1つ以上の隙間31を
設けたことにより、特にオイル孔27における消音特性
を向上させると共に、吸入効率を向上させることができ
る。
孔から構成されれば、さらにオイル分離が促進され、吸
入効率は向上する。
よるマフラーの断面図である。実施例1と同一構成につ
いては同一符号を付して詳細な説明を詳細する。
管22に上部主管隙間32を設けたものである。
以下その動作を説明する。上部主管隙間32により、尾
管19に対して下部チャンバー25が共鳴器として働
き、また、主管22の音響等価長が長くなり共鳴周波数
が高域にずれることにより、尾管19の消音特性を著し
く向上させることができる。
に流れてくる冷媒が横仕切板24等の壁に衝突を繰り返
し、冷媒中のオイルミストのオイル分離を促進させる。
これにより、吸入孔14へ吸引される冷媒量が増大し、
吸入効率を向上させることができる。
チャンバー26側の主管22に1つ以上の隙間32を設
けたことにより、特に尾管19における消音特性を向上
させると共に、吸入効率を向上させることができる。
は孔から構成されれば、さらにオイル分離が促進され、
吸入効率は向上する。
よるマフラーの断面図である。実施例1と同一構成につ
いては同一符号を付して詳細な説明を省略する。
の反対側に配置された開口部34を有する縦仕切板であ
る。この縦仕切板33により右部チャンバー35と、左
部チャンバー36を形成している。
以下その動作を説明する。縦仕切板33により、右部チ
ャンバー35が共鳴器として働き、この反共鳴作用によ
り、尾管19とオイル孔27の消音特性を著しく向上さ
せることができる。
22に対して尾管19の反対側に、チャンバー20を左
右方向に分割する開口部34を有した1枚以上の縦仕切
板33を配設したことにより、消音特性を著しく向上さ
せることができる。
と、さらに消音特性は向上する。また、2枚目の縦仕切
板33が主管22の尾管側にあっても、消音特性は向上
する。
あっても同様の効果を得ることができる。
よるマフラーの断面図である。実施例1と同一構成につ
いては同一符号を付して詳細な説明を省略する。
側に配置された開口部38を有する縦仕切板である。こ
の縦仕切板37により右部チャンバー39と、左部チャ
ンバー40を形成している。41は、右部チャンバー3
9の底部に配置されたオイル孔41である。
以下その動作を説明する。縦仕切板37により、右部チ
ャンバー39はオイル孔41に対して共鳴器として働
き、この反共鳴作用により、オイル孔41の消音特性を
著しく向上させることができる。また、尾管19に対し
ては、右部チャンバー39と左部チャンバー40の2段
消音効果により、消音特性を向上させることができる。
22に対して尾管19側に、チャンバー20を左右方向
に分割する開口部38を有した1枚以上の縦仕切板37
を配設し、オイル孔41を右部チャンバー39の底部に
配設したことにより、消音特性を著しく向上させること
ができる。
と、さらに消音特性は向上する。
マフラーにおいて、チャンバー内に主管と、連通管と、
尾管と、開口を有する横仕切板とを備え、前記主管の開
口端は一方がシリンダの吸入孔に連通し、他方が連通管
の開口端に近接して配設され、連通管のもう一方の開口
端は尾管の開口端に近接して配設され、尾管のもう一方
の開口端は吸入管の開口端に近接対向しており、前記横
仕切板は、主管を挿通して略水平方向に配設され、上部
チャンバーと下部チャンバーを形成し、下部チャンバー
の底部にチャンバーの壁厚以上の長さを有するオイル孔
を配設したことで、吸入効率及び、消音特性を向上させ
ることができる。
てチャンバーの中心部に配置し、横仕切板の両サイドを
開口したことで、マフラーの剛性を向上させると共に、
消音特性を向上させることができる。
の隙間を設けたことで、オイル孔の消音特性を向上させ
ると共に、冷媒中のオイル分離を促進し、吸入効率を向
上させることができる。
の隙間を設けたことで、尾管の消音特性を向上させると
共に、オイル分離を促進し、吸入効率を向上させること
ができる。
ンバーを左右方向に分割する開口部を有した1枚以上の
縦仕切板を配設したことで、消音特性を著しく向上させ
ることができる。
を左右方向に分割する開口部を有した1枚以上の縦仕切
板を配設し、オイル孔を右部チャンバーの底部に配設し
たことで、消音特性を著しく向上させることができる。
時の縦断面図
ダ装置のヘッド部分と接続した分解斜視図
見た平面図
Claims (6)
- 【請求項1】 圧縮機のマフラーにおいて、チャンバー
内に主管と、連通管と、尾管と、少くとも1枚以上の横
仕切板とを備え、前記主管の開口端は一方がシリンダー
の吸入孔に連通し、他方が前記連通管の開口端に近接し
て配設され、連通管のもう一方の開口端は前記尾管の開
口端に近接して配設され、尾管のもう一方の開口端は吸
入管の開口端に近接対向しており、前記横仕切板は開口
部を有し、前記主管に挿通されて略水平方向に配設さ
れ、上部チャンバーと下部チャンバーを形成し、下部チ
ャンバーの底部にチャンバーの壁厚以上の長さを有する
オイル孔を配設したことを特徴とするマフラー。 - 【請求項2】 主管を挿通した1枚以上の横仕切板をチ
ャンバーの中心部に配置し、横仕切板の両サイドを開口
したことを特徴とする請求項1記載のマフラー。 - 【請求項3】 下部チャンバー側の主管に1つ以上の隙
間を設けたことを特徴とする請求項1記載のマフラー。 - 【請求項4】 上部チャンバー側の主管に1つ以上の隙
間を設けたことを特徴とする請求項1記載のマフラー。 - 【請求項5】 主管に対して尾管の反対側に、チャンバ
ーを左右方向に分割する開口部を有した1枚以上の縦仕
切板を配設したことを特徴とする請求項1記載のマフラ
ー。 - 【請求項6】 主管に対して尾管側に、チャンバーを左
右方向に分割する開口部を有した1枚以上の縦仕切板を
配設し、オイル孔を右部チャンバーの底部に配設したこ
とを特徴とする請求項1記載のマフラー。
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