JP2011250266A - 光受信器および光伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可変分散補償器の補償分散値設定時間を短縮する。
【解決手段】光受信器は、第1及び第2の分散値を選択し、補償のために用いる分散値を、第1から第2の分散値に変化させるために必要な安定化時間、安定化時間よりも短い変化時間、及び変化時間後の分散値と第2の分散値との差分を予め取得し、選択された第1の分散値によって受信した光信号を補償し、第1の分散値についてクロックの第1の抽出情報が生成され、補償のために用いる分散値を、第1の分散値から第2の分散値へ変化させ、分散値を変化させ始めてから変化時間が経過した時の分散値によって、受信した光信号を補償し、変化時間後の分散値について、クロックの第2の抽出情報が生成され、第2の抽出情報が可能を示す場合、第2の分散値及び変化時間後の分散値と第2の分散値との差分に基づいて算出された分散値によって光信号を補償する。
【選択図】図6

Description

本発明は、光受信器に関し、特に光ファイバの分散で劣化した波形を補償する分散補償機能を備えた光受信器に関する。
近年、インターネットに代表されるネットワークにおけるデータトラフィックが急増してきたため、大容量通信が可能な光通信ネットワークの開発が必要とされている。光通信ネットワークの大容量化は、波長多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)技術を用いて実現される。
波長多重技術は、1本の光ファイバにおいて、数十の波長を波長多重することによって、光信号を伝送する技術である。さらに、光増幅器または再生中継器等を用いることによって、数百kmを超える長距離伝送を実装することが可能である。現在、1波長あたり10Gbit/sの波長多重伝送装置が実用化されている。
波長多重技術を用いた波長多重伝送システムを設計する場合、分散補償器(DC:Dispersion Compensator)が必要である。分散補償器は、光ファイバの波長分散に起因する波形劣化を補償する。例えば、1.55μmの通信帯域において、長さ80km、波長分散+20ps/nm/kmの単一モードファイバ(SMF:Single Mode Fiber)の波長分散を補償するためには、約−1600ps/nmの分散補償量が必要である。
一方、波長多重伝送システムの具体的な設計において、光ファイバを通過する光信号を最適な波形に補正するため、光信号のチャーピングおよび光ファイバの非線形効果を考慮し、前述の補償分散の値とは異なる補償分散の値が選択される場合がある。SMFにおいて、波長分散がゼロとなるゼロ分散波長は、1.3μm(マイクロメータ)である。
光ファイバの種類には、SMFの他、分散シフトファイバ(DSF:Dispersion−Shifted Fiber)等数種類のファイバが使用される。DSFは、ゼロ分散波長が光信号の波長帯である1.55μmにシフトすることによって、光信号波長における分散量が削減された光ファイバである。
これらの光ファイバに対し適切な分散補償量を決定するため、適用する光ファイバ伝送路の分散値が実測または予測され、適切な分散補償の値を持つ分散補償器が光伝送装置に搭載される。現在、一般に用いられている分散補償器は、分散補償ファイバ(DCF:Dispersion Compensating Fiber)など、補償値が固定される固定分散補償器である。
しかし、固定分散補償器を用いる場合、保証値によって品種を多数在庫しておく必要があるという課題が発生する。
さらに、近年、40Gbit/s以上に適用可能な送受信器が検討されており、このような超高速の伝送速度において、光伝送はスペクトル幅が広がる。このため、DCFによるWDM信号の一括補償と各波長の最適補償値とのずれ(残留分散)が発生したり、ファイバの周囲温度変化等に起因するファイバ分散特性の季節変動などのわずかな補償分散値のずれが発生したり、偏波モード分散(PMD:Polarization Mode Dispersion)が伝送特性に大きく影響したりするという課題がある。
これらの課題を解決するため、可変分散補償器が検討されている。
波長分散を光領域において補償する可変分散補償器には、バーチャル・イメージ・フェーズ・アレイ(VIPA)を用いた可変分散補償装置がある(例えば、特許文献1参照)。また、ファイバ型ブラッグ回折格子(FBG:Fiber Bragg Grating)、または、エタロンを利用した可変分散補償器がある(例えば、特許文献2参照)。
また、偏波モード分散補償器として、光信号から電気信号に変換後、電気領域において波形補正する電気分散補償器の技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。このような電気領域での分散補償は、波長分散に対しても有効であることが知られている。
これら可変分散補償器における補償分散値は、物理的なミラー位置が制御されることによって変更されたり、デバイスの温度制御又は多数の電気回路のパラメータ調整が行われることによって変更されたりする。このような可変分散補償器において、補償分散値を安定化させるための時間には、一般的には秒オーダ以上が必要である。
また、補償すべき分散値は、伝送路および主信号の波長によっても異なり、信号を受信する前に精度よく予測することは難しい。このため、ある範囲内で分散補償器の分散値を変更させ、その分散値毎の主信号状態を観測して補償分散値を定める必要がある。
従来の方法には、遅延干渉計と分散補償器とを同時に制御するため、受信側においてクロック信号強度に基づき分散補償器を制御する方法が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特許文献4に示されるように、適切な補償分散値を決めるためには、可変分散補償器の分散値を所定の範囲に渡って変化させる方法が知られている。特許文献4には、可変分散補償器の後段に設置された再生回路からのクロック信号強度をモニタし、変化させた分散値に対しクロック信号強度がピークになる2つの分散値の中心値を補償分散値とすることによって、分散値の効率的な設定を実現する技術が開示されている。
特表2000−511655号公報 特開2004−191521号公報 特開2007−274022号公報 特開2007−060583号公報
可変分散補償器において、適切な補償分散値を自動で設定するため、分散値を探索するために所定の範囲で可変分散補償器の分散値を変化させる。この際に、分散値毎に可変分散補償器の固有の安定化時間分、待機してからクロック抽出等の処理を行う場合、適正な波形を得るまでに時間を要する。すなわち、波形補正に適切な補償分散値を決めるに時間がかかる。
本発明の代表的な一形態によると、受信した光信号の分散を、所定の範囲の分散値において補償する補償部を備える光受信器であって、前記光受信器は、補償制御部と、クロック抽出部とを備え、前記補償制御部は、前記所定の範囲の分散値から、所定量の差がある第1の前記分散値および第2の前記分散値を選択し、前記補償部において用いる前記分散値を、前記第1の分散値から前記第2の分散値に変化させるために必要な安定化時間、前記安定化時間よりも短い変化時間、および、前記変化時間後の前記分散値と前記第2の分散値との差分を、あらかじめ取得し、前記クロック抽出部は、前記受信した光信号を電気信号に変換し、前記電気信号からクロックを抽出できるか否かを示す抽出情報を生成し、前記抽出情報が不可を示す場合、前記補償部は、前記選択された第1の分散値によって、前記受信した光信号を補償し、前記クロック抽出部は、前記第1の分散値によって補償された光信号について、前記クロックを抽出できるか否かを示す第1の抽出情報を生成し、前記補償制御部は、前記補償部において用いられる前記分散値を、前記第1の分散値から前記第2の分散値を目標として変化させ、前記補償部は、前記分散値を変化させ始めてから前記変化時間が経過した時の分散値によって、受信した光信号を補償し、前記クロック抽出部は、前記変化時間後の分散値によって補償された光信号について、前記クロックが抽出できるか否かを示す第2の抽出情報を生成し、前記生成された第1の抽出情報が不可を示し、かつ、前記生成された第2の抽出情報が可能を示す場合、前記補償制御部は、前記第2の分散値、および、前記変化時間後の分散値と第2の分散値との差分に基づいて算出された分散値によって、前記補償部に、前記光信号の分散を補償させる。
本発明の一実施形態によると、可変分散補償器における補償分散値を設定する時間を短縮する。
本発明の第1の実施形態の網形態の例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の網形態の別の例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の網形態の別の例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の光信号伝送システムを示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の光信号伝送システムの変形例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の光信号が波長分散される前の波形を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の波長分散後の波形を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の分散補償器の効果を模式的に示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の光送受信器の物理構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の光送受信器の論理構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の可変分散補償部の時間応答特性を示す図である。 本発明の第1の実施形態の光送受信器の処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の分散値の補正を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の分散値の別の補正を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態の光送受信器の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例を用いて図面を参照しながら説明する。
図1A、図1B、および図1Cによって、本発明の第1の実施形態の光伝送装置が適用される網形態を説明する。
図1Aは、本発明の第1の実施形態の網形態の例を示すブロック図である。
図1Aに示す網形態は、統合監視制御部101、監視制御用網102、光ノード103(103−1、103−2、103−5)、および、伝送路ファイバ111(111−1、111−2)を備える。
光ノード103は、光信号を伝送するための光伝送装置である。伝送路ファイバ111は、光信号を伝送するための光ファイバである。
図1Aの網形態は、光ノード103−1と光ノード103−2とが伝送路ファイバ112の端点に備わり、光ノード103−1と光ノード103−2との間に光ノード103−5が備わり、光ノード103−1、光ノード103−2および光ノード103−5が、互いに伝送路ファイバ111、および、伝送路ファイバ112によって接続されるリニア型ネットワークである。
図1Aに示す網形態において、光ノード103−1または光ノード103−2に挿入(アド)された信号のうち、少なくとも一部の信号を、光ノード103−5は、分岐(ドロップ)することが可能である。また、光ノード103−5は、別の信号を挿入することが可能である。
ここで、図1Aに示す実線矢印は、光ノード103−1と光ノード103−2との間、光ノード103−1と光ノード103−5との間、および、光ノード103−5と光ノード103−2との間に、パスが設定されていることを示す。光ノード103−5は、必ずしも信号を分岐する必要がなく、光ノード103−1から光ノード103−5までのパスを備えていればよい。
光ノード103−1、光ノード103−2および光ノード103−5は、監視制御用網102を経由し、統合監視制御部101に接続される。統合監視制御部101の役割には、各光ノード103の状態を含む監視制御用網102の構成管理、障害管理、帯域管理、および、性能管理等が含まれる。
また、統合監視制御部101の役割は、任意の光ノード103間に、需要に応じた通信帯域を確保する。このため統合監視制御部101は、構成管理情報および障害管理情報を参照し、該当する光ノード103の利用可能なリソースおよび障害情報を参照し、該当する光ノード103を含む複数の光ノード103を制御し、通信路またはパスを設定する。
図1Bは、本発明の第1の実施形態の網形態の別の例を示すブロック図である。
図1Bに示す網形態は、統合監視制御部101、監視制御用網102、光ノード103(103−1〜103−4)、および、伝送路ファイバ111(111−1〜111−4)を備える。図1Bに示す網形態は、リング型ネットワークである。リング型ネットワークにおいて、光ノード103−1と光ノード103−2と光ノード103−3と光ノード103−4とが、それぞれ隣接した光ノード103と伝送路ファイバ111−1〜111−4によって接続される。
図1Bに示す網形態は、監視制御用網102がリングを構成しているため、光ファイバ(伝送路ファイバ111)の1箇所で障害が発生した場合、逆回りの伝送によってプロテクションすることができる。ここで、実線矢印は、光ノード103−1経由で光ノード103−2と光ノード103−3との間、光ノード103−3と光ノード103−4との間、光ノード103−2と光ノード103−4との間にパスが設定されている状態を示す。
図1Cは、本発明の第1の実施形態の網形態の別の例を示すブロック図である。
図1Cに示す網形態は、統合監視制御部101、監視制御用網102、光ノード103(103−1〜103−4)、および、伝送路ファイバ111(111−1〜111−5)を備える。図1Cに示す網形態は、メッシュ型ネットワークである。
メッシュ型ネットワークは、光ノード103−1と光ノード103−2と光ノード103−3と光ノード103−4と図示しない他の光ノード103とが、網の目状に伝送路ファイバ111によって接続されたネットワークである。ここで、実線矢印は、光ノード103−1と光ノード103−2との間、光ノード103−3経由で光ノード103−1と光ノード103−4との間、光ノード103−1と光ノード103−4との間、光ノード103−2と光ノード103−4との間にパスが設定されている状態を示す。
メッシュ型ネットワークは、リング型ネットワークと比較して運用管理は難しいが、諸条件に従ってパスの経路変更等が可能な自由度の高いネットワークである。
図1Bおよび図1Cに示す統合監視制御部101および監視制御用網102の役割も、図1Aに示す統合監視制御部101および監視制御用網102の役割と同じである。各網形態において、統合管理制御部101は、1台または複数の冗長化されたサーバによる集中制御方法によって実装される。
統合管理制御部101の別の実装方法には、例えば、後述する図2に示すノード監視制御部のように、各光ノード103に実装された監視制御部が、互いに通信することによって、ネットワークの状態を示す情報を交換したり、経路を計算したりする分散制御方法、または、集中制御方法と分散制御方法とを連携した方法が採用されてもよい。
分散制御方法を採用する場合、統合監視制御部101の機能を省略または簡略化することも可能である。また、集中制御方法と分散制御方法とを連携する場合、ネットワークの状態を示す情報の交換、経路計算、パス設定のための各光ノード103への制御などを、統合監視制御部101と、ノード監視制御部とが分担して行ってもよい。
分散制御方法に用いられる装置間通信制御技術には、インターネットエンジニアリングタスクフォース(The Internet Engineering Task Force;IETF)のRFC3471−3473等によって規定されるGMPLS(Generalized MultiProtocol Label Switching)のプロトコル群を利用することが可能である。
図2は、本発明の第1の実施形態の光信号伝送システム200を示すブロック図である。
光信号伝送システム200は、光送受信器を含む光ノード103−1および光ノード103−2と、光信号を線形中継する光ノード103−5と、これら光ノード103間を接続する伝送路ファイバ111−1および伝送路ファイバ111−2を備える。光ノード103−1および光ノード103−2は、ノード監視制御部211−1およびノード監視制御部211−2と、複数の光送受信器221(221−1、221−2)と、波長合分波部231(231−1〜231−4)と、光増幅器241(241−1〜241−4)とを各々備える。
光送受信器221は、使用する波長数に従って実装される。波長合分波部231は、送信側の光ノード103において、各波長を付与された光信号(λ1、λ2、…、λn)を波長領域で合波して波長多重信号に変換する。また、波長合分波部231は、受信側の光ノード103において、逆に波長多重信号を各波長の信号分波して元の波長別の光信号に変換する。光増幅器241は、波長多重信号を光領域で増幅する。
光送受信器221は、光信号によってクライアント装置と接続されるか、または、電気信号によって、光ノード103内の、例えば電気スイッチ(図示はされていない)などの別の装置と接続される。光送受信器221に用いる光源は、ある固定の波長のみが出力される光源でもよいし、送信波長を遠隔制御によって変更可能な波長可変光源でもよい。光送受信器221の構成については、詳細を図5に後述する。
波長は、ITU−T勧告 G694.1およびG694.2において規定される波長グリッド上に従うように選択される。波長数は、8波、16波、20波、40波、64波、80波、128波、または、160波など、伝送条件を工夫することによって、様々に選択される。
波長合分波部231−1〜231−4には、例えば、AWG(Arrayed Waveguide Grating)と呼ばれる平面光回路(Planar Lightwave Circuit;PLC)型素子を用いてもよい。
光ノード103−5は、ノード監視制御部211−3、光増幅器241−5、および、光増幅器241−6を備える。光ノード103−5は、伝送距離を延長するため線形中継の役割を持つ。このため光ノード103−5は、伝送路ファイバ111−1および伝送路ファイバ111−2による信号損失を補うため、光増幅器241−5および光増幅器241−6によって波長多重信号を増幅する。
光増幅器241−5および光増幅器241−6には、伝送距離および光ファイバの種類に従って、所定の主信号品質の基準を保つ様、適切な機能および性能の光増幅器241が選択される。主信号品質の基準には、例えば、ビット誤り率の値が指定され、光増幅器241は、ビット誤り率が10-12以下となるように設定される。
光信号伝送システム200において、光ノード103−1と光ノード103−2との間の伝送距離をさらに延長するため、複数の光ノード103−5が設置されてもよい。光増幅器241−5および光増幅器241−6には、エルビウム添加ファイバ型光ファイバ増幅器(Erbium Doped Fiber Amplifier;EDFA)、または、ラマン増幅器が利用される。
光ノード103−5において、ノード監視制御部211−3は、光パワー、波長および光信号対雑音比などを監視する。ここでは、図面を簡便化するため、図示を省略するが、主信号に加え、監視制御用の情報を光ノード間で転送するため、監視制御専用の波長を用いた監視制御チャネル(Optical Supervisory Channel;OSC)を用いてもよい。
なお、図2に示す光信号伝送システム200は、図1Aに示すリニア型ネットワークに相当するが、図2に示す光ノード103−5は、光信号を中継するのみであり、光信号を分岐または挿入することができない。
図3は、本発明の第1の実施形態の光信号伝送システム200の変形例を示すブロック図である。
図3に示す光信号伝送システム200は、光ノード103−1および光ノード103−2間に、光伝送装置が実装され、本実施形態における光伝送装置は、光ノード103−5に備わる。光伝送装置は、光合波・分波フィルタおよび光スイッチを用いて、波長多重された複数の光信号のうち、所望の波長の光信号のみを分岐および挿入する機能を備える装置である。
特に、光信号を電気信号に変換せずに前述のような分岐および挿入を行う光伝送装置は、光挿入分岐装置(optical add‐drop multiplexer;OADM)と呼ばれる。OADMは、図1Aのようなリニア構成あるいは、図1Bのようなリング構成において使われることが多い。図3に示す光信号伝送システム200は、光ノード103−5に、OADMの機能を備える光分岐挿入部351を実装する。
OADMによって光領域において分岐および挿入を行う装置には、PLC型光スイッチ、機械式光スイッチ、マイクロマシン(Micro−Electro−Mechanical Systems;MEMS)型光スイッチ、液晶型光スイッチ、または、波長合分波機能も集積化された波長選択スイッチ(Wavelength Selective Switch;WSS)などが市販されている。
WSSを用いたOADMは、図1Cに示すようなメッシュ構成でも利用可能である。メッシュ構成において用いられる光信号経路切替装置は、光クロスコネクト装置(Optical Cross Connect;OXC)と呼ばれることがある。
図3に示す光ノード103−5は、光増幅器241−5〜光増幅器241−8と、光分岐挿入部351と、使用する波長数に応じた数量の光送受信器221−3と、ノード監視制御部211―3とを備える。光増幅器241−5〜光増幅器241−8は、図2に示す光増幅器241と同じ機能を備え、光送受信器221−3は、図2に示す光送受信器221と同じ機能を備え、ノード監視制御部211―3は、図2に示すノード監視制御部211と、同じ機能を備える。
図3に示す光信号伝送システム200は、図1Aに示すリニア型ネットワークに相当し、図3に示す光ノード103−5は、光信号を分岐および挿入することが可能である。
なお、光送受信器221−3には、必要に応じて再生中継機能を持たせてもよい。即ち光送受信器323は、伝送路ファイバ111を伝播してきた光信号を一旦電気信号へ変換し、電気信号の波形を整形し、ディジタル的に電気信号の品質を監視し、さらに、再び電気信号を光信号に変換して、伝送路ファイバ111へ送信してもよい。信号の品質管理方法には、具体的には、ビットインターリーブトパリティ(Bit Interleaved Parity;BIP)と呼ばれる方法による符号誤り監視等が用いられる。
光ノード103−1と光ノード103−2との間に、前述の再生中継機能を持つ光ノード103−5を設置するか、線形中継機能を備える光ノード103−5を設置するか、または、これらのような光ノード103を何台設置するかは、分岐設計において、所定の主信号品質を実現できるか否かによって、定められる。
図3に示す光ノード103−1、光ノード103−2、伝送路ファイバ111−1、および、伝送路ファイバ111−2は、図2に示す光ノード103−1、光ノード103−2、伝送路ファイバ111−1、および、伝送路ファイバ111−2と同じである。
図4A〜図4Cを用いて、伝送路ファイバ111における波長分散による波形劣化、および、波形劣化に対して行われた分散補償の効果を説明する。なお、この計算はSMFを用いた。
図4Aは、本発明の第1の実施形態の光信号が波長分散される前の波形を示す説明図である。
図4Aは、伝送路ファイバ111を通過する光信号の1ビット分のパルスを時間軸上で示した波形を示す。図4Aにおいて、波形はガウス分布型であり、そのピーク強度は1に規格化されている。この波形の半値半幅はおよそ40psである。
なお、図4A〜図4Cに示す波形は、信号光波長が1552nmであり、波形がガウス分布状パルスであり、ファイバ分散/単位長さが17ps/nm/kmであり、ファイバ長が80kmであり、分散補償量が−1360ps/nmである場合の光信号の波形である。
図4Bは、本発明の第1の実施形態の波長分散後の波形を示す説明図である。
図4Bは、波長分散が17ps/nm/kmであるSMFを、80km伝送された後の光信号の波形を示す。波長分散によって、光信号のパルスに含まれる波長成分毎の群速度に差が生じるため、強度は0.72に弱まり、半値半幅はおよそ80psに広がる。
光信号の強度が弱まり、半値半幅が広がった場合、光信号に含まれる波形を正常に取得できない(すなわち、クロックが抽出できない)可能性が高くなる。従って、光信号伝送システムにおいて、所定の品質を保つために分散による波形劣化を補償する必要がある。このため、図2または図3において示す光伝送システムには、分散補償器が設置される。
図4Cは、本発明の第1の実施形態の分散補償器の効果を模式的に示す説明図である。
図4Bに示す波形に、−1360ps/nm(=−17×80ps/nm)の分散補償を行った後の波形を、図4Cに示す。
図4Cに示す分散補償後の波形は、分散前の図4Aの波形と同程度の波形となり、波形を正常に取得することができる。すなわち、適切な分散補償を行った場合、分散補償後の波形から、クロックを抽出することが可能となる。
分散補償器は、伝送設計に従って、光ノード103のうち、送信側、受信側、および、中継ノードに適量が設置される。また、光増幅器241または波長合分波部231の付近に設置されることによって、波長多重信号を一括して補償することも可能であるし、光送受信器221付近に設置されることによって、波長個別に補償することも可能である。
図5は、本発明の第1の実施形態の光送受信器221の物理構成を示すブロック図である。
光送受信器221は、受信用前置光増幅器551、可変分散補償器552、送信用光増幅器557、伝送路側光送受信部554、フレーム処理部555、クライアント側光送受信部556、制御回路561および通信回路571を備える。
クライアント側光送受信部556によって送信されるクライアント側光信号には、例えば、STM−16(2.5Gbit/s)、STM−64(10Gbit/s)、または、STM−256(40Gbit/s)がある。クライアント側光信号は、他にIEEE802.3zにおいて規定されるGbE(1Gbit/s)、IEEE802.3aeにおいて規定される10GbE(10.3Gbit/s)、または、IEEE802.3baにおいて議論されている40GbE/100GbEでもよい。
フレーム処理部555は、クライアント側光像受信部556から送受信されるクライアント信号に、ITU−T G.709のOTNによって規定されるOTU1(2.7Gbit/s)、OTU2(10.7Gbit/s)、または、OTU3(42.8Gbit/s)などへのマッピングによって、オーバーヘッドや誤り訂正符号の付加あるいは終端を行う。さらに、光信号の変調方法に従った信号処理機能が必要な場合、その信号処理機能を、フレーム処理部555に実装してもよいし、伝送路側光送受信部554に実装してもよい。フレーム処理部555は、1個のLSIによって実装されてもよいし、複数のLSIおよびFPGAに実装されてもよい。
伝送路側光送受信部554は、ITU−Tによって規定された波長を持つ連続光を内蔵し、それに対して、フレーム処理部555からの信号に従って、伝送に適した変調方式によって変調し、変調された光信号を出力する。伝送路側光送受信部554における変調方法には、NRZ(non return−to−zero)、ODB(optical duo−binary)、DPSK(differential phase shift keying)、および、DQPSK(differential quadrature phase shift keying)などの変調方法を用いてもよい。
DQPSKには、RZ−DSPK、NRZ−DPSK、RZ−DQPSK、NRZ−DQPSK、または、CSRZ(carrier−suppressed return−to−zero)−DQPSKなどの各種変調方法が含まれる。
また、伝送路側光送受信部554は、可変分散補償器552からの光信号を電気信号に変換し、さらに、フレーム処理部555が処理可能な信号速度に変換する。ここで受信用前置光増幅器551は、伝送路側光送受信部554が受信する光信号レベルが受信ダイナミックに入るため、可変分散補償器552の損失を補償する。従って、受信用前置光増幅器551は、可変分散補償器552と伝送路側光送受信部554との間に設置されてもよいし、両方に設置されてもよい。
送信用光増幅器557は、波長合分波部231、および、波長多重の光増幅器241を経由して伝送路ファイバ111に送信するのに適した強度に、伝送路側光送受信部554からの光信号を調整する。伝送路ファイバ111へ送信する際の光パワー(強度)は、波長数、光ノード間伝送路損失、光増幅器241の雑音指数による光信号対雑音比(Optical Signal−to−Noise Ratio:OSNR)、光ファイバ中の非線形効果波長分散、偏波分散による波形劣化、および、雑音増加を考慮して定められる。
非線形効果には、自己位相変調(Self Phase Modulation:SPM)、相互位相変調(Cross Phase Modulation:XPM)、および、四波混合といったものが知られている。波形劣化量は、波長数、ファイバの分散、非線形定数、ファイバへの入力パワー、および、光ファイバ損失等に依存する。ファイバの分散および非線形定数は、伝送路ファイバ111がシングルモード(SMF)か、分散シフトファイバ(DSF)か等の種別によって異なる。
可変分散補償器552は、ファイバの分散に起因して劣化した光信号の波形に、ファイバ分散とは逆符号の特性をもった分散を光信号に与えて、光信号の波形を改善する。
制御回路561は、受信用前置光増幅器551、可変分散補償器552、送信用光増幅器557、伝送路側光送受信モジュール554、フレーム処理部555、および、クライアント光送受信モジュール556から各種情報を取得するとともに、それら情報を用いて、各部位を制御する。
通信回路571は、図3に示すノード監視制御部211と通信し、光送受信器521の情報を統合監視制御部へ送るとともに、統合監視制御部からの制御情報を制御回路571に伝える。
図6は、本発明の第1の実施形態の光送受信器221の論理構成を示すブロック図である。
図6を用いて、光ノード103において用いられる光送受信器221の、より詳細な構成を説明する。図6には、図2および図3に示す光ノード103、および、図5に示す光送受信器221の構成のうち、本実施形態の説明に必要な部分のみを示す。
光送受信器221は、光増幅部651、可変分散補償部(Tunable Dispersion Compensator;TDC)652、光受信部661、クロックデータ再生部(Clock Data Recovery;CDR)662、符号誤り監視部671、情報処理部682、メモリ683、および、TDC制御部681を含む。
光増幅部(OptAmp)651は、受信用前置光増幅器551に含まれ、TDC(可変分散補償部)652は、可変分散補償器552に含まれる。また、光受信部661およびクロックデータ再生部662は、図5に示す伝送路側光送受信部554に含まれ、誤り訂正および符号誤り監視部671は、図5に示すフレーム処理部555に含まれ、情報処理部682、メモリ683およびTDC制御部681は、図5に示す制御回路561に含まれる。
図6に示す光送受信器221は、受信用前置光増幅器551から入力された光信号が処理される要素の経路を示す。図6において、クライアント側光送受信部556および、送信用光増幅器557に相当する要素は、省略されている。
以下、光送受信器221の動作を説明する。入力された光信号は、光増幅部651によって所定の光パワーまで増幅される。光増幅部651は、光信号の入力有無も監視する。可変分散補償部652は、伝送路ファイバ111によって与えられた分散と逆の符号の分散を光信号に与えることによって波形を整形する。
光受信部661は、入力された光信号を光/電気変換するとともに、入力された光信号の光パワーを監視する。クロックデータ再生部662は、電気変換された信号からクロックを抽出し、抽出されたクロックを利用して所定の閾値によって識別再生を行う。
誤り訂正および符号誤り監視部671は、誤り訂正情報およびオーバーヘッドに含まれるBIP情報によって符号誤りを監視する。メモリ部683は、TDC652の初期設定情報、後述する分散値と誤り率との対応情報、分散補正値、および、補償分散値を記憶する。
情報処理部682は、クロックデータ再生部662からのクロック抽出可否情報と光増幅部651の光入力情報とメモリ部682の各種情報を読み出してTDC制御部681に制御情報を送るとともに、後述する分散値と誤り率の情報とを、メモリ部683に入力する。
TDC制御部681は、情報処理部682から制御情報を送られると、送られた制御情報に従って、可変分散補償部652を制御する。TDC制御部681は、例えば、可変分散補償部652の分散値を可変分散補償部652に変更させるなどによって、可変分散補償部652を制御する。
なお、本実施形態において可変分散補償部652と可変分散補償器552とは、同じ機能であるため、以降において、可変分散補償部652における処理を説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態の可変分散補償部652の時間応答特性を示す図である。
可変分散補償部652は、前述の特許文献2または特許文献3に開示された可変分散補償器と同じく、補償分散値を安定化させるための時間が必要である。すなわち、可変分散補償部652は、受信した光信号の分散値を、ある分散値D1からΔDの差がある分散値D2に変化させるため、所定の応答時間が必要である。
図7に示す可変分散補償部652は、受信した光信号の分散値D1を、目標となる分散値D2に変化させるため、安定化時間ΔTsが必要である。分散値の変化を開始してから安定化時間Tsに達するまでの過程の時間Δtでは、受信した光信号の分散値Dは(D2−ΔDc)の値であり、Δtにおける分散値Dと目標値である分散値D2との差は、ΔDcである。
本実施形態におけるΔDcは、目標値である分散値D2において取得される光信号の波形と、ほぼ同等な波形を取得できる分散値の範囲である。すなわち、分散値がD2−ΔDcである範囲において、光信号を電気信号に変換し、さらに、変換された電気信号のクロックを抽出した場合、目標となる分散値D2とほぼ同じクロック抽出可否の結果を取得できる。
また、本実施形態におけるΔtは、分散値を変更し始めた時刻から、分散値がD2−ΔDcになるまでの時間である。分散値の変化量であるΔDに対する安定化時間ΔTs、ΔDc、およびΔtは、可変分散補償部652の種類によって一定であり、本実施形態において、あらかじめ測定される。
次に図6と図8と図9とを用いて、初めて、または、所定の時間光信号を受信していなかった後、可変分散補償部652が光信号を受信する際の、パス開通前後の光送受信器221の動作を説明する。
図8は、本発明の第1の実施形態の光送受信器221の処理を示すフローチャートである。
図1で示したように、統合監視制御部101からの命令またはGMPLSのシグナリングによって、ノード監視制御部211経由で光送受信器221にパス開通のための設定がなされ、光送受信器221は、処理を開始する(S801)。光増幅部651は、光信号の入力の有無を判定し(S821)、光信号の入力が無いと判定された場合、光信号の入力が有るまで待機する。
S821において光信号の入力が有りと判定された場合、光信号は、光増幅器651によって所定の光強度に増幅され、可変分散補償部652を通過し、光受信部661によって光信号から電気信号に変換される。
その後、光受信部661によって処理された電気信号は、クロックデータ再生部662に入力され、クロック抽出の可否が判定される(S802)。そして、クロックデータ再生部662は、S802における結果を情報処理部682に入力する。
S802においてクロック抽出が可能である場合、可変分散補償部652の補償分散値を変更する必要はないため、光送受信器221における処理は、S823に移行する。
S802においてクロック抽出が不可である場合、情報処理部682は、クロック抽出不可の情報を入力された後、可変分散補償部652の適切な補償分散値を探索するため、TDC制御部681を介して可変分散補償部652の分散値を、後述する所定の範囲において変更させる(S804)。そして、情報処理部682は、変更した後の分散値とクロック抽出可否情報とをメモリ部683に各々記録し(S805)、これを所定の範囲の分散値全てについて行う(S806)。
なお、S804において情報処理部682は、図7において前述したΔtの時間間隔に、可変分散補償部652の分散値をΔDずつ変更させる。前述のとおり、ΔDおよびΔtはあらかじめ測定されている。また、クロックデータ再生部662は、可変分散補償部652が分散値を変更してからΔtの時間が経過した後、クロック抽出結果を取得する。
図9は、本発明の第1の実施形態の分散値の補正を示す説明図である。
可変分散補償部652の種類によって、変化させることができる分散値の範囲はあらかじめ定まっている。本実施形態における可変分散補償部652が変化させることができる分散値の範囲は、−400[ps/nm]から400[ps/nm]である。
分散目標値T901は、図8に示すS804において、情報処理部682がΔtごとに変更させる分散値の、目標となる分散値を示す。また、クロック抽出結果T902は、S805における判定の結果を示す。
例えば、情報処理部682は、分散目標値T901が示す−200[ps/nm]を目標として分散値を変化させ、変化させ始めてからΔt後に、クロックデータ再生部662がNGを示すクロック抽出結果T902を取得するとともに、情報処理部682は、−100[ps/nm]を目標に分散値を変更させる。そして、−100[ps/nm]を目標に分散値を変更させてからΔtの時間が経過した後、クロックデータ再生部662はOKを示すクロック抽出結果を取得する。
なお、図9に示すクロック抽出結果T902は、S804において情報処理部682が、分散目標値T901のうち、低い分散値から高い分散値へ順に選択した場合の、クロック抽出結果を示す。
S805において、メモリ部683に結果が入力された後、情報処理部682は、Δtの時間間隔によって目標分散値を400[ps/nm]まで変化させ、クロック抽出結果を繰り返し判定する(S806)。なお、本実施形態におけるΔDは、100[ps/nm]である。
図8に示すS804〜S806の処理によって、分散目標値T901およびクロック抽出結果T902が生成される。
なお、情報処理部682がクロックデータ再生部662から入力されるクロック抽出結果は、クロック強度である必要はなく、所定の周波数でクロック抽出が出来たか否かの結果でよい。これによって回路を簡素化することができる。
図8に示すS806までの処理によって、クロック抽出が可能である分散値と不可の分散値が判明するため、情報処理部682は、クロック抽出可能と判明した分散値の範囲の中から、補正前の補償分散値(図9に示すT903)を決定する(S807)。例えば情報処理部682は、クロック抽出可能と判定された分散値の範囲の中心値(本実施形態において100[ps/nm])を、補正前の補償分散値とする。
なお、本実施形態のS805において、分散値をΔDずつ変化させる時間間隔を、前述の安定化時間ΔTsでなく、Δtとする。Δtは、図7において示す通り、ΔTsよりも短い値である。
これは、分散値を変化させ始めてから、Δtが経過した後の分散値であれば、目標値となる分散値における光信号の波形とほぼ同等となり、クロック抽出可否の結果を取得することが可能となるためである。そして、待機時間をΔtとすることによって、安定化時間ΔTsを待機するよりも、短時間で分散値を変化させることが可能となり、短時間で補償分散値を探索することが可能となる。
さらに情報処理部682は、可変分散補償部652が実際に分散値を変化させ始めてからΔtが経過した際の分散値を取得するため、T901の値からΔDcを各々減算した値を、分散値の到達値T904に格納する。そして情報処理部682は、T904の値のうちクロック抽出が可能な分散値の範囲の中心値を取得し、補正後の補償分散値T905に格納する。
図7に示す可変分散補償部652の特性(ΔDcおよびΔtなど)を事前に把握することによって、Δtの時間における分散値の到達値を予測することができる。従って、可変分散補償部652に設定する値には、ΔDcを考慮し、補正後の補償分散値を設定する(S807)。
ここでΔDcとΔtは、相互に依存した値であり、可変分散補償部652の特性に従って設定される。また、Δtを設けることによって、安定化時間ΔTs分待機せずに、各分散値のクロック抽出結果が取得でき、可変分散補償部652は、分散値を早く変更することができる。
S807の後、光送受信器221における送受信方法に従って、光送受信器221は調整される(S822)。
S822又はS802の後、設定された補償分散値によってクロックが抽出でき、データが再生できるようになった場合、さらに補償分散値を最適化するため、誤り訂正および符号誤り監視部671から送られる誤り訂正情報または符号誤り情報に従って、それら訂正数または誤り数が最小化または所定値以下となるように、情報処理部682によって可変分散補償部652の補償分散値が微調整されてもよい(S823)。
S823の後、光送受信器221は、新しいパス開通のための処理を終了する(S808)。
なお情報処理部682は、図8に示すS804において、分散値を低い値から高い値へ順に変更させ、クロック抽出結果を取得したが、分散値を高い値から低い値へ順に変更させてもよい。
図10は、本発明の第1の実施形態の分散値の別の補正を示す説明図である。
図10のT902は、S805において高い分散値から低い分散値へ変化させた場合のクロック抽出結果を示す。図10の補正前の補償分散値T903は、−100[ps/nm]である。
そして情報処理部682は、T901の値にΔDcを加算し、分散値の到達値T904を取得する。これは、分散値が高い値から低い値へ変化する場合、可変分散補償部652の時間応答特性は、図7に示す時間応答特性を、横軸を対象軸として線対象にした場合の(すなわち、上下を逆にした)特性であるためである。
そして情報処理部682は、補正前の補償分散値T903にΔDcを加算して、補正後の補償分散値T905を取得する。
図11は、本発明の第2の実施形態の光送受信器1021の構成を示すブロック図である。
図11に示す光送受信器1021は、第1の実施形態の光送受信器221に、遅延干渉部1091が追加された装置である。第1の実施形態の光送受信器221の要素と同じ要素については、同じ符号を付し、説明を省略する。
本図では、可変分散補償器1052の出力は、遅延干渉部1091を通過後、光受信部661に入力される。ここで遅延干渉部1091は、前述したDPSK方法またはDQPSK方法において用いられ、光信号の光強度または位相を取得可能にするための遅延干渉計である。遅延干渉部1091の詳細な説明は省くが、本実施形態において遅延干渉部1091の調整は、光送受信器221の調整の一部であり、図8に示すS822のステップにおいて実施すればよい。
第2の実施形態によれば、遅延干渉部1091を用いた光送受信器1021にも、第1の実施形態に示す補償分散値の探索を実装することができる。
前述のとおり本実施形態の光ノード103によれば、可変分散補償部652の分散値を所定の範囲で変化させる時間を、安定化時間ΔTsではなく、可変分散補償部652固有の時間Δtとしたため、補償分散値を取得する時間が短縮される。また、安定化時間Tsよりも短い時間Δtとしたため、目標となる分散値と、Δtにおいて到達した分散量の差分を補正値として使用することによって、適切な補償分散値を設定できる。このため、波形劣化の補償に必要な時間を短縮し、早期に所定の主信号品質を得ることができるという利点がある。
本発明の光送受信器221は、分散値探索の際、分散値を高速に変化させるとともに補正値を用いて適切な補償分散値に設定できるので、補償分散値を決める時間を短縮でき、その結果、波形劣化の補償に必要な時間を短縮し早期に所定の主信号品質を得ることができるという利点がある。
特許請求の範囲に記載した以外の本発明の観点の代表的なものとして、次のものがあげられる。
(1)第1の発明において、前記補償制御部は、前記分散値を、初期値である前記第1の分散値から、目標値である前記第2の分散値に向けて変化させた後、前記第2の分散値を初期値に設定し、前記第3の分散値を目標値に設定することによって、前記分散値を前記第2の分散値から前記第3の分散値に変化させ、
前記第3の分散値と前記第2の分散値との差は、前記第2の分散値と前記第1の分散値との差と等しくなるように、前記第3の分散値が設定されており、
前記第1の分散値は、前記第2の分散値より高く、
前記第2の分散値は、前記第3の分散値より高く、
前記補償制御部は、前記クロック抽出部及び前記補償制御部が、新たな初期値及び新たな目標値を用いて繰り返し処理を行うことによって、前記生成された第1の抽出情報が不可を示し、かつ前記生成された第2の抽出情報が可能を示す場合、算出された分散値を決定することを特徴とする光受信器。
101 統合監視制御部
102 監視制御用網
103、103−1〜103−n 光ノード(光伝送装置)
111、111−1、111−2 伝送路ファイバ
211−1、211−2 ノード監視制御部
221−1、221−2 光送受信器
231−1〜231−4 波長合分波部
241−1〜241−4 光増幅器
351 光挿入分岐部
551 受信用前置光増幅器
552 可変分散補償器
557 送信用光増幅器
554 伝送路側光送受信部
555 フレーム処理部
556 クライアント側光送受信部
561 制御回路
571 通信回路
651 光増幅部
652 可変分散補償部
661 光受信部
662 CDR
671 誤り訂正および符号誤り監視部
682 情報処理部
683 メモリ
681 TDC制御部
1091 遅延干渉部

Claims (6)

  1. 受信した光信号の分散を、所定の範囲の分散値において補償する補償部を備える光受信器であって、
    前記光受信器は、補償制御部と、クロック抽出部とを備え、
    前記補償制御部は、
    前記所定の範囲の分散値から、所定量の差がある第1の前記分散値および第2の前記分散値を選択し、
    前記補償部において用いる前記分散値を、前記第1の分散値から前記第2の分散値に変化させるために必要な安定化時間、前記安定化時間よりも短い変化時間、および、前記変化時間後の前記分散値と前記第2の分散値との差分を、あらかじめ取得し、
    前記クロック抽出部は、
    前記受信した光信号を電気信号に変換し、
    前記電気信号からクロックを抽出できるか否かを示す抽出情報を生成し、
    前記抽出情報が不可を示す場合、前記補償部は、前記選択された第1の分散値によって、前記受信した光信号を補償し、
    前記クロック抽出部は、前記第1の分散値によって補償された光信号について、前記クロックを抽出できるか否かを示す第1の抽出情報を生成し、
    前記補償制御部は、前記補償部において用いられる前記分散値を、前記第1の分散値から前記第2の分散値を目標として変化させ、
    前記補償部は、前記分散値を変化させ始めてから前記変化時間が経過した時の分散値によって、受信した光信号を補償し、
    前記クロック抽出部は、前記変化時間後の分散値によって補償された光信号について、前記クロックが抽出できるか否かを示す第2の抽出情報を生成し、
    前記生成された第1の抽出情報が不可を示し、かつ、前記生成された第2の抽出情報が可能を示す場合、前記補償制御部は、前記第2の分散値、および、前記変化時間後の分散値と第2の分散値との差分に基づいて算出された分散値によって、前記補償部に、前記光信号の分散を補償させることを特徴とする光受信器。
  2. 前記補償制御部は、前記分散値を、初期値である前記第1の分散値から、目標値である前記第2の分散値に向けて変化させた後、前記第2の分散値を初期値に設定し、前記第3の分散値を目標値に設定することによって、前記分散値を前記第2の分散値から前記第3の分散値に変化させ、
    前記第3の分散値と前記第2の分散値との差は、前記第2の分散値と前記第1の分散値との差と等しくなるように、前記第3の分散値が設定されており、
    前記第1の分散値は、前記第2の分散値より低く、
    前記第2の分散値は、前記第3の分散値より低く、
    前記補償制御部は、前記クロック抽出部及び前記補償制御部が、新たな初期値及び新たな目標値を用いて繰り返し処理を行うことによって、前記生成された第1の抽出情報が不可を示し、かつ前記生成された第2の抽出情報が可能を示す場合、算出された分散値を決定することを特徴とする請求項1に記載の光受信器。
  3. 前記補償制御部は、
    前記補償部に指示する前記目標値である分散値を変化させると、前記補償部の分散値が前記目標値である分散値に到達するまで、所定の時間を要することを特徴とする請求項2に記載の光受信器。
  4. 前記光受信器は、前記光信号から変換された電気信号の符号誤りを抽出する符号誤り部を備え、
    前記補償制御部は、前記符号誤り部による符号誤りの結果に基づいて、前記補償部の分散値を変化させることを特徴とする請求項1に記載の光受信器。
  5. 前記光受信器は、遅延干渉部を備え、
    前記遅延干渉部は、前記補償部によって補償された光信号をから位相を抽出することを特徴とする請求項1に記載の光受信器。
  6. 光信号を送受信する光伝送装置であって、
    前記光伝送装置は、前記光信号を増幅するための光増幅器と、所定の範囲の分散値において、前記受信した光信号を補償する光送受信器と、前記光信号をスイッチするマルチプレクサとを備え、
    前記光送受信器は、
    前記所定の範囲の分散値から、所定量の差がある第1の前記分散値および第2の前記分散値を選択し、
    前記補償するために用いる分散値を、前記第1の分散値から前記第2の分散値に変化させるために必要な安定化時間、前記安定化時間よりも短い変化時間、および、前記変化時間後の前記分散値と前記第2の分散値との差分を、あらかじめ取得し、
    前記受信した光信号を電気信号に変換し、
    前記電気信号からクロックを抽出できるか否かを示す抽出情報を生成し、
    前記抽出情報が不可を示す場合、前記第1の分散値によって、前記受信した光信号を補償し、
    前記第1の分散値によって補償された光信号について、前記クロックの第1の抽出情報を生成し、
    前記補償部において用いられる前記分散値を、前記第1の分散値から前記第2の分散値を目標として変化させ、
    前記分散値を変化させ始めてから前記変化時間が経過した後、前記変化時間後の分散値によって、受信した光信号を補償し、
    前記変化時間後の分散値によって補償された光信号について、前記クロックの第2の抽出情報を生成し、
    前記生成された第1の抽出情報が不可を示し、前記生成された第2の抽出情報が可能を示す場合、前記第2の分散値、および、前記変化時間後の分散値と第2の分散値との差分に基づいて算出された分散値によって、前記光信号の分散を補償することを特徴とする光伝送装置。
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