JP2003032187A - 光受信装置、光データ信号の波形最適化方法及び光データ信号の波形最適化プログラム - Google Patents

光受信装置、光データ信号の波形最適化方法及び光データ信号の波形最適化プログラム

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JP2003032187A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散値を任意の値に制御できる可変分散等化
器の分散特性を制御することにより、光波形を最適化す
る。 【解決手段】 分散等化器を介して入力した光信号を電
気信号に変換し所定の振幅に増幅されたデータ信号を、
最適位置に制御された識別点で識別するクロックデータ
再生回路で識別再生する光受信装置において、所定の振
幅に増幅されたデータ信号、のアイパターンを制御して
クロックデータ再生回路によって再生されたデータ信号
のエラーが最小となるように分散等化器の分散特性を制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光受信装置、光デ
ータ信号の波形最適化方法及び光データ信号の波形最適
化プログラムに関し、特に、光データ信号の波形劣化を
最小に抑えるようにした光受信装置、光データ信号の波
形最適化方法及び光データ信号の波形最適化プログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今の、光アンプやWDM(波長多重伝
送)を含む光伝送系においては、従来の光伝送系に比べ
て、光受信波形を劣化させる要因が増えてきている。
【0003】例えば、光受信波形を劣化させる要因とし
ては、光ファイバアンプが発生するASE (ampl
ified spontaneous emissio
n)に起因する雑音の累積や、光ファイバ内の光信号パ
ワーの増大によりその影響が顕著になった光ファイバの
分散や非線形効果による波形劣化、及び波長多重伝送に
おける隣接チャネルからのクロストーク等が上げられ
る。
【0004】従来は、クロックデータ再生回路(CDR
clock and datarecovery c
ircuit)における識別位置の最適化等、受信装置
側で対応していたが、さらなる受信感度を向上のために
は、これだけでは十分とはいえず、波形の劣化そのもの
を補償する必要がある。
【0005】光伝送系における送信直後の光受信波形
は、図35に示すように、光入力データ信号を1又は0に
確実に識別できる領域、アイ開口部が大きいが、600k
m伝送後の光受信波形は、図36に示すように、アイ開口
部が非常に小さくなる。
【0006】このような光受信波形の劣化があっても、
光受信装置の識別回路は、最適な識別を行うことが要求
される。光受信波形のアイ開口部は、受光電力によって
異なるので、光受信波形の1又は0を識別する識別位置
の最適値は、受光電力によって異なるものであるが、従
来の光伝送路では、光受信波形の劣化に対して識別位置
の余裕が比較的あり、製品出荷時にメーカにより調整さ
れた値に固定されていても、実用上あまり問題とならな
かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、波形劣
化要因の一つである光ファイバの分散による波形劣化に
対して、受信感度を向上させるためには、波形の劣化そ
のものを補償する必要がある。
【0008】また、光アンプやWDM(波長多重伝送)
を含む光伝送系では、上述のように光受信波形を劣化さ
せる要因が増えたため、従来のように識別位置を固定さ
れた識別回路では、エラーレート特性の曲がり(フロ
ア)が生じ、伝送路品質を確保することが困難となる
(図37上)。
【0009】本発明の第1の目的は、このような状況に
鑑み、分散値を任意の値に制御できる可変分散等化器の
分散特性を制御することにより、光波形を最適化するこ
とのできる分散等化機能を有する光受信装置、光データ
信号の波形最適化方法及び光データ信号の波形最適化プ
ログラムを提案することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、光波形を最適化す
ると共に、各受光レベルにおける識別位置を最適に制御
することにより、さらに識別精度のよい識別電圧付与機
能付きクロックデータ再生回路を備える光受信装置を提
案することにある。
【0011】本発明の第3の目的は、光波形を最適化す
ると共に、アイ開口部の内縁を検出することにより、中
央識別点を最適位置に制御することができる識別電圧付
与機能付きクロックデータ再生回路を備える光受信装置
を提案することにある。
【0012】本発明の第4の目的は、エラーカウント部
の計測結果をもとに計測時間を調整しているので、計測
精度を上げることができ、また、悪い状態からすばやく
脱出することができる識別電圧付与機能付きクロックデ
ータ再生回路を備える光受信装置を提案することにあ
る。
【0013】本発明の第5の目的は、計測したエラーの
数に応じて、計測時間を変更するので、いたずらに大規
模なカウンタを用いる必要がない識別電圧付与機能付き
クロックデータ再生回路を備える光受信装置を提案する
ことにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、分散等化器を介して入力した光信号を電気信号に
変換し所定の振幅に増幅されたデータ信号を、最適位置
に制御された識別点で識別するクロックデータ再生回路
で識別再生する光受信装置において、所定の振幅に増幅
されたデータ信号のアイパターンを制御して、前記クロ
ックデータ再生回路によって再生されたデータ信号のエ
ラーが最小となるように前記分散等化器の分散特性を制
御する機能を有することを特徴とする。
【0015】請求項2の本発明の光受信装置は、前記ク
ロックデータ再生回路からのデータ信号の識別情報に基
づいて、データ信号のアイパターンのアイ開口部を検出
し、当該アイ開口部の大きさに従って、前記データ信号
のエラーが最小となるように前記分散等化器の分散特性
を制御する波形最適化制御部を備えることを特徴とす
る。
【0016】請求項3の本発明の光受信装置は、前記波
形最適化制御部が、アイパターンの時間軸上の左識別
点、中央識別点及び右識別点の3識別点の間隔を制御し
て前記3識別点が前記アイパターン内に収まるアイ開口
部の大きさを求めるアイ開口部検出部と、求めた前記ア
イ開口部の大きさに応じて、前記分散等化器の分散値を
増減することにより、前記分散値が最適な値となるよう
に制御する演算処理部とを備えることを特徴とする。
【0017】請求項4の本発明の光受信装置は、前記演
算処理部が、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較
し、前記アイ開口部の大きさの増減に応じて、前記分散
等化器の分散値を増減することを特徴とする。
【0018】請求項5の本発明の光受信装置は、前記演
算処理部が、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較
し、前記アイ開口部の大きさが増加している場合、前記
分散等化器の分散値を第1の所定値ずつ増加させ、前記
アイ開口部の大きさが減少している場合、前記分散等化
器の分散値を第2の所定値ずつ減少させる。
【0019】請求項6の本発明の光受信装置は、前記演
算処理部が、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較
し、前記アイ開口部の大きさの増減に応じて、前記分散
等化器の分散値を増減する第1の処理と、前記第1の処
理の分散値の増減を反転させる第2の処理を行なうこと
を特徴とする。
【0020】請求項7の本発明の光受信装置は、前記演
算処理部が、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較
し、前記アイ開口部の大きさが増加している場合、前記
分散等化器の分散値を増加させ、前記アイ開口部の大き
さが減少している場合、前記分散等化器の分散値を減少
させ、前記分散値を増加させる場合に、前記アイ開口部
の大きさの増加に応じて、前記分散値の増加量を段階的
に小さくすることを特徴とする。
【0021】請求項8の本発明の光受信装置は、前記演
算処理部が、現在と直前のアイ開口部の大きさを比較
し、前記アイ開口部の大きさの増減方向が変化する度
に、前記分散等化器の分散値を所定値ずつ増加させる第
1の処理と、前記分散等化器の分散値を所定値ずつ減少
させる第2の処理とを切り替えて実行することを特徴と
する。
【0022】請求項9の本発明は、分散等化器を介して
入力した光信号を電気信号に変換し所定の振幅に増幅さ
れたデータ信号を、最適位置に制御された識別点で識別
するクロックデータ再生回路で識別再生する光受信装置
の光データ信号の波形最適化方法において、所定の振幅
に増幅されたデータ信号のアイパターンを制御して、前
記クロックデータ再生回路によって再生されたデータ信
号のエラーが最小となるように前記分散等化器の分散特
性を制御する機能を有することを特徴とする。
【0023】請求項10の本発明の光データ信号の波形
最適化方法は、前記クロックデータ再生回路からのデー
タ信号の識別情報に基づいて、データ信号のアイパター
ンのアイ開口部を検出し、当該アイ開口部の大きさに従
って、前記データ信号のエラーが最小となるように前記
分散等化器の分散特性を制御することを特徴とする。
【0024】請求項11の本発明の光データ信号の波形
最適化方法は、アイパターンの時間軸上の左識別点、中
央識別点及び右識別点の3識別点の間隔を制御して前記
3識別点が前記アイパターン内に収まるアイ開口部の大
きさを求めるステップと、求めた前記アイ開口部の大き
さに応じて、前記分散等化器の分散値を増減することに
より、前記分散値が最適な値となるように制御するステ
ップとを備えることを特徴とする。
【0025】請求項12の本発明の光データ信号の波形
最適化方法は、前記分散値の制御ステップで、現在と直
前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大
きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値を増減す
ることを特徴とする。
【0026】請求項13の本発明の光データ信号の波形
最適化方法は、前記分散値の制御ステップで、現在と直
前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大
きさが増加している場合、前記分散等化器の分散値を第
1の所定値ずつ増加させ、前記アイ開口部の大きさが減
少している場合、前記前記前記分散等化器の分散値を第
2の所定値ずつ減少させることを特徴とする。
【0027】請求項14の本発明の光データ信号の波形
最適化方法は、前記分散値の制御ステップで、現在と直
前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大
きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値を増減す
る第1の処理と、前記第1の処理の分散値の増減を反転
させる第2の処理を行なうことを特徴とする。
【0028】請求項15の本発明の光データ信号の波形
最適化方法は、前記分散値の制御ステップで、現在と直
前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大
きさが増加している場合、前記分散等化器の分散値を増
加させ、前記アイ開口部の大きさが減少している場合、
前記分散等化器の分散値を減少させ、前記分散値を増加
させる場合に、前記アイ開口部の大きさの増加に応じ
て、前記分散値の増加量を段階的に小さくすることを特
徴とする。
【0029】請求項16の本発明の光データ信号の波形
最適化方法は、前記分散値の制御ステップで、現在と直
前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口部の大
きさの増減方向が変化する度に、前記分散等化器の分散
値を所定値ずつ増加させる第1の処理と、前記分散等化
器の分散値を所定値ずつ減少させる第2の処理とを切り
替えて実行することを特徴とする。
【0030】請求項17の本発明は、分散等化器を介し
て入力した光信号を電気信号に変換し所定の振幅に増幅
されたデータ信号を、最適位置に制御された識別点で識
別するクロックデータ再生回路で識別再生する光受信装
置上で動作し光データ信号の波形最適化プログラムであ
って、所定の振幅に増幅されたデータ信号のアイパター
ンを制御して、前記クロックデータ再生回路によって再
生されたデータ信号のエラーが最小となるように前記分
散等化器の分散特性を制御する機能を有することを特徴
とする。
【0031】請求項18の本発明の光データ信号の波形
最適化プログラムは、前記クロックデータ再生回路から
のデータ信号の識別情報に基づいて、データ信号のアイ
パターンのアイ開口部を検出し、当該アイ開口部の大き
さに従って、前記データ信号のエラーが最小となるよう
に前記分散等化器の分散特性を制御することを特徴とす
る。
【0032】請求項19の本発明の光データ信号の波形
最適化プログラムは、アイパターンの時間軸上の左識別
点、中央識別点及び右識別点の3識別点の間隔を制御し
て前記3識別点が前記アイパターン内に収まるアイ開口
部の大きさを求めるステップと、求めた前記アイ開口部
の大きさに応じて、前記分散等化器の分散値を増減する
ことにより、前記分散値が最適な値となるように制御す
るステップとを備えることを特徴とする。
【0033】請求項20の本発明の光データ信号の波形
最適化プログラムは、前記分散値の制御ステップで、現
在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口
部の大きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値を
増減することを特徴とする。
【0034】請求項21の本発明の光データ信号の波形
最適化プログラムは、前記分散値の制御ステップで、現
在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口
部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分散
値を第1の所定値ずつ増加させ、前記アイ開口部の大き
さが減少している場合、前記前記前記分散等化器の分散
値を第2の所定値ずつ減少させることを特徴とする。
【0035】請求項22の本発明の光データ信号の波形
最適化プログラムは、前記分散値の制御ステップで、現
在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口
部の大きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値を
増減する第1の処理と、前記第1の処理の分散値の増減
を反転させる第2の処理を行なうことを特徴とする。
【0036】請求項23の本発明の光データ信号の波形
最適化プログラムは、前記分散値の制御ステップで、現
在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口
部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分散
値を増加させ、前記アイ開口部の大きさが減少している
場合、前記分散等化器の分散値を減少させ、前記分散値
を増加させる場合に、前記アイ開口部の大きさの増加に
応じて、前記分散値の増加量を段階的に小さくすること
を特徴とする。
【0037】請求項24の本発明の光データ信号の波形
最適化プログラムは、前記分散値の制御ステップで、現
在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開口
部の大きさの増減方向が変化する度に、前記分散等化器
の分散値を所定値ずつ増加させる第1の処理と、前記分
散等化器の分散値を所定値ずつ減少させる第2の処理と
を切り替えて実行することを特徴とする。
【0038】請求項25の本発明の光受信装置は、前記
クロックデータ再生回路が、光入力信号を電気信号に変
換して入力データ信号として出力する光/電気変換回路
と、所定の振幅まで増幅された入力データ信号からクロ
ック成分を抽出し、そのクロックのタイミングで入力デ
ータ信号の1又は0を識別し、識別電圧を付与する機能
が追加された識別電圧付加機能付きクロックデータ再生
回路であって、エラーパルスの計測結果に応じて、3識
別点の幅を制御し、3識別点をその間隔を保ちつつ移動
し、エラーパルス計測時間を変更する処理を選択的に実
行することにより、前記識別点を最適に制御する識別電
圧制御回路を備えることを特徴とする。
【0039】請求項26の本発明の光受信装置は、前記
クロックデータ再生回路が、光入力信号を電気信号に変
換して入力データ信号として出力する光/電気変換回路
と、所定の振幅まで増幅された入力データ信号からクロ
ック成分を抽出し、そのクロックのタイミングで入力デ
ータ信号の1又は0を識別し、識別電圧を付与する機能
が追加された識別電圧付加機能付きクロックデータ再生
回路であって、エラーパルスの計測結果に応じて、3識
別点の幅を制御し、エラーパルス計測時間を変更する処
理を選択的に実行して前記識別点を最適に制御する識別
電圧制御回路を備えたことを特徴とする。
【0040】請求項27の本発明の光受信装置は、前記
クロックデータ再生回路が、光入力信号を電気信号に変
換して入力データ信号として出力する光/電気変換回路
と、所定の振幅まで増幅された入力データ信号からクロ
ック成分を抽出し、そのクロックのタイミングで入力デ
ータ信号の1又は0を識別し、識別電圧を付与する機能
が追加された識別電圧付加機能付きクロックデータ再生
回路であって、エラーパルスの計測結果に応じて、3識
別点の幅を制御し、3識別点をその間隔を保ちつつ移動
する処理を選択的に実行して識別点を最適に制御する識
別電圧制御回路を備えたことを特徴とする。
【0041】請求項28の本発明の光受信装置は、前記
クロックデータ再生回路が、光入力信号を電気信号に変
換して入力データ信号として出力する光/電気変換回路
と、所定の振幅まで増幅された入力データ信号からクロ
ック成分を抽出し、そのクロックのタイミングで入力デ
ータ信号の1又は0を識別し、識別電圧を付与する機能
が追加された識別電圧付加機能付きクロックデータ再生
回路であって、エラーパルスの計測結果に応じて、3識
別点の幅を制御して識別点を最適に制御する識別電圧制
御回路を備えたことを特徴とする。
【0042】請求項29の本発明の光受信装置は、前記
クロックデータ再生回路が、光入力信号を電気信号に変
換して入力データ信号として出力する光/電気変換回路
と、所定の振幅まで増幅された入力データ信号からクロ
ック成分を抽出し、そのクロックのタイミングで入力デ
ータ信号の1又は0を識別し、識別電圧を付与する機能
が追加された識別電圧付加機能付きクロックデータ再生
回路であって、入力データ信号のHレベル近傍のエラー
数とLレベル近傍のエラー数を計数処理するエラーカウ
ント部と、前記エラー計数結果に基づいて、Hレベル近
傍の上識別点と中央識別点又は、Lレベル近傍の下識別
点との幅を変化させ、前記エラー計数結果に基づいて、
前記上下各識別点及び中央識別点の間隔保持をしたまま
で、3識別点を同時に動し、前記エラー計数結果に基づ
いて、エラー数の計測時間を変化させる演算処理部とを
備え、前記入力データ信号のアイ開口部の内縁を検出し
ながら中央識別点を最適位置に設定する識別電圧制御回
路を備えたことを特徴とする。
【0043】請求項30の本発明の光受信装置は、前記
クロックデータ再生回路が、光入力信号を電気信号に変
換して入力データ信号として出力する光/電気変換回路
と、所定の振幅まで増幅された入力データ信号からクロ
ック成分を抽出し、そのクロックのタイミングで入力デ
ータ信号の1又は0を識別し、識別電圧を付与する機能
が追加された識別電圧付加機能付きクロックデータ再生
回路であって、入力データ信号のHレベル近傍のエラー
数とLレベル近傍のエラー数を計数処理するエラーカウ
ント部と、前記エラー計数結果に基づいて、Hレベル近
傍の上識別点と中央識別点又は、Lレベル近傍の下識別
点との幅を変化させ、前記エラー計数結果に基づいて、
エラー数の計測時間を変化させる演算処理部とを備え、
前記入力データ信号のアイ開口部の内縁を検出しながら
中央識別点を最適位置に設定する識別電圧制御回路を備
えたことを特徴とする。
【0044】請求項31の本発明の光受信装置は、前記
クロックデータ再生回路が、光入力信号を電気信号に変
換して入力データ信号として出力する光/電気変換回路
と、所定の振幅まで増幅された入力データ信号からクロ
ック成分を抽出し、そのクロックのタイミングで入力デ
ータ信号の1又は0を識別し、識別電圧を付与する機能
が追加された識別電圧付加機能付きクロックデータ再生
回路であって、入力データ信号のHレベル近傍のエラー
数とLレベル近傍のエラー数を計数処理するエラーカウ
ント部と、前記エラー計数結果に基づいて、Hレベル近
傍の上識別点と中央識別点又は、Lレベル近傍の下識別
点との幅を変化させ、前記エラー計数結果に基づいて、
前記上下各識別点及び中央識別点の間隔保持をしたまま
で、3識別点を同時に動かす演算処理部とを備え、前記
入力データ信号のアイ開口部の内縁を検出しながら中央
識別点を最適位置に設定する識別電圧制御回路を備えた
ことを特徴とする。
【0045】請求項32の本発明の光受信装置は、前記
クロックデータ再生回路が、光入力信号を電気信号に変
換して入力データ信号として出力する光/電気変換回路
と、所定の振幅まで増幅された入力データ信号からクロ
ック成分を抽出し、そのクロックのタイミングで入力デ
ータ信号の1又は0を識別し、識別電圧を付与する機能
が追加された識別電圧付加機能付きクロックデータ再生
回路であって、入力データ信号のHレベル近傍のエラー
数とLレベル近傍のエラー数を計数処理するエラーカウ
ント部と、前記エラー計数結果に基づいて、Hレベル近
傍の上識別点と中央識別点又は、Lレベル近傍の下識別
点との幅を変化させる演算処理部とを備え、前記入力デ
ータ信号のアイ開口部の内縁を検出しながら中央識別点
を最適位置に設定する識別電圧制御回路を備えたことを
特徴とする請求項1から請求項8の何れか1つに記載の
光受信装置。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施の形態)本発明は、光受信装置又は光信号
の中継装置に適用することができるが、ここでは、本発
明を光受信装置に適用した第1の実施の形態について説
明する。図1は、本発明の第1の実施の形態による光受
信装置の構成を示すブロック図である。
【0047】本実施の形態による光受信装置1は、可変
分散等化器10と、光電気変換回路20と、識別電圧調
整機能付きクロックデータ再生回路(CDR)30と、
波形最適化制御部40とで構成される。また、波形最適
化制御部40は、アイ開口部検出部41と、演算処理部
42とを備えてなる。
【0048】可変分散等化器10は、図8に示すよう
に、波長分散特性の傾きを変化させることのできる分散
等化器であり、ペルチェ素子等を用いて、分散等化器の
温度制御を行なうことで実現される。
【0049】光電気変換回路20は、光信号を電気信号
に変換し、所定の振幅に増幅するものである。
【0050】識別電圧調整機能付きCDR30は、光電
気変換回路20からのデータ信号を、つねに最適位置に
制御された識別点で識別する。
【0051】波形最適化制御部40は、識別電圧調整機
能付きCDR30から出力されるデータ信号の識別情報
に基づいて、データ信号をデータ信号に同期した時間軸
掃引して、時間軸上それらを重畳して得られるアイパタ
ーンのアイ開口部を検出し、光データ信号のアイパター
ンが最良になるように可変分散等化器10を制御する。
【0052】また、波形最適化制御部40のアイ開口部
検出部41は、アイパターンの開口部を検出し、アイ開
口部の大きさに対応する情報を出力する。このアイ開口
部検出部41の構成例としては、図3に示すように、3
つの比較器401,402,403と、3つの識別器4
11,412,413と、2つの排他論理和回路42
1,422と、1つの論理和回路431と、識別器41
1及び識別器413の遅延時間を制御する制御回路44
1と、識別器411及び識別器413にクロックに対す
る遅延時間(クロック遅延量)与える2つの遅延回路4
51,452からなる。
【0053】波形最適化制御部40の演算処理部42
は、アイパターンの開口部の大きさに対する情報に基づ
いて、可変分散等化器10の分散特性を調整する。
【0054】次いで、上記のように構成される第1の実
施の形態にかかる光受信装置1の動作について、図1〜
図8を参照して説明する。
【0055】図1において、光データ信号は、光電気変
換回路20で電気信号に変換され、所定の振幅に増幅さ
れた後、、つねに最適位置に制御された識別点で識別す
る識別電圧調整機能付きCDR30で識別再生される。
【0056】図2は、識別電圧調整機能付きCDR30
の構成例であり、入力した入力データ信号のHレベル近
傍の上識別点、中央レベル近傍の中央識別点及びLレベ
ル近傍の下識別点を識別する3値識別回路300と、レ
ベル変動を検出して検出結果を識別電圧制御回路340
に出力するレベル変動検出回路320と、PLL回路3
30とを備えて構成される。
【0057】ここで、3値識別回路300は、比較器3
01,302,303とフリップフロップからなる識別
器311,312,313とで構成され、レベル変動検
出回路320は、排他論理和回路321,322とで構
成される。
【0058】この識別電圧調整機能付きCDR30にお
いては、データのHレベル近傍とデータの中央レベルと
データのLレベル近傍のそれぞれに上識別点、中央識別
点、下識別点を配置し、識別器311(上識別点)と識
別器312(中央識別点)及び識別器312(中央識別
点)と識別器313(下識別点)における識別結果の一
致又は不一致を検出し、識別器311(上識別点)と識
別器312(中央識別点)の不一致であれば、Hレベル
エラーパルス、識別器312(中央識別点)と識別器3
13(下識別点)の不一致であれば、Hレベルエラーパ
ルスを出力する。
【0059】制御回路340は、Hレベルエラーパルス
とLレベルエラーパルスを最小にする識別電圧Vth
(すなわち、最適識別電圧)を与えるように制御する。
【0060】アイ開口部検出部41は、上述したように
図3に示す構成例のように構成される。
【0061】アイパターンの時間軸上に左クロスポイン
ト近傍に左識別点TL、中央識別点Tth、右クロスポ
イント近傍に右識別点TRが配置されていて(図4参
照)、それぞれ識別器411、識別器412、識別器4
13で識別を行なう。中央識別点Tthは、識別電圧調
整機能付きCDR30から、最適識別電圧Vthと同じ
電圧と同じ位相が与えられている。
【0062】ここで、図4に示すように、全ての識別点
がアイパターン内にあれば、左識別点TLと中央識別点
Tth、中央識別点Tthと右識別点TRにおける識別
結果は一致する。
【0063】ところが、図5に示すように、アイパター
ンが波形劣化等の影響で、波形がひずみ、識別点の1つ
がアイパターンから外れると(図4では、左識別点T
L)、左識別点TLと中央識別点Tthの識別結果は一
致しない。
【0064】このように左識別点TL又は、右識別点T
Rのいずれか1つでもアイパターンから外れると不一致
となって、エラーパルスを制御回路441に送出する。
このとき制御回路441は、識別器411と識別器41
3のクロック遅延量を制御することにより、エラーパル
スがなくなるまで、図7に示すように3点の間隔を縮め
る。
【0065】一方、エラーを検出しなくなると、識別器
411と識別器413のクロック遅延量を制御すること
により、図6に示すように3点の間隔を広げる。
【0066】これにより、左識別点TLと右識別点TR
は常にアイパターンの両クロスポイント(アイパターン
の端)付近にいる留まることになり、左識別点TLと右
識別点TRの時間差を計測するか可変遅延回路451と
可変遅延回路452のクロック遅延量の差を求めればア
イパターンのアイ開口部の大きさを検出することができ
るものである。
【0067】図3に示すように、アイ開口部検出回路4
1からは、可変遅延回路451と可変遅延回路452の
クロック遅延量が演算処理部42に出力される。そし
て、演算処理部42は、可変遅延回路451と可変遅延
回路452のクロック遅延量の差を求めることにより、
逐次アイ開口部の大きさを計測する。
【0068】波形最適化制御部40のアイ開口部検出回
路41は、識別電圧調整機能付きCDR30から、デー
タ信号の識別情報として、最適識別電圧Vthとクロッ
クと、データ信号を得てアイ開口部の検出を行なう。
【0069】図8は、可変分散等化器10の特性例であ
る。分散等化器10は、をペルチェ素子などで温度制御
することにより、特性曲線の傾きを変えて分散値を変化
させることで、波形整形ができ、したがって、アイパタ
ーンのアイ開口部の大きさを制御することができる。
【0070】次に、図9、図10、図11、図12を用
いて演算処理部42における制御アルゴリズムについて
説明する。
【0071】図9は、演算処理部42における制御アル
ゴリズムの基本的な考え方を示す図である。
【0072】演算処理部42による処理工程は、分散値
Dを初期値からΔDづつ増加又は減少させる工程(90
1)と、アイ開口部の大きさを計測する工程(902)
と、直前に計測したアイ開口部の大きさと比較して直前
に計測したアイ開口部の大きさと比較して分散値Dを増
加させるか又は減少させるを判断する工程(903)か
ら構成される。
【0073】アイ開口部の大きさは、上述のようにアイ
開口部検出回路41からの可変遅延回路451と可変遅
延回路452のクロック遅延量の差に基づいて計測され
る。
【0074】直前に計測したアイ開口部の大きさと比較
して分散値Dを増加させるか又は減少させるを判断する
工程901の具体例を図10を用いて説明する。図10
においては、図9の工程901〜903に対応する工程
をそれぞれ工程901A〜903Aで示している。
【0075】図10において、工程903Aにおいて、
直前に測定したアイ開口部の大きさと現在のアイ開口部
の大きさを比較してアイ開口部の大きさが増加(改善)
していれば、工程901Aへ戻り、分散値DをΔDだけ
増加して同じ操作を繰り返す。
【0076】この分散値Dの増加量ΔDについては、光
受信装置で送受信される光信号の波長に基づいて任意に
設定される。
【0077】また、逆に工程901Aで直前に測定した
アイ開口部の大きさと現在のアイ開口部の大きさを比較
してアイ開口部の大きさが減少(悪化)していれば、n
ΔD(n≦2)だけ分散値を減少させて、工程902A
へ戻って同じ動作を繰り返す。
【0078】このようにアイ開口部の大きさが悪化した
時に、1ステップあたりの分散値Dの増加量(ΔD)よ
りも多い量(nΔD(n≦2))を減少させて後戻りさ
せる点に特徴がある。
【0079】これにより、工程901では、ΔDづつ単
調増加させる動作だけですむという効果がある。
【0080】本実施の形態では、分散値Dの最小値から
分散値Dを増加させる方向の場合で説明したが、逆に分
散値Dの大きい値から分散値Dを減少させる方向に制御
してもよい。この場合は、アイ開口部の大きさが増加
(改善)ごとにΔDづつ減少させ、アイ開口部の大きさ
が減少(悪化)すればnΔD(n≦2)だけ分散値を増
加させることになる。さらには、分散値Dのどの値から
スタートさせても同じ結果になる。
【0081】図11に、本実施の形態の図9に示すアル
ゴリズムを実現したフローチャートを示す。
【0082】初期値設定で分散値Dの初期値D0と1ス
テップ毎の増加量ΔDを決める(ステップ1101)。
次に、分散値D0におけるアイ開口部の大きさの初期値
P0(図12で分散値D0)を測定する(ステップ11
02)。
【0083】次に、分散値DをΔDだけ増加させて(ス
テップ1103)、図12の分散値D1でのアイ開口部
の大きさP1を測定する(ステップ1104)。
【0084】アイ開口部の大きさP0とP1を比較する
と(ステップ1105)、アイ開口部の大きさP1の方
が大きいので、ステップ1103に戻り、分散値D2=
D1+ΔDとして、アイ開口部の大きさP2を測定す
る。
【0085】さらに、ステップ1105でアイ開口部P
1とP2を比較すると、アイ開口部の大きさP2の方が
大きいので、ステップ1103で分散値D3=D2+Δ
Dとしてアイ開口部の大きさP3を測定する。
【0086】これを繰り返し行なうことで、分散値Dを
最適位置に近づけていく。しかしながら、分散値D4で
はアイ開口部の大きさP4が、アイ開口部の大きさP3
より減り(ステップ1105でNo)、最適位置よりも
遠のいたことがわかる。このとき分散値D=D4−2Δ
D(すなわち、分散値D2に戻る)として(ステップ1
106)、アイ開口部の大きさを計測する。
【0087】すなわち、分散値の設定をD0→D1→D
2→D3(最適位置)→D4→D2→D3(最適位置)
→D4→D2…と繰り返すことにより、常に分散値Dの
最適位置近傍に制御されるものである。
【0088】勿論、分散値Dの初期値を分散値Dの大き
い値D6からアイ開口部の大きさが増加(改善)ごとに
ΔDづつ減少させ、アイ開口部の大きさが減少(悪化)
すれば2ΔDだけ分散値を増加させる制御を行なっても
よく、分散値Dのどの値からスタートさせても同じ結果
になることは言うまでもない。
【0089】以上のように制御することにより、アイ開
口部の大きさが、常に最大になるように制御するので、
伝送路上で波形ひずみを受けても最良の状態で光信号を
識別することができるようになる。
【0090】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態について、図13、図14、図15を用いて説明
する。
【0091】図13は本第2の実施の形態による演算処
理部42における制御アルゴリズムの基本的な考え方を
示す図であり、図14はその制御アルゴリズムを実現す
るフローチャート、図15は分散値Dとアイ開口部の大
きさPの関係を示す図である。
【0092】この第2の実施の形態は、図9における直
前に計測したアイ開口部の大きさと比較して分散値Dを
増加させるか又は減少させるかを判断する工程903に
ついて他の考え方を用いたものである。
【0093】すなわち、この実施の形態では、第1の実
施の形態と同様に、分散値Dの最小値D0からΔDずつ
増加させていき、アイ開口部の大きさが増加(改善)す
るごとにΔDずつ増加させる。
【0094】しかしながら、図13の制御アルゴリズム
の工程903Bに示すように、ΔDずつ増加させた結
果、アイ開口部の大きさが減少(悪化)した時は、増減
の向きを変え、次にアイ開口部の大きさが減少するとこ
ろまでΔDずつ分散特性を減少させるように制御するこ
とに特徴がある。
【0095】図14のフローチャートと、図15を用い
て動作の詳細を説明する。
【0096】前述した第1の実施の形態と同様に、分散
値Dの最小値D0からスタートさせるものとする。
【0097】初期値設定において、分散値Dの初期値D
0と1ステップ毎の増加量ΔDを決める(ステップ14
01)。次に、分散値D0におけるアイ開口部の大きさ
の初期値P0(図15で分散値D0)を測定する(ステ
ップ1402)。さらに、分散値DをΔDだけ増加(図
15で分散値D1)させることにより(ステップ140
3)、アイ開口部の大きさP1を測定する(ステップ1
404)。
【0098】アイ開口部の大きさP0とP1を比較する
と(ステップ1405)、アイ開口部の大きさP1の方
が大きいので、ステップ1403に戻り分散値D2=D
1+ΔDとして、ステップ1404でアイ開口部の大き
さP2を測定する。さらに、ステップ1405でアイ開
口部の大きさP1とP2を比較すると、アイ開口部の大
きさP2の方が大きいので、ステップ1403でD3=
D2+ΔDとして、ステップ1405でアイ開口部の大
きさP3を測定する。
【0099】これを繰り返して、分散値D4におけるア
イ開口部の大きさP4ではP3に比べてアイ開口部の大
きさが減少しているので(ステップ1405でNo)、
これ以降は、図14のステップ1406に移り、分散値
DをD4→D3→D2と減少させ、アイ開口部の測定処
理(ステップ1407)及びアイ開口部の大きさの比較
処理(ステップ1408)を行なう。
【0100】ここで、分散値D2におけるアイ開口部の
大きさP2はP3に比べて減少しているので(ステップ
1408でNo)、再びステップ1403に移り、分散
値DをD2→D3→D4と増加させる制御を行なう。
【0101】上記の処理を実行することにより、結果と
して、分散値Dは、最適分散値であるD3の近傍に制御
されることになる。
【0102】なお、この第2の実施の形態でも、分散値
Dの最小値から制御をスタートさせたが、逆に分散値D
6等の分散値Dの大きい値からスタートさせてもよいこ
とは勿論である。何れからスタートさせても同じ結果に
なる。
【0103】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態について図16、図17、図18を用いて説明す
る。
【0104】図16は、第3の実施の形態による演算処
理部42における制御アルゴリズムの基本的な考え方を
示す図であり、図17はその制御アルゴリズムを実現す
るフローチャート、図18は分散値Dとアイ開口部の大
きさPの関係を示す図である。
【0105】この第3の実施の形態は、図9における直
前に計測したアイ開口部の大きさと比較して分散値Dを
増加させるか又は減少させるかを判断する工程903に
ついてさらに他の考え方を用いたものである。
【0106】この実施の形態では、分散値Dの最小値D
0からΔDずつ増加させていき、アイ開口部の大きさが
増加(改善)するごとにΔDづつ増加させ、その結果、
アイ開口部の大きさが減少(悪化)した時は、増減の向
きを変える点については上述した第2の実施の形態と同
様である。
【0107】図17に示すフローチャートのステップ1
706以外の処理ステップは、第2の実施の形態の図1
4に示すフローチャートの対応するステップと全く同じ
である。ここでは、第2の実施の形態と相違するステッ
プ1706について説明する。
【0108】この第3の実施の形態では、ステップ17
06において、減少させるステップの大きさを第2の実
施の形態と異なり、rΔD(0<r<1)ずつ減少させ
ることが特徴である。このように、より小刻みに分散値
を設定することにより、分散値Dを、より正確に最適分
散値の近傍に制御することができるようになる。
【0109】なお、第1から第3の実施の形態による波
形最適化制御部40における制御は、制御部の各機能を
ハードウェア的に実現することは勿論として、各機能を
備えるコンピュータプログラムである波形最適化プログ
ラムを、コンピュータ処理装置のメモリにロードされる
ことで実現することができる。この波形最適化プログラ
ムは、図1に示すように、磁気ディスク、半導体メモリ
その他の記録媒体200に格納される。そして、その記
録媒体からコンピュータ処理装置にロードされ、コンピ
ュータ処理装置の動作を制御することにより、上述した
波形最適化制御部40の各機能を実現する。
【0110】(第4の実施の形態)本実施の形態では、
図1に示す識別電圧付加機能付きCDR30の識別電圧
制御回路340にデジタル演算処理を用いることによ
り、各受光レベルで識別位置を最適に制御することがで
きるようにしている。
【0111】図19は、本発明の第1の実施の形態によ
る識別電圧付加機能付きCDRの識別電圧制御回路の構
成を示すブロック図である。
【0112】識別電圧付加機能付きCDR30は、光入
力信号を電気信号に変換し所定の振幅まで増幅された入
力データ信号からクロック成分を抽出し、そのクロック
のタイミングで入力データ信号の1又は0を識別するC
DR(clock and data recovery:クロックデータ再生
回路)に識別電圧を付与する機能が追加されている。識
別電圧制御回路340は、識別電圧付与機能付きCDR
30において、制御アルゴリズムによりCDRに最適な
識別電圧を与える。
【0113】識別電圧付加機能付きCDR30は、従来
から提供されているものであり、その構成例は図2に示
した通りである。この識別電圧付加機能付きCDR30
においては、エラーの検出は、隣り合う識別点における
識別結果の一致不一致を排他論理和で判定し、不一致で
あればエラーパルスを出力する。
【0114】図19において、識別電圧制御回路340
は、エラーカウント部350、演算処理回路361を有
する演算処理部360、計測時間設定部370、D/A
変換部380とで構成される。
【0115】エラーカウント部350は、Hレベルエラ
ーカウンタ351とLレベルエラーカウンタ352とを
備えており、識別電圧付加機能付きCDR30からの、
Hレベル近傍のエラーパルス(以下Hレベルエラーパル
ス)とLレベル近傍のエラーパルス(以下Lレベルエラ
ーパルス)を各々Hレベルエラーカウンタ351とLレ
ベルエラーカウンタ352で計数する。
【0116】演算処理部360の演算処理回路361
は、Hレベルエラーパルス数とLレベルエラーパルスに
応じて、以下の過程を実行する。 (1)Hレベル近傍の識別点(上識別点)と中央識別点
又は、Lレベル近傍の識別点(下識別点)幅を変化させ
る過程 (2)上下各識別点及び中央識別点の間隔保持をしたま
まで、3識別点を同時に動かす過程 (3)計数したエラーの数に応じて、計数時間を変化さ
せる過程を1つ又は複数組み合わせて実行する。
【0117】計測時間設定部370は、Hレベルエラー
パルス数とLレベルエラーパルス数に応じて、エラーカ
ウント部の計数時間を最適な計測時間に設定する。
【0118】D/A変換部380は、演算処理部から出
力される上識別点電圧Vmと中央識別点電圧Vthと下識
別点電圧Vsをそれぞれアナログ電圧に変換する。この
D/A変換部380は、上識別点電圧Vmをアナログ電
圧に変換するD/A変換回路381と、中央識別点Vth
アナログ電圧に変換するD/A変換回路382と、下識
別点Vsアナログ電圧に変換するD/A変換回路383
とを備える。
【0119】なお、上記の構成では、識別電圧制御回路
を識別電圧付加機能付きCDR30と別回路として説明
したが、識別電圧制御回路を識別電圧付加機能付きCD
R30に内蔵する構成とすることも勿論可能である。
【0120】図2を参照して、識別電圧付加機能付きC
DR30の構成について簡単に説明する。
【0121】図2において、識別電圧付加機能付きCD
R30は、入力した入力データ信号のHレベル近傍の上
識別点、中央レベル近傍の中央識別点及びLレベル近傍
の下識別点を識別する3値識別回路300と、レベル変
動を検出して検出結果を上記識別電圧制御回路340に
出力するレベル変動検出回路320と、PLL回路33
0とを備えて構成される。
【0122】ここで、3値識別回路300は、比較器3
01、302、303とフリップフロップ311、31
2、313とで構成され、レベル変動検出回路320
は、排他的論理和回路321、322とで構成される。
【0123】また、本発明による識別電圧制御回路34
0を適用した光受信装置の構成は図1に示す通りであ
る。この光受信装置1は、光データ信号を受信して電気
信号に変換し入力データ信号として出力する光電気変換
回路20、上述した識別電圧付加機能付きCDR30と
識別電圧制御回路340とで構成されており、識別電圧
付加機能付きCDR30から識別されたデータ信号が出
力されるものである。
【0124】図20から図26を用いて本発明の実施の
形態による識別電圧制御回路の動作について説明する。
【0125】図20は、本発明の特徴である上記識別電
圧制御回路340の演算処理部360における制御アル
ゴリズムの基本的考え方を示す図、図21は、本発明の
制御アルゴリズムを用いたフローチャートの一例であ
る。また、図22から図25は、それぞれ図21のフロ
ーチャート各過程におけるアイ開口部と上識別点電圧V
mと中央識別点Vthと下識別点Vsとの位置関係を示す
図である。なお、中央識別点電圧Vthの値について
は、入力する光データ信号のレベルやデータ品質に応じ
て、すなわち識別電圧付加機能付きCDR30を使用す
るシステムに応じて任意に調整して設定するものとす
る。
【0126】ここで、 Hレベルエラー数:Cm Lレベルエラー数:Cs 最大計測値:Cmax(Cmax>Cmin>0) 最小計測値:Cmin(Cmin>=0) Hレベル識別点電圧:Vm Lレベル識別点電圧:Vs 中央識別点電圧:Vth(Vm>Vth>Vs) エラー計測時間:Tsamp と定義する。
【0127】初期状態における上識別点電圧Vmと中央
識別点電圧Vthと下識別点電圧Vsの各位置が、図2
2のようになっていると仮定する。すなわち、3点はア
イ開口部内部にあるが、中央識別点電圧Vthは最適位置
から若干上にずれている。
【0128】この状態において、Hレベルエラー数Cm
とLレベルエラー数Csを計数すると、Cm<Cmin、
Cs<Cminとなるので、ステップ2401の一番目の
判定がY(Yes)となり、アイ開口部の縁を検出する
ため、VmをΔVmだけ上にあげ、かつVsをΔVsだ
け下に下げる(各識別点の幅を広げる)操作を行う(ス
テップ2402)。この操作により、図23の状態にな
る。
【0129】このとき、Hレベルエラー数Cm、Lレベ
ルエラー数Csとも最小計測値Cminを下回っているの
で、計測時間内に計数するエラーパルスの数を増やして
計測精度を上げるために計測時間TsampをΔTsampだけ
長くする(ステップ2403)。
【0130】次に、図23において、上識別点電圧Vm
と下識別点電圧Vsはアイ開口部の外側にずれているの
で、Hレベルエラー数CmとLレベルエラー数Csを計
数すると、Cmax>Cm>Cs>Cminとなる。この結
果、ステップ2401の一番目の判定とステップ240
4の2番目の判定はN(No)となり、ステップ240
7の3番目の判定がY(Yes)となり、上識別点電圧
Vmと中央識別点電圧Vthと下識別点電圧Vsを3点同
時にΔVthだけだけ下げる制御を行うことにより(ステ
ップ2408)、図24の状態になる。
【0131】このときも、Hレベルエラー数Cm、Lレ
ベルエラー数Csは、最大計測値Cmaxを上回っていな
いので計測精度を上げるために計測時間TsampをΔTsa
mpだけ長くする(ステップ2409)。
【0132】図24では、中央識別点電圧Vthは最適位
置近傍あるが、まだ、上識別点電圧Vmと下識別点電圧
Vsはアイ開口部の縁を検出しているとは言えない。こ
のときのHレベルエラー数CmとLレベルエラー数Cs
の計数結果は、Cmax>Cm=Cs>Cminとなり、図2
1のフローチャートでは、ステップ2401の一番目か
らステップ2410の4番目の判定が全てN(No)と
なり、アイ開口部の縁を検出するため、上識別点電圧V
mをΔVmだけ下げ、かつ下識別点電圧VsをΔVsだ
け上げる(各識別点の幅を縮める)(ステップ241
3)。
【0133】また同様に計測精度を上げるために計測時
間TsampをΔTsampだけ長くする(ステップ241
4)。
【0134】以上の操作を繰り返し行うことで、上識別
点電圧Vmと下識別点電圧Vsでのエラー計測数が、C
max>Cm=Cs≒Cminを満足する状態における中央識
別点電圧Vthが最適識別点となる(図25)。
【0135】図21において、Hレベルエラー数Cm、
Lレベルエラー数Csのいずれかが最大計測値Cmaxを
越えた場合は(ステップ2404でYes)、上識別点
電圧VmをΔVmだけ下げ、かつ下識別点電圧VsをΔ
Vsだけ上げる(各識別点の幅を縮める)とともに(ス
テップ2405)、計測時間TsampをΔTsampだけ短く
する(ステップ2406)。これにより、悪い状態から
すばやく脱出することができ、またカウンタのオーバー
フローを防ぐことができる。
【0136】以上のような動作により、本実施の形態に
よれば、中央識別点電圧Vthが最適識別点となること
で、図37に示すように、識別点固定の場合に比べてエ
ラーレートの改善が図られるものである。
【0137】図20における、識別点の制御とエラー計
測時間の制御はそれぞれに単独で行ってもよいし、複数
同時に行ってもよい。
【0138】すなわち、上識別点電圧VmをΔVmだけ
下げ、かつ下識別点電圧VsをΔVsだけ上げる(各識
別点の幅を縮める)制御と、上識別点電圧Vmと中央識
別点電圧Vthと下識別点Vsを3点同時にΔVthだけ下
げる制御を同時に行ってもよい。
【0139】例えば、図21においてHレベルエラー数
Cm、Lレベルエラー数Csのいずれかが最大計測値C
maxを越えた場合は、上識別点電圧VmをΔVmだけ下
げ、かつ下識別点電圧VsをΔVsだけ上げる(各識別
点の幅を縮める)とともに、計測時間TsampをΔTsamp
だけ短くする制御に加え、上識別点電圧Vmと中央識別
点電圧Vthと下識別点電圧Vsを3点同時にΔVthだけ
下げる制御を同時に行ったほうが、悪い状態からより早
く脱出することができるであろう。
【0140】また、計測結果において、Hレベルエラー
数CmとLレベルエラー数Csが、Cmax>Cm>Cs
>Cminを満たす場合は、計測数としては適切な値であ
るので、計測時間Tsampをかえないようにしてもよい。
【0141】図21において一番目の判定と2番目の判
定は逆の順番でもよい。同様に3番目と4番目の判定の
順序が入れ替わってもよい。
【0142】また、一番目の判定(ステップ240
1)、と3番目、4番目の判定(ステップ2407、2
410)(又は4番目、3番目の判定)、2番目の判定
(ステップ2404)の順序で実行してもよい。あるい
は、2番目の判定(ステップ2404)、と3番目又は
4番目の判定(ステップ2407、2410)(又は4
番目、3番目の判定)、一番目の判定の順序で実行して
もよい。
【0143】また、ΔVmとΔVsは等しくてもよいし
等しくなくてもよい。ΔVmとΔVsを等しい値に設定
した場合は、中央識別点Vthは、上識別点電圧Vmと下
識別点Vsの中間に位置することになる。
【0144】上記説明において、ΔVm、ΔVs、ΔV
thの値は、制御の精度をどの程度に設定するかによっ
て変化することは言うまでもない。例えば、一般的な例
では、入力データ信号の1/10〜1/1000の範囲
で設定する。さらに、計測時間Tsamp及びΔTsa
mpの値についても、制御の精度をどの程度に設定する
かによって変化する。一例として、計測時間Tsamp
は、光受信装置が動作するエラーレートの最低値(例え
ば、BER=10−2〜10−3)を計測できる時間か
ら、ほぼエラーフリーとみなされるエラーレート(例え
ば、BER=10−12〜10−15)を計測できる時
間までの範囲で可変される。加えて、ΔTsampは、
一例として、上述した時間的範囲のさらに1/10〜1
/1000程度の刻みで設定する。
【0145】(第5の実施の形態)次に、本発明の第5
の実施の形態について説明する。図26は、本発明の第
5の実施の形態による識別電圧制御回路の構成を示す
図、図27は第5の実施の形態における制御アルゴリズ
ムの基本的考え方を示す図、図28は、第5の実施の形
態における制御アルゴリズムを用いたフローチャートの
一例である。
【0146】この、第5の実施の形態では、上述した第
4の実施の形態をさらに簡略化したものであり、第4の
実施の形態における上下各識別点電圧Vm、Vs及び中
央識別点電圧Vthの間隔保持をしたままで3識別点を
同時に動かす過程を省略した構成としている。その他の
上下各識別点電圧Vm、Vsを移動するステップ及びエ
ラー計測時間Tsampを変更するステップについて
は、図21の対応するステップと同じである。
【0147】この第5の実施の形態による識別電圧制御
回路340では、中央識別点電圧Vthは、演算処理部
360により上下識別点Vm、Vsの間の任意に定めら
れた点に設定される。アナログ電圧に変換後、分圧回路
390を用いることにより、上下識別点電圧Vm、Vs
の間の任意定められた点に設定する構成としている。
【0148】(第6の実施の形態)次に、本発明の第6
の実施の形態について説明する。図29は、本発明の第
6の実施の形態による識別電圧制御回路の構成を示す
図、図30は第6の実施の形態における制御アルゴリズ
ムの基本的考え方を示す図、図31は、第6の実施の形
態における制御アルゴリズムを用いたフローチャートの
一例である。
【0149】この第6の実施の形態では、第4の実施の
形態による識別電圧制御回路340において、計測時間
設定部370aに固定の計測時間が設定されており、エ
ラーカウント部350における計数時間を固定し、エラ
ー計測時間Tsampの変更を行わない構成としてい
る。
【0150】(第7の実施の形態)次に、本発明の第7
の実施の形態について説明する。図32は、本発明の第
7の実施の形態による識別電圧制御回路の構成を示す
図、図33は第7の実施の形態における制御アルゴリズ
ムの基本的考え方を示す図、図34は、第7の実施の形
態における制御アルゴリズムを用いたフローチャートの
一例である。
【0151】この第7の実施の形態では、第5の実施の
形態による識別電圧制御回路340の構成に加えて、エ
ラーカウント部350における計数時間を固定し、エラ
ー計測時間Tsampの変更を行わない構成としてい
る。
【0152】なお、第4から第7の実施の形態による識
別電圧制御回路340における制御は、制御回路の各機
能をハードウェア的に実現することは勿論として、各機
能を備えるコンピュータプログラムである識別電圧制御
プログラムを、コンピュータ処理装置のメモリにロード
されることで実現することができる。この識別電圧制御
プログラムは、磁気ディスク、半導体メモリその他の記
録媒体200aに格納される。そして、その記録媒体か
らコンピュータ処理装置にロードされ、コンピュータ処
理装置の動作を制御することにより、上述した識別電圧
制御回路340の各機能を実現する。
【0153】以上好ましい実施の形態及び実施例をあげ
て本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形
態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思
想の範囲内において様々に変形して実施することができ
る。
【0154】上記実施の形態においては、分散値Dの増
加量ΔDとrΔDを一定の値とした場合について説明し
たが、アイ開口部の大きさが増加方向に向かうに従っ
て、増加量ΔDを段階的に小さくしていくことにより、
より精密に最適分散値の位置を求めることが可能であ
る。
【0155】例えば、上記の実施の形態では、本発明を
光受信装置に適用した場合を説明したが、光信号を中継
する中継装置に本発明を適用することもできる。このよ
うな中継装置は、実施の形態で示した光受信装置に信号
増幅器を加えた構成であり、その他の構成については、
図1の構成と同じである。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
イ開口部の大きさに応じて分散等化器の分散値を調整し
て、アイ開口部の大きさが常に最大になるように制御す
るので、伝送路上で波形ひずみを受けても最良の状態で
光信号を識別することができる。
【0157】また、アイ開口部の増減に従って変化させ
る分散値をより小刻みに設定することにより、分散値D
を、より正確に最適分散値の近傍に制御することができ
るようになる。
【0158】加えて、アイ開口部の大きさが増加方向に
向かうに従って、変化させる分散値の増加量を段階的に
小さくしていくことにより、より精密に最適分散値の位
置を求めることが可能である。
【0159】また、本発明の光受信装置によれば、上述
した効果に加えて、以下のような効果が達成される。
【0160】第1に、各受光レベルで識別位置を最適に
制御することができるので、識別点が固定されていた従
来の識別回路に比べてエラーレート特性が改善され、フ
ロアーを生じることがなくなる。
【0161】第2に、アイ開口部の内縁を検出するので
識別点Vthを最適位置に制御することができる。
【0162】第3に、エラーカウント部の計測結果をも
とに、計測時間を調整しているので、計測精度を上げる
ことができ、また、悪い状態からすばやく脱出すること
ができる。
【0163】第4に、計測したエラーの数に応じて、計
測時間を変更するので、いたずらに大規模なカウンタを
用いる必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態による光受信装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態の光受信装置にお
ける識別電圧付加機能付きCDRの構成を示すブロック
図である。
【図3】 第1の実施の形態による光受信装置のアイ開
口部検出部の構成例を示すブロック図である。
【図4】 アイパターンと3識別点の状態を示す説明図
である。
【図5】 アイパターンと3識別点の状態を示す説明図
である。
【図6】 アイパターンと3識別点の状態を示す説明図
である。
【図7】 アイパターンと3識別点の状態を示す説明図
である。
【図8】 可変分散等化器の波長分散特性を説明する説
明図である。
【図9】 本発明の制御アルゴリズムの基本的な考え方
を説明する図である。
【図10】 第1の実施の形態における演算処理部の制
御アルゴリズムを説明する図である。
【図11】 第1の実施の形態による光受信装置の演算
処理部の動作を説明するフローチャートである。
【図12】 第1の実施の形態における、アイ開口部と
分散値との関係を説明する図である。
【図13】 第2の実施の形態における演算処理部の制
御アルゴリズムを説明する図である。
【図14】 第2の実施の形態による光受信装置の演算
処理部の動作を説明するフローチャートである。
【図15】 第2の実施の形態における、アイ開口部と
分散値との関係を説明する図である。
【図16】 第3の実施の形態における演算処理部の制
御アルゴリズムを説明する図である。
【図17】 第3の実施の形態による光受信装置の演算
処理部の動作を説明するフローチャートである。
【図18】 第3の実施の形態における、アイ開口部と
分散値との関係を説明する図である。
【図19】 本発明の第4の実施の形態による識別電圧
付加機能付きCDRの識別電圧制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図20】 本発明の第4の実施の形態による識別電圧
制御回路の演算処理部における制御アルゴリズムの基本
的考え方を示す図である。
【図21】 本発明の第4の実施の形態による識別電圧
制御回路の動作を説明するフローチャートである。
【図22】 図21のフローチャート各過程におけるア
イ開口部と上識別点電圧と中央識別点と下識別点Vとの
位置関係を示す図である。
【図23】 図21のフローチャート各過程におけるア
イ開口部と上識別点電圧と中央識別点と下識別点Vとの
位置関係を示す図である。
【図24】 図21のフローチャート各過程におけるア
イ開口部と上識別点電圧と中央識別点と下識別点Vとの
位置関係を示す図である。
【図25】 図21のフローチャート各過程におけるア
イ開口部と上識別点電圧と中央識別点と下識別点Vとの
位置関係を示す図である。
【図26】 本発明の第5の実施の形態による識別電圧
付加機能付きCDRの識別電圧制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図27】 本発明の第5の実施の形態による識別電圧
制御回路の演算処理部における制御アルゴリズムの基本
的考え方を示す図である。
【図28】 本発明の第5の実施の形態による識別電圧
制御回路の動作を説明するフローチャートである。
【図29】 本発明の第6の実施の形態による識別電圧
付加機能付きCDRの識別電圧制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図30】 本発明の第6の実施の形態による識別電圧
制御回路の演算処理部における制御アルゴリズムの基本
的考え方を示す図である。
【図31】 本発明の第6の実施の形態による識別電圧
制御回路の動作を説明するフローチャートである。
【図32】 本発明の第7の実施の形態による識別電圧
付加機能付きCDRの識別電圧制御回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図33】 本発明の第7の実施の形態による識別電圧
制御回路の演算処理部における制御アルゴリズムの基本
的考え方を示す図である。
【図34】 本発明の第7の実施の形態による識別電圧
制御回路の動作を説明するフローチャートである。
【図35】 送信後の光受信波形の例を示す図である。
【図36】 送信後の光受信波形の例を示す図である。
【図37】 エラーレートの改善効果を示す図である。
【符号の説明】
1 光受信装置 10 可変分散等化器 20 光電気変換回路 30 識別電圧調整機能付きCDR 40 波形最適化制御部 41 アイ開口部検出部 42 演算処理部 300 3値識別回路 301,302,303 比較器 311,312,313 識別器 320 レベル変動検出回路 321,322 排他論理和回路 330 PLL回路 340 識別電圧制御回路 350 エラーカウント部 351 Hレベルエラーカウンタ 352 Lレベルエラーカウンタ 360 演算処理部 361 演算処理回路 370,370a 計測時間設定部 380 D/A変換部 381,382,383 D/A変換回路 390 分圧回路 401,402,403 比較器 411,412,413 識別器 421,422 排他論理和回路 431 論理和回路 441 制御回路 451,452 可変遅延回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 好博 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5K002 AA03 CA01 DA05 FA01 5K047 AA05 BB02 GG23 MM28 MM36 MM46 MM53 MM62

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散等化器を介して入力した光信号を電
    気信号に変換し所定の振幅に増幅されたデータ信号を、
    最適位置に制御された識別点で識別するクロックデータ
    再生回路で識別再生する光受信装置において、 所定の振幅に増幅されたデータ信号のアイパターンを制
    御して、前記クロックデータ再生回路によって再生され
    たデータ信号のエラーが最小となるように前記分散等化
    器の分散特性を制御する機能を有することを特徴とする
    光受信装置。
  2. 【請求項2】 前記クロックデータ再生回路からのデー
    タ信号の識別情報に基づいて、データ信号のアイパター
    ンのアイ開口部を検出し、当該アイ開口部の大きさに従
    って、前記データ信号のエラーが最小となるように前記
    分散等化器の分散特性を制御する波形最適化制御部を備
    えることを特徴とする請求項1に記載の光受信装置。
  3. 【請求項3】 前記波形最適化制御部が、 アイパターンの時間軸上の左識別点、中央識別点及び右
    識別点の3識別点の間隔を制御して前記3識別点が前記
    アイパターン内に収まるアイ開口部の大きさを求めるア
    イ開口部検出部と、 求めた前記アイ開口部の大きさに応じて、前記分散等化
    器の分散値を増減することにより、前記分散値が最適な
    値となるように制御する演算処理部とを備えることを特
    徴とする請求項2に記載の光受信装置。
  4. 【請求項4】 前記演算処理部が、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値
    を増減することを特徴とする請求項3に記載の光受信装
    置。
  5. 【請求項5】 前記演算処理部が、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分
    散値を第1の所定値ずつ増加させ、 前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記分散
    等化器の分散値を第2の所定値ずつ減少させることを特
    徴とする請求項3に記載の光受信装置。
  6. 【請求項6】 前記演算処理部が、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさの増減に応じて、 前記分散等化器の分散値を増減する第1の処理と、 前記第1の処理の分散値の増減を反転させる第2の処理
    を行なうことを特徴とする請求項3に記載の光受信装
    置。
  7. 【請求項7】 前記演算処理部が、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分
    散値を増加させ、 前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記分散
    等化器の分散値を減少させ、 前記分散値を増加させる場合に、前記アイ開口部の大き
    さの増加に応じて、前記分散値の増加量を段階的に小さ
    くすることを特徴とする請求項3に記載の光受信装置。
  8. 【請求項8】 前記演算処理部が、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさの増減方向が変化する度に、前記分散等化
    器の分散値を所定値ずつ増加させる第1の処理と、前記
    分散等化器の分散値を所定値ずつ減少させる第2の処理
    とを切り替えて実行することを特徴とする請求項3に記
    載の光受信装置。
  9. 【請求項9】 分散等化器を介して入力した光信号を電
    気信号に変換し所定の振幅に増幅されたデータ信号を、
    最適位置に制御された識別点で識別するクロックデータ
    再生回路で識別再生する光受信装置の光データ信号の波
    形最適化方法において、 所定の振幅に増幅されたデータ信号のアイパターンを制
    御して、前記クロックデータ再生回路によって再生され
    たデータ信号のエラーが最小となるように前記分散等化
    器の分散特性を制御する機能を有することを特徴とする
    光データ信号の波形最適化方法。
  10. 【請求項10】 前記クロックデータ再生回路からのデ
    ータ信号の識別情報に基づいて、データ信号のアイパタ
    ーンのアイ開口部を検出し、当該アイ開口部の大きさに
    従って、前記データ信号のエラーが最小となるように前
    記分散等化器の分散特性を制御することを特徴とする請
    求項9に記載の光データ信号の波形最適化方法。
  11. 【請求項11】 アイパターンの時間軸上の左識別点、
    中央識別点及び右識別点の3識別点の間隔を制御して前
    記3識別点が前記アイパターン内に収まるアイ開口部の
    大きさを求めるステップと、 求めた前記アイ開口部の大きさに応じて、前記分散等化
    器の分散値を増減することにより、前記分散値が最適な
    値となるように制御するステップとを備えることを特徴
    とする請求項10に記載の光データ信号の波形最適化方
    法。
  12. 【請求項12】 前記分散値の制御ステップで、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値
    を増減することを特徴とする請求項11に記載の光デー
    タ信号の波形最適化方法。
  13. 【請求項13】 前記分散値の制御ステップで、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分
    散値を第1の所定値ずつ増加させ、 前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記前記
    前記分散等化器の分散値を第2の所定値ずつ減少させる
    ことを特徴とする請求項11に記載の光データ信号の波
    形最適化方法。
  14. 【請求項14】 前記分散値の制御ステップで、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさの増減に応じて、 前記分散等化器の分散値を増減する第1の処理と、 前記第1の処理の分散値の増減を反転させる第2の処理
    を行なうことを特徴とする請求項11に記載の光データ
    信号の波形最適化方法。
  15. 【請求項15】 前記分散値の制御ステップで、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分
    散値を増加させ、 前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記分散
    等化器の分散値を減少させ、 前記分散値を増加させる場合に、前記アイ開口部の大き
    さの増加に応じて、前記分散値の増加量を段階的に小さ
    くすることを特徴とする請求項11に記載の光データ信
    号の波形最適化方法。
  16. 【請求項16】 前記分散値の制御ステップで、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさの増減方向が変化する度に、前記分散等化
    器の分散値を所定値ずつ増加させる第1の処理と、前記
    分散等化器の分散値を所定値ずつ減少させる第2の処理
    とを切り替えて実行することを特徴とする請求項11に
    記載の光データ信号の波形最適化方法。
  17. 【請求項17】 分散等化器を介して入力した光信号を
    電気信号に変換し所定の振幅に増幅されたデータ信号
    を、最適位置に制御された識別点で識別するクロックデ
    ータ再生回路で識別再生する光受信装置上で動作し光デ
    ータ信号の波形最適化プログラムであって、 所定の振幅に増幅されたデータ信号のアイパターンを制
    御して、前記クロックデータ再生回路によって再生され
    たデータ信号のエラーが最小となるように前記分散等化
    器の分散特性を制御する機能を有することを特徴とする
    光データ信号の波形最適化プログラム。
  18. 【請求項18】 前記クロックデータ再生回路からのデ
    ータ信号の識別情報に基づいて、データ信号のアイパタ
    ーンのアイ開口部を検出し、当該アイ開口部の大きさに
    従って、前記データ信号のエラーが最小となるように前
    記分散等化器の分散特性を制御することを特徴とする請
    求項17に記載の光データ信号の波形最適化プログラ
    ム。
  19. 【請求項19】 アイパターンの時間軸上の左識別点、
    中央識別点及び右識別点の3識別点の間隔を制御して前
    記3識別点が前記アイパターン内に収まるアイ開口部の
    大きさを求めるステップと、 求めた前記アイ開口部の大きさに応じて、前記分散等化
    器の分散値を増減することにより、前記分散値が最適な
    値となるように制御するステップとを備えることを特徴
    とする請求項17に記載の光データ信号の波形最適化プ
    ログラム。
  20. 【請求項20】 前記分散値の制御ステップで、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさの増減に応じて、前記分散等化器の分散値
    を増減することを特徴とする請求項17に記載の光デー
    タ信号の波形最適化プログラム。
  21. 【請求項21】 前記分散値の制御ステップで、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分
    散値を第1の所定値ずつ増加させ、 前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記前記
    前記分散等化器の分散値を第2の所定値ずつ減少させる
    ことを特徴とする請求項17に記載の光データ信号の波
    形最適化プログラム。
  22. 【請求項22】 前記分散値の制御ステップで、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさの増減に応じて、 前記分散等化器の分散値を増減する第1の処理と、 前記第1の処理の分散値の増減を反転させる第2の処理
    を行なうことを特徴とする請求項17に記載の光データ
    信号の波形最適化プログラム。
  23. 【請求項23】 前記分散値の制御ステップで、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさが増加している場合、前記分散等化器の分
    散値を増加させ、 前記アイ開口部の大きさが減少している場合、前記分散
    等化器の分散値を減少させ、 前記分散値を増加させる場合に、前記アイ開口部の大き
    さの増加に応じて、前記分散値の増加量を段階的に小さ
    くすることを特徴とする請求項17に記載の光データ信
    号の波形最適化プログラム。
  24. 【請求項24】 前記分散値の制御ステップで、 現在と直前のアイ開口部の大きさを比較し、前記アイ開
    口部の大きさの増減方向が変化する度に、前記分散等化
    器の分散値を所定値ずつ増加させる第1の処理と、前記
    分散等化器の分散値を所定値ずつ減少させる第2の処理
    とを切り替えて実行することを特徴とする請求項17に
    記載の光データ信号の波形最適化プログラム。
  25. 【請求項25】 前記クロックデータ再生回路が、光入
    力信号を電気信号に変換して入力データ信号として出力
    する光/電気変換回路と、所定の振幅まで増幅された入
    力データ信号からクロック成分を抽出し、そのクロック
    のタイミングで入力データ信号の1又は0を識別し、識
    別電圧を付与する機能が追加された識別電圧付加機能付
    きクロックデータ再生回路であって、 エラーパルスの計測結果に応じて、3識別点の幅を制御
    し、3識別点をその間隔を保ちつつ移動し、エラーパル
    ス計測時間を変更する処理を選択的に実行することによ
    り、前記識別点を最適に制御する識別電圧制御回路を備
    えることを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1
    つに記載の光受信装置。
  26. 【請求項26】 前記クロックデータ再生回路が、光入
    力信号を電気信号に変換して入力データ信号として出力
    する光/電気変換回路と、所定の振幅まで増幅された入
    力データ信号からクロック成分を抽出し、そのクロック
    のタイミングで入力データ信号の1又は0を識別し、識
    別電圧を付与する機能が追加された識別電圧付加機能付
    きクロックデータ再生回路であって、 エラーパルスの計測結果に応じて、3識別点の幅を制御
    し、エラーパルス計測時間を変更する処理を選択的に実
    行して前記識別点を最適に制御する識別電圧制御回路を
    備えたことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか
    1つに記載の光受信装置。
  27. 【請求項27】 前記クロックデータ再生回路が、光入
    力信号を電気信号に変換して入力データ信号として出力
    する光/電気変換回路と、所定の振幅まで増幅された入
    力データ信号からクロック成分を抽出し、そのクロック
    のタイミングで入力データ信号の1又は0を識別し、識
    別電圧を付与する機能が追加された識別電圧付加機能付
    きクロックデータ再生回路であって、 エラーパルスの計測結果に応じて、3識別点の幅を制御
    し、3識別点をその間隔を保ちつつ移動する処理を選択
    的に実行して識別点を最適に制御する識別電圧制御回路
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項8の何れ
    か1つに記載の光受信装置。
  28. 【請求項28】 前記クロックデータ再生回路が、光入
    力信号を電気信号に変換して入力データ信号として出力
    する光/電気変換回路と、所定の振幅まで増幅された入
    力データ信号からクロック成分を抽出し、そのクロック
    のタイミングで入力データ信号の1又は0を識別し、識
    別電圧を付与する機能が追加された識別電圧付加機能付
    きクロックデータ再生回路であって、 エラーパルスの計測結果に応じて、3識別点の幅を制御
    して識別点を最適に制御する識別電圧制御回路を備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1つに
    記載の光受信装置。
  29. 【請求項29】 前記クロックデータ再生回路が、光入
    力信号を電気信号に変換して入力データ信号として出力
    する光/電気変換回路と、所定の振幅まで増幅された入
    力データ信号からクロック成分を抽出し、そのクロック
    のタイミングで入力データ信号の1又は0を識別し、識
    別電圧を付与する機能が追加された識別電圧付加機能付
    きクロックデータ再生回路であって、 入力データ信号のHレベル近傍のエラー数とLレベル近
    傍のエラー数を計数処理するエラーカウント部と、 前記エラー計数結果に基づいて、Hレベル近傍の上識別
    点と中央識別点又は、Lレベル近傍の下識別点との幅を
    変化させ、 前記エラー計数結果に基づいて、前記上下各識別点及び
    中央識別点の間隔保持をしたままで、3識別点を同時に
    動し、 前記エラー計数結果に基づいて、エラー数の計測時間を
    変化させる演算処理部とを備え、 前記入力データ信号のアイ開口部の内縁を検出しながら
    中央識別点を最適位置に設定する識別電圧制御回路を備
    えたことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1
    つに記載の光受信装置。
  30. 【請求項30】 前記クロックデータ再生回路が、光入
    力信号を電気信号に変換して入力データ信号として出力
    する光/電気変換回路と、所定の振幅まで増幅された入
    力データ信号からクロック成分を抽出し、そのクロック
    のタイミングで入力データ信号の1又は0を識別し、識
    別電圧を付与する機能が追加された識別電圧付加機能付
    きクロックデータ再生回路であって、 入力データ信号のHレベル近傍のエラー数とLレベル近
    傍のエラー数を計数処理するエラーカウント部と、 前記エラー計数結果に基づいて、Hレベル近傍の上識別
    点と中央識別点又は、Lレベル近傍の下識別点との幅を
    変化させ、 前記エラー計数結果に基づいて、エラー数の計測時間を
    変化させる演算処理部とを備え、 前記入力データ信号のアイ開口部の内縁を検出しながら
    中央識別点を最適位置に設定する識別電圧制御回路を備
    えたことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1
    つに記載の光受信装置。
  31. 【請求項31】 前記クロックデータ再生回路が、光入
    力信号を電気信号に変換して入力データ信号として出力
    する光/電気変換回路と、所定の振幅まで増幅された入
    力データ信号からクロック成分を抽出し、そのクロック
    のタイミングで入力データ信号の1又は0を識別し、識
    別電圧を付与する機能が追加された識別電圧付加機能付
    きクロックデータ再生回路であって、 入力データ信号のHレベル近傍のエラー数とLレベル近
    傍のエラー数を計数処理するエラーカウント部と、 前記エラー計数結果に基づいて、Hレベル近傍の上識別
    点と中央識別点又は、Lレベル近傍の下識別点との幅を
    変化させ、 前記エラー計数結果に基づいて、前記上下各識別点及び
    中央識別点の間隔保持をしたままで、3識別点を同時に
    動かす演算処理部とを備え、 前記入力データ信号のアイ開口部の内縁を検出しながら
    中央識別点を最適位置に設定する識別電圧制御回路を備
    えたことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1
    つに記載の光受信装置。
  32. 【請求項32】 前記クロックデータ再生回路が、光入
    力信号を電気信号に変換して入力データ信号として出力
    する光/電気変換回路と、所定の振幅まで増幅された入
    力データ信号からクロック成分を抽出し、そのクロック
    のタイミングで入力データ信号の1又は0を識別し、識
    別電圧を付与する機能が追加された識別電圧付加機能付
    きクロックデータ再生回路であって、 入力データ信号のHレベル近傍のエラー数とLレベル近
    傍のエラー数を計数処理するエラーカウント部と、 前記エラー計数結果に基づいて、Hレベル近傍の上識別
    点と中央識別点又は、Lレベル近傍の下識別点との幅を
    変化させる演算処理部とを備え、 前記入力データ信号のアイ開口部の内縁を検出しながら
    中央識別点を最適位置に設定する識別電圧制御回路を備
    えたことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1
    つに記載の光受信装置。
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