JP2002208892A - 分散補償方法、分散補償装置および光伝送システム - Google Patents

分散補償方法、分散補償装置および光伝送システム

Info

Publication number
JP2002208892A
JP2002208892A JP2001002174A JP2001002174A JP2002208892A JP 2002208892 A JP2002208892 A JP 2002208892A JP 2001002174 A JP2001002174 A JP 2001002174A JP 2001002174 A JP2001002174 A JP 2001002174A JP 2002208892 A JP2002208892 A JP 2002208892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dispersion
optical
code error
compensation
optical signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001002174A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4011290B2 (ja
Inventor
Hiroshi Nishimoto
央 西本
Satoshi Mikami
智 三上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001002174A priority Critical patent/JP4011290B2/ja
Priority to US09/866,646 priority patent/US6871024B2/en
Priority to EP01112914A priority patent/EP1223694A3/en
Priority to EP08004392A priority patent/EP1928108A1/en
Publication of JP2002208892A publication Critical patent/JP2002208892A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4011290B2 publication Critical patent/JP4011290B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2507Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
    • H04B10/2513Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion
    • H04B10/25133Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion including a lumped electrical or optical dispersion compensator
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2507Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
    • H04B10/2513Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion
    • H04B10/25137Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion using pulse shaping at the transmitter, e.g. pre-chirping or dispersion supported transmission [DST]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/02Wavelength-division multiplex systems
    • H04J14/0221Power control, e.g. to keep the total optical power constant

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光伝送路の分散特性に起因した波形劣化の自動
補償を簡易に行うことが可能な分散補償方法を実現し、
小型で低コストの分散補償装置および光伝送システムを
提供する。 【解決手段】本発明による分散補償装置1は、光伝送路
を介して入力される光信号の分散を補償する可変分散補
償器10と、可変分散補償器10から光受信回路11を
介して出力される受信信号の符号誤り情報を生成する符
号誤り情報モニタ回路12と、符号誤り情報モニタ回路
12からの符号誤り情報に基づいて、可変分散補償器1
0の波長分散値を最適制御する制御回路13とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量、長距離の
光伝送システムに好適な分散補償技術に関し、特に、波
長分散および偏波分散の自動補償を容易に実現可能な分
散補償方法、分散補償装置および光伝送システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光伝送装置の高速化が進み、10
Gb/sの光伝送装置は既に実用化されており、40G
b/sの光伝送システムの開発が進められている。伝送
速度が高速になるのに従い、光ファイバの波長分散特性
と、光ファイバおよび光回路の偏波分散特性による光信
号波形の劣化が顕著になり伝送距離を制限する主要因と
なる。
【0003】例えば、10Gb/sの光伝送システムで
は、分散補償ファイバを用いて波長分散を補償すること
により数百kmの長距離伝送を可能にしている。このよ
うに10Gb/sの光信号を数百km伝送する場合に
は、偏波分散の影響は小さいため偏波分散補償の必要性
は低い。一方、40Gb/sの光信号を数百km伝送す
る場合には、光ファイバの温度変化に伴う波長分散特性
の変化や偏波分散の影響も無視できなくなるため、波長
分散および偏波分散の自動補償システムが必要となる。
【0004】波長分散および偏波分散を自動補償する従
来の技術としては、例えば、特開平7−221705号
公報等に記載されているように、光伝送路を伝送されて
きた光信号に対して、波長分散の自動補償を行う回路
と、偏波分散の自動補償を行う回路とを個別に設け、そ
れぞれの分散補償器が、可変型分散補償デバイス、制御
用モニタ回路および制御回路を備えて構成される装置な
どが提案されている。
【0005】また、波長分散補償についての具体的な従
来技術としては、例えば、特開平8−321805号公
報、特開平9−326755号公報、特開平10−27
6172号公報、文献G.Ishikawa et al., "DEMONSTRAT
ION OF AUTOMATIC DISPERSION EQUALIZATION IN 40 Gbi
t/s OTDM TRANSMISSION", Technical Digest of ECOC'9
8, pp.519-520, 1998、文献Y.Akiyama et al., "AUTOMA
TIC DISPERSION EQUALIZATION IN 40 Gbit/s TRANSMISS
ION BY SEAMLESS-SWITCHING BETWEEN MULTIPLESIGNAL W
AVELENGTHS", Technical Digest of ECOC'99, pp.I-150
-151, 1999などに記載された各種技術も公知である。さ
らに、波長分散補償に用いられる可変型波長分散補償デ
バイスとしては、例えば、文献M.Shirasaki et al., "D
ispersion Compensation Using The Virtually Imaged
Phased Array", APCC/OECC'99,pp.1367-1370, 1999に記
載されたVIPA(Virtually-Imaged-Phased-Array)
デバイスや、文献M.M.Ohn et al., "Tunable Fiber Gra
ting Dispersion Usinga Piezoelectric Stack", OFC'9
7 WJ3で報告されたFBG(Fiber-Bragg-Grating)を利
用した光デバイスなどがある。
【0006】また、偏波分散補償についての具体的な従
来技術としては、例えば、文献:H.Bulow et al., "Equ
alization of Bit Distortion Induced by Polarizatio
n Mode Dispersion", Techical Digest of Core and AT
M Networks NOC'97, pp.65-72等に記載されているよう
に、光処理型、光電処理型および電気処理型に大別さ
れ、光処理型においては多段構成のタイプも研究されて
いる。光処理型および光電処理型については双方とも偏
光状態の制御を行う必要があり、また、いずれの方式も
複数の制御端子を制御する必要がある。さらに、偏波分
散補償についての制御方式としては、例えば、文献H.Oo
i et al., "Automatic Polarization-ModeDispersion C
ompensation in 40 Gbit/s Transmission", IOOC'99, W
E5、文献D.Sandel et al., "Automatic polarization m
ode dispersion compensation in40 Gbit/s optical tr
ansmission system", Electron.Lett.,1998, pp2258-22
59等に記載された技術も公知であり、偏波分散補償後の
光信号に含まれる、クロック信号の1/2の周波数成分
や1/4の周波数成分をモニタして、偏光状態の制御を
行う方式が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の分散補償技術については、次に示すような
問題点がある。 (1)従来の偏波分散補償技術の殆どが偏光状態の制御
を必要とするが、偏光状態は光ファイバの振動等により
高速で変動するため、例えば1/1000秒オーダーの
高速偏光制御が必要となる。 (2)従来の偏波分散補償における複数の制御端子につ
いての制御アルゴリズムが複雑であり、特に、多段構成
タイプでは制御がより複雑になるため、前記(1)のよ
うな高速制御との両立が困難である。 (3)偏波分散は、光ファイバの偏波主軸の長手方向の
分布、偏波分散量の長手方向のばらつき、信号光の偏波
の変動、高次の偏波分散等の現象がからみあって光信号
波形を歪ませる複雑な現象であるため、これまでに提案
されているような各種の補償技術では偏波分散を完全に
補償することが困難である。 (4)波長分散の自動補償と偏波分散の自動補償を別々
に行う構成について、波長分散の補償制御と偏波分散の
補償制御を切り分け、各々の制御を両立させるよような
制御技術が確立していない。 (5)波長分散の自動補償と偏波分散の自動補償を別々
に行うために、装置サイズが大きくなり、高コストにな
ってしまう。 (6)可変型分散補償デバイスの制御用のモニタ回路と
して、出力光を分岐する回路、周波数成分や波形劣化等
をモニタする高周波回路、偏光状態をモニタする回路な
どが必要であるため、モニタ回路の寸法が大きくなり、
高コストになってしまう。 (7)従来の波長分散補償制御用のモニタ回路について
は、出力光に含まれるクロック信号成分をモニタして制
御を行う方式であり、光信号のビットレート、NRZや
RZ等の信号フォーマット、波長チャーピングなどに依
存した回路であるため、いわゆるビットレートフリー、
フォーマットフリーへの対応が困難である。
【0008】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、光伝送路の分散特性に起因した波形劣
化の自動補償を簡易に行うことが可能な分散補償方法を
実現し、小型で低コストの分散補償装置および光伝送シ
ステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明による分散補償方法は、光伝送路の波長分散特
性および偏波分散特性に少なくとも起因して発生する光
信号の波形劣化を補償する分散補償方法であって、光伝
送路を介して入力される光信号の光学特性を可変の補償
量に応じて変化させて波形劣化を補償する過程と、該波
形劣化が補償された光信号の符号誤りに関する情報を生
成する過程と、該生成された符号誤りに関する情報に基
づいて、光信号の符号誤りが低減されるように波形劣化
を補償する過程での補償量を制御する過程と、を含んで
なる方法である。また、上記の波形劣化を補償する過程
では、可変分散補償器を用いて光信号の波長分散が補償
され、該波長分散と光信号に予め与えられたチャーピン
グとの相互作用によるパルス整形効果に応じて光信号の
偏波分散も同時に補償されるようにするのが好ましい。
【0010】かかる分散補償方法によれば、光信号の符
号誤りに関する情報に基づいて波形劣化の補償量をフィ
ードバック制御するようにしたことで、光伝送路の波長
分散および偏波分散に起因した光信号波形の劣化が簡便
な制御方法により容易に補償できるようになる。特に、
可変分散補償器を用いて波形劣化の補償を行うようにす
れば、光信号の波長分散および偏波分散を一括して補償
することが可能である。
【0011】上記分散補償方法の符号誤り情報を生成す
る過程における具体的な手順としては、波形劣化が補償
された光信号の符号誤り率を検出するようにしてもよ
い。また、光伝送路を介して入力される光信号に誤り訂
正符号を適用するときには、誤り訂正処理前の符号誤り
に関する情報を生成するようにしても、或いは、誤り訂
正処理時の誤り訂正数を検出するようにしてもよい。
【0012】上記分散補償方法の補償量を制御する過程
における具体的な手順としては、初期設定時に、波形劣
化の補償量を予め設定した範囲で掃引して、符号誤りに
関する情報を基に判断した符号誤りが最も少なくなる点
に波形劣化の補償量を設定し、運用時には、符号誤りに
関する情報を基に判断した符号誤りが予め設定した閾値
以上になったとき、波形劣化の補償量を予め設定した刻
み幅に従って符号誤りが減少する方向に順次変化させ、
符号誤りが最も少なくなる点に波形劣化の補償量を再設
定するようにしてもよい。
【0013】これにより、初期設定時およびサービス運
用時の各制御モードに応じて、波形劣化の補償量が最適
制御されるようになる。さらに、上記の分散補償方法に
ついては、符号誤り情報を生成する過程が予め設定した
測定周期で符号誤りを検出するようにし、補償量を制御
する過程が、運用時、検出された符号誤りが相対的に多
い状態で、1測定周期内の符号誤り検出数を基に符号誤
り率を判断して波形劣化の補償量を制御し、検出された
符号誤りが相対的に少ない状態では、所定個数の符号誤
りが検出されるまでに要する測定周期数を基に符号誤り
率を判断して波形劣化の補償量を制御するようにしても
よい。このような制御方法にすることで、運用時に符号
誤りの発生が少ない状態で最適制御が可能になるととも
に、符号誤りの多い状態では高速に制御され、波形劣化
によるサービスへのインパクト(符号誤りの発生)を小
さくすることができる。も、波形劣化補償量の最適化制
御を高速に行うことが可能になる。
【0014】加えて、上記の分散補償方法については、
光伝送路を介して入力される光信号が、波長の異なる複
数のチャネル光を含んだ波長多重光信号であるとき、波
形劣化の補償およびその補償量の制御が、各チャネル光
に対応させてそれぞれ行われるようにするか、或いは、
複数のチャネル光について一括して行われるようにして
もよい。これにより、波長多重光信号についての波長分
散および偏波分散に伴う波形劣化を容易に補償すること
が可能になる。
【0015】上述したような本発明による分散補償方法
は、大容量、長距離の光通信に使用される分散補償装置
および光伝送システムに適用することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態にか
かる分散補償装置の構成を示すブロック図である。図1
において、本分散補償装置1は、例えば、入力される光
信号の波長分散を補償する波形劣化補償部としての可変
分散補償器10と、可変分散補償器10から出力される
光信号の符号誤りに関する情報(以下、符号誤り情報と
する)を生成する符号誤り情報生成部としての光受信回
路11および符号誤り情報モニタ回路12と、符号誤り
情報モニタ回路12で生成された符号誤り情報に基づい
て、可変分散補償器10の波長分散値(補償量)を制御
する制御部としての制御回路13とを備えて構成され
る。
【0017】可変分散補償器10に入力される光信号
は、図1には示していないが光伝送路を介して入力され
るものであって、上記光伝送路の分散特性に起因して波
形劣化が生じるような、例えば40Gb/s等の高速ビ
ットレートの光信号である。可変分散補償器10は、入
力光の波長分散を可変に補償することが可能な公知の光
デバイスである。具体的には、例えば、上述したような
VIPA(Virtually-Imaged-Phased-Array)デバイス
や、FBG(Fiber-Bragg-Grating)を利用した光デバ
イスなどを用いることが可能である。この可変分散補償
器10では、後述するように、入力光の波長分散補償と
同時に偏波分散補償が行われる。
【0018】光受信回路11は、可変分散補償器10か
ら出力される光信号を受光して電気信号に変換し、クロ
ック再生およびデータ識別等の公知の受信処理を行い、
その処理結果を示す受信データ信号を符号誤り情報モニ
タ回路12に出力するものである。符号誤り情報モニタ
回路12は、光受信回路11からの受信データ信号につ
いて符号誤り率等を測定し、その測定結果を符号誤り情
報として制御回路13に出力する。符号誤り率を測定す
る具体的な方法としては、例えば、受信データ信号のパ
リティチェックを行って符号誤りを判断する方法や、S
ONET或いはSHDに準拠した信号のB1またはB2
バイトを使用する方法などの公知の測定方法を適用する
ことが可能である。
【0019】また、符号誤り情報モニタ回路12は、可
変分散補償器10に入力される光信号に誤り訂正符号を
適用する場合には、例えば図2に示すように、光受信回
路11からの受信データ信号について、誤り訂正処理回
路14で実行される誤り訂正処理前における符号誤りを
測定し、その測定結果を符号誤り情報として制御回路1
3に出力するか、または、図3に示すように、誤り訂正
処理回路14での誤り訂正処理時に検出される誤り訂正
数を符号誤り情報として制御回路13に出力するのが望
ましい。このように入力光に誤り訂正符号を適用する場
合に、誤り訂正処理前の状態で誤り率を測定したり、誤
り訂正処理時の誤り訂正数を利用したりすることで、サ
ービスへのインパクト(符号誤りの発生)を小さく抑え
ることが可能になる。
【0020】制御回路13は、符号誤り情報モニタ回路
12または誤り訂正処理回路14から送られてくる符号
誤り率または誤り訂正数等の符号誤り情報に基づいて、
可変分散補償器10から出力される光信号の符号誤りが
低減されるように、可変分散補償器10における波長分
散の補償量を自動制御する。この制御回路13で行われ
る具体的な制御方法については後述する。
【0021】ここで、上記の分散補償装置の動作につい
て説明する。まず、光伝送路の波長分散および偏波分散
に起因した光信号波形の劣化に対する補償作用について
説明する。波長分散による光信号波形の劣化は、矩形の
パルス波形を有する光信号が光ファイバ等を用いて構成
された光伝送路を伝搬されると、光伝送路の波長分散特
性に伴い光の伝搬時間が波長成分によって異なるように
なるため、伝送後の光信号波形は時間軸上で広がったり
圧縮したりしてしまう。この波長分散によるパルス波形
の劣化は、光伝送路の波長分散特性とは逆の波長分散特
性を有する分散補償器に光信号を通すことで補償され、
送信時と同様の矩形のパルス波形が再現されるようにな
る。
【0022】一方、偏波分散による光信号波形の劣化
は、図4に示すように、直交する偏波成分Aおよび偏波
成分Bがそれぞれ矩形のパルス波形を有するような光信
号が光伝送路を伝搬されると、光伝送路の偏波分散特性
に伴い各偏波成分A,Bの伝搬時間に差が生じるため、
各偏波成分A,Bを合成した伝送後の光信号波形は時間
軸上で広がってしまう。なお、図4では、説明の簡単化
のために光伝送路の波長分散特性に伴う波形変化を省略
している。この偏波分散によるパルス波形の劣化は、例
えば、分散補償器の分散値を適切に設定することで、そ
の分散値と光信号に予め与えられた波長チャーピングと
により生じるパルス圧縮効果によって補償されて、各偏
波成分A,Bを合成した補償後の光信号波形は、送信時
と実質的に同様な矩形パルスが再現されるようになる。
【0023】実際の偏波分散による光信号波形の劣化
は、光ファイバの偏波主軸の長手方向の分布や、偏波分
散量の長手方向のばらつき、光信号の偏波の変動、高次
の偏波分散等の現象が絡み合って光信号波形を歪ませる
ものである。このため、偏波分散による光信号波形の劣
化を完全に補償することは困難である。しかし、偏波分
散により波形が広がる場合には分散補償器の設定により
パルス圧縮を生じさせ、偏波分散により波形が圧縮され
る場合には分散補償器の設定によりパルス広がりを生じ
させることにより、波形劣化の改善を図ることができ
る。パルス圧縮およびパルス広がりは、光信号パルスの
波長チャーピングの符号、すなわち、パルスの立上がり
から立下がりにかけて波長が短波から長波へ変化する
か、逆に長波から短波に変化するかの状態と、光伝送路
の波長分散および分散補償器の波長分散を合わせた分散
値の大きさと符号(正負)とにより変化させることがで
きる。なお、波長チャーピングは、光送信部の光変調器
および光ファイバの非線形効果(自己位相変調)により
発生するものである。
【0024】上記のような波長分散および偏波分散に起
因した波形劣化は、いずれも伝送光の符号誤りに影響を
及ぼすことになる。従って、光信号の符号誤りをモニタ
し、そのモニタ結果が低減されるように分散補償器の波
長分散値を最適設定してやることで、結果的に、光信号
の波長分散および偏波分散の双方を同時に補償できるこ
とになる。この際、光伝送路の波長分散に対しては、分
散補償器の波長分散値が光伝送路の波長分散をほぼ相殺
する値となるように設定することで補償されるが、さら
に、偏波分散による波形劣化を補償するためには、分散
補償器の波長分散値が光伝送路の波長分散をほぼ相殺す
る値から少しずれるように設定することになる。このよ
うに、光伝送路の波長分散による波形劣化も偏波分散に
よる波形劣化も基本的にはパルスの広がりまたは圧縮の
変化であるため、双方の原因による波形劣化を可変分散
補償器10で一括して補償し、光信号波形の最適化を図
ることが簡便である。
【0025】次に、制御回路13で行われる具体的な制
御方法について説明する。制御回路13による可変分散
補償器10の制御には、初期設定時およびサービス運用
時の2つの制御モードがある。初期設定時の制御モード
では、例えば、光伝送路の長さ、使用される光ファイバ
等の種類、伝送される光信号の波長および光ファイバの
特性ばらつき等に応じて、可変分散補償器10の波長分
散を最適値に設定するための制御が実行される。
【0026】具体的には、初期設定時の制御モードが開
始されると、可変分散補償器10の波長分散値を予め設
定した範囲で掃引させる制御信号が、制御回路13から
可変分散補償器10に出力される。そして、可変分散補
償器10から出力される光信号についての符号誤り情報
が、符号誤り情報モニタ回路12で逐次生成されて制御
回路13に伝えられる。ここでは、例えば、可変分散補
償器10から光受信回路11を介して出力される受信信
号について、予め設定した測定周期における符号誤りの
発生数(符号誤り率)が符号誤り情報モニタ回路12に
より測定され、可変分散補償器10の各波長分散値に対
応した符号誤り率の情報を基にして、可変分散補償器1
0の波長分散の最適値が制御回路13で求められる。
【0027】この最適値の設定は、例えば図5に示すよ
うに、符号誤り率が最低になる点が判明する場合には、
その最低点での可変分散補償器10の波長分散を最適値
として設定する。一方、符号誤り率の最低点が判明しな
い場合には、測定された符号誤り率が予め設定した符号
誤り率の閾値(例えば、誤り率10-9等)を横切る2点
での可変分散補償器10の各波長分散値の中央(平均
値)等に最適値を設定すればよい。このように、符号誤
り情報モニタ回路12で得られる符号誤り情報に応じて
可変分散補償器10の波長分散を最適値に設定すること
により、波長分散および偏波分散を含めて総合的に最適
化された光信号波形が得られる初期設定が実現されるよ
うになる。
【0028】サービス運用時の制御モードでは、温度変
動に伴う光伝送路の波長分散の変化および偏波分散の変
化等によって生じる波形変化に応じて可変分散補償器1
0の波長分散値を変化させることで、波形劣化を最小に
抑える制御が行われる。具体的には、サービス運用中
に、上記のような温度変動等に伴う光信号波形の劣化が
進むとやがて符号誤りが発生する。そこで、符号誤り情
報モニタ回路12で測定される符号誤り率が、再設定動
作開始閾値として予め設定した符号誤り率を超えた場合
に、可変分散補償器10の波長分散値の制御動作を開始
する。ここでは、例えば可変分散補償器10の波長分散
値を予め設定した刻み幅に従って符号誤り情報モニタ回
路12で測定される符号誤り率が低下する方向に順次変
化させる制御信号が、制御回路13から可変分散補償器
10に出力される。なお、可変分散補償器10の波長分
散値を変化させる刻み幅は、運用中のサービスへの影響
を小さく抑えるために、所定の符号誤り率(探索動作閾
値)を超えないような十分に狭い幅に設定されているも
のとする。そして、可変分散補償器10の各波長分散値
に対応した符号誤り率の情報を基にして、可変分散補償
器10の波長分散の最適値が制御回路13で求められて
再設定が行われる。
【0029】この最適値の再設定は、例えば図6のよう
に、可変分散補償器10の波長分散値と符号誤り率との
関係が、初期設定時には点線に示すような曲線であった
ものが、光伝送路の特性変化等により実線で示すような
曲線に変化した場合を想定すると、この変化により、初
期設定時における可変分散補償器10の波長分散値(旧
設定)では符号誤りが増加して、再設定動作開始閾値を
超えた時点で再設定動作が開始される。具体的な再設定
動作は、前述した初期設定時の場合と同様にして、符号
誤り情報モニタ回路12で測定される符号誤り率が最低
になる点が御回路13で判断されて、可変分散補償器1
0の波長分散が最適値に設定される。この際、運用中の
サービスに与える影響を考慮すると、符号誤り率がより
低い状態で再設定動作を行うことが望まれる。一方、符
号誤りが多い状態では高速に制御することによりサービ
スへの影響を小さく抑える必要がある。これらを実現す
るために次のように符号誤りの相対的な発生状態に応じ
て制御の切り替えを行うことが有効である。
【0030】すなわち、符号誤りの発生が多い状態で
は、符号誤り情報モニタ回路12で測定される1測定周
期内の符号誤り検出数を基に、制御回路13が符号誤り
率を判断して可変分散補償器10の波長分散値を高速に
制御する。一方、符号誤りの発生が少ない状態では、符
号誤り情報モニタ回路12で少なくとも1つ以上の所定
個数の符号誤りが検出されるまでに要する測定周期数を
基に、制御回路13が符号誤り率を判断して可変分散補
償器10の波長分散値を制御するようにする。これによ
り、運用中のサービスに影響を与えることなく、また
は、運用中のサービスへの影響を最小限に抑えて、可変
分散補償器10の最適化制御を高速に行うことが可能に
なる。
【0031】さらに、光信号に誤り訂正符号を適用し、
誤り訂正処理を行う前の信号について符号誤り率を測
定、或いは、誤り訂正処理時の誤り訂正数を用いて符号
誤り率を判断することで、サービスへの影響を回避した
高速の分散補償制御が可能である。ただし、上記のよう
にして可変分散補償器10の波長分散値を変化させて
も、符号誤り情報モニタ回路12で測定される符号誤り
率が変化しないような場合には、符号誤りの発生原因が
光伝送路以外の他の部分で発生していると考えられる。
このような場合には、可変分散補償器10の波長分散値
を元の値に戻すようにすればよい。
【0032】また、本分散補償装置は、波長分散および
偏波分散の補償以外に、信号波形に影響を及ぼす、各種
回路の特性のばらつき、温度変化、経時変化に対しても
有効に作用する。信号波形に影響を与える要因として
は、光送信波形、光受信回路の周波数特性、合分波器等
の光フィルタ、光ファイバの非線形効果、分散補償装置
自身の特性など、送信回路から受信識別するまでに含ま
れる各種回路の特性およびそれらが複合して生じる波形
変化が含まれる。各種回路の特性のばらつきに対して
は、初期設定時に総合的に最適な波形および符号誤り率
となるように自動的に波形設定するために、システム全
体として最高の総合性能を引き出すことが可能である。
また、各種特性の温度変化および経時変化に対しても、
常に符号誤りが最小となるように最高の性能が出るよう
な波形に自動的に設定される。
【0033】上記のように本実施形態の分散補償装置に
よれば、可変分散補償器10の波長分散を符号誤り情報
に基づいて最適値にフィードバック制御するようにした
ことで、光伝送路の波長分散および偏波分散に起因した
光信号波形の劣化を簡便な制御方法により一括して補償
することが可能になる。具体的には、偏光状態の制御を
行わないため、従来のように光ファイバの振動等による
偏光状態の変動に追随した高速の偏光制御を行う必要が
なく、単一の可変分散補償器10の波長分散値を制御す
るだけで、光信号波形の最適化を実現することができる
ようになる。また、従来に比べて装置構成が簡略なもの
になるため、小型化および低コスト化を図ることも可能
である。
【0034】次に、本発明による光伝送システムの実施
形態について説明する。図7は、本発明による光伝送シ
ステムの第1実施形態の構成を示すブロック図である。
図7において、本光伝送システムは、光送信装置OSか
ら送信される光信号を光伝送路Lを介して光受信装置O
Rに伝送するシステム構成について、前述の図1に示し
た分散補償装置1を光受信装置OR内に設けたものであ
る。なお、分散補償装置1に対応する部分には同一の符
号が付してあり、以下の実施形態でも同様とする。
【0035】光送信装置OSは、本実施形態では単一の
波長の光信号を発生して光伝送路Lに送信する公知の光
送信装置である。この光送信装置OSは、送信光信号に
チャーピングを付与するチャーピング発生回路を有す
る。また、図示しないが送信光信号に誤り訂正符号を与
えるコーダを備えるようにしてもよく、この場合には、
送信光に付与される誤り訂正符号に対応したデコーダが
光受信装置ORに設けられる。光伝送路Lは、光ファイ
バ等を用いて構成され、伝送される光信号に対して光フ
ァイバの種類や長さ等に応じた波長分散および偏波分散
を与える。この光伝送路Lは、ここでは図示しないがそ
の途中に光中継装置を配置することも可能である。
【0036】光受信装置ORは、公知の構成の光受信器
に対して前述の図1に示した分散補償装置1を適用した
ものであり、より具体的な構成の一例を図8に示す。図
8の構成例では、光伝送路Lからの光信号が光アンプ2
0で所要のレベルまで増幅された後に可変分散補償器1
0に送られる。可変分散補償器10の出力光は、光アン
プ21で可変分散補償器10における損失が補償された
後に受光素子11Aに送られ電気信号に変換される。そ
して、受光素子11Aの出力信号が増幅回路11Bで所
要のレベルまで増幅され、クロック再生/識別回路11
Cで処理されて受信データ信号が生成される。この受信
データ信号は、ここでは直並列変換回路12Aを介し
て、前述したデコーダに相当する誤り訂正回路14に送
られ、誤り訂正処理が行われる。また、誤り訂正回路1
4は、誤り訂正処理前の受信信号についての符号誤り情
報、または、誤り訂正処理時の誤り訂正数を制御回路1
3に伝え、この誤り訂正回路12Bからの符号誤り情報
を基に、制御回路13が可変分散補償器10の波長分散
を最適値に制御する。なお、本発明における光受信装置
ORの構成は、図8の一例に限定されるものではない。
【0037】このような光伝送システムでは、光受信装
置ORに設けられた可変分散補償器10の波長分散値
が、前述した場合と同様に初期設定時およびサービス運
用時の各制御モードに応じて最適化されることで、光伝
送路Lの波長分散特性および偏波分散特性に伴う光信号
波形の劣化が自動補償される。これにより、例えば40
Gb/s等のような高速の光信号を長距離にわたって安
定して伝送できる光伝送システムの実現が可能になる。
【0038】次に、本発明による光伝送システムの第2
実施形態について説明する。図9は、本発明による光伝
送システムの第2実施形態の構成を示すブロック図であ
る。図9において、本実施形態の光伝送システムは、波
長の異なる複数のチャネル光を含んだ波長多重(WD
M)光信号が光送信装置OSから光伝送路Lを介して光
受信装置ORに伝送される、いわゆるWDM光伝送シス
テムに本発明を適用したものである。具体的には、光送
信装置OSが、n波のチャネル光にそれぞれ対応した光
送信回路301,302,…,30nと、各光送信回路3
1〜30nから出力される各々の波長のチャネル光Ch
(1)〜Ch(n)を合波して光伝送路Lに送信する光
合波器31とを有する。なお、各光送信回路301〜3
nは、ここでは図示しないがチャーピング発生回路を
それぞれ備えているものとする。また、光受信装置OR
は、光伝送路LからのWDM光信号を各波長のチャネル
光Ch(1)〜Ch(n)にそれぞれ分波する光分波器
15を有し、その光分波器15から出力される各チャネ
ル光Ch(1)〜Ch(n)に対応させて、上述の図1
に示した分散補償装置1の構成をそれぞれ適用したもの
である。ただし、ここでは各チャネル光Ch(1)〜C
h(n)に対応した可変分散補償器101〜10nの波長
分散値を制御する制御回路13を、各チャネル光Ch
(1)〜Ch(n)で共用化して構成の簡略化を図って
いる。
【0039】各可変分散補償器101〜10nと制御回路
13の具体的な構成としては、例えば図10に示すよう
に,各々の可変分散補償器101〜10nを駆動するため
の電源回路までを共用化して制御回路13に設けるよう
にしてもよい。図11は、上記の場合における制御回路
13のより具体的な回路構成例を示すものである。図1
1の制御回路13では、各チャネル光Ch(1)〜Ch
(n)にそれぞれ対応した符号誤り情報モニタ回路12
1〜12nから送られてくる各符号誤り情報が監視制御回
路13Aでモニタされる。この監視制御回路13Aで
は、各符号誤り情報のモニタ結果を基に、可変分散補償
器101〜10nのうちから波長分散値の制御を行う可変
分散補償器が選択され、その可変分散補償器の波長分散
値を最適化するための制御信号が分散補償器駆動回路1
3Bに出力されるとともに、選択した可変分散補償器を
示すCh選択信号がスイッチ回路13Cに出力される。
具体的な監視制御方法としては、例えば、初期設定時
は、最適化制御を行う可変分散補償器を順次切り替える
ようにし、該当するチャネル光の符号誤り情報に基づき
可変分散補償器の設定動作を行う。また、サービス運用
時は、すべてのチャネル光についての符号誤り情報を常
時モニタし、再設定動作開始閾値を超える符号誤りが発
生したチャネル光に対応する可変分散補償器について波
長分散値の最適制御を行うようにする。なお、複数のチ
ャネル光の符号誤りが同時に再設定動作開始閾値を超え
た場合には、符号誤り率のより高いチャネル光に対応す
る可変分散補償器について優先的に最適制御を行うもの
とする。
【0040】監視制御回路13Aからの制御信号を受け
た分散補償器駆動回路13Bでは、その制御信号に従っ
て可変分散補償器を駆動する駆動信号が電源回路13D
からの電力供給を受けて生成されスイッチ回路13Cに
出力される。スイッチ回路13Cでは、分散補償器駆動
回路13Bからの駆動信号が、Ch選択信号に従って該
当する可変分散補償器に送られる。ここでは、電源回路
13Dの電力が、監視制御回路13Aおよびスイッチ回
路13Cを駆動するためにも利用される。
【0041】なお、上記制御回路13の回路構成例で
は、各可変分散補償器101〜10nの駆動回路も共用化
するようにしているが、例えば図12に示すように、駆
動回路については各可変分散補償器101〜10nに個別
に設けても構わない。また、各可変分散補償器101
10nと制御回路13の他の具体的な構成としては、例
えば図13に示すように,各可変分散補償器101〜1
nについて待機制御用としての副電源回路をそれぞれ
設け、設定変更制御用としての主電源回路を共用化して
制御回路13内に設けるようにすることも可能である。
この場合の制御回路13についての具体的な回路構成
は、上記図11に示した場合と基本的に同様である。
【0042】このように第2実施形態の光伝送システム
によれば、WDM光信号の伝送を行うシステムについて
も、各波長のチャネル光Ch(1)〜Ch(n)にそれ
ぞれ対応させて可変分散補償器101〜10nを設け、各
可変分散補償器101〜10nの波長分散値を各々の符号
誤り情報を基に最適制御するようにしたことで、各チャ
ネル光の波長分散および偏波分散に伴う波形劣化を自動
的に補償することができる。さらに、各可変分散補償器
101〜10nの波長分散値を制御する制御回路13並び
に電源回路および駆動回路等を共用化することで、光受
信装置ORが簡略な構成になるため一層の小型化および
低コスト化を図ることができる。これにより、例えば4
0Gb/s等の長距離光伝送システムの実用化をこれま
で阻害していた、分散補償部分のサイズおよびコストに
関する問題を大幅に軽減することが可能になる。
【0043】なお、上記第2実施形態の光伝送システム
では、各可変分散補償器101〜10nに対応した制御回
路13および電源回路を共用化するようにしたが、本発
明は、図14および図15に示すように制御回路および
電源回路を可変分散補償器101〜10nごとにそれぞれ
設けるようにしてもよい。この場合、上記第2実施形態
と比較して多少構成が複雑にはなるが、従来のように波
長分散補償と偏波分散補償を個別に行う構成に比べれ
ば、十分に簡略な構成で簡単な補償制御が可能になる。
【0044】また、上記第2実施形態の光伝送システム
では、すべてのチャネル光Ch(1)〜Ch(n)につ
いて共用化した1つの制御回路13を設けるようにした
が、本発明はこれに限らず、例えば図16に示すよう
に、システムに使用されるチャネル光をm波ごとのサブ
セットにグループ化して、それぞれのサブセットごとに
制御回路や電源回路等を共用化する応用も可能である。
【0045】次に、本発明による光伝送システムの第3
実施形態について説明する。図17は、本発明による光
伝送システムの第3実施形態の構成を示すブロック図で
ある。図17において、本光伝送システムは、前述の図
9に示した第2実施形態のシステム構成について、光送
信装置OS側にも、各チャネル光Ch(1)〜Ch
(n)に対応させて可変分散補償器321,322,…,
32nを設けるとともに、それら可変分散補償器321
32nの各波長分散値を制御する制御回路33を設けた
ものである。上記以外の光送信装置OSの他の部分の構
成、並びに、光受信装置ORおよび光伝送路Lの各構成
は第2実施形態の場合と同様である。
【0046】光送信装置OS側に設けられる各可変分散
補償器321〜32nは、光受信装置OR側の各可変分散
補償器101〜10nと同様に、入力光の波長分散を可変
に補償することが可能な公知の光デバイスであって、具
体的には、例えばVIPAデバイスや、FBGを利用し
た光デバイスなどを用いることが可能である。制御回路
33は、例えば図18の具体的な回路構成図に示すよう
に、光送信装置OS外部または光受信装置ORから送ら
れてくる分散補償器制御情報が監視制御回路33Aに入
力されてモニタされる。この監視制御回路33Aでは、
分散補償器制御情報に従って、可変分散補償器321
32nのうちから波長分散値の制御を行う可変分散補償
器が選択され、その可変分散補償器の波長分散値を制御
するための制御信号が分散補償器駆動回路33Bに出力
されるとともに、選択した可変分散補償器を示すCh選
択信号がスイッチ回路33Cに出力される。分散補償器
駆動回路33Bでは、監視制御回路33Aからの制御信
号に従って可変分散補償器を駆動する駆動信号が電源回
路33Dからの電力供給を受けて生成されスイッチ回路
33Cに出力される。スイッチ回路33Cでは、分散補
償器駆動回路33Bからの駆動信号が、Ch選択信号に
従って該当する可変分散補償器に送られる。ここでは、
電源回路33Dの電力が、監視制御回路33Aおよびス
イッチ回路33Cを駆動するためにも利用される。な
お、図18の構成例では、各可変分散補償器321〜3
nの駆動回路および電源回路を共用化するようにして
いるが、前述の図12や図13に示した場合と同様にし
て、駆動回路や電源回路を可変分散補償器321〜32n
ごとに設けるようにしてもよい。
【0047】上記のような光伝送システムでは、例え
ば、光受信装置OR側の各可変分散補償器101〜10n
における分散補償量との組み合わせにより光波形の劣化
が最も小さくなるように、各可変分散補償器321〜3
nの波長分散値が設定される。各可変分散補償器321
〜32nの波長分散値は、外部から与えられる分散補償
器制御情報に従って設定されるか、または、光受信装置
ORから送られてくる分散補償器制御情報に従い受信側
の分散補償状態に応じて随時制御される。
【0048】このように第3実施形態によれば、波長分
散および偏波分散に伴う光信号波形の劣化が、光受信装
置OR側だけでなく光送信装置OS側でも補償できるよ
うにしたことで、より広い範囲の分散補償が可能にな
る。なお、上記第3実施形態の光伝送システムでは、各
可変分散補償器321〜32nに対応した制御回路および
電源回路を共用化するようにしたが、前述の図14およ
び図15に示した場合と同様に、制御回路および電源回
路を可変分散補償器321〜32nごとにそれぞれ設ける
ようにしてもよい。また、WDM光信号が伝送されるシ
ステム構成としたが、第1実施形態の光伝送システムの
場合のように単一波長の光信号が伝送されるシステムに
ついても、光送信装置側に可変分散補償器を設けること
が可能である。
【0049】次に、本発明による光伝送システムの第4
実施形態について説明する。図19は、本発明による光
伝送システムの第4実施形態の構成を示すブロック図で
ある。図19において、本光伝送システムは、複数のチ
ャネル光Ch(1)〜Ch(n)を含んだWDM光信号
が光送信装置OSから光伝送路Lを介して光受信装置O
Rに伝送されるWDM光伝送システムについて、光受信
装置OR側に、各チャネル光Ch(1)〜Ch(n)の
分散補償を一括して行う可変分散補償器10を設け、可
変分散補償器10の波長分散値が、各チャネル光Ch
(1)〜Ch(n)に対応した符号誤り情報を基にして
制御回路13により制御されるようにしたものである。
【0050】可変分散補償器10は、例えば光分波器1
5の前段に挿入され、光受信装置ORに入力されるWD
M光信号の波長分散を一括して補償することが可能な公
知の光デバイスである。具体的には、例えば、上述した
ようなVIPAデバイスや、FBGを利用した光デバイ
スなどを用いることが可能である。制御回路13は、各
チャネル光Ch(1)〜Ch(n)に対応した各々の符
号誤り情報モニタ回路121〜12nからの符号誤り情報
を基にして、ここでは、例えばすべてのチャネル光Ch
(1)〜Ch(n)における符号誤りの総和を求め、そ
の符号誤りの総和の値が小さくなるように、可変分散補
償器10の波長分散値を最適制御する。可変分散補償器
10の波長分散値の具体的な制御方法は、前述した各チ
ャネル光に個別対応した可変分散補償器の波長分散の制
御方法と同様にして考えることができる。
【0051】上記のような光伝送システムによれば、W
DM光信号の分散補償を可変分散補償器10を用いて一
括して行うようにしたことで、各チャネル光Ch(1)
〜Ch(n)に対応させて設けていた可変分散補償器等
が大幅に削減されるため、光受信装置ORの低コスト化
および小型化を図ることができる。このような一括して
分散補償を行うの構成は、特に、波長分散補償に有効で
ある。
【0052】なお、上記の第4実施形態では、制御回路
13において、すべてのチャネル光Ch(1)〜Ch
(n)における符号誤りの総和を求めるようにしたが、
本発明はこれに限られるものではない。例えば、チャネ
ル光Ch(1)〜Ch(n)のうちから予め設定してお
いた複数のチャネル光における符号誤りの総和を求め、
可変分散補償器10の制御を行うようにしてもよい。予
め設定される複数のチャネル光としては、可変分散補償
器10の一括補償に対して信号波形の劣化が発生し易い
チャネル光(例えば、信号光帯域の両端に位置するチャ
ネル光など)を設計段階で想定して設定することが可能
である。また例えば、チャネル光Ch(1)〜Ch
(n)のうちで信号波形劣化の最も発生し易いチャネル
光を特定して、そのチャネル光における符号誤を基にし
て、可変分散補償器10の波長分散値を制御することも
可能である。
【0053】次に、本発明による光伝送システムの第5
実施形態について説明する。図20は、本発明による光
伝送システムの第5実施形態の構成を示すブロック図で
ある。図20において、本光伝送システムは、前述の図
19に示した第4実施形態のシステム構成について、光
送信装置OS側にも、各チャネル光Ch(1)〜Ch
(n)の分散補償を一括して行う可変分散補償器32お
よび該可変分散補償器10の波長分散値を制御する制御
回路33を設けるようにしたものである。上記以外の光
送信装置OSの他の部分の構成、並びに、光受信装置O
Rおよび光伝送路Lの各構成は第4実施形態の場合と同
様である。
【0054】光送信装置OS側に設けられる可変分散補
償器32は、光受信装置OR側の可変分散補償器10と
同様に、入力されるWDM光信号の波長分散を一括して
補償することが可能な公知の光デバイスであって、具体
的には、例えばVIPAデバイスや、FBGを利用した
光デバイスなどを用いることが可能である。ここでは、
光合波器31の後段に可変分散補償器32を挿入するよ
うにしている。
【0055】制御回路33は、例えば、可変分散補償器
32の波長分散値をプロビジョニング設定する。このプ
ロビジョニング設定は、可変分散補償器32の波長分散
値を初期設定時にのみ最適制御し、運用時には可変制御
を行わずに一定値に設定するものである。このように第
5実施形態によれば、光伝送路Lの分散に伴う光信号波
形の劣化が、光受信装置OR側だけでなく光送信装置O
S側でも一括補償できるようにしたことで、より広い範
囲の分散補償が可能になるとともに、光送信装置OSの
低コスト化および小型化を図ることができる。
【0056】なお、上記の第5実施形態では、光送信装
置OS側の制御回路33が可変分散補償器32の波長分
散値をプロビジョニング設定するようにしたが、本発明
はこれに限られるものではない。例えば、図21に示す
ように、光受信装置OR側の制御回路13から光送信装
置OS側の制御回路33に分散補償器制御情報を送るよ
うにして、送信側の可変分散補償器32の自動制御を行
うようにしてもよい。この場合の送信側の可変分散補償
器32の自動制御方法としては、例えば、受信側の可変
分散補償器10の最適制御のみでは符号誤り率が十分に
下がらない場合に限って送信側の可変分散補償器32の
波長分散値を最適制御する方法や、光受信装置OR側で
モニタされる符号誤り情報に基づいて、送信側について
も受信側と同様にして、初期設定時および運用時に可変
分散補償器32の波長分散値を最適制御する方法などが
考えられる。
【0057】(付記1) 光伝送路の分散特性に起因し
て発生する光信号の波形劣化を補償する分散補償方法で
あって、光伝送路を介して入力される光信号の光学特性
を可変の補償量に応じて変化させて波形劣化を補償する
過程と、該波形劣化が補償された光信号の符号誤りに関
する情報を生成する過程と、該生成された符号誤りに関
する情報に基づいて、前記光信号の符号誤りが低減され
るように前記波形劣化を補償する過程での補償量を制御
する過程と、を含んでなることを特徴とする分散補償方
法。
【0058】(付記2) 付記1に記載の分散補償方法
であって、前記波形劣化を補償する過程では、可変分散
補償器を用いて光信号の波長分散が補償され、該波長分
散と光信号に予め与えられたチャーピングとの相互作用
によるパルス整形効果に応じて光信号の偏波分散も同時
に補償されることを特徴とする分散補償方法。
【0059】(付記3) 付記1に記載の分散補償方法
であって、前記符号誤り情報を生成する過程では、前記
波形劣化が補償された光信号の符号誤り率が検出される
ことを特徴とする分散補償方法。
【0060】(付記4) 付記1に記載の分散補償装置
であって、前記光伝送路を介して入力される光信号に誤
り訂正符号を適用し、前記符号誤り情報を生成する過程
では、前記波形劣化が補償された光信号について、誤り
訂正処理回路で実行される誤り訂正処理前の符号誤りに
関する情報が生成されることを特徴とする分散補償方
法。
【0061】(付記5) 付記1に記載の分散補償方法
であって、前記光伝送路を介して入力される光信号に誤
り訂正符号を適用し、前記符号誤り情報を生成する過程
では、前記波形劣化が補償された光信号について、誤り
訂正処理回路で実行される誤り訂正処理時の誤り訂正数
が検出されることを特徴とする分散補償方法。
【0062】(付記6) 付記1に記載の分散補償方法
であって、前記補償量を制御する過程では、初期設定時
に、前記波形劣化の補償量を予め設定した範囲で掃引し
て、前記符号誤りに関する情報を基に判断した符号誤り
が最も少なくなる点に前記波形劣化の補償量を設定し、
運用時には、前記符号誤りに関する情報を基に判断した
符号誤りが予め設定した閾値以上になったとき、前記波
形劣化の補償量を予め設定した刻み幅に従って前記符号
誤りが減少する方向に順次変化させ、前記符号誤りが最
も少なくなる点に前記波形劣化の補償量を再設定するこ
とを特徴とする分散補償方法。
【0063】(付記7) 付記6に記載の分散補償方法
であって、前記符号誤り情報を生成する過程は、予め設
定した測定周期で符号誤りを検出し、前記補償量を制御
する過程は、運用時、前記検出された符号誤りが相対的
に多い状態では、1測定周期内の符号誤り検出数を基に
符号誤り率を判断して前記波形劣化の補償量を制御し、
前記検出された符号誤りが相対的に少ない状態では、所
定個数の符号誤りが検出されるまでに要する測定周期数
を基に符号誤り率を判断して前記波形劣化の補償量を制
御することを特徴とする分散補償方法。
【0064】(付記8) 付記1に記載の分散補償方法
であって、前記光伝送路を介して入力される光信号が、
波長の異なる複数のチャネル光を含んだ波長多重光信号
であるとき、前記波形劣化の補償および該補償量の制御
が、前記各チャネル光に対応させてそれぞれ行われるこ
とを特徴とする分散補償方法。
【0065】(付記9) 付記1に記載の分散補償方法
であって、前記光伝送路を介して入力される光信号が、
波長の異なる複数のチャネル光を含んだ波長多重光信号
であるとき、前記波形劣化の補償および該補償量の制御
が、前記複数のチャネル光について一括して行われるこ
とを特徴とする分散補償方法。
【0066】(付記10) 付記9に記載の分散補償方
法であって、前記補償量を制御する過程は、前記複数の
チャネル光すべてにおける符号誤りの総和に基づいて、
前記波形劣化を補償する過程での補償量を制御すること
を特徴とする分散補償方法。
【0067】(付記11) 付記9に記載の分散補償方
法であって、前記補償量を制御する過程は、前記複数の
チャネル光のうちの少なくとも2つのチャネル光におけ
る符号誤りの総和に基づいて、前記波形劣化を補償する
過程での補償量を制御することを特徴とする分散補償方
法。
【0068】(付記12) 付記9に記載の分散補償方
法であって、前記補償量を制御する過程は、前記複数の
チャネル光のうちの1つのチャネル光における符号誤り
に基づいて、前記波形劣化を補償する過程での補償量を
制御することを特徴とする分散補償方法。
【0069】(付記13) 付記9に記載の分散補償方
法であって、前記光伝送路を介して入力される光信号に
誤り訂正符号を適用し、前記符号誤り情報を生成する過
程では、前記波形劣化が補償された光信号について、誤
り訂正処理回路で実行される誤り訂正処理前の符号誤り
に関する情報、および、誤り訂正処理時の誤り訂正数の
いずれか一方が生成されることを特徴とする分散補償方
法。
【0070】(付記14) 光伝送路の分散特性に起因
して発生する光信号の波形劣化を補償する分散補償装置
であって、光伝送路を介して入力される光信号の光学特
性を可変の補償量に応じて変化させて波形劣化を補償す
る波形劣化補償部と、該波形劣化補償部で補償された光
信号の符号誤りに関する情報を生成する符号誤り情報生
成部と、該符号誤り情報生成部で生成された符号誤りに
関する情報に基づいて、前記光信号の符号誤りが低減さ
れるように前記波形劣化補償部の補償量を制御する制御
部と、を備えて構成されたことを特徴とする分散補償装
置。
【0071】(付記15) 付記14に記載の分散補償
装置であって、前記波形劣化補償部が、可変分散補償器
を用いて光信号の波長分散を補償し、該波長分散と光信
号に予め与えられたチャーピングとの相互作用によるパ
ルス圧縮効果に応じて光信号の偏波分散も同時に補償す
ることを特徴とする分散補償装置。
【0072】(付記16) 付記15に記載の分散補償
装置であって、前記可変分散補償器が、VIPA(Virt
ually-Imaged-Phased-Array)デバイスを含むことを特
徴とする分散補償装置。
【0073】(付記17) 付記15に記載の分散補償
装置であって、前記可変分散補償器が、FBG(Fiber-
Bragg-Grating)を含むことを特徴とする分散補償装
置。
【0074】(付記18) 付記14に記載の分散補償
装置であって、前記符号誤り情報生成部は、前記波形劣
化補償部で補償された光信号の符号誤り率を検出し、該
検出結果を前記制御部に伝えることを特徴とする分散補
償装置。
【0075】(付記19) 付記14に記載の分散補償
装置であって、前記光伝送路を介して入力される光信号
に誤り訂正符号を適用し、前記符号誤り情報生成部は、
前記波形劣化補償部で補償された光信号について、誤り
訂正処理回路で実行される誤り訂正処理前の符号誤りに
関する情報を生成することを特徴とする分散補償装置。
【0076】(付記20) 付記14に記載の分散補償
装置であって、前記光伝送路を介して入力される光信号
に誤り訂正符号を適用し、前記符号誤り情報生成部は、
前記波形劣化補償部で補償された光信号について、誤り
訂正処理回路で実行される誤り訂正処理時の誤り訂正数
を検出し、該検出結果を前記制御部に伝えることを特徴
とする分散補償装置。
【0077】(付記21) 付記14に記載の分散補償
装置であって、前記制御部は、初期設定時に、前記波形
劣化補償部の補償量を予め設定した範囲で掃引して、前
記符号誤り情報生成部からの符号誤りに関する情報を基
に判断した符号誤りが最も少なくなる点に前記波形劣化
補償部の補償量を設定し、運用時には、前記符号誤り情
報生成部からの符号誤りに関する情報を基に判断した符
号誤りが予め設定した閾値以上になったとき、前記波形
劣化補償部の補償量を予め設定した刻み幅に従って前記
符号誤りが減少する方向に順次変化させ、前記符号誤り
が最も少なくなる点に前記波形劣化補償部の補償量を再
設定することを特徴とする分散補償装置。
【0078】(付記22) 付記21に記載の分散補償
装置であって、前記符号誤り情報生成部が、予め設定し
た測定周期で符号誤りを検出し、該検出結果を前記制御
部に伝えるとき、前記制御部は、運用時、前記符号誤り
情報生成部で検出される符号誤りが相対的に多い状態で
は、1測定周期内の符号誤り検出数を基に符号誤り率を
判断して前記波形劣化補償部の補償量を制御し、前記符
号誤り情報生成部で検出される符号誤りが相対的に少な
い状態では、所定個数の符号誤りが検出されるまでに要
する測定周期数を基に符号誤り率を判断して前記波形劣
化補償部の補償量を制御することを特徴とする分散補償
装置。
【0079】(付記23) 付記14に記載の分散補償
装置であって、前記光伝送路を介して入力される光信号
が、波長の異なる複数のチャネル光を含んだ波長多重光
信号であるとき、前記波長多重光信号を波長に応じて各
チャネル光に分波する分波部を備えるとともに、前記波
形劣化補償部、前記符号誤り情報生成部および前記制御
部が、前記各チャネル光に対応させてそれぞれ複数設け
られ、前記分波部で分波された各チャネル光が対応する
前記各波形劣化補償部にそれぞれ入力される構成とした
ことを特徴とする分散補償装置。
【0080】(付記24) 付記23に記載の分散補償
装置であって、前記各チャネル光に対応させて設けられ
た複数の制御部が、少なくとも2つ以上のチャネル光に
対応したグループごとに共用化されたことを特徴とする
分散補償装置。
【0081】(付記25) 付記24に記載の分散補償
装置であって、前記共用化された制御部が、該当するチ
ャネル光に対応した各波形劣化補償部の電源回路を含ん
でいることを特徴とする分散補償装置。
【0082】(付記26) 付記24に記載の分散補償
装置であって、前記共用化された制御部が、該当するチ
ャネル光に対応した各波形劣化補償部を駆動する駆動回
路を含んでいることを特徴とする分散補償装置。
【0083】(付記27) 付記24に記載の分散補償
装置であって、前記各チャネル光に対応させて設けられ
た複数の波形劣化補償部が、駆動回路および待機制御用
副電源回路をそれぞれ含み、前記共用化された制御部
が、該当するチャネル光に対応した各波形劣化補償部の
設定変更制御用主電源回路を含んでいることを特徴とす
る分散補償装置。
【0084】(付記28) 付記24に記載の分散補償
装置であって、前記共用化された制御部が、該当するチ
ャネル光に対応した各符号誤り情報生成部からそれぞれ
送られてくる符号誤りに関する情報を一括して監視し、
該監視結果に基づいて、該当するチャネル光に対応した
各波形劣化補償部を選択的に駆動して当該補償量を制御
することを特徴とする分散補償装置。
【0085】(付記29) 付記14に記載の分散補償
装置であって、前記光伝送路を介して入力される光信号
が、波長の異なる複数のチャネル光を含んだ波長多重光
信号であるとき、前記波形劣化補償部が、前記複数のチ
ャネル光について一括して補償を行うことを特徴とする
分散補償装置。
【0086】(付記30) 付記29に記載の分散補償
装置であって、前記制御部は、前記複数のチャネル光す
べてにおける符号誤りの総和に基づいて、前記波形劣化
補償部の補償量を制御することを特徴とする分散補償装
置。
【0087】(付記31) 付記29に記載の分散補償
装置であって、前記制御部は、前記複数のチャネル光の
うちの少なくとも2つのチャネル光における符号誤りの
総和に基づいて、前記波形劣化補償部の補償量を制御す
ることを特徴とする分散補償装置。
【0088】(付記32) 付記29に記載の分散補償
装置であって、前記制御部は、前記複数のチャネル光の
うちの1つのチャネル光における符号誤りに基づいて、
前記波形劣化補償部の補償量を制御することを特徴とす
る分散補償装置。
【0089】(付記33) 付記29に記載の分散補償
装置であって、前記光伝送路を介して入力される光信号
に誤り訂正符号を適用し、前記符号誤り情報生成部は、
前記波形劣化が補償された光信号について、誤り訂正処
理回路で実行される誤り訂正処理前の符号誤りに関する
情報、および、誤り訂正処理時の誤り訂正数のいずれか
一方を生成することを特徴とする分散補償装置。
【0090】(付記34) 光送信装置から送信される
光信号を光伝送路を介して光受信装置に伝送する光伝送
システムにおいて、前記光受信装置が、付記14に記載
の分散補償装置を備えて構成されることを特徴とする光
伝送システム。
【0091】(付記35) 付記34に記載の光伝送シ
ステムであって、前記光送信装置側にも可変分散補償器
を備えたことを特徴とする光伝送システム。
【0092】(付記36) 付記35に記載の光伝送シ
ステムであって、前記光送信装置側の可変分散補償器
は、波長分散値がプロビジョニング設定により制御され
ることを特徴とする光伝送システム。
【0093】(付記37) 付記35に記載の光伝送シ
ステムであって、前記光送信装置側の可変分散補償器
は、前記光受信装置側での波形劣化補償が不十分な場合
に、波長分散が制御されることを特徴とする光伝送シス
テム。
【0094】(付記38) 付記35に記載の光伝送シ
ステムであって、前記光送信装置側の可変分散補償器
は、前記光受信装置で生成される符号誤りに関する情報
に基づいて、波長分散値が制御されることを特徴とする
光伝送システム。
【0095】(付記39) 付記35に記載の光伝送シ
ステムであって、前記光送信装置から送信される光信号
が、波長の異なる複数のチャネル光を含んだ波長多重光
信号であることを特徴とする光伝送システム。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
信号の符号誤りに関する情報に基づいて波形劣化の補償
量を最適制御するようにしたことで、光伝送路の分散特
性に起因した光信号波形の劣化を、簡便な制御方法によ
り容易に補償することができる。これにより分散補償装
置の小型化および低コスト化を図ることが可能になり、
例えば40Gb/s等の長距離光伝送システムの実用化
をこれまで阻害していた分散補償技術に関する問題を大
幅に軽減することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる分散補償装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】同上実施形態について誤り訂正回路を備えた場
合の構成例を示すブロック図である。
【図3】同上実施形態について誤り訂正回路を備えた場
合の別の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明における偏波分散補償の概念を単純化し
て示した図である。
【図5】本発明における可変分散補償器の波長分散を最
適値に設定するための制御方法(初期設定時)を説明す
る図である。
【図6】本発明における可変分散補償器の波長分散を最
適値に設定するための制御方法(運用時)を説明する図
である。
【図7】本発明による光伝送システムの第1実施形態の
構成を示すブロック図である。
【図8】同上第1実施形態の光伝送システムに用いられ
る光受信装置の具体的な構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図9】本発明による光伝送システムの第2実施形態の
構成を示すブロック図である。
【図10】同上第2実施形態の光伝送システムにおける
各可変分散補償器と制御回路の具体的な構成の一例を示
す図である。
【図11】図10における制御回路の具体的な回路構成
例を示す図である。
【図12】図10の構成に関連して、各可変分散補償器
の駆動回路を個別に設けた場合の構成例を示す図であ
る。
【図13】本発明の第2実施形態の光伝送システムにお
ける各可変分散補償器と制御回路の他の具体的な構成例
を示す図である。
【図14】同上第2実施形態の光伝送システムに関連し
て、可変分散補償器ごとに制御回路をそれぞれ設けた場
合のシステム構成を示す図である。
【図15】図14のシステム構成における制御回路およ
び電源回路の構成例を示す図である。
【図16】同上第2実施形態の光伝送システムに関連し
て、サブセットごとに制御回路等を共用化した場合の構
成例を示す図である。
【図17】本発明による光伝送システムの第3実施形態
の構成を示すブロック図である。
【図18】図17における光送信装置側の制御回路の具
体的な回路構成例を示す図である。
【図19】本発明による光伝送システムの第4実施形態
の構成を示すブロック図である。
【図20】本発明による光伝送システムの第5実施形態
の構成を示すブロック図である。
【図21】同上第5実施形態の光伝送システムに関連し
て、送信側の可変分散補償器も自動制御するようにした
場合の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 分散補償装置 10,101〜10n,32,321〜32n 可変分散
補償器 11,111〜11n 光受信回路 11A 受光素子 11B 増幅回路 11C クロック再生/識別回路 12,121〜12n 符号誤り情報モニタ回路 12A 直並列変換回路 13,33 制御回路 13A,33A 監視制御回路 13B,33B 分散補償器駆動回路 13C,33C スイッチ回路 13D,33D 電源回路 14 誤り訂正回路 15 光分波器 301〜30n 光送信回路 31 光合波器 OS 光送信装置 OR 光受信装置 L 光伝送路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光伝送路の分散特性に起因して発生する光
    信号の波形劣化を補償する分散補償方法であって、 光伝送路を介して入力される光信号の光学特性を可変の
    補償量に応じて変化させて波形劣化を補償する過程と、 該波形劣化が補償された光信号の符号誤りに関する情報
    を生成する過程と、 該生成された符号誤りに関する情報に基づいて、前記光
    信号の符号誤りが低減されるように前記波形劣化を補償
    する過程での補償量を制御する過程と、 を含んでなることを特徴とする分散補償方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の分散補償方法であって、 前記波形劣化を補償する過程では、可変分散補償器を用
    いて光信号の波長分散が補償され、該波長分散と光信号
    に予め与えられたチャーピングとの相互作用によるパル
    ス整形効果に応じて光信号の偏波分散も同時に補償され
    ることを特徴とする分散補償方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の分散補償方法であって、 前記補償量を制御する過程では、初期設定時に、前記波
    形劣化の補償量を予め設定した範囲で掃引して、前記符
    号誤りに関する情報を基に判断した符号誤りが最も少な
    くなる点に前記波形劣化の補償量を設定し、運用時に
    は、前記符号誤りに関する情報を基に判断した符号誤り
    が予め設定した閾値以上になったとき、前記波形劣化の
    補償量を予め設定した刻み幅に従って前記符号誤りが減
    少する方向に順次変化させ、前記符号誤りが最も少なく
    なる点に前記波形劣化の補償量を再設定することを特徴
    とする分散補償方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の分散補償方法であって、 前記符号誤り情報を生成する過程は、予め設定した測定
    周期で符号誤りを検出し、 前記補償量を制御する過程は、運用時、前記検出された
    符号誤りが相対的に多い状態では、1測定周期内の符号
    誤り検出数を基に符号誤り率を判断して前記波形劣化の
    補償量を制御し、前記検出された符号誤りが相対的に少
    ない状態では、所定個数の符号誤りが検出されるまでに
    要する測定周期数を基に符号誤り率を判断して前記波形
    劣化の補償量を制御することを特徴とする分散補償方
    法。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の分散補償方法であって、 前記光伝送路を介して入力される光信号が、波長の異な
    る複数のチャネル光を含んだ波長多重光信号であると
    き、前記波形劣化の補償および該補償量の制御が、前記
    複数のチャネル光について一括して行われることを特徴
    とする分散補償方法。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の分散補償方法であって、 前記補償量を制御する過程は、前記複数のチャネル光の
    うちの少なくとも1つ以上のチャネル光における符号誤
    りの総和に基づいて、前記波形劣化を補償する過程での
    補償量を制御することを特徴とする分散補償方法。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の分散補償方法であって、 前記光伝送路を介して入力される光信号に誤り訂正符号
    を適用し、 前記符号誤り情報を生成する過程では、前記波形劣化が
    補償された光信号について、誤り訂正処理回路で実行さ
    れる誤り訂正処理前の符号誤りに関する情報、および、
    誤り訂正処理時の誤り訂正数のいずれか一方が生成され
    ることを特徴とする分散補償方法。
  8. 【請求項8】光伝送路の分散特性に起因して発生する光
    信号の波形劣化を補償する分散補償装置であって、 光伝送路を介して入力される光信号の光学特性を可変の
    補償量に応じて変化させて波形劣化を補償する波形劣化
    補償部と、 該波形劣化補償部で補償された光信号の符号誤りに関す
    る情報を生成する符号誤り情報生成部と、 該符号誤り情報生成部で生成された符号誤りに関する情
    報に基づいて、前記光信号の符号誤りが低減されるよう
    に前記波形劣化補償部の補償量を制御する制御部と、 を備えて構成されたことを特徴とする分散補償装置。
  9. 【請求項9】光送信装置から送信される光信号を光伝送
    路を介して光受信装置に伝送する光伝送システムにおい
    て、 前記光受信装置が、請求項8に記載の分散補償装置を備
    えて構成されることを特徴とする光伝送システム。
  10. 【請求項10】請求項9に記載の光伝送システムであっ
    て、 前記光送信装置側にも可変分散補償器を備えたことを特
    徴とする光伝送システム。
JP2001002174A 2001-01-10 2001-01-10 分散補償方法、分散補償装置および光伝送システム Expired - Fee Related JP4011290B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001002174A JP4011290B2 (ja) 2001-01-10 2001-01-10 分散補償方法、分散補償装置および光伝送システム
US09/866,646 US6871024B2 (en) 2001-01-10 2001-05-30 Dispersion compensating method, dispersion compensating apparatus and optical transmission system
EP01112914A EP1223694A3 (en) 2001-01-10 2001-06-05 Dispersion compensating method, dispersion compensating apparatus and optical transmission system
EP08004392A EP1928108A1 (en) 2001-01-10 2001-06-05 Dispersion compensating method, dispersion compensating apparatus and optical transmission system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001002174A JP4011290B2 (ja) 2001-01-10 2001-01-10 分散補償方法、分散補償装置および光伝送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002208892A true JP2002208892A (ja) 2002-07-26
JP4011290B2 JP4011290B2 (ja) 2007-11-21

Family

ID=18870720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001002174A Expired - Fee Related JP4011290B2 (ja) 2001-01-10 2001-01-10 分散補償方法、分散補償装置および光伝送システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6871024B2 (ja)
EP (2) EP1928108A1 (ja)
JP (1) JP4011290B2 (ja)

Cited By (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004274238A (ja) * 2003-03-06 2004-09-30 Japan Telecom Co Ltd 動的な制御を行う光通信路の分散補償方法及びシステム
JP2005260370A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Fujitsu Ltd 光信号劣化補償器
US7123845B2 (en) 2002-08-22 2006-10-17 Fujitsu Limited Receiving apparatus with waveform degradation compensating function
JP2006304170A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Mitsubishi Electric Corp Ponシステムおよびponシステムの分散補償方法
JP2006332920A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Hitachi Hybrid Network Co Ltd 省電力光伝送通信システム
WO2006137138A1 (ja) * 2005-06-23 2006-12-28 Fujitsu Limited 波長分散補償制御方法及びその装置
JP2007501589A (ja) * 2003-05-29 2007-01-25 富士通株式会社 光信号のゲインを決定する方法及びシステム
JP2007510387A (ja) * 2003-10-30 2007-04-19 タイコ テレコミュニケーションズ (ユーエス) インコーポレーテッド 光伝送システムをコミッションするための装置および方法
JP2007259281A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Mitsubishi Electric Corp 光ファイバ通信システム
WO2007138672A1 (ja) * 2006-05-30 2007-12-06 Fujitsu Limited 分散補償装置および分散補償方法
US7308211B2 (en) 2003-03-14 2007-12-11 Communications Research Laboratory, Independent Administrative Institution Optical receiver and method for controlling dispersion compensation
WO2007141846A1 (ja) * 2006-06-06 2007-12-13 Fujitsu Limited 分散補償制御装置および分散制御量探索方法
JP2007329558A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 波長分散制御方法および波長分散制御システム
EP1895692A1 (en) * 2006-08-31 2008-03-05 Fujitsu Limited Dispersion compensating apparatus and dispersion compensation control method
JP2008072555A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Fujitsu Ltd 光受信装置
US7389049B2 (en) 2003-03-31 2008-06-17 Fujitsu Limited Chromatic dispersion compensation controlling system
US7433599B2 (en) 2002-05-31 2008-10-07 Fujitsu Limited Automatic dispersion compensation device and compensation method
US7450856B2 (en) 2004-03-26 2008-11-11 Fujitsu Limited Dispersion compensating method and dispersion compensating apparatus
JP2008541510A (ja) * 2005-04-28 2008-11-20 シオプティカル インコーポレーテッド 多重光通信チャンネルで使用する共通の電子分散補償アレンジメント
JP2008301224A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 光受信装置および光伝送システム
US7466930B2 (en) 2005-06-07 2008-12-16 Opnext Japan, Inc. Optical receiver module and optical receiver module system
JP2009177237A (ja) * 2008-01-21 2009-08-06 Mitsubishi Electric Corp 分散補償装置
JP2010034830A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Mitsubishi Electric Corp 予等化光ファイバ通信システム
JP2010074521A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Fujitsu Ltd 光伝送装置、光伝送方法および光送受信器
WO2010050124A1 (ja) * 2008-10-31 2010-05-06 株式会社日立製作所 光受信機
WO2010090050A1 (ja) * 2009-02-04 2010-08-12 日本電気株式会社 光通信システム及び光通信方法
JP2010206371A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Nec Corp 波長多重光通信システム、波長多重光通信システムの光信号分散補償方法、及びプログラム
JP2010206264A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Fujitsu Ltd 光受信装置および制御装置
US7848648B2 (en) 2005-07-15 2010-12-07 Hitachi, Ltd. Optical network equipment and optical network
JP2011055092A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Fujitsu Ltd 光伝送装置、光伝送装置用送受信モジュール及び光伝送システムならびに光伝送装置における波長分散補償方法
EP2357740A1 (en) 2010-02-12 2011-08-17 Fujitsu Limited Optical receiver
JP2011176391A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Fujitsu Ltd 波長分散測定方法および装置、並びに、光伝送システム
US20110286739A1 (en) * 2010-05-24 2011-11-24 Morihiko Ota Optical receiver module
JP2011250266A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Hitachi Ltd 光受信器および光伝送装置
JP2012010249A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Fujitsu Telecom Networks Ltd 波長分割多重化伝送装置及び分散補償制御方法
US8131155B2 (en) 2008-03-21 2012-03-06 Hitachi, Ltd. Optical signal transmission apparatus
US8295709B2 (en) 2009-07-31 2012-10-23 Fujitsu Telecom Networks Limited Variable dispersion compensation device
US8422888B2 (en) 2009-11-02 2013-04-16 Fujitsu Telecom Networks Limited Optical transmission system
US8488961B2 (en) 2006-11-30 2013-07-16 Nec Corporation Dispersion determining apparatus and automatic dispersion compensating system using the same
US9048957B2 (en) 2009-06-30 2015-06-02 Fujitsu Limited Signal processing circuit, optical receiver, detector and method for compensating for waveform distortion
JP2016032206A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 日本電信電話株式会社 伝送装置及び伝送方法
WO2021234776A1 (ja) * 2020-05-18 2021-11-25 日本電信電話株式会社 光伝送システム及び光伝送方法

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10137868C1 (de) * 2001-08-02 2003-04-24 Siemens Ag Verfahren zur Dispersionskompensationsregelung
EP1786123B1 (en) * 2001-08-31 2009-12-23 Fujitsu Limited Polarization mode dispersion compensator based on degree of polarization
GB0200175D0 (en) * 2002-01-04 2002-02-20 Marconi Comm Ltd Dispersion compensation in optical communications systems
JP3863434B2 (ja) * 2002-01-30 2006-12-27 三菱電機株式会社 分散等化装置および分散等化方法
EP1389842A3 (en) * 2002-08-16 2005-07-27 Nippon Telegraph and Telephone Corporation Polarization mode dispersion compensation method and polarization mode dispersion compensation device
US7382984B2 (en) 2002-10-03 2008-06-03 Nortel Networks Limited Electrical domain compensation of optical dispersion in an optical communications system
US7756421B2 (en) 2002-10-03 2010-07-13 Ciena Corporation Electrical domain compensation of non-linear effects in an optical communications system
JP4082992B2 (ja) * 2002-11-21 2008-04-30 富士通株式会社 光分散モニタ装置および方法、並びに、それを用いた光伝送システム
US7023601B2 (en) 2002-12-02 2006-04-04 Nortel Networks Limited Optical E-field modulation using a Mach-Zehnder interferometer
JP2004222240A (ja) * 2002-12-25 2004-08-05 Nec Corp 光信号監視方法、及び光信号監視装置
JP4175904B2 (ja) * 2003-01-16 2008-11-05 富士通株式会社 フィルタデバイスの調整方法と装置
US7200339B1 (en) 2003-04-11 2007-04-03 Nortel Networks Limited Method and apparatus for laser line-width compensation
EP1508983B1 (en) * 2003-08-18 2005-12-14 Alcatel Optical transmission method and optical receiver
JP4137746B2 (ja) * 2003-09-03 2008-08-20 富士通株式会社 波長分散補償器の制御方法および波長分散補償器
US7266306B1 (en) 2003-10-03 2007-09-04 Nortel Networks Limited Method for optical carrier suppression and quadrature control
US7680420B1 (en) 2003-10-03 2010-03-16 Nortel Networks Limited Optical E-field modulation using a directly driven laser
US7885541B2 (en) * 2004-02-23 2011-02-08 Dynamic Method Enterprises Limited Method and apparatus for optical performance monitoring
US20050226613A1 (en) * 2004-03-30 2005-10-13 Lutz Raddatz Net chromatic dispersion measurement and compensation method and system for optical networks
US7542685B2 (en) * 2004-05-12 2009-06-02 Futurewei Technologies, Inc. System and method for automatic chromatic dispersion compensation
US7321734B2 (en) 2004-07-29 2008-01-22 Nortel Networks Limited Digital synthesis of readily compensated optical signals
US7676161B2 (en) 2004-12-10 2010-03-09 Nortel Networks Limited Modulation E-field based control of a non-linear transmitter
US7787778B2 (en) 2004-12-10 2010-08-31 Ciena Corporation Control system for a polar optical transmitter
KR100735293B1 (ko) * 2005-08-12 2007-07-03 삼성전자주식회사 파장분할다중 방식의 광원 및 이를 이용한 파장분할다중방식의 수동형 광가입자망
US7869716B1 (en) * 2005-08-31 2011-01-11 At&T Intellectual Property Ii, L.P. Method and apparatus for broadband mitigation of polarization mode dispersion
CN100460902C (zh) * 2006-03-10 2009-02-11 中兴通讯股份有限公司 波分复用系统残余色散补偿的调节方法和装置
US20080025730A1 (en) * 2006-06-29 2008-01-31 Giovannini Thomas J Method and apparatus for autonomous adaptation of an optical dispersion compensation ("ODC") module
US20080181616A1 (en) * 2007-01-31 2008-07-31 Nec Corporation Wavelength dispersion compensation control device and method thereof
JP5181770B2 (ja) * 2008-03-27 2013-04-10 富士通株式会社 光伝送システム
JP5169710B2 (ja) * 2008-10-10 2013-03-27 富士通株式会社 光受信装置および分散補償シーケンス制御方法
US20100150562A1 (en) * 2008-12-11 2010-06-17 Electronics And Telecommunications Research Institute Optical transmission system
JP2010226169A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Fujitsu Ltd 光送信装置、光通信方法および光通信システム
JPWO2011118370A1 (ja) * 2010-03-26 2013-07-04 日本電気株式会社 時間インターリーブ方式a/d変換装置
WO2012102264A1 (ja) * 2011-01-24 2012-08-02 日本電信電話株式会社 波長分散量推定方法、波長分散補償回路、及び受信装置
JP6661263B2 (ja) * 2014-09-03 2020-03-11 富士通株式会社 光伝送装置、非線形歪み補償方法及び非線形歪み予等化方法
JP6540090B2 (ja) * 2015-02-25 2019-07-10 富士通株式会社 受信装置及び送信装置
US9998235B2 (en) * 2016-01-08 2018-06-12 Google Llc In-band optical interference mitigation for direct-detection optical communication systems
US10225016B1 (en) * 2016-06-28 2019-03-05 Amazon Technologies, Inc. Optical power and chromatic dispersion equalization system
US11243356B2 (en) * 2017-07-21 2022-02-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Chromatic dispersion compensation
US11290184B2 (en) * 2019-03-01 2022-03-29 Molex, Llc Switchable dispersion compensating module
US20230084066A1 (en) * 2021-09-14 2023-03-16 Huawei Technologies Co., Ltd. System and method for dispersion compensation in fibered optical communication paths

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3262444B2 (ja) 1994-02-08 2002-03-04 日本電信電話株式会社 自動等化器
JP3281162B2 (ja) 1994-02-17 2002-05-13 株式会社東芝 光ファイバ偏波モード分散補償装置
EP0684709B1 (en) * 1994-05-25 2002-10-02 AT&T Corp. Optical communications system with adjustable dispersion compensation
JP3846918B2 (ja) 1994-08-02 2006-11-15 富士通株式会社 光伝送システム、光多重伝送システム及びその周辺技術
US5969865A (en) 1995-07-26 1999-10-19 Fujitsu Limited Optical apparatus which uses a virtually imaged phased array to produce chromatic dispersion
JPH0946318A (ja) 1995-08-01 1997-02-14 Fujitsu Ltd 波長多重光伝送システム及び該伝送システムに用いる光送信装置
JP3464744B2 (ja) 1996-06-03 2003-11-10 日本電信電話株式会社 自動等化システム
JPH10276172A (ja) 1997-03-28 1998-10-13 Kokusai Denshin Denwa Co Ltd <Kdd> 波長分割光処理装置およびこの波長分割光処理装置を用いた光通信伝送路
JPH118590A (ja) 1997-04-25 1999-01-12 Oki Electric Ind Co Ltd 光伝送システム及びその監視制御方法
JPH1188260A (ja) 1997-09-09 1999-03-30 Fujitsu Ltd 光伝送路の分散補償装置
US5982963A (en) * 1997-12-15 1999-11-09 University Of Southern California Tunable nonlinearly chirped grating
JPH11266200A (ja) 1998-03-18 1999-09-28 Fujitsu Ltd 光ファイバ通信のための方法並びに該方法の実施に使用される装置及びシステム
US6662317B2 (en) * 1998-03-19 2003-12-09 Fujitsu Limited Method and apparatus for chromatic dispersion equalization
US6370300B1 (en) 1999-02-18 2002-04-09 Lucent Technologies Inc. Optical communication system incorporating automatic dispersion compensation modules
US6519065B1 (en) * 1999-11-05 2003-02-11 Jds Fitel Inc. Chromatic dispersion compensation device

Cited By (65)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7433599B2 (en) 2002-05-31 2008-10-07 Fujitsu Limited Automatic dispersion compensation device and compensation method
US7123845B2 (en) 2002-08-22 2006-10-17 Fujitsu Limited Receiving apparatus with waveform degradation compensating function
JP2004274238A (ja) * 2003-03-06 2004-09-30 Japan Telecom Co Ltd 動的な制御を行う光通信路の分散補償方法及びシステム
JP4520097B2 (ja) * 2003-03-06 2010-08-04 ソフトバンクテレコム株式会社 動的な制御を行う光通信路の分散補償方法
US7308211B2 (en) 2003-03-14 2007-12-11 Communications Research Laboratory, Independent Administrative Institution Optical receiver and method for controlling dispersion compensation
US7389049B2 (en) 2003-03-31 2008-06-17 Fujitsu Limited Chromatic dispersion compensation controlling system
JP2007501589A (ja) * 2003-05-29 2007-01-25 富士通株式会社 光信号のゲインを決定する方法及びシステム
JP4714692B2 (ja) * 2003-05-29 2011-06-29 富士通株式会社 光信号のゲインを決定する方法及びシステム
JP2007510387A (ja) * 2003-10-30 2007-04-19 タイコ テレコミュニケーションズ (ユーエス) インコーポレーテッド 光伝送システムをコミッションするための装置および方法
US7616900B2 (en) 2004-03-09 2009-11-10 Fujitsu Limited Optical signal degradation compensator
JP2005260370A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Fujitsu Ltd 光信号劣化補償器
US7450856B2 (en) 2004-03-26 2008-11-11 Fujitsu Limited Dispersion compensating method and dispersion compensating apparatus
JP2006304170A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Mitsubishi Electric Corp Ponシステムおよびponシステムの分散補償方法
JP2008541510A (ja) * 2005-04-28 2008-11-20 シオプティカル インコーポレーテッド 多重光通信チャンネルで使用する共通の電子分散補償アレンジメント
JP2006332920A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Hitachi Hybrid Network Co Ltd 省電力光伝送通信システム
US7466930B2 (en) 2005-06-07 2008-12-16 Opnext Japan, Inc. Optical receiver module and optical receiver module system
JPWO2006137138A1 (ja) * 2005-06-23 2009-01-08 富士通株式会社 波長分散補償制御方法及びその装置
JP4696114B2 (ja) * 2005-06-23 2011-06-08 富士通株式会社 波長分散補償制御方法及びその装置
US7813647B2 (en) 2005-06-23 2010-10-12 Fujitsu Limited Chromatic dispersion compensation control method and apparatus
WO2006137138A1 (ja) * 2005-06-23 2006-12-28 Fujitsu Limited 波長分散補償制御方法及びその装置
US7848648B2 (en) 2005-07-15 2010-12-07 Hitachi, Ltd. Optical network equipment and optical network
US8346078B2 (en) 2005-07-15 2013-01-01 Hitachi, Ltd. Optical network equipment and optical network
JP2007259281A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Mitsubishi Electric Corp 光ファイバ通信システム
JP4739076B2 (ja) * 2006-03-24 2011-08-03 三菱電機株式会社 光ファイバ通信システム
JP4774103B2 (ja) * 2006-05-30 2011-09-14 富士通株式会社 分散補償装置
US8306430B2 (en) 2006-05-30 2012-11-06 Fujitsu Limited Dispersion compensating apparatus and dispersion compensating method
JPWO2007138672A1 (ja) * 2006-05-30 2009-10-01 富士通株式会社 分散補償装置
WO2007138672A1 (ja) * 2006-05-30 2007-12-06 Fujitsu Limited 分散補償装置および分散補償方法
WO2007141846A1 (ja) * 2006-06-06 2007-12-13 Fujitsu Limited 分散補償制御装置および分散制御量探索方法
US7729619B2 (en) 2006-06-06 2010-06-01 Fujitsu Limited Dispersion compensation controlling apparatus and method for searching for amount of dispersion control
JP2007329558A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 波長分散制御方法および波長分散制御システム
US7869715B2 (en) 2006-08-31 2011-01-11 Fujitsu Limited Dispersion compensating apparatus and dispersion compensation control method
EP1895692A1 (en) * 2006-08-31 2008-03-05 Fujitsu Limited Dispersion compensating apparatus and dispersion compensation control method
JP2008058610A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Fujitsu Ltd 分散補償装置および分散補償制御方法
JP2008072555A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Fujitsu Ltd 光受信装置
US7890000B2 (en) 2006-09-15 2011-02-15 Fujitsu Limited Optical receiving apparatus
US8488961B2 (en) 2006-11-30 2013-07-16 Nec Corporation Dispersion determining apparatus and automatic dispersion compensating system using the same
JP2008301224A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 光受信装置および光伝送システム
JP2009177237A (ja) * 2008-01-21 2009-08-06 Mitsubishi Electric Corp 分散補償装置
US8131155B2 (en) 2008-03-21 2012-03-06 Hitachi, Ltd. Optical signal transmission apparatus
JP2010034830A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Mitsubishi Electric Corp 予等化光ファイバ通信システム
JP2010074521A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Fujitsu Ltd 光伝送装置、光伝送方法および光送受信器
US8200090B2 (en) 2008-09-18 2012-06-12 Fujitsu Limited Optical transmission apparatus, optical transmission method, and optical transceiver
WO2010050124A1 (ja) * 2008-10-31 2010-05-06 株式会社日立製作所 光受信機
US8909060B2 (en) 2009-02-04 2014-12-09 Nec Corporation Optical communication system and optical communication method
WO2010090050A1 (ja) * 2009-02-04 2010-08-12 日本電気株式会社 光通信システム及び光通信方法
JP2010206264A (ja) * 2009-02-27 2010-09-16 Fujitsu Ltd 光受信装置および制御装置
US8503882B2 (en) 2009-02-27 2013-08-06 Fujitsu Limited Optical receiver and control apparatus
JP2010206371A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Nec Corp 波長多重光通信システム、波長多重光通信システムの光信号分散補償方法、及びプログラム
US9048957B2 (en) 2009-06-30 2015-06-02 Fujitsu Limited Signal processing circuit, optical receiver, detector and method for compensating for waveform distortion
US8295709B2 (en) 2009-07-31 2012-10-23 Fujitsu Telecom Networks Limited Variable dispersion compensation device
US8571414B2 (en) 2009-08-31 2013-10-29 Fujitsu Limited Optical transmission device, transmission and reception module, optical transmission system, and wavelength dispersion compensation method in optical transmission device
JP2011055092A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Fujitsu Ltd 光伝送装置、光伝送装置用送受信モジュール及び光伝送システムならびに光伝送装置における波長分散補償方法
US8422888B2 (en) 2009-11-02 2013-04-16 Fujitsu Telecom Networks Limited Optical transmission system
EP2357740A1 (en) 2010-02-12 2011-08-17 Fujitsu Limited Optical receiver
US8478137B2 (en) 2010-02-12 2013-07-02 Fujitsu Limited Optical receiver
JP2011176391A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Fujitsu Ltd 波長分散測定方法および装置、並びに、光伝送システム
US8390798B2 (en) 2010-02-23 2013-03-05 Fujitsu Limited Wavelength dispersion measurement method and device and optical transmission system
US20110286739A1 (en) * 2010-05-24 2011-11-24 Morihiko Ota Optical receiver module
JP2011249944A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Nec Corp 光受信装置、光受信方法及び光受信装置の制御プログラム
US8611764B2 (en) 2010-05-24 2013-12-17 Nec Corporation Optical receiver module
JP2011250266A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Hitachi Ltd 光受信器および光伝送装置
JP2012010249A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Fujitsu Telecom Networks Ltd 波長分割多重化伝送装置及び分散補償制御方法
JP2016032206A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 日本電信電話株式会社 伝送装置及び伝送方法
WO2021234776A1 (ja) * 2020-05-18 2021-11-25 日本電信電話株式会社 光伝送システム及び光伝送方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6871024B2 (en) 2005-03-22
JP4011290B2 (ja) 2007-11-21
EP1928108A1 (en) 2008-06-04
EP1223694A2 (en) 2002-07-17
EP1223694A3 (en) 2004-06-16
US20020089724A1 (en) 2002-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4011290B2 (ja) 分散補償方法、分散補償装置および光伝送システム
JP4053389B2 (ja) 光信号対雑音比のモニタ方法およびそれを用いた光伝送システム
JP3923373B2 (ja) 自動分散補償装置および補償方法
US7389049B2 (en) Chromatic dispersion compensation controlling system
US8131155B2 (en) Optical signal transmission apparatus
US7646983B2 (en) Apparatus and method for commissioning an optical transmission system
JPH118590A (ja) 光伝送システム及びその監視制御方法
JP4491268B2 (ja) 分散補償量設定方法,受信端局および波長多重光伝送システム
US20110293270A1 (en) Optical receiver and optical transfer apparatus
US20040197100A1 (en) Optical transmission system and optical coupler/branching filter
US6681082B1 (en) Wavelength division multiplexing optical transmission system, optical amplifier and dispersion compensator
JP3740538B2 (ja) 光受信装置及び分散補償制御方法
US7376353B2 (en) Method and apparatus for dispersion management in optical mesh networks
JP4669103B2 (ja) 光伝送システムにおける偏波分散補償装置および方法
JPH11103286A (ja) 波長多重光伝送装置
JP4094973B2 (ja) 波長分散補償システム
JP2001094510A (ja) 光伝送システム、光伝送路及び光送信装置
GB2395386A (en) Optical WDM system with chromatic dispersion compensation
JP4056846B2 (ja) 分散モニタ装置、分散モニタ方法および自動分散補償システム
JP3937141B2 (ja) 波長分割多重光伝送システム、及び光通信方法
JP2003060574A (ja) 光伝送システム、波長多重器、および、波長多重伝送システムの分散補償方法
Chen et al. 1.2-Tb/s WDM transmission experiment over 85 km fiber using 40 Gb/s line rate transmitter and 3R receiver
JP3529983B2 (ja) 光増幅中継伝送システム
JP3595119B2 (ja) 光波長多重伝送装置
Sardesai et al. 800 Gb/s (20× 40Gb/s) C-band Transmission over 900km of Dispersion Shifted Fiber

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070515

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070904

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100914

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110914

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120914

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130914

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees