JP2002184719A - パターン形成方法 - Google Patents
パターン形成方法Info
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Abstract
させる際に、モールドの反転パターンの凹部に有機膜パ
ターンが残存しないようにして、良好な形状を有する有
機膜パターンが得られるようにする。 【解決手段】 半導体基板12上に、フッ素原子を含む
ポリマーからなる有機膜13を形成した後、該有機膜1
3に、所望のパターンが反転してなる反転パターン11
を有するモールドの反転パターン11を押し付けて、有
機膜13に所望のパターンを転写することにより、有機
膜13からなる有機膜パターン13Aを形成する。しか
る後、モールドを有機膜パターン13Aから離脱させ
る。
Description
用いて有機膜からなるパターンを形成する方法に関す
る。
て、リソグラフィ技術により形成されるレジストパター
ンに対する微細化の要求はますます大きくなってきてい
る。
グラフィ技術を用いて形成されてきたが、100nm以
下の微細なレジストパターンをリソグラフィ技術を用い
て形成することは、露光光の短波長化の限界などにより
かなり難しくなってきている。
用いるリソグラフィ技術は、解像度的にはメリットがあ
るが、スループットの低さのために量産工程への適用は
難しい。
ターンを生産性良く形成する方法が提案されている(例
えば、S.Y.Chou et al., Appl. Phys. Lett., vol.67,
p.3314(1995))。
ンの鏡像と対応する凹凸を有するモールドを、基板上に
形成されたレジスト膜に圧着して該レジスト膜からなる
パターンを形成する方法である。
ーン形成方法について、図4(a)〜(e)を参照しな
がら説明する。
基板1の表面に例えばシリコン酸化膜を形成した後、該
シリコン酸化膜に対して通常のリソグラフィを行なっ
て、該シリコン酸化膜からなり、転写すべきパターンの
鏡像と対応し且つ転写すべきパターンが反転してなる反
転パターン2を形成する。これにより、モールド基板1
と反転パターン2とからなるモールドが得られる。
板3の上に、例えばポリメチルメタクリレート(PMM
A)よりなり0.3μmの厚さを有するレジスト膜4を
形成する。
膜4が形成されている半導体基板3を例えば200℃に
加熱してレジスト膜4を軟化させた後、軟化状態のレジ
スト膜4に、図4(a)に示すモールドを接近させる。
のレジスト膜4にモールドを約140気圧の圧力で押し
付けて、レジスト膜4にモールドの反転パターン2を転
写する。このようにすると、レジスト膜4からなるレジ
ストパターン4Aが得られる。
た状態で半導体基板3を例えば105℃まで降温して、
レジストパターン4Aを硬化させる。
パターン4Aからモールドを離脱させると、半導体基板
3の上に例えば0.12μmの微細なレジストパターン
4Aが形成される。
ターン4Aからモールドを離脱させる際に、モールドの
反転パターン2の凹部にレジストパターン4Aが残存し
てしまうため、レジストパターン4Aの形状が乱れ、形
状が不良なレジストパターン4Aが形成されてしまう。
チングマスクとして、半導体基板3の表面に形成されて
いる被エッチング膜に対してエッチングを行なうと、被
エッチング膜からなる不良形状のパターンが形成されて
しまうので、半導体装置の歩留まりが低下するという問
題が起きる。
る場合のみならず、有機膜からなるパターンを形成する
場合に共通して起きる。
ターンからモールドを離脱させる際に、モールドの反転
パターンの凹部に有機膜パターンが残存しないようにし
て、良好な形状を有する有機膜パターンが得られるよう
にすることを目的とする。
ーン形成方法は、基板上に、フッ素原子又はシリコン原
子を含むポリマーからなる有機膜を形成する工程と、有
機膜に、所望のパターンが反転してなる反転パターンを
有するモールドの反転パターンを押し付けて、有機膜に
所望のパターンを転写することにより、有機膜からなる
有機膜パターンを形成する工程と、モールドを有機膜パ
ターンから離脱させる工程とを備えている。
原子又はシリコン原子を含むポリマーは疎水性を有して
いるため、該ポリマーからなる有機膜パターンは反転パ
ターンとの離脱性に優れている。このため、反転パター
ンは有機膜パターンからスムーズに脱離し、有機膜パタ
ーンは反転パターンに残存しないので、良好な形状を有
する有機膜パターンを得ることができる。
ッ素原子又はシリコン原子は、前記ポリマー中に10重
量%以上含まれていることが好ましい。
実に疎水性を有するため、反転パターンは有機膜パター
ンから確実に離脱する。
ーは、フッ素原子を含むアクリルポリマー、フッ素原子
を含むメタクリルポリマー、フッ素原子を含むノルボル
ネンポリマー、フッ素原子を含むスチレンポリマー又は
フッ素原子を含むノボラック樹脂であることが好まし
い。
ーは、シラン結合、シロキサン結合又はシルセスキオキ
サン結合を有していることが好ましい。
板上に下層の有機膜を形成する工程と、下層の有機膜の
上に、シリコン原子を含むポリマーからなる上層の有機
膜を形成する工程と、上層の有機膜に、所望のパターン
が反転してなる反転パターンを有するモールドの反転パ
ターンを押し付けて、上層の有機膜に所望のパターンを
転写することにより、上層の有機膜からなる上層の有機
膜パターンを形成する工程と、モールドを上層の有機膜
パターンから離脱させる工程と、下層の有機膜に対し
て、上層の有機膜パターンをマスクにエッチングを行な
って、下層の有機膜からなる下層の有機膜パターンを形
成する工程とを備えている。
ン原子を含むポリマーは疎水性を有しているため、該ポ
リマーからなるつまり上層の有機膜パターンは反転パタ
ーンとの離脱性に優れている。このため、反転パターン
は上層の有機膜パターンからスムーズに脱離し、上層の
有機膜パターンは反転パターンに残存しないので、良好
な形状を有する上層の有機膜パターンを得ることができ
る。また、上層の有機膜パターンをマスクにエッチング
を行なって得られる下層の有機膜パターンも良好な形状
を有している。
ン原子は、ポリマー中に10重量%以上含まれているこ
とが好ましい。
は、確実に疎水性を有するため、反転パターンは上層の
有機膜パターンから確実に離脱する。
ーは、シラン結合、シロキサン結合又はシルセスキオキ
サン結合を有していることが好ましい。
の第1の実施形態に係るパターン形成方法について、図
1(a)〜(e)を参照しながら説明する。
様、モールド基板10の表面に、シリコン酸化膜からな
り、転写すべきパターンの鏡像と対応し且つ転写すべき
パターンが反転してなる反転パターン11を形成する
と、モールド基板10と反転パターン11とからなるモ
ールドが得られる。尚、シリコン酸化膜からなる反転パ
ターン11に代えて、シリコン膜又は炭化シリコン膜か
らなる反転パターン11を形成してもよい。
板12の上に、フッ素原子を含むポリマー、例えばテト
ラフルオロエチレンとノルボルネンとが1:1で共重合
してなる共重合体ポリマー(フッ素の含有量:56.2
重量%)よりなり0.3μmの厚さを有するフッ素含有
有機膜13を形成する。
有有機膜13が形成されている半導体基板12を例えば
200℃に加熱してフッ素含有有機膜13を軟化させた
後、軟化状態のフッ素含有有機膜13に、図1(a)に
示すモールドを接近させる。
のフッ素含有有機膜13にモールドを約140気圧の圧
力で押し付けて、フッ素含有有機膜13にモールドの反
転パターン11を転写する。このようにすると、フッ素
含有有機膜13からなる有機膜パターン13Aが得られ
る。
押し付けた状態で半導体基板12を例えば105℃まで
降温して、有機膜パターン13Aを硬化させる。
ターン13Aからモールドを離脱させると、半導体基板
12の上に、良好な形状を有し0.12μmの微細な有
機膜パターン13Aが形成される。
むポリマーは疎水性を有しているため、該ポリマーから
なる有機膜パターン13Aは反転パターン11との離脱
性に優れている。このため、反転パターン11は有機膜
パターン13Aからスムーズに脱離し、有機膜パターン
13Aは反転パターン11の凹部に残存しないので、良
好な形状を有する有機膜パターン13Aが得られる。
子を含むポリマーとして、テトラフルオロエチレンとノ
ルボルネンとの共重合体ポリマー(ノルボルネンポリマ
ー)を用いたが、これに代えて、以下に一例を挙げるフ
ッ素含有ポリマーを用いてもよい。フッ素含有ポリマー
としては、以下に列挙するものに限らないが、フッ素原
子の含有量は10重量%以上であることが好ましい。実
験によると、フッ素原子の含有量が10重量%以上であ
ると、反転パターン11は有機膜パターン13Aからス
ムーズに脱離することが分かった。
リフルオロメチルアクリレート)(フッ素の含有量:5
6.2重量%) (2) メタクリルポリマー:例えば、ポリ(トリフルオロ
メチルメタクリレート(フッ素の含有量:52.3重量
%)、又はポリ(t−ブチルトリフルオロメタクリレー
ト(フッ素の含有量:46.0重量%) (3) ノルボルネンポリマー:例えば、ポリヘキサフルオ
ロイソプロビルメチルノルボルネン(フッ素の含有量:
57.1重量%) (4) スチレンポリマー:例えば、フッ化ポリスチレン
(フッ素の含有量:25.6重量%) (5) ノボラック樹脂:例えば、フッ化ノボラック樹脂
(フッ素の含有量:23.0重量%)
有機膜13は、レジスト膜であってもよいし、絶縁膜で
あってよい。
実施形態においては、有機膜として、フッ素原子を含む
ポリマーを用いたが、これに代えて、シリコン原子を含
むポリマーを用いてもよい。
含むポリマーと同様、疎水性を有しているため、シリコ
ン原子を含むポリマーからなる有機膜パターン13Aは
反転パターン11との離脱性に優れている。このため、
反転パターン11は有機膜パターン13Aからスムーズ
に脱離し、有機膜パターン13Aは反転パターン11の
凹部に残存しないので、良好な形状を有する有機膜パタ
ーン13Aが得られる。
を挙げる。シリコン含有ポリマーとしては、以下に列挙
するものに限らないが、シリコン原子の含有量は10重
量%以上であることが好ましい。実験によると、シリコ
ン原子の含有量が10重量%以上であると、反転パター
ン11は有機膜パターン13Aからスムーズに脱離する
ことが分かった。
ば、ポリ(テトラメチルシラン)(シリコンの含有量:
51.6重量%) (2) シロキサン結合を有するポリマー:例えば、ポリ
(p−トリメチルシリルオキシスチレン)(シリコンの
含有量:16.3重量%)又はポリ(ジメチルシロキサ
ン)(シリコンの含有量:41.0重量%) (3) シルセスキオキサン結合を有するポリマー:例え
ば、ポリ(ベンジルシルセスキオキサン(シリコンの含
有量:34.2重量%)
実施形態に係るパターン形成方法について、図2(a)
〜(c)及び図3(a)〜(c)を参照しながら説明す
る。
様、モールド基板20の表面に、シリコン酸化膜からな
り、転写すべきパターンの鏡像と対応し且つ転写すべき
パターンが反転してなる反転パターン21を形成する
と、モールド基板20と反転パターン21とからなるモ
ールドが得られる。尚、シリコン酸化膜からなる反転パ
ターン21に代えて、シリコン膜又は炭化シリコン膜か
らなる反転パターン21を形成してもよい。
板22の上に、i線レジスト(例えば、住友化学社製:
PFI−38)を塗布した後、半導体基板22に対して
例えば250℃の温度下で3分間の熱処理を行なって、
ハードベークされたレジスト膜からなる下層の有機膜2
3を形成する。
原子を含むポリマー、例えばポリ(ベンジルシルセスキ
オキサン)(シリコンの含有量:34.2重量%)より
なり0.15μmの厚さを有する上層の有機膜24を形
成する。
板22を例えば210℃に加熱して上層の有機膜24を
軟化させた後、軟化状態の上層の有機膜24に、図2
(a)に示すモールドを接近させる。
の上層の有機膜24にモールドを約150気圧の圧力で
押し付けて、上層の有機膜24にモールドの反転パター
ン21を転写する。このようにすると、上層の有機膜2
4からなる有機膜パターン(上層の有機膜パターン)2
4Aが得られる。
押し付けた状態で半導体基板22を例えば100℃まで
降温して、有機膜パターン24Aを硬化させる。
ターン24Aからモールドを離脱させると、下層の有機
膜23の上に、良好な形状を有し0.12μmの微細な
有機膜パターン24Aが形成される。
機膜23に対して、有機膜パターン24Aをマスクにし
て、酸素を含むエッチングガスを用いるプラズマエッチ
ングを行なって、下層の有機膜23からなるレジストパ
ターン(下層の有機膜パターン)23Aを形成する。
含むポリマーは疎水性を有しているため、該ポリマーか
らなる有機膜パターン24Aは反転パターン21との離
脱性に優れている。このため、反転パターン21は有機
膜パターン24Aからスムーズに脱離し、有機膜パター
ン24Aは反転パターン21の凹部に残存しないので、
良好な形状を有する有機膜パターン24Aが得られる。
また、下層の有機膜23に対して良好な形状を有する有
機膜パターン24Aをマスクにしてプラズマエッチング
を行なって、レジストパターン23Aを形成するため、
良好な形状を有し0.12μmの微細なレジストパター
ン23Aが形成される。
原子を含むポリマーとして、シルセスキオキサン結合を
有するポリベンジルシルセスキオキサンを用いたが、こ
れに代えて、以下に一例を挙げるシリコン含有ポリマー
を用いてもよい。シリコン含有ポリマーとしては、以下
に列挙するものに限らないが、シリコン原子の含有量は
10重量%以上であることが好ましい。
ば、ポリ(テトラメチルシラン)(シリコンの含有量:
51.6重量%) (2) シロキサン結合を有するポリマー:例えば、ポリ
(ジメチルシロキサン)(シリコンの含有量:41.0
重量%)
膜23及び上層の有機膜24としては、レジスト膜であ
ってもよいし絶縁膜であってもよい。
パターンが有機膜パターンからスムーズに脱離し、有機
膜パターンは反転パターンに残存しないので、良好な形
状を有する有機膜パターンを得ることができる。
反転パターンが上層の有機膜パターンからスムーズに脱
離し、上層の有機膜パターンは反転パターンに残存しな
いので、良好な形状を有する上層の有機膜パターンを得
ることができるので、上層の有機膜パターンをマスクと
するエッチングにより得られる下層の有機膜パターンも
良好な形状を有する。
るパターン形成方法の各工程を示す断面図である。
るパターン形成方法の各工程を示す断面図である。
るパターン形成方法の各工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 基板上に、フッ素原子又はシリコン原子
を含むポリマーからなる有機膜を形成する工程と、 前記有機膜に、所望のパターンが反転してなる反転パタ
ーンを有するモールドの前記反転パターンを押し付け
て、前記有機膜に前記所望のパターンを転写することに
より、前記有機膜からなる有機膜パターンを形成する工
程と、 前記モールドを前記有機膜パターンから離脱させる工程
とを備えていることを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項2】 前記フッ素原子又はシリコン原子は、前
記ポリマー中に10重量%以上含まれていることを特徴
とする請求項1に記載のパターン形成方法。 - 【請求項3】 前記ポリマーは、フッ素原子を含むアク
リルポリマー、フッ素原子を含むメタクリルポリマー、
フッ素原子を含むノルボルネンポリマー、フッ素原子を
含むスチレンポリマー又はフッ素原子を含むノボラック
樹脂であることを特徴とする請求項1に記載のパターン
形成方法。 - 【請求項4】 前記ポリマーは、シラン結合、シロキサ
ン結合又はシルセスキオキサン結合を有していることを
特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。 - 【請求項5】 基板上に下層の有機膜を形成する工程
と、 前記下層の有機膜の上に、シリコン原子を含むポリマー
からなる上層の有機膜を形成する工程と、 前記上層の有機膜に、所望のパターンが反転してなる反
転パターンを有するモールドの前記反転パターンを押し
付けて、前記上層の有機膜に前記所望のパターンを転写
することにより、前記上層の有機膜からなる上層の有機
膜パターンを形成する工程と、 前記モールドを前記上層の有機膜パターンから離脱させ
る工程と、 前記下層の有機膜に対して、前記上層の有機膜パターン
をマスクにエッチングを行なって、前記下層の有機膜か
らなる下層の有機膜パターンを形成する工程とを備えて
いることを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項6】 前記シリコン原子は、前記ポリマー中に
10重量%以上含まれていることを特徴とする請求項5
に記載のパターン形成方法。 - 【請求項7】 前記ポリマーは、シラン結合、シロキサ
ン結合又はシルセスキオキサン結合を有していることを
特徴とする請求項5に記載のパターン形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000385458A JP2002184719A (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | パターン形成方法 |
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