JP3752447B2 - 半導体素子収納用パッケージ - Google Patents

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    • H01L2224/732Location after the connecting process
    • H01L2224/73251Location after the connecting process on different surfaces
    • H01L2224/73265Layer and wire connectors

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はLSI(大規模集積回路素子)等の半導体素子を収容するための半導体素子収納用パッケージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体素子を収容するための半導体素子収納用パッケージは、上面に半導体素子が載置される載置部を有する銅−タングステン合金や銅−モリブデン合金等の金属材料からなる基体と、該基体の上面に前記載置部を囲繞するようにして取着された酸化アルミニウム質焼結体やガラスセラミック焼結体等の電気絶縁材料からなる枠状の絶縁体と、該枠状絶縁体の内周部から外周部にかけて被着導出されているタングステン、モリブデン、銅、銀等の金属粉末からなる複数個の配線層と、前記枠状絶縁体の上面に取着され、絶縁体の内側の穴を塞ぐ蓋体とから構成されており、基体の半導体素子載置部に半導体素子をガラス、樹脂、ロウ材等の接着剤を介して接着固定するとともに該半導体素子の各電極をボンディングワイヤを介して枠状絶縁体に形成した配線層に電気的に接続し、しかる後、枠状絶縁体に蓋体を該絶縁体の内側の穴を塞ぐようにしてガラス、樹脂、ロウ材等から封止材を介して接合させ、基体と枠状絶縁体と蓋体とからなる容器内部に半導体素子を気密に収容することによって製品としての半導体装置となる。
【0003】
なお上述の半導体素子収納用パッケージにおいては、半導体素子が載置される基体が銅−タングステン合金や銅−モリブデン合金等の金属材料で形成されており、該銅−タングステン合金や銅−モリブデン合金等は熱伝導率が約180W/m・Kと高く熱伝導性に優れていることから基体は半導体素子の作動時に発する熱を良好に吸収するとともに大気中に良好に放散させることができ、これによって半導体素子を常に適温とし半導体素子に熱破壊が発生したり、特性に熱劣化が発生したりするのを有効に防止している。
【0004】
また上述の半導体素子収納用パッケージの基体として使用されている銅−タングステン合金や銅−モリブデン合金はタングステン粉末やモリブデン粉末を焼成して焼結多孔体を得、次に前記焼結多孔体の空孔内に溶融させることによって製作されており、例えば、タングステンから成る焼結多孔体に銅を含浸させる場合は焼結多孔体が75乃至90重量%、銅が10乃至25重量%の範囲に、モリブデンから成る焼結多孔体に銅を含浸させる場合は焼結多孔体が80乃至90重量%、銅が10乃至20重量%の範囲となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の半導体素子収納用パッケージにおいては、基体がタングステン粉末やモリブデン粉末を焼成して焼結多孔体を得るとともに該焼結多孔体の空孔内に溶融させた銅を含浸させることによって形成されており、前記銅の量を増加させればさせるほど前記基体の熱伝導率は高くなるが、それにつれて基体の線熱膨張係数も大きくなる。前記基体は上面に取着される酸化アルミニウム質焼結体やガラスセラミック焼結体等から成る枠状絶縁体の線熱膨張係数(6.0ppm/℃乃至8.0ppm/℃:室温〜800℃)と大きく相違すると、両者の線熱膨張係数の相違により発生する応力が両者の接合界面に働き、該応力により前記接合界面にクラックがはいったり、ひどい場合には両者の接合界面に剥離が発生したりして、半導体素子収納用パッケージの気密封止の信頼性が損なわれ、内部に収容する半導体素子を信頼性よく正常に作動させることができなくなると言う問題が発生してしまうことから、前記基体の線熱膨張係数は前記枠状絶縁体の線熱膨張係数と近似させる必要があり、前記基体の銅の含有率は10乃至25重量%(基体が銅−タングステン合金から成る場合は銅の含有率は10乃至25重量%、銅−モリブデン合金から成る場合は銅の含有率は10乃至20重量%)の範囲に限定されることとなり、前記基体の熱伝導率は最大でも約180W/m・K程度であった。
【0006】
そのためこの従来の半導体素子収納用パッケージ内に近時の高密度化、高集積化が大きく進み、作動時に多量の熱を発する半導体素子を収容した場合、半導体素子が作動時に発する熱は基体を介して外部に完全に放散させることができなくなり、その結果、半導体素子が該素子自身の発する熱によって高温となり、半導体素子に熱破壊を招来させたり、特性にばらつきを生じ安定に作動させることができないという欠点を有していた。
【0007】
本発明は上記欠点に鑑み案出されたもので、その目的は高密度化、高集積化が進み、作動時に多量の熱を発する半導体素子を常に適温に保持し、半導体素子を長期間にわたり安定に機能させることができる半導体素子収納用パッケージを提案することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体素子収納用パッケージは、半導体素子が載置される載置部を有する基体と、該基体と前記半導体素子を収容する空所を構成する蓋体と、を備え、前記基体は、65乃至80重量%の炭化珪素と20乃至35重量%の銅とから成り、溶融した銅に炭化珪素粉末が分散混入されて成るものであることを特徴とするものである。さらに、前記蓋体は、前記基体上に枠状の絶縁体を介して取着されることを特徴とするものである。また、本発明の半導体装置は、半導体素子と、半導体素子が載置される載置部を有する基体と、該基体と前記半導体素子を収容する空所を構成する蓋体と、を備え、前記基体は、65乃至80重量%の炭化珪素と20乃至35重量%の銅とから成り、溶融した銅に炭化珪素粉末が分散混入されて成るものであることを特徴とするものである。
【0009】
本発明の半導体素子収納用パッケージによれば、基体を65乃至80重量%の炭化珪素と、20乃至35重量%の銅とで形成し、熱伝導率を270W/m・K以上の高いものとなしたことから、基体上に載置される半導体素子が作動時に多量の熱を発したとしてもその熱は基体の半導体素子載置部平面方向に素早く広がらせるとともに基体の厚さ方向を良好に伝搬させて外部に効率よく確実に放散させることができ、これによって半導体素子は常に適温となり、半導体素子を長期間にわたり安定かつ正常に作動させることが可能となる。
【0010】
また本発明の半導体素子収納用パッケージによれば、基体を65乃至80重量%の炭化珪素と、20乃至35重量%の銅とで形成し、その線熱膨張係数を枠状絶縁体の線熱膨張係数(6ppm/℃乃至8ppm/℃:室温〜800℃)に近似するものとなしたことから、基体上に枠状絶縁体を取着させる際や半導体素子が作動した際等において基体と枠状絶縁体の両者に熱が作用したとしても基体と枠状絶縁体との間には両者の線熱膨張係数の相違に起因する大きな熱応力が発生することはなく、これによって半導体素子を収納する空所の気密封止が常に完全となり、半導体素子を安定かつ正常に作動させることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を添付図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の半導体素子収納用パッケージの一実施例を示す断面図である。図1において、1は基体、2は枠状絶縁体、3は蓋体である。この基体1と枠状絶縁体2と蓋体3とにより内部に半導体素子4を気密に収容する容器5が構成される。
【0012】
前記基体1はその上面に半導体素子4が載置される載置部1aを有するとともに上面外周部に該基体1の上面に設けた半導体素子4が載置される載置部1aを囲繞するようにして枠状絶縁体2がロウ材やガラス、樹脂等の接着剤を介して取着されている。
【0013】
前記基体1は半導体素子4を支持する支持部材として作用するとともに半導体素子4が作動時に発する熱を良好に吸収するとともに大気中に効率よく放散させ、半導体素子4を常に適温とする作用をなし、枠状絶縁体2に囲まれた基体1の載置部1a上に半導体素子4がガラス、樹脂、ロウ材等の接着剤を介して固定される。
【0014】
なお前記基体1は炭化珪素と銅とから成り、例えば溶融させた銅に平均粒径5μm程度の炭化珪素粉末を分散混入させることによって、或いは炭化珪素粉末を焼成して多孔体の焼結体を得、しかる後、焼結体の空孔内に溶融させた銅を充填させることによって製作されている。
【0015】
また前記基体1の上面外周部には該基体1の上面に設けた半導体素子4が載置される載置部1aを囲繞するようにして枠状絶縁体2がロウ材やガラス、樹脂等の接着剤を介して取着されており、基体1と枠状絶縁体2とで半導体素子4を収容するための空所が内部に形成される。
【0016】
前記基体1に取着される枠状絶縁体2は酸化アルミニウム質焼結体やガラスセラミック質焼結体等の線熱膨張係数が6.0ppm/℃〜8.0ppm/℃(室温〜800℃)の電気絶縁性のセラミックスから成り、例えば、酸化アルミニウム質焼結体から成る場合には酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化カルシウム等の原料粉末に適当な有機バインダー、可塑剤、溶剤を添加混合して泥漿状となすとともに該泥漿物を従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法を採用することによってセラミックグリーンシート(セラミック生シート)を形成し、次に前記セラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施し、所定形状となすとともに必要に応じて複数枚を積層して成形体となし、しかる後、これを1600℃の温度で焼成することによって製作される。また、ガラスセラミック質焼結体から成る場合には、ホウ珪酸ガラス等のガラス粉末と酸化アルミニウム等のセラミック粉末とから成る原料粉末に適当な有機バインダ、溶剤等を添加混合して泥漿物を作るとともに、この泥漿物をドクターブレード法やカレンダーロール法を採用することによってセラミックグリーンシート(セラミック生シート)を形成し、次に前記セラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工を施して所定の形状に成形するとともに必要に応じて複数枚を積層して成形体となし、しかる後、これを約900℃の温度で焼成することによって製作される。
【0017】
前記枠状絶縁体2は更にその内周部から上面にかけて導出する複数の配線層6が被着形成されており、枠状絶縁体2の内周部に露出する配線層6の一端には半導体素子4の各電極がボンディングワイヤ7を介して電気的に接続され、また枠状絶縁体2の上面に導出された部位には外部電気回路と接続される外部リードピン8が銀ロウ等のロウ材を介してロウ付け取着されている。
【0018】
前記配線層6は半導体素子4の各電極を外部電気回路に接続する際の導電路として作用し、タングステン、モリブデン、マンガン、銅、銀等の金属粉末により形成されている。
【0019】
前記配線層6はタングステン、モリブデン、マンガン、銅、銀等の金属粉末に適当な有機バインダー、溶剤等を添加混合して得られた金属ペーストを枠状絶縁体2となるセラミックグリーンシートに予め従来周知のスクリーン印刷法等の印刷法を用いることにより所定パターンに印刷塗布しておくことによって枠状絶縁体2の内周部から上面にかけて被着形成される。
【0020】
なお前記配線層6はその露出する表面にニッケル、金等の耐蝕性に優れ、かつロウ材との濡れ性に優れる金属を1μm〜20μmの厚みにメッキ法により被着させておくと、配線層6の酸化腐蝕を有効に防止することができるとともに外部リードピン8を強固に取着することが可能となり、前記配線層6はその露出する表面にニッケル、金等の耐蝕性に優れ、かつロウ材との濡れ性に優れる金属を1μm〜20μmの厚みに被着させておくことが好ましい。
【0021】
また前記配線層6には外部リードピン8が銀ロウ等のロウ材を介してロウ付け取着されており、該外部リードピン8は容器5内部に収容する半導体素子の各電極を外部電気回路に電気的に接続する作用をなし、外部リードピン8を外部電気回路に接続することによって容器5内部に収容される半導体素子4は配線層6および外部リードピン8を介して外部電気回路に電気的に接続されることとなる。
【0022】
前記外部リードピン8は鉄−ニッケル−コバルト合金や鉄−ニッケル合金等の金属材料から成り、例えば、鉄−ニッケル−コバルト合金等の金属から成るインゴット(塊)に圧延加工法や打ち抜き加工法等、従来周知の金属加工法を施すことによって所定形状に形成される。
【0023】
本発明においては、基体1を65乃至80重量%の炭化珪素と、20乃至35重量%の銅とで形成しておくことが重要である。
【0024】
前記基体1を65乃至80重量%の炭化珪素と、20乃至35重量%の銅とで形成しておくと基体1の熱伝導率が270W/m・K以上の高いものとなり、その結果、基体1上に載置される半導体素子4が作動時に多量の熱を発したとしてもその熱は基体1の半導体素子載置部1a平面方向に素早く広がらせるとともに基体1の厚さ方向を良好に伝搬させて外部に効率よく確実に放散させることができ、これによって半導体素子4は常に適温となり、半導体素子4を長期間にわたり安定かつ正常に作動させることが可能となる。
【0025】
また上述の65乃至80重量%の炭化珪素と、20乃至35重量%の銅とからなる基体1はその線熱膨張係数が枠状絶縁体2の線熱膨張係数(6ppm/℃乃至8ppm/℃:室温〜800℃)に近似する6ppm/℃乃至8ppm/℃となり、その結果、基体1上に枠状絶縁体2を取着させる際や半導体素子4が作動した際において基体1と枠状絶縁体2の両者に熱が作用したとしても基体1と枠状絶縁体2との間には両者の線熱膨張係数の相違に起因する大きな熱応力が発生することはなく、これによって半導体素子4を収納する空所の気密封止が常に完全となり、半導体素子4を安定かつ正常に作動させることが可能となる。
【0026】
なお前記基体1は炭化珪素の量が65重量%未満となると、言い換えれば銅の量が35重量%を超えると、基体1の線熱膨張係数が枠状絶縁体2の線熱膨張係数に対して大きく相違することとなり、その結果、基体1に枠状絶縁体2を強固に取着させておくことができなくなってしまい、また炭化珪素の量が80重量%を超える、言い換えれば銅の量が20重量%未満となると基体1の熱伝導率が大きく劣化し、半導体素子4が作動時に多量の熱を発した場合、その熱を基体1を介して外部に完全に放散させることができなくなり、その結果、半導体素子4を高温として、半導体素子4に熱破壊を招来させたり、特性にばらつきが生じ安定に作動させることができなくなってしまう。従って、前記基体1は炭化珪素の量が65乃至80重量%、銅の量が20乃至65重量%の範囲に特定される。
【0027】
また前記65乃至80重量%の炭化珪素と、20乃至35重量%の銅とから成る基体1は炭化珪素の表面に酸化物膜、例えばSiO2等の膜を0.05μm乃至1μm程度の厚みに被着させておけば炭化珪素と銅との密着強度が大きく向上して基体1としての信頼性が大幅に向上する。従って前記基体1は表面に酸化物膜を0.05μm乃至1μmの厚みに被着させた炭化珪素と銅とで形成しておくことが好ましい。
【0028】
前記炭化珪素の表面に酸化物膜を被着させる方法としては、例えば、炭化珪素の粉末を大気中で約1200℃の温度で加熱することによって行われる。
【0029】
更に、前記基体1は溶融させた銅に炭化珪素粉末を分散混入させて形成した場合、基体1のヤング率が銅のヤング率に依存する100GPa程度の軟質なものとなり、その結果、基体1上に半導体素子4を載置させた後、基体1と半導体素子4に熱が作用して両者間に熱応力が発生したとしても、その熱応力は基体1を若干変形させることによって効率よく吸収され、半導体素子4が基体1より剥離したり、半導体素子4に割れやクラックを発生したりすることがなく、半導体素子4を常に正常かつ安定に作動させることができる。
【0030】
かくして上述の半導体素子収納用パッケージによれば、基体1の半導体素子載置部1a上に半導体素子4をガラス、樹脂、ロウ材等の接着剤を介して接着固定するとともに該半導体素子4の各電極をボンディングワイヤ7を介して所定の配線層6に接続させ、しかる後、前記枠状絶縁体2の上面に蓋体3をガラス、樹脂、ロウ材等から成る封止材を介して接合させ、基体1、枠状絶縁体2及び蓋体3とから成る容器5内部に半導体素子4を気密に収容することによって製品としての半導体装置となる。
【0031】
なお本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。
【0032】
【発明の効果】
本発明の半導体素子収納用パッケージによれば、基体を65乃至80重量%の炭化珪素と、20乃至35重量%の銅とで形成し、熱伝導率を270W/m・K以上の高いものとなしたことから、基体上に載置される半導体素子が作動時に多量の熱を発したとしてもその熱は基体の半導体素子載置部平面方向に素早く広がらせるとともに基体の厚さ方向を良好に伝搬させて外部に効率よく確実に放散させることができ、これによって半導体素子は常に適温となり、半導体素子を長期間にわたり安定かつ正常に作動させることが可能となる。
【0033】
また本発明の半導体素子収納用パッケージによれば、基体を65乃至80重量%の炭化珪素と、20乃至35重量%の銅とで形成し、その線熱膨張係数を枠状絶縁体の線熱膨張係数(6ppm/℃乃至8ppm/℃:室温〜800℃)に近似するものとなしたことから、基体上に枠状絶縁体を取着させる際や半導体素子が作動した際等において基体と枠状絶縁体の両者に熱が作用したとしても基体と枠状絶縁体との間には両者の線熱膨張係数の相違に起因する大きな熱応力が発生することはなく、これによって半導体素子を収納する空所の気密封止が常に完全となり、半導体素子を安定かつ正常に作動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体素子収納用パッケージの一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・基体
1a・・・・載置部
2・・・・・枠状絶縁体
3・・・・・蓋体
4・・・・・半導体素子
5・・・・・容器
6・・・・・配線層
7・・・・・ボンディングワイヤ
8・・・・・外部リードピン

Claims (3)

  1. 半導体素子が載置される載置部を有する基体と、該基体と前記半導体素子を収容する空所を構成する蓋体と、を備え、前記基体は、65乃至80重量%の炭化珪素と20乃至35重量%の銅とから成り、溶融した銅に炭化珪素粉末が分散混入されて成るものであることを特徴とする半導体素子収納用パッケージ。
  2. 前記蓋体は、前記基体上に枠状の絶縁体を介して取着されることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子収納用パッケージ。
  3. 半導体素子と、半導体素子が載置される載置部を有する基体と、該基体と前記半導体素子を収容する空所を構成する蓋体と、を備え、前記基体は、65乃至80重量%の炭化珪素と20乃至35重量%の銅とから成り、溶融した銅に炭化珪素粉末が分散混入されて成るものであることを特徴とする半導体装置。
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