JP4705902B2 - ラベル帳票 - Google Patents

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Description

本発明は、ラミネートラベル作製用のラベル帳票に関する。
監督官庁が許可制の業務を行う企業に対して発行する営業許可証や、大学或いは企業等が構内への乗り入れを許可した車両の使用者に対して発行する入校許可証,駐車許可証,入場許可証等として使用される、ラミネートラベルはよく知られている(特許文献1参照)。こうしたラミネートラベルには、内貼り用と外貼り用がある。
内貼り用ラミネートラベルは、透明ラベル片の表面に所要情報を裏向き印刷し、その印刷面に不透明ラベル片を積層状に貼着してなるものであり、透明ラベル片の裏面に形成した粘着層を介して透明なウインドウガラス等の内側に貼着することにより、該ウインドウガラス等の外側から所要情報を視認し得るようにするものである。
外貼り用ラミネートラベルは、不透明ラベル片の表面に所要情報を表向き印刷し、その印刷面に透明ラベル片を積層してなるものであり、不透明ラベル片の裏面に形成した粘着層を介して壁や車体の外表面に直接貼着することにより、壁や車体の外表面側から所要情報を視認し得るようにするものである。
ところで、かかるラミネートラベルに印刷される情報は、各ラベルに共通する一般的な固定情報と、店名,許可番号,車両ナンバー,有効期限,発行日等の個別的な可変情報とがある。従来のラミネートラベルでは、固定情報は各ラベル片の表面側に事前印刷されており、発行時に個別的な可変情報をその場で印刷することが多い。
従来のラミネートラベルは、台紙に二枚のラベル片を仮着してなるラベル帳票から作製される。かかるラベル帳票1cは、図9に示すように、剥離層を備えた第一担持面25と、剥離層を備えた第二担持面26とを、台紙22を横断するように形成した谷折り可能な第一折り線24を介して連成するとともに、第二担持面26の所定位置に前記第一折り線24と平行する山折り可能な第二折り線27を形成して、該第二折り線27と第一折り線24間に位置する部分を折込み片部28とし、第一担持面25に、裏面に粘着層を備えた透明な第一ラベル片30を剥離可能に仮着する一方、第二担持面26に、前記第一ラベル片30と中心位置が幅方向で略一致し、かつ第二折り線27を跨ぐようにして、裏面に粘着層を備えた、前記第一ラベル片30に積層される第二ラベル片33を剥離可能に仮着したことを要旨とするものである。なお、図9に示したラベル帳票1cは内貼り用ラミネートラベル作製用であり、かかる場合には、第一ラベル片30が透明ラベル片に、第二ラベル片33が不透明ラベル片となる。外貼り用ラベル帳票の場合は、第一ラベル片が不透明ラベルに、第二ラベル片が透明ラベルとなり、第一ラベル片の表面に所要情報が表向きに印刷されることとなる。
かかるラベル帳票1cにあっては、第一ラベル片30の表面に、コンピュータで出力制御されるプリンタによって可変情報を印刷し、図10に示すように、折込み片部28から第二ラベル片33の前端部分を剥離するとともに、台紙22を第一折り線24で谷折りにし、第二折り線27で山折りにしてZ状に折り畳むことにより、第二ラベル片33の前端部分を第一ラベル片30上に積層し、次いで第二ラベル片33の残りの部分を第二担持面26から剥離して第一ラベル片30上に積層することにより、ラミネートラベルを手作業で作製する。
特許第3686351号公報
ところで、図9に示した従来のラベル帳票1cでは、台紙22の上に二枚のラベル片30,33が並べて配置されており、個別的な可変情報を各ラベル片の表面に印刷可能となっている。しかしながら、従来のラベル帳票にあっては、第一ラベル片にのみ可変情報を印刷し、第二ラベル片には可変情報を印刷しないものが多い。このように、第一ラベル片のみに可変情報を印刷する場合でも、従来構成では印刷不要な第二ラベル片をプリンタ内の紙パスに通さなければならないため、印刷効率が悪いという問題がある。
例えば、第一ラベル片と第二ラベル片をプリンタの給紙方向に並べて印刷する場合には、第二ラベル片部分を第一ラベル片とは別に紙パスに通さねばならず、給排紙に余分な時間がかかる。第一ラベル片と第二ラベル片を給紙方向と直交方向に並べて印刷すれば、第一ラベル片と第二ラベル片を同時に給排紙可能となるが、この場合には、プリンタの給紙口のサイズを大きくする必要が生じ、プリンタのコストアップや、プリンタの余分な設置スペースが必要になる。また、上記いずれの場合でも、熱転写プリンタを用いて印刷した時に、印刷不要部分においてリボンが無駄に使用され、余分なコストが発生する。
かかる問題に対して、第一ラベル片と第二ラベル片とを別々の台紙に仮着して、プリンタの紙パスに、第一ラベル片の台紙のみを通すことも提案されるが、かかる場合には、二種類の台紙を別々に保存しなければならず、在庫管理の手間が大きくなる。また、ラミネートラベルの作製作業も従来構成より煩雑となる。
本発明はかかる問題の解決を試みたものであり、可変情報の印刷効率が高く、かつ、ラミネートラベルを容易に作製し得るラベル帳票の提供を目的とするものである。
本発明は、剥離層を備えた表面に、裏面に粘着層を備えた第一ラベル片が剥離可能に仮着された上側台紙と、剥離層を備えた表面に、裏面に粘着層を備えた第二ラベル片が剥離可能に仮着された下側台紙とを備えてなり、第一ラベル片の直下に第二ラベル片が配置されるようにして、下側台紙の上に上側台紙が重ねられ、かつ、各台紙は一辺縁部に設けられた接合部において分離不能に相互に接合されて、該接合部を中心にして折り返し可能となっており、下側台紙には、易切断線によって区画され、第二ラベル片の粘着層から部分的に剥離可能な剥離部が設けられ、該剥離部の剥離によって開口する下側台紙の窓孔部に第二ラベル片の粘着層が露出するようになっており、下側台紙の剥離部を剥がし取り、上側台紙と下側台紙とを、前記接合部を中心にして折り返すことにより、第一ラベル片の表面に第二ラベル片を積層状に貼着可能となることを特徴とするラベル帳票である。
本発明において、各台紙及び各ラベル片の「表面」とは、ラベル帳票の、可変情報印刷面側に向いた面を指す。また、「可変情報」とは、ラベル帳票作製後、ラミネートラベルの発行前に印刷を要する情報を指す。例えば、営業許可証における店名や許可番号、駐車許可証における車両ナンバーや有効期限、発行日などがこれに該当する。
本発明のラベル帳票にあっては、ラベル帳票の表面に第一ラベル片の表面が露出しており、そのまま、プリンタの紙パスを通すことによって第一ラベル片の表面に可変情報を印刷できる。ここで、かかるラベル帳票では、第二ラベル片を仮着した下側台紙が、第一ラベル片を仮着した上側台紙の下に重ねられているため、給紙方向にも、給紙方向と直交方向にも余分なスペースが生じていない。したがって、かかるラベル帳票では、可変情報を印刷不要な第二ラベル片部分によって印刷効率が悪化することなく、効率よく第一ラベル片に可変情報を印刷できる。
また、本発明のラベル帳票にあっては、積層された各台紙が一辺縁部の接合部で分離不能に接合されているため、二枚の台紙を一体として管理することができる。したがって、在庫管理の手間は従来と変わらない。
本発明のラベル帳票にあっては、第一ラベル片の表面に所要可変情報を印刷した後に、下側台紙の剥離部を第二ラベル片の粘着層から剥離して、二枚の台紙を折り返すことによって、第一ラベル片上に第二ラベル片を積層状に貼着できる。かかる積層作業は、従来のラベル帳票(図9,10参照)よりも簡単である。すなわち、従来のラベル帳票1cにあっては、ラミネートラベルを作製する際に、
(1)折込み片部28から第二ラベル片33の前端部分を剥離し、
(2)台紙22をZ状に折り畳んで、第二ラベル片33の前端部分を第一ラベル片30上に積層状に貼着し、
(3)第二ラベル片33の残りの部分を剥離して第一ラベル片30上に積層する。
といった三つの手順が必要であった。これに対して、本発明のラベル帳票では、
(1)下側台紙の剥離部を剥がし取り、
(2)上側台紙と下側台紙を折り返して、第二ラベル片を第一ラベル片上に積層状に貼着する。
といった二つの手順でラミネートラベルを作製できる。
本発明のラベル帳票において、前記窓孔部が、上側台紙と下側台紙とを折り返した際に、第一ラベル片の表面全体を覆い得る形態をなしている構成が提案される。かかる構成にあっては、上側台紙と下側台紙とを折り返した際に、第一ラベル片と第二ラベル片の間に下側台紙を挟むことなく、第一ラベル片の表面に第二ラベル片を適切に貼着できる。
本発明のラベル帳票にあっては、第一ラベル片の表面に可変情報を印刷可能であり、第一ラベル片の直下に配置される第二ラベル片には可変情報を印刷できない。すなわち、本発明のラベル帳票は、第二ラベル片に可変情報を印刷しないラミネートラベルの作製用として適している。したがって、本発明のラベル帳票が、内貼り用ラミネートラベルを作製するためのラベル帳票である場合には、第一ラベル片は可変情報印刷用の透明ラベルであり、第二ラベル片は該透明ラベルの表面に貼着するための可変情報印刷不要の不透明ラベル片であることが望ましい。また、本発明のラベル帳票が、外貼り用ラミネートラベルを作製するためのラベル帳票である場合には、第一ラベル片は、可変情報印刷用の不透明ラベルであり、第二ラベル片は、該不透明ラベルの表面に貼着するための可変情報印刷不要の透明ラベル片であることが望ましい。
以上に述べたように、本発明のラベル帳票は、可変情報の印刷効率が高いという利点がある。また、本発明のラベル帳票は一体的に接合されているから、煩雑な在庫管理は必要ない。また、従来のラベル帳票に比べて、ラミネートラベルを簡単に作製できるという利点もある。
本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
図1,2は、第一実施例のラベル帳票1aの縦断面図及び分解斜視図である。このラベル帳票1aは、内貼り用のラミネートラベルを作製するためのものであり、その表面(上面)には可変情報17が印刷される。
図1,2に示すように、本実施例のラベル帳票1aは、上側台紙2と下側台紙5の2枚の台紙を備えている。上側台紙2と下側台紙5は、同じ大きさの略正方形状紙片であり、下側台紙5の上に上側台紙2が整一に重なるように配置され、夫々の一辺縁部に設けられた接合部11a,11bにおいて、接着剤12を介して剥離不能に接合される。各台紙2,5の接合部11a,11bとその他の非接合部との間には、折り線13a,13bが横断状に形成されている。この折り線13a,13bは、ミシン目や、加圧加工により形成した線状の凹溝、或いは紙厚を切断しないハーフカット線等からなる。この折り線13a,13bによれば、接合部11a,11bを中心にして上側台紙2と下側台紙5とを簡単に折り返すことができ、また、360°折り返した時に、各台紙2,5を位置ズレなく、整一に重ねることができる。
各台紙2,5は、その表面にシリコンを塗付してなる剥離層3,6を備えている。この剥離層3,6は、各台紙2,5の辺縁部を除く表面全域に亘って設けられている。なお、台紙2,5の素材には、適度の耐屈撓性を有する上質紙、合成紙等が用いられる。
上側台紙2の表面の略中央位置には、裏面に粘着層16を備える正方形状の第一ラベル片15が仮着される。この第一ラベル片15は、可変情報印刷用の透明ラベル片であり、その表面がラベル帳票1aの上に露出するようになっている。また、第一ラベル片15は、平滑度の高い合成樹脂フィルムからなり、その基材はPET樹脂が好適に用いられ得る。このように、平滑度の高い合成樹脂フィルムとすることにより、レジンタイプのインクリボンを使用する熱転写プリンタによって可変情報の印刷が可能となり、印刷品質に優れたものとなる。また、この透明な第一ラベル片15には紫外線吸収加工が施されている。該紫外線吸収加工は、第一ラベル片15のラベル基材自体や裏面の粘着層16に紫外線吸収剤を混入することにより施され得る。なお、第一ラベル片15は、無色透明なものに限らず、材質を通して裏面側が透視可能なものを含む。また、第一ラベル片15は、一般的な固定情報や地紋が予め印刷形成されたものを含む。地紋は、第一ラベル片15にプリンタで印刷される可変情報17等の視認性を阻害しない程度の色及び濃度とすることが望ましく、また、その印刷態度として網点印刷が好ましい。このように、第一ラベル片15に予め地紋を印刷形成しておくことにより、ラミネートラベルの偽造を困難とし、その美観を向上させることができる。
一方、下側台紙5の表面の略中央位置には、裏面に粘着層19を備える正方形状の第二ラベル片18が仮着される。この第二ラベル片18は、上記第一ラベル片15の表面に貼着するための可変情報印刷不要の不透明ラベル片である。この第二ラベル片18を構成する不透明基材としては上質紙や合成紙、コート紙等が用いられる。第二ラベル片18の色は、第一ラベル片15にプリンタで印刷される可変情報17等の視認性を高めるためになるべく白色系とすることが望ましい。第二ラベル片18の表面は上側台紙2によって覆われているため、その表面に個別的な可変情報を印刷することはできないが、ラベル帳票作製前に予め一般的な固定情報や地紋等を印刷形成しておくことはできる。
図1〜4に示すように、第二ラベル片18は、縦横の寸法が第一ラベル片15よりも大きいものであり、縦横の中心位置が夫々一致するようにして、第一ラベル片15の直下に配置される。かかる構成によれば、図3に示すように、平面視において、第一ラベル片15が第二ラベル片18の外周縁の内側に収まることとなり、上側台紙2と下側台紙5を接合部11a,11bで折り返した際には、第一ラベル片15が、第二ラベル片18によって覆われることとなる。
また、下側台紙5の中央部には、易切断線7によって区画される正方形状の剥離部8が設けられる。この剥離部8は、図3,4に示すように、第一ラベル片15よりも大きく、且つ第二ラベル片18よりも小さいものであり、平面視において縦横の中心位置が第一ラベル片15及び第二ラベル片18と一致するように設けられている。かかる構成によれば、第二ラベル片18を下側台紙5の周辺部に仮着させたまま、剥離部8部分のみを第二ラベル片18の粘着層19から剥離することができ、該剥離部8の剥離によって下側台紙5の中央部に正方形状の窓孔部9が開口し、該窓孔部9を介して第二ラベル片18の粘着層19が部分的に露出することとなる。この粘着層19の露出部分は、第一ラベル片15よりも大きいから、かかる状態で上側台紙2と下側台紙5を折り返せば、露出した粘着層19を介して、第一ラベル片15の表面全体に第二ラベル片18を積層状に貼着可能となる。
本実施例のラベル帳票1aは、第一ラベル片15を仮着した上側台紙2と、第二ラベル片18を仮着した下側台紙5を作製し、各台紙2,5を接着剤で接合することにより製造できる(図2参照)。なお、台紙2,5の接合前であれば、第二ラベル片18の表面に一般的な固定情報を印刷できる。また、下側台紙5の易切断線7は、第二ラベル片18の仮着後に設けることが望ましい。
以下に、本実施例のラベル帳票1aを用いてラミネートラベルaを作製する手順を説明する。
ラベル帳票1aは、可変情報17印刷前の状態で公官庁や大学、企業等に納品される。そして、発行前に、該ラベル帳票1aの第一ラベル片15の表面に、パソコン等のコンピュータで出力制御されるプリンタを用いて、図2,3に示すような、営業許可証、入校許可証、入場許可証等としての可変情報17を裏向き(鏡像)印刷する。ここで、可変情報17を印刷する第一ラベル片15の表面は、ラベル帳票1aの表面に露出しているため、台紙2,5を重ねたままの状態で印刷することができる。印刷に使用するプリンタは、レジンタイプのインクリボンを使用する熱転写プリンタが好適である。またその他にもレーザプリンタやインクジェットプリンタ、ワイヤドットプリンタ等が使用可能である。
上記のように第一ラベル片15にプリンタで可変情報17の印刷を施した後、図5(A)に示すように、下側台紙5の剥離部8を第二ラベル片18の粘着層19から剥がし取る。これにより、下側台紙5の中央部に正方形状の窓孔部9が開口し、該窓孔部9に第二ラベル片18の粘着層19が露出することとなる。
続いて、図5(B)に示すように、上側台紙2と下側台紙5とを接合部11a,11bを中心に360°折り返す。これにより、上側台紙2の上に下側台紙5が配置され、第一ラベル片15の直上に下側台紙5の窓孔部9が配置される。上述のように、窓孔部9は第一ラベル片15全体を覆い得る形態であるため、上側台紙2上に下側台紙5を重ねれば、窓孔部9に露出した粘着層19を介して、第二ラベル片18を第一ラベル片15の表面全体に積層状に貼着することができる。
本実施例のラベル帳票1aでは、かかる手順によって、第一ラベル片(透明ラベル片)15の表面に第二ラベル片(不透明ラベル片)18を積層状に貼着してなる内貼り用のラミネートラベルaを得ることができる。かかるラミネートラベルaにあっては、可変情報17等が印刷された第一ラベル片15の表面が第二ラベル片18で被覆されることによって、該表面の印刷情報が保護され、且つ、印刷情報の改ざんが防止される。
上記手順によって作製したラミネートラベルaは、上側台紙2及び下側台紙5の剥離層3,6に、粘着層16,19を介して仮着された状態であるため、図5(C)に示すように、各台紙2,5から簡単に剥離することができる。そして、該ラミネートラベルaを台紙2,5から剥離して、粘着層16,19を介して透明なウインドウガラス等の内側に貼着することにより、図6に示すように、ウインドウガラス等の外側から可変情報17等の印刷情報を表向きで視認し得るものとなる。この時、不透明な第二ラベル片18によって裏面側への光の透過が遮断されることにより、可変情報17等の視認性が高められる。また、このような貼着状態にあって、第一ラベル片15に紫外線吸収加工が施されていることにより、その紫外線吸収作用によって、第一ラベル片15の裏面側に位置する可変情報17等の変色・褪色を防止することができる。
このように、本実施例のラベル帳票1aは、第一ラベル片15を仮着した上側台紙2と、第二ラベル片18を仮着した下側台紙5とを積層してなるものであるから、第一ラベル片15の下に第二ラベル片18を重ねた状態でプリンタ内の紙パスを通過させることができ、ラベル帳票1aの縦横寸法を、ラベル片一枚のみを仮着し得る寸法に収めることができる。このため、本実施例のラベル帳票1aでは、可変情報を印刷不要な第二ラベル片18部分によって可変情報の印刷効率が悪化せず、優れた印刷効率を実現できる。また、上側台紙2と下側台紙5は一辺縁で接合されて分離不可能となっているため、在庫管理が煩雑となることもない。
また、本実施例のラベル帳票1aは、剥離部8を剥がし取り、台紙2,5を折り返すのみ操作で、第一ラベル片15の表面に第二ラベル片18を貼着することでき、従来構成より簡単にラミネートラベルaを作製できるという利点がある。特に、本実施例のラベル帳票1aでは、接合部11a,11bの脇に設けられた折り線13a,13bによって上下の台紙2,5を正確に折り返すことができるため、第二ラベル片18を第一ラベル片15に貼着する際に位置ずれが生じ難い。また、第二ラベル片18を第一ラベル片15上に貼着する際に、第二ラベル片18の四辺が下側台紙5によって支持されているため、貼着の際に位置ズレや皺が生じ難く、ラミネートラベルの作製作業を簡単に、かつ正確に行うことができるという利点がある。
次に第二実施例について説明する。本実施例のラベル帳票1bは、外貼り用のラミネートラベルを作製するためのものであり、その表面(上面)には可変情報17aが印刷される。
図7は、第二実施例のラベル帳票1bの平面図である。本実施例のラベル帳票1bは、第一ラベル片と第二ラベル片を構成する基材を上記第一実施例から変更したものである。すなわち、本実施例にあっては、第一ラベル片15aは可変情報印刷用の不透明ラベル片で構成され、第二ラベル片18aは可変情報印刷不要の透明ラベル片で構成される。各ラベル片15a,18aの基材以外の構成は、第一実施例と同じであるため、説明を省略する。
かかるラベル帳票1bは、外貼り用ラミネートラベル作製用であり、図7に示すように、第一ラベル片15aの表面に可変情報17aを表向き印刷する。そして、可変情報17aを印刷した後は、第一実施例のラベル帳票1aと同様の操作によって、ラミネートラベルbを作製する。すなわち、図5(A),(B)と同じようにして、剥離部8を剥がし取り、上側台紙2と下側台紙5を折り返すことによって、第一ラベル片(印刷用不透明ラベル片)15aの表面に第二ラベル片(透明ラベル片)18aが貼着されてなる外貼り用ラミネートラベルbを作製する(図8参照)。
このように作製された外貼り用ラミネートラベルbは、粘着層(図示省略)を介して車体等の外表面に貼着することにより、透明な第二ラベル片18aを通して可変情報17a等を視認し得るものとなる(図8参照)。
なお、本発明のラベル帳票は、上記実施例の形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。
例えば、上記実施例では、第一ラベル片及び第二ラベル片が矩形状であるが、本発明における第一ラベル片及び第二ラベル片は、円形,楕円形,多角形その他の任意の形状とすることができる。また、上側台紙と下側台紙の形状や、剥離部の形状についても同様である。
また、上記実施例では、上側台紙と下側台紙とを、一辺縁の接合部で剥離不能に接合しているが、剥離糊等を用いて各台紙をその他の辺縁部で仮着するようにしてもよい。
また、上記実施例では、接合部を接着剤によって接合しているが、接着剤に替えてステープルを用いて接合してもよい。
第一実施例のラベル帳票1aの縦断側面図である。 ラベル帳票1aの分解斜視図である。 ラベル帳票1aの平面図である。 ラベル帳票1aの裏面図である。 ラミネートラベルaの作製手順を示すラベル帳票1aの縦断側面図である。 ウインドウガラス等の内側に貼着されたラミネートラベルaを外側から目視した状態を示す参考図である。 第二実施例のラベル帳票1bの平面図である。 壁面等の外表面に貼着されたラミネートラベルbを外側から目視した状態を示す参考図である。 従来のラベル帳票1cの平面図である。 ラミネートラベルの作製手順を示す従来のラベル帳票1cの側面図である。
符号の説明
1a,1b,1c ラベル帳票
2 上側台紙
3 剥離層
5 下側台紙
6 剥離層
7 易切断線
8 剥離部
9 窓孔部
11a,11b 接合部
15,15a 第一ラベル片
16 粘着層
17,17a 可変情報
18,18a 第二ラベル片
19 粘着層
a,b ラミネートラベル

Claims (4)

  1. 剥離層を備えた表面に、裏面に粘着層を備えた第一ラベル片が剥離可能に仮着された上側台紙と、
    剥離層を備えた表面に、裏面に粘着層を備えた第二ラベル片が剥離可能に仮着された下側台紙とを備えてなり、
    第一ラベル片の直下に第二ラベル片が配置されるようにして、下側台紙の上に上側台紙が重ねられ、かつ、各台紙は一辺縁部に設けられた接合部において分離不能に相互に接合されて、該接合部を中心にして折り返し可能となっており、
    下側台紙には、易切断線によって区画され、第二ラベル片の粘着層から部分的に剥離可能な剥離部が設けられ、該剥離部の剥離によって開口する下側台紙の窓孔部に第二ラベル片の粘着層が露出するようになっており、
    下側台紙の剥離部を剥がし取り、上側台紙と下側台紙とを、前記接合部を中心にして折り返すことにより、第一ラベル片の表面に第二ラベル片を積層状に貼着可能となることを特徴とするラベル帳票。
  2. 前記窓孔部は、上側台紙と下側台紙とを折り返した際に、第一ラベル片の表面全体を覆い得る形態をなしていることを特徴とする請求項1記載のラベル帳票。
  3. 第一ラベル片は、可変情報印刷用の透明ラベルであり、
    第二ラベル片は、該透明ラベルの表面に貼着するための可変情報印刷不要の不透明ラベル片であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラベル帳票。
  4. 第一ラベル片は、可変情報印刷用の不透明ラベルであり、
    第二ラベル片は、該不透明ラベルの表面に貼着するための可変情報印刷不要の透明ラベル片であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラベル帳票。
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