JP4336791B2 - 回線切替装置及び回線切替方法 - Google Patents

回線切替装置及び回線切替方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4336791B2
JP4336791B2 JP2003060141A JP2003060141A JP4336791B2 JP 4336791 B2 JP4336791 B2 JP 4336791B2 JP 2003060141 A JP2003060141 A JP 2003060141A JP 2003060141 A JP2003060141 A JP 2003060141A JP 4336791 B2 JP4336791 B2 JP 4336791B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
unit
interface unit
switching
signal sequence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003060141A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004274241A (ja
Inventor
秀行 武藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2003060141A priority Critical patent/JP4336791B2/ja
Publication of JP2004274241A publication Critical patent/JP2004274241A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4336791B2 publication Critical patent/JP4336791B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は回線切替え装置に関し、特に、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)データ信号列を扱いSOH(Section Over Head)内のK1K2バイトを用いた切替を行う回線切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)システムでは、伝送路の障害や機器の故障を救済するために冗長構成の装置を用いる事が多い。この方式の1つとして、MSP(Multiple Section Protection)と呼ばれる方式があり、その仕様はITU−T G.783やTELCRODIA GR−253−CORE等で規定されている。MSPではSDH信号中のSOH(Section Over Head)内にあるK1、K2バイト及び回線劣化情報、機器障害情報等に基づいて切替制御を実施する。この場合の切替方式として、前記K1、K2バイトを用いて対向する装置と双方向の通信を行い、自局・対向局の装置が共に同一の系を選択する様に制御を行うBi−Directional方式と、対向する装置からのK1K2バイト情報に関わらず自局の障害検出結果に基づき切替を行うUni−Directional方式が存在し、更に、障害復旧時に優先度の高い現用系への切戻しを行う定位切替方式と現用/予備に優先度を設けず、障害が復旧しても切戻しを行わない無定位切替方式が存在する。また、MSPを実現する切替の構成としては、インタフェース部・伝送路を共に二重化するラインプロテクション方式と機器のみを二重化し対向装置との伝送路を一本とするユニットプロテクション方式に分類される。ラインプロテクションは主に光信号伝送路に用いられ、ユニットプロテクションは電気信号伝送路に用いられる。
【0003】
従来のSDHデータ信号列を扱いSOH内のK1K2バイトを用いた切替を行う回線切替装置として、例えば、特開2002−164863号公報に開示されている。この特開2002−164863号公報に関して、図面を参照して、従来の回線切替装置の動作を説明する。
【0004】
図7を参照すると、SDHインタフェース部810および系選択部811は、回線毎に存在し、切替制御部800は、全回線の切替え制御を行う。SDHインタフェース部810は、光伝送路の場合の光信号送受信用ユニットあるいは電気伝送路の場合の電気信号送受信用ユニットが実装され、これらのインタフェースユニットの種別に応じて識別信号910w、910pを生成する。また、現用系/予備系それぞれに対応する伝送路901w、901pから受信したSDH信号を監視し、エラーを検出したときはそのエラーの内容に応じて回線障害警報912w、912pを生成し、さらに、受信したSDH信号のMSOH(Multiplex Section Overhead)バイトからK1、K2バイトを抽出した受信APSバイト914w、914pを出力するとともに、切替制御部800からの送信APSバイト917w、917pを伝送路901w、901pから受信したSDH信号中のK1、K2バイトに挿入する。一方、切替制御部800は、回線障害警報912w、912p、受信APSバイト914w、914p、及び識別信号910w、910pを基に各回線の識別符号が挿入された切替制御信号を回線毎に多重化し切替信号922を生成しオンラインバス809へ出力する。系選択部811は、多重化された切替信号922に含まれる識別符号と予め設定された各回線固有の識別符号とを照合して一致した切替信号を切替信号922から抽出しその抽出した切替信号により信号路902w、902pに多重されているSDH信号のいずれか一方選択して送信信号904を出力することで現用/予備の回線の切替を行う。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−164863号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の特開2002−164863号公報に記載の回線切替装置には、次のような問題があった。
【0007】
第1の問題点は、メンテナンスなどの場合に誤った切替が発生する可能性があると言うことである。
【0008】
図7の従来の回線切替装置において、切替制御部800をメンテナンスの為に挿抜する場合を考える。まず、切替制御部800を装置から抜き動作を停止すると、現用系または予備系を示す切替信号922に多重されている信号を基に現用系または予備系のいずれか一方を選択するようにしておりかつ切替制御部800と系選択部811との接続が断たれるため、系選択部811内の選択回路で選択する系を決定する事が出来ず、誤った切替が発生する可能性があるという問題点がある。
【0009】
また、切替制御部800を挿入した場合には、切替制御部800内の障害検出回路が回線障害警報912w、912pに乗ったノイズなど(チャタリングによる)によって誤った回線障害警報を検出し、切替制御部800が誤った回線障害警報に基づき切替信号922を生成することで不要な切替が発生する可能性があるという問題点がある。
【0010】
また、SDHインタフェース部810の挿抜を行うと、チャタリングによるノイズ発生現象により動作が安定するまでの間、不要な回線障害警報を繰り返す可能性があり、これを切替制御部800が誤った回線障害警報に基づき切替信号922を生成することで不要な切替が発生する可能性があるという問題点がある。
【0011】
第2の問題点は、回線(システム)が増加すると装置構成が複雑になると言う事である。
【0012】
その理由は、従来の回線切替装置では、インタフェース部ごとに識別信号、K1K2バイト、回路障害警報の各物理的な信号を切替制御部800との間で独立にとって通信を行っているため、回線が増えると信号線が増大するという問題点および装置構成が複雑になるという問題点がある。
【0013】
第3の問題点は、MSP切替の構成によっては不要な切替が発生する可能性があると言う事である。
【0014】
その理由は、MSP切替ではSOH中のパリティビットから演算した回線劣化情報やK1K2バイトの状態に基づき切替を制御するが、現用/予備二つのインタフェース部810に対して1本SDH信号をSDH信号901w、901pを出力する共通部を設けた場合、一本の伝送路で伝送を行うユニットプロテクション方式の場合には、伝送路に障害が発生すると現用インタフェース部、予備インタフェース部のSOH終端回路が共に回線障害警報を検出する可能性がある。この時、各々の回線障害警報検出時間の誤差によって、いずれかの一方の回線障害警報が発生した時点で、切替制御部800が回線切替警報を検出し切替が発生する事がある。しかし、1本の伝送路上で障害が発生した場合には、選択するインタフェース部を切替えても回線の救済は出来ないため不要な切替が発生する。この不要な切替を防ぐには切替構成によって回線障害検出時間などの切替条件を変更する必要があるため、複数のシステムを有し、かつ、ラインプロテクション、ユニットプロテクションが混在する装置構成を実現出来なかったり、実現可能な場合にも設定が煩わしく、作業者が設定を誤る可能性があると言う問題がある。
【0015】
本発明の目的は、上記問題点を鑑み、運用中での保守によるインタフェース部または切替制御部の挿抜を行っても、不要な誤動作を行わせないことにある。
【0016】
また、本発明の別の目的は、上記の問題点を鑑み、回線(システム)が増えてもインタフェース部と切替制御部との物理的なインタフェースを増やすことなくシンプルにすることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の回線切替装置は、SDHデータ信号列のSOH内のK1K2バイトを用いた切替を行う回線切替装置であって、切替制御部と、現用インタフェース部と、予備インタフェース部と、を備え、切替制御部は、現用インタフェース及び予備インタフェース部から受信した第1のシリアル制御信号列に含まれる第1のブロック情報を基に、現用インタフェース部または予備インタフェース部の選択の識別を示す系選択情報を生成する切替制御手段と、システムの識別を示す制御対象情報と、切替の制御の有効性を示す制御有効情報と、SOHに多重する送信K1K2バイト情報と、系選択情報と、を含む第2のブロック情報を、現用インタフェース及び予備インタフェース部ごとに生成し、第2のブロック情報を1本のシリアル信号に多重して第2のシリアル制御信号列として送出する第2の送出手段とを備え、現用インタフェース及び予備インタフェース部は、切替制御部から受信する第2のシリアル制御信号列のフレーム同期が確立した場合に、SOHから抽出した受信K1K2バイトと、SDHデータ信号列の監視によるエラーを示すアラーム情報と、自インタフェース部の実装位置を示す実装状態情報と、フレーム同期の確立を示す検出有効情報と、を含む第1のブロック情報を生成し、第1のブロック情報を1本のシリアル信号上の実装位置に対応する位置に時系列多重して第1のシリアル制御信号列として切替制御部に送出する第1の送出手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0018】
また、本発明の回線切替方法は、SDHデータ信号列のSOH内のK1K2バイトを用いた切替を行う回線切替方法であって、切替制御部が、現用インタフェース部及び予備インタフェース部から受信した第1のシリアル制御信号列に含まれる第1のブロック情報を基に、現用インタフェース部または予備インタフェース部の選択の識別を示す系選択情報を生成し、システムの識別を示す制御対象情報と、切替の制御の有効性を示す制御有効情報と、SOHに多重する送信K1K2バイト情報と、系選択情報と、を含む第2のブロック情報を生成し、第2のブロック情報を1本のシリアル信号に多重して第2のシリアル制御信号列として、現用インタフェース部及び予備インタフェース部へ送出し、現用インタフェース部及び予備インタフェース部が、第2のシリアル制御信号列のフレーム同期が確立した場合に、SOHから抽出した受信K1K2バイトと、SDHデータ信号列の監視によるエラーを示すアラーム情報と、自インタフェース部の実装位置を示す実装状態情報と、フレーム同期の確立を示す検出有効情報と、を含む第1のブロック情報を生成し、第1のブロック情報を1本のシリアル信号上の実装位置に対応する位置に時系列多重して第1のシリアル制御信号列として切替制御部に送出する、ことを特徴とする
【0030】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
図1は、本発明の実施の形態における回線切替装置内の構成の一例を示すブロック図である。図1において、1つ目のシステム(システム番号1で略称:SYS1)は、現用インタフェース部81−1a(略称:SYS1−A)と、予備インタフェース部81−1b(略称:SYS1−B)と、信号処理部83−1d(略称:SYS1−D)と、共通部83−1c(略称:SYS1−C)とで構成され、切替に関する制御信号の抽出・生成を行う全システム(システム番号1,2、・・・)共通の切替制御部80で構成される。なお、2つ目以降のシステム(システム番号2以降)は、システム番号1と同じ構成なので省略している。また、SYS1−A現用インタフェース部81−1aとSYS1−B予備インタフェース部81−1bは同一の構成である。なお、以降の説明において、現用インタフェース部81−1a、予備インタフェース部81−1b、共通部82−1c、および信号処理部80−1c内のブロックの説明の都合上、システム番号1の各部に付与された符号の後に−1a(1:システム番号、a:ブロック略称の下のA)、−1b、−1c、−1dをそれぞれ付与することで、システム番号およびブロックの識別を明確にする。また、信号についても、説明の都合上、どの部分の信号であるかを明確化するために、システム番号1内において、−1a、−1b、−1c、−1dを付与することがある。
【0032】
図1内の対向装置(上流の装置)とは、APS(Automatic Protection Switching)機能を有する装置のことで、例えば、本発明の回線切替装置、有線端局(MUX)等である。また、図1内の次段(下流の装置)とは、APS(Automatic Protection Switching)機能を有する装置のことで、例えば、本発明の回線切替装置、有線端局(MUX)等である。なお、本発明の回線切替装置は、通常の伝送装置(中継)としての機能も有するが、本発明では説明を省略する。
【0033】
まず、図1のSYS1−Aの受信側では、図示しない対向装置からの受信SDHデータ信号列101をSYS1−C共通部の分岐回路40−1cで分岐出力した受信現用SDHデータ信号列10−1aからSOH終端回路1−1aでフレーム同期を確立し、SOH中のパリティビットを演算して得られる回線劣化情報やフレーム同期はずれなどのアラームを表す抽出アラーム情報12−1aとSOH中のK1、K2バイトを抽出した抽出K1K2バイト13−1aとをK1K2送受信部50−1aに送出すると共に、終端現用SDHデータ信号列11−1aを選択回路31−1dに送出する。
【0034】
図1のK1K2送受信部50−1aでは、図2を参照すると、アラーム生成回路2−1aで前記抽出アラーム情報12−1aを複数ビットの情報に変換し、アラーム情報15−1aを出力する。K1K2抽出回路3−1aは、前記抽出K1K2バイト13−1aに保護をとった受信K1K2バイト14−1aを出力する。実装状態判定回路4−1aは、インタフェース部81が実装されたシステム番号や現用/予備などの位置を特定する情報を検出する回路で、外部から入力(例えば、クランプ値)される実装位置情報19−1aに基づきインタフェース部81の実装位置を判断し、実装情報16−1aを生成出力する。インタフェース種別生成回路5−1aは、光インタフェースや電気インタフェースなどインタフェース部81の種類を特定する情報をインタフェース種別17−1aとして出力する。シリアル情報送受信部6−1aでは、前記受信K1K2バイト14−1a、前記アラーム情報15−1a、前記実装情報16−1a、前記インタフェース種別17−1aを入力し、後述するシリアル制御情報生成回路22から出力される送信側シリアル制御信号列110のタイミングに従いシリアル情報に変換し、受信側シリアル制御信号列100を出力する。
【0035】
また、図1のSYS1−Aの送信側では、後述するシリアル制御情報生成回路22の送信側シリアル制御信号列110に多重された制御フレーム同期パタンから制御フレーム同期を確立し、前記実装情報16−1aに基づき生成されたタイミング信号を用いて、前記送信側シリアル制御データ信号列110から自インタフェース部81に対する情報のみを抽出し、送信するSDHデータ信号列中に多重する送信K1K2バイト18−1aをSOH多重回路7−1aに出力する。SOH多重回路7−1aでは、図示しない前段からSYS−1D信号処理部83−1dを経由して入力された受信データ信号列431に対して、前記送信K1K2バイト18−1a及び所定のSOH信号を多重し、送信現用SDHデータ信号列20−1aとして出力する。
【0036】
次に図1のSYS1−B側予備インタフェース部81−1bにおける構成は、SYS1−A側現用インタフェース部と同様であるため説明を省略する。
【0037】
次に図1のSYS1−D信号処理部83では、現用インタフェース部81−1aからの終端現用SDHデータ信号列11−1aと予備インタフェース部81−1bからの終端予備SDHデータ信号列11−1bを選択回路31−1dに入力し、後述する切替情報抽出部70−1d内の選択情報抽出回路32−1dから出力される系選択情報46−1dに従い、現用/予備いずれかのインタフェース部81を選択し、送信データ信号列401を図示しない下流の装置(図1では次段)へ送出する。
【0038】
図1の切替情報抽出部70−1dは、制御フレーム同期回路34−1d、タイミング生成回路33−1d、選択情報抽出回路32−1dから構成され、後述するシリアル制御情報生成回路22の出力側シリアル制御信号列110から制御フレーム同期を確立し、外部から入力されるシステム番号47−1dに従い前記出力側シリアル制御信号列110から自システムに対する情報のみを抽出し、シリアル制御信号列中に多重された制御有効情報が有効の場合のみ系選択情報46−1dを更新して選択回路31−1dに出力する。
【0039】
次に共通部SYS1−cは、装置構成に応じて設けられる回路で、受信側では1本の伝送路で伝送された受信SDHデータ信号列101を前記現用インタフェース部81−1a及び予備インタフェース部81−1bに分岐し、送信側では前記現用インタフェース部81−1aの送信現用SDHデータ信号列20ー1a及び予備インタフェース部81−1bの送信予備SDHデータ信号列20ー1bのいずれかを選択後、送信SDHデータ信号列201として図示してない上流の装置(図1では対向装置)に出力する。
【0040】
図1の選択回路31−1c及び切替情報抽出部70−1cは、選択回路31−1d及び切替情報抽出部70−1dと同一構成で、前記出力側シリアル制御信号列110から抽出・生成された系選択情報46−1cに従い前記送信現用SDHデータ信号列20ー1a及び前記予備インタフェース部の送信予備SDHデータ信号列20ー1bのいずれかを選択し、送信SDHデータ信号列201を出力する。
【0041】
次に図1の切替制御部80は、受信情報抽出回路21、シリアル制御情報生成回路22、時分割切替制御回路23から構成される。まず、受信情報抽出回路21では、後述するシリアル制御情報生成回路22から出力される送信側シリアル制御信号列110の出力タイミングに従い各システムのインタフェース部81から送出される受信側シリアル制御信号列100を受信し、シリアル制御情報生成回路22で生成された抽出タイミング221に基づき各システムのインタフェース部81で多重された情報からインタフェース種別120、実装情報130、検出有効情報140、アラーム情報150、受信K1K2バイト160を検出して時分割切替制御回路23へ出力する。
【0042】
図1の時分割切替制御回路23では、受信情報抽出回路21で抽出した情報に従い、システム毎に選択する系を決定し、出力するSDH信号列のSOHに多重するK1、K2バイトを生成し、送信側シリアル制御信号列の先頭を表す制御フレーム同期パタン170、制御対象180、制御が有効で有ることを表す制御有効情報190、系選択情報200、送信K1K2バイト210をシリアル制御情報生成回路22に出力する。この場合の時分割切替制御回路23は、現用系のインタフェース部81−1aから障害の報告(アラーム情報150)があると、系の切替の指示を行うために系選択情報を「予備系」に設定する。シリアル制御情報生成回路22では、時分割切替制御回路23の出力に従い、制御フレーム同期パタン及び全システムに対する系選択情報とSDH信号列中のSOHに多重するK1K2バイトを1本のシリアルデータに変換し、送信側シリアル制御信号110として送出する。
【0043】
図5を参照すると、図1の回線切替装置における切替制御部80の受信側シリアル制御信号列100及び送信側シリアル制御信号列110上の信号を時系列的に示しそれぞれの信号列内の構成を示す構成概略図である。以下に、図5について説明する。
【0044】
図1の切替制御部80内の時分割切替制御回路22では、送信側シリアル制御信号列110の先頭を表す制御フレーム同期パタンに続いて、現用インタフェース部81、予備インタフェース部81、信号処理部83及び共通部82の順にシステム番号1からシステム番号n(nは1,2,・・・の正の整数)までを1制御フレームとして時系列にシリアル制御信号110を生成し、これを繰り返す。図5の送信側シリアル制御信号列110の各システムに対する情報(本発明では、ブロック情報と呼ぶ)は、システム番号を示す制御対象、制御が有効であることを表す制御有効情報、選択するインタフェース部81を決定する系選択情報、送信するSDH信号のSOHに多重する送信K1K2バイトで構成される。(図5−(2))。
【0045】
各システムのインタフェース部81、信号処理部83、共通部82では、受信した送信側シリアル制御信号列から制御フレーム同期を確立し、外部から入力される実装情報19(インタフェース部81の場合)もしくはシステム番号47(信号処理部83及び共通部82の場合)に従い自システムの被制御対象に対する制御情報のみを抽出すると共に、インタフェース部81では、制御フレーム同期信号651と実装情報19とに基づき受信側シリアル制御信号列100を出力するタイミング(時系列上の場所)を決定し、インタフェース種別、実装情報、制御フレーム同期回路で同期が確立している事を示す検出有効情報、アラーム情報、受信K1K2バイトをブロック情報としてシリアル情報送受信部6でシリアル信号に変換して出力する事により、各インタフェース部81から出力される受信側シリアル制御信号列100が衝突することなく切替制御部80の受信情報抽出回路21に全システムのインタフェース部81からの情報が送出される。(図5−(1))。
【0046】
また、図5に示す通り、各制御対象に対する受信シリアル制御信号列100と送信シリアル制御信号列110の長さを同一とし、受信シリアル制御信号列100の1制御フレーム長と送信シリアル制御信号列110の1制御フレーム長を一致させることにより、各インタフェース部81から出力される受信側シリアル制御信号列100が衝突することなく全システムのインタフェース部81からの情報を切替制御部80の受信情報抽出回路21に送出可能としている。
【0047】
次に、図1〜図5を参照して、本発明の実施の形態の動作について詳細に説明する。
【0048】
図1を参照すると、現用インタフェース部、予備インタフェース部、信号処理部以外に共通部を設けて機器の障害を救済するユニットプロテクション構成となっている。また、図3は、図1の実施の形態例におけるシリアル情報送受信部6の一実施の形態例を表す図であり、図1及び図3において、SYS1−A現用インタフェース部のシリアル情報送受信部6−1aには、分岐回路40−1経由でSOH終端回路1−1aに入力された受信現用SDHデータ信号列10−1aのSOH信号から抽出し保護をとった受信K1K2バイト14−1a、前記SOH終端回路1−1aで検出した抽出アラーム情報12−1aをアラーム生成回路2−1aで複数ビットに変換したアラーム情報15−1a、外部から与えられる実装位置情報19−1aに基づき実装位置を特定する実装情報16−1a、電気インタフェースや光インタフェースなどの違いを特定する為のインタフェース種別17−1aと、後述するシリアル制御情報生成回路22の出力側シリアル制御信号列110が入力される。シリアル情報送受信部6−1aでは、制御フレーム同期回路65−1aで出力側シリアル制御信号列110の制御フレーム同期を確立し、タイミング生成回路66−1aで前記実装情報16−1aに従い、出力側シリアル制御信号列110に多重された情報から自インタフェース部81に対する情報のみを抽出する為のタイミング信号661−1aと、前記制御フレーム同期回路65−1aで同期が確立していることを表す検出有効情報662−1a、切替制御部80に出力する受信側シリアル制御信号列100の出力タイミングを決定する受信側タイミング663−1aを生成し出力する。シリアル情報多重回路64−1aは、前記制御フレーム同期回路65−1aで制御フレーム同期が確立している場合に前記受信側タイミング663−1aに従い前記受信K1K2バイト14−1a、前記アラーム情報15−1a、前記実装情報16−1a、前記インタフェース種別17−1a及び検出有効情報662−1aを1本のシリアル信号に多重して受信側シリアル制御信号列100として出力する。受信側シリアル制御信号列100は、バス構造になっており、各システムのインタフェース部81のシリアル情報送受信部6に入力される実装位置情報19に従い受信側シリアル制御信号列100の出力タイミング(時系列上の場所)を決定することで、各インタフェース部81から出力される受信側シリアル制御信号列100が衝突することなく切替制御部80の受信情報抽出回路21に情報が送出される。
【0049】
切替制御部80の受信情報抽出回路21では、後述するシリアル制御情報生成回路22の抽出タイミング信号221に従い受信側シリアル制御信号列100中の情報を抽出し、インタフェース種別、実装情報、アラーム情報、受信K1K2バイト、検出有効情報を全システム分時分割に検出し、時分割切替制御回路23に出力する。時分割切替制御回路23では、各システムのインタフェース部81からの情報に従い、システム番号、選択する系、出力するSDHデータ信号列に多重するK1、K2バイト、出力する制御情報が有効であることを示す制御有効情報、出力側シリアル制御信号列の先頭を表す制御フレーム同期パタンを生成し、シリアル制御情報生成回路22に出力する。シリアル制御情報生成回路22では、前記時分割切替制御回路23から時分割に出力される全システムに対する制御対象情報、制御が有効であることを表す制御有効情報、系選択情報、送信K1K2バイト及び出力側シリアル制御信号列の先頭を表すフレーム同期パタンを多重し、送信側シリアル制御信号列110として出力する。現用インタフェース部81−1aのシリアル情報送受信部6−1aでは制御フレーム同期回路65−1aで制御フレーム同期を確立し、タイミング生成回路66−1aで実装情報16−1aに基づき生成したタイミング信号661−1aに従い自インタフェース部81に対する情報のみを抽出し、送信側シリアル制御信号列110中の制御有効情報が有効の場合にのみ出力するSDH信号列に多重する送信K1K2バイト18−1aを更新し出力する。SOH多重回路7−1aでは、信号処理部83−1d経由で入力された受信データ信号列431に前記1送信K1K2バイト18−1a及び所定のSOH信号を多重し、送信現用SDHデータ信号列10−1aとして出力する。SYS1−B予備インタフェース部については、前記SYS1−A現用インタフェース部と同一の動作となるので省略する。
【0050】
信号処理部SYS1−dの切替情報抽出部70−1dでは、制御フレーム同期回路34−1dが前記送信側シリアル制御信号列110から制御フレーム同期信号44−1dと外部から入力(例えば、クランプ値)されるシステム番号47−1dとに従って、タイミング生成回路33が自信号処理部83に対するタイミング信号45を生成する。更に、生成されたタイミング信号45に従って、選択情報抽出回路32が自信号処理部83に対する制御有効情報及び系選択情報を抽出し、制御有効情報が有効の場合に系選択情報46−1dを更新し、選択回路31−1dで選択するインタフェース部81を決定する。
【0051】
共通部SYS1−Cの切替情報抽出部70−1cは、前記信号処理部83−1dの切替情報抽出部70−1dと同一の回路であり、前記送信側シリアル制御信号列110及び外部から入力されるシステム番号47−1c(システム番号47−1cと同じ値)に従い、自共通部82に対する制御有効情報及び系選択情報を抽出し、制御有効情報が有効の場合に系選択情報46−1cを更新し選択回路31−1cで選択するインタフェース部81を決定する。
【0052】
次に、図1の回線切替装置において、切替制御部80を回線切替装置から抜き動作を停止させると、制御フレーム同期パタンが送信側制御信号列110上に多重されないため、各システムの共通部82、信号処理部83では、制御フレーム同期回路での同期が確立しなくなり、動作停止前の系選択状態を保持する。この後、切替制御部80を実装すると、切替制御部80から出力する送信側シリアル制御信号列110に多重する制御有効情報を無効にしたままで制御フレーム同期パタンを多重することで送信側シリアル制御信号列110を出力する。この間、各システムの共通部82、信号処理部83では、制御フレーム同期が確立したとしても制御有効情報が無効になっているため、切替制御部80を実装する前の状態を維持したままになっている。一方、各システムの現用及び予備インタフェース部81では、送信側シリアル制御信号列110に制御フレーム同期パタンが多重された時点から制御フレーム同期を確立することになり、受信シリアル制御信号列100が有効であることを表す検出有効情報と共に受信側シリアル制御信号列100を切替制御部80に出力する。切替制御部80では、受信した受信側シリアル制御信号列100から現在の状態を判断し、各システムで選択するインタフェース部81(現用か予備かの選択)を決定後、送信側シリアル制御信号列110に多重する制御有効情報を有効状態にして出力する。各システムの現用及び予備インタフェース部81では、送信側シリアル制御信号列110の制御情報に従い、送信SDH信号のSOHに多重するK1K2バイトを決定し、各システムの信号処理部83、共通部82では、送信側シリアル制御信号列110の制御情報に従い、選択する系を決定し、それぞれ通常運用状態に復帰する。また、インタフェース部81を抜いた状態から実装した場合には、インタフェース部の実装後しばらくは、インタフェース部の動作が安定していないため、誤ったK1K2バイトを検出したり、アラーム情報が過渡的に発生・解除を繰り返したりする可能性があるが、インタフェース部81の動作が安定するまでは送信側シリアル制御信号列110から制御フレーム同期を確立できないため、受信側シリアル制御信号列100中の検出有効情報が有効とならず、切替制御部80で誤った情報を検出する事がないので、不要な切替が発生する事は無い。
【0053】
次に、構成の違う複数のシステムを有する場合の回線切替装置のブロック図を用いて、切替制御部80及びインタフェース部81をメンテナンスする場合の動作を説明する。図6は、本発明の回線切替装置の構成を示すブロック図であり、SYS−1が現用インタフェース部81−1a、予備インタフェース部81−1b以外に共通部82−1cを設けて機器の障害を救済するユニットプロテクション構成、SYS2が現用インタフェース部81−2a、予備インタフェース81−2bに対して現用回線、予備回線を用いて対向装置との通信を行うラインプロテクション構成の装置を表している。また、図6の現用インタフェース部81−1a内,81−2a内、予備インタフェース部82−1b,82−2b内、共通部82−1c内、信号処理部83−1d,83−2d内、切替制御部80内の各構成は、図1に示した各ブロック内の構成と同一であるとする。
【0054】
図6の回線切替装置において、切替制御部80をメンテナンスの為に挿抜する場合を考える。まず、切替制御部80を装置から抜き動作を停止すると、SYS1−C共通部82−1c、SYS1−D信号処理部83−1d、SYS2−D信号処理部83−2dでは、送信側シリアル制御信号列110から制御フレーム同期を確立出来なくなるので、系選択は動作停止前の状態を保持する。次に、切替制御部80を実装した場合、まず、切替制御部80から出力する送信側シリアル制御信号列110に多重する制御有効状態を無効として送出し、切替制御部80を実装する前の状態を維持したまま送信側シリアル制御信号列110を出力する。各システムのインタフェース部81では、前記送信側シリアル制御信号列110から制御フレーム同期を確立した時点で、受信シリアル制御信号列100が有効であることを表す検出有効情報と共に受信側シリアル制御信号列100を切替制御部80に出力する。切替制御部80では、受信した受信側シリアル制御信号列100から現在の状態を判断し、各システムで選択するインタフェース部81を決定し、送信側シリアル制御信号列110に多重する制御有効情報を有効状態にして出力する。各システムのインタフェース部81、信号処理部83、共通部82では、送信側シリアル制御信号列の制御情報に従い、選択する系及び送信SDH信号のSOHに多重するK1K2バイトを決定し、通常運用状態に復帰する。
【0055】
続いて、図6におけるSYS2の切替方式が障害復旧時に優先度の高い現用系への切戻しを行う定位切替方式である場合にSYS2−A現用インタフェース部81を抜いた状態から実装した場合を考えると、現用インタフェース部81−2aの実装直後は現用インタフェース部81−2aの動作が安定していないため、誤ったK1K2バイトを検出したり、アラーム情報が過渡的に発生・解除を繰り返す可能性がある。しかし、インタフェース部81−2aの動作が安定するまでは送信側シリアル制御信号列110の制御フレーム同期が確立しないため、受信側シリアル制御信号列110中の検出有効情報は無効状態となり、切替制御部80で誤った情報を検出する事が無いので、不要な切替が発生する事が無い。
【0056】
更に、切替構成に応じた系切替動作について説明する。図6は、SYS1が現用インタフェース部81−1a、予備インタフェース部81−1b以外に共通部81−1cを設けて機器の障害を救済するユニットプロテクション構成、SYS2が現用インタフェース部81−2a、予備インタフェース81−2bに対して現用回線、予備回線を用いて対向装置との通信を行うラインプロテクション構成となっており、SYS1のインタフェース部81−1には電気信号インタフェース、SYS2のインタフェース部81−2には光信号インタフェースが用いられているものとする。この場合、インタフェース部81で生成されるインタフェース種別情報はSYS1とSYS2で異なる事になる。図6において、SYS1に対向装置から入力される受信SDHデータ信号列101に障害が発生したとすると、SYS1−A現用インタフェース部81−1a及びSYS1−B予備インタフェース81−1bでは、それぞれアラームを検出し受信側シリアル制御信号に多重して切替制御部80に送出する。切替制御部80では、各インタフェース部81−1a,81−1bからのアラーム情報に基づき切替を制御するが、前記受信シリアル制御信号列100に多重されたインタフェース種別からSYS1のインタフェース部81が電気信号インタフェースで構成されている事を検出し、切替構成がユニットプロテクションであると判断する。そして、受信側シリアル制御信号列からSYS1−A現用インタフェース部のアラーム情報を抽出した時点で直ちにSYS1−A現用インタフェース部81−1aを障害と判断するのでは無く、SYS1−B予備インタフェース部81−1bのアラーム情報を抽出・比較してあらかじめ定められた一定時間内に同一のアラームを検出した場合には共通部82−1cの故障と判断して切替を行わないように切替条件を変更する。また、SYS2からの情報には光インタフェースを表すインタフェース種別が多重されているため、切替構成がラインプロテクション構成であると判断し、前述したSYS1の様に現用/予備インタフェースからのアラーム情報の検出に対する保護は行わず、アラームを検出した時点で切替を判断する事により、システム毎に切替構成が異なる場合にも、1つの切替制御部80で切替構成に応じた制御を実施する事が可能になっている。
【0057】
図1及び図6に説明した例においては、現用インタフェース部81−1a、予備インタフェース部81−1b以外に共通部82−1cを設ける事により機器の障害を救済するユニットプロテクション構成を実現しているが、インタフェース部81のシリアル情報送受信部50において、送信K1K2抽出回路67と共に切替情報抽出部70の選択情報抽出回路32と同一の回路を設け、送信側シリアル制御信号列110から系選択情報を抽出し、送信現用SDHデータ信号列20−1a及び送信予備SDHデータ信号列20−1bの出力を直接排他的に制御して1本の伝送路に送信SDHデータ信号列201として出力する事により、共通部1−1cを設ける事無くユニットプロテクション構成で送信SDHデータ信号列201を送出する事が可能となる。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第一の効果は、メンテナンス時に発生する誤切替を防ぐ事が出来ると言う事である。
【0059】
その理由は、切替制御部80をメンテナンスの為に挿抜する場合、まず、切替制御部が抜かれ動作が停止し、インタフェース部、信号処理部、共通部の各部で制御フレーム同期が確立できなくなった時点で前制御状態を保持し、切替制御部を挿入して動作を再開する場合には、送信側シリアル制御信号列に多重する有効情報を無効とする事で前制御状態を継続し、各システムのインタフェース部が送信側シリアル制御信号列から制御フレーム同期を確立した時点で受信側シリアル制御信号列が有効であることを表す検出有効情報と共に受信側シリアル制御信号列を切替制御部に出力することで、切替制御部では受信側シリアル制御信号列から最新の状態を判断して各システムで選択するインタフェースを決定する事が可能となり、不要な切替を発生させることなく通常運用状態に復帰出来るからである。また、インタフェース部をメンテナンスで挿抜する場合にも、インタフェース部が実装され動作が安定し送信側シリアル制御信号列から制御フレーム同期を確立するまで受信側シリアル制御信号列中の検出有効情報が無効となり、切替制御部で誤った情報を検出する事がないため、不要な切替の発生を防ぐ事が出来るからである。
【0060】
本発明の第二の効果は、切替構成に応じた切替条件を自動的に変更でき、通常運用中の不要な切替を防ぐことが出来ると言う事である。
【0061】
その理由は、受信側シリアル制御信号列にあらかじめ定められたインタフェースの種類を表すインタフェース種別を多重しておき、切替制御部80でインタフェース種別から切替構成がユニットプロテクションであると判断し、現用/予備インタフェース部からのアラーム情報を抽出・比較してあらかじめ定められた一定時間内に同一のアラームを検出した場合には共通部の故障と判断して切替を行わないように制御を行っているからである。
第三の効果は、システム数が増加しても装置構成が複雑になるのを防ぐことが出来ると言う事である。
【0062】
その理由は、受信側シリアル制御信号列と送信側シリアル制御信号列の1制御フレーム長を同一とし、送信側シリアル制御信号列のタイミングに従い受信側シリアル制御信号列を送出する事により、各システムのインタフェース部、信号処理部、共通部と切替制御部間の情報の受け渡し信号数を増やすことなく切替制御部で制御するシステム数を増やす事が出来るからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である回線切替装置内の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のK1K2送受信部内の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2のシリアル情報送受信部内の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1の切替情報抽出部内の構成例を示すブロック図である。
【図5】図1の受信側シリアル制御信号100または送信側シリアル制御信号110に乗る制御フレーム内の構成例を示す構成概略図である。
【図6】複数のシステムを有する場合の回線切替装置内の構成例を示すブロック図である。
【図7】従来技術の回線切替装置内の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 SOH終端回路
2 アラーム生成回路
3 K1K2抽出回路
4 実装状態判定回路
5 インタフェース種別生成回路
6 シリアル情報送受信部
7 SOH多重回路
21 受信情報抽出回路
22 シリアル制御情報生成回路
23 時分割切替制御回路
31 選択回路
32 選択情報抽出回路
33 タイミング生成回路
34 制御フレーム同期回路
40 分岐回路
70 切替情報抽出部
80,800 切替制御部
81,810 インタフェース部
82 共通部
83 信号処理部
811 系選択部

Claims (12)

  1. SDHデータ信号列のSOH内のK1K2バイトを用いた切替を行う回線切替装置であって、
    切替制御部と、現用インタフェース部と、予備インタフェース部と、を備え、
    前記切替制御部は、
    前記現用インタフェース及び前記予備インタフェース部から受信した第1のシリアル制御信号列に含まれる第1のブロック情報を基に、前記現用インタフェース部または前記予備インタフェース部の選択の識別を示す系選択情報を生成する切替制御手段と、
    システムの識別を示す制御対象情報と、切替の制御の有効性を示す制御有効情報と、前記SOHに多重する送信K1K2バイト情報と、前記系選択情報と、
    を含む第2のブロック情報を、前記現用インタフェース及び前記予備インタフェース部ごとに生成し、前記第2のブロック情報を1本のシリアル信号に多重して第2のシリアル制御信号列として送出する第2の送出手段とを備え、
    前記現用インタフェース及び前記予備インタフェース部は、
    前記切替制御部から受信する前記第2のシリアル制御信号列のフレーム同期が確立した場合に、前記SOHから抽出した受信K1K2バイトと、前記SDHデータ信号列の監視によるエラーを示すアラーム情報と、自インタフェース部の実装位置を示す実装状態情報と、前記フレーム同期の確立を示す検出有効情報と、を含む第1のブロック情報を生成し、前記第1のブロック情報を1本のシリアル信号上の前記実装位置に対応する位置に時系列多重して第1のシリアル制御信号列として切替制御部に送出する第1の送出手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする回線切替装置。
  2. 前記回線切替装置は、さらに信号処理部を備え、
    前記第2の送出手段は、前記信号処理部の前記第2のブロック情報を生成し、前記第2のシリアル制御信号列に多重して前記信号処理部に送出し、
    前記信号処理部は、受信した前記第2のブロック情報から前記信号処理部の前記制御有効情報を抽出し、前記抽出した前記制御有効情報の内容が有効であることを検出した場合のみ、前記現用インタフェース部又は前記予備インタフェース部から下流の装置に向けて出力されるSDHデータ信号列のいずれかを選択して前記下流の装置に向けて送出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回線切替装置。
  3. 前記回線切替装置は、さらに共通部を備え、
    前記第2の送出手段は、前記共通部が受信可能な前記第2のブロック情報を生成し、前記第2のシリアル制御信号列に多重して前記共通部に送出し、
    前記共通部は、受信した前記第2シリアル制御信号列から前記制御有効情報を抽出し、前記抽出した前記制御有効情報の内容が有効であることを検出した場合のみ、前記現用インタフェース及び前記予備インタフェース部が前記共通部に出力する前記SDHデータ信号列のうちいずれかを選択して前記上流の装置に対して出力する手段、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の回線切替装置。
  4. 前記現用インタフェース部及び前記予備インタフェース部は、さらに多重処理手段を備え、
    前記多重処理手段は、
    前記切替制御部から受信する前記第2のシリアル制御信号列のフレーム同期を確立し、前記実装状態情報に基づき生成されたタイミングに従い前記第2のシリアル制御信号列から自インタフェース部が被制御対象となる情報を抽出し、前記抽出した情報に基づき前記SOHの多重処理を行い、受信した前記第2シリアル制御信号列から前記抽出した情報の中で前記制御有効情報の内容が有効であることを検出した場合のみ前記SOHに多重する送信K1K2バイトの更新を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の回線切替装置。
  5. 前記第1のブロック情報は、前記現用または予備インタフェース部がサポートするインタフェース種別を含み、
    前記切替制御手段は、同一の前記アラーム情報を一定時間内に複数検出したことを、切替の判断に使用することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一に記載の回線切替装置。
  6. 前記第1のシリアル制御信号列は、前記第1のブロック情報を前記現用インタフェース及び前記予備インタフェース部毎に多重化していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の回線切替装置。
  7. SDHデータ信号列のSOH内のK1K2バイトを用いた切替を行う回線切替方法であって、
    切替制御部が、
    現用インタフェース部及び予備インタフェース部から受信した第1のシリアル制御信号列に含まれる第1のブロック情報を基に、前記現用インタフェース部または前記予備インタフェース部の選択の識別を示す系選択情報を生成し、
    システムの識別を示す制御対象情報と、切替の制御の有効性を示す制御有効情報と、前記SOHに多重する送信K1K2バイト情報と、前記系選択情報と、
    を含む第2のブロック情報を生成し、前記第2のブロック情報を1本のシリアル信号に多重して第2のシリアル制御信号列として、前記現用インタフェース部及び前記予備インタフェース部へ送出し、
    前記現用インタフェース部及び前記予備インタフェース部が、
    前記第2のシリアル制御信号列のフレーム同期が確立した場合に、前記SOHから抽出した受信K1K2バイトと、前記SDHデータ信号列の監視によるエラーを示すアラーム情報と、自インタフェース部の実装位置を示す実装状態情報と、前記フレーム同期の確立を示す検出有効情報と、を含む第1のブロック情報を生成し、前記第1のブロック情報を1本のシリアル信号上の前記実装位置に対応する位置に時系列多重して第1のシリアル制御信号列として前記切替制御部に送出する、
    ことを特徴とする回線切替方法。
  8. 前記切替制御部が、信号処理部により受信可能な前記第2のブロック情報を生成し、前記第2のシリアル制御信号列に多重して前記信号処理部に送出し、
    前記信号処理部が、受信した前記第2のブロック情報から前記制御有効情報を抽出し、前記抽出した前記制御有効情報の内容が有効であることを検出した場合のみ、前記現用インタフェース部又は前記予備インタフェース部から下流の装置に向けて出力されるSDHデータ信号列のいずれかを選択して前記下流の装置に向けて送出する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の回線切替方法。
  9. 前記切替制御部が、共通部により受信可能な前記第2のブロック情報を生成し、前記第2のシリアル制御信号列に多重して前記共通部へ送出し、
    前記共通部が、受信した前記第2シリアル制御信号列から前記制御有効情報を抽出し、前記抽出した前記制御有効情報の内容が有効であることを検出した場合のみ、前記現用インタフェース及び前記予備インタフェース部から前記共通部に出力される前記SDHデータ信号列のうちいずれかを選択して前記上流の装置に対して出力する、ことを特徴とする請求項7または8に記載の回線切替方法。
  10. 前記現用インタフェース部及び前記予備インタフェース部が、
    受信する前記第2のシリアル制御信号列のフレーム同期を確立し、前記実装状態情報に基づき生成されたタイミングに従い前記第2のシリアル制御信号列から自インタフェース部が被制御対象となる情報を抽出し、
    前記抽出した情報に基づき前記SOHの多重処理を行い、
    受信した前記第2シリアル制御信号列から前記抽出した情報の中で前記制御有効情報の内容が有効であることを検出した場合のみ前記SOHに多重する送信K1K2バイトの更新を行う、ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一に記載の回線切替方法。
  11. 前記第1のブロック情報は、前記現用または予備インタフェース部がサポートするインタフェース種別を含み、
    前記切替制御部は、同一の前記アラーム情報を一定時間内に複数検出したことを、切替の判断に使用することを特徴とする、請求項7乃至10のいずれか一に記載の回線切替方法。
  12. 前記第1のシリアル制御信号列は、前記第1のブロック情報を前記現用インタフェース及び前記予備インタフェース部毎に多重化していることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一に記載の回線切替方法。
JP2003060141A 2003-03-06 2003-03-06 回線切替装置及び回線切替方法 Expired - Fee Related JP4336791B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003060141A JP4336791B2 (ja) 2003-03-06 2003-03-06 回線切替装置及び回線切替方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003060141A JP4336791B2 (ja) 2003-03-06 2003-03-06 回線切替装置及び回線切替方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004274241A JP2004274241A (ja) 2004-09-30
JP4336791B2 true JP4336791B2 (ja) 2009-09-30

Family

ID=33122778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003060141A Expired - Fee Related JP4336791B2 (ja) 2003-03-06 2003-03-06 回線切替装置及び回線切替方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4336791B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004274241A (ja) 2004-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2337352C (en) Method and apparatus for signaling path restoration information in a mesh network
JP3126605B2 (ja) 通信システム
CA2096504C (en) Self-healing drop and insert communication network
KR100696176B1 (ko) Mpls lsp보호절체 장치 및 방법
EP0935357B1 (en) Terminal apparatus, device for detecting the mismatching of work/protection line bridging function in a synchronous communication network and the method
JPH0818592A (ja) 光学的スイッチングによるリング保護を有する光ファイバー伝送システム
JPH1023053A (ja) 非同期(pdh)サブネットワークを含む同期(sdh)ネットワークにおけるパス・スイッチ・リング制御装置
JPH08213965A (ja) Sdhネットワークにおける無線回線の救済方法及び無線装置
JP4855878B2 (ja) マルチリング・ネットワーク・システム
JP2988440B2 (ja) 端局装置
JP4336791B2 (ja) 回線切替装置及び回線切替方法
EP1076432B1 (en) Telecommunications system
JPH11266218A (ja) 位相制御装置及び位相制御方法
JP2531815B2 (ja) デジタル伝送網についてのデ―タの収集形成方法
JP2737639B2 (ja) 伝送路切替え制御システム
JP2001326620A (ja) スタンバイパスアクセス方法および装置
US6081535A (en) STM-16 network-node interface in an ATM switch and the fault diagnosing method thereof
JP3246473B2 (ja) パス切替制御システム及びパス切替制御方法
JP3226773B2 (ja) 複数のリングノードのうちの所定のリングノードに用いる方法とリングノード伝送システムにおいて通信回路を確定的にスケルチする方法
JP2003008533A (ja) Sdh伝送システムにおける回線切替方法
JPH11112388A (ja) 冗長伝送路を有しない通信システムの冗長系切り替え方法
JP2850827B2 (ja) 伝送路障害自動救済システム
JP2003348039A (ja) 冗長構成をとる通信システムおよび通信装置
JP3267527B2 (ja) パッケージ故障情報転送方式
JP2679675B2 (ja) ループ型伝送路における端末装置誤動作防止回路

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050310

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060216

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080204

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081201

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20090508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090526

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090608

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees