JP2011192868A - テンプレート処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及びテンプレート処理装置 - Google Patents

テンプレート処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及びテンプレート処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011192868A
JP2011192868A JP2010058798A JP2010058798A JP2011192868A JP 2011192868 A JP2011192868 A JP 2011192868A JP 2010058798 A JP2010058798 A JP 2010058798A JP 2010058798 A JP2010058798 A JP 2010058798A JP 2011192868 A JP2011192868 A JP 2011192868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
release agent
template
convex portion
unit
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010058798A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Nishi
孝典 西
Shoichi Terada
正一 寺田
Takahiro Kitano
高広 北野
Kokichi Hiroshiro
幸吉 広城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2010058798A priority Critical patent/JP2011192868A/ja
Priority to TW100106197A priority patent/TW201210781A/zh
Priority to PCT/JP2011/055230 priority patent/WO2011114926A1/ja
Publication of JP2011192868A publication Critical patent/JP2011192868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/56Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents
    • B29C33/58Applying the releasing agents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C37/00Component parts, details, accessories or auxiliary operations, not covered by group B29C33/00 or B29C35/00
    • B29C37/0067Using separating agents during or after moulding; Applying separating agents on preforms or articles, e.g. to prevent sticking to each other
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/0002Lithographic processes using patterning methods other than those involving the exposure to radiation, e.g. by stamping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C59/00Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor
    • B29C59/02Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing
    • B29C59/022Surface shaping of articles, e.g. embossing; Apparatus therefor by mechanical means, e.g. pressing characterised by the disposition or the configuration, e.g. dimensions, of the embossments or the shaping tools therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】テンプレートを用いて基板上に所定のパターンが形成されるように、当該テンプレートの表面に離型剤を適切に成膜する。
【解決手段】成膜ユニットは、テンプレートTの転写パターンCの凸部C上面のみに離型剤Sを成膜する離型剤供給部112を有している。離型剤供給部112は、支持部材120を有している。支持部材120には、凸部C上面に当接して、当該凸部C上面に離型剤Sを塗布する第1のローラ121と、第1のローラ121と同軸方向に延伸し、当該第1のローラ121と当接する第2のローラ122と、第2のローラ122の表面に液体状の離型剤Sを供給する離型剤ノズル123と、凸部C上面に塗布された離型剤Sに気体を供給し、当該離型剤Sを乾燥させる乾燥ノズル124と、が支持されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、表面に凹凸形状の転写パターンが形成されたテンプレート上に離型剤を成膜するテンプレート処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及びテンプレート処理装置に関する。
例えば半導体デバイスの製造工程では、例えば半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)にフォトリソグラフィー処理を行い、ウェハ上に所定のレジストパターンを形成することが行われている。
上述したレジストパターンを形成する際には、半導体デバイスのさらなる高集積化を図るため、当該レジストパターンの微細化が求められている。一般にフォトリソグラフィー処理における微細化の限界は、露光処理に用いる光の波長程度である。このため、従来より露光処理の光を短波長化することが進められている。しかしながら、露光光源の短波長化には技術的、コスト的な限界があり、光の短波長化を進める方法のみでは、例えば数ナノメートルオーダーの微細なレジストパターンを形成するのが困難な状況にある。
そこで、近年、ウェハにフォトリソグラフィー処理を行う代わりに、いわゆるインプリントと呼ばれる方法を用いてウェハ上に微細なレジストパターンを形成することが提案されている。この方法は、表面に凹凸形状の微細なパターンを有するテンプレート(モールドや型と呼ばれることもある。)をウェハ上に形成したレジスト表面に圧着させ、その後剥離し、当該レジスト表面に直接パターンの転写を行うものである(特許文献1)。
特開2009−43998号公報
上述のインプリント方法で用いられるテンプレートの表面全面には、テンプレートをレジストから剥離し易くするため、通常、レジストに対して撥液性を有する離型剤が成膜されている。
しかしながら、上述したようにテンプレート上のパターンは非常に微細であり、しかも離型剤がレジストに対して撥液性を有するため、テンプレート上にレジスト液を塗布しても、転写パターンの凹部にレジスト液が入り込み難い。この場合、レジスト液が凹部の内部において液滴上の状態で留まってしまい、凹部に気泡が発生する。すなわち、転写パターンの凹部にレジスト液が隙間無く充填されない。そうすると、液滴の形状がウェハ上のレジストパターンにそのまま転写されてしまうため、ウェハ上に所定のレジストパターンを形成できない場合があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、テンプレートを用いて基板上に所定のパターンが形成されるように、当該テンプレートの表面に離型剤を適切に成膜することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、表面に凹凸形状の転写パターンが形成されたテンプレートであって、前記転写パターンを基板上に形成される塗布膜に転写し、当該塗布膜に所定のパターンを形成するために用いられるテンプレート上に、離型剤を成膜するテンプレート処理方法において、前記転写パターンの凸部の上面のみに離型剤を成膜することを特徴としている。
本発明によれば、転写パターンの凸部上面のみに離型剤を成膜するので、この凸部上面は、転写パターンの凹部の内面に比して、その後テンプレート上に塗布される塗布液に対する接触角が大きくなる。このため、テンプレート上に塗布された塗布液は、転写パターンの凹部に流入し易くなる。すなわち、転写パターンの凹部に塗布液が隙間なく充填される。したがって、かかるテンプレートを用いて基板上の塗布膜に所定のパターンを形成することができる。
前記凸部上面に離型剤を成膜する際、前記凸部上面に液体状の離型剤を供給し、その後前記離型剤に気体を供給し、当該離型剤を乾燥させてもよい。
前記凸部上面に離型剤を成膜する際、前記凸部上面に液体状の離型剤を供給し、その後前記離型剤周囲の雰囲気を吸引し、当該離型剤を乾燥させてもよい。
前記凸部上面に離型剤を成膜する際、前記凸部上面に、乾燥して固化した離型剤を付着させてもよい。
前記凸部上面に離型剤を成膜した後、当該離型剤を加熱して焼成し、その後、前記焼成された離型剤をリンスして、当該離型剤の未反応部を除去してもよい。なお、離型剤の未反応部とは、離型剤がテンプレートの表面と化学反応して密着する部分以外をいう。
前記凸部上面に離型剤を成膜した後、当該離型剤にアルコールを供給して、前記凸部上面と前記離型剤との密着性を向上させ、その後、前記アルコールが供給された離型剤をリンスして、当該離型剤の未反応部を除去してもよい。
前記凸部上面に離型剤を成膜する前に、前記テンプレートの表面を洗浄してもよい。
別な観点による本発明によれば、前記テンプレート処理方法をテンプレート処理装置によって実行させるために、当該テンプレート処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムが提供される。
また別な観点による本発明によれば、前記プログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体が提供される。
さらに別な観点による本発明は、表面に凹凸形状の転写パターンが形成されたテンプレートであって、前記転写パターンを基板上に形成される塗布膜に転写し、当該塗布膜に所定のパターンを形成するために用いられるテンプレート上に、離型剤を成膜するテンプレート処理装置において、前記転写パターンの凸部の上面のみに離型剤を成膜する成膜ユニットを有することを特徴としている。
前記成膜ユニットは、前記凸部上面に当接して、当該凸部上面に離型剤を塗布するローラと、前記ローラの表面に液体状の離型剤を供給する離型剤ノズルと、前記ローラと前記離型剤ノズルを支持する支持部材とを備えた離型剤供給部と、前記離型剤供給部を支持し、水平方向に移動させる移動機構と、を有していてもよい。
前記離型剤供給部は、前記支持部材に支持され、且つ前記ローラと同軸方向に延伸して当該ローラと当接する他のローラを有し、前記離型剤ノズルは、前記他のローラに離型剤を供給してもよい。
前記離型剤供給部は、前記支持部材に支持され、前記凸部上面に塗布された離型剤を乾燥させる乾燥ノズルを有し、前記乾燥ノズルは、前記凸部上面の離型剤に気体を供給してもよい。
前記離型剤供給部は、前記支持部材に支持され、前記凸部上面に塗布された離型剤を乾燥させる乾燥ノズルを有し、前記乾燥ノズルは、前記凸部上面の離型剤周囲の雰囲気を吸引してもよい。
前記成膜ユニットは、表面に乾燥して固化した離型剤が周着し、前記凸部上面に当接して、当該凸部上面に離型剤を付着させるローラと、前記ローラを支持し、水平方向に移動させる移動機構と、を有していてもよい。
前記成膜ユニットは、表面に離型剤が付着し、前記凸部上面に当接して、当該凸部上面に離型剤を塗布する塗布プレートを有していてもよい。
前記テンプレート処理装置は、前記成膜ユニットで成膜された離型剤を焼成する加熱ユニットと、前記加熱ユニットで焼成された離型剤をリンスするリンスユニットと、を有していてもよい。
前記テンプレート処理装置は、前記テンプレートを保持して回転させる回転保持部材と、前記成膜ユニットで成膜された離型剤にアルコールを供給するアルコールノズルと、前記アルコールが供給された離型剤にリンス液を供給するリンス液ノズルとを備えた後処理ユニットを有していてもよい。
前記成膜ユニットは、前記テンプレートを保持して回転させる回転保持部材と、前記凸部上面に成膜された離型剤にアルコールを供給するアルコールノズルと、前記アルコールが供給された離型剤にリンス液を供給するリンス液ノズルと、を有していてもよい。
前記テンプレート処理装置は、前記成膜ユニットで前記離型剤が成膜される前のテンプレートの表面を洗浄する洗浄ユニットを有していてもよい。
本発明によれば、テンプレートの表面に離型剤を適切に成膜し、当該テンプレートを用いて基板上に所定のパターンを形成することができる。
本実施の形態にかかるテンプレート処理装置の構成の概略を示す平面図である。 本実施の形態にかかるテンプレート処理装置の構成の概略を示す側面図である。 本実施の形態にかかるテンプレート処理装置の構成の概略を示す側面図である。 テンプレートの斜視図である。 成膜ユニットの構成の概略を示す縦断面図である。 成膜ユニットの構成の概略を示す横断面図である。 離型剤供給部の構成の概略を示す側面図である。 リンスユニットの構成の概略を示す縦断面図である。 回転保持部材の構成の概略を示す平面図である。 リンスユニットの構成の概略を示す横断面図である。 洗浄ユニットの構成の概略を示す縦断面図である。 洗浄ユニットの構成の概略を示す横断面図である。 加熱ユニットの構成の概略を示す縦断面図である。 テンプレート処理の各工程を示したフローチャートである。 インプリントユニットの構成の概略を示す縦断面図である。 インプリントユニットの構成の概略を示す横断面図である。 インプリント処理の各工程におけるテンプレートとウェハの状態を模式的に示した説明図であり、(a)は離型剤が成膜されたテンプレート上にレジスト液が塗布された様子を示し、(b)はテンプレート上のレジスト膜を光重合させた様子を示し、(c)はウェハ上にレジストパターンが形成された様子を示し、(d)はウェハ上の残存膜が除去された様子を示す。 他の実施の形態にかかる離型剤供給部の構成の概略を示す側面図である。 他の実施の形態にかかる離型剤供給部の構成の概略を示す側面図である。 他の実施の形態にかかる離型剤供給部の構成の概略を示す側面図である。 他の実施の形態にかかる離型剤供給部の構成の概略を示す側面図である。 他の実施の形態にかかるテンプレート処理装置の構成の概略を示す側面図である。 他の実施の形態にかかるテンプレート処理装置の構成の概略を示す側面図である。 他の実施の形態にかかる後処理ユニットの構成の概略を示す縦断面図である。 他の実施の形態にかかる後処理ユニットの構成の概略を示す横断面図である。 テンプレート処理の各工程を示したフローチャートである。 他の実施の形態にかかる成膜ユニットの構成の概略を示す横断面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかるテンプレート処理装置1の構成の概略を示す平面図である。図2及び図3は、テンプレート処理装置1の構成の概略を示す側面図である。
本実施の形態のテンプレート処理装置1では、図4に示すように直方体形状を有し、表面に凹凸形状の転写パターンCが形成されたテンプレートTが用いられる。転写パターンCは、凸部Cと凹部Cとで構成されている。以下、転写パターンCが形成されているテンプレートTの面を表面Tといい、当該表面Tと反対側の面を裏面Tという。なお、テンプレートTには、可視光、近紫外光、紫外線などの光を透過可能な透明材料、例えばガラスが用いられる。また、転写パターンCの凸部Cの高さは、例えば40nm〜100nmである。
テンプレート処理装置1は、図1に示すように複数、例えば5枚のテンプレートTをカセット単位で外部とテンプレート処理装置1との間で搬入出したり、カセットCに対してテンプレートTを搬入出したりする搬入出ステーション2と、テンプレートTに所定の処理を施す複数の処理ユニットを備えた処理ステーション3とを一体に接続した構成を有している。
搬入出ステーション2には、カセット載置台10が設けられている。カセット載置台10は、複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在になっている。すなわち、搬入出ステーション2は、複数のテンプレートTを保有可能に構成されている。
搬入出ステーション2には、X方向に延伸する搬送路11上を移動可能なテンプレート搬送体12が設けられている。テンプレート搬送体12は、鉛直方向及び鉛直周り(θ方向)にも移動自在であり、カセットCと処理ステーション3との間でテンプレートTを搬送できる。
処理ステーション3には、その中心部に搬送ユニット20が設けられている。この搬送ユニット20の周辺には、各種処理ユニットが多段に配置された、例えば4つの処理ブロックG1〜G4が配置されている。処理ステーション3の正面側(図1のX方向負方向側)には、搬入出ステーション2側から第1の処理ブロックG1、第2の処理ブロックG2が順に配置されている。処理ステーション3の背面側(図1のX方向正方向側)には、搬入出ステーション2側から第3の処理ブロックG3、第4の処理ブロックG4が順に配置されている。処理ステーション3の搬入出ステーション2側には、テンプレートTの受け渡しを行うためのトランジションユニット21が配置されている。搬送ユニット20は、これらの処理ブロックG1〜G4内に配置された後述する各種処理ユニット、及びトランジションユニット21に対してテンプレートTを搬送できる。
第1の処理ブロックG1には、図2に示すように複数の液処理ユニット、例えばテンプレートTに転写パターンCの凸部Cの上面のみに液体状の離型剤を塗布して成膜する成膜ユニット30、テンプレートT上の離型剤をリンスするリンスユニット31が下から順に2段に重ねられている。第2の処理ブロックG2も同様に、成膜ユニット32、リンスユニット33が下から順に2段に重ねられている。また、第1の処理ブロックG1及び第2の処理ブロックG2の最下段には、前記液処理ユニットに各種処理液を供給するためのケミカル室34、35がそれぞれ設けられている。
第3の処理ブロックG3には、図3に示すようにテンプレートTに対して紫外線を照射し、テンプレートT上に離型剤が成膜される前の表面Tを洗浄する洗浄ユニット40、テンプレートTの温度を調節する温度調節ユニット41、42、テンプレートTを加熱処理する加熱ユニット43、44が下から順に5段に重ねられている。
第4の処理ブロックG4にも、第3の処理ブロックG3と同様に、洗浄ユニット50、温度調節ユニット51、52、加熱ユニット53、54が下から順に5段に重ねられている。
次に、上述した成膜ユニット30、32の構成について説明する。成膜ユニット30は、図5に示すように側面にテンプレートTの搬入出口(図示せず)が形成されたケーシング100を有している。
ケーシング100内の底面には、テンプレートTが載置される載置台101が設けられている。テンプレートTは、その表面Tが上方を向くように載置台101の上面に載置される。載置台101内には、テンプレートTを下方から支持し昇降させるための昇降ピン102が設けられている。昇降ピン102は、昇降駆動部103により上下動できる。載置台101の上面には、当該上面を厚み方向に貫通する貫通孔104が形成されおり、昇降ピン102は、貫通孔104を挿通するようになっている。
図6に示すように載置台101のX方向負方向(図6の下方向)側には、Y方向(図6の左右方向)に沿って延伸するレール110が設けられている。レール110は、例えば載置台101のY方向負方向(図6の左方向)側の外方からY方向正方向(図6の右方向)側の外方まで形成されている。レール110には、アーム111が取り付けられている。
アーム111には、テンプレートT上に離型剤を供給する離型剤供給部112が支持されている。離型剤供給部112は、例えばテンプレートTの一辺寸法と同じかそれよりも長く、X方向に沿って延伸している。なお、離型剤の材料には、後述するウェハ上のレジスト膜に対して撥液性を有する材料、例えばフッ素樹脂等が用いられる。
アーム111は、駆動部113により、レール110上を移動自在である。これにより、離型剤供給部112は、載置台101のY方向正方向側の外方に設置された待機部114から載置台101上のテンプレートTの上方まで移動でき、さらに当該テンプレートTの表面T上をテンプレートTの辺方向に移動できる。また、アーム111は、駆動部113によって昇降自在であり、離型剤供給部112の高さを調整できる。なお、本実施の形態においては、レール110、アーム111、駆動部113で移動機構を構成している。
離型剤供給部112は、図7に示すようにアーム111に支持される支持部材120を有している。支持部材120には、凸部Cの上面に当接して、当該凸部Cの上面に液体状の離型剤Sを塗布する第1のローラ121と、第1のローラ121と同軸方向に延伸し、当該第1のローラ121と当接する第2のローラ122とが支持されている。第1のローラ121と第2のローラ122は、それぞれテンプレートTの一辺寸法と同じかそれよりも長く、X方向に沿って延伸している。そして、支持部材120が水平方向に移動することで、第1のローラ121と第2のローラ122はそれぞれ逆方向に回転する。
第2のローラ122の上方には、当該第2のローラ122に離型剤Sを供給する離型剤ノズル123が設けられている。離型剤ノズル123は、支持部材120に支持されている。また、離型剤ノズル123は、テンプレートTの一辺寸法と同じかそれよりも長く、X方向に沿って延伸している。離型剤ノズル123の離型剤Sの供給口も同様にX方向に沿って延伸している。離型剤ノズル123から第2のローラ122に供給された離型剤Sは、当該第2のローラ122から第1のローラ121に供給される。このとき、第1のローラ121と第2のローラ122が当接しているため、離型剤Sは薄く引き伸ばされる。そうすると、当該第1のローラ121の表面に所定の膜厚、例えば5nmで付着する。そして、第1のローラ121から転写パターンCの凸部C上面に、離型剤Sが所定の膜厚、例えば5nmで塗布される。
第1のローラ120の後方(Y方向負方向側)には、凸部C上面に塗布された離型剤Sに気体を供給し、当該離型剤Sを乾燥させる乾燥ノズル124が設けられている。乾燥ノズル124は、支持部材120に支持されている。また、乾燥ノズル124は、テンプレートTの一辺寸法と同じかそれよりも長く、X方向に沿って延伸している。また、乾燥ノズル124の気体の供給口も同様にX方向に沿って延伸している。なお、乾燥ノズル124から供給される気体は、例えば常温の空気である。
なお、成膜ユニット32の構成は、上述した成膜ユニット30の構成と同様であるので説明を省略する。
次に、上述したリンスユニット31、33の構成について説明する。リンスユニット31は、図8に示すように側面にテンプレートTの搬入出口(図示せず)が形成されたケーシング130を有している。
ケーシング130内の中央部には、テンプレートTを保持して回転させる回転保持部材131が設けられている。回転保持部材131の中央部分は下方に窪み、テンプレートTを収容する収容部132が形成されている。収容部132の下部には、テンプレートTの外形より小さい溝部132aが形成されている。したがって、収容部132内では、溝部132aによってテンプレートTの下面内周部は回転保持部材131と接しておらず、テンプレートTの下面外周部のみが回転保持部材131に支持されている。収容部132は、図9に示すようにテンプレートTの外形に適合した略四角形の平面形状を有している。収容部132には、側面から内側に突出した突出部133が複数形成され、この突出部133により、収容部132に収容されるテンプレートTの位置決めがされる。また、搬送ユニット20の搬送アーム20aから収容部132にテンプレートTを受け渡す際に、搬送アーム20aが収容部132と干渉するのを避けるため、収容部132の外周には、切欠き部134が4箇所に形成されている。
回転保持部材131は、図8に示すようにカバー体135に取り付けられ、回転保持部材131の下方には、シャフト136を介して回転駆動部137が設けられている。この回転駆動部137により、回転保持部材131は鉛直周りに所定の速度で回転でき、且つ昇降できる。
回転保持部材131の周囲には、テンプレートTから飛散又は落下する離型剤を受け止め、回収するカップ140が設けられている。カップ140の下面には、回収した離型剤を排出する排出管141と、カップ140内の雰囲気を排気する排気管142が接続されている。
図10に示すようにカップ140のX方向負方向(図10の下方向)側には、Y方向(図10の左右方向)に沿って延伸するレール150が形成されている。レール150は、例えばカップ140のY方向負方向(図10の左方向)側の外方からY方向正方向(図10の右方向)側の外方まで形成されている。レール150には、アーム151が取り付けられている。
アーム151には、テンプレートT上にリンス液、例えば離型剤Sの有機溶剤を供給するリンス液ノズル152が支持されている。アーム151は、ノズル駆動部153により、レール150上を移動自在である。これにより、リンス液ノズル152は、カップ140のY方向正方向側の外方に設置された待機部154からカップ140内のテンプレートTの中心部上方まで移動できる。また、アーム151は、ノズル駆動部153によって昇降自在であり、リンス液ノズル152の高さを調整できる。
なお、例えば回転保持部材131の溝部132a内に、洗浄液、例えば有機溶剤を噴射する洗浄液ノズルを設けてもよい。この洗浄液ノズルからテンプレートTの裏面Tに洗浄液を噴射することによって、当該裏面Tを洗浄することができる。
なお、リンスユニット33の構成は、上述したリンスユニット31の構成と同様であるので説明を省略する。
次に、上述した洗浄ユニット40、50の構成について説明する。洗浄ユニット40は、図11に示すように側面にテンプレートTの搬入出口(図示せず)が形成されたケーシング160を有している。
ケーシング160内には、テンプレートTを吸着保持するチャック161が設けられている。チャック161は、テンプレートTの表面Tが上方を向くように、その裏面Tを吸着保持する。チャック161の下方には、チャック駆動部162が設けられている。このチャック駆動部162は、ケーシング150内の底面に設けられ、Y方向に沿って延伸するレール163上に取付けられている。このチャック駆動部162により、チャック161はレール163に沿って移動できる。
ケーシング150内の天井面であって、レール163の上方には、チャック161に保持されたテンプレートTに紫外線を照射する紫外線照射部164が設けられている。紫外線照射部164は、図12に示すようにX方向に延伸している。そして、テンプレートTがレール163に沿って移動中に、紫外線照射部164から当該テンプレートTの表面Tに紫外線を照射することで、テンプレートTの表面T全面に紫外線が照射される。
なお、洗浄ユニット50の構成は、上述した洗浄ユニット40の構成と同様であるので説明を省略する。
次に、上述した加熱ユニット43、44、53、54の構成について説明する。加熱ユニット43は、図13に示すように側面にテンプレートTの搬入出口(図示せず)が形成されたケーシング170を有している。
ケーシング170内の底面には、テンプレートTが載置される載置台171が設けられている。テンプレートTは、その表面Tが上方を向くように載置台171の上面に載置される。載置台171内には、テンプレートTを下方から支持し昇降させるための昇降ピン172が設けられている。昇降ピン172は、昇降駆動部173により上下動できる。載置台171の上面には、当該上面を厚み方向に貫通する貫通孔174が形成されおり、昇降ピン172は、貫通孔174を挿通するようになっている。また、載置台171の上面には、テンプレートTを加熱する熱板175が設けられている。熱板175の内部には、例えば給電により発熱するヒータが設けられており、熱板175を所定の設定温度に調節できる。なお、この熱板175は、テンプレートTの上方、例えば後述する蓋体180の天井面に設けてもよい。また、テンプレートTの上方と下方に熱板175を設けてもよい。
載置台171の上方には、上下動自在の蓋体180が設けられている。蓋体180は、下面が開口し、載置台171と一体となって処理室Kを形成する。蓋体180の上面中央部には、排気部181が設けられている。処理室K内の雰囲気は、排気部181から均一に排気される。
なお、加熱ユニット44、53、54の構成は、上述した加熱ユニット43の構成と同様であるので説明を省略する。
また、温度調節ユニット41、42、51、52の構成についても、上述した加熱ユニット43と同様の構成を有し、熱板175に代えて、温度調節板が用いられる。温度調節板の内部には、例えばペルチェ素子などの冷却部材が設けられており、温度調節板を設定温度に調節できる。また、この場合、加熱ユニット43における蓋体180を省略してもよい。
以上のテンプレート処理装置1には、図1に示すように制御部200が設けられている。制御部200は、例えばコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、搬入出ステーション2と処理ステーション3との間のテンプレートTの搬送や、処理ステーション3における駆動系の動作などを制御して、テンプレート処理装置1における後述するテンプレート処理を実行するプログラムが格納されている。なお、このプログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、その記憶媒体から制御部200にインストールされたものであってもよい。
本実施の形態にかかるテンプレート処理装置1は以上のように構成されている。次に、そのテンプレート処理装置1で行われる離型剤を成膜する処理について説明する。図14は、このテンプレート処理の主な処理フローを示している。
先ず、テンプレート搬送体12によって、カセット載置台10上のカセットCからテンプレートTが取り出され、処理ステーション3のトランジションユニット21に搬送される(図14の工程A1)。このとき、カセットC内には、テンプレートTは、転写パターンCが形成された表面Tが上方を向くように収容されており、この状態でテンプレートTはトランジションユニット21に搬送される。
その後、搬送ユニット20によって、テンプレートTは、洗浄ユニット40に搬送され、チャック161に吸着保持される。続いて、チャック駆動部162によってテンプレートTをレール163に沿って移動させながら、紫外線照射部164から当該テンプレートTに紫外線が照射される。こうして、テンプレートTの表面T全面に紫外線が照射され、テンプレートTの表面Tが洗浄される(図14の工程A2)。
その後、搬送ユニット20によって、テンプレートTは成膜ユニット30に搬送される。成膜ユニット30に搬送されたテンプレートTは、昇降ピン102に受け渡され、載置台101に載置される。続いて、離型剤供給部112をテンプレートTの辺方向に移動させながら、離型剤ノズル123から第2のローラ122に離型剤Sを供給する。離型剤ノズル123から第2のローラ122に供給された離型剤Sは、当該第2のローラ122から第1のローラ121に供給される。このとき、第1のローラ121と第2のローラ122が当接しているため、離型剤Sは薄く引き伸ばされる。そうすると、当該第1のローラ121の表面に所定の膜厚、例えば5nmで付着する。そして、離型剤供給部112の移動に伴い、第1のローラ121が回転しながらテンプレートTの転写パターンCにおける凸部Cの上面に当接する。こうして、第1のローラ121から転写パターンCの凸部C上面に、離型剤Sが所定の膜厚、例えば5nmで塗布される。このとき、第1のローラ121は凸部C上面のみに当接し、当該第1のローラ121の表面上の離型剤Sが微小な膜厚に調整されているため、離型剤Sが凸部C上面以外の部分に塗布されることはない。
また、離型剤供給部112を移動させながら、乾燥ノズル124から凸部C上面に気体を供給して、当該凸部C上面の離型剤Sを乾燥させる。こうして、凸部C上面に離型剤Sが成膜される(図14の工程A3)。
その後、搬送ユニット20によって、テンプレートTは加熱ユニット43に搬送される。加熱ユニット43に搬入されたテンプレートTは、昇降ピン172に受け渡され、載置台171に載置される。続いて、蓋体180が閉じられ、テンプレートTは熱板175によって例えば200℃に加熱される。所定時間経過後、テンプレートT上の離型剤Sが焼成される(図14の工程A4)。
その後、搬送ユニット20によって、テンプレートTは温度調節ユニット41に搬送され、テンプレートTが所定の温度に調節される。
その後、搬送ユニット20によって、テンプレートTはリンスユニット31に搬送され、回転保持部材131に受け渡される。続いて、リンス液ノズル152をテンプレートTの中心部上方まで移動させると共に、テンプレートTを回転させる。そして、回転中のテンプレートT上にリンス液を供給し、遠心力によりリンス液をテンプレートT上で拡散させる。そうすると、離型剤Sの未反応部分のみが剥離する(図14の工程A5)。その後、リンス液の供給を停止した後、さらにテンプレートTを回転させ続け、その表面Tを振り切り乾燥させる。
その後、搬送ユニット20によって、テンプレートTはトランジションユニット21に搬送され、テンプレート搬送体12によってカセットCに戻される(図14の工程A6)。こうしてテンプレート処理装置1における一連のテンプレート処理が終了し、テンプレートTの転写パターンCにおける凸部C上面のみに離型剤Sが成膜される。
以上のように離型剤Sが成膜されたテンプレートTは、例えば図15及び図16に示すインプリントユニット210に搬送され、当該インプリントユニット210において、テンプレートTを用いてウェハW上にレジストパターンが形成される。
次に、かかるインプリントユニット210の構成について説明する。インプリントユニット210は、図15に示すように側面にテンプレートTの搬入出口(図示せず)とウェハWの搬入出口(図示せず)が形成されたケーシング211を有している。
ケーシング211内の底面には、テンプレートTを保持するテンプレート保持部220が設けられている。テンプレート保持部220は、テンプレートTの裏面Tの外周部を吸着保持するチャック221を有している。チャック221は、当該チャック221の下方に設けられた移動機構222により、鉛直方向に移動自在で、且つ鉛直周りに回転自在になっている。これにより、テンプレートTは、後述するウェハ保持部240上のウェハWに対して所定の向きに回転し昇降できる。
テンプレート保持部220は、チャック221に保持されたテンプレートTの上方に設けられた光源223を有している。光源223からは、例えば可視光、近紫外光、紫外線などの光が発せられ、この光源223からの光は、テンプレートTを透過して上方に照射される。
図16に示すようにテンプレート保持部220のX方向負方向(図16の下方向)側には、Y方向(図16の左右方向)に沿って延伸するレール230が設けられている。レール230は、例えばテンプレート保持部220のY方向負方向(図16の左方向)側の外方からY方向正方向(図16の右方向)側の外方まで形成されている。レール230には、アーム231が取り付けられている。
アーム231には、テンプレートT上にレジスト液を供給するレジスト液ノズル232が支持されている。レジスト液ノズル232は、例えばウェハWの直径寸法と同じかそれよりも長い、X方向に沿った細長形状を有している。レジスト液ノズル232には、例えばインクジェット方式のノズルが用いられ、レジスト液ノズル232の下部には、長手方向に沿って一列に形成された複数の供給口(図示せず)が形成されている。そして、レジスト液ノズル232は、レジスト液の供給タイミング、レジスト液の供給量等を厳密に制御できる。
アーム231は、ノズル駆動部233により、レール230上を移動自在である。これにより、レジスト液ノズル232は、テンプレート保持部220のY方向正方向側の外方に設置された待機部234からテンプレート保持部220上のテンプレートTの上方まで移動でき、さらに当該テンプレートTの表面上をテンプレートTの辺方向に移動できる。また、アーム231は、ノズル駆動部233によって昇降自在であり、レジスト液ノズル232の高さを調整できる。
ケーシング30内の天井面であって、テンプレート保持部220の上方には、図15に示すようにウェハWを保持するウェハ保持部240が設けられている。すなわち、テンプレート保持部220とウェハ保持部240は、テンプレート保持部220に保持されたテンプレートTと、ウェハ保持部240に載置されたウェハWとが対向するように配置されている。ウェハ保持部240は、ウェハWの被処理面が下方を向くように、当該ウェハWの裏面を吸着保持する。ウェハ保持部240は、当該ウェハ保持部240の上方に設けられた移動機構241によって水平方向に移動できるようになっている。
次に、以上のように構成されたインプリントユニット210で行われるインプリント処理について説明する。図17は、主な工程におけるテンプレートTとウェハWの状態を示している。
先ず、テンプレートTとウェハWがインプリントユニット210に搬入され、テンプレート保持部220とウェハ保持部240にそれぞれ吸着保持される。このとき、テンプレートT上には、その転写パターンCの凸部C上面のみに離型剤Sが成膜されている。
その後、レジスト液ノズル232をテンプレートTの辺方向に移動させ、図17(a)に示すようにテンプレートT上にレジスト液を塗布し、塗布膜としてのレジスト膜Rを形成する。このとき、テンプレートTの転写パターンCの凹部Cに対応する部分(ウェハW上に形成されるレジストパターンPにおける凸部に対応する部分)に塗布されるレジスト液の量は多く、凸部Cに対応する部分(レジストパターンPにおける凹部に対応する部分)に塗布されるレジスト液の量は少なくなるように、テンプレートT上にレジスト液が塗布される。このように転写パターンCの開口率に応じてテンプレートT上にレジスト液が塗布される。
また、テンプレートTの転写パターンCには、その凸部C上面のみに離型剤Sが成膜されているため、凸部C上面は、凹部Cの内面に比して、レジスト液に対する接触角が大きくなる。このため、テンプレートT上に塗布されたレジスト液は、凹部Cに流入し易くなる。すなわち、凹部Cにレジスト液が隙間なく充填される。
このようにテンプレートT上にレジスト膜Rが塗布されると、ウェハ保持部240に保持されたウェハWを水平方向の所定の位置に移動させて位置合わせを行うと共に、テンプレート保持部220に保持されたテンプレートTを所定の向きに回転させる。そして、図17(a)の矢印に示すようにテンプレートTをウェハW側に上昇させる。テンプレートTは所定の位置まで上昇し、テンプレートTの表面TがウェハW上のレジスト膜Rに押し付けられる。続いて、光源223から光が照射される。光源223からの光は、図17(b)に示すようにテンプレートTを透過してウェハW上のレジスト膜Rに照射され、これによりレジスト膜Rは光重合する。このようにしてウェハW上のレジスト膜RにテンプレートTの転写パターンCが転写され、レジストパターンPが形成される。
その後、図17(c)に示すようにテンプレートTを下降させて、ウェハW上にレジストパターンPを形成する。このとき、テンプレートTの転写パターンCにおける凸部C上面には離型剤Sが成膜されているので、ウェハW上のレジストがテンプレートTの表面Tに付着することはない。すなわち、発明者らによれば、凸部C上面に離型剤Sが成膜されていれば、テンプレートTは十分に離型効果を発揮することが確認されている。なお、ウェハWをインプリントユニット210から搬出した後、図17(d)に示すようにウェハW上の残存膜Lを除去してもよい。こうしてインプリントユニット210におけるインプリント処理が終了し、ウェハW上に所定のレジストパターンPが形成される。
以上の実施の形態によれば、工程A3において転写パターンCの凸部C上面のみに離型剤Sを成膜するので、この凸部C上面は、転写パターンCの凹部Cの内面に比して、レジスト液に対する接触角が大きくなる。このため、テンプレートT上に塗布されたレジスト液は、転写パターンCの凹部Cに流入し易くなる。すなわち、凹部Cにレジスト液が隙間なく充填される。したがって、かかるテンプレートTを用いてウェハW上に所定のレジストパターンPを形成することができる。
また、成膜ユニット30の離型剤供給部112には、第1のローラ121と第2のローラ122が当接して設けられているので、離型剤ノズル123から第2のローラ122に供給された離型剤Sは、当該第2のローラ122と第1のローラ121との間で薄く引き伸ばされる。そうすると、離型剤Sは、第1のローラ121の表面に所定の膜厚で付着する。これにより、第1のローラ121から転写パターンCの凸部C上面に、離型剤Sを所定の膜厚で塗布することができる。
また、第1のローラ121と乾燥ノズル124は同一の支持部材120に支持されているので、転写パターンCの凸部C上面に塗布された離型剤Sを直ちに効率よく乾燥させることができる。
さらに、一の支持部材120に、第1のローラ121、第2のローラ122、離型剤ノズル123、乾燥ノズル124が全て支持されているので、これらで構成される離型剤供給部112を効率よく移動させることができる。しかも、離型剤供給部112を移動させる移動機構は1つでよく、テンプレート処理装置1の製造コストを低廉化することができる。
また、工程A2においてテンプレートTの表面Tを洗浄しているので、その後工程S3においてテンプレートTの表面Tに離型剤Sを所定の膜厚で成膜することができる。なお、この工程A2は、テンプレートTの表面Tが予め十分に洗浄されている場合には省略してもよい。
以上の実施の形態では、成膜ユニット30、32において、テンプレートTは載置台101上に載置されていたが、テンプレートTを保持できる構成であればこれに限定されない。例えば載置台101に代えて、リンスユニット31、33の回転保持部材131と同様の構成の回転保持部材を設けてもよい。かかる場合、昇降ピン102及び昇降駆動部103を省略できる。
以上の実施の形態では、成膜ユニット30、32において、載置台101の上方に離型剤供給部112が配置されていたが、載置台101と離型剤供給部112の配置を上下方向に反転させてもよい。かかる場合、載置台101は、テンプレートTの裏面Tを吸着保持する。そして、テンプレートTの下方から離型剤供給部112の第1のローラ121を転写パターンCの凸部C上面に当接させ、当該凸部C上面に離型剤Sを成膜する。
以上の実施の形態では、リンスユニット31、33において、回転中のテンプレートT上にリンス液を供給して離型剤Sをリンスしていたが、例えばリンス液が貯留された浸漬層にテンプレートTを浸漬させて離型剤Sをリンスしてもよい。
以上の実施の形態では、洗浄ユニット40、50において、テンプレートTを移動させながら、当該移動中のテンプレートTに紫外線を照射していたが、例えばテンプレートTの表面T全面を覆う紫外線照射部を用いて、テンプレートTに紫外線を照射してもよい。この紫外線照射部は、テンプレートTに対向するように、当該テンプレートTの上方に配置される。かかる場合、一度の照射でテンプレートTの表面T全面に紫外線を照射することができるので、テンプレートTの表面Tの洗浄を迅速に行うことができる。また、この場合、リンスユニット31、33と同様に、テンプレートTを回転させ、当該回転中のテンプレートTの表面T全面に紫外線を照射してもよい。
以上の実施の形態では、テンプレートT上への離型剤Sの成膜とテンプレートTの加熱は、それぞれ別の処理ユニット(成膜ユニット30、32と加熱ユニット43、44、53、54)で行われていたが、一の処理ユニットで行われてもよい。例えば成膜ユニット30、32の載置台101内に、熱板を設けられる。かかる場合、一の処理ユニットで離型剤Sの塗布とテンプレートTの加熱を連続して行うことができるので、テンプレート処理のスループットを向上させることができる。また、テンプレート処理装置1の構成を簡略化することもできる。
以上の実施の形態では、インプリントユニット210において、テンプレート保持部220はウェハ保持部240の下方に設けられていたが、テンプレート保持部220とウェハ保持部240の配置を上下方向に反転させてもよい。すなわち、テンプレート保持部220をケーシング211内の天井面に配置し、ウェハ保持部240をケーシング211内の底面に配置してもよい。かかる場合、ウェハ保持部240に載置されたウェハW上にレジスト液が供給されレジスト膜Rが形成された後、テンプレートTを保持したテンプレート保持部220を下降させる。そして、ウェハW上のレジスト膜RにテンプレートTの転写パターンCが転写され、レジストパターンPが形成される。
以上の実施の形態では、インプリントユニット210においてテンプレートT上にレジスト液を塗布していたが、上述した成膜ユニット30、32においてレジスト液を塗布してもよい。かかる場合、離型剤供給部112にレジスト液を供給するレジスト液ノズルが設けられる。そして、離型剤Sとレジスト膜Rが形成されたテンプレートTをインプリント210に搬送し、当該インプリントユニット210においてウェハW上のレジスト膜RにテンプレートTの転写パターンCが転写され、レジストパターンPが形成される。
以上の実施の形態では、インプリントユニット210とテンプレート処理装置1は別々に設けられていたが、これらを一のシステム内に配置してもよい。かかる場合、テンプレート処理装置1におけるテンプレート処理とインプリントユニット210におけるインプリント処理を連続して行うことができるので、これら処理のスループットを向上させることができる。
以上の実施の形態の成膜ユニット30、32において、離型剤供給部112の構成は上記実施の形態に限定されず、種々の構成を取り得る。
例えば図18に示すように、離型剤供給部112の乾燥ノズル124は、転写パターンCの凸部C上面に塗布された離型剤Sの周囲の雰囲気を吸引してもよい。かかる場合、凸部C上面の離型剤Sに上向きの力が作用するため、当該離型剤Sが凹部Cに流入するのを確実に抑制できる。したがって、より確実に凸部C上面のみに離型剤Sを成膜することができる。
また、例えば離型剤供給部112において、第2のローラ122を省略し、図19に示すように第1のローラ121のみを設けてもよい。かかる場合、離型剤ノズル123から第1のローラ121に離型剤Sが供給される。そして、離型剤ノズル123からの離型剤Sの供給量を制御することによって、第1のローラ121の表面に離型剤Sが所定の膜厚で付着する。本実施の形態によれば、成膜ユニット30、32の装置構成を簡略化できると共に、その製造コストを低廉化することができる。
また、上記実施の形態の離型剤供給部112では第1のローラ121表面に液体状の離型剤Sを付着させていたが、図20に示すようにローラ300の表面に乾燥して固化した離型剤Sを周着させてもよい。ローラ300は、支持部材120に支持されている。かかる場合、例えば図6に示した待機部114においてローラ300に液体状の離型剤Sを付着させ、その後離型剤Sを乾燥させる。そして、図20に示すようにローラ300が転写パターンCの凸部C上面に当接した状態で、ローラ300をテンプレートTの辺方向に移動させる。そうすると、ローラ300が凸部C上で回転し、ローラ300の表面の離型剤Sが凸部C上面に転写される。このとき、離型剤Sは乾燥しているので、所定の膜厚で凸部C上面に転写される。本実施の形態によれば、凸部C上面上の離型剤Sを乾燥させる必要がないので、上記実施の形態の離型剤供給部112において乾燥ノズル124を省略できる。したがって、成膜ユニット30、32の装置構成を簡略化できると共に、その製造コストを低廉化することができる。
また、以上の実施の形態では、ローラ121、122、300を用いて転写パターンCの凸部C上面に離型剤Sを塗布していたが、図21に示すように表面に離型剤Sが付着した塗布プレート310を用いてもよい。塗布プレート310は、テンプレートTの少なくとも転写パターンCを覆う形状を有している。そして、昇降機構(図示せず)によって塗布プレート310をテンプレートT側に下降させ、当該塗布プレート310の表面を凸部C上面に当接させる。そうすると、凸部C上面に離型剤Sが塗布される。なお、塗布プレート310の表面に付着される離型剤Sは、液体状であってもよいし、あるいは乾燥して固化していてもよい。離型剤Sが液体状である場合、塗布プレート310を用いて凸部C上面に離型剤Sを塗布した後、当該離型剤Sを例えば気体によって乾燥させる。
以上の実施の形態では、工程A3において凸部C上面に離型剤Sを成膜した後、工程A4において離型剤Sを加熱して焼成していたが、当該離型剤Sを焼成する代わりにアルコール処理してもよい。
かかる場合、図22に示すようにテンプレート処理装置1の第1の処理ブロックG1及び第2の処理ブロックG2には、例えばリンスユニット31、33に代えて、後処理ユニット400、401が配置される。この後処理ユニット400、401では、成膜ユニット30、32で凸部C上面に成膜された離型剤Sにアルコールを供給して、凸部C上面と離型剤Sとの密着性を向上させ、その後、アルコールが供給された離型剤Sをリンスして、当該離型剤Sの未反応部を除去する。また、図23に示すように第3の処理ブロックG3及び第4の処理ブロックG4では、加熱ユニット43、44、53、54と温度調節ユニット41、42、51、52を省略し、洗浄ユニット40、50をそれぞれ2段に重ねて配置する。
次に、後処理ユニット400、401の構成について説明する。後処理ユニット400は、図24に示すように側面にテンプレートTの搬入出口(図示せず)が形成されたケーシング410を有している。
ケーシング410内の中央部には、テンプレートTを保持して回転させる回転保持部材411が設けられている。回転保持部材411の構成は、上記実施の形態の図8及び図9に示した回転保持部材131の構成と同様であるので説明を省略する。
回転保持部材411は、図24に示すようにカバー体412に取り付けられ、回転保持部材411の下方には、シャフト413を介して回転駆動部414が設けられている。この回転駆動部414により、回転保持部材411は鉛直周りに所定の速度で回転でき、且つ昇降できる。
回転保持部材411の周囲には、テンプレートTから飛散又は落下するアルコール又はリンス液を受け止め、回収するカップ420が設けられている。カップ420の下面には、回収したアルコール又はリンス液を排出する排出管421と、カップ420内の雰囲気を排気する排気管422が接続されている。
図25に示すようにカップ420のX方向負方向(図25の下方向)側には、Y方向(図25の左右方向)に沿って延伸するレール430が形成されている。レール430は、例えばカップ420のY方向負方向(図25の左方向)側の外方からY方向正方向(図25の右方向)側の外方まで形成されている。レール430には、例えば2本のアーム431、432が取り付けられている。
第1のアーム431には、テンプレートT上の離型剤Sに常温のアルコール、例えばエタノールを供給するアルコールノズル433が支持されている。第1のアーム431は、ノズル駆動部434により、レール430上を移動自在である。これにより、アルコールノズル433は、カップ420のY方向正方向側の外方に設置された待機部435からカップ420内のテンプレートTの中心部上方まで移動できる。また、第1のアーム431は、ノズル駆動部434によって昇降自在であり、アルコールノズル433の高さを調整できる。なお、アルコールはアルコール類であればよく、エタノール以外の他のアルコールを用いてもよい。例えばメタノール、プローパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノールを用いてもよく、あるいはこれらのアルコールの混合物を用いてもよい。また、アルコールの濃度は特に限定されないが、100%であることが好ましい。また、本実施の形態では常温のアルコールを用いているが、アルコールが結露するのを抑制するため、例えば70℃以下に加熱したアルコールを用いてもよい。さらに、本実施の形態では液体状のアルコールを用いているが、気体状のアルコールを用いてもよい。
第2のアーム432には、テンプレートT上にリンス液、例えば離型剤Sの有機溶剤を供給するリンス液ノズル440が支持されている。第2のアーム432は、ノズル駆動部441によってレール430上を移動自在である。これにより、リンス液ノズル440は、カップ420のY方向負方向側の外方に設けられた待機部442からカップ420内のテンプレートTの中心部上方まで移動できる。また、第2のアーム432は、ノズル駆動部441によって昇降自在であり、リンス液ノズル440の高さを調節できる。
なお、以上の構成では、アルコールノズル433とリンス液ノズル440が別々のアーム431、432に支持されていたが、同じアームに支持され、そのアームの移動の制御により、アルコールノズル433とリンス液ノズル440の移動と供給タイミングを制御してもよい。
なお、後処理ユニット401の構成は、上述した後処理ユニット400の構成と同様であるので説明を省略する。
本実施の形態にかかるテンプレート処理装置1は以上のように構成されている。次に、そのテンプレート処理装置1で行われる離型剤を成膜する処理について説明する。図26は、このテンプレート処理の主な処理フローを示している。
先ず、テンプレート搬送体12によって、搬入出ステーション2から処理ステーション3にテンプレートTが搬送される(図26の工程B1)。その後、洗浄ユニット40において、テンプレートTの表面Tの洗浄(図26の工程B2)が行われた後、成膜ユニット30において。テンプレートTの成膜(図26の工程B3)行われる。なお、これら工程B1〜B3は、上記実施の形態における工程A1〜A3と同様であるので詳細な説明を省略する。
その後、搬送ユニット20によって、テンプレートTは後処理ユニット400に搬送され、回転保持部材411に受け渡される。続いて、第1のアーム431によりアルコールノズル433をテンプレートTの中心部上方まで移動させると共に、テンプレートTを回転させる。そして、回転中のテンプレートT上にアルコールを供給し、遠心力によりアルコールをテンプレートT上で拡散させる(図26の工程B4)。そうすると、テンプレートT上のアルコールによって、離型剤SがテンプレートTの表面Tと強固且つ密に化学反応し、当該テンプレートTの表面Tに離型剤Sが密着する。
その後、アルコールノズル433からのアルコールの供給を停止すると共に、テンプレートTをさらに回転させる。このテンプレートTの回転により、当該テンプレートT上のアルコールを乾燥させて除去する(図26の工程B5)。このようにアルコールを乾燥させている間に、アルコールノズル433がテンプレートTの中心部上方から移動すると共に、第2のアーム432により待機部442のリンス液ノズル440がテンプレートTの中心部上方まで移動する。
テンプレートT上のアルコールが乾燥すると、引き続きテンプレートTを回転させると共に、回転中のテンプレートT上にリンス液ノズル440からリンス液を供給する。リンス液は、遠心力によりテンプレートT上を拡散する。このリンス液によって、離型剤Sの未反応部分のみが剥離する(図26の工程B6)。その後、リンス液の供給を停止した後、さらにテンプレートTを回転させ続け、その表面Tを振り切り乾燥させる。
その後、搬送ユニット20によって、テンプレートTはトランジションユニット21に搬送され、テンプレート搬送体12によってカセットCに戻される(図26の工程B7)。こうしてテンプレート処理装置1における一連のテンプレート処理が終了し、テンプレートTの転写パターンCにおける凸部C上面のみに離型剤Sが成膜される。
以上の実施の形態によれば、工程B4においてテンプレートT上の離型剤Sにアルコールを塗布しているので、テンプレートTの表面Tと離型剤Sとの化学反応が促進され、当該テンプレートTの表面Tと離型剤Sの密着性が向上する。すなわち、テンプレートTの表面Tに離型剤Sを短時間で密着させることができる。これによって、テンプレート処理のスループットをさらに向上させることができる。
また、工程B4においてテンプレートTの表面Tに離型剤Sが密着するので、当該テンプレートT上の離型剤Sの接触角を所定の角度、例えば110度程度にすることができる。これによって、離型剤Sはレジスト膜に対して十分な撥液性を有し、その離型機能を発揮することができる。
また、工程B4と工程B5、すなわちアルコールの塗布及び乾燥とリンス液の塗布及び乾燥を一の後処理ユニット400で行っているので、効率よくアルコール処理とリンス処理を行えると共に、テンプレート処理装置1を小型化でき、その製造コストを低廉化することができる。
以上の実施の形態では、テンプレートT上への離型剤Sの成膜と、離型剤Sのアルコール処理及びリンス処理は、それぞれ別の処理ユニット(成膜ユニット30、32と後処理ユニット400、401)で行われていたが、一の処理ユニットで行われてもよい。
例えば図27に示すように、上述の処理ユニットである成膜ユニット500は、図24及び図25で示した後処理ユニット400のケーシング410内に、図4及び図6に示した離型剤供給部112を配置した構成を有している。離型剤供給部112は、図27に示すように、第3のアーム501に支持されている。第3のアーム501は、駆動部502により、レール430上を移動自在である。これにより、離型剤供給部112は、待機部442のY方向負方向(図27の左方向)側の外方に設置された待機部503から、カップ420内のテンプレートTの中心部上方まで移動できる。また、第3のアーム501は、駆動部502によって昇降自在であり、離型剤供給部112の高さを調整できる。さらに、待機部435とカップ420との間に待機部504が設置され、リンス液ノズル440は待機部442から、カップ420内のテンプレートTの中心部上方を通り、待機部504まで移動できる。なお、成膜ユニット500のその他の構成については、後処理ユニット400の構成と同様であるので説明を省略する。また、以上の構成では、離型剤供給部112は第3のアーム501に支持されていたが、アルコールノズル433とリンス液ノズル440と共に同じアームに支持されてもよい。
なお、成膜ユニット500で行われるテンプレートT上への離型剤Sの成膜と、テンプレートT上の離型剤Sのアルコール処理及びリンス処理は、上記実施の形態の工程B3〜B6と同様であるので説明を省略する。
かかる場合、工程B3〜工程B6を一の成膜ユニット500で行っているので、効率よく離型剤Sの成膜処理、アルコール処理及びリンス処理を行うことができる。しかも、テンプレート処理装置1を小型化でき、その製造コストを低廉化することができる。
なお、以上の実施の形態において、テンプレートTの転写パターンCにおける凸部C上面に成膜された離型剤Sに対して、光を照射してもよい。離型剤Sに照射する光の波長は、例えば350nm〜2500nmが好ましい。発明者が調べたところ、かかる波長の光を離型剤Sに照射すると、テンプレートTの表面Tと離型剤Sの化学結合を促進させることができ、テンプレートTの表面Tと離型剤Sとの密着性が向上することが分かった。すなわち、上述したアルコールによるテンプレートTの表面Tと離型剤Sの化学結合をさらに促進させることができ、より短時間でテンプレートTの表面Tに離型剤Sを密着させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。本発明は、基板がウェハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板である場合にも適用できる。
1 テンプレート処理装置
30、32 成膜ユニット
31、33 リンスユニット
40、50 洗浄ユニット
43、44、53、54 加熱ユニット
110 レール
111 アーム
112 離型剤供給部
113 駆動部
120 支持部材
121 第1のローラ
122 第2のローラ
123 離型剤ノズル
124 乾燥ノズル
200 制御部
210 インプリントユニット
300 ローラ
310 塗布プレート
400、401 後処理ユニット
411 回転保持部材
433 アルコールノズル
440 リンス液ノズル
500 成膜ユニット
C 転写パターン
凸部
凹部
P レジストパターン
R レジスト膜
S 離型剤
T テンプレート
W ウェハ

Claims (20)

  1. 表面に凹凸形状の転写パターンが形成されたテンプレートであって、前記転写パターンを基板上に形成される塗布膜に転写し、当該塗布膜に所定のパターンを形成するために用いられるテンプレート上に、離型剤を成膜するテンプレート処理方法において、
    前記転写パターンの凸部の上面のみに離型剤を成膜することを特徴とする、テンプレート処理方法。
  2. 前記凸部上面に離型剤を成膜する際、前記凸部上面に液体状の離型剤を供給し、その後前記離型剤に気体を供給し、当該離型剤を乾燥させることを特徴とする。請求項1に記載のテンプレート処理方法。
  3. 前記凸部上面に離型剤を成膜する際、前記凸部上面に液体状の離型剤を供給し、その後前記離型剤周囲の雰囲気を吸引し、当該離型剤を乾燥させることを特徴とする。請求項1に記載のテンプレート処理方法。
  4. 前記凸部上面に離型剤を成膜する際、前記凸部上面に、乾燥して固化した離型剤を付着させることを特徴とする、請求項1に記載のテンプレート処理方法。
  5. 前記凸部上面に離型剤を成膜した後、当該離型剤を加熱して焼成し、
    その後、前記焼成された離型剤をリンスして、当該離型剤の未反応部を除去することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のテンプレート処理方法。
  6. 前記凸部上面に離型剤を成膜した後、当該離型剤にアルコールを供給して、前記凸部上面と前記離型剤との密着性を向上させ、
    その後、前記アルコールが供給された離型剤をリンスして、当該離型剤の未反応部を除去することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のテンプレート処理方法。
  7. 前記凸部上面に離型剤を成膜する前に、前記テンプレートの表面を洗浄することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のテンプレート処理方法。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のテンプレート処理方法をテンプレート処理装置によって実行させるために、当該テンプレート処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
  10. 表面に凹凸形状の転写パターンが形成されたテンプレートであって、前記転写パターンを基板上に形成される塗布膜に転写し、当該塗布膜に所定のパターンを形成するために用いられるテンプレート上に、離型剤を成膜するテンプレート処理装置において、
    前記転写パターンの凸部の上面のみに離型剤を成膜する成膜ユニットを有することを特徴とする、テンプレート処理装置。
  11. 前記成膜ユニットは、
    前記凸部上面に当接して、当該凸部上面に離型剤を塗布するローラと、前記ローラの表面に液体状の離型剤を供給する離型剤ノズルと、前記ローラと前記離型剤ノズルを支持する支持部材とを備えた離型剤供給部と、
    前記離型剤供給部を支持し、水平方向に移動させる移動機構と、を有することを特徴とする、請求項10に記載のテンプレート処理装置。
  12. 前記離型剤供給部は、前記支持部材に支持され、且つ前記ローラと同軸方向に延伸して当該ローラと当接する他のローラを有し、
    前記離型剤ノズルは、前記他のローラに離型剤を供給することを特徴とする、請求項11に記載のテンプレート処理装置。
  13. 前記離型剤供給部は、前記支持部材に支持され、前記凸部上面に塗布された離型剤を乾燥させる乾燥ノズルを有し、
    前記乾燥ノズルは、前記凸部上面の離型剤に気体を供給することを特徴とする、請求項11又は12に記載のテンプレート処理装置。
  14. 前記離型剤供給部は、前記支持部材に支持され、前記凸部上面に塗布された離型剤を乾燥させる乾燥ノズルを有し、
    前記乾燥ノズルは、前記凸部上面の離型剤周囲の雰囲気を吸引することを特徴とする、請求項11又は12に記載のテンプレート処理装置。
  15. 前記成膜ユニットは、表面に乾燥して固化した離型剤が周着し、前記凸部上面に当接して、当該凸部上面に離型剤を付着させるローラと、前記ローラを支持し、水平方向に移動させる移動機構と、を有することを特徴とする、請求項10に記載のテンプレート処理装置。
  16. 前記成膜ユニットは、表面に離型剤が付着し、前記凸部上面に当接して、当該凸部上面に離型剤を塗布する塗布プレートを有することを特徴とする、請求項10に記載のテンプレート処理装置。
  17. 前記成膜ユニットで成膜された離型剤を焼成する加熱ユニットと、
    前記加熱ユニットで焼成された離型剤をリンスするリンスユニットと、を有することを特徴とする、請求項10〜16のいずれかに記載のテンプレート処理装置。
  18. 前記テンプレートを保持して回転させる回転保持部材と、
    前記成膜ユニットで成膜された離型剤にアルコールを供給するアルコールノズルと、
    前記アルコールが供給された離型剤にリンス液を供給するリンス液ノズルとを備えた後処理ユニットを有することを特徴とする、請求項10〜16のいずれかに記載のテンプレート処理装置。
  19. 前記成膜ユニットは、
    前記テンプレートを保持して回転させる回転保持部材と、
    前記凸部上面に成膜された離型剤にアルコールを供給するアルコールノズルと、
    前記アルコールが供給された離型剤にリンス液を供給するリンス液ノズルと、を有することを特徴とする、請求項10〜16のいずれかに記載のテンプレート処理装置。
  20. 前記成膜ユニットで前記離型剤が成膜される前のテンプレートの表面を洗浄する洗浄ユニットを有することを特徴とする、請求項10〜19のいずれかに記載のテンプレート処理装置。
JP2010058798A 2010-03-16 2010-03-16 テンプレート処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及びテンプレート処理装置 Pending JP2011192868A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010058798A JP2011192868A (ja) 2010-03-16 2010-03-16 テンプレート処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及びテンプレート処理装置
TW100106197A TW201210781A (en) 2010-03-16 2011-02-24 Method of processing template, program, computer storage medium, and template processing device
PCT/JP2011/055230 WO2011114926A1 (ja) 2010-03-16 2011-03-07 テンプレート処理方法、コンピュータ記憶媒体及びテンプレート処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010058798A JP2011192868A (ja) 2010-03-16 2010-03-16 テンプレート処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及びテンプレート処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011192868A true JP2011192868A (ja) 2011-09-29

Family

ID=44649024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010058798A Pending JP2011192868A (ja) 2010-03-16 2010-03-16 テンプレート処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及びテンプレート処理装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2011192868A (ja)
TW (1) TW201210781A (ja)
WO (1) WO2011114926A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012060205A1 (ja) * 2010-11-02 2012-05-10 東京エレクトロン株式会社 テンプレート処理方法、コンピュータ記憶媒体及びテンプレート処理装置
CN103085288A (zh) * 2013-02-21 2013-05-08 铁岭市清河区清河石墨电碳制品厂 一种导轴承的生产方法
JP2015032616A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 株式会社東芝 テンプレート、テンプレートの処理方法、パターン形成方法およびインプリント用のレジスト
WO2015046134A1 (ja) * 2013-09-30 2015-04-02 富士フイルム株式会社 光インプリント用硬化性組成物及びパターン形成方法
KR20160079028A (ko) * 2013-12-09 2016-07-05 레이티언 캄파니 기판 상에 증착된 패턴들을 형성하는 방법
JP2019126954A (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 離型処理方法およびインプリント装置
WO2024210749A1 (en) * 2023-04-06 2024-10-10 Lionvolt B.V. Imprinting and residue free patterned substrates

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002184719A (ja) * 2000-12-19 2002-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd パターン形成方法
JP2004059822A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Dainippon Printing Co Ltd 光硬化性樹脂、光硬化性樹脂組成物、微細凹凸パターン形成方法、転写箔、光学物品及びスタンパー
JP2004288783A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Hitachi Ltd ナノプリント装置、及び微細構造転写方法
JP2009208447A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Fujifilm Corp インプリント用モールド構造体、並びにインプリント方法、磁気記録媒体及びその製造方法
WO2010021291A1 (ja) * 2008-08-22 2010-02-25 コニカミノルタオプト株式会社 基板の製造方法、その製造方法により製造された基板、及びその基板を用いた磁気記録媒体

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002184719A (ja) * 2000-12-19 2002-06-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd パターン形成方法
JP2004059822A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Dainippon Printing Co Ltd 光硬化性樹脂、光硬化性樹脂組成物、微細凹凸パターン形成方法、転写箔、光学物品及びスタンパー
JP2004288783A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Hitachi Ltd ナノプリント装置、及び微細構造転写方法
JP2009208447A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Fujifilm Corp インプリント用モールド構造体、並びにインプリント方法、磁気記録媒体及びその製造方法
WO2010021291A1 (ja) * 2008-08-22 2010-02-25 コニカミノルタオプト株式会社 基板の製造方法、その製造方法により製造された基板、及びその基板を用いた磁気記録媒体

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012060205A1 (ja) * 2010-11-02 2012-05-10 東京エレクトロン株式会社 テンプレート処理方法、コンピュータ記憶媒体及びテンプレート処理装置
JP2012099676A (ja) * 2010-11-02 2012-05-24 Tokyo Electron Ltd テンプレート処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及びテンプレート処理装置
CN103085288A (zh) * 2013-02-21 2013-05-08 铁岭市清河区清河石墨电碳制品厂 一种导轴承的生产方法
CN103085288B (zh) * 2013-02-21 2015-05-27 铁岭市清河区清河石墨电碳制品厂 一种导轴承的生产方法
JP2015032616A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 株式会社東芝 テンプレート、テンプレートの処理方法、パターン形成方法およびインプリント用のレジスト
WO2015046134A1 (ja) * 2013-09-30 2015-04-02 富士フイルム株式会社 光インプリント用硬化性組成物及びパターン形成方法
JP2015070145A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 富士フイルム株式会社 光インプリント用硬化性組成物、パターン形成方法、微細パターン、および半導体デバイスの製造方法
KR20160079028A (ko) * 2013-12-09 2016-07-05 레이티언 캄파니 기판 상에 증착된 패턴들을 형성하는 방법
KR102047869B1 (ko) 2013-12-09 2019-11-22 레이티언 캄파니 기판 상에 증착된 패턴들을 형성하는 방법
JP2019126954A (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 離型処理方法およびインプリント装置
WO2024210749A1 (en) * 2023-04-06 2024-10-10 Lionvolt B.V. Imprinting and residue free patterned substrates

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011114926A1 (ja) 2011-09-22
TW201210781A (en) 2012-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5060517B2 (ja) インプリントシステム
JP5443070B2 (ja) インプリントシステム
WO2011114926A1 (ja) テンプレート処理方法、コンピュータ記憶媒体及びテンプレート処理装置
WO2010150741A1 (ja) インプリントシステム、インプリント方法及びコンピュータ記憶媒体
WO2011145611A1 (ja) インプリントシステム、インプリント方法及びコンピュータ記憶媒体
JP5411201B2 (ja) インプリントシステム、インプリント方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP2012227318A (ja) 基板処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体、基板処理装置及びインプリントシステム
JP2011104910A (ja) テンプレート処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体、テンプレート処理装置及びインプリントシステム
JP5611112B2 (ja) インプリントシステム、インプリント方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP5285515B2 (ja) テンプレート処理装置、インプリントシステム、離型剤処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP5231366B2 (ja) テンプレート処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒、テンプレート処理装置及びインプリントシステム
JP5285514B2 (ja) テンプレート処理装置、インプリントシステム、離型剤処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
WO2010150740A1 (ja) テンプレート処理装置、インプリントシステム、テンプレート処理方法及びコンピュータ記憶媒体
WO2012144285A1 (ja) 成膜方法、コンピュータ記憶媒体及び成膜装置
JP5355615B2 (ja) 基板処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体、基板処理装置及びインプリントシステム
JP5108834B2 (ja) テンプレート処理装置、インプリントシステム、離型剤処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP5145397B2 (ja) テンプレート処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及びテンプレート処理装置
JP5282077B2 (ja) 基板の表面改質方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及び基板の表面改質装置
JP5487064B2 (ja) テンプレート処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体、テンプレート処理装置及びインプリントシステム
WO2011040466A1 (ja) テンプレート処理装置、インプリントシステム、テンプレート処理方法、及びコンピュータ記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20111122

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A02 Decision of refusal

Effective date: 20130924

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02