JPS62158737A - 安定化されたポリオレフイン組成物 - Google Patents

安定化されたポリオレフイン組成物

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JPS62158737A
JPS62158737A JP117386A JP117386A JPS62158737A JP S62158737 A JPS62158737 A JP S62158737A JP 117386 A JP117386 A JP 117386A JP 117386 A JP117386 A JP 117386A JP S62158737 A JPS62158737 A JP S62158737A
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polyolefin
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、安定化されたポリオレフィン組成物に関する
。さらに詳しくは、溶融混線時のポリオレフイ/の酸化
劣化防止性に浸れた無毒性ポリオレフィン組成物に関す
る。
〔従来の技術〕
一般にポリオレフィンは該ポリオレフィンの融点以上の
温度で成形加工されるが、七の際の溶融混線時の熱によ
り酸化劣化を受け、該ポリオレフィンの分子鎖の切断ま
たは架橋が起こる。
従って分子鎖の切断による分子量の低下に起因して機械
的強度の低下または架橋による加工性の低下ならびに酸
化劣化に起因する着色、臭いの問題が起こる。
また、ポリオレフィン特にポリプロピレン系1合体は、
該重合体中に酸化を受は易い第3級炭素を有するため、
溶融混線時の耐熱酸化劣化性(以下、熱的加工安定性と
いう。)に問題がある。このため、従来よシポリオレフ
ィンの溶融混練時の熱酸化劣化を防止する目的で、すな
わち加工安定剤として2,6−ジーt−ブチル−p−ク
レゾール(B IT )の如き低分子量のフェノール系
酸化防止剤が広く用いられている。
しかしながら、BITを配合してなる組成物を用いて成
形した成形品は、特にアルカリ雰囲気下に置かれると変
色を起こすといった問題点がある。このため加工安定剤
としてビタミンE(トコフェロール類)を用いることが
知られているが、トコフェロール類のみを使用する場合
には、多量のトコフェロール類を使用しないと所望の熱
的加工安定性が得られず、また多量使用によって着色が
著しくなるといった問題が起こる。これらの問題点を解
決するためにトコフェロール類と、リン酸類(q#開昭
51−62843号公報入グルタミン酸金属塩または)
・イドロタルナイト類に代表されるアルミニウムの複塩
(特公昭6〇−16456号公報)、アルキルベンゼン
系、アミン系、〔メチレン−3−(3’、5’−ジ−t
−ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
コメタンのなかから選ばれた1以上と2.6−ジーt−
ブチル−p−クレゾール(%公昭60−17217号公
報)、グリセロリン酸塩(特開昭53−133249号
公報)、ポリオールの脂肪酸部分エステルl開昭53−
137244号公報)、糖類、多価アルコール、lli
類のアルカリ金属化合物のなかから選ばれた1以上(’
II開昭53−141354号公報)、チオジプロピオ
ン酸エステル(%開1@ 54−34352号公報)、
多環状フェノール系化合物(特開昭53−114852
号公報)、7オスフアイト系化合?(特開昭54−55
043号公報)とをそれぞれ併用して用いることが知ら
れている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、トコフェロール類を配合してなるポリオ
レフィン組成物において、前記特開昭51−62843
号公報、特公昭60−1645+5号公報、特公昭60
−16975号公報、特公昭60−17217号公報、
特開昭53−133249号公報、特開昭53−137
244号公報、特開昭53−141354号公報および
%1昭54−34352号公報に提案された各値化合物
を併用してなる組成物は、該組成物の着色防止効果はあ
る程度は認められるものの未だ充分ではなく、熱的加工
安定性も未だ充分ではない。特開&B53−11485
2号公報に提案されたトコフェロール類と多環状フェノ
ール系化合物を併用してなる組成物は、熱的加工安定性
はかなシ改善されるものの着色防止効果は未だ充分では
ない。特開昭54−55043号公報に提案されたトコ
フェロール類とフォスファイト系化合物を併用してなる
組成物は、熱的加工安定性および着色防止性の改善効果
はかなり認められるものの未だ充分満足できるものでは
ない。
本発明者は、前述のトコフェロール類を配合してなる上
述のポリオレフィンに関する問題点を解決するために鋭
意研究した。その結果、ポリオレフィンに下記一般式〔
I〕で示される6−ヒドロキシクロマン系化合物(以下
、化合物Aという。)、および下記一般式〔II〕で示
されるフェノール系化合物(以下、化合物Bという。)
または下記一般式(lII)て示されるフオスフオナイ
ト系化合物(以下、化合物Cという。)を配合してなる
組成物が上述のポリオレフィンの問題点を解決すること
ができることを見い出し、この知見に基づき本発明を完
成した。
(ただし、式中R1、R2およびR3はそれぞれ水素ま
たは炭素数1〜4の同種もしくは異種のアルキル基を、
R4は炭素数1〜16のアルキル基もしくはアルキレン
基を、R6、R6、R7およびR8はそれぞれ水素また
は炭素数1〜8の同種もしくは異種のアルキル基を示す
。) 以上の記述から明らかなように、本発明の目的は熱的加
工安定性および用いた酸化防止剤に起因する着色性を改
善する効果に優れたポリオレフィン組成物を提供するこ
とである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発BAFi下記の構成を有する。
ポリオレフィンlooim部に、下記一般式(+)で示
される6−ヒドロキシクロマン系化合物(以下、化合M
Aという。)、および下記一般式[11)で示されるフ
ェノール系化合物(以下、化合物Bという。)または下
記一般式〔I〕で示されるフオスフオナイト系化合物(
以下、化合物Cという。ンをそれぞれ0.01〜上道蓋
部配合してなる安定化されたポリオレフィン組成物。
(ただし、式中R1、R2およびR3はそれぞれ水素を
、R5、R6、R7およびR8tlそれぞれ水素または
炭素数1〜8の同種もしくはX4aのアルキル基を示す
。) 本発明に用いるポリオレフィンとしては、エチレン、プ
ロピレン、ブテン−1、ペンテン−1,4−メチル−ペ
ンテン−1などのα−オレフィンの単独重合体、これら
のα−オレフインの2ん   なるランダム共重合体も
しくはブロック共重合体、これらα−オレフィンと酢酸
ビニル、アクリル酸エステルなどとの共重合体もしくは
そのケン化物、これらα−オレフィンと不飽和カルボン
酸もしくはその無水物との共重合体もしくは該共重合体
と金属イオン化合物との反応生成物などを例示すること
ができる。
さらにポリオレフィンに不飽和カルボン酸もしくはその
錦導体をグラフト重合した変性ポリオレフィンまたは該
変性ポリオレフィンと未変性ポリオレフィンとの混合物
を用いることもできる。また上記ポリオレフィンと各種
合成ゴム(例えばエチレン−プロピレン共重合体ゴム、
エデレンープロピレンー非共役ジエン共重合体ゴム、ポ
リブタジェン、ポリイソプレン、塩素化ポリエチレン、
塩素化ポリプルピレン、ステレ/−ブタジェン系ゴム、
スチレン−ブタジェン−スチレンブロック共重合体、ス
チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチ
レン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体
など)または熱可塑性合成樹脂(例えばポリスチレン、
スチレン−アクリロニトリル共重合体、アクリロニトリ
ルーブタジエンースチレン共重合体、ポリアミド、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ7タレート
、ポリ塩化ビニルなど)との混合物を用いることもでき
る。プロピレン単独重合体、プロピレンを生成分とする
結晶性のエチレン−プロピレンランダム共重合体および
エチレン−プロピレンブロック共重合体、エチレン−プ
ロビレ/−ブチ系重合体が特に好ましい。
本発明で用いられる化合′4MAとしてはα、β、r1
ζ、’%η、δの各櫨トコフェロールやこれらの混合物
、2−(4−メチル−ペンタ−3−工二ル)−6−ヒド
ロキシクロマンの2.5− ジメチル置換体および2,
5.8−) ’Jメチル置換体ならびに2,5,7.8
−テトラメチル置換体、2.2.7−ドリメチルー5−
t−ブチル−6−ヒドロキシクロマン、2,2.5− 
)ジメチル−7−t−ブチル−6−ヒドロキシクロマン
、2,2.5− ) IJメチル−6−t−ブチル−6
−ヒドロキシクロマン、2.2−ジメチル−5−t−ブ
チル−6−とじては、1,3.5− )ジメチル−2,
4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼンを例示できる。化合物Cとして
はテトラキス(2−2−ブチルフエニル)−4,4’−
ピフェニレノージーフオス7オナイト、テトラキス(2
−t−ブチル−4−メチルフェニル)−4,4’−ビフ
ェニレン−ジ−フォス7オナイト、テトラキス(2,4
−ジ−t−ブチルフエニル)−4,4,’−ピフェニレ
ンージーフオスフオナイトあるいはテトラキス(2,4
−ジ−ノニルフェニル)−4,4’−ビフエニレンーシ
ーフオスフオナイトなどを例示できる。特にテトラキス
(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)−4゜4′−ビフ
エニレンージーフオスフオナイトが好ましい。これら化
合物A1および化合物Bまたは化合物Cの配合割合は、
ポリオレフィン100重量部に対してそれぞれ0.01
〜1重量部、好ましくは0.O2N2.5重量部である
。0.01重量部未満の配合では所望の熱的加工安定性
の効果が充分に発揮されず、また1重量部を超えても構
わないが、それ以上の熱的加工安定□性の効果の向上が
期待できないので実際的でないばかりでなくまた不経済
である。
本発明の組成OmKあっては、通常ポリオレフィンに添
加される各種の添加剤例えばフェノール系、チオエーテ
ル系、リン系などの酸化防止剤、光安定剤、透明化剤、
造核剤、滑剤、帯電防止剤、防曇剤、アンチブロッキン
グ剤、無滴剤、顔料、重金属不活性化剤(銅害防止剤)
、過酸化物の如きラジカル発生剤、金属石Ik!1lJ
Aなどの分散剤もしくは中和剤および無機充填剤(例え
ばタルク、マイカ、クレー、ウオラストナイト、ゼオラ
イト、アスベスト、炭醒カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、硫酸バリウム、ケイ酸カルシ
ウム、ガラス繊維、炭素繊維など)あるいはカップリン
グ剤(例えばシラン系、チタネート系、ボロン系、アル
ミネート系、ジルコアルミネート系など)の如き表面処
理剤で表面処理された前記無機充填剤または有機充填剤
(例えは木粉、パルプ、故紙、合成繊維、天然繊維など
)を本発明の目的を損なわない範囲内で併用することが
できる。
本発明の組成物はポリオレフィンに前記化合物置および
化合物Bまたは化合物Cならびに通常ポリオレフィンに
添加される前述の各種添加剤の所定量を通常の混合装置
例えばヘンセルミキサー(商品名)、スーパーミキサー
、リボンプレンダー、パンバリミキサーなどを用いて混
合し、通常の単軸押出機、2軸押出機、プラベンダーま
たはロールなどで、溶融混線温度150℃〜300℃、
好ましくは180℃〜250℃で溶融混線ペレタイズす
ることによシ得ることができる。得られた組成物は射出
成形法、押出成形法、プロー成形法などの各徨成形法に
よシ目的とする成形品の製造に供される。
本発明の組成物は成形加工の段階での加工安定性に優れ
、また用いた酸化防止剤に起因する着色を防止する効果
に優れており各種の成形分野の製品、特に人体に対する
安全性が要求される食品包装、食品容器、医療容器およ
び玩具などの用途に有利に使用することができる。
〔作 用〕
本発明において化合物Aと、化合物Biたは化合物Cと
の併用が、ポリオレフィン組成物の溶融混線時におかて
、どのような作用をするのかその作用機構自体線明らか
ではない。しかしながら、化合*Bで示されるフェノー
ル系酸化防止剤はラジカル連鎖禁止剤として、また化合
物Cで示されるフオスフオナイト系化合物からなるリン
系酸化防止剤は過酸化智分解剤として作用することが一
般に知られている。前記化合物Aと、化合物Bま九は化
合qj!JCとを併用することによシ、従来公知の6−
ヒドロキシクロマン系化合物との組み合せからは到底予
測できない瀧〈べき相乗効果が発揮されることが見い出
された。
〔効 果〕
本発明の組成物は、6−ヒドロキシクロマン系化合物を
配合してなる無毒性ポリオレフィン組成物の従来公知の
組み合わせに比較して、成形加工時の熱的加工安定性お
よび着色防止性に著しく優れている。
〔実施例〕
以下、実施例および比較例によって本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。
尚、実施例および比較例で用いた計画方法は次の方法に
よった。
l)熱的加工安定性: (a)用いたポリオレフィンがプロピレン系重合体の場
合 得られたペレットのメルトフローレート(MFR)を測
定(JIS K 6758Kft!IMlb) L、こ
れをMIMF Rとする。そして得られたペレットを用
いて溶融混線を繰シ返し、とれによって得られたペレッ
トのMFRを測定し、第2VFRとする。
この第2MP’Hの数値)よび これらの数値が小さい程、繰り返し押・小時言い換える
と成形加工時での加工安定性が優れていることを示す。
(b)用いたポリオレフィンがエチレン系重合体の場合 得られたペレットのメルトインデックス(Ml )を測
定(JIS K 6760に準拠)し、これをilMI
とする。そして得られたペレットを用いて溶融混練をh
シ返し、これによって得られたペレットのMlを測定し
、第2MIとする。
この第2MIの数値および これらの数値が小さい程、繰り返し押出時言い換えると
成形加工時での加工安定性が優れていることを示す。
■)着色防止性:得られたベレットのYI(Yello
wneas Index )を測定(JIS K 71
03に準拠)シ、このときのYI値を第1YIとする。
そして得られたベレットを用いて溶融混練を繰シ返し、
これによって得られたベレットのYIを測定し、第2Y
Iとする。
この第2YIの数値および これらの数値が小さい程、着色防止性が優れていること
を示す。
実施例1〜2、比較例1〜8 ポリオレフィンとして、MFR(230℃における荷重
2.16y4を加えた場合の10分間の溶融樹脂の吐出
量)2.Of/10分の粉末状プロピレン単独重合2体
100重蓋部に、化合物Aとして後述の第1!R記載の
di−α−トコフェロール、化合物Bとして1,3.5
−)リメチル−2,4,6−トリス(315−ジーt−
プデルー4−ヒドロキシベンジル)ペンセン、化合物C
としてテトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)
 −4,4’−ビフエニレン−ジ−フォス7オナイトお
よび他の添加剤のそれぞれ所定量をヘンセルミキサー(
商品名)に入れ、3分間撹拌混合した後口径40Mの単
軸押出機で200℃にて浴融混練しペレタイズした。ま
た比較例1〜8としてMFRが2.(1/10分の粉末
状プロピレン単独重合体100重量部に後述の第1我記
載の添加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例1〜2に
準拠して撹拌混合、溶融混練してベレットを得た。
得られたベレットを用いて前記の試験方法によプ熱的加
工安定性および着色防止性の評価を行った。
これらの結果を第1″&に示す。
実施例3〜4、比較例9〜16 ポリオレフイ/として、MFR(230℃における荷重
2.16に4を加えた場合の10分間の溶融樹脂の吐出
t)?、Of/10分の粉末状エチレン−プロピレンラ
ンダム共重合体(エチレン含量2.51關%)100重
証部に、化合物置として後述の第25&記載のdi−α
−トコフェロール、化合物Bとして1,3.5−トリメ
チル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、化合物Cとしてテ
トラキス(2,4−ジ−t−ブチルフエニル) −4,
4′−ビフエニレン−ジーフオスフオナイトおよび他の
添加剤のそれぞれ所定量をヘンセルミキサー(商品名)
に入れ、3分間撹拌混合した後口径40■の単軸押出機
で200℃にて溶融混練しペレタイズした。また比較例
9〜16としてMFRが7.Of/10分の粉末状エチ
レン−プロピレンランダム共重合体(エチレン含@ 2
.5重量チ)100重量部に後述の第2表記載の添加剤
のそれぞれ所定量を配合し、実施例3〜4に準拠して撹
拌混合、溶融混練してベレットを得た。
得られたベレットを用いて前記の試験方法によシ熱的加
工安定性および着色防止性の評価を行った。結果を第2
我に示す。
実施例5〜6、比較例17〜24 ポリオレアインとして、MrR(230℃における荷重
2.16Kpを加えた場合の10分間の溶融樹脂の吐出
量)a、of710分の粉末状エチレン−プロピレンブ
ロック共重合体(エチレン含量8.5重量%)100重
量部に、化合*Aトして後述の第3表記載のdi−α−
トコフェロール、化合物Bとして1,3.5− トリメ
チル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、化合物Cとしてテ
トラキス(2,4−ジ−t−ブチルフエニル) −4,
4’−ビフェニレン−ジ−フォス7オナイトおよび他の
添加剤のそれぞれ所定量をヘンセルミキサー(商品名)
に入れ、3分間撹拌混合した後口径40關の単軸押出機
で200℃にて浴融混練しペレタイズした。また比較例
17〜24としてMFRが4.Oj’/10分の粉末状
エチレンープロビレンブロック共重合体(エチレンal
18.5重量%)100重量部に後述の第3表記載の添
加剤のそれぞれ所定量を配合し、実施例5〜6に準拠し
て撹拌混合、溶融混練してペレットを得た。
得られたペレットを用いて前記の試験方法によシ熱的加
工安定性および着色防止性の評価を行った。結果を第3
表に示す。
実施例7〜8、比較例25〜32 ポリオレフィンとして、MI(190℃における荷重2
.16に4を加えた場合の10分間の溶融樹脂の吐出量
)5.0f/10分の粉末状チーグラ・ナツタ系エチレ
ン単独重合体100重量部K、化合物Aとして後述の第
4表記載のdi−α−トコフェロール、化合物Bとして
1,3.5− )リメテル−2,4,6−)リス(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼ
ン、化合物Cとしてテトラキス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフエニル) −4,4’−ビフェニレン−ジ−7オス
フオナイトおよび他の添加剤のそれぞれ所定量をへンセ
ルミキサー(商品名)に入れ、3分間撹拌混合した後口
径40fiの単軸押出機で200℃にて溶融混練しペレ
タイズした。また比較例25〜32としてMlが5.O
r/10分の粉末状チーグラ・ナツタ系エチレン単独重
合体100重量部に後述の3144表記載の添加剤のそ
れぞれ所定量を配合し、実施例7〜8に準拠して撹拌混
合、溶融混練してペレットを得た。
得られたペレットを用いて前記の試験方法によシ熱的加
工安定性および着色防止性の評価を行った。結果を第4
表に示す。
第1〜4表に示される本発明に係わる化合物および添加
剤は下記の通シである。
化合物^:dl−α−トコフェロール 化合物B : 1,3.5− トリメチル−2,4,6
−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)ベンゼン 化合物C;テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフエニ
ル)−4,4’−ビフェニレン−ジ−フォス7オナイト フェノール系酸化防止剤1 : 2,6−ジーt −y
’チル−p−クレゾール フェノール系酸化防止剤2;トリス(3,5−シーt−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート フェノール系酸化防止剤3:テトラキス〔メチレン−3
−(3’、5’−ジ−t−ブチル−4′−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネートコメタンチオエーテル系酸化防
止剤ニジミリスチルチオジプロピオネート リン系酸化防止剤l;トリス(ノニルフェニル)フォス
ファイト リン系酸化防止剤2:ジステアリルベンタエリスリトー
ルージフオスファイト Ca St*ステアリン酸カシカルシ ウム第 1表本樹脂+001i量部に対する添加剤の重量部ΔM
PR42MFR−第1MFR ΔYI=第2YI−第1YI 第  2  表 注)本樹脂100fI量部に対する添加剤のt置部−M
FR=第2M第2−FRMPR ΔYl=第2Yl−第1YI 第  3  表 注)本樹脂10011に11Bに対する添加剤のff1
11部−MFR=第2M第2−FRMPR ΔYI=第2YI−111!IYI 第  4  表 注)本樹脂1001ijll!Bに対する添加剤の重量
部ΔM+=第1M+−第2M+ ΔYl=第2YI−第1YI 第1!1!に記載の実施例および比較例は、ポリオレフ
ィンとしてプロピレン単独重合体を用いた場合である。
第1表かられかるように、実施例1〜2は本発明に係わ
る化合物Aと、化合物Bまたは化合物Cとを用いたもの
であシ、実施例1〜2と比較例1〜2(化合物A単味系
)をくらべてみると、実施例1〜2は熱的加工安定性お
よび着色防止性いずれも優れていることがわかる。また
化合物Aと従来公知であるフェノール系酸化防止剤との
併用系である比較例3〜5と実施例1〜2をくらべると
、比較例3〜5は熱的加工安定性はかなシ改善されるも
のの未だ充分ではなく、着色防止性についての効果も未
だ充分ではない。同様にチオエーテル系酸化防止剤(チ
オジプロピオン緻エステル)ヲ併用した比較例6と実施
例1〜2をくらべると、着色防止性はかなり載置される
ものの未だ充分ではなく、熱的加工安定性についての効
果も未だ充分で線ない。さらに本発明に係わる化合物C
以外のリン系酸化防止剤を併用した比較例7〜8と実施
例1〜2をくらべると、いずれの点においても比較例7
〜8が劣っており、本発明の組成物において顕著な相乗
効果が認められることがわかる。
また本発明に係わる実施例1〜2において、化合物Aに
対する化合物Bまたは化合物Cの相乗効果をくらべると
、フェノール系酸化防止剤である化合物Bがリン系酸化
防止剤である化合物Cよりも優れていることがわかる。
このこと1通常のフェノール系酸化防止剤に対してリン
系酸化防止剤が浸れた相乗効果を奏する事実から考える
と、本発明すなわち化合物置との併用において見い出さ
れた特有の効果であると言える。
第2〜4表は、ポリオレフィンとしてそれぞれエチレン
−プロピレンランダム共重合体、エチレン−プロピレン
ブロック共1合体、チーグラ・ナツタ系エチレン単独電
合体を用いたものであり、これらについても上述と同様
の効果が確認された。
このことから本発明の組成物が、従来から知られた化合
物置の単独あるいは各稙化合切を併用してなる組成物に
くらべて、全ての点で優れていることがわかり本発明の
組成物の顕著な効果が確認された。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ポリオレフィン100重量部に、下記一般式〔
    I 〕で示される6−ヒドロキシクロマン系化合物(以下
    、化合物Aという。)、および下記一般式〔II〕で示さ
    れるフェノール系化合物(以下、化合物Bという。)ま
    たは下記一般式〔III〕で示されるフオスフオナイト系
    化合物(以下、化合物Cという。)をそれぞれ 0.01〜1重量部配合してなる安定化されたポリオレ
    フィン組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、式中R_1、R_2およびR_3はそれぞれ
    水素または炭素数1〜4の同種もしくは異種のアルキル
    基を、R_4は炭素数1〜16のアルキル基もしくはア
    ルキレン基を、R_5、R_6、R_7およびR_8は
    それぞれ水素または炭素数1〜8の同種もしくは異種の
    アルキル基を示す。)(2)一般式〔 I 〕、〔II〕お
    よび〔III〕において、R_1、R_2およびR_3で
    示されるアルキル基がメチル基、R_4で示されるアル
    キル基がヘキサデシル基、R_5、R_6、R_7およ
    びR_8で示されるアルキル基がt−ブチル基である特
    許請求の範囲第( I )項に記載の安定化されたポリオ
    レフィン組成物。 (3)化合物Aとしてトコフェロールを用いる特許請求
    の範囲第(1)項に記載の安定化されたポリオレフィン
    組成物。 (4)化合物Bとして1,3,5−トリメチル−2,4
    ,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
    シベンジル)ベンゼンを用いる特許請求の範囲第(1)
    項に記載の安定化されたポリオレフィン組成物。 (5)化合物(C)としてテトラキス(2,4−ジ−t
    −ブチルフエニル)−4,4′−ビフエニレン−ジーフ
    オスフオナイトを用いる特許請求の範囲第(1)項に記
    載の安定化されたポリオレフィン組成物。
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