JP2002198460A - 多数個取り配線基板 - Google Patents

多数個取り配線基板

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JP2002198460A
JP2002198460A JP2000397442A JP2000397442A JP2002198460A JP 2002198460 A JP2002198460 A JP 2002198460A JP 2000397442 A JP2000397442 A JP 2000397442A JP 2000397442 A JP2000397442 A JP 2000397442A JP 2002198460 A JP2002198460 A JP 2002198460A
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conductor
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metallized
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Akira Takeo
明 竹尾
Yuichi Furumoto
雄一 古本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数個取り配線基板から配線基板領域毎に切断
分割する際に、真っ直ぐに切断でき貫通孔のメタライズ
導体間の電気的な絶縁信頼性を高め、外部電気回路基板
の配線導体へ電子部品を高い信頼性でもって接続できる
ようにすること。 【解決手段】誘電体から成る母基板1に各々が分割線3
で区切られた略長方形の複数の配線基板領域2が縦横に
一体的に配列形成されているとともに、分割線3上に貫
通孔が形成され、その貫通孔に金属粉末に対してセラミ
ック粉末を50〜65重量部含むメタライズ導体5が充
填されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体素子
や圧電振動子等の電子部品等を搭載するための配線基板
となる領域を広面積の母基板に縦横に複数個一体的に配
列形成して成る多数個取り配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば半導体素子や圧電振動子等
の電子部品を搭載するための配線基板は、図5に斜視図
で示すように、略長方形のセラミックスから成る絶縁基
板20の側面や隅部に平面視で円周の略4分の1の円弧
状切り欠き20aを形成し、切り欠き20a内にタング
ステン(W)、モリブデン(Mo)、銅(Cu)、銀(A
g)等のメタライズ導体を充填して外部接続端子18が
設けられている。
【0003】そして、この従来の配線基板においては、
絶縁基板20の上面に電子部品16を接着剤を介して搭
載固定するとともに、電子部品16の各電極と外部接続
端子18を例えばボンディングワイヤ17を介して電気
的に接続し、しかる後、絶縁基板20の上面に電子部品
16およびボンディングワイヤ17を覆って封止するよ
うに樹脂封止材(ポッティング樹脂)を固着させること
によって電子部品装置となる。そして、外部接続端子1
8を外部電気回路基板の配線導体に半田を介して接続す
ることによって、搭載する電子部品16が外部電気回路
に電気的に接続されることとなる。
【0004】このような従来の配線基板は、一般的に
は、図6に斜視図で示すように、略平板状の広面積の母
基板11に、上述の配線基板となる多数個の配線基板領
域12を縦横に一体的に配列形成して成る多数個取りの
形態で製作される。この多数個取り配線基板11は、各
配線基板領域12が分割線13で区切られているととも
に、分割線13の交点上に切り欠き20a用の円形の貫
通孔14が形成されており、貫通孔14には外部接続端
子18用のW,Mo,Cu,Ag等のメタライズ導体1
5が充填される。
【0005】そして、図7に斜視図で示すように、各配
線基板領域12の上面に電子部品16を搭載固定すると
ともに、電子部品16の電極とメタライズ導体15とを
各配線基板領域12内でボンディングワイヤ17を介し
て電気的に接続した後、母基板11の上面に電子部品1
6およびボンディングワイヤ17を覆って封止するよう
に樹脂封止材(ポッティング樹脂)を固着させ、しかる
後、母基板11をダイヤモンドカッタやレーザカッタ等
の切断装置により分割線13に沿って各配線基板領域1
2毎に分割することにより、図5に示すような配線基板
が多数個同時集約的に製造される。
【0006】なお、このような多数個取り配線基板は、
母基板11用の広面積のセラミックグリーンシートを準
備し、このセラミックグリーンシートに貫通孔14とな
る円形の貫通穴を分割線13の各交点上に打ち抜き金型
により形成し、しかる後、貫通孔14に例えばW,M
o,Cu,Ag等のメタライズ導体15を圧入法や吸引法
等の充填法により充填して高温で焼成することによって
製作される。
【0007】そして、メタライズ導体15がWメタライ
ズから成る場合であれば、W粉末に適当な有機バインダ
ー、溶剤を添加混合して適当な粘度のペースト状となす
ことによって、メタライズ導体15の金属ペーストが製
作されている。
【0008】また、他の従来例として、前述の外部接続
端子18のメタライズ導体15に相応するキャスタレー
ション部の導体に関し、金属粉末にガラスを30重量%
以下含有させることで、切断分割時に破壊強度が低いガ
ラスの界面に沿って切断分割することとなり、キャスタ
レーション部の導体金属面を真っ直ぐ切断することがで
きるため切断によるバリ、欠けも少ない電子部品用セラ
ミックパッケージが提案されている(特開平11−30
7691号公報参照)。
【0009】また、前述のメタライズ導体15に関し、
ビアホール内に形成されたビア導体の内部に直径約1μ
m〜5μmの多数の空隙部、または直径約0.1μm〜
0.5μmの無機材料の微粉末および直径約1μm〜5
μmの多数の空隙部を散在させることで、ビア導体の体
積がビアホール内の容積とほぼ等しくなり、基板焼結時
にビア導体の収縮が抑えられ、ビア導体とビアホールの
内壁との間に隙間を発生させずに両者が密着するため、
基板表面に薄膜多層配線を形成する場合に、このような
隙間を埋める工程は不要となり薄膜層に穴明き等の不良
が発生することもなく良好な薄膜多層配線とすることが
できる多層配線基板が提案されている(特開平8−27
4470号公報参照)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような配線基板は、近時その小型化が急速に進んでお
り、例えば絶縁基板20の長辺が1mm程度、短辺が
0.6mm程度の極めて小さなものとなってきている。
このため、多数個取り配線基板用の母基板11におい
て、各分割線13上の交点に形成される貫通孔14の直
径を例えば0.4mm以上とすると、貫通孔14間の間
隔が各配線基板領域12の短辺側で0.2mm以下の狭
いものとなる。そのため、貫通孔14のメタライズ導体
15をダイヤモンドカッタやレーザカッタ等の切断装置
にて分割線13に沿って切断分割する際に、メタライズ
導体15の破壊強度が高いと真っ直ぐに切断できずバリ
や欠けが発生し、メタライズ導体15間の絶縁信頼性が
低下するという問題点を有していた。
【0011】そこで、このような問題点を解決するため
の特開平11−307691号公報に記載の如く、キャ
スタレーション部の導体の金属粉末にガラスを30重量
%以下含ませることで、キャスタレーション部の導体の
破壊強度を低くして切断分割のときのバリ、欠けの少な
い電子部品用セラミックパッケージが提案されている
が、キャスタレーション部と導体との間に熱膨張差に起
因した熱応力が集中して大きな残留応力となる。その結
果、外部電気回路基板の配線導体に半田を介して接続す
る際や切断分割のときのダイヤモンドカッタやレーザカ
ッタ等の外力、その他熱衝撃が加わると、残留応力と相
まって極めて大きな力となり、キャスタレーション部に
クラックを発生させ、導体の剥がれや欠けにより断線が
発生するという問題点を有していた。
【0012】また、特開平8−274470号公報に記
載の如く、ビア導体の内部に直径約1〜5μmの多数の
空隙部、または直径0.1〜0.5μmの無機物の微粉
末および直径約1〜5μmの多数の空隙部を散在させる
ことで、ビア導体とビアホールとの間に隙間を発生させ
ずに両者が密着する多層配線基板が提案されているが、
メタライズ導体に多数の空隙部を有することからメタラ
イズ導体が脆弱になってしまい、外力や熱衝撃等が加わ
るとメタライズ導体の剥がれや欠けが発生するという問
題点を有していた。
【0013】本発明は、上記従来の問題点に鑑み完成さ
れたものであり、その目的は、外部電気回路基板の配線
導体へ電子部品を高い信頼性でもって接続できる配線基
板を作製できる多数個取り配線基板を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の多数個取り配線
基板は、誘電体から成る母基板に各々が分割線で区切ら
れた略長方形の複数の配線基板領域が縦横に一体的に配
列形成されているとともに、前記分割線上に貫通孔が形
成され、該貫通孔に金属粉末に対してセラミック粉末を
50〜65重量部含むメタライズ導体が充填されている
ことを特徴とする。
【0015】本発明は、上記の構成により、母基板と貫
通孔のメタライズ導体との熱膨張差による熱応力を小さ
くできる。そのため、各配線基板領域毎に切断分割する
際にダイヤモンドカッタやレーザカッタからの切断に伴
う外力やその他の熱衝撃などが加わっても、熱応力が集
中する貫通孔にクラックを発生させたり貫通孔からメタ
ライズ導体が剥がれて断線するということも大幅に抑制
される。また、メタライズ導体の金属化が抑えられるた
め、メタライズ導体の破壊強度が小さくなっており、各
配線基板領域毎に切断分割する際にダイヤモンドカッタ
やレーザカッタが貫通孔のメタライズ導体を真っ直ぐに
切断でき、バリや欠けの発生も無いため、母基板を各配
線基板領域毎に正確に切断分割することができる。
【0016】また本発明において、好ましくは、前記メ
タライズ導体の空孔率が1〜3体積%であることを特徴
とする。
【0017】本発明は、このような構成により、メタラ
イズ導体に空孔を形成させることで、絶縁基板とメタラ
イズ導体との熱膨張差による熱応力やメタライズ導体の
金属化を抑制するように有効に作用し、母基板を各配線
基板領域毎に正確に切断分割することができる。
【0018】さらに本発明において、好ましくは、前記
メタライズ導体中の空孔のうち80体積%以上が独立し
ていることを特徴とする。
【0019】本発明は、このような構成により、連続し
た空孔の形成を抑制しメタライズ導体の脆弱化を防止で
きるため、切断分割時のメタライズ導体の貫通孔からの
剥がれやメタライズ導体の欠けを無くすことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の多数個取り配線基板につ
いて以下に詳細に説明する。図1は、本発明の多数個取
り配線基板について実施の形態の一例を示す斜視図であ
り、1は母基板、2は配線基板領域である。
【0021】母基板1は、主として酸化アルミニウム
(Al23)質焼結体や窒化アルミニウム(AlN)質
焼結体、ムライト(3Al23・2SiO2)質焼結
体、窒化珪素(Si34)質焼結体、炭化珪素(Si
C)質焼結体、ガラスセラミックス等のセラミックス等
のセラミックス材料から成る広面積の略平板であり、そ
の主面に電子部品を搭載するための複数の略長方形の配
線基板領域2が分割線3で区切られて縦横に一体的に配
列形成されている。そして、母基板1に電子部品が搭載
された後、各分割線3に沿って切断分割することによっ
て電子部品装置が多数個同時集約的に製作される。
【0022】本発明の母基板1は、母基板1用のセラミ
ックグリーンシートに貫通孔4を打ち抜き、この貫通孔
4にメタライズ導体5を充填し、これを高温で焼成する
ことによって製作される。なお、母基板1用のセラミッ
クグリーンシートは、母基板1が酸化アルミニウム(A
23)質焼結体から成る場合、酸化アルミニウム、酸
化珪素(SiO2)、酸化カルシウム(CaO)、酸化
マグネシウム(MgO)等の原材料粉末に適当な有機バ
インダーおよび溶剤を添加混合して泥漿状となし、これ
を従来周知のドクターブレード法を採用してシート状に
形成することによって得られる。
【0023】また、母基板1には、各配線基板領域2を
区切る分割線3上の各交点に貫通孔4が形成されてお
り、この貫通孔4には図3に示すような外部接続端子8
用のメタライズ導体5が充填されている。貫通孔4を分
割線3に沿って分割することにより外部接続端子8を形
成する。
【0024】なお、貫通孔4は母基板1用のセラミック
グリーンシートに従来周知の打ち抜き金型を用いて打ち
抜くことによって形成され、各配線基板領域2の長辺側
に沿って細長い形状となるように形成することで、短辺
側の外部接続端子8間を広くでき、電気的な絶縁信頼性
が高くなる。長辺側ではメタライズ導体5の幅が大きく
取れるため、外部電気回路基板の配線導体との間に大き
な半田の溜まりが形成されて、この配線基板を使用した
電子部品装置を外部電気回路基板の配線導体に極めて強
固に接続することができる。
【0025】また、メタライズ導体5は、母基板1用の
セラミックグリーンシートに設けた貫通孔4内に圧入法
や吸引法等により充填される。
【0026】このメタライズ導体5は、例えばW,M
o,Cu,Ag等の金属粉末に対してセラミック粉末を
50〜65重量部含むものである。即ち、金属粉末を1
00重量部とした場合にセラミック粉末を50〜65重
量部含むものであり、勿論これらを合計すると150〜
165重量部となる。セラミック粉末を50重量部未満
とすると、母基板1と貫通孔4のメタライズ導体5との
熱膨張差による熱応力が大きくなるため、各配線基板領
域2毎に切断分割する際にダイヤモンドカッタやレーザ
カッタからの切断に伴う外力やその他の熱衝撃等が加わ
ると、熱応力が集中する貫通孔4にクラックを発生させ
たり貫通孔4からメタライズ導体5が剥がれて断線し易
くなる。また、メタライズ導体5が金属化するためメタ
ライズ導体5の破壊強度が大きくなり、各配線基板領域
2毎に切断分割する際にダイヤモンドカッタやレーザカ
ッタが貫通孔4のメタライズ導体5を真っ直ぐに切断で
きず、バリや欠けが発生するため、母基板1を各配線基
板領域2毎に正確に切断分割することができず、またダ
イヤモンドカッタやレーザカッタが破損するといった問
題が発生する。
【0027】他方65重量部を超えると、メタライズ導
体5の破壊強度が小さくなりメタライズ導体5が脆弱に
なるため、外力や熱衝撃等が加わると切断分割時のメタ
ライズ導体5の貫通孔4からの剥がれやメタライズ導体
5の欠けが発生し易くなる。
【0028】本発明のセラミック粉末としては、Al2
3、AlN、3Al23・2SiO 2、Si34、Si
C、ガラスセラミックス等のセラミック粉末がよく、こ
れらは融点が高く、硬質ではあるが適度な脆性を有して
おり、母基板1同じ材質または母基板1と略同じ熱膨張
係数を有する点で好ましい。その他、これらと同様の特
性を有するものであれば、他の材質のセラミック粉末を
用いてもよい。
【0029】また、図4に貫通孔4のメタライズ導体5
の要部拡大断面図を示す。このメタライズ導体5に空孔
19を形成させることで、絶縁基板10とメタライズ導
体5との熱膨張差による熱応力やメタライズ導体5の金
属化を抑制し、母基板1を各配線基板領域2毎に正確に
切断分割するするように有効に作用させることができ
る。しかしながら、その空孔19がメタライズ導体5の
1体積%未満の場合には上記の作用の有効性が殆ど見う
けられず、3体積%を超えるとメタライズ導体5を脆弱
化させる。よって、空孔19のメタライズ導体5におけ
る空孔率は1〜3体積%が好ましい。
【0030】この空孔19の空孔率は、透過型X線装置
にて貫通孔4のメタライズ導体5へX線を透過して得ら
れた空孔19の表面積を体積へ換算することにより、メ
タライズ導体5中の空孔率を算出する方法で特定でき
る。
【0031】また本発明において、メタライズ導体5中
の空孔19のうち80体積%以上が独立していることが
好ましい。これにより、連続した空孔19の形成を抑制
してメタライズ導体5の脆弱化を防止できるため、切断
分割時のメタライズ導体5の貫通孔4からの剥がれやメ
タライズ導体5の欠けを無くすことができる。
【0032】メタライズ導体5中の独立した空孔19は
直径が5〜30μmであり、それ以上の直径の空孔19
は空孔19同士がつながった連続した空孔19を形成し
ている。そして、メタライズ導体5中の独立した空孔1
9の体積率は、透過型X線装置にて貫通孔4のメタライ
ズ導体5へX線を透過して得られた空孔19の表面積を
体積に換算し、各々の体積の直径から独立した空孔19
の体積率を算出する方法で特定できる。
【0033】そして、本発明の多数個取り配線基板によ
れば、図2に示すように、各配線基板領域2の上面に電
子部品6を接着剤を介して搭載固定するとともに、各配
線基板領域2において電子部品6の電極とメタライズ導
体5とをボンディングワイヤ7を介して電気的に接続し
た後、母基板1の上面に各電子部品6およびボンディン
グワイヤ7を覆って封止するように樹脂封止材(ポッテ
ィング樹脂)を固着させ、最後に母基板1をダイヤモン
ドカッタやレーザカッタ等の切断装置を用いて分割線3
に沿って各配線基板領域2毎に分割することにより、配
線基板が多数個集約的に製造される。
【0034】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれ
ば種々の変更は可能である。例えば、外部接続端子8
は、図3に示すように、その上下面がメタライズ導体5
からなる接続パッド9で覆われていてもよい。また、上
述の実施の形態においては、絶縁基板10および母基板
1は単層構造であったが、絶縁基板10および母基板1
は複数のセラミック層が積層された多層構造であっても
よい。さらに、上述の実施の形態においては、電子部品
6の電極と外部接続端子8とは、半田や金属バンプを介
して接続されてもよい。また、外部接続端子8は絶縁基
板10の各4隅の角部に形成したが、絶縁基板10の側
面に設けてもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明は、誘電体から成る母基板に各々
が分割線で区切られた略長方形の複数の配線基板領域が
縦横に一体的に配列形成されているとともに、分割線上
に貫通孔が形成され、その貫通孔に金属粉末に対してセ
ラミック粉末を50〜65重量部含むメタライズ導体が
充填された貫通孔が形成されていることにより、母基板
と貫通孔のメタライズ導体との熱膨張差による熱応力を
小さくできる。そのため、各配線基板領域毎に切断分割
する際にダイヤモンドカッタやレーザカッタからの切断
に伴う外力やその他の熱衝撃などが加わっても熱応力が
集中する貫通孔にクラックを発生させたり貫通孔からメ
タライズ導体が剥がれて断線するということが抑制され
る。また、メタライズ導体の金属化が抑えられるため、
メタライズ導体の破壊強度が小さくなり、各配線基板領
域毎に切断分割する際にダイヤモンドカッタやレーザカ
ッタが貫通孔のメタライズ導体を真っ直ぐに切断でき、
バリや欠けの発生も無いため、母基板を各配線基板領域
毎に正確に切断分割することができる。
【0036】また本発明は、好ましくはメタライズ導体
の空孔率が1〜3体積%であることにより、メタライズ
導体に空孔を形成させることで、絶縁基板とメタライズ
導体との熱膨張差による熱応力やメタライズ導体の金属
化を抑制するように有効に作用し、母基板を各配線基板
領域毎に正確に切断分割することができる。
【0037】さらに本発明は、好ましくはメタライズ導
体中の空孔のうち80体積%以上が独立していることに
より、連続した空孔の形成を抑制しメタライズ導体の脆
弱化を防止できるため、切断分割時のメタライズ導体の
貫通孔からの剥がれやメタライズ導体の欠けを無くすこ
とができる。
【0038】したがって、外部電気回路基板の配線導体
へ電子部品を正確に高い信頼性でもって接続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多数個取り配線基板について実施の形
態の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の多数個取り配線基板から配線基板を製
作する方法を説明するための多数個取り配線基板の斜視
図である。
【図3】本発明の配線基板について実施の形態の一例を
示す斜視図である。
【図4】本発明の多数個取り配線基板に形成された貫通
孔のメタライズ導体を示す要部拡大断面図である。
【図5】従来の配線基板の斜視図である。
【図6】従来の多数個取り配線基板の斜視図である。
【図7】従来の多数個取り配線基板から配線基板を製作
する方法を説明するための多数個取り配線基板の斜視図
である。
【符号の説明】
1:母基板 2:配線基板領域 3:分割線 4:貫通孔 5:メタライズ導体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体から成る母基板に各々が分割線で
    区切られた略長方形の複数の配線基板領域が縦横に一体
    的に配列形成されているとともに、前記分割線上に貫通
    孔が形成され、該貫通孔に金属粉末に対してセラミック
    粉末を50〜65重量部含むメタライズ導体が充填され
    ていることを特徴とする多数個取り配線基板。
  2. 【請求項2】 前記メタライズ導体の空孔率が1〜3体
    積%であることを特徴とする請求項1記載の多数個取り
    配線基板。
  3. 【請求項3】 前記メタライズ導体中の空孔のうち80
    体積%以上が独立していることを特徴とする請求項2記
    載の多数個取り配線基板。
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