JP2002194141A - ブタジエン重合体成形品の製造法 - Google Patents

ブタジエン重合体成形品の製造法

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JP2002194141A
JP2002194141A JP2000390710A JP2000390710A JP2002194141A JP 2002194141 A JP2002194141 A JP 2002194141A JP 2000390710 A JP2000390710 A JP 2000390710A JP 2000390710 A JP2000390710 A JP 2000390710A JP 2002194141 A JP2002194141 A JP 2002194141A
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butadiene
butadiene polymer
bis
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JP2000390710A
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Kanako Fukuda
加奈子 福田
Hironobu Iyama
浩暢 井山
Mutsuko Higo
睦子 肥後
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブタジエン重合体を加熱溶融してもゲル化物
を生ずることなく加熱溶融し成形して、ブタジエン重合
体成形品を製造し得る方法を提供する。 【解決手段】 ブタジエン重合体を一般式(I) で示される化合物(I)と共に加熱溶融し成形して、ブ
タジエン重合体成形品を製造する。ブタジエン重合体と
しては、例えばポリブタジエン、スチレン−ブタジエン
共重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、ア
クリロニトリル−ブタジエン共重合体、アクリロニトリ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体、耐衝撃ポリスチレ
ンなどが挙げられる。化合物(I)の使用量はブタジエ
ン重合体100重量部あたり通常0.001重量部以上
である。射出成形法、押出成形法またはブロー成形法に
より成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブタジエン重合体
成形品の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ブタジエンを単量体単位とするブタジエ
ン重合体は、加硫されたエラストマーと同程度の弾性と
熱可塑性とを兼ね備えた重合体として広く用いられてい
る。
【0003】かかるブタジエン重合体を成形してその成
形品を製造するには、例えばブタジエン重合体を加熱し
溶融したのち成形する方法が知られている。
【0004】しかし、ブタジエン重合体は加熱下にゲル
化してゲル化物を生ずるという問題があった。かかるゲ
ル化物は成形品の外観不良の原因となるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者は、ブ
タジエン重合体を加熱溶融してもゲル化物を生ずること
なく成形して成形品を製造し得る方法を開発するべく鋭
意検討した結果、ブタジエン重合体を一般式(I) 〔式中、R1、R2およびR4はそれぞれ独立に水素原子
またはアルキル基を示し、R3は水素原子、アルキル
基、アルコキシル基、ヒドロキシル基またはアセチル基
を示し、R5、R6、R7およびR8はそれぞれ独立に水素
原子、アルキル基またはフェニル基を示し、R9および
10はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基またはアル
ケニル基を示す。〕で示される化合物(以下、化合物
(I)とする。)と共に加熱し溶融すれば、ゲル化物が
生じないことを見出し、本発明に至った。
【0006】すなわち本発明は、ブタジエン重合体を化
合物(I)と共に加熱溶融し成形することを特徴とする
ブタジエン重合体成形品の製造方法を提供するものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法に適用されるブ
タジエン重合体は、ブタジエンを単量体単位とする重合
体であって、ブタジエン単独の重合体であってもよい
し、ブタジエンと他の単量体との共重合体であってもよ
い。かかるブタジエン重合体としては、例えばポリブタ
ジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−ブ
タジエンブロック共重合体、アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体、耐衝撃ポリスチレンなどが挙げられる。か
かるブタジエン重合体は、例えば溶液重合法、乳化重合
法、塊状重合法などの通常の方法で製造することができ
る。ブタジエン重合体は、樹脂であってもよいし、ゴム
であってもよい。ブタジエン重合体がポリブタジエンで
ある場合には、溶液重合法により製造されたポリブタジ
エンゴムであってもよいし、乳化重合法により製造され
たポリブタジエンゴムであってもよい。
【0008】化合物(I)において、R1、R2、R4
5、R6、R7およびR8におけるアルキル基としては、
例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、t−ブチル基、2−エチルブチル基、n−ペンチル
基、イソペンチル基、1−メチルペンチル基、1,3−
ジメチルブチル基、n−ヘキシル基などの炭素数1〜6
程度のアルキル基などが挙げられる。
【0009】R3におけるアルキル基としては、例えば
メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、
t−ブチル基、2−エチルブチル基、n−ペンチル基、
イソペンチル基、1−メチルペンチル基、1,3−ジメ
チルブチル基、n−ヘキシル基などの炭素数1〜6のア
ルキル基などが挙げられる。アルコキシル基としては、
例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプ
ロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブ
トキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、
ヘキシルオキシ基、シクロペンチルオキシ基などの炭素
数1〜6程度のアルコキシル基などが挙げられる。
【0010】R9およびR10におけるアルキル基として
は、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブ
チル基、t−ブチル基、2−エチルブチル基、n−ペン
チル基、イソペンチル基、1−メチルペンチル基、1,
3−ジメチルブチル基、n−ヘキシル基、1−メチルヘ
キシル基、n−ヘプチル基、1−メチルヘプチル基、3
−メチルヘプチル基、n−オクチル基、t−オクチル
基、2−エチルヘキシル基、1,1,3−トリメチルヘ
キシル基、1,1,3,3−テトラメチルペンチル基、
ノニル基、デシル基、ウンデシル基、1−メチルウンデ
シル基、ドデシル基、1,3,3,5,5−ヘキサメチ
ルヘキシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタ
デシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデ
シル基などの炭素数1〜18のアルキル基などが挙げら
れる。アルケニル基としては、例えば4−メチルペント
−3−エニル基、4,8,12−トリメチル−3,7,
11−トリデカトリエニル基などの炭素数2〜18のア
ルケニル基などがあげられる。
【0011】R5、R6、R7およびR8おけるフェニル基
としては、例えばフェニル基、o-、m-、p-メチルフェニ
ル、2,3−ジメチルフェニル、2,4−ジメチルフェ
ニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフ
ェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,5−ジメチル
フェニル、2−メチル−6−エチルフェニル、4−t−
ブチルフェニル、2−エチルフェニル、2,6−ジエチ
ルフェニル等があげられる。
【0012】化合物(I)においてR1、R2およびR4
はそれぞれ独立に水素原子またはアルキル基を示し、R
3はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基、アルコキシ
ル基、ヒドロキシル基またはアセチル基を示し、R5
6、R7およびR8はそれぞれ独立に水素原子、アルキ
ル基またはフェニル基を示し、R9およびR10はそれぞ
れ独立に水素原子アルキル基またはアルケニル基であ
り、R33が水素原子またはヒドロキシル基であることが
好ましく、さらに好ましくはR31、R32、R34、R 39
よびR30がメチル基であり、R35、R36、R37およびR
38が水素原子であることが好ましい。
【0013】かかる化合物(I)としては、例えば2,
2,5,7,8−ペンタメチル−6−ヒドロキシクロマ
ン、2,2,5,7−テトラメチル−6−ヒドロキシク
ロマン、2,2,7−トリメチル−6−ヒドロキシクロ
マン、2,2,8−トリメチル−6−ヒドロキシクロマ
ン、2,2−ジメチル−6−ヒドロキシクロマン、2,
2,5−トリメチル−7−t−ブチル−6−ヒドロキシ
クロマン、2,2,5−トリメチル−8−t−ブチル−
6−ヒドロキシクロマン、2,2,7,8−テトラメチ
ル−6−ヒドロキシクロマン、2,2,5,8−テトラ
メチル−6−ヒドロキシクロマン、2,2−ジメチル−
7−t−ブチル−6−ヒドロキシクロマン、4−i−プ
ロピル−2,2,5−トリメチル−7−t−ブチル−6
−ヒドロキシクロマン、4−i−プロピル−2,2−ジ
メチル−7−t−ブチル−6−ヒドロキシクロマン、
2,2−ジメチル−5−t−ブチル−6−ヒドロキシク
ロマン、2,5,7,8−テトラメチル−2−(4−メ
チルペント−3−エニル)−5−ヒドロキシクロマン、
2,5−ジメチル−8−t−ブチル−2−(4−メチル
ペント−3−エニル9−6−ヒドロキシクロマン、2−
メチル−2−(4−メチルペント−3−エニル)−6−
ヒドロキシクロマン、2,2,5−トリメチル−6−ヒ
ドロキシクロマン、α−トコフェロール、β−トコフェ
ロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、ε
−トコフェロール、ζ1−トコフェロール、ζ2−トコ
フェロール、η−トコフェロール、トコール、
【0014】2,2,4−トリメチル−4−(ヒドロキ
シフェニル)クロマン、2,2,4,6−テトラメチル
−4−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)
クロマン、2,3,4−トリメチル−2−エチル−4−
(3−ノニル−4−ヒドロキシフェニル)−7−ノニル
クロマン、2,2,4−トリメチル−4−(3,5−ジ
エチル−4−ヒドロキシフェニル)−6−エチルクロマ
ン、2,2,4,6,8−ペンタメチル−4−(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)クロマン、2,
2,4−トリエチル−3−メチル−4−(4−ヒドロキ
シフェニル)クロマン、2,2,3−トリメチル−3−
(4−ヒドロキシフェニル)クロマン、2,2,3,6
−テトラメチル−3−(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)クロマン、2,3,4−トリメチル−2
−エチル−3−(3−ノニル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−7−ノニルクロマン、2,2,3−トリメチル−
3−(3,5−ジエチル−4−ヒドロキシフェニル)−
6−エチルクロマン、2,2,3,6,8−ペンタメチ
ル−3−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)クロマン、2,2,5−トリエチル−3−メチル−
3−(4−ヒドロキシフェニル)クロマン、2,4,
4,6−テトラメチル−2−(3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル)クロマン、2,4,4−トリエチ
ル−2−(4−ヒドロキシフェニル)クロマン、2,
3,4−トリメチル−4−エチル−2−(3,5−ジメ
チル−4−ヒドロキシフェニル)−7−ノニルクロマ
ン、2,4,4−トリメチル−2−(3,5−ジエチル
−4−ヒドロキシフェニル)−6−エチルクロマン、
2,4,4,7,8−ペンタメチル−2−(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)−6−エチルクロマ
ン、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマンなどが
挙げられる。
【0015】かかる化合物(I)は、それぞれ単独で用
いられてもよいし、2種以上の化合物(I)を用いても
よい。化合物(I)の使用量は、ブタジエン重合体10
0重量部あたり通常は0.001重量部以上である。
0.001重量部未満であるとゲル化物の生成を十分に
防止できない場合があり、好ましくは0.01重量部以
上、さらに好ましくは0.005重量部以上である。ま
た使用量の上限は、ブタジエン重合体を加熱溶融して成
形しえるのであれば特に限定されないが、10重量部を
超えて使用してもそれに見合う効果が得られないため、
経済性の点で実用的には通常10重量部以下、好ましく
は5重量部以下である。
【0016】本発明の製造方法においては、化合物
(I)と共にフェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止
剤、イオウ系酸化防止剤などの酸化防止剤を用いてもよ
い。
【0017】フェノール系酸化防止剤としては、例えば
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,
4,6−トリ−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t
−ブチルフェノール、2−t−ブチル−4,6−ジメチ
ルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフ
ェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−n−ブチルフ
ェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−イソブチルフ
ェノール、2,6−ジシクロペンチル−4−メチルフェ
ノール、2−(α−メチルシクロヘキシル)−4,6−
ジメチルフェノール、2,6−ジオクダデシル−4−メ
チルフェノール、2,4,6−トリシクロヘキシルフェ
ノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−メトキシメチル
フェノール、2,6−ジ−ノニル−4−メチルフェノー
ル、2,4−ジメチル−6−(1’−メチルウンデシル
−1’−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−
(1’−メチルヘプタデシル−1’−イル)フェノー
ル、2,4−ジメチル−6−(1’−メチルトリデシル
−1’−イル)フェノールおよびそれらの混合物などの
アルキル化モノフェノール、
【0018】2,4−ジオクチルチオメチル−6−t−
ブチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−6
−メチルフェノール、2,4−ジオクチルチオメチル−
6−エチルフェノール、2,6−ジドデシルチオメチル
−4−ノニルフェノールおよびそれらの混合物などのア
ルキルチオメチルフェノール、
【0019】2,6−ジ−t−ブチル−4−メトキシフ
ェノール、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノン、2,
5−ジ−t−アミルヒドロキノン、2,6−ジフェニル
−4−オクタデシルオキシフェノール、2,6−ジ−t
−ブチルヒドロキノン、2,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシアニソール、3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル ステアレート、ビス(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル) アジペート
およびそれらの混合物などのヒドロキノン及びアルキル
化ヒドロキノン、
【0020】2,2’−チオビス(6−t−ブチルフェ
ノール)、2,2’−チオビス(4−メチル−6−t−
ブチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−オクチ
ルフェノール)、4,4’−チオビス(3−メチル−6
−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−
メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオ
ビス(3,6−ジ−t−アミルフェノール)、4,4’
−(2,6−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ジス
ルフィドなどのヒドロキシル化チオジフェニルエーテ
ル、
【0021】2,2’−メチレンビス(4−メチル−6
−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス
(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’
−メチレンビス[4−メチル−6−(α−メチルシクロ
ヘキシル)フェノール)]、2,2’−メチレンビス
(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノール)、2,
2’−メチレンビス(4−メチル−6−ノニルフェノー
ル)、2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチ
ルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビ
ス(4−イソブチル−6−t−ブチルフェノール)、
2,2’−メチレンビス[6−(α−メチルベンジル)
−4−ノニルフェノール]、2,2’−メチレンビス
[6−(α,α−ジメチルベンジル)−4−ノニルフェ
ノール]、4,4’−メチレンビス(6−t−ブチル−
2−メチルフェノール)、4,4’−メチレンビス
(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブ
チリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロ
ヘキサン、1,1−ビス(5−t−ブチル−4−ヒドロ
キシ−2−メチルフェニル)ブタン、2,6−ビス(3
−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)
−4−メチルフェノール、1,1,3−トリス(5−t
−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタ
ン、1,1−ビス(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−
2−メチルフェニル)−3−n−ドデシルメルカプトブ
タン、エチレングリコール ビス[3,3−ビス−3’
−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)ブチレー
ト]、ビス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メ
チルフェニル)ジシクロペンタジエン、ビス[2−
(3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチル
ベンジル)−6−t−ブチル−4−メチルフェニル]テ
レフタレート、1,1−ビス(3,5−ジメチル−2−
ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2,2−ビス(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−2−
メチルフェニル)−4−n−ドデシルメルカプトブタ
ン、1,1,5,5−テトラ(5−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシ−2−メチルフェニル)ペンタン、2−t−ブ
チル−6−(3’−t−ブチル−5’−メチル−2’−
ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニル アクリレ
ート、2,4−ジ−t−ペンチル−6−[1−(2−ヒ
ドロキシ−3,5−ジ−t−ペンチルフェニル)エチ
ル]フェニル アクリレートおよびそれらの混合物など
のアルキリデンビスフェノールおよびその誘導体、
【0022】3,5,3’,5’−テトラ−t−ブチル
−4,4’−ジヒドロキシジベンジルエーテル、オクタ
デシル−4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベンジルメ
ルカプトアセテート、トリス(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)アミン、ビス(4−t−ブ
チル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)ジ
チオテレフタレート、ビス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)スルフィド、イソオクチル−
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルメル
カプトアセテートおよびそれらの混合物などのO−ベン
ジル誘導体、N−ベンジル誘導体およびS−ベンジル誘
導体、
【0023】ジオクタデシル2,2−ビス(3,5−ジ
−t−ブチル−2−ヒドロキシベンジル)マロネート、
ジオクタデシル2−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ
−5−メチルベンジル)マロネート、ジドデシルメルカ
プトエチル−2,2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)マロネート、ビス[4−
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル]−
2,2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)マロネートおよびそれらの混合物などのヒ
ドロキシベンジル化マロネート誘導体、
【0024】1,3,5−トリメチル−2,4,6−ト
リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼン、1,4−ビス(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)−2,3,5,6−テトラ
メチルベンゼン、2,4,6−トリス(3,5−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジル)フェノールおよびそれ
らの混合物などの芳香族ヒドロキシベンジル誘導体、
【0025】2,4−ビス(n−オクチルチオ)−6−
(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)
−1,3,5−トリアジン、2−n−オクチルチオ−
4,6−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチ
ルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−n−オク
チルチオ−4,6−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
−t−ブチルフェノキシ)−1,3,5−トリアジン、
2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−フ
ェノキシ)−1,3,5−トリアジン、トリス(4−t
−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジ
ル)イソシアヌレート、トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、2,
4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルエチル)−1,3,5−トリアジン、2,
4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニルプロピル)−1,3,5−トリアジン、ト
リス(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒドロキシベン
ジル)イソシアヌレート、トリス[2−(3’,5’−
ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシシンナモイルオキ
シ)エチル]イソシアヌレートおよびそれらの混合物な
どのトリアジン誘導体、
【0026】ジメチル−3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシベンジルホスホネート、ジエチル−3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネー
ト、ジオクタデシル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジルホスホネート、ジオクタデシル−5−
t−ブチル−4−ヒドロキシ−3−メチルベンジルホス
ホネート、 3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジルホスホン酸モノエステルのカルシウム塩および
それらの混合物などのベンジルホスホネート誘導体、
【0027】4−ヒドロキシラウリル酸アニリド、4−
ヒドロキシステアリン酸アニリド、オクチル−N−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
カルバネートおよびそれらの混合物などのアシルアミノ
フェノール誘導体、
【0028】β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオン酸とメタノール、エタノー
ル、オクタノール、オクタデカノール、エチレングリコ
ール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコー
ル、チオエチレングリコール、スピログリコール、トリ
エチレングリコール、ペンタエリスリトール、トリス
(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビ
ス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカ
ノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサ
ンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシ
メチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシク
ロ[2,2,2]オクタンおよびそれらの混合物などの
一価アルコールまたは多価アルコールとのエステル、
【0029】β−(5−t−ブチル−4−ヒドロキシ−
3−メチルフェニル)プロピオン酸とメタノール、エタ
ノール、オクタノール、オクタデカノール、エチレング
リコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナン
ジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコ
ール、チオエチレングリコール、スピログリコール、ト
リエチレングリコール、ペンタエリスリトール、トリス
(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビ
ス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカ
ノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサ
ンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシ
メチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシク
ロ[2,2,2]オクタンおよびそれらの混合物などの
一価アルコールまたは多価アルコールとのエステル、
【0030】β−(3,5−ジシクロヘキシル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオン酸とメタノール、エタノ
ール、オクタノール、オクタデカノール、エチレングリ
コール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジ
オール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコー
ル、チオエチレングリコール、スピログリコール、トリ
エチレングリコール、ペンタエリスリトール、トリス
(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、N,N’−ビ
ス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−チアウンデカ
ノール、3−チアペンタデカノール、トリメチルヘキサ
ンジオール、トリメチロールプロパン、4−ヒドロキシ
メチル−1−ホスファ−2,6,7−トリオキサビシク
ロ[2,2,2]オクタンおよびそれらの混合物などの
一価アルコールまたは多価アルコールとのエステル、
【0031】3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル酢酸とメタノール、エタノール、オクタノー
ル、オクタデカノール、エチレングリコール、1,3−
プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペン
チルグリコール、ジエチレングリコール、チオエチレン
グリコール、スピログリコール、トリエチレングリコー
ル、ペンタエリスリトール、トリス(ヒドロキシエチ
ル)イソシアヌレート、N,N’−ビス(ヒドロキシエ
チル)オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チア
ペンタデカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリ
メチロールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホス
ファ−2,6,7−トリオキサビシクロ[2,2,2]
オクタンおよびそれらの混合物などの一価アルコールま
たは多価アルコールとのエステル、
【0032】N,N’−ビス[3−(3’,5’−ジ−
t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ル]ヒドラジン、N,N’−ビス[3−(3’,5’−
ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ニル]ヘキサメチレンジアミン、N,N’−ビス[3−
(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオニル]トリメチレンジアミンおよびそれ
らの混合物などのβ−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオン酸のアミドなどが挙げ
られる。かかるフェノール系酸化防止剤それぞれ単独で
または2種以上を組み合わせて用いられる。
【0033】リン系酸化防止剤としては、例えばトリフ
ェニルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスフ
ァイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホ
スファイト、トリラウリルホスファイト、トリオクタデ
シルホスファイト、ジステアリル ペンタエリスリトー
ル ジホスファイト、ジイソデシル ペンタエリスリト
ール ジホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)ペンタエリスリトール ジホスファイト、ビ
ス(2,4−ジ−t−ブチル−6−メチルフェニル)ペ
ンタエリスリトール ジホスファイト、ビス(2,6−
ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリ
トール ジホスファイト、ビス(2,4,6−トリ−t
−ブチルフェニル)ペンタエリスリトール ジホスファ
イト、トリステアリルソルビトールトリホスファイト、
テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,
4’−ジフェニレンジホスホナイト、2,2’−メチレ
ンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)2−エチル
ヘキシル ホスファイト、2,2’−エチリデンビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル) フルオロ ホス
ファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチル−6−メチル
フェニル) エチルホスファイト、ビス(2,4−ジ−
t−ブチル−6−メチルフェニル) メチルホスファイ
ト、2−(2,4,6−トリ−t−ブチルフェニル)−
5−エチル−5−ブチル−1,3,2−オキサホスホリ
ナン、2,2’,2’’−ニトリロ[トリエチル−トリ
ス(3,3’,5,5’−テトラ−t−ブチル−1,
1’−ビフェニル−2,2’−ジイル) ホスファイト
およびそれらの混合物などが挙げられる。かかるリン系
酸化防止剤はそれぞれ単独でまたは2種以上を組み合わ
せて用いられる。
【0034】イオウ系酸化防止剤としては、例えばジラ
ウリル 3,3’−チオジプロピオネート、トリデシル
3,3’−チオジプロピオネート、ジミリスチル
3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル 3,
3’−チオジプロピオネート、ラウリル ステアリル
3,3’−チオジプロピオネート、ネオペンタンテトラ
イルテトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)な
どが挙げられる。かかるイオウ系酸化防止剤は、それぞ
れ単独でまたは2種以上を組み合わせて用いられる。
【0035】かかる酸化防止剤を使用する場合、その使
用量はブタジエン重合体100重量部あたり通常0.0
01重量部以上であり、経済性の点で通常10重量部以
下である。
【0036】本発明の製造方法においては、紫外線吸収
剤、光安定剤、ヒドロキシアミン、金属不活性剤、滑
剤、金属石鹸、造核剤、帯電防止剤、難燃剤、顔料、染
料などの着色剤、充填剤などの添加剤と共にブタジエン
重合体を加熱溶融してもよい。
【0037】紫外線吸収剤としては、例えばフェニル
サリシレート、4−t−ブチルフェニル サリシレー
ト、2,4−ジ−t−ブチルフェニル 3’,5’−ジ
−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、4−t
−オクチルフェニル サリシレート、ビス(4−t−ブ
チルベンゾイル)レゾルシノール、ベンゾイルレゾルシ
ノール、ヘシサデシル 3’,5’−ジ−t−ブチル−
4’−ヒドロキシベンゾエート、オクタデシル 3’,
5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエー
ト、2−メチル−4,6−ジ−t−ブチルフェニル
3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾ
エートおよびそれらの混合物などのサリシレート誘導
体、
【0038】2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒド
ロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2,2’−ジ
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、ビス(5−
ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)
メタン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾ
フェノンおよびそれらの混合物などの2−ヒドロキシベ
ンゾフェノン誘導体、
【0039】2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−t−
ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(5’−t−ブチル−2’−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−
s−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
4’−オクチルオキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(3’,5’−ジ−t−アミル−2’−ヒドロキシ
フェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキ
シ−3’,5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フ
ェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−[(3’−
t−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5’−(2
−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル]−5−
クロロベンゾトリアゾール、2−[3’−t−ブチル−
5’−[2−(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニル
エチル]−2’−ヒドロキシフェニル]−5−クロロベ
ンゾトリアゾール、2−[3’−t−ブチル−2’−ヒ
ドロキシ−5’−(2−メトキシカルボニルエチル)フ
ェニル]−5−クロロベンゾトリアゾール、2−[3’
−t−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキ
シカルボニルエチル)フェニル]ベンゾトリアゾール、
2−[3’−t−ブチル−2’−ヒドロキシ−5−(2
−オクチルオキシカルボニルエチル)フェニル]ベンゾ
トリアゾール、2−[3’−t−ブチル−2’−ヒドロ
キシ−5’−[2−(2−エチルヘキシルオキシ)カル
ボニルエチル]フェニル]ベンゾトリアゾール、2−
[2−ヒドロキシ−3−(3,4,5,6−テトラヒド
ロフタルイミドメチル)−5−メチルフェニル]ベンゾ
トリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒ
ドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、
2−(3’−ドデシル−2’−ヒドロキシ−5’−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾールおよび2−[3’−t
−ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−イソオクチ
ルオキシカルボニルエチル)フェニル]ベンゾトリアゾ
ールの混合物、2,2’−メチレンビス[6−(2H−
ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,
3−テトラメチルブチル)フェノール、2,2’−メチ
レンビス[4−t−ブチル−6−(2H−ベンゾトリア
ゾール−2−イル)フェノール]、ポリ(3〜11)
(エチレングリコール)と2−[3’−t−ブチル−
2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキシカルボニルエ
チル)フェニル]ベンゾトリアゾールとの縮合物、ポリ
(3〜11)(エチレングリコール)とメチル 3−
[3−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネート
との縮合物、2−エチルヘキシル 3−[3−t−ブチ
ル−5−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネート、
オクチル 3−[3−t−ブチル−5−(5−クロロ−
2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキ
シフェニル]プロピオネート、メチル 3−[3−t−
ブチル−5−(5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール
−2−イル)−4−ヒドロキシフェニル]プロピオネー
ト、3−[3−t−ブチル−5−(5−クロロ−2H−
ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒドロキシフェ
ニル]プロピオン酸およびそれらの混合物などの2−
(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾールなど
が挙げられる。かかる紫外線吸収剤はそれぞれ単独でま
たは2種以上を組み合わせて用いられる。
【0040】光安定剤としては、例えばビス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル) セバケー
ト、ビス((2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル) スクシネート、ビス(1,2,2,6,6−
ペンタメチル−4−ピペリジル) セバケート、ビス
(N−オクトキシ−2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル) セバケート、ビス(N−ベンジルオキ
シ−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
セバケート、ビス(N−シクロヘキシルオキシ−2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピ
ペリジル)2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)−2−ブチルマロネート、ビス(1−ア
クロイル−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル) 2,2−ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシベンジル)−2−ブチルマロネート、ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル
デカンジオエート、2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル メタクリレート、4−[3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニ
ルオキシ]−1−[2−(3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ)エ
チル]−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、2
−メチル−2−(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)アミノ−N−(2,2,6,6−テトラメ
チル−4−ピペリジル)プロピオンアミド、テトラキス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、テト
ラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペ
リジル)1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレー
ト、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸と1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジノールお
よび1−トリデカノールとの混合エステル化物、
【0041】1,2,3,4−ブタンテトラボン酸と
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジノールお
よび1−トリデカノールとの混合エステル化物、1,
2,3,4−ブタンテトラカルボン酸と1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジノールおよび3、
9−ビス(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)
−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5・5]ウ
ンデカンとの混合エステル化物、1,2,3,4−ブタ
ンテトラカルボン酸と2,2,6,6−テトラメチル−
4−ピペリジノールおよび3,9−ビス(2−ヒドロキ
シ−1,1−ジメチルエチル)−2,4,8,10−テ
トラオキサスピロ[5・5]ウンデカンとの混合エステ
ル化物、ジメチルサクシネートと1−(2−ヒドロキシ
エチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジンとの重縮合物、ポリ[(6−モルホリノ
−1,3,5−トリアジン−2,4−ジイル)((2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ)
ヘキサメチレン((2,2,6,6−テトラメチル−4
−ピペリジル)イミノ)]、ポリ[(6−(1,1,
3,3−テトラメチルブチル)イミノ−1,3,5−ト
リアジン−2,4−ジイル((2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)イミノ)ヘキサメチレン
((2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
イミノ)]、N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)ヘキサメチレンジアミンと
1,2−ジブロモエタンとの重縮合物、N,N’,4,
7−テトラキス[4,6−ビス(N−ブチル−N−
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)ア
ミノ)−1,3,5−トリアジン−2−イル]−4,7
−ジアザデカン−1,10ジアミン、N,N’,4−ト
リス[4,6−ビス(N−ブチル−N−(2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)アミノ)−1,
3,5−トリアジン−2−イル]−4,7−ジアザデカ
ン−1,10−ジアミン、N,N’,4,7−テトラキ
ス[4,6−ビス(N−ブチル−N−(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ)−
1,3,5−トリアジン−2−イル]−4,7−ジアザ
デカン−1,10−ジアミン、N,N’,4−トリス
[4,6−ビス(N−ブチル−N−(1,2,2,6,
6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ)−1,
3,5−トリアジン−2−イル]−4,7−ジアザデカ
ン−1,10−ジアミンおよびそれらの混合物などのヒ
ンダードアミン系光安定剤、
【0042】エチル α−シアノ−β,β−ジフェニル
アクリレート、イソオクチル α−シアノ−β,β−ジ
フェニルアクリレート、メチル α−カルボメトキシシ
ンナメート、メチルα−シアノ−β−メチル−p−メト
キシシンナメート、ブチル α−シアノ−β−メチル−
p−メトキシシンナメート、メチル α−カルボメトキ
シ−p−メトキシシンナメートおよびN−(β−カルボ
メトキシ−β−シアノビニル)−2−メチルインドリン
およびそれらの混合物などのアクリレート系光安定剤、
【0043】2,2’−チオビス−[4−(1,1,
3,3−テトラメチルブチル)フェノール]のニッケル
錯体、ニッケルジブチルジチオカルバメート、モノアル
キルエステルのニッケル塩、ケトキシムのニッケル錯体
およびそれらの混合物などのニッケル系光安定剤、
【0044】4,4’−ジオクチルオキシオキサニリ
ド、2,2’−ジエトキシオキサニリド、2,2’−ジ
オクチルオキシ−5,5’−ジ−t−ブチルアニリド、
2,2’−ジドデシルオキシ−5,5’−ジ−t−ブチ
ルアニリド、2−エトキシ−2’−エチルオキサニリ
ド、N,N’−ビス(3−ジメチルアミノプロピル)オ
キサミド、2−エトキシ−5−t−ブチル−2’−エト
キシアニリド、2−エトキシ−5,4’−ジ−t−ブチ
ル−2’−エチルオキサニリドおよびそれらの混合物な
どのオキサミド系光安定剤、
【0045】2,4,6−トリス(2−ヒドロキシ−4
−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニ
ル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−
1,3,5−トリアジン、2−[2,4−ジヒドロキシ
フェニル−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル]
−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(2−ヒドロ
キシ−4−プロピルオキシフェニル)−6−(2,4−
ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−
(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−
4,6−ビス(4−メチルフェニル)−1,3,5−ト
リアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシ
フェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニ
ル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキシ
−4−(2−ヒドロキシ−3−ブチルオキシプロポキ
シ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェ
ニル)−1,3,5−トリアジン、2−[2−ヒドロキ
シ−4−(2−ヒドロキシ−3−オクチルオキシプロポ
キシ)フェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフ
ェニル)−1,3,5−トリアジンおよびそれらの混合
物などの2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5
−トリアジン系光安定剤などが挙げられる。これらの光
安定剤は、それぞれ単独でまたは2種以上を組み合わせ
て用いられる。
【0046】ヒドロキシアミンとしては、例えばN,N
−ジベンジルヒドロキシアミン、N,N−ジエチルヒド
ロキシアミン、N,N−ジオクチルヒドロキシアミン、
N,N−ジラウリルヒドロキシアミン、N,N−ジテト
ラデシルヒドロキシアミン、N,N−ジヘキサデシルヒ
ドロキシアミン、N,N−ジオクタデシルヒドロキシア
ミン、N−ヘキサデシル−N−オクタデシルヒドロキシ
アミン、N−ヘプタデシル−N−オクタデシルヒドロキ
シアミンおよびそれらの混合物などが挙げられる。かか
るヒドロキシアミンはそれぞれ単独でまたは2種以上を
組み合わせて用いられる。
【0047】金属不活性化剤としては、例えばN,N’
−ジフェニルオキサミド、N−サリチラル−N’−サリ
チロイルヒドラジン、N,N’−ビス(サリチロイル)
ヒドラジン、N,N’−ビス(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒドラジン、
3−サリチロイルアミノ−1,2,4−トリアゾール、
ビス(ベンジリデン)オキサリルジヒドラジド、オキサ
ニリド、イソフタロイルジヒドラジド、セバコイルビス
フェニルヒドラジド、N,N’−ビス(サリチロイル)
オキサリルジヒドラジド、N,N’−ビス(サリチロイ
ル)チオプロピオニルジヒドラジドおよびそれらの混合
物などが挙げられる。かかる金属不活性剤は、それぞれ
単独でまたは2種以上を組み合わせて用いられる。
【0048】滑剤としては、例えばパラフィン、ワック
スなどの脂肪族炭化水素、炭素数8〜22の高級脂肪族
酸、炭素数8〜22の高級脂肪族酸のアルミニウム塩、
カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩などの金属塩、
炭素数8〜22の脂肪族アルコール、ポリグリコール、
炭素数4〜22の高級脂肪酸と炭素数4〜18の脂肪族
1価アルコールとのエステル、炭素数8〜22の高級脂
肪族アマイド、シリコーン油、ロジン誘導体などが挙げ
られる。
【0049】ブタジエン重合体を化合物(I)と共に加
熱溶融するには、例えばブタジエン重合体ならびに化合
物(I)を含むブタジエン重合体組成物を加熱すればよ
い。ブタジエン重合体組成物は、ブタジエン重合体およ
び化合物(I)を混合する方法により得ることができ
る。ブタジエン重合体は、粉末などの固体状態であって
もよいし、加熱されて溶融している状態であってもよ
い。化合物(I)は、例えば粉末などの固体状態のまま
混合されてもよいし、加熱されて溶融している状態で混
合されてもよいし、溶媒に溶解された溶液として混合さ
れてもよい。ブタジエン重合体が溶融状態で混合する
と、ブタジエン重合体に化合物(I)が均一に分散した
組成物を得ることができる。かかる組成物における化合
物(I)の含有量は、ブタジエン重合体100重量部あ
たり通常0.001重量部以上、好ましくは0.01重
量部以上、さらに好ましくは0.05重量部以上であ
り、通常10重量部以下、好ましくは5重量部以下であ
る。
【0050】かかる組成物は、上記した酸化防止剤、添
加剤などを含有していてもよく、これらは化合物(I)
と共にブタジエン重合体に混合される。
【0051】ブタジエン重合体組成物を加熱する際の加
熱温度は、通常150℃以上、好ましくは170℃以上
である。加熱温度の上限はブタジエン重合体および化合
物(I)が分解しない温度であればよく、例えば250
℃以下、好ましくは220℃以下である。
【0052】かくして加熱溶融したのち、成形する。成
形は、射出成形法、押出成形法、ブロー成形法などの通
常の方法により成形することができる。
【0053】かくして成形することにより、ブタジエン
重合体成形品を得るが、かかる成形品は、ゲル化物がな
く、外観不良もないので、例えばホース、履物、玩具、
フィルム、容器などに好適に使用することができる。
【0054】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、ブタジエン
重合体に化合物(I)を含有させているので、ブタジエ
ン重合体が安定化されて、ゲル化物を生ずることなく、
ブタジエン重合体成形品を製造することができる。
【0055】
【実施例】以下、実施例により本発明を拠り詳細に説明
するが、本発明はかかる実施例により限定されるもので
はない。
【0056】実施例1 スチレン−ブタジエンブロック共重合体〔スチレン単位
含有量は75重量%、ブタジエン単位含有量は25重量
%、淡黄色透明、フィリップス社製、「K−Resin
KR−05」〕の粉末100重量部に2,2,5,
7,8−ペンタメチル−6−ヒドロキシクロマン(粉末
状)0.1重量部を添加した。次いで、30mmφ一軸
押出機を用いて200℃で約2分間溶融混練しペレット
化して、ペレット状のスチレン−ブタジエン共重合体組
成物を得た。このペレット状の組成物のMFRをメルト
インデクサー〔「L246−2531」〕を用いて26
0℃で荷重2160g、滞留時間15分として測定した
ところ、29g/10分であった。MFRが大きいほど
流動し易いことを示し、ゲル化が進行していないことを
示す。上記で得たペレットを加熱し溶融混練し、射出成
形して得られる成形体は、ゲル化物がなく、外観も良好
である。
【0057】実施例2 2,2,5,7,8−ペンタメチル−6−ヒドロキシク
ロマンに代えて2,2,5,7,8−ペンタメチルクロ
マン(粉末状)0.1重量部を用いる以外は実施例1と
同様に操作して、スチレン−ブタジエン共重合体組成物
を得た。この組成物のMFRを実施例と同様にして測定
したところ、31g/10分であった。上記で得たペレ
ットを加熱し溶融混練し、射出成形して得られる成形体
は、ゲル化物がなく、外観も良好である。
【0058】比較例1 2,2,5,7,8−ペンタメチル−6−ヒドロキシク
ロマンを用いることなくスチレン−ブタジエンブロック
共重合体をそのまま溶融混練する以外は実施例1と同様
に操作して、スチレン−ブタジエンブロック共重合体の
ペレットを得た。このペレットのMFRを上記メルトイ
ンデクサー〔「L246−2531」〕を用いて260
℃で荷重2160g、滞留時間15分として測定したと
ころ、4g/10分であり、この値はゲル化が進行して
いることを示す。上記で得たペレットを加熱し溶融混練
し、射出成形して得られる成形体は、ゲル化物が多く存
在し、該ゲル化物に起因して表面に微細な凸部が発生し
ている。
【0059】以上の結果を表1にまとめて示す。
【0060】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/1545 C08K 5/1545 C08L 51/04 C08L 51/04 53/02 53/02 // B29K 9:00 B29K 9:00 (72)発明者 肥後 睦子 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住 友化学工業株式会社内 Fターム(参考) 4F071 AA12 AA12X AA22X AA34X AA75 AA76 AC04 BB05 BB06 BC17 4F206 AA13 AA20 AH55 AH56 AM32 JA07 JQ81 4F207 AA13 AA20 AM32 KA01 KA17 4F208 AA13 AA20 AM32 LA07 LB01 LN01 4J002 AC031 AC071 AC081 BN141 BN151 BP011 EL096

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブタジエン重合体を一般式(I) 〔式中、R1、R2およびR4はそれぞれ独立に水素原子
    またはアルキル基を示し、R3は水素原子、アルキル
    基、アルコキシル基、ヒドロキシル基またはアセチル基
    を示し、R5、R6、R7およびR8はそれぞれ独立に水素
    原子、アルキル基またはフェニル基を示し、R9および
    10はそれぞれ独立に水素原子、アルキル基またはアル
    ケニル基を示す。〕で示される化合物と共に加熱溶融し
    成形することを特徴とするブタジエン重合体成形品の製
    造方法。
  2. 【請求項2】ブタジエン重合体が、ポリブタジエン、ス
    チレン-ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエンブ
    ロック共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合
    体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体
    または耐衝撃ポリスチレンである請求項1に記載の製造
    方法。
  3. 【請求項3】一般式(I)で示される化合物の使用量が
    ブタジエン重合体100重量部あたり0.001重量部
    以上である請求項1に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】射出成形法、押出成形法またはブロー成形
    法により成形する請求項1に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】ブタジエン重合体および前記一般式(I)
    で示される化合物を含むことを特徴とするブタジエン重
    合体組成物。
  6. 【請求項6】ブタジエン重合体が、ポリブタジエン、ス
    チレン-ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエンブ
    ロック共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合
    体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体
    または耐衝撃ポリスチレンである請求項5に記載のブタ
    ジエン重合体組成物。
  7. 【請求項7】一般式(I)で示される化合物の含有量が
    ブタジエン重合体100重量部あたり0.001重量部
    以上である請求項5に記載のブタジエン重合体組成物。
  8. 【請求項8】ブタジエン重合体に前記一般式(I)で示
    される化合物を含有させることを特徴とするブタジエン
    重合体の安定化方法。
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