JP2002207286A - フィルム接合装置の位置合わせ方法およびそのための位置合わせ用ゲージ部材ならびにフィルム接合装置 - Google Patents

フィルム接合装置の位置合わせ方法およびそのための位置合わせ用ゲージ部材ならびにフィルム接合装置

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JP2002207286A
JP2002207286A JP2001001847A JP2001001847A JP2002207286A JP 2002207286 A JP2002207286 A JP 2002207286A JP 2001001847 A JP2001001847 A JP 2001001847A JP 2001001847 A JP2001001847 A JP 2001001847A JP 2002207286 A JP2002207286 A JP 2002207286A
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山 佳 弘 幸
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垣 勝 美 神
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H21/00Apparatus for splicing webs

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムの接合すべき端部同士を、接着テー
プによって相互に接合する際に、フィルムの位置合わせ
を正確にでき、スプロケット孔を、確実にかつ精度良く
穿設することができ、その穿設寿命も大幅に改善するこ
とができるフィルム接合装置を提供する。 【解決手段】 左右のフィルム案内スライドにそれぞれ
形成され、フィルムに形成されたスプロケット孔に係合
するように突設されたスプロケット案内ピンと係合する
案内スライド位置決め穴と、フィルム接合ダイスに形成
されたスプロケット穿孔用孔と対応するように形成さ
れ、穿孔用パンチ部材が嵌合するフィルム接合ダイス位
置決め穴とを備えた位置合わせ用ゲージ部材を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムの接合す
べき端部同士を、接着テープによって相互に接合するた
めのフィルム接合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、フィルム、例えば、電子部品
実装用フィルムキャリアテープ(TAB(Tape Automat
ed Bonding)テープ、T-BGA(Tape Ball Grid Arra
y)テープ、ASIC(Application Specific Integrate
d Circuit)テープなど)(以下、単に「フィルムキャ
リアテープ」と言う。)に対して、フィルムキャリアテ
ープの接合すべき端部同士を、または、フィルムキャリ
アテープとリールテープの端部同士を、接着テープによ
って相互に接合することが行われている。
【0003】すなわち、フィルムキャリアテープは、そ
の製造の際に、通常、1ロットの長さが110mの規格
でリールに巻かれて製造されているが、ユーザ仕様によ
っては、20〜40mの長さのフィルムキャリアテープ
が要求される場合があるため、1ロットを、例えば、3
つに切断して、その巻き始めと巻き終わりに、リードテ
ープを接合して、リールに巻装することが行われてい
る。
【0004】また、フィルムキャリアテープの製造の段
階中で、不良部分が見つかった場合には、不良部分を切
除した後、フィルムキャリアテープの端部同士を接合す
ることが行われている。いずれの場合にも、端部同士を
接着テープによって相互に接合しているが、このための
フィルム接合装置が、従来より、種々提案されている
(例えば、特開平06−079788号公報、特開平0
6−180493号公報、特公平06−026857号
公報、特公平06−041177号公報、ならびに特公
平07−102618号公報など参照)。
【0005】ところで、このようなフィルム接合装置と
しては、従来より、図22に示したような、片面スプラ
イサー方式と呼ばれるものがある。この片面スプライサ
ー方式のフィルム接合装置200では、下記のように操
作されるようになっている。すなわち、図22に示した
ように、予めカッター202で不要部分を切除したフィ
ルムキャリアテープ204の接合すべき切断端部206
同士を、ベース本体208上に配置したフィルム接合ダ
イス210に対して接近離反可能に構成された一対のガ
イド部材212、214の上に配置することによって、
これらのガイド部材212、214の接近により、ベー
ス本体208上に相互に突き合わせた状態で位置させ
る。その後、ベース本体208に備えられた接着テープ
216を巻装したロール218から、接着テープ216
を引き出して、フィルムキャリアテープ204の接合す
べき切断端部の突き合わせ部分220の上にその粘着剤
側を位置させる。
【0006】そして、基端がベース本体208に軸支さ
れ、ベース本体208に対して回動自在に設けられたス
プライスアーム222を、ベース本体208の上面に圧
下する。これにより、スプライスアーム222の下面に
装着された押えプレート224で、ガイド部材212、
214、およびフィルム接合ダイス210上のフィルム
キャリアテープ204、ならびに接着テープ216が押
えられて、接着テープ216がフィルムキャリアテープ
204の接合すべき切断端部の突き合わせ部分220に
接着される。
【0007】この際、図23に示したように、押えプレ
ート224の側部縁に形成されたパンチ穴226を介し
て、一対の穿孔用パンチ部材228が、押さえプレート
224から下方に突設して、フィルム接合ダイス210
に形成されたパンチ穿孔穴230と係合して、フィルム
キャリアテープ204と接着テープ216に同時にスプ
ロケット孔232が穿孔される。
【0008】これと同時に、スプライスアーム222
を、ベース本体208上の接合ダイス210に対して押
し下げた際に、押えプレート224の側方に設けられた
一対の接着テープ切断刃234が、押さえプレート22
4から下方に突設して、フィルム接合ダイス210の幅
方向端部236と係合して、接着テープ216がフィル
ムキャリアテープ204の幅方向の長さに切断されるよ
うになっている。
【0009】そして、このようにフィルムキャリアテー
プ204の片面に、接着テープ216が接着された後、
フィルムキャリアテープ204を、図23の矢印のよう
に、180°反転して裏返し、フィルムキャリアテープ
の裏面の接合端部にも、同様の操作によって、接着テー
プを接着することによって、接合作業が終了することに
なる。
【0010】しかしながら、このようにフィルムキャリ
アテープ204を180°反転して裏返しする煩雑な作
業が必要であり、歩留まりが低下することになる。ま
た、このように、フィルムキャリアテープ204を18
0°反転して裏返しする際に、フィルムキャリアテープ
に対して曲げ応力(捻り)がかかることになるので、フ
ィルムキャリアテープのデバイスホール部分に形成され
たインナーリードが折曲したり、損傷したりするおそれ
があり、デバイスをボンディングする際に支障をきたす
ことになる。
【0011】このため、従来より、図24に示したよう
な、両面スプライサー方式と呼ばれるフィルム接合装置
が開発されている。この両面スプライサー方式のフィル
ム接合装置200では、下記のように操作されるように
なっている。なお、上記の片面スプライサー方式の接合
装置200と同じ構成部材には、同じ参照番号を付して
いる。
【0012】すなわち、図24に示したように、ベース
本体208に備えられた接着テープ216を巻装したロ
ール218から、接着テープ216を引き出して、ベー
ス本体208上に配置したフィルム接合ダイス210上
を、その粘着剤側が上方に向くように横断させて、ベー
ス本体208上に設けられた接着テープ仮止め部材20
7のピン部材209に、接着テープ216の先端部分2
05を引っかけておく。
【0013】そして、図26に示したように、予めカッ
ター202で不要部分を切除したフィルムキャリアテー
プ204の接合すべき切断端部206同士を、ベース本
体208上に配置したフィルム接合ダイス210に対し
て接近離反可能に構成された一対のガイド部材212、
214の上に配置することによって、これらのガイド部
材212、214の接近により、ベース本体208の上
に相互に突き合わせた状態で、接着テープ216の粘着
剤側上に位置させる。
【0014】そして、図27に示したように、接着テー
プ仮止め部材207のピン部材209に引っかけておい
た接着テープ216の先端部分205を剥がして、接着
テープ折り返し部材201のピン部材203にて180
°折り返して、その粘着剤側が下方に向くようにして、
フィルムキャリアテープ204の接合すべき切断端部の
突き合わせ部分220の上に、フィルムキャリアテープ
204の幅方向に横断するようにして、その粘着剤側を
位置させる。
【0015】そして、図24に示したように、基端がベ
ース本体208に軸支され、ベース本体208に対して
回動自在に設けられたスプライスアーム222を、ベー
ス本体208の上面に圧下する。これにより、スプライ
スアーム222の下面に装着された押えプレート224
で、ガイド部材212、214、およびフィルム接合ダ
イス210上のフィルムキャリアテープ204、ならび
にフィルムキャリアテープ204の上下両面に位置する
接着テープ216が押えられて、接着テープ216がフ
ィルムキャリアテープ204の接合すべき切断端部の突
き合わせ部分220の両面に接着される。
【0016】この際、図23と同様に、押えプレート2
24の側部縁に形成されたパンチ穴226を介して、一
対の穿孔用パンチ部材228が、押さえプレート224
から下方に突設して、フィルム接合ダイス210に形成
されたパンチ穿孔穴230と係合して、フィルムキャリ
アテープ204と接着テープ216に同時にスプロケッ
ト孔232が穿孔される。
【0017】これと同時に、スプライスアーム222
を、ベース本体208上の接合ダイス210に対して押
し下げた際に、押えプレート224の側方に設けられた
一対の接着テープ切断刃234が、押さえプレート22
4から下方に突設して、フィルム接合ダイス210の幅
方向端部236と係合して、接着テープ216がフィル
ムキャリアテープ204の幅方向の長さに切断され接合
作業が終了することになる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
フィルム接合装置200を用いて、フィルムキャリアー
テープ204を接合する場合には、位置精度良く接合し
なければ、スプロケット孔232を基準にして位置合わ
せをして、ICなどの電子部品を実装しているので、フ
ィルムキャリアーテープ204に対して、後の工程で行
われるデバイスの実装作業などにおいて実装不良などの
問題が発生することになる。
【0019】このためには、フィルム接合装置200に
おいて、左右のガイド部材212、214を接近させ
て、フィルム接合ダイス210に対して左右のガイド部
材212、214を当接させ、フィルムキャリアテープ
204をベース本体208の上に相互に突き合わせた状
態で、フィルムキャリアテープ204の接合すべき切断
端部206同士が、ベース本体208上で幅方向および
長手方向に正確に相互に突き合わせた状態となる必要が
ある。
【0020】このような両面スプライサー方式のフィル
ム接合装置200では、左右のガイド部材212、21
4、およびフィルム接合ダイス210のベース本体20
8に対する位置合わせを行う際には、左右のガイド部材
212、214、およびフィルム接合ダイス210に形
成された締結ネジ部材212a、214a、210aを
緩めて人の目視で位置合わせを行い、締め付けている。
【0021】しかしながら、このような人の目視による
位置合わせ作業では、これらの左右のガイド部材21
2、214、およびフィルム接合ダイス210のベース
本体208に対する位置合わせを正確に行うことは困難
である。そのため、フィルムキャリアテープ204の接
合すべき切断端部206同士が、ベース本体208上で
幅方向および長手方向に正確に相互に突き合わせた状態
とならず、スプロケット孔232の間のピッチ間隔がず
れてしまい、スプロケット孔232を基準にして位置合
わせをして、ICなどの電子部品を実装しているので、
フィルムキャリアーテープ204に対して、後の工程で
行われるデバイスの実装作業などにおいて実装不良につ
ながることになる。
【0022】なお、上記のことは、片面スプライサーで
も同様な問題となっている。従って、本発明の目的とす
るところは、このような実情を考慮して、フィルムの接
合すべき端部同士を、接着テープによって相互に接合す
る際に、フィルムキャリアテープの接合すべき切断端部
同士を、ベース本体上で幅方向および長手方向に正確に
かつ精度良く相互に突き合わせた状態で位置合わせを行
うことができ、これにより、スプロケット孔を確実にか
つ精度良く穿設することができ、接合箇所に貼付した接
着テープにバリが発生することなく、確実にかつ精度良
くフィルムの幅方向の長さに切断することの可能なフィ
ルム接合装置の位置合わせ方法およびそのための位置合
わせ用ゲージ部材ならびにフィルム接合装置を提供する
ことを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述したよう
な従来技術における課題及び目的を達成するために発明
なされたものであって、本発明のフィルム接合装置の位
置合わせ方法は、被接合部材である2つのフィルムを案
内し、前記フィルムの接合端同士を当接させるように、
フィルム接合ダイスに対して相互に接近移動自在な左右
一対のフィルム案内スライドを備えたベース本体と、前
記ベース本体の基端部に、前記ベース本体に対して回動
可能に軸支されたスプライスアームと、前記スプライス
アームの下面に形成され、前記ベース本体上に案内され
たフィルムに対して押圧可能に構成された押さえプレー
トと、前記スプライスアームを、前記ベース本体上のフ
ィルムに対して傾倒した際に、前記押さえプレートから
前記フィルム接合ダイスに設けられたスプロケット穿孔
用孔内に係合するように下方に突設して、前記フィルム
と、フィルムの接合端を接着するように前記フィルムの
接合端にフィルムの幅方向に配置された接着テープと
に、同時にスプロケット孔を穿孔する一対の穿孔用パン
チ部材と、前記スプライスアームを、前記ベース本体上
のフィルムに対して傾倒した際に、前記押さえプレート
から下方に突設して、前記接着テープを前記フィルムの
幅方向の長さに切断する一対の接着テープ切断刃部材と
を備えたフィルム接合装置を用いてフィルムを接合する
際に、フィルム接合装置の位置合わせを行う方法であっ
て、前記左右のフィルム案内スライドにそれぞれ形成さ
れ、フィルムに形成されたスプロケット孔に係合するよ
うに突設されたスプロケット案内ピンと係合する案内ス
ライド位置決め穴と、前記フィルム接合ダイスに形成さ
れたスプロケット穿孔用孔と対応するように形成され、
穿孔用パンチ部材が嵌合するフィルム接合ダイス位置決
め穴とを備えた位置合わせ用ゲージ部材を用いて、前記
左右のフィルム案内スライドをフィルム接合ダイスに接
近当接させた状態で、前記左右のフィルム案内スライド
とフィルム接合ダイスをベース本体に締結しているそれ
ぞれの締結部材を緩め、この状態で、前記位置合わせ用
ゲージ部材の左右の案内スライド位置決め穴にそれぞ
れ、前記左右のフィルム案内スライドのスプロケット案
内ピンを嵌合させるとともに、前記フィルム接合ダイス
位置決め穴に、前記フィルム接合ダイスのスプロケット
穿孔用孔を合致させ、前記スプライスアームを、前記ベ
ース本体に対して傾倒して、前記押さえプレートから穿
孔用パンチ部材を突設してスプロケット穿孔用孔内に係
合させ、これにより、前記左右のフィルム案内スライド
と、フィルム接合ダイスのベース本体に対する仮位置決
めを行い、その後、前記位置合わせ用ゲージ部材を取り
外すとともに、前記左右のフィルム案内スライドとフィ
ルム接合ダイスをベース本体に締結しているそれぞれの
締結部材を締めて、前記左右のフィルム案内スライド
と、フィルム接合ダイスのベース本体に対する位置決め
を行うことを特徴とする。
【0024】また、本発明の位置合わせ用ゲージ部材
は、前記左右のフィルム案内スライドにそれぞれ形成さ
れ、フィルムに形成されたスプロケット孔に係合するよ
うに突設されたスプロケット案内ピンと係合する案内ス
ライド位置決め穴と、前記フィルム接合ダイスに形成さ
れたスプロケット穿孔用孔と対応するように形成され、
穿孔用パンチ部材が嵌合するフィルム接合ダイス位置決
め穴とを備えていることを特徴とする。
【0025】さらに、本発明のフィルム接合装置は、被
接合部材である2つのフィルムを案内し、前記フィルム
の接合端同士を当接させるように、フィルム接合ダイス
に対して相互に接近移動自在な左右一対のフィルム案内
スライドを備えたベース本体と、前記ベース本体の基端
部に、前記ベース本体に対して回動可能に軸支されたス
プライスアームと、前記スプライスアームの下面に形成
され、前記ベース本体上に案内されたフィルムに対して
押圧可能に構成された押さえプレートと、前記スプライ
スアームを、前記ベース本体上のフィルムに対して傾倒
した際に、前記押さえプレートから前記フィルム接合ダ
イスに設けられたスプロケット穿孔用孔内に係合するよ
うに下方に突設して、前記フィルムと、フィルムの接合
端を接着するように前記フィルムの接合端にフィルムの
幅方向に配置された接着テープとに、同時にスプロケッ
ト孔を穿孔する一対の穿孔用パンチ部材と、前記スプラ
イスアームを、前記ベース本体上のフィルムに対して傾
倒した際に、前記押さえプレートから下方に突設して、
前記接着テープを前記フィルムの幅方向の長さに切断す
る一対の接着テープ切断刃部材とを備えたフィルム接合
装置を用いてフィルムを接合するフィルム接合装置であ
って、前記左右のフィルム案内スライドにそれぞれ形成
され、フィルムに形成されたスプロケット孔に係合する
ように突設されたスプロケット案内ピンと係合する案内
スライド位置決め穴と、前記フィルム接合ダイスに形成
されたスプロケット穿孔用孔と対応するように形成さ
れ、穿孔用パンチ部材が嵌合するフィルム接合ダイス位
置決め穴とを備えた位置合わせ用ゲージ部材を、前記左
右のフィルム案内スライドとフィルム接合ダイスをベー
ス本体に対して位置決めする際に、前記スプロケット案
内ピンを案内スライド位置決め穴に係合させるととも
に、前記穿孔用パンチ部材をフィルム接合ダイス位置決
め穴に嵌合させることによって、前記左右のフィルム案
内スライドとフィルム接合ダイスに着脱自在に装着でき
るように構成したことを特徴とする。
【0026】このように、左右のフィルム案内スライド
をフィルム接合ダイスに接近当接させた状態で、左右の
フィルム案内スライドとフィルム接合ダイスをベース本
体に締結しているそれぞれの締結部材を緩める。この状
態で、位置合わせ用ゲージ部材の左右の案内スライド位
置決め穴にそれぞれ、左右のフィルム案内スライドのス
プロケット案内ピンを嵌合させるとともに、フィルム接
合ダイス位置決め穴に、フィルム接合ダイスのスプロケ
ット穿孔用孔を合致させる。そして、スプライスアーム
を、ベース本体上のフィルムに対して傾倒して、押さえ
プレートから穿孔用パンチ部材を突設してスプロケット
穿孔用孔内に係合させる。
【0027】これによって、左右のフィルム案内スライ
ドと、フィルム接合ダイスのベース本体に対する仮位置
決めを行うことができる。その後、位置合わせ用ゲージ
部材を取り外すとともに、左右のフィルム案内スライド
とフィルム接合ダイスをベース本体に締結しているそれ
ぞれの締結部材を締めることによって、左右のフィルム
案内スライドと、フィルム接合ダイスのベース本体に対
する位置決めを正確に精度良く行うことができる。
【0028】従って、フィルムの接合すべき端部同士
を、接着テープによって相互に接合する際に、フィルム
キャリアテープの接合すべき切断端部同士を、ベース本
体上で幅方向および長手方向に正確にかつ精度良く相互
に突き合わせた状態で位置合わせを行うことができる。
これにより、スプロケット孔を確実にかつ精度良く穿設
することができ、接合箇所に貼付した接着テープにバリ
が発生することなく、確実にかつ精度良くフィルムの幅
方向の長さに切断することが可能となる。
【0029】従って、本発明によって接合されたフィル
ムキャリアテープを用いて、ICなどの電子部品を実装
する際に、スプロケット孔のピッチが正確であるので、
フィルムキャリアーテープに対して、正確にデバイスの
実装作業が行え、実装不良などが発生することもない。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(実施例)について説明する。図1は、本
発明のフィルム接合装置の斜視図、図2は、図1のフィ
ルム接合装置のガイド部材の移動機構を説明する概略斜
視図、図3は、図1のフィルム接合装置の要部断面図、
図4は、図1のフィルム接合装置の要部拡大断面図、図
5は、図1のフィルム接合装置の要部分解斜視図、図6
は、図1のフィルム接合装置のパンチホルダー部材の正
面図、図7は、図6のパンチホルダー部材の下面図、図
8は、図6のパンチホルダー部材の側面図、図9は、図
1のフィルム接合装置の穿孔用パンチ部材の正面図、図
10は、図9の穿孔用パンチ部材の側面図、図11は、
図9の穿孔用パンチ部材の刃先尖端部の拡大斜視図であ
る。
【0031】図1に示したように、10は、全体で本発
明のフィルム接合装置を示している。フィルム接合装置
10は、ベース本体12と、このベース本体12の基端
部15に、ベース本体12に対して回動可能(傾倒可
能)にピボット軸16で軸支されたスプライスアーム1
8とを備えている。
【0032】ベース本体12には、その上面のほぼ中央
部分に横方向にフィルムガイド部20が設けられてい
る。このフィルムガイド部20には、左右一対のフィル
ム幅方向案内部材が22、24が設けられており、これ
らのフィルム幅方向案内部材22、24の間に、フィル
ムキャリアテープなどのフィルム30をその長手方向に
案内する一対のフィルム案内スライド26、28が、相
互に接近離反移動自在に設けられている。
【0033】また、これらの案内スライド26、28の
間には、ベース本体12に固着され、これらの案内スラ
イド26、28が両側から当接するフィルム接合ダイス
40が設けられている。図1および図2に示したよう
に、これらの案内スライド26、28には、フィルム3
0の幅方向の側縁部に長手方向に一定間隔離間して形成
されたスプロケット孔に係合する、それぞれ6つのスプ
ロケット案内ピン42が突設されている。
【0034】また、図2に示したように、これらの案内
スライド26、28はそれぞれ、スライドブラケット4
8、50上に固定されたベースブロック44、46に、
ネジなどの締結部材52、54を介して、着脱自在に固
定されている。そして、これらのスライドブラケット4
8、50の前端部には、LMガイドなどの案内部材5
6、58を介して、ベース本体12に相互に接近離反移
動可能に装着されている。
【0035】これらのスライドブラケット48、50の
間には、バネ部材60が介装されており、これにより、
スライドブラケット48、50が、相互に接近する方向
に付勢されている。これらのスライドブラケット48、
50の間には、略長楕円形状のカム部材62が、軸66
の周りを回転できるように設けられている。そして、こ
のカム部材の一端が、レバー部材64に連結されてい
る。このレバー部材64の前端部のハンドル部68が、
ベース本体12の前端に設けられた開口部70を介し
て、外部に突設されており、このハンドル部68を把持
して、レバー部材64を左右に移動させることによっ
て、カム部材62が回転するようになっている。
【0036】これにより、ハンドル部68を把持して、
レバー部材64を左に移動させることによって、カム部
材62の長手方向両端部62a、62bがそれぞれ、ス
ライドブラケット48、50に当接した際に、バネ部材
60に抗して、スライドブラケット48、50が相互に
離反する位置に移動するようになっている。これによ
り、案内スライド26、28が相互に最も離反する位置
(図2の実線で示した位置)に移動するようになってい
る。逆に、ハンドル部68を把持して、レバー部材64
を右に移動させることによって、カム部材62の長手方
向両端部62a、62bがそれぞれ、スライドブラケッ
ト48、50との当接が解除され、バネ部材60の付勢
力によって、スライドブラケット48、50が相互に接
近して、案内スライド26、28が、フィルム接合ダイ
ス40に当接する位置に移動するようになっている。こ
れにより、案内スライド26、28が相互に最も接近す
る位置(図2の一点鎖線で示した位置)に移動するよう
になっている。
【0037】また、これらの案内スライド26、28の
中央部分にはそれぞれ、接着テープ折り返し部材72、
74が固着されており、それぞれの先端部に、円盤状の
接着テープ幅方向案内部材76、78と、ピン部材76
a、78aとが設けられている。従って、前述したよう
にハンドル部68を把持して、レバー部材64を左右に
移動させることによって、これらの接着テープ折り返し
部材72、74が、相互に最も離反する位置(図2の実
線で示した位置)と、相互に最も接近する位置(図2の
一点鎖線で示した位置)との間で移動できるようになっ
ている。
【0038】また、ベース本体12の後方には、フィル
ム接合ダイス40に相当する位置に、接着テープ80を
巻装したロール82を、着脱自在にかつ回転可能に保持
する接着テープ保持部材84が設けられている。一方、
ベース本体12の前方には、フィルム接合ダイス40に
相当する位置に、接着テープ仮止め部材86が固着さ
れ、その先端部に仮止め用ピン部材88が形成されてい
る。
【0039】さらに、ベース本体12上には、フィルム
ガイド部20の両端部側方近傍に、フィルム案内スライ
ド26、28に対して傾倒可能に構成されたフィルム押
さえ部材90、92が設けられており、このフィルム押
さえ部材90、92の内側に形成されたフィルム当接部
94、96で、フィルム案内スライド26、28上に案
内されたフィルム30を押さえるように構成されてい
る。
【0040】また、ベース本体12の右端部には、フィ
ルム30を切断するためのカッター部材98が、ピボッ
ト軸100を中心に回動可能に設けられている。一方、
スプライスアーム18には、図1および図3に示したよ
うに、略矩形平板状のアーム本体部102と、パンチ・
カッターホルダー104と、スプライスアーム18をベ
ース本体12に対して傾倒操作するためのハンドル10
6とが備えられている。
【0041】また、図3に示したように、ハンドル10
6の基端部108は、軸111を介して、アーム本体部
102に対して揺動可能に構成され、これによりパンチ
・カッターホルダー104が上下方向に移動できるよう
になっている。また、ハンドル106は、アーム本体部
102に対して、スプリング(図示せず)により常に離
間する方向に付勢されており、これにより、そのレバー
部110の下方に連結されたパンチ・カッターホルダー
104が、上方向に常に付勢されている。
【0042】このパンチ・カッターホルダー104は、
図3および図4に示したように、パンチ・カッターホル
ダー本体112と、その下方にボルト114で固着され
たパンチホルダー部材116とを備えている。このパン
チホルダー部材116は、図4〜図8に示したように、
略直方体形状であり、その側面118、120の基端部
(上方部)が側方に外側に延設されて、フランジ部12
2、124が形成されている。そして、これらの側面1
18、120とフランジ部122、124で画成された
空間が、パンチ・カッター装着部126、128を形成
している。また、これらのフランジ部122、124の
上方部分が、さらに側方に外側に延設されて、カッター
当接部130、132を形成している。
【0043】このパンチホルダー部材116の側面11
8、120に当接するように、図3〜図5に示したよう
に、穿孔用パンチ部材134が配置されている。そし
て、これらの穿孔用パンチ部材134にボルト用開口部
136、138が形成され、これらのボルト用開口部1
36、138に対応して、パンチホルダー部材116の
側面118、120にボルトネジ孔140、142が形
成されている。これらのボルト用開口部136、138
を介して、ボルトネジ孔140、142に、締結ボルト
144を締め付けることにより、穿孔用パンチ部材13
4をパンチホルダー部材116の側面118、120に
当接するように、パンチ・カッター装着部126、12
8に着脱自在に固定されている。
【0044】この穿孔用パンチ部材134は、その下端
部に、フィルム30に形成されたスプロケット孔32に
対応するように設けられた複数の(図の実施例では、合
計6個の)一定間隔離間したパンチ刃部材146が突設
されている。このパンチ刃部材146の刃先先端部14
8は、刃先端部148が、フィルム30と接着テープ8
0とに最初に点接触で接触し徐々にその当接面積が増大
する形状の尖端部150を備えている。
【0045】このような刃先先端部148は、図11に
示したように、その矩形先端部を、相互に直角に交差す
る方向にV字形状にカットした四隅方向に向かって尖端
部150を有するような形状に形成している(図11の
c、d参照)。すなわち、刃先先端部148の尖端部1
50はそれぞれ、二つの三角形状のテーパー面152、
154と、2つの側面156、157で画成されて、そ
の頂部に尖端160が形成されおり、これにより、小さ
い面積(すなわち点接触)であるこの四隅の突端部、す
なわち尖端160から当接し始めて、徐々に大きい面積
へとV字形状にカットされたテーパー面152、154
で穿設されることになるので、その穿設能力に優れるこ
とになるとともに、刃先先端部148に余分な力が負荷
されずにスプロケット孔を穿設することができる。従っ
て、接着テープ80に、スプロケット孔を、確実にかつ
精度良く穿設することができるとともに、その穿設寿命
も大幅に改善されることになる。
【0046】また、このような刃先先端部148として
は、これ以外にも、図12に示したように、刃先端部
が、その矩形先端部を、V字形状にカットした二隅方向
に向かって2つの尖端部150を有するような形状に形
成することも可能である。すなわち、刃先先端部148
の尖端部150はそれぞれ、テーパー面151、152
を備え、その頂部に尖端160が形成されおり、これに
より、小さい面積(すなわち点接触)であるこの二隅の
突端部、すなわち尖端160から当接し始めて、徐々に
大きい面積へとV字形状にカットされたテーパー面15
1、152で穿設されることになる。したがって、この
形状でも、その穿設能力に優れることになるとともに、
刃先先端部148に余分な力が負荷されずにスプロケッ
ト孔を穿設することができる。従って、接着テープ80
に、スプロケット孔を、確実にかつ精度良く穿設するこ
とができるとともに、その穿設寿命も大幅に改善される
ことになる。
【0047】さらに、このような刃先先端部148とし
ては、これ以外にも、図13に示したように、その矩形
先端部を、斜めテーパ形状にカットした一隅方向に向か
って尖端部150を有するような形状に形成することも
できる。すなわち、刃先先端部148の尖端部150
は、テーパー面153を備え、その一方の頂部に尖端1
60が形成されおり、これにより、小さい面積(すなわ
ち点接触)であるこの一隅の突端部、すなわち尖端16
0から当接し始めて、他方の端部163に向かって、徐
々に大きい面積へとV字形状にカットされたテーパー面
153で穿設されることになる。したがって、この形状
でも、その穿設能力に優れることになるとともに、刃先
先端部148に余分な力が負荷されずにスプロケット孔
を穿設することができる。従って、接着テープ80に、
スプロケット孔を、確実にかつ精度良く穿設することが
できるとともに、その穿設寿命も大幅に改善されること
になる。
【0048】また、上記実施例では、パンチ刃部材14
の数を合計6個としたが、その数は、例えば、5個にす
るなど適宜変更可能である。このようにパンチホルダー
部材116の側面118、120に当接するように、パ
ンチ・カッター装着部126、128に固定された穿孔
用パンチ部材134の外側にそれぞれ、所定の厚さを有
する一対のスペーサ部材156が当接するように配置さ
れている。また、これらのスペーサ部材156の外側に
は、接着テープ切断刃部材158が当接配置されてい
る。さらに、この接着テープ切断刃部材158の外側に
は、切断刃押さえ部材161が配置されている。
【0049】そして、切断刃押さえ部材161に開口1
60aが設けられ、接着テープ切断刃部材158にスリ
ット開口158aが設けられ、スペーサ部材156に開
口156aが設けられ、穿孔用パンチ部材134に開口
134aがそれぞれ対応して設けられている。これによ
り、スペーサ部材156、接着テープ切断刃部材158
が、締め付けボルト162にて、これらの切断刃押さえ
部材161に設けた開口160a、接着テープ切断刃部
材158に設けたスリット開口158a、スペーサ部材
156に設けた開口156a、ならびに、穿孔用パンチ
部材134に設けた開口134aを介して、パンチホル
ダー部材116の側面118、120に形成した取り付
け用ネジ孔118a、120aに、着脱自在に固定され
ている。
【0050】なお、この際、接着テープ切断刃部材15
8の上端158bが、カッター当接部130、132に
当接するように、スリット開口158aの位置を調整し
て配置することによって、接着テープ切断刃部材158
の刃先158cが上下に斜めに傾斜して装着されること
が防止できるようになっている。また、スペーサ部材1
56には、穿孔用パンチ部材134に形成したボルト用
開口部136、138に対応した開口156aが設けら
れており、この開口156a内に、パンチホルダー部材
116の締結ボルト144の頭部が収容されるようにな
っている。
【0051】また、スプライスアーム18のアーム本体
部102の下面には、フィルムガイド部20の案内スラ
イド26、28とフィルム接合ダイス40の形状に概略
対応した形状の押さえプレート164が装着されてい
る。この押さえプレート164には、穿孔用パンチ部材
134のパンチ刃部材146が突出することのできるパ
ンチ刃用開口部164aが形成されている。そして、パ
ンチ刃部材146が、パンチ刃用開口部164aから突
出して、フィルム接合ダイス40に形成されたスプロケ
ット穿孔用孔40a内に嵌入するようになっている。
【0052】この場合、パンチホルダー部材116は、
切削加工などによって、その側面118、120の間の
距離Lが、精密に所定の寸法になるように作製されてお
り、これにより、この側面118、120に、順に当接
配置される穿孔用パンチ部材134、スペーサ部材15
6が、所定の幅を有するように予め設定されており、こ
れにより、穿孔用パンチ部材134、接着テープ切断刃
部材158の位置が正確に所定の位置に配置されるよう
になっている。
【0053】また、例えば、フィルムキャリアテープの
幅、35mm、48mm、70mmなどの寸法に応じて、
幅の異なった穿孔用パンチ部材134、スペーサ部材1
56を用意しておけば、これらの寸法の異なったフィル
ムにも使用することができる。図14は、本発明の位置
合わせ用ゲージ部材の平面図である。
【0054】図14に示したように、本発明の位置合わ
せ用ゲージ部材21は、ベースフィルムテープ本体12
のフィルムガイド部20に対応するように略矩形平板形
状のゲージ部材本体21aを備えている。このゲージ部
材本体21aの長手方向の略中央部分には、フィルム接
合ダイス40に形成されたスプロケット穿孔用孔40a
に対応するように、フィルム接合ダイス位置決め穴23
が形成されている。このフィルム接合ダイス位置決め穴
23には、穿孔用パンチ部材134のパンチ刃部材14
6が嵌合するようになっている。
【0055】また、位置合わせ用ゲージ部材21には、
左右の案内スライド26、28に突設されたスプロケッ
ト案内ピン42と係合する案内スライド位置決め穴2
5、27がそれぞれ形成されている、このようなフィル
ム接合ダイス位置決め穴23、および案内スライド位置
決め穴25、27の位置合わせ用ゲージ部材21におけ
る形成位置は、予め、設定された規格範囲内、例えば、
1/100mmの誤差となるように作製されている。この
場合、フィルム接合ダイス位置決め穴23の直径は、フ
ィルム接合ダイス40のスプロケット穿孔用孔40aと
同じ直径とし、案内スライド位置決め穴25、27の直
径は、スプロケット案内ピン42よりも僅かに大きくし
ている。
【0056】また、この位置合わせ用ゲージ部材21の
厚さは、特に限定されるものではないが、少なくともス
プロケット案内ピン42と係合するような厚さとなるよ
うに設定すればよい。さらに、位置合わせ用ゲージ部材
21の材質としては、金属製、合成樹脂製など特に限定
されるものではないが、一定の規格範囲内の精度を有す
るためには、例えば、SUSなどの金属製とするのが望
ましい。
【0057】このように構成される本発明の接合装置を
用いて、フィルムを接合する操作について、下記に説明
する。先ず、図16に示したように、ハンドル部68を
把持して、レバー部材64を右に移動させることによっ
て、案内スライド26、28を、フィルム接合ダイス4
0に当接する最も接近する位置(図2の一点鎖線で示し
た位置)に移動させる。これにより、左右のフィルム案
内スライド26、28をフィルム接合ダイス40に接近
当接させた状態となる。
【0058】そして、左右のフィルム案内スライド2
6、28とフィルム接合ダイス40をベース本体12に
締結しているそれぞれの締結部材52、53、54を緩
める。この状態で、図15および図17の矢印で示した
ように、位置合わせ用ゲージ部材21の左右の案内スラ
イド位置決め穴25、27にそれぞれ、左右のフィルム
案内スライド26、28のスプロケット案内ピン42を
嵌合させる(図18参照)。
【0059】また、位置合わせ用ゲージ部材21のフィ
ルム接合ダイス位置決め穴23に、フィルム接合ダイス
40のスプロケット穿孔用孔40aを合致させる(図1
8参照)。この状態で、図18の矢印で示したように、
スプライスアーム18のハンドル106を把持して、ス
プライスアーム18を押し下げる、すなわち、スプライ
スアーム18を、ベース本体12に対して傾倒する。こ
れにより、押さえプレート164から穿孔用パンチ部材
134を突設してスプロケット穿孔用孔40a内に係合
させて、左右のフィルム案内スライド26、28と、フ
ィルム接合ダイス40のベース本体12に対する仮位置
決めを行う(図18の実線参照)。
【0060】その後、位置合わせ用ゲージ部材21を取
り外すとともに、左右のフィルム案内スライド26、2
8とフィルム接合ダイス40をベース本体12に締結し
ているそれぞれの締結部材52、53、54を締めて、
左右のフィルム案内スライド26、28と、フィルム接
合ダイス40のベース本体12に対する正確な位置決め
を行う。
【0061】このように左右のフィルム案内スライド2
6、28と、フィルム接合ダイス40のベース本体12
に対する正確な位置決めを行った後、接合すべき一方の
フィルム30のスプロケット孔32を案内スライド28
のスプロケット案内ピン42に嵌合させて位置合わせを
して、ベース本体12の右端部からフィルム30の端部
を突出させて、カッター部材98を用いて、フィルム3
0不要部分を切除する。もう一方の接合すべきフィルム
30についても同様にして不要部分を切除する。
【0062】そして、ハンドル部68を把持して、レバ
ー部材64を左に移動させ案内スライド26、28が相
互に最も離反する位置(図2の実線で示した位置)に移
動した状態にておく。この状態で、図19に示したよう
に、ベース本体12に備えられた接着テープ80を巻装
したロール82から、接着テープ80を引き出して、ベ
ース本体12上に配置したフィルム接合ダイス40上
を、その粘着剤側が上方に向くように横断させて、ベー
ス本体128上に設けられた接着テープ仮止め部材86
のピン部材88に、接着テープ80の先端部分80aを
引っかけておく。
【0063】そして、接合すべきフィルム30のスプロ
ケット孔32を案内スライド26、28のスプロケット
案内ピン42に、それぞれ嵌合させ位置合わせをして、
ベース本体12上に配置した一対の案内スライド26、
28の上に配置する。次に、図20に示したように、ハ
ンドル部68を把持して、レバー部材64を右に移動さ
せることによって、案内スライド26、28を、フィル
ム接合ダイス40に当接する最も接近する位置(図2の
一点鎖線で示した位置)に移動させる。これによって、
接合すべき切断端部30a同士を、これらの案内スライ
ド26、28の接近により、フィルム接合ダイスの上に
相互に突き合わせた状態で、接着テープ80の粘着剤側
上に位置させる。
【0064】そして、図21に示したように、接着テー
プ仮止め部材86のピン部材88に引っかけておいた接
着テープ80の先端部分80aを剥がして、接着テープ
折り返し部材72、74のピン部材76a、78aにて
180°折り返して、その粘着剤側が下方に向くように
して、フィルム30の接合すべき切断端部の突き合わせ
部分30aの上に、フィルム30の幅方向に横断するよ
うにして、その粘着剤側を位置させる。
【0065】そして、フィルム押さえ部材90、92の
内側に形成されたフィルム当接部94、96で、フィル
ム案内スライド26、28上に案内されたフィルム30
を押さえる。この状態で、図3に示したように、スプラ
イスアーム18のハンドル106を把持して、スプライ
スアーム18を押し下げることによって、アーム本体部
102を、ベース本体12に対して接近する方向に回動
させる。これにより、アーム本体部102の下面に装着
された押さえプレート164が、フィルムガイド部20
の所定の位置に配置された、接合すべきフィルム30全
体を押さえつけて動かないようになっている。
【0066】さらに、スプライスアーム18のハンドル
106を押し下げることによって、ハンドル106の基
端部108が軸111を介して、スプリングに抗して、
アーム本体部102に対して下方に揺動して、そのレバ
ー部110の下方に連結されたパンチ・カッターホルダ
ー104が下方に移動する。これにともなって、パンチ
ホルダー部材116が下方に移動して、このパンチホル
ダー部材116の側面118、120に当接配置されて
固定された穿孔用パンチ部材134が下方に移動する。
これによって、穿孔用パンチ部材134のパンチ刃部材
146が押さえプレート164のパンチ刃用開口部16
4aから突出して、フィルム接合ダイス40に形成され
たスプロケット穿孔用孔40a内に嵌入することによっ
て、フィルム接合ダイス40上に配置されたフィルム3
0の接合部のスプロケット孔32の形状に合致したスプ
ロケット孔が接着テープ80に穿設される。
【0067】この際、前述のように、パンチ刃部材14
6の刃先先端部148その矩形先端部を、相互に直角に
交差する方向にV字形状にカットした四隅方向に向かっ
て尖端部150を有するような形状に形成している小さ
い面積(すなわち点接触)であるこの四隅の突端部、す
なわち尖端160から当接し始めて、徐々に大きい面積
へとV字形状にカットされたテーパー面152、154
で穿設されることになるので、その穿設能力に優れるこ
とになるとともに、刃先先端部148に余分な力が負荷
されずにスプロケット孔を穿設することができる。従っ
て、接着テープ80に、スプロケット孔を、確実にかつ
精度良く穿設することができるとともに、その穿設寿命
も大幅に改善されることになる。
【0068】また、この際、パンチホルダー部材116
が下方に移動する際に、このパンチホルダー部材116
の側面118、120に固定された穿孔用パンチ部材1
34の外側に、スペーサ部材156を介して固定された
接着テープ切断刃部材158も下方に移動する。これに
よって、接着テープ切断刃部材158が、押さえプレー
ト164から下方に突設して、接着テープ80がフィル
ム30の幅方向の長さに切断され、接合作業が終了する
ことになる。
【0069】この場合、パンチホルダー部材116は、
切削加工などによって、その側面118、120の間の
距離Lが、精密に所定の寸法になるように作製されてお
り、これにより、この側面118、120に、順に当接
配置される穿孔用パンチ部材134、スペーサ部材15
6が、所定の幅を有するように予め設定されており、こ
れにより、穿孔用パンチ部材134、接着テープ切断刃
部材158の位置が正確に所定の位置に配置されるよう
になっている。
【0070】従って、接着テープのバリが発生すること
なく、確実にかつ精度良くフィルムの幅方向の長さに切
断することが可能である。さらに、接着テープ切断刃部
材158を交換する際にも、締結部材である締め付けボ
ルト162を緩めるだけで、接着テープ切断刃部材15
8を、新しい接着テープ切断刃部材158または研ぎ直
した接着テープ切断刃部材158と交換できる。
【0071】また、穿孔用パンチ部材134を交換する
際にも、締結部材である締結ボルト144を緩めるだけ
で、新しい穿孔用パンチ部材134と容易に交換するこ
とができる。さらに、これらの部材を順にパンチホルダ
ー部材の端部に当接して、締結部材で固定すればよいの
で、その作業が容易で、精度よく所定の位置に配置で
き、交換後においても、接着テープのバリが発生するこ
となく、確実にかつ精度良くフィルムの幅方向の長さに
切断することが可能である。
【0072】なお、本発明の位置合わせ用ゲージ部材2
1を用いて、左右のフィルム案内スライド26、28
と、フィルム接合ダイス40のベース本体12に対する
正確な位置決めを行った後、本発明のフィルム接合装置
を用いて、フィルムキャリアテープを接合したところ、
30000回のショットにおいても、スプロケット孔の
穿設不良や、接着テープのはみ出しは発生せず、また、
インナーリードの曲がりも生じなかった。さらに、従来
の両面スプライサーを用いた場合に比較して、作業時間
も1/3)と非常に短縮できた。
【0073】なお、本発明では、パンチホルダー部材1
16と、その側面に配置した穿孔用パンチ部材134、
スペーサ部材156、および接着テープ切断刃部材15
8とで構成したが、これを、例えば、金型成形により一
体的に形成することも可能である。さらに、上記実施例
では、本発明の接合装置の一例を示したが、本発明は何
らこれに限定されるものではなく、上記実施例では、フ
ィルムキャリアテープ同士を接続する場合に適用した
が、フィルムキャリアテープとリードテープを接合する
場合にも、また、その他の映写フィルムなどのフィルム
の接合にも用いることも可能であり、さらには、従来の
片面スプライサー方式、両面スプライサー方式にも適用
できるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更
が可能である。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、左右のフィルム案内ス
ライドをフィルム接合ダイスに接近当接させた状態で、
左右のフィルム案内スライドとフィルム接合ダイスをベ
ース本体に締結しているそれぞれの締結部材を緩め、こ
の状態で、位置合わせ用ゲージ部材の左右の案内スライ
ド位置決め穴にそれぞれ、左右のフィルム案内スライド
のスプロケット案内ピンを嵌合させるとともに、フィル
ム接合ダイス位置決め穴に、フィルム接合ダイスのスプ
ロケット穿孔用孔を合致させ、そして、スプライスアー
ムを、ベース本体上のフィルムに対して傾倒して、押さ
えプレートから穿孔用パンチ部材を突設してスプロケッ
ト穿孔用孔内に係合させるようにしている。
【0075】これによって、左右のフィルム案内スライ
ドと、フィルム接合ダイスのベース本体に対する仮位置
決めを行うことができ、その後、位置合わせ用ゲージ部
材を取り外すとともに、左右のフィルム案内スライドと
フィルム接合ダイスをベース本体に締結しているそれぞ
れの締結部材を締めることによって、左右のフィルム案
内スライドと、フィルム接合ダイスのベース本体に対す
る位置決めを正確に精度良く行うことができる。
【0076】従って、本発明によれば、フィルムの接合
すべき端部同士を、接着テープによって相互に接合する
際に、フィルムキャリアテープの接合すべき切断端部同
士を、ベース本体上で幅方向および長手方向に正確にか
つ精度良く相互に突き合わせた状態で位置合わせを行う
ことができる。これにより、スプロケット孔を確実にか
つ精度良く穿設することができ、接合箇所に貼付した接
着テープにバリが発生することなく、確実にかつ精度良
くフィルムの幅方向の長さに切断することが可能とな
る。
【0077】従って、本発明によって接合されたフィル
ムキャリアテープを用いて、ICなどの電子部品を実装
する際に、スプロケット孔のピッチが正確であるので、
フィルムキャリアーテープに対して、正確にデバイスの
実装作業が行え、実装不良などが発生することもないな
ど幾多の顕著で特有な作用効果を奏する極めて優れた発
明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のフィルム接合装置の斜視図で
ある。
【図2】図2は、図1のフィルム接合装置のガイド部材
の移動機構を説明する概略斜視図である。
【図3】図3は、図1のフィルム接合装置の要部断面図
である。
【図4】図4は、図1のフィルム接合装置の要部拡大断
面図である。
【図5】図5は、図1のフィルム接合装置の要部分解斜
視図である。
【図6】図6は、図1のフィルム接合装置のパンチホル
ダー部材の正面図である。
【図7】図7は、図6のパンチホルダー部材の下面図で
ある。
【図8】図8は、図6のパンチホルダー部材の側面図で
ある。
【図9】図9は、図1のフィルム接合装置の穿孔用パン
チ部材の正面図である。
【図10】図10は、図9の穿孔用パンチ部材の側面図
である。
【図11】図11(A)は、図9の穿孔用パンチ部材の
刃先尖端部の拡大斜視図、図11(B)は、そのカット
状態を説明する拡大斜視図、図11(C)は、その上面
図である。
【図12】図12は、本発明の穿孔用パンチ部材の別の
実施例の刃先尖端部の拡大斜視図である。
【図13】図13は、本発明の穿孔用パンチ部材の別の
実施例の刃先尖端部の拡大斜視図である。
【図14】図14は、本発明の位置合わせ用ゲージ部材
の平面図である。
【図15】図15は、本発明の位置合わせ用ゲージ部材
を用いて位置合わせを行う状態を説明する斜視図であ
る。
【図16】図16は、本発明の位置合わせ用ゲージ部材
を用いて位置合わせを行う状態を説明する拡大断面図で
ある。
【図17】図17は、本発明の位置合わせ用ゲージ部材
を用いて位置合わせを行う状態を説明する拡大断面図で
ある。
【図18】図18は、本発明の位置合わせ用ゲージ部材
を用いて位置合わせを行う状態を説明する拡大断面図で
ある。
【図19】図19は、本発明の接合装置によるフィルム
の接合装置の接合状態を説明する部分拡大斜視図であ
る。
【図20】図20は、本発明の接合装置によるフィルム
の接合装置の接合状態を説明する部分拡大斜視図であ
る。
【図21】図21は、本発明の接合装置によるフィルム
の接合装置の接合状態を説明する部分拡大斜視図であ
る。
【図22】図22は、従来の片面スプライサー方式のフ
ィルム接合装置の斜視図である。
【図23】図23は、従来の片面スプライサー方式のフ
ィルム接合装置の接合状態を説明する部分拡大斜視図で
ある。
【図24】図24は、従来の両面スプライサー方式のフ
ィルム接合装置の斜視図である。
【図25】図25は、従来の両面スプライサー方式のフ
ィルム接合装置の接合状態を説明する部分拡大斜視図で
ある。
【図26】図26は、従来の両面スプライサー方式のフ
ィルム接合装置の接合状態を説明する部分拡大斜視図で
ある。
【図27】図27は、従来の両面スプライサー方式のフ
ィルム接合装置の接合状態を説明する部分拡大斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 フィルム接合装置 12 ベース本体 14 パンチ刃部材 15 基端部 16 ピボット軸 18 スプライスアーム 20 フィルムガイド部 21 位置合わせ用ゲージ部材 21a ゲージ部材本体 22 フィルム幅方向案内部材 23 フィルム接合ダイス位置決め穴 25、27 案内スライド位置決め穴 26、28 フィルム案内スライド 30 フィルム 30a 切断端部 32 スプロケット孔 40a スプロケット穿孔用孔 40 フィルム接合ダイス 42 スプロケット案内ピン 44 ベースブロック 48 スライドブラケット 52、53、54 締結部材 56 案内部材 60 バネ部材 62 カム部材 62a 長手方向両端部 64 レバー部材 66 軸 68 ハンドル部 70 開口部 72 部材 76a ピン部材 76 接着テープ幅方向案内部材 80 接着テープ 80a 先端部分 82 ロール 84 接着テープ保持部材 86 部材 88 仮止め用ピン部材 90、92 フィルム押さえ部材 94 フィルム当接部 98 カッター部材 100 ピボット軸 102 アーム本体部 104 パンチ・カッターホルダー 106 ハンドル 108 基端部 110 レバー部 111 軸 112 パンチ・カッターホルダー本体 114 ボルト 116 パンチホルダー部材 118 側面 118a ネジ孔 122 フランジ部 126 パンチ・カッター装着部 128 ベース本体 130 カッター当接部 134a 開口 134 穿孔用パンチ部材 136 ボルト用開口部140 ボルトネジ孔 144 締結ボルト 146 パンチ刃部材 148 刃先先端部 150 尖端部 152 テーパー面 155 接着テープ切断刃部材 156 スペーサ部材 156a 開口 156、157 側面 158a スリット開口 158b 上端 158c 刃先 158 接着テープ切断刃部材 160a 開口 160 尖端 161 切断刃押さえ部材 162 ボルト 164a パンチ刃用開口部 164 押さえプレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被接合部材である2つのフィルムを案内
    し、前記フィルムの接合端同士を当接させるように、フ
    ィルム接合ダイスに対して相互に接近移動自在な左右一
    対のフィルム案内スライドを備えたベース本体と、 前記ベース本体の基端部に、前記ベース本体に対して回
    動可能に軸支されたスプライスアームと、 前記スプライスアームの下面に形成され、前記ベース本
    体上に案内されたフィルムに対して押圧可能に構成され
    た押さえプレートと、 前記スプライスアームを、前記ベース本体上のフィルム
    に対して傾倒した際に、前記押さえプレートから前記フ
    ィルム接合ダイスに設けられたスプロケット穿孔用孔内
    に係合するように下方に突設して、前記フィルムと、フ
    ィルムの接合端を接着するように前記フィルムの接合端
    にフィルムの幅方向に配置された接着テープとに、同時
    にスプロケット孔を穿孔する一対の穿孔用パンチ部材
    と、 前記スプライスアームを、前記ベース本体上のフィルム
    に対して傾倒した際に、前記押さえプレートから下方に
    突設して、前記接着テープを前記フィルムの幅方向の長
    さに切断する一対の接着テープ切断刃部材とを備えたフ
    ィルム接合装置を用いてフィルムを接合する際に、フィ
    ルム接合装置の位置合わせを行う方法であって、 前記左右のフィルム案内スライドにそれぞれ形成され、
    フィルムに形成されたスプロケット孔に係合するように
    突設されたスプロケット案内ピンと係合する案内スライ
    ド位置決め穴と、 前記フィルム接合ダイスに形成されたスプロケット穿孔
    用孔と対応するように形成され、穿孔用パンチ部材が嵌
    合するフィルム接合ダイス位置決め穴とを備えた位置合
    わせ用ゲージ部材を用いて、 前記左右のフィルム案内スライドをフィルム接合ダイス
    に接近当接させた状態で、前記左右のフィルム案内スラ
    イドとフィルム接合ダイスをベース本体に締結している
    それぞれの締結部材を緩め、 この状態で、前記位置合わせ用ゲージ部材の左右の案内
    スライド位置決め穴にそれぞれ、前記左右のフィルム案
    内スライドのスプロケット案内ピンを嵌合させるととも
    に、 前記フィルム接合ダイス位置決め穴に、前記フィルム接
    合ダイスのスプロケット穿孔用孔を合致させ、 前記スプライスアームを、前記ベース本体に対して傾倒
    して、前記押さえプレートから穿孔用パンチ部材を突設
    してスプロケット穿孔用孔内に係合させ、これにより、
    前記左右のフィルム案内スライドと、フィルム接合ダイ
    スのベース本体に対する仮位置決めを行い、 その後、前記位置合わせ用ゲージ部材を取り外すととも
    に、前記左右のフィルム案内スライドとフィルム接合ダ
    イスをベース本体に締結しているそれぞれの締結部材を
    締めて、前記左右のフィルム案内スライドと、フィルム
    接合ダイスのベース本体に対する位置決めを行うことを
    特徴とするフィルム接合装置の位置合わせ方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフィルム接合装置の位
    置合わせ方法に用いるための位置合わせ用ゲージ部材で
    あって、 前記左右のフィルム案内スライドにそれぞれ形成され、
    フィルムに形成されたスプロケット孔に係合するように
    突設されたスプロケット案内ピンと係合する案内スライ
    ド位置決め穴と、 前記フィルム接合ダイスに形成されたスプロケット穿孔
    用孔と対応するように形成され、穿孔用パンチ部材が嵌
    合するフィルム接合ダイス位置決め穴とを備えているこ
    とを特徴とする位置合わせ用ゲージ部材。
  3. 【請求項3】 被接合部材である2つのフィルムを案内
    し、前記フィルムの接合端同士を当接させるように、フ
    ィルム接合ダイスに対して相互に接近移動自在な左右一
    対のフィルム案内スライドを備えたベース本体と、 前記ベース本体の基端部に、前記ベース本体に対して回
    動可能に軸支されたスプライスアームと、 前記スプライスアームの下面に形成され、前記ベース本
    体上に案内されたフィルムに対して押圧可能に構成され
    た押さえプレートと、前記スプライスアームを、前記ベ
    ース本体上のフィルムに対して傾倒した際に 、前記押さえプレートから前記フィルム接合ダイスに設
    けられたスプロケット穿孔用孔内に係合するように下方
    に突設して、前記フィルムと、フィルムの接合端を接着
    するように前記フィルムの接合端にフィルムの幅方向に
    配置された接着テープとに、同時にスプロケット孔を穿
    孔する一対の穿孔用パンチ部材と、 前記スプライスアームを、前記ベース本体上のフィルム
    に対して傾倒した際に、前記押さえプレートから下方に
    突設して、前記接着テープを前記フィルムの幅方向の長
    さに切断する一対の接着テープ切断刃部材とを備えたフ
    ィルム接合装置を用いてフィルムを接合するフィルム接
    合装置であって、 前記左右のフィルム案内スライドにそれぞれ形成され、
    フィルムに形成されたスプロケット孔に係合するように
    突設されたスプロケット案内ピンと係合する案内スライ
    ド位置決め穴と、 前記フィルム接合ダイスに形成されたスプロケット穿孔
    用孔と対応するように形成され、穿孔用パンチ部材が嵌
    合するフィルム接合ダイス位置決め穴とを備えた位置合
    わせ用ゲージ部材を、 前記左右のフィルム案内スライドとフィルム接合ダイス
    をベース本体に対して位置決めする際に、前記スプロケ
    ット案内ピンを案内スライド位置決め穴に係合させると
    ともに、前記穿孔用パンチ部材をフィルム接合ダイス位
    置決め穴に嵌合させることによって、前記左右のフィル
    ム案内スライドとフィルム接合ダイスに着脱自在に装着
    できるように構成したことを特徴とするフィルム接合装
    置。
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