JP2012169351A - 切断装置、および、切断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリアテープを正確なピッチで付き合わせ状態とする。
【解決手段】基体101と、第一テープ201の端部をテープ配置方向に沿って保持する第一保持手段115と、第一保持手段115に保持される第一テープ201の長手方向と第二テープ202の長手方向とが一直線上に配置されるように第二テープ202の端部を保持する第二保持手段125と、テープ配置方向に並べて配置される2枚の刃を有し、重ねた状態で配置される第一テープ201と第二テープ202とを切断する切断手段108とを備える。
【選択図】図1

Description

部品実装機に供給する部品を一列に保持するキャリアテープを継ぎ足す際に用いられる切断装置、および、切断方法に関し、使用中のキャリアテープの末端部と新しいキャリアテープの先端部とを付き合わせ状態とする切断装置、および、切断方法に関する。
基板に部品を装着して実装基板を製造するには、マウンタ−などと称される部品実装機が用いられている。この部品実装機は、部品供給部に供給される部品を吸着状態で保持し、搬送し、基板に装着することにより基板に部品を装着している。
このような部品実装機に小型の部品を供給するには、キャリアテープと称される部材が用いられている(図8参照)。このキャリアテープ200とは、紙(いわゆる紙テープとなる)、樹脂フィルム(いわゆるエンボステープとなる)などで形成された細長い帯状の部材であり、部品210を収容する小さなくぼみ状の収容部214が長手方向に一列に配置された立体的なベーステープ215と、収容部214の開口をカバーする平面的なカバーテープ213とで構成されている。また、キャリアテープ200には、収容部214の位置を正確に割り出し、収容部214を正確な長さだけ送り出すためのガイド孔216が、長手方向に一列に並んで、収容部214の側方に設けられている。
前記キャリアテープ200は、所定数部品210を供給するために送られていくと、最終的にはキャリアテープ200の部品が収納されていない末端部に到達することになる。部品実装機の実装作業を停止せずに操業を維持しようとする場合は、キャリアテープ200の末端に、次の新しいキャリアテープ200の始端を継ぎ合わせるいわゆるスプライシング処理が行われる。
前記スプライシング処理においては、継ぎ合わせた部分で収容部214のピッチ(ガイド孔216のピッチ)が変わってしまうと、収容部214から部品210が取り出せなくなる、あるいは部品210の取り出し精度低下するなど部品実装機の操業に支障を来すこととなる。
そこで、特許文献1には、キャリアテープの末端と新しいキャリアテープの始端とをそれぞれ所定の位置で切断できる装置と、切断されたキャリアテープと新しいキャリアテープとをガイド孔で位置合わせされた突き合わせ状態で保持し、突き合わせ部分の表と裏とをそれぞれ貼着部材で貼り付けることのできる回転機構とを備えた装置が記載されている。
特開平1−309399号公報
ところが、特許文献1に記載の装置は、突き合わせ状態のキャリアテープを保持したまま、面を反転させる機構などを備えており、装置が複雑化して装置全体の重量も増加するため、部品実装機が設置されている現場において容易にスプライシング処理を行うことが困難である。
そこで、図9に示すように、治具などを用いて二本のキャリアテープ201、202が重ね合わされた状態となるように保持し、重ね合わされた部分で二本のキャリアテープ201、202をカッター300等で一括して切断することにより、キャリアテープを突き合わせ状態とする技術が提案されている。
しかしながら当該技術では、少なくとも一方のキャリアテープが曲がった状態のまま切断されるため、キャリアテープ200が切断位置よりも他のキャリアテープ200側に屈曲した部分の長さAに対応する長さだけ突出してしまうこととなる。つまり、切断後においてもキャリアテープ200同士がわずかながら重なった状態となり、この状態のまま無理に突き合わせ状態を創出すると、付き合わされた部分において収容部のピッチが変わることになる。つまり、新しいキャリアテープがわずかにずれた状態で継ぎ足されることとなり、その後の部品実装機の操業に不具合が生じる可能性が高まる。
また、2本のキャリアテープ201、202を個別に切断する方法もあるが、切断後に収容部のピッチを合わせた突き合わせ状態を創出しなければならず作業が煩雑となってしまう。特に、幅が細いキャリアテープ200や、吸着位置精度が部品の実装精度に影響しやすい微小チップ部品を保持するキャリアテープ200や、深さが深い収容部を備えるキャリアテープ200は上述の影響が出やすいため、作業がより煩雑となる。
本願発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、収容部のピッチを正確に維持したキャリアテープの突き合わせ状態を、簡単な操作で創出することのできる切断装置、および、切断方法の提供を目的としている。
上記目的を達成するために、本願発明にかかる切断装置は、部品実装機に供給する部品を保持するキャリアテープである第一テープの長手方向の端部と第二テープの長手方向の端部とをテープ配置方向に沿った突き合わせ状態で貼着部材により貼り合わせる際に用いられる切断装置であって、基体と、前記基体に設けられ、第一テープの端部をテープ配置方向に沿って保持する第一保持手段と、前記基体に設けられ、前記第一保持手段に保持される第一テープの長手方向と第二テープの長手方向とが一直線上に配置されるように第二テープの端部を保持する第二保持手段と、テープ配置方向と交差する方向に延びて配置される刃をテープ配置方向に並べて2枚有し、前記第一保持手段と前記第二保持手段との間に重ねた状態で配置される第一テープと第二テープとを切断する切断手段と、前記基体の前記第一保持手段と前記第二保持手段との間に設けられ、前記刃の押付力に抗する力を第一テープと第二テープとに付与して切断を補助する補助面部とを備えることを特徴とする。
これによれば、第一テープと第二テープとを一直線上に並んだ状態で保持し、厚さ方向に重ね合わされた第一テープと第二テープとをテープ配置方向に並んだ2枚の刃で同時に切断することが可能となる。つまり、第一テープの端部と第二テープの端部とを並んだ2枚の刃の間隔に対応した長さが、屈曲した部分を切断することによって発生する長さ以上とすることができ、第一テープと第二テープとの正確な突き合わせ状態を創出することが可能となる。
さらに、前記基体の表面に設けられ、第一テープのトップテープの平面状の表面が面接触状態で配置される平面を有する第一面部と、第一テープのガイド孔と係合し、前記第一面部における第一テープの位置を決定する第一係合部と、前記基体の表面に設けられ、第二テープのトップテープの平面状の表面が面接触状態で配置され、前記第一面部と同じ平面内に配置される平面を有する第二面部と、第二テープのガイド孔と係合し、前記第二面部における第二テープの位置を決定する第二係合部とを備えてもかまわない。
これによれば、基体に設けられる面とキャリアテープの面とを当接させた状態で保持することができるため安定してキャリアテープを保持することがでる。また、ガイド孔に係合した状態でキャリアテープを保持することができるため、収容部のピッチを正確に維持した状態でキャリアテープを保持することができる。以上のような位置関係を維持したままキャリアテープを切断することができるため、位置関係の正確な突き合わせ状態を創出することが可能となる。
また、上記目的を達成するために、本願発明にかかる切断方法は、部品実装機に供給する部品を保持するキャリアテープである第一テープの長手方向の端部と第二テープの長手方向の端部とをテープ配置方向に沿った突き合わせ状態で貼着部材により貼り合わせる際に用いられる切断方法であって、基体に設けられる第一保持手段により第一テープの端部をテープ配置方向に沿って保持する第一保持ステップと、前記基体に設けられる第二保持手段により、前記第一保持手段に保持される第一テープの長手方向と第二テープの長手方向とが一直線上に配置されるように第二テープの端部を保持する第二保持ステップと、テープ配置方向と交差する方向に延びて配置される刃をテープ配置方向に並べて2枚有する切断手段により、前記第一保持手段と前記第二保持手段との間に重ねた状態で配置される第一テープと第二テープとを切断する切断ステップとを含むことを特徴としている。
これによれば、第一テープと第二テープとを一直線上に並んだ状態で保持し、厚さ方向に重ね合わされた第一テープと第二テープとをテープ配置方向に並んだ2枚の刃で同時に切断することが可能となる。つまり、第一テープの端部と第二テープの端部とを並んだ2枚の刃の間隔に対応した長さが、屈曲した部分を切断することによって発生する長さ以上とすることができ、第一テープと第二テープとの正確な突き合わせ状態を創出することが可能となる。
本願発明によれば、スプライシング処理において、使用中のキャリアテープの末端と新しいキャリアテープの先端との正確な位置関係の突き合わせ状態を創出することが可能となる。
図1は、キャリアテープが基体に配置された切断前の状態の切断装置の外観を示す斜視図である。 図2は、切断装置の外観を示す斜視図である。 図3は、切断手段が備える刃部を示す斜視図である。 図4は、キャリアテープの切断状態を断面で示す正面図である。 図5は、切断後の突き合わせ状態のキャリアテープを示す正面図である。 図6は、接続作業状態の切断装置を示す斜視図である。 図7は、切断手段が備える他の態様の刃部を示す斜視図である。 図8は、キャリアテープを模式的に示す斜視図である。 図9は、従来の切断状態を断面で示す正面図である。
次に、本願発明に係る切断装置、および、切断方法の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係る切断装置、および、切断方法の一例を示したものに過ぎない。従って本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。
図1は、キャリアテープが基体に配置された切断前の状態の切断装置の外観を示す斜視図である。
図2は、切断装置の外観を示す斜視図である。
これらの図に示すように、切断装置100は、部品実装機に供給する部品を保持するキャリアテープ200である第一テープ201の長手方向の端部と第二テープ202の長手方向の端部とをテープ配置方向(テープの長手方向であるY軸方向)に沿った突き合わせ状態で貼着部材203により貼り合わせる際に用いられる装置であって、基体101と、第一保持手段115と、第二保持手段125と、切断手段108と、補助面部102とを備えている。
ここで図8に示すように、第一テープ201や第二テープ202等のキャリアテープ200は、リール212に巻き付けられた状態で供給される長尺帯状の部材であり、トップテープ213と、収容部214が設けられるベーステープ215と、キャリアテープ200の厚さ方向に貫通するキャリアテープ200の送りの位置決め孔であるガイド孔216とを備えている。
ベーステープ215は、キャリアテープ200の基礎となる部材であり、部品を収容する収容部214を形成できる程度の厚み、または、キャビティー214を形成するエンボス形状を形成できる程度の厚みを備えている。
収容部214は、部品を収容するためにベーステープ215に設けられる空間(凹陥)であり、ポケットやキャビティーなどと称される場合もある。収容部214は、キャリアテープ200の長手方向に一列で等間隔に設けられている。
トップテープ213は、収容部214内に部品を保持しておくための部材であり、表面は平面を形成しうる平坦な形状となっている(キャリアテープ200は、可撓性があるため、常に平面であるわけではない。)。トップテープ213は、部品実装機に部品を供給する直前にテープフィーダによってベーステープ215から剥がされるものとなっている。
ガイド孔216は、キャリアテープ200の長手方向に等間隔に並べて設けられる孔であり、ガイド孔216にテープフィーダのスプロケットなどを噛み合わせることで、キャリアテープ200を正確なピッチで送ることができるものとなっている。なお、図8中において、ガイド孔216は、ベーステープ215の先端部にのみ記載し、他の部分の記載は省略されている。実際には、キャリアテープ200の長手方向全体にわたってガイド孔216は設けられている。
基体101は、切断装置100の基本構造体である。本実施の形態の場合、基体101は、片手で把持し携帯することのできる大きさ、および、重さの矩形板状の部材であり、基体101の幅方向(X軸方向)の他端部は例えば把持部として機能している。具体的な大きさとしては、テープ配置方向(Y軸方向)の長さは40mm以上であることが望ましい。これは、切断を実行中、一直線上に配置される第一テープ201と第二テープ202とを安定して保持し続けるために必要と考えられる。一方、上限は特に限定されるわけではないが、片手で携帯すること等を考慮すれば200mm以下が望ましく、100mm以下が好適と考えられる。テープ配置方向と交差するテープの幅方向であるX軸方向の基体101の長さは、一端部で幅が4mm程度のキャリアテープ200を保持し、他端部で把持することを考慮すれば30mm程度の長さが望ましい。
第一保持手段115は、基体101に設けられ、第一テープ201の端部をテープ配置方向に沿って保持するものである。本実施の形態の場合、第一保持手段115は、第一テープ201のガイド孔216が設けられている部分を基体101の表面と挟むことによって第一テープ201を保持している。また、第一保持手段115は、基体101に対して回転可能に取り付けられており、図2に示すように、第一保持手段115を回転させることで、第一テープ201の保持状態を解除することができるものとなっている。
第二保持手段125は、基体101に設けられ、第一保持手段115に保持される第一テープ201の長手方向と第二テープ202の長手方向とが一直線上に配置されるように第二テープ202の端部を保持するものである。本実施の形態の場合、第二保持手段125は、第二テープ202のガイド孔216が設けられている部分を基体101の表面と挟むことによって第二テープ202を保持している。また、第二保持手段125は、第一保持手段115と同様に、基体101に対して回転可能に取り付けられており、第二保持手段125を回転させることで、第二テープ202の保持状態を解除することができるものとなっている。
以上のように、第一テープ201や第二テープ202のガイド孔216の近傍部分のみを挟むことによって、ベーステープ215の収容部214を回避してキャリアテープ200を切断装置100に保持することができ、保持した状態で切断装置100を動かしても、安定してキャリアテープ200を保持し続けることが可能となる。
また、第一保持手段115や第二保持手段125を回転させることにより、キャリアテープ200の保持と解除とを切り換えできるものとすることで、片手で切断装置100を保持し、他方の片手のみでキャリアテープ200を取り付ける場合でも、作業をスムーズに行うことが可能となる。
なお、第一保持手段115や第二保持手段125は、上記に限定されるわけではない。例えば、付勢力によってキャリアテープ200を保持する弾性部材やプレートのような機構を基体101に取り付けてもかまわない。また、キャリアテープ200の収容部214を潰した状態で保持してもよく、収容部214を跨いだ状態でキャリアテープ200の幅方向の両端部側を挟持してもかまわない。
また、基体101は、本実施の形態では一体型のように説明しているが、これに限定されるわけではなく複数の部材により基体101が構成されていても良い。
切断手段108は、第一保持手段115と第二保持手段125との間に重ねた状態で配置される第一テープ201と第二テープ202とを切断するものである。本実施の形態の場合、切断手段108は、基体101に対してスライド(X軸方向)可能である。また、切断手段108は、重ねられたキャリアテープ200を超える程度に基体101から離れた位置に付勢手段(図示せず)により配置されており、切断手段108を基体101方向に押しつけることにより、先端部に設けられた刃182により第一テープ201、および、第二テープ202を切断するものとなっている。
図3は、切断手段が備える刃部を示す斜視図である。
同図に示すように刃部181は、切断手段108の先端部に設けられており、テープ配置方向(Y軸方向)と交差する方向(X軸方向)に延びて配置される刃182をテープ配置方向に並べて2枚有している。また、2枚の刃182の間には、刃182の配置間隔を決定する調整板183が配置されている。
以上のような刃部181を備えることで切断手段108は、図4に示すように、第一テープ201を長手方向に2箇所、第二テープ202を長手方向に2箇所同時に切断するものとなっている。
補助面部102は、第一保持手段115と第二保持手段125との間に設けられ、刃部181の押付力に抗する力を第一テープ201と第二テープ202とに付与して切断を補助する基体101の部分である。本実施の形態の場合、補助面部102は、第一テープ201と第二テープ202とを切断後、貼着部材(図示せず)が面接触状態で配置される部分としても機能する。従って、補助面部102のテープ配置方向(Y軸方向)における長さ(第一保持手段115と第二保持手段125との間隔)は、貼着部材203を配置しうる長さを有している。具体的に補助面部102の長さは、10mm以上100mm以下の範囲から選択されることが望ましい。10mm以下の場合、貼着部材203による貼付強度が確保できない恐れが高く、100mmより長くなると切断装置100の携帯性が損なわれるためである。望ましくは、20mm以上、60mmの範囲で選択される。
また、第一テープ201と第二テープ202とを重ねた状態で切断するように、2枚の刃で構成された刃部181が当接する補助面部102の領域に、2枚の刃の切断ばらつきを吸収する切断受部102aを配置してもよい。切断受部102aは、弾性変形する部材で構成されており、例えばシリコンやウレタンなどの樹脂材料で形成される。これにより重ねられたキャリアテープ200の少なくとも一方が補助面部102の平面に対して曲がった状態であっても、2枚の刃の刃部181により重ねられたキャリアテープ200を同時により確実に切断することが可能となる。
本実施の形態の場合、切断装置100はさらに、第一面部112と、第一係合部113と、第一ガイド部114と、第二面部122と、第二係合部123と、第二ガイド部124とを備えている。
第一面部112は、図2に示すように、基体101の表面に設けられ、第一テープ201のトップテープ213の平面状の表面が面接触状態で配置できる部分である。本実施の形態の場合、第一面部112は、基体101と一体であって基体101のZ軸方向の一端面の一部を占める領域であり、基体101の他の部分と区別がつくものではない。より具体的には、第一係合部113と第一ガイド部114との間に挟まれる領域を含む領域が第一面部112となる。
第二面部122は、基体101の表面に設けられ、第二テープ202のトップテープ213の平面状の表面が面接触状態で配置できる部分であって、第一面部112と同じ平面内に配置される平面を有している。本実施の形態の場合、第二面部122は第一面部112と同様に、基体101のZ軸方向の一端面の一部を占める領域であり、基体101の他の部分と区別がつくものではない。より具体的には、第二係合部123と第二ガイド部124との間に挟まれる領域を含む領域が第二面部122となる。
なお、第一面部112、および、第二面部122は、基体101と一体である必要は無く、他の部材からなる第一面部112、および、第二面部122を基体101に取り付けるものでもかまわない。また、基体101の他の面から第一面部112、および、第二面部122が突出、または、陥没していてもかまわない。
第一係合部113は、第一テープ201のガイド孔216と係合し、第一面部112における第一テープ201の位置を決定する部材である。本実施の形態の場合、第一係合部113は、ガイド孔216の孔径とほぼ同じ直径を有するピンであり、ガイド孔216のピッチに対応した間隔をおいて第一面部112から突出した状態で取り付けられた2本のピンで構成されている。また、第一係合部113である2本のピンは、テープ配置方向(Y軸方向)に沿って並んで設けられている。
第二係合部123は、第二テープ202のガイド孔216と係合し、第二面部122における第二テープ202の位置を決定する部材である。本実施の形態の場合、第二係合部123は、第一係合部113と同様に、ガイド孔216の孔径とほぼ同じ直径を有するピンであり、ガイド孔216のピッチに対応した間隔をおいて第二面部122から突出した状態で取り付けられた2本のピンで構成されている。また、第二係合部123である2本のピンは、テープ配置方向(Y軸方向)に沿って並んで設けられている。さらに、第一係合部113と第二係合部123のピンの間隔は、ガイド孔216のピッチの整数倍となっている。
なお、第一係合部113や第二係合部123は、ピンばかりでなく、スプロケット等の可動機構を備えるものであっても良い。
第一ガイド部114は、第一面部112に配置される第一テープ201の幅方向の端縁と当接し、第一テープ201の長手方向をテープ配置方向(Y軸方向)に沿わせる部材である。本実施の形態の場合、第一ガイド部114は、テープ配置方向に沿って延び、第一面部112の外縁に当接状態で、第一面部112よりも突出する凸形状の突条であり、第一テープ201の幅方向の端縁と当接して第一テープ201をガイドしている。
第二ガイド部124は、第二面部122に配置される第二テープ202の幅方向の端縁と当接し、第二テープ202の長手方向をテープ配置方向(Y軸方向)に沿わせ、第一テープ201と第二テープ202とを一直線上に配置する部材である。本実施の形態の場合、第二ガイド部124は、テープ配置方向に沿って延び、第二面部122の外縁に当接状態で、第二面部122よりも突出する凸形状の突条であり、第二テープ202の幅方向の端縁と当接して第二テープ202をガイドしている。
なお、第一ガイド部114、および、第二ガイド部124は、突条である必要は無く、第一テープ201や第二テープ202の端縁と当接する壁を備えていればよい。例えば、第一面部112、および、第二面部122が溝の底面であった場合、溝の側壁が第一ガイド部114や第二ガイド部124として機能する。また、第一ガイド部114や第二ガイド部124は、第一テープ201や第二テープ202の端縁と連続的に当接する必要は無く、断続的に当接した状態で第一テープ201や第二テープ202をガイドしてもかまわない。
次に、上記切断装置100の使用方法を説明する。
まず、第一保持手段115と第二保持手段125とを図2に示すような状態となるように回転する。
次に、第一テープ201をトップテープ213の凸部が無く平坦面に対して実質的な平面形状になる表面が第一面部112に当接するように配置する。この際、第一テープ201のガイド孔216が第一係合部113に係合し、第一テープ201の幅方向の端縁が第一ガイド部114に当接する状態とする。さらに、第一テープ201の長手方向の端縁は、補助面部102の中間位置を超えて第二面部122側に突出する状態とする。
次に、第一保持手段115を回転させ前記状態の第一テープ201を保持する。
次に、第二テープ202をトップテープ213の凸部が無く平坦面に対して実質的な平面形状になる表面が第二面部122に当接するように配置する。この際、第二テープ202のガイド孔216が第二係合部123に係合し、第二テープ202の幅方向の端縁が第二ガイド部124に当接する状態とする。これにより、第一テープ201と第二テープ202とが一直線上に配置される。さらに、第二テープ202の長手方向の端縁は、補助面部102の中間位置を超えて第一面部112側に突出する状態とする。これにより第一テープ201の長手方向の端部と第二テープ202の長手方向の端部が重なった状態となる。
次に、第二保持手段125を回転させ前記状態の第二テープ202を保持する。以上により図1に示すような状態となる。
次に、切断手段108を第一テープ201と第二テープ202とが重なった部分にまでスライドさせ、切断手段108を補助面部102に対して押しつけることにより一度の操作で第一テープ201と第二テープ202とを切断する。以上により、補助面部102と切断手段108とで第一テープ201と第二テープ202とを挟み込むようにして容易に切断することができる。さらに切断前において図4に示すように、第一テープ201と第二テープ202とを位置決めした状態で第二テープ202が反った状態のまま切断したとしても、第一テープ201を長手方向に2箇所、第二テープ202を長手方向に2箇所同時に切断するため、図5に示すように、第一テープ201と第二テープ202とが当接することなくわずかに距離が離れた付き合わせ状態を安定して創出することができる。つまり、切断手段108がテープ配置方向に近接状態で並んで配置される2枚の刃182を備えているため、切断によって突き合わせ状態の第一テープ201と第二テープ202との間に刃の間隔に対応した隙間が創出される。当該隙間により、第二テープ202が反った状態で切断された際の余分な長さを吸収し、第一テープ201と第二テープ202とが干渉しあってそりが発生するなどの不具合を回避することが可能となる。
次に、図6に示すように、第一テープ201、および、第二テープ202と補助面部102との間に貼着部材203を挿入する。この際、リール212に巻き付けられていた第一テープ201や第二テープ202には巻癖がついている場合が多く、トップテープ213の表面が補助面部102側に配置されている第一テープ201や第二テープ202は、補助面部102から遠ざかる方向に若干反った状態で切断装置100に保持されている。従って、貼着部材203を容易に挿入することが可能となる。
次に、挿入された貼着部材203と第一テープ201、および、第二テープ202を押圧することにより、第一テープ201と第二テープ202とをトップテープ213側で貼着部材203により接続することができる。
次に、貼着部材203を折曲補助手段103を利用して折り曲げ、第一テープ201と第二テープ202とをベーステープ215側で貼着部材203により接続することができる。
ここで、折曲補助手段103とは、補助面部102と平行に補助面部102の近傍に配置され、かつ、テープ配置方向(Y軸方向)に延びて配置される針形状の部材である。折曲補助手段103は、第一ガイド部114、および、第二ガイド部124に当接状態で2本配置され、それぞれの折曲補助手段103が第一ガイド部114、および、第二ガイド部124から補助面部102に向かってわずかに突出するものとなっている。
折曲補助手段103は、貼着部材203をテープ配置方向に延びる折り目で折りたたみ、キャリアテープ200の両面に貼り付ける場合、折り目の位置に当接させることによりキャリアテープ200の裏表ともに正確に貼着部材203を貼り付けることが可能となる。また、貼着部材203を折りたたむ作業を片手で行う際も、折曲補助手段103に折り目となる部分を当接させることで、容易に貼着部材203を折りたたむことが可能となる。
以上により、一直線上に配置された第一テープ201と第二テープ202とを収容部214のピッチがずれることなく付き合わせ状態で接続することができる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
たとえば、刃部181は、図7に示すように、円盤状かつ回転可能に取り付けられた2枚の刃182を備えていてもかまわない。これによれば、切断手段108をスライド移動させるだけで第一テープ201、および、第二テープ202を切断可能することが可能となる。
本願発明は、部品実装機に供されるキャリアテープのスプライシング作業の際に利用可能である。
100 切断装置
101 基体
102 補助面部
103 折曲補助手段
108 切断手段
112 第一面部
113 第一係合部
114 第一ガイド部
115 第一保持手段
119 把持部
122 第二面部
123 第二係合部
124 第二ガイド部
125 第二保持手段
181 刃部
182 刃
183 調整板
200 キャリアテープ
201 第一テープ
202 第二テープ
203 貼着部材
212 リール
213 トップテープ
214 収容部
215 ベーステープ
216 ガイド孔
300 カッター

Claims (3)

  1. 部品実装機に供給する部品を保持するキャリアテープである第一テープの長手方向の端部と第二テープの長手方向の端部とをテープ配置方向に沿った突き合わせ状態で貼着部材により貼り合わせる際に用いられる切断装置であって、
    基体と、
    前記基体に設けられ、第一テープの端部をテープ配置方向に沿って保持する第一保持手段と、
    前記基体に設けられ、前記第一保持手段に保持される第一テープの長手方向と第二テープの長手方向とが一直線上に配置されるように第二テープの端部を保持する第二保持手段と、
    テープ配置方向と交差する方向に延びて配置される刃をテープ配置方向に並べて2枚有し、前記第一保持手段と前記第二保持手段との間に重ねた状態で配置される第一テープと第二テープとを切断する切断手段と、
    前記基体の前記第一保持手段と前記第二保持手段との間に設けられ、前記刃の押付力に抗する力を第一テープと第二テープとに付与して切断を補助する補助面部と
    を備える切断装置。
  2. さらに、
    前記基体の表面に設けられ、第一テープのトップテープの表面が面接触状態で配置される平面を有する第一面部と、
    第一テープのガイド孔と係合し、前記第一面部における第一テープの位置を決定する第一係合部と、
    前記基体の表面に設けられ、第二テープのトップテープの表面が面接触状態で配置され、前記第一面部と同じ平面内に配置される平面を有する第二面部と、
    第二テープのガイド孔と係合し、前記第二面部における第二テープの位置を決定する第二係合部と
    を備える切断装置。
  3. 部品実装機に供給する部品を保持するキャリアテープである第一テープの長手方向の端部と第二テープの長手方向の端部とをテープ配置方向に沿った突き合わせ状態で貼着部材により貼り合わせる際に用いられる切断方法であって、
    基体に設けられる第一保持手段により第一テープの端部をテープ配置方向に沿って保持する第一保持ステップと、
    前記基体に設けられる第二保持手段により、前記第一保持手段に保持される第一テープの長手方向と第二テープの長手方向とが一直線上に配置されるように第二テープの端部を保持する第二保持ステップと、
    テープ配置方向と交差する方向に延びて配置される刃をテープ配置方向に並べて2枚有する切断手段により、前記第一保持手段と前記第二保持手段との間に重ねた状態で配置される第一テープと第二テープとを切断する切断ステップと
    を含む切断方法。
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