JP3205506U - キャリアテープの連結部材 - Google Patents

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清彦 加茂
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Abstract

【課題】簡易な構成で作業性を確保可能なキャリアテープの連結部材を提供する。【解決手段】本考案に係るキャリアテープの連結部材は、ベースフィルム2、連結テープ3及びカバーシート4を備え、カバーシート4は、ベースフィルム2上において連結テープ3を覆う第1カバー部5と、ベースフィルム2上においてベースフィルム2の一部を覆う第2カバー部6と、を備え、ベースフィルム2の外縁又は第1カバー部5の外縁には、連結テープ3をキャリアテープに貼着する際に用いられる作業台に対して位置決め可能な位置決め部20が設けられ、第1カバー部5は、位置決め部20が設けられた位置とは異なる位置で、ベースフィルム2の外縁からはみ出している部分を有する。【選択図】図2

Description

本考案は、部品実装機などに用いられるキャリアテープの連結部材に関する。
部品実装機においては、フィーダー等を用いてキャリアテープを送り出し、キャリアテープに保持されている部品を所定の位置まで搬送し、実装部において部品を基板に順次実装する構成となっている。このような部品実装機では、キャリアテープに保持されている複数個の部品が連続的に実装部まで搬送されてくるので、所定時間その部品を連続的に実装部まで供給することができる。
また、この種の部品実装機では、キャリアテープの後端側に近づいた場合に、この後端に新しいキャリアテープの先端を連結し、途中で止めることなく連続的にその部品を供給することが行われる。このようなキャリアテープ同士の連結は、一般的に、一方のキャリアテープの後端と他方のキャリアテープの先端とを当接させた状態で、連結テープにより両者を連結することにより行われている。
特許文献1には、キャリアテープ同士の連結を簡単にする目的で、ベースフィルムと、このベースフィルム上に実質的に固定した帯状の基準体と、ベースフィルム上に接着した連結テープと、ベースフィルム上において連結テープを覆ったカバーフィルムとを備え、基準体の連結テープ側にはほぼ直線状の基準面を設けたキャリアテープの連結部材が記載されている。
特許第4729823号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているキャリアテープの連結部材では、キャリアテープの連結部材自体がキャリアテープの位置合せを行うことが可能な基準体を備える構成であるため、構成が複雑となり、連結部材自体が高コスト化するという問題がある。その一方で、キャリアテープの連結部材自体が基準体を備えない構成とすれば、キャリアテープの連結部材を簡素化でき、製造コストを抑えることができるが、キャリアテープの位置合せを行うことが可能な作業台を別途用意する必要があるため、キャリアテープの連結作業における作業性を確保しつつ、更により簡素化して製造コストを低減させることが望まれている。
本考案の目的は、簡易な構成で作業性を確保可能なキャリアテープの連結部材を提供することである。
本考案に係るキャリアテープの連結部材は、ベースフィルムと、前記ベースフィルム上に接着され、キャリアテープに貼着される連結テープと、前記ベースフィルム及び前記連結テープを覆い、前記ベースフィルム上及び前記連結テープ上に接着されているカバーシートと、を備え、前記カバーシートは、前記ベースフィルム上において前記連結テープを覆う第1カバー部と、スリットを挟んで前記第1カバー部と隣接又は分断可能な分断線部により前記第1カバー部と接続され、前記ベースフィルム上において前記連結テープを覆わずに前記ベースフィルムの一部を覆う第2カバー部と、を備え、前記ベースフィルムの外縁又は前記第1カバー部の外縁には、前記連結テープをキャリアテープに貼着する際に用いられる作業台に対して位置決め可能な位置決め部が設けられ、前記第1カバー部は、前記位置決め部が設けられた位置とは異なる位置で、前記ベースフィルムの外縁からはみ出している部分を有することを特徴とするものである。
本考案によれば、簡易な構成で作業性を確保可能なキャリアテープの連結部材を提供することができる。
本考案に係る連結部材の一実施形態を示す正面図である。 図1に示す連結部材の分解斜視図である。 図1のI−I断面図である。 キャリアテープの連結作業の概要を示す図である。 キャリアテープの連結作業の概要を示す図である。 キャリアテープの連結作業の概要を示す図である。 キャリアテープの連結作業の概要を示す図である。 キャリアテープを示す図である。
以下、本考案に係るキャリアテープの連結部材の実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。なお、各図において共通する部材及び部位には共通の符号を付している。
図1は、本実施形態の連結部材1を示す正面図である。図2は、連結部材1の分解斜視図である。図3は、図1のI−I断面図であり、連結部材1の層構成を示す図である。図1〜図3に示すように、連結部材1は、ベースフィルム2と、連結テープ3と、カバーシート4と、を備えている。なお、図1は、連結部材1をカバーシート4側から見た図である。また、図3は、連結部材1の層構成を示すものであるが、層関係が容易に理解できるように、各層の厚みは実際の厚みとは異なる厚みで描いている。
まず、本実施形態の連結部材1により連結されるキャリアテープについて説明する。図5は、第1キャリアテープ21の後端と、先端がリール40から送り出された状態の第2キャリアテープ22と、を示す図である。図5に示すように、第1キャリアテープ21は、紙製又はプラスチック製で白色又は黒色のベーステープ21aを有しており、ベーステープ21aには、長手方向に沿って所定間隔をおいて開口21bが連続的に設けられている。この開口21b内に電子部品などの部品が収納される。この開口21bの上面は、カバーテープ21cにより覆われている。このカバーテープ21cは、ベーステープ21aに接着剤等により接着されることによって、ベーステープ21aに貼付けられている。また、ベーステープ21aのうち、カバーテープ21cに覆われていない部分には、送孔21dが長手方向に所定ピッチで連続的に設けられている。なお開口21bの下面は閉鎖されている。そして、このような第1キャリアテープ21は、部品実装機における部品の供給の際には、カバーテープ21cをベーステープ21aから剥離し、開口21b内に収納した部品を順次露出させて供給するようになっている。また、図5に示すように、第2キャリアテープ22も第1キャリアテープ21と同様の構成を有しており、開口22b及び送孔22dが設けられたベーステープ22aと、カバーテープ22cと、を備えている。
次に、ベースフィルム2、連結テープ3及びカバーシート4を備える本実施形態の連結部材1について説明する。
連結テープ3は、ベースフィルム2上に接着されている。この連結テープ3は、図5に示す第1キャリアテープ21の後端と第2キャリアテープ22の先端とに跨るように、第1キャリアテープ21及び第2キャリアテープ22に貼着される。これにより、第1キャリアテープ21及び第2キャリアテープ22を連結することができる。連結作業の詳細は後述する(図4a〜図4d参照)。
カバーシート4は、ベースフィルム2及び連結テープ3を覆い、ベースフィルム2上及び連結テープ3上に接着されている。より具体的に、カバーシート4は、第1カバー部5と、第2カバー部6と、を備えている。
第1カバー部5は、ベースフィルム2上において連結テープ3を覆い、外縁部の少なくとも一部がベースフィルム2の外縁をはみ出した状態で配置されている。また、第2カバー部6は、スリット7を挟んで第1カバー部5と隣接し、ベースフィルム2上において連結テープ3を覆わずにベースフィルム2の一部を覆っている。
ここで、第1カバー部5の外縁には、連結テープ3をキャリアテープ(本実施形態では図5に示す第1キャリアテープ21及び第2キャリアテープ22)に貼着する際に用いられる後述の作業台30に対して位置決め可能な位置決め部20が設けられている。また、第1カバー部5は、位置決め部20が設けられている位置とは異なる位置で、ベースフィルム2の外縁からはみ出している部分を少なくとも有している。
以下、図1〜図3を参照して、連結部材1の更なる詳細について説明する。
ベースフィルム2は、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂により形成された透明なフィルムである。ベースフィルム2の厚みは、例えば25μm〜75μmとすることができる。本実施形態のベースフィルム2上には、その全域に亘って、例えばアクリル系やウレタン系の粘着剤が設けられており、図3に示すように第1粘着層10を形成している。なお、第1粘着層10の厚みは、例えば5μm〜10μmとすることができる。
また、ベースフィルム2の外縁は、連結テープ3の長手方向Aと直交する短手方向Bに延在し、対向して位置する先端部2a及び後端部2bと、先端部2a及び後端部2bの短手方向Bの一端同士を繋ぎ、長手方向Aに平行して延在する第1側部2cと、先端部2a及び後端部2bの短手方向Bの他端同士を繋ぐ第2側部2dと、で構成されている。
第2側部2dでは、長手方向Aの中央部8が長手方向Aの両端部9a及び9bに対して短手方向Bの外方に突出している。より具体的に、本実施形態の一方の端部9aは、先端部2aと連続し、長手方向Aと平行して延在している。また、本実施形態の他方の端部9bは、後端部2bと連続し、長手方向Aと平行して延在している。更に、本実施形態の中央部8は、長手方向Aと平行して延在する頂部8aと、この頂部8aの一端と一方の端部9aとを繋ぎ、短手方向Bに平行して延在する第1接続部8bと、頂部8aの他端と他方の端部9bとを繋ぎ、短手方向Bに平行して延在する第2接続部8cと、を備えている。換言すれば、ベースフィルム2は、矩形状のフィルム材の隣接する2つの角部を切欠いた凸字状の形状となっており、先端部2a、後端部2b、第1側部2c、第2側部2dの両端部9a及び9b、並びに、第2側部2dの端部9a、9bの延長線V(図2に二点鎖線により図示)により区画される矩形状の本体部12と、頂部8a、第1接続部8b、第2接続部8c、及び、第2側部2dの端部9a、9bの延長線Vにより区画される、本体部12から突出した矩形状の突出部13と、を備えている。
連結テープ3は、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂により形成された黒色で不透明な直線状のテープである。連結テープ3の厚みは、例えば、10μm〜80μmとすることができる。本実施形態の連結テープ3のカバーシート4と対向する側の面上には、その全域に亘って、溶剤を含むソルベント系の粘着剤が設けられており、図3に示すように第2粘着層11を形成している。なお、第2粘着層11の厚みは、例えば、15μm〜35μmとすることができる。
ここで、上述の第1粘着層10を形成する粘着剤は、連結テープ3とカバーシート4との間に位置する、第2粘着層11を形成する粘着剤よりも粘着力が小さい。このような構成とすれば、第2粘着層11に第1キャリアテープ21(図5参照)及び第2キャリアテープ22(図5参照)が粘着している状態において、第1粘着層10によるベースフィルム2と連結テープ3との粘着力よりも、第2粘着層11による第1キャリアテープ21及び第2キャリアテープ22と連結テープ3との粘着力を強くすることができる。そのため、後に参照する図4c及び図4dで示すように、連結テープ3が第1キャリアテープ21及び第2キャリアテープ22に粘着した状態で、ベースフィルム2から連結テープ3を容易に剥がし取ることができる。
カバーシート4は、樹脂フィルム材や紙を基材とし、基材上にシリコーン等の剥離層が形成された剥離シートである。本実施形形態の第1カバー部5及び第2カバー部6は、同様の材料から形成されており、同様の厚みを有するものである。また、本実施形態の第1カバー部5及び第2カバー部6は、上述したベースフィルム2よりも厚い。第1カバー部5及び第2カバー部6の厚みは、100μm以上とすることが好ましく、150μm以上とすることがより好ましい。このように、少なくとも第1カバー部5をベースフィルム2よりも厚い構成とすれば、後述するように第1カバー部5を剥離する際(図4b参照)に第1カバー部5のはみ出している部分を把持し易くなり、操作性をより向上させることができる。
また、第1カバー部5及び第2カバー部6それぞれは、長手方向Aの長さがベースフィルム2の先端部2a及び後端部2bの間の長手方向Aにおける長さと等しい矩形状である。そして、第2カバー部6は、直線状のスリット7を挟んで第1カバー部5と当接した状態で隣接している。換言すれば、本実施形態のスリット7は、一枚の矩形状の剥離シートに形成された直線状の切れ目である。そして、第1カバー部5及び第2カバー部6により、ベースフィルム2上の全域が覆われている。なお、本実施形態の第1カバー部5及び第2カバー部6の長手方向Aの長さは40mmであり、第1カバー部5及び第2カバー部6の短手方向Bの合計長さは35mmであるが、この寸法は一例であり、この寸法に限られるものではない。
より具体的に、第1カバー部5の外縁は、連結テープ3の長手方向Aと直交する短手方向Bに延在し、対向して位置する先端部5a及び後端部5bと、先端部5a及び後端部5bの短手方向Bの一端同士を繋ぎ、長手方向Aに平行して延在する第1側部5cと、先端部5a及び後端部5bの短手方向Bの他端同士を繋ぎ、第1側部5cと対向した位置で長手方向Aに平行して延在する第2側部5dと、で構成されている。
同様に、第2カバー部6の外縁は、連結テープ3の長手方向Aと直交する短手方向Bに延在し、対向して位置する先端部6a及び後端部6bと、先端部6a及び後端部6bの短手方向Bの一端同士を繋ぎ、長手方向Aに平行して延在する第1側部6cと、先端部6a及び後端部6bの短手方向Bの他端同士を繋ぎ、第1側部6cと対向した位置で長手方向Aに平行して延在する第2側部6dと、で構成されている。
そしてスリット7は、第1カバー部5の第2側部5dと、第2カバー部6の第1側部6cと、の間に形成されている。
ここで、本実施形態の第1カバー部5における上述した位置決め部20は、直線状の第1側部5cである。換言すれば、本実施形態の位置決め部20は、第1カバー部5のうちベースフィルム2の第1側部2cからはみ出している部分の外縁である。第1カバー部5によって連結部材1を作業台30へ位置決めする際の詳細については後述する(図4a参照)。
なお、連結部材1を作業台30(図4a〜図4d参照)に位置決めする際に用いる位置決め部20は、ベースフィルム2の外縁に設けることも可能である。例えば、第1カバー部5が、ベースフィルム2の第1側部2cからはみ出していない場合には、ベースフィルム2の直線状の第1側部2cを位置決め部20とすることができる。更に、第1カバー部5の第1側部5c及びベースフィルム2の第1側部2cの位置を揃えることにより、両者を位置決め部20としてもよい。
また、本実施形態の第2カバー部6は、上述したスリット7を挟んで第1カバー部5と隣接する構成であるが、この構成に限られるものではなく、ミシン目のような分断可能な直線状の分断線部により第1カバー部5と接続されているものであってもよい。
次に、上述したベースフィルム2、連結テープ3及びカバーシート4の重なり状態の詳細について説明する。ベースフィルム2は、上述したように凸字形状を有しており、連結テープ3は、ベースフィルム2の本体部12上に接着されており、突出部13上には接着されていない。
カバーシート4の第1カバー部5は、ベースフィルム2の本体部12の全域と、突出部13の一部と、を覆っている。したがって、本体部12上に接着された連結テープ3は、第1カバー部5により覆われている。また、第1カバー部5は、ベースフィルム2の外縁における第2側部2dの長手方向Aの両端部9a及び9bから短手方向Bの外方にはみ出した状態で、かつ、ベースフィルム2の外縁における第1側部2cから短手方向Bの外方にはみ出した状態で、かつ、ベースフィルム2の外縁における先端部2a及び後端部2bから外方へははみ出していない状態で、配置されている。そして、カバーシート4の第2カバー部6は、突出部13のうち第1カバー部5に覆われていない残りの部分の全域を覆っている。
図1に示すように、ベースフィルム2の外縁における第2側部2dは、長手方向Aにおいて先端部2aと後端部2bとの間に挟まれる領域で、スリット7と交差して第1カバー部5に覆われる位置から第2カバー部6に覆われる位置まで延在する部分を有している。具体的に、本実施形態では、第2側部2dの第1接続部8b及び第2接続部8cが、スリット7と交差している。このような構成とすることにより、第2カバー部6とスリット7を介して隣接する位置に、第1カバー部5がベースフィルム2の外縁からはみ出す部分を形成することができる。
また、図1〜図3に示すように、第1カバー部5は、ベースフィルム2の第1側部2cからはみ出しており、第1カバー部5の外縁における直線状の第1側部5cは、ベースフィルム2の第1側部2cよりも外方に位置している。これにより、連結部材1を、上述したように第1側部5cを位置決め部20として、作業台30(図4a〜図4d参照)に位置決めすることができる。
ベースフィルム2、連結テープ3及びカバーシート4を上述の重なり状態で積層することにより、連結テープ3を第1キャリアテープ21(図5参照)及び第2キャリアテープ22(図5参照)に貼着する際の作業台30上での作業効率を高めることができる。以下、上述した連結部材1を用いて、作業台30上において、第1キャリアテープ21の後端と第2キャリアテープ22の先端とを連結する作業について、図4a〜図4dを参照して説明する。
作業台30は、連結部材1、第1キャリアテープ21及び第2キャリアテープ22が載置される平面状の載置面31と、この載置面31上に突設され、直線状に延在する突き当て凸部32と、載置面31に載置された連結部材1を固定可能な固定部33と、を備えている。なお、突き当て凸部32には、連結部材1の長手方向Aの中央位置、並びに、第1キャリアテープ21及び第2キャリアテープ22の突き合わせ位置、を容易に位置合せするためのマーク34が設けられている。
まず、図4aに示すように、連結部材1を作業台30の載置面31上に載置する。この際、連結部材1は、ベースフィルム2が載置面31と当接する下面となるように、載置面31上に載置される。連結部材1は、位置決め部20としての第1カバー部5の第1側部5cを突き当て凸部32の平面状の側面32aに突き当てることにより、作業台30に位置決めされる。そして、位置決め部20としての第1側部5cが作業台30の突き当て凸部32の側面32aに対して位置決めされた状態で、作業台30の固定部33により連結部材1を固定する。ここで、連結部材1のうち、カバーシート4の第2カバー部6、及び第2カバー部6に覆われたベースフィルム2の一部(本実施形態では突出部13(図1、図2参照)の一部)が、作業台30の固定部33により固定される。つまり、本実施形態の第2カバー部6及び突出部13の一部は、固定部33により固定される、連結部材1の被固定部を構成している。なお、本実施形態で示す固定部33は、第2カバー部6及び突出部13の一部を、載置面31との間で挟み込み挟持固定する挟持部である。
次に、図4bに示すように、カバーシート4の第1カバー部5を、ベースフィルム2及び連結テープ3から剥がし取る。ベースフィルム2は、長手方向Aの端部のうちスリット7(図4a参照)近傍の部分が切欠かれている。そのため、作業者は、第1カバー部5を、ベースフィルム2が切欠かれている部分、すなわち、第1カバー部5がベースフィルム2からはみ出している部分で容易に把持することができる。その結果、固定部33によりベースフィルム2、及びベースフィルム2上の連結テープ3の位置を固定した状態のまま、第1カバー部5を、ベースフィルム2及び連結テープ3から容易に剥がし取ることができる。また、上述したように第1カバー部5はベースフィルム2よりも厚いため、作業者は、第1カバー部5がベースフィルム2よりも薄い場合と比較して、第1カバー部5のはみ出している部分をより容易に把持することができる。
次に、図4cに示すように、第1キャリアテープ21の後端及び第2キャリアテープ22の先端を、マーク34の位置近傍で突き合わせた状態で、連結テープ3(図4b参照)に貼り付ける。なお、第1キャリアテープ21及び第2キャリアテープ22は、その幅方向の側端を、連結部材1と同様、突き当て凸部32の側面32aに突き当てた状態で、連結テープ3に対して貼り付けられる。このようにすることで、連結テープ3、第1キャリアテープ21及び第2キャリアテープ22を位置合わせすることができる。
また、図4cに示す貼り付け作業では、上述した位置合わせの結果、連結テープ3を、第1キャリアテープ21のカバーテープ21c(図5参照)及び第2キャリアテープ22のカバーテープ22c(図5参照)に貼着することができる(図4d参照)。つまり、連結テープ3は、第1キャリアテープ21のカバーテープ21cと、第2キャリアテープ22のカバーテープ22cと、に跨るように、両方のカバーテープ21c及び22cに貼り付けられる。このようにして、第1キャリアテープ21及び第2キャリアテープ22は、連結テープ3によって連結される。
最後に、図4dに示すように、連結テープ3によって連結された第1キャリアテープ21及び第2キャリアテープ22を、ベースフィルム2から剥がし取る。上述した一連の作業により、第1キャリアテープ21の後端及び第2キャリアテープ22の先端を、連結テープ3によって容易に連結することができる。
本考案に係るキャリアテープの連結部材は、上述した実施形態の具体的な構成に限られるものではなく、実用新案登録請求の範囲の記載を逸脱しない範囲で種々の構成とすることが可能である。
本考案は、部品実装機などに用いられるキャリアテープの連結部材に関する。
1:連結部材、2:ベースフィルム、2a:先端部、2b:後端部、2c:第1側部、2d:第2側部、3:連結テープ、4:カバーシート、5:第1カバー部、5a:先端部、5b:後端部、5c:第1側部、5d:第2側部、6:第2カバー部、6a:先端部、6b:後端部、6c:第1側部、6d:第2側部、7:スリット、8:ベースフィルムの第2側部の中央部、8a:頂部、8b:第1接続部、8c:第2接続部、9a,9b:ベースフィルムの第2側部の端部、10:第1粘着層、11:第2粘着層、12:ベースフィルムの本体部、13:ベースフィルムの突出部、20:位置決め部、21:第1キャリアテープ、22:第2キャリアテープ、21a,22a:ベーステープ、21b,22b:開口、21c,22c:カバーテープ、21d,22d:送孔、30:作業台、31:載置面、32:突き当て凸部、32a:突き当て凸部の側面、33:固定部、34:マーク、40:リール、A:連結テープの長手方向、B:連結テープの短手方向、V:第2側部の端部の延長線

Claims (7)

  1. ベースフィルムと、
    前記ベースフィルム上に接着され、キャリアテープに貼着される連結テープと、
    前記ベースフィルム及び前記連結テープを覆い、前記ベースフィルム上及び前記連結テープ上に接着されているカバーシートと、を備え、
    前記カバーシートは、前記ベースフィルム上において前記連結テープを覆う第1カバー部と、スリットを挟んで前記第1カバー部と隣接又は分断可能な分断線部により前記第1カバー部と接続され、前記ベースフィルム上において前記連結テープを覆わずに前記ベースフィルムの一部を覆う第2カバー部と、を備え、
    前記ベースフィルムの外縁又は前記第1カバー部の外縁には、前記連結テープをキャリアテープに貼着する際に用いられる作業台に対して位置決め可能な位置決め部が設けられ、前記第1カバー部は、前記位置決め部が設けられた位置とは異なる位置で、前記ベースフィルムの外縁からはみ出している部分を有することを特徴とするキャリアテープの連結部材。
  2. 前記第2カバー部及び前記第2カバー部に覆われる前記ベースフィルムの一部は、前記位置決め部が前記作業台に位置決めされた状態で、前記作業台の固定部により固定される被固定部を構成していることを特徴とする、請求項1に記載のキャリアテープの連結部材。
  3. 前記ベースフィルムの外縁は、前記連結テープの長手方向と直交する短手方向に延在し、対向して位置する先端部及び後端部と、前記先端部及び前記後端部の前記短手方向の一端同士を繋ぎ、前記長手方向と平行して延在する第1側部と、前記先端部及び前記後端部の前記短手方向の他端同士を繋ぐ第2側部と、を備え、
    前記位置決め部は、前記第1側部、又は、前記第1カバー部のうち前記第1側部からはみ出している部分の外縁、であり、
    前記第2側部は、前記長手方向において前記先端部と前記後端部との間に挟まれる領域で前記スリット又は前記分断線部と交差して、前記第1カバー部に覆われる位置から前記第2カバー部に覆われる位置まで延在する部分を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載のキャリアテープの連結部材。
  4. 前記第2側部では、前記長手方向の中央部が前記長手方向の両端部に対して前記短手方向の外方に突出しており、
    前記第1カバー部は、前記両端部から前記短手方向の外方にはみ出した状態で配置されていることを特徴とする、請求項3に記載のキャリアテープの連結部材。
  5. 前記第1カバー部及び前記第2カバー部それぞれは、前記長手方向の長さが前記ベースフィルムの前記先端部及び前記後端部の間の前記長手方向における長さと等しい矩形状であり、
    前記第2カバー部は、直線状の前記スリットを挟んで前記第1カバー部と当接した状態で隣接し、又は、直線状の前記分断線部により前記第1カバー部と接続されており、
    前記ベースフィルム上の全域に粘着剤が設けられており、前記第1カバー部及び前記第2カバー部は、前記ベースフィルム上の全域を覆っていることを特徴とする、請求項3又は4に記載のキャリアテープの連結部材。
  6. 前記ベースフィルム上の前記粘着剤は、前記連結テープと前記カバーシートとの間に位置する粘着剤よりも粘着力が小さいことを特徴とする、請求項5に記載のキャリアテープの連結部材。
  7. 前記第1カバー部は、前記ベースフィルムよりも厚いことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1つに記載のキャリアテープの連結部材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116588734A (zh) * 2022-11-03 2023-08-15 苏州正齐半导体设备有限公司 自动拼接装置及拼接方法

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