JP4696114B2 - 波長分散補償制御方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、波長分散補償制御方法及びその装置に関し、可変分散補償器を用いて光伝送路の波長分散補償を行う波長分散補償制御方法及びその装置に関する。
長距離光伝送システムでは、伝送路である光ファイバの波長分散により、光信号パルスの波形形状が伝送によってなまる(ダレる)現象が起きる。
図1に示すように、低ビットレート(例えば2.5Gbps)の光伝送システムでは波形のなまりの影響が小さいものの、データのパルス幅が狭くなる高ビットレート(例えば10Gbps)の光伝送システムでは、波形のなまりによって符号間干渉の影響が顕著に出るため、エラー特性の劣化を引き起こす要因となる。
既存の10G光伝送システムでは波形なまりを補正するため、図2に示すように、分散補償器2として伝送路1と逆特性を持つ分散補償ファイバを伝送路に挿入することが主流であるが、伝送路1の距離に応じて長さの異なる分散ファイバ2を準備する必要があるため、最近は分散補償器2として分散補償ファイバの代りに可変分散モジュールも使われてきている。
SMF(Single Mode Fiber)、NZDSF(Non−Zero Dispersion Shifted Fiber)、DSF(Dispersion Shifted Fiber)などの伝送路ファイバの種類や伝送距離により、分散補償器2の制御量を最適値に設定するが、その後のファイバ特性の経年変化や伝送路ファイバ交換などの場合には、伝送品質を維持するために運用中における分散補償器2の調整が必要である。
分散補償器2として可変分散補償器を用いた場合、従来の可変分散補償器の分散調整方法は、図3のブロック図及び図4のフローチャートに示すように、受信装置3でエラー量をモニタしつつ残留分散量が小さくなる方向、大きくなる方向それぞれに分散補償量を可変し、エラー量が増えるか減るかという傾向を見てから分散補償量を制御する方向を決めている。
なお、特許文献1には、受信信号のピーク値を所定の閾値と比較して、分散補償量が正方向か負方向かを判断することが記載されている。
特開2004−304559号
従来の図3及び図4に示す方法では、残留分散量が小さくなる方向、大きくなる方向それぞれに分散補償量を可変している。このため、図5に示すように、エラー率がエラー訂正可能レベル上限値THの近傍である残留分散量Aから残留分散量が大きくなる方向に分散補償量を可変した場合には、エラー率がエラー訂正可能レベル上限値THを超えてしまい、エラー訂正不能となって一時的にエラーが増大してしまうおそれがあるという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、分散補償量の可変によりエラー訂正不能となるおそれがなく、最適に分散補償量を可変することができる波長分散補償制御方法及びその装置を提供することを総括的な目的とする。
この目的を達成するため、本発明の波長分散補償制御方法は、光伝送路に挿入した可変分散補償器により前記光伝送路の波長分散補償を行う波長分散補償制御方法において、送信装置でフレームのヘッダに、01交番データと0連続と1連続が交番する0連1連交番データからなる固定データ列を挿入して前記光伝送路に伝送し、受信装置で前記固定データ列の01交番データにおけるエラー発生数と、前記固定データ列の0連1連交番データにおけるエラー発生数に基づいて分散補償量の増減方向を決定し、前記可変分散補償器の分散補償量を可変制御する。
このような波長分散補償制御方法によれば、分散補償量の可変によりエラー訂正不能となるおそれがなく、最適に分散補償量を可変することができる。
ビットレートによる符号間干渉を説明するための図である。 従来の波長分散補償制御方法を説明するため図である。 従来の可変分散補償器の分散調整方法を示すブロック図である。 従来の可変分散補償器の分散調整方法を示すフローチャートである。 残留分散量とエラー率の関係を示す図である。 残留分散量とアイペナルティまたは位相マージンとの関係を示す図である。 受信波形のアイパターンを示す図である。 本発明のフレーム構成を示す図である。 本発明のフレーム構成を示す図である。 本発明の波長分散補償制御方法を適用した光伝送システムの第1実施形態のブロック図である。 本発明のフレーム構成を示す図である。 分散補償制御部の一実施形態のブロック図である。 長距離伝送システムのシステム構成図である。 長距離伝送システムのシステム構成図である。 第2実施形態を実現するための制御方向決定部のブロック図である。
符号の説明
10 送信装置
12 エラー訂正符号化部
13 固定データ列発生部
20 伝送路
22 可変分散補償器
30 受信装置
32 エラー訂正復号部
34 固定データ分離部
35 エラー訂正部
36 エラーカウンタ
40 分散補償制御部
41 分散補償制御ステップ選択部
42 制御方向決定部
43 制御実行部
45 BER判定部
46 制御ステップ選択部
47 固定データ列レジスタ
48 01交番エラー数計数部
49 エラー数計数部
50 制御方向決定部
51 設定値演算部
52 現状設定値レジスタ
53 形式変更部
70 0連続エラー数計数部
71 スイッチ
72,73 減算部
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
<本発明の原理>
図6(A)に残留分散量(=伝送路での総分散量−分散補償量)とアイペナルティとの関係を示し、図6(B)に残留分散量と位相マージンとの関係を示す。図7(A)〜(E)は、図6の残留分散量A〜Eそれぞれに対応する受信波形のアイパターンを示す。
図6(A)に示すアイペナルティは振幅方向のアイの開き具合を示し、0%はアイが完全に開いた状態、50%は半分に閉じてしまった状態を表し、5%程度以下が問題ない領域である。
また、図6(B)に示す位相マージンは位相方向におけるアイの開き具合を示し、100%で完全に開いた状態、50%で半分に閉じてしまった状態を示し、65%程度以上が問題ない領域である。
ここで、アイマージンは、残留分散量Cを中心にほぼ左右対象な特性形状になるため、分散補償量が多くても(=残留分散量が小さくても)、分散補償量が少なくても(=残留分散量が大きくても)、特性劣化傾向となるが、位相マージンは左右対称とはならず残留分散量の小さい方が特性的に良い傾向となる。
本発明では、この特性を利用して最適な分散補償量にするために分散補償量を増やすのか、減らすのかの判断を行う。
10Gbpsの伝送では、図8に示すフレーム構成(FECフレーム)で、クライアントのデータをペイロードに入れ、FEC(Forward Error Correction)を含むヘッダと、シンドロームを付加して送信し、受信側でFEC及びシンドロームを用いてビット誤りを検出及び訂正するのが一般的である。ヘッダにはFEC以外にユーザが装置側で自由に使える空き領域が設けられている。本発明では、ヘッダの空き領域に固定のデータ列を入れ、受信側で位相マージン、アイペナルティを判断して最適残留分散量のどちら側にいるかを判断し、制御に使用する。
位相マージンが低い(位相的に厳しい)ということは隣り合うデータパルス間で符号間干渉が出やすい状態であるから、単なる01交番データが符号間干渉にとって最も厳しくエラー発生率が高くなるパターンとなる。そこで、図8に示すように、ユーザが書き換え可能な領域であるヘッダの空き領域に01交番データを入れて送信し、受信側ではエラー訂正前にその領域の01交番データを読み取り、01交番データのエラー発生具合を分析することで分散補償量を増やすべきか、減らすべきかの判断を行う。
また、残留分散量が小さ過ぎる場合(=分散補償量が大き過ぎる場合)、位相マージンは問題ないが、アイペナルティの悪化(=振幅方向のつぶれ)によりエラーが生じる。この場合は、図9に示すように、ユーザが書き換え可能な領域であるヘッダの空き領域に「0000111100001111…」などの01変化の少ない0連1連交番データを入れて送信し、0連データ部と1連データ部のエラーの発生具合によりアイペナルティを判断できる。なお、分散量の変化は緩やかであるため、制御までの時間も秒オーダで良く、正確に判断するためには複数のフレームにまたがって判断する方法をとる。
このように、分散補償量の判別用に特定のデータ列を挿入してデータを送信し、その部分のエラー発生度合いを見ることで最適分散のポイントからどちら側にずれているかを判別し、可変分散補償器の制御を効率良く行うことができる。
<第1実施形態>
図10は、本発明の波長分散補償制御方法を適用した光伝送システムの第1実施形態のブロック図を示す。同図中、送信装置10の受信器11は顧客側インタフェースから受信した光信号を電気信号に変換してエラー訂正符号化部12に供給する。
固定データ列発生部13は、ヘッダの空き領域に入れる分散判別用固定データ列としての「01010101」の01交番データ及び「00001111」の0連1連交番データを発生してエラー訂正部12に供給する。なお、0連1連交番データを構成する0連データ部の0連続数と1連データ部の1連続数それぞれは4に限らず2以上であれば良く、更に、0連続数と1連続数は異なっても良い。
ここで、01交番データと0連1連交番データを用いることにより、0から1及び1から0の変化箇所による波長分散への影響から、ヘッダに入れたデータ部のエラー発生が位相方向の影響なのか、振幅方向の影響なのかを判断することができる。
すなわち、0連続、1連続のビット数を変化させることにより、単位時間に現れる0から1、1から0の変化箇所の数を変化させることができる。
例えば、0連/1連のビット数を変えてもエラーの発生頻度が変わらない場合は、0から1、1から0の変化箇所の部分だけでなく、0連、1連の部分でもエラーが出ていると考えられるので、振幅方向の影響が強いと判断することができる。
一方、0連/1連のビット数を変えることによりエラーの発生頻度が増減する場合は、0から1、1から0の変化箇所の数にエラーが対応していると考えられるので、位相の影響が強いと判断することができる。
エラー訂正符号化部12は、伝送フレームのペイロードに入れるクライアントデータとヘッダに入れる分散判別用固定データ列からFEC(エラー訂正情報)及びシンドロームを生成し、かつ、ヘッダにFECと分散判別用固定データ列を入れ、ペイロードにクライアントのデータを入れ、シンドロームを付加し、図11に示すようなフレームを構成して送信器14に供給する。
なお、1フレームに0連1連交番データを挿入する必要性はなく、フレームごとに0連データと1連データを交番させて挿入する方法でも良い。
送信器14は上記フレームを電気信号から光信号に変換して伝送路20に送出する。伝送路20を伝送された光信号は可変分散補償器22を通して受信装置30に供給される。
受信装置30の受信器31は可変分散補償器22から受信した光信号を電気信号に変換してエラー訂正復号部32に供給する。エラー訂正復号部32は、固定データ分離部34とエラー訂正部35及びエラーカウンタ36を有している。
固定データ分離部34は、フレームのヘッダから分散判別用固定データ列(エラー訂正前)を分離して分散補償制御部40に供給する。エラー訂正部35は、フレームからFEC及びシンドロームを取り出してフレーム全体のエラー検出を行い、かつ、検出されたエラーを訂正し、フレームのペイロードからクライアントデータを取り出して送信器38に供給する。エラーカウンタ36は検出されたエラー数をカウントし、エラーカウント値を分散補償制御部40に供給する。
送信器38は、クライアントデータを電気信号から光信号に変換して顧客側インタフェースより出力する。
図12は、分散補償制御部40の一実施形態のブロック図を示す。同図中、分散補償制御部40は、分散補償制御ステップ選択部41と制御方向決定部42と制御実行部43から大略構成されている。
分散補償制御ステップ選択部41において、BER判定部45は、エラーカウンタ36から供給されるエラーカウント値をBER(Bit Error Rate:符号誤り率)に換算し、このBERを0,閾値10−8,閾値10−5それぞれと比較して比較結果を制御ステップ選択部46に供給する。
制御ステップ選択部46は、BER=0場合は制御ステップ0ps/nmを選択し、0<BER≦10−8の場合は制御ステップ50ps/nmを選択し、10−8<BER≦10−5の場合は制御ステップ100ps/nmを選択し、10−5<BERの場合は制御ステップ200ps/nmを選択する。そして、選択した制御ステップを制御実行部43に通知する。このように制御ステップを段階的に変化させるのは制御を簡単にするためであり、BERに比例して制御ステップを連続的に変化させても良い。
なお、現在のWDM(波長分割多重)装置の多くは長さの異なる(=分散補償量の異なる)複数の分散補償ファイバを組み合わせて最適分散量に設定しており、微調整に用いる分散補償ファイバの最小分散補償量は50ps/nmであるから、可変分散補償器22の分散補償制御の最小ステップ量も50ps/nmとしても問題ない。
また、受信側でのエラー訂正により大きくエラー特性を改善できるものの、必ずしも残留分散量を正確に最小値まで低下させる必要はないため、BERが0以上の所定の閾値以下となった場合、制御ステップを0ps/nmとして分散補償量の可変制御を止めるようにしても良い。
制御方向決定部42において、固定データ列レジスタ47は、固定データ列分離部34から供給される固定データ列を格納し、固定データ列内の01交番データを01交番エラー数計数部48に供給し、固定データ列内の0連1連交番データを0連1連交番エラー数計数部49に供給する。
01交番エラー数計数部48は、01交番データを既知のデータパターン(01010101)と比較してエラー数を計数して制御方向決定部50に供給する。0連1連交番エラー数計数部49は0連1連交番データを既知のデータパターン(00001111)と比較してエラー数を計数して制御方向決定部50に供給する。
制御方向決定部50は、0連1連交番エラー数計数部49のエラー数を所定の閾値Xと比較して、0連1連交番エラー数計数部49のエラー数が所定の閾値Xより大きい場合にはアイペナルティが悪化しているため、01交番エラー数計数部48のエラー数を所定の閾値Yと比較する。01交番エラー数計数部48のエラー数が所定の閾値Yより大きい場合には位相マージンが悪化しているため、図6の残留分散量Aに示す状態であるとして、制御方向は分散補償量を大きくする方向に決定して値+1を制御実行部43に供給する。上記の所定の閾値Xと所定の閾値Yについては後述する。
一方、01交番エラー数計数部48のエラー数が所定の閾値Y以下の場合には位相マージンは良好であるため、図6の残留分散量Eに示す状態であるとして、制御方向は分散補償量を小さくする方向に決定して値−1を制御実行部43に供給する。
なお、0連1連交番エラー数計数部49のエラー数が所定の閾値X以下の場合にはアイペナルティが良好であるため、分散補償量の可変制御を停止させるため、値0を制御実行部43に供給する。
制御実行部43内の設定値演算部51は、分散補償制御ステップ選択部41から制御ステップを供給され、制御方向決定部42から制御方向示す値(−1,0,+1)を供給され、現状設定値レジスタ52から分散補償量の現状値を供給されており、新たな設定値(=現状値+制御方向を示す値×制御ステップ)を演算する。この新たな設定値は形式変更部53に供給され、また、現状値を更新するために現状設定値レジスタ52に供給される。
形式変更部53は、分散補償量の新たな設定値を可変分散補償器の制御信号形式に変換して可変分散補償器22に供給する。
ここで、ユーザが自由に使用できるヘッダの空き領域は有限であるため、ひとつのフレームだけではエラー発生傾向を見るのは不十分な場合がある。この場合には多数のフレームに渡って固定データ部のエラー数をカウントすることが必要であるが、伝送路20の光ファイバの分散量の変化は緩やかであるため、分散補償量の制御は数秒以上のオーダで行っても何ら問題はなく、複数フレームのデータを収集することで特性上の問題が出ることはない。
ここで、所定の閾値X,Yは、送信レートとエラー発生を判断するBERによって決まる。FECフレームでは、1フレームの最小単位は1020バイト(=8160ビット)であり、例えばSONET(Synchronous Optical Network)のFECフレームの伝送レートは10.709Gbpsなので、1秒間に1312377フレームが伝送される。1フレーム中にユーザが使用できるヘッダの空き領域は装置の仕様により若干の違いがあるものの64バイト(=512ビット)程度であり、1秒間に6.7×10ビット程度を分散判別用固定データ列として使用できる。
10Gbpsの伝送レートでは1秒間に1ビットのエラーがあるとBERは10−10となる。仮に、エラー発生と判断するBERの閾値を10−8とすると、1秒間に6.7×10ビット程度を分散判別用固定データ列として使用できることから、分散判別用固定データ列のエラーを1秒間に10ビット検出すれば、おおよそ10−8のBERと考えられる。
これにより、分散判別用固定データ列に01交番データと0連1連交番データを各1秒ずつ挿入する場合には、所定の閾値X,Yとしては1秒間に10ビットに相当する値を設定する。もしくは、10秒間に100ビットに相当する値を設定しても良い。当然、他のレート(例えば10GbEthernet(登録商標):11096Mbps等)の場合もレートに応じた値を取る。
なお、アイペナルティ悪化を判定するための所定の閾値Xと、位相マージン悪化を判定するための所定の閾値Yは異なる値を設定しても良い。
<第2実施形態>
図13に示すように、光増幅器内蔵の送信局60と受信局61との間に光増幅器(光AMP)を持つ中継局62,63,64を多段接続した長距離伝送システムがある。また、図14に示すように、光増幅器内蔵の送信局65と受信局66間の1スパン伝送でも100kmを越えるような長距離伝送システムもある。
このような長距離伝送システムでは、光増幅器によるASE(Amplified Spontaneous Emission)雑音の影響が出てくる。このため、図13、図14の送信局60,65、受信局61,66、中継局63の下部にアイパターンを示すように、長距離伝送でOSNR(Optical Signal Noise Ratio)が劣化することで、受信局61,66では信号0を1と読み違えてしまうエラーが発生する。
この場合、前述の01交番データや0連1連交番データにおいてもOSNR劣化によるエラーが発生してしまうため、正しい制御方向を誤認してしまう可能性がある。そこで、フレームのヘッダの空き領域に00000000…の0連続データを入れておき、その部分でのエラー数をカウントしてOSNRの影響を見る。
0連続データで発生するエラーは純粋にOSNR劣化に起因するものであるが、01交番データや0連1連交番データでもOSNRに起因するエラーがほぼ同じ確率で発生するはずである。従って、OSNRの劣化が懸念されるシステムにおいては、01交番データでのエラー数、0連1連交番データでのエラー数から、0連続データにおけるエラー数を減算することでOSNR劣化分を除いた結果を得ることができる。
なお、ヘッダの空き領域に0連続データを入れるのは上記の通り、光増幅器によるOSNR劣化が懸念される場合であり、光増幅器が入るシステム構成であっても設計上OSNRが十分許容範囲であれば0連続データを入れる必要はない。
そこで、0連続データを入れるかどうかは送信装置10への設定により選択できる構成とする。0連続データを入れる設定とした場合は、固定データ列発生部13は分散判別用固定データ列として01交番データと0連1連交番データと0連続データを発生する。エラー訂正符号化部12は、例えば奇数フレームのヘッダに01交番データと0連1連交番データを入れ、偶数フレームのヘッダに0連続データを入れる。
0連続データを入れない設定とした場合は、固定データ列発生部13は0連続データ発生期間に01交番データと0連1連交番データを発生し、エラー訂正符号化部12では全てのフレームのヘッダに01交番データと0連1連交番データを入れる。
図15は、第2実施形態を実現するための制御方向決定部42のブロック図を示す。同図中、図12と同一部分には同一符号を付す。図15において、固定データ列レジスタ47は、固定データ列分離部34から供給される固定データ列を格納し、奇数フレームの固定データ列内の01交番データを01交番エラー数計数部48に供給し、奇数フレームの固定データ列内の0連1連交番データを0連1連交番エラー数計数部49に供給し、また、偶数フレームの固定データ列内の0連続データを0連続エラー数計数部70に供給する。
01交番エラー数計数部48は01交番データを既知のデータパターン(01010101)と比較してエラー数を計数して減算部72に供給する。0連1連交番エラー数計数部49は0連1連交番データを既知のデータパターン(00001111)と比較してエラー数を計数して減算部73に供給する。0連続エラー数計数部70は0連続データを既知のデータパターン(全0データ)と比較してエラー数(つまり1の数)を計数してスイッチ71の一方の入力端子に供給する。
スイッチ71の他方の入力端子には値0が供給され、制御端子には0連続データ有無を設定する制御信号が供給されている。スイッチ71は制御信号が0連続データ有りを指示するとき0連続エラー数計数部70の出力するエラー数を選択して減算器72,73に供給し、制御信号が0連続データなしを指示するとき値0を選択して減算器72,73に供給する。減算器72,73それぞれはエラー数計数部48,49より供給されるエラー数からスイッチ71より供給される数値を減算して制御方向決定部50に供給する。
これにより、0連続データ有りの場合は、制御方向決定部50にOSNR劣化分を除いた01交番エラー数と0連1連交番エラー数が供給される。なお、0連続データのビット数が01交番データと0連1連交番データそれぞれのビット数と同一の場合には0連続エラー数計数部70は計数したエラー数をそのままスイッチ71に供給するが、0連続データのビット数に対する01交番データと0連1連交番データそれぞれのビット数の比がn:mの場合には0連続エラー数計数部70は計数したエラー数をm/n倍してスイッチ71に供給する。
制御方向決定部50は、0連1連交番エラー数計数部49のエラー数を所定の閾値と比較して、0連1連交番エラー数計数部49のエラー数が所定の閾値より大きい場合にはアイペナルティが悪化しているため、01交番エラー数計数部48のエラー数を所定の閾値と比較する。01交番エラー数計数部48のエラー数が所定の閾値より大きい場合には位相マージンが悪化しているため、図6の残留分散量Aに示す状態であるとして、制御方向は分散補償量を大きくする方向に決定して値+1を制御実行部43に供給する。
一方、01交番エラー数計数部48のエラー数が所定の閾値以下の場合には位相マージンは良好であるため、図6の残留分散量Eに示す状態であるとして、制御方向は分散補償量を小さくする方向に決定して値−1を制御実行部43に供給する。
なお、0連1連交番エラー数計数部49のエラー数が所定の閾値以下の場合にはアイペナルティが良好であるため、分散補償量の可変制御を停止させるため、値0を制御実行部43に供給する。
このようにして、本発明によれば、分散補償量の可変によりエラー訂正不能となるおそれがなく、最適に分散補償量を可変することができる。
なお、固定データ列発生部13が請求項記載の固定データ列発生手段に相当し、エラー訂正符号化部12が固定データ列挿入手段に相当し、01交番エラー数計数部48が01交番エラー数計数手段に相当し、0連1連交番エラー数計数部49が0連1連交番エラー数計数手段に相当し、制御方向決定部50が増減方向決定手段に相当し、制御実行部43が制御手段に相当し、0連続エラー数計数70が0連続エラー数計数手段に相当し、スイッチ71が切り替え手段に相当する。

Claims (4)

  1. 光伝送路に挿入した可変分散補償器により前記光伝送路の波長分散補償を行う波長分散補償制御方法において、
    送信装置で送信データ列の書き換え可能領域に、01交番データと0連続と1連続が交番する0連1連交番データからなる固定データ列を挿入して前記光伝送路に伝送し、
    受信装置で前記固定データ列の01交番データにおけるエラー発生数と、前記固定データ列の0連1連交番データにおけるエラー発生数に基づいて分散補償量の増減方向を決定し、前記可変分散補償器の分散補償量を可変制御する波長分散補償制御方法。
  2. 請求項1記載の波長分散補償制御方法において、
    送信装置で送信データ列の書き換え可能領域に、01交番データと0連続と1連続が交番する0連1連交番データと0連続データからなる固定データ列を挿入して前記光伝送路に伝送し、
    受信装置で前記固定データ列の01交番データにおけるエラー発生数から前記固定データ列の0連続データのエラー発生数に応じた値を減算した値と、前記固定データ列の0連1連交番データにおけるエラー発生数から前記固定データ列の0連続データのエラー発生数に応じた値を減算した値に基づいて分散補償量の増減方向を決定し、前記可変分散補償器の分散補償量を可変制御する波長分散補償制御方法。
  3. 光伝送路に挿入した可変分散補償器により前記光伝送路の波長分散補償を行う波長分散補償制御方法に用いる受信装置において、
    送信装置で送信データ列の書き換え可能領域に挿入された01交番データと0連続と1連続が交番する0連1連交番データからなる固定データ列の前記01交番データにおけるエラー発生数を計数する01交番エラー数計数手段と、
    前記固定データ列の0連1連交番データにおけるエラー発生数を計数する0連1連交番エラー数計数手段と、
    前記01交番データのエラー発生数と、前記0連1連交番データのエラー発生数に基づいて分散補償量の増減方向を決定する増減方向決定手段と、
    決定された分散補償量の増減方向に従って前記可変分散補償器の分散補償量を可変制御する制御手段を有する受信装置。
  4. 光伝送路に挿入した可変分散補償器により前記光伝送路の波長分散補償を行う波長分散補償制御方法に用いる受信装置において、
    送信装置で送信データ列の書き換え可能領域に挿入された01交番データと0連続と1連続が交番する0連1連交番データと0連続データからなる固定データ列の前記01交番データにおけるエラー発生数を計数する01交番エラー数計数手段と、
    前記固定データ列の0連1連交番データにおけるエラー発生数を計数する0連1連交番エラー数計数手段と、
    前記固定データ列の0連続データにおけるエラー発生数を計数する0連続エラー数計数手段と、
    前記01交番データのエラー発生数から0連続データのエラー発生数に応じた値を減算した値と、前記0連1連交番データのエラー発生数から0連続データのエラー発生数に応じた値を減算した値に基づいて分散補償量の増減方向を決定する増減方向決定手段と、
    決定された分散補償量の増減方向に従って前記可変分散補償器の分散補償量を可変制御する制御手段を有する受信装置。
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