JP2003348039A - 冗長構成をとる通信システムおよび通信装置 - Google Patents

冗長構成をとる通信システムおよび通信装置

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JP2003348039A JP2002154060A JP2002154060A JP2003348039A JP 2003348039 A JP2003348039 A JP 2003348039A JP 2002154060 A JP2002154060 A JP 2002154060A JP 2002154060 A JP2002154060 A JP 2002154060A JP 2003348039 A JP2003348039 A JP 2003348039A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送路に冗長構成をとり、冗長構成をとった
通信区間における運用系および非運用系の選択に、他の
通信区間の回線品質が影響することの無い通信システム
および通信装置を提供する。 【解決手段】 送信装置3は、送信フレームの未定義領
域に所定のテストパターンを挿入すると共に、テストパ
ターンの挿入によるパリティの差分を補償し、冗長構成
の各伝送路に送信する。受信装置4は、送信装置3から
の各伝送路よりの受信フレームからテストパターンを抽
出して代わりに未定義領域に固定パターンを挿入すると
共に、固定パターンの挿入によるパリティの差分を補償
する。また、受信装置4は、テストパターンの符号誤り
の数を計測し、計測結果から各伝送路のうちいずれの伝
送路を運用系として用いるか決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送装置に関し、
特に、冗長構成を有する伝送装置の運用系/非運用系の
選択制御に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信ネットワークに用いられる光伝送
システムには、冗長構成を有さず1系統で構成されたも
のと、複数の系統からなる冗長構成を有するものとがあ
る。
【0003】光通信ネットワークにおいては伝送路の信
頼性が重要であり、特に、基幹系光通信ネットワーク
は、通信容量が大きいことや公共性が強いことから、高
い信頼性を要求される。そのため、基幹系光通信ネット
ワークでは、伝送路において冗長構成がとられる場合が
多い。
【0004】冗長構成がとられた伝送路の運用系と非運
用系の選択は、例えば、受信された信号の誤り率に従っ
て制御される。例えば、基幹系の光伝送システムに一般
に用いられるSONET(Synchronous O
ptical Network)/SDH(Sunch
ronous Digital Hierarchy)
では、BIP(Bit Interleaved Pa
rity)と呼ばれるパリティが用いられる。そして、
BIPを用いて計算された伝送路誤り率に従って運用系
と非運用系の切り替え制御が行われる。ITU−T
G.707に規定されているように、SONET/SD
Hのフレームのオーバヘッドには、B1バイト、B2バ
イト、B3バイトと呼ばれるパリティチェック用のバイ
トがあり、BIPのパリティが挿入される。
【0005】送信側の伝送装置は送信する信号のパリテ
ィを生成し、オーバヘッド内の例えばB1バイト等に挿
入する。受信側の伝送装置は、運用系および非運用系か
ら受信した信号のパリティチェックを行い、両系の誤り
率から運用系と非運用系の選択を行う。例えば、運用系
の誤り率が悪化してきたら、非運用系の誤り率が良好な
ことを条件として、運用系と非運用系の選択が切り替わ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4は、従来の通信シ
ステムの構成を示すブロック図である。図4を参照する
と、従来の通信システムは、通信装置92、93を有し
ている。通信装置93にはクライアント装置91が接続
され、通信装置94にはクライアント装置92が接続さ
れている。ここでは説明を簡単にするために、クライア
ント装置91からクライアント装置92の方向の信号を
伝送する構成のみが示されているが、通常は、双方向の
伝送路を含む構成である。通信装置93と通信装置94
の間には、0系、1系の伝送路が設けられ、冗長構成が
とられている。
【0007】本システムでは、クライアント装置と通信
装置の間の区間を通信区間Aと称し、通信装置同士の間
の区間を通信区間Bと称することとする。
【0008】従来の通信システムでは、通信区間Bの伝
送路の運用系および非運用系の選択は、オーバヘッド内
の所定のバイトに規定されたBIPを用いた誤り率に基
づいて行われていた。しかし、そのBIPがクライアン
ト装置91、92の間で用いられている場合、通信装置
93、94はクライアント装置91、92間のBIPを
用いることになる。その場合、通信装置94で測定され
る誤り率は、通信区間Aを含んだものとなる。そのた
め、通信区間Aに障害が発生したとき、通信装置94で
誤り率の悪化が測定され、通信区間Bの運用系と非運用
系の切り替えが発生してしまうことがある。しかし、通
信区間Bで切り替えが発生しても、通信区間Aの障害を
誤り率は改善されない。また、そればかりか、無駄な切
り替えが発生したことにより、障害の発生した区間を特
定することを妨げることにもなりかねない。
【0009】本発明の目的は、伝送路に冗長構成をと
り、冗長構成をとった通信区間における運用系および非
運用系の選択に、他の通信区間の回線品質が影響するこ
との無い通信システムおよび通信装置を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の通信システムは、複数の伝送路による冗長
構成をとった通信システムであって、送信フレームの未
定義領域に所定のテストパターンを挿入すると共に、該
テストパターンの挿入によるパリティの差分を補償し、
冗長構成の前記各伝送路に送信する送信装置と、前記送
信装置からの前記各伝送路よりの受信フレームから前記
テストパターンを抽出して代わりに未定義領域に固定パ
ターンを挿入すると共に、該固定パターンの挿入による
パリティの差分を補償し、前記テストパターンの符号誤
りの数を計測し、計測結果から前記各伝送路のうちいず
れの伝送路を運用系として用いるか決定する受信装置を
有している。
【0011】したがって、本通信システムによれば、送
信装置により未定義領域に挿入されたテストパターンを
用いて、受信装置にて、符号誤りの数が計測され、その
計測結果から運用系の伝送路が選択され、また、送信装
置にてテストパターンが挿入されるとき、および受信装
置にてテストパターンが抽出されるとき、フレームのパ
リティが補償される。
【0012】本発明の他の通信システムは、複数の伝送
路による冗長構成をとった通信システムであって、予め
定義され送信フレームに既に挿入されている定義パリテ
ィの他に、前記送信フレームに対して冗長構成用パリテ
ィを算出し、前記送信フレームの未定義領域に前記冗長
構成用パリティを挿入すると共に、該冗長構成用パリテ
ィの挿入による前記定義パリティの差分を補償し、冗長
構成の前記各伝送路に送信する送信装置と、前記送信装
置からの前記各伝送路よりの受信フレームから前記冗長
構成用パリティを抽出して代わりに未定義領域に固定パ
ターンを挿入すると共に、該固定パターンの挿入による
定義パリティの差分を補償し、前記テストパターンの符
号誤りの数を計測し、計測結果から前記各伝送路のうち
いずれの伝送路を運用系として用いるか決定する受信装
置を有している。
【0013】したがって、本通信システムによれば、送
信装置により未定義領域に挿入された冗長構成用パリテ
ィを用いて、受信装置にて、符号誤りの数が計測され、
その計測結果から運用系の伝送路が選択され、また、送
信装置にて冗長構成用パリティが挿入されるとき、およ
び受信装置にて冗長構成用パリティが抽出されるとき、
フレームの定義パリティが補償される。
【0014】なお、本発明の通信システムにおいて、S
ONET/SDHとして規定されたフレームが前記伝送
路に用いられてもよい。
【0015】また、前記受信装置は、前記伝送路の運用
系および非運用系を選択する際に、前記各伝送路の状態
に関する情報を考慮してもよい。
【0016】本発明の通信装置は、複数の伝送路による
冗長構成をとった通信システムに用いられる通信装置で
あって、送信フレームの未定義領域に所定のテストパタ
ーンを挿入すると共に、該テストパターンの挿入による
パリティの差分を補償し、送信側の各伝送路に送信する
送信部と、受信側の各伝送路よりの受信フレームから前
記テストパターンを抽出して代わりに未定義領域に固定
パターンを挿入すると共に、該固定パターンの挿入によ
るパリティの差分を補償し、前記テストパターンの符号
誤りの数を計測し、計測結果から受信側の前記各伝送路
のうちいずれの伝送路を運用系として用いるか決定する
受信部を有している。
【0017】本発明の他の通信装置は、複数の伝送路に
よる冗長構成をとった通信システムに用いられる通信装
置であって、予め定義され送信フレームに既に挿入され
ている定義パリティの他に、前記送信フレームに対して
冗長構成用パリティを算出し、前記送信フレームの未定
義領域に前記冗長構成用パリティを挿入すると共に、該
冗長構成用パリティの挿入による前記定義パリティの差
分を補償し、送信側の各伝送路に送信する送信部と、受
信側の各伝送路よりの受信フレームから前記冗長構成用
パリティを抽出して代わりに未定義領域に固定パターン
を挿入すると共に、該固定パターンの挿入による定義パ
リティの差分を補償し、前記テストパターンの符号誤り
の数を計測し、計測結果から前記各伝送路のうちいずれ
の伝送路を運用系として用いるか決定する受信部を有し
ている。
【0018】なお、本発明の通信装置において、SON
ET/SDHとして規定されたフレームが前記伝送路に
用いられてもよい。
【0019】また、前記受信部は、前記伝送路の運用系
および非運用系を選択する際に、受信側の前記各伝送路
の状態に関する情報を考慮してもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施形態の通信システ
ムの構成を示すブロック図である。図1を参照すると、
通信システムは通信装置3、4を有する通信ネットワー
クであり、通信装置3にはクライアント装置1が接続さ
れ、通信装置4にはクライアント装置2が接続されてい
る。ここでは説明を簡単にするために、クライアント装
置1からクライアント装置2への信号を伝送する構成の
みが示されているが、通常は、双方向の伝送路を含む構
成である。
【0022】通信装置3と通信装置4の間には、0系、
1系の伝送路が設けられ、冗長構成がとられている。
【0023】本システムでは、クライアント装置と通信
装置の間の区間を通信区間Aと称し、通信装置同士の間
の区間を通信区間Bと称することとする。
【0024】図2は、送信側の通信装置3の構成を示す
ブロック図である。図2を参照すると、通信装置3は、
PTY−A/未定義領域抽出部5、TST−B生成部
6、PTY−A補償部7およびOH挿入部8を有してい
る。
【0025】PTY−A/未定義領域抽出部5は、クラ
イアント装置1から受信したフレームのオーバーヘッド
(OH)情報に含まれている通信区間Aのパリティビッ
ト(以下、PTY−Aと称す)を抽出し、PTY−A補
償部7に送る。また、PTY−A/未定義領域抽出部5
は、オーバヘッド内の未定義領域を抽出し、PTY−A
補償部7に送る。未定義領域は、ITU−Tの規定にお
いて定義されていないオーバヘッド内の領域である。本
実施形態では、この未定義領域を用いて通信区間Bの回
線品質を測定する。すなわち、通信区間Bの送信側の通
信装置3で、未定義領域にテストビットパターン(以
下、TST−Bと称す)が挿入され、受信側の通信装置
4で、誤り符号が計数される。テストビットパターン
は、例えば、所定の擬似ランダムパターンである。
【0026】なお、回線品質を効果的に測定するため
に、テストビットパターンは、オーバヘッドのできるだ
け広い領域に挿入されることが望ましい。例えば、特定
の機能が定義されていない領域を全て使って、そこにテ
ストビットパターンを挿入するのが好ましい。ただし、
必ずしも全ての領域を使わなくてもよい。
【0027】TST−B生成部6は、通信区間Bに送信
するフレームに付加するTST−Bを生成する。
【0028】PTY−A補償部7は、PTY−A/未定
義領域抽出部5抽出されたPTY−Aおよび未定義領域
の値とTST−B生成部6で生成されたTST−Bとを
入力とし、通信区間BにTST−Bを付加することによ
り生じる差分を補償し、PTY−Aの値を修正する。こ
こで、PTY−Aの値の修正は、送信フレームに基づい
て改めて算出しなおすのではなく、あくまで、クライア
ント装置1から受信されたPTY−Aに対して修正を加
えるものである。したがって、通信区間Aに障害があ
り、符号誤りが生じれば、その誤りは下流の装置で計測
できる。
【0029】OH挿入部8は、クライアント装置1から
受信したフレームに、オーバヘッドの各値を挿入し、通
信装置4への0系および1系の伝送路(通信区間B)に
送信する。
【0030】図3は、受信側の通信装置4の構成を示す
ブロック図である。図3を参照すると、通信装置4は、
PTY−A抽出部9,11、TST−B抽出部10,1
2、PTY−A補償/固定値挿入部13,15、OH挿
入部14,16、誤り符号計数部17、18およびSE
L制御部19を有している。
【0031】PTY−A抽出部9,11は、通信区間B
の0系,1系の伝送路より受信されたフレームのオーバ
ヘッドからPTY−Aをそれぞれ抽出する。
【0032】TST−B抽出部10,12は、通信区間
Bの0系の伝送路より受信されたフレームのオーバヘッ
ドからTST−Bをそれぞれ抽出する。
【0033】PTY−A補償/固定値挿入部13,15
は、未定義領域からTST−Bを取り除くために未定義
領域に挿入される固定値をOH挿入部14,16にそれ
ぞれ送る。また、PTY−A補償/固定値挿入部13,
15は、未定義領域に挿入されていたTST−Bと取り
出し、固定値を挿入することによる差分を補償してPT
Y−Aの値を修正し、OH挿入部14,16にそれぞれ
送る。
【0034】OH挿入部14,16は、通信装置3から
受信した0系,1系のフレームのオーバヘッドに、PT
Y−A補償/固定値挿入部13,15からのPTY−A
および固定値を挿入し、SEL制御部19にそれぞれ送
信する。
【0035】誤り符号計数部17、18は、通信区間B
の0系,1系の符号誤りをそれぞれ計数し、SEL制御
部19に送る。
【0036】SEL制御部19は、誤り符号計数部1
7,18の計数結果と、0系および1系の選択優先情報
とに基づいて、運用系/非運用系を選択する。選択優先
情報とは、運用系および非運用系の選択に考慮されるべ
き、0系および1系の伝送路の状態に関する情報であ
る。例えば、選択優先情報は、回線断、フレーム同期は
ずれ、装置障害、オペレータの操作による停止状態など
が考ええられる。例えば、1系の伝送路に回線断が発生
していれば、0系の伝送路の符号誤りが増加して符号誤
り率が悪化しても、運用系が1系に切り替わることはな
い。
【0037】本実施形態の通信システムの動作について
説明する。
【0038】通信装置3において、PTY−A/未定義
領域抽出部5は、クライアント装置1から受信したフレ
ームのオーバヘッドからパリティビットを抽出する。ま
た、PTY−A/未定義領域抽出部5は、未定義領域の
情報を抽出する。ここで抽出されないオーバヘッドの領
域は、そのままOH挿入部8に送られる。
【0039】また、TST−B生成部6はTST−Bを
生成する。PTY−A補償部7は、PTY−A/未定義
領域抽出部5で抽出された未定義領域の情報とTST−
B生成部6で生成されたTST−Bから、PTY−A/
未定義領域抽出部5で抽出されたPTY−Aの値を修正
する。
【0040】OH挿入部8は、クライアント装置1から
受信したフレームに、PTY−A補償部7で修正された
PTY−Aの値と、TST−B生成部6で生成されたT
ST−Bの情報を挿入し、通信装置4に向けて0系およ
び1系の伝送路に送信する。
【0041】通信装置4において、PTY−A抽出部9
は、0系の伝送路より受信したフレームからPTY−A
を抽出する。また、TST−B抽出部10は、TST−
Bを抽出する。
【0042】PTY−A補償/固定値挿入部13は、未
定義領域に挿入する固定値を用いて、PTY−A抽出部
9で抽出されたPTY−Aを修正する。OH挿入部14
は、0系伝送路から受信したフレームのオーバヘッド
に、PTY−A/固定値挿入部13からのPTY−Aお
よび固定値を挿入する。誤り符号計数部17は、TST
−B抽出部10で抽出されたTST−Bから誤り符号の
数を計測する。
【0043】また、PTY−A抽出部11、TST−B
抽出部12、PTY−A補償/固定値挿入部15、OH
挿入部16および誤り符号計数部18は、1系の伝送路
からの受信フレームに対して、0系のPTY−A抽出部
9、TST−B抽出部10、PTY−A補償/固定値挿
入部13、OH挿入部14および誤り符号計数部17と
同様に動作する。
【0044】誤り符号計数部17,18からの符号誤り
の計数値と選択優先情報から、運用系および非運用系を
選択する。
【0045】本実施形態の通信システムによれば、送信
側の通信装置2は、TST−B生成部6から生成された
TST−Bをオーバヘッドの未定義領域に挿入し、TS
T−Bを挿入するすることによるPTY−Aの差分をP
TY−A補償部7で補償して0系および1系の伝送路に
送信し、受信側の通信装置2は、誤り符号計数部17,
18で、0系および1系のTST−Bから符号誤りをそ
れぞれ計測し、PTY−A補償/固定値挿入部13,1
5でTST−Bを固定値に戻すと共にPTY−Aの値を
補償し、SEL制御部19で、運用系および非運用系の
伝送路を選択するので、オーバヘッドに定義されたBI
Pなどのパリティはそのまま継続させつつ、冗長構成を
とった伝送路の運用系および非運用系の選択を行うこと
ができ、また冗長構成の伝送路の運用系および非運用系
の選択が他の通信区間の回線品質による影響を受けな
い。
【0046】なお、本実施形態では、オーバヘッドの未
定義領域にTST−Bを挿入し、それを用いて回線品質
を計測することとしたが、本発明はそれに限定されるも
のではない。送信側の通信装置3が、未定義領域の一部
にフレームに対するパリティを挿入し、受信装置4が、
未定義領域に挿入されたパリティを用いて回線品質を計
測することとしてもよい。
【0047】また、本実施形態では、伝送路を0系およ
び1系による冗長構成をとった例を示したが、本発明は
それに限定されるものではない。複数の現用伝送路に対
して1つの予備伝送路を備えたn:1の冗長構成をとっ
てもよい。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、送信装置により未定義
領域に挿入されたテストパターンを用いて、受信装置に
て、符号誤りの数が計測され、その計測結果から運用系
の伝送路が選択され、また、送信装置にてテストパター
ンが挿入されるとき、および受信装置にてテストパター
ンが抽出されるとき、フレームのパリティが補償される
ので、パリティをそのまま継続させつつ、冗長構成をと
った伝送路の運用系および非運用系の選択を行うことが
でき、また冗長構成の伝送路の運用系および非運用系の
選択が他の通信区間の回線品質による影響を受けない。
【0049】また、送信装置により未定義領域に挿入さ
れた冗長構成用パリティを用いて、受信装置にて、符号
誤りの数が計測され、その計測結果から運用系の伝送路
が選択され、また、送信装置にて冗長構成用パリティが
挿入されるとき、および受信装置にて冗長構成用パリテ
ィが抽出されるとき、フレームの定義パリティが補償さ
れるので、定義パリティをそのまま継続させつつ、冗長
構成をとった伝送路の運用系および非運用系の選択を行
うことができ、また冗長構成の伝送路の運用系および非
運用系の選択が他の通信区間の回線品質による影響を受
けない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の通信システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】送信側の通信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】受信側の通信装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】従来の通信システムの構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1、2 クライアント装置 3、4 通信装置 5 PTY−A/未定義領域抽出部 6 TST−B生成部 7 PTY−A補償部 8 OH挿入部 9、11 PTY−A抽出部 10、12 TST−B抽出部 13、15 PTY−A補償/固定値挿入部 14、16 OH挿入部 17、18 誤り符号計数部 19 SEL制御部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の伝送路による冗長構成をとった通
    信システムであって、 送信フレームの未定義領域に所定のテストパターンを挿
    入すると共に、該テストパターンの挿入によるパリティ
    の差分を補償し、冗長構成の前記各伝送路に送信する送
    信装置と、 前記送信装置からの前記各伝送路よりの受信フレームか
    ら前記テストパターンを抽出して代わりに未定義領域に
    固定パターンを挿入すると共に、該固定パターンの挿入
    によるパリティの差分を補償し、前記テストパターンの
    符号誤りの数を計測し、計測結果から前記各伝送路のう
    ちいずれの伝送路を運用系として用いるか決定する受信
    装置を有する通信システム。
  2. 【請求項2】 複数の伝送路による冗長構成をとった通
    信システムであって、 予め定義され送信フレームに既に挿入されている定義パ
    リティの他に、前記送信フレームに対して冗長構成用パ
    リティを算出し、前記送信フレームの未定義領域に前記
    冗長構成用パリティを挿入すると共に、該冗長構成用パ
    リティの挿入による前記定義パリティの差分を補償し、
    冗長構成の前記各伝送路に送信する送信装置と、 前記送信装置からの前記各伝送路よりの受信フレームか
    ら前記冗長構成用パリティを抽出して代わりに未定義領
    域に固定パターンを挿入すると共に、該固定パターンの
    挿入による定義パリティの差分を補償し、前記テストパ
    ターンの符号誤りの数を計測し、計測結果から前記各伝
    送路のうちいずれの伝送路を運用系として用いるか決定
    する受信装置を有する通信システム。
  3. 【請求項3】 SONET/SDHとして規定されたフ
    レームが前記伝送路に用いられる、請求項1または2記
    載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記受信装置は、前記伝送路の運用系お
    よび非運用系を選択する際に、前記各伝送路の状態に関
    する情報を考慮する、請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の通信システム。
  5. 【請求項5】 複数の伝送路による冗長構成をとった通
    信システムに用いられる通信装置であって、 送信フレームの未定義領域に所定のテストパターンを挿
    入すると共に、該テストパターンの挿入によるパリティ
    の差分を補償し、送信側の各伝送路に送信する送信部
    と、 受信側の各伝送路よりの受信フレームから前記テストパ
    ターンを抽出して代わりに未定義領域に固定パターンを
    挿入すると共に、該固定パターンの挿入によるパリティ
    の差分を補償し、前記テストパターンの符号誤りの数を
    計測し、計測結果から受信側の前記各伝送路のうちいず
    れの伝送路を運用系として用いるか決定する受信部を有
    する通信装置。
  6. 【請求項6】 複数の伝送路による冗長構成をとった通
    信システムに用いられる通信装置であって、 予め定義され送信フレームに既に挿入されている定義パ
    リティの他に、前記送信フレームに対して冗長構成用パ
    リティを算出し、前記送信フレームの未定義領域に前記
    冗長構成用パリティを挿入すると共に、該冗長構成用パ
    リティの挿入による前記定義パリティの差分を補償し、
    送信側の各伝送路に送信する送信部と、 受信側の各伝送路よりの受信フレームから前記冗長構成
    用パリティを抽出して代わりに未定義領域に固定パター
    ンを挿入すると共に、該固定パターンの挿入による定義
    パリティの差分を補償し、前記テストパターンの符号誤
    りの数を計測し、計測結果から前記各伝送路のうちいず
    れの伝送路を運用系として用いるか決定する受信部を有
    する通信装置。
  7. 【請求項7】 SONET/SDHとして規定されたフ
    レームが前記伝送路に用いられる、請求項5または6記
    載の通信装置。
  8. 【請求項8】 前記受信部は、前記伝送路の運用系およ
    び非運用系を選択する際に、受信側の前記各伝送路の状
    態に関する情報を考慮する、請求項5〜7のいずれか1
    項に記載の通信装置。
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