JP2002179802A - アクリル系重合体組成物の製造方法、及び部材加工用粘着シート - Google Patents
アクリル系重合体組成物の製造方法、及び部材加工用粘着シートInfo
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Abstract
着力に優れ、さらに被着体に対して汚染の少ない、しか
も有機溶媒を用いることなく調製できるアクリル系重合
体組成物の製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明のアクリル系重合体組成物の製造
方法は、希釈剤として二酸化炭素を用いてラジカル重合
させて得られる、重量平均分子量が400,000以上
のアクリル系重合体を含むポリマー組成物を、前記アク
リル系重合体の貧溶媒中へ噴出して、アクリル系重合体
の乳化又は分散液を調製することを特徴とする。重合圧
力は例えば5.7〜40MPa程度、重合温度は例えば
20〜100℃程度である。
Description
ート用の接着剤などとして有用なアクリル系重合体組成
物の製造方法、該アクリル系重合体組成物からなるアク
リル系感圧性接着剤組成物、及び各種工業部材の製造に
際して使用される部材加工用粘着シートに関する。
は、工業的には殆ど溶液重合によって製造される。この
重合はラジカル開始剤によって熱的又は放射線的に開始
される。溶液重合による方法では、アクリル系感圧性接
着剤組成物は(メタ)アクリル酸アルキルエステルを、
必要に応じてアクリル酸、スチレン、酢酸ビニル等の改
質用単量体と共にトルエン等の有機溶媒中で重合させる
ことにより調製される。
長したポリマー鎖の溶媒への連鎖移動が生じ、一般的に
は高分子量のポリマーを得にくく高い凝集力が得られに
くい。また有機溶剤を多量に使用するため省資源、環境
衛生などの観点からも好ましくない。
度シリコン単結晶などをスライスしてウエハとした後、
ウエハ表面にICなどの所定の回路パターンをエッチン
グ形成して集積回路を組み込み、ついでウエハ裏面を研
削機により研削して、ウエハの厚さを100〜600μ
m程度まで薄くし、最後にダイシングしてチップ化する
ことにより行われている。ここで上記研削時には、ウエ
ハ表面に粘着シート類を貼り付けてウエハの破損を防止
し、研削加工を容易にしている。また、上記ダイシング
時には、ウエハ裏面側に粘着シート類を貼り付けて、ウ
エハを接着固定した状態でダイシングし、形成されるチ
ップをフィルム基材側よりニードルで突き上げてピック
アップし、ダイパッド上に固定している。
は、研削加工やダイシング加工中に剥離しない程度の粘
着力が必要である一方、研削加工後やダイシング後のピ
ックアップ時には容易に剥離でき、また半導体ウエハを
破損しない程度の低い粘着力であることが要求される。
さらに粘着シート類は、ウエハ表面やウエハ裏面に糊残
りを生じず、これらの面を汚染しないものであることが
望まれる。
目的は、高分子量のポリマーからなり、凝集力及び接着
力に優れ、さらに被着体に対して汚染の少ない、しかも
有機溶剤を用いることなく調製できるアクリル系重合体
組成物の製造方法、該アクリル系重合体組成物からなる
アクリル系感圧性接着剤組成物及び部材加工用粘着シー
トを提供することにある。
を達成するために鋭意検討した結果、希釈剤に二酸化炭
素を用いて重合させて得られる高分子量のポリマーか
ら、安定な乳化又は分散液を調製することにより、凝集
力及び接着力に優れ、且つ部材加工用粘着シートへ加工
しやすい接着剤組成物が得られることを見出し、本発明
を完成した。
化炭素を用いてラジカル重合させて得られる、重量平均
分子量が400,000以上のアクリル系重合体を含む
ポリマー組成物を、前記アクリル系重合体の貧溶媒中へ
噴出して、アクリル系重合体の乳化又は分散液を調製す
ることを特徴とする、アクリル系重合体組成物の製造方
法を提供する。重合は、例えば、圧力5.7〜40MP
a、温度20〜100℃の条件下で行われる。前記ポリ
マー組成物は、分子量100,000以下の成分の比率
が重合体全体の10重量%以下であるアクリル系重合体
を含むのが好ましい。
アクリル系重合体組成物からなるアクリル系感圧性接着
剤組成物を提供する。本発明は、さらに、上記アクリル
系感圧性接着剤組成物で構成された粘着剤層を有する部
材加工用粘着シートを提供する。前記部材加工用粘着シ
ートは、例えば半導体ウエハ加工用粘着シートとして用
いられる。
タ)アクリル酸アルキルエステルが好適に用いられる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステルには、アルキル基
の炭素数が1〜18のアクリル酸アルキルエステル及び
メタクリル酸アルキルエステルが含まれる。具体的に
は、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−
エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、メタクリル酸ブ
チル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸
オクチルなどが挙げられる。これらの(メタ)アクリル
酸アルキルエステルは単独で又は2種以上を混合して使
用できる。
アルキルエステルのみを用いてもよいが、上記(メタ)
アクリル酸アルキルエステルを主成分とし、これと共重
合可能な他のモノマーを併用してもよい。前記共重合可
能なモノマーの代表的な例として、(メタ)アクリル
酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等
のカルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体が挙げら
れる。カルボキシル基含有エチレン性不飽和単量体の中
でも特に好適なのはアクリル酸である。
単量体は重合体に架橋結合を生じされるのに重要な成分
である。他の共重合可能なモノマーとしては、酢酸ビニ
ル、スチレン、アクリロニトリル、環状の(メタ)アク
リルアミド、非環状のメタアクリルアミドなどのアクリ
ル系感圧性接着剤の改質用モノマーとして知られる各種
モノマーのいずれも使用可能である。これらの共重合可
能なモノマーの使用量は、前記(メタ)アクリル酸アル
キルエステルとを合わせた総モノマー中、50重量%以
下とするのが接着特性上好ましい。
る開始剤の助けによって行うことができ、ラジカル重合
に通常用いられる開始剤を使用できる。例を挙げれば、
特に40〜100℃の温度で重合する場合には、ジベン
ゾイルパーオキシド、ジーtert−ブチルパーオキシ
ド、クメンハイドロパーオキシド、ラウロイルパーオキ
シドなどの有機過酸化物や、2,2′−アゾビスイソブ
チロニトリル及びアゾビスイソバレロニトリル等が用い
られる。また、20〜40℃の温度で重合を行う場合に
は、二元開始剤(Redox開始剤)が用いられ、例と
してジベンゾイルパーオキシドとジメチルアニリンの二
元系等が挙げられる。
重合の際に通常用いられる量でよく、例えば、前記モノ
マーの総量100重量部に対して、0.005〜10重
量部程度、好ましくは0.1〜5重量部程度である。
炭素の使用量は、前記モノマーの総量100重量部に対
して、例えば5〜2000重量部、好ましくは20〜9
00重量部である。希釈剤としては通常は二酸化炭素の
みで充分であるが、必要に応じて混合性の改良などのた
めに少量の有機溶媒を含んでいても良い。
圧力に調整した二酸化炭素中、例えば20〜100℃程
度の温度の範囲で行われる。例えば、超臨界状態の二酸
化炭素中で重合を行うことができる。重合時間は通常2
〜20時間程度(例えば4〜10時間程度)である。重
合の圧力、温度は必要に応じて数段階に設定されてもよ
い。
用いてアクリル系単量体をラジカル重合すると、成長し
たポリマー鎖の溶媒への連鎖移動反応が生じない。その
ため、溶液重合に比べて比較的高分子のポリマー、すな
わち重合平均分子量400,000以上(例えば、40
0,000〜2,000,000)のアクリル系重合体
が得られる。また、この方法により、分子量100,0
00以下の成分の比率が重合体全体の10重量%以下で
あるアクリル系重合体を得ることができる。このような
ポリマーを含むアクリル系感圧性接着剤は高い凝集力を
示す。なお、重量平均分子量や分子量分布は、モノマー
の種類や割合、重合開始剤の種類や割合、重合温度、重
合時間などにより調整できる。ポリマー中の前記低分子
量成分含有量は、ゲルパーミュエーションクロマトグラ
フィ法(GPC法)により求めることができる。
量が400,000以上のアクリル系重合体を含むポリ
マー組成物を、該アクリル系重合体の貧溶媒中へ噴出し
てアクリル系重合体の乳化又は分散液を調製する。貧溶
媒としては、ポリマーが不溶の溶媒であればよいが、な
かでも水が好ましい。
乳化剤を前記溶媒中に添加する。乳化剤としては、例え
ば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウ
ム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ナトリウムな
どのアニオン系乳化剤が挙げられる。また、プロペニル
基などを有するラジカル重合性の乳化剤を用いても良
い。乳化剤の使用量は、アクリル系重合体100重量部
に対して、10重量部以下(例えば0.001重量部〜
10重量部)である。乳化剤の使用量が10重量部を超
えると、感圧性接着剤の耐水性に好結果が得られにくく
なり好ましくない。
ないが、例えば、二酸化炭素を含んだ高圧の状態からダ
イスなどの口より、大気圧下に放出しながらポリマー不
溶の溶媒中へ噴出する方法が挙げられる。
はそのまま、又は必要に応じて各種の添加剤を添加して
アクリル系感圧性接着剤組成物として使用できる。例え
ば、前記アクリル系重合体を主接着性成分として用い、
これに接着特性を調整するため、公知乃至慣用の粘着付
与樹脂(例えば、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、石油
樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂など)
を配合してもよい。また、粘着付与樹脂以外の添加剤と
して、可塑剤や炭酸カルシウム、微粉末シリカなどの充
てん剤、着色剤、紫外線吸収剤などの公知の各種添加剤
を配合することもできる。これらの添加剤の使用量は、
いずれもアクリル系感圧性接着剤に適用される通常の量
でよい。添加剤は、重合前にモノマーと共に添加しても
良いし、重合後のポリマー組成物又はこれを噴出して得
た乳化又は分散液に添加しても良い。
架橋剤を配合でき、この架橋剤で前記アクリル系重合体
を架橋させることにより接着剤として凝集力をさらに大
きくすることができる。
されるが、このうちメチル化トリメチロールメラミンな
どの多官能性メラミン化合物;ジグリシジルアニリン、
グリセリンジグリシジルエーテルなどの多官能性エポキ
シ化合物などが特に好ましい。多官能性メラミン化合物
と多官能性エポキシ化合物とを併用することもできる。
架橋剤の使用量は、前記アクリル系重合体100重量部
に対して、例えば0.001〜10重量部、好適には
0.01〜5重量部の範囲である。
用も好ましく、このような化合物としては、例えば、ト
リレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイ
ソシアネートの二重体、トリメチロールプロパンとトリ
レンジイソシアネートとの反応生成物、トリメチロール
プロパンとヘキサメチレンジイソシアネートとの反応生
成物、ポリエーテルポリイソシアネート、ポリエステル
ポリイソシアネートなどが挙げられる。これら化合物の
使用量は、前記のアクリル系重合体100重量部に対し
て、例えば、0.01〜20重量部、好適には0.05
〜15重量部の範囲である。
アクリル系感圧性接着剤組成物で構成される接着剤層を
有する。この接着剤層は、例えば、上記アクリル系感圧
性接着剤組成物を、従来のロールコーターなどを用いた
塗工法を用いて薄膜化することにより形成される。部材
加工用シートは、例えば、紙、不織布、プラスチックシ
ート、発泡体シートなどの各種基材の片面又は両面に上
記接着剤組成物を塗工して、所定厚みの接着剤層を形成
した接着テープ、あるいは剥離紙上に上記接着剤組成物
を塗工して所定厚みの接着剤層を形成した基材レス接着
テープなどの各種形態をとり得る。
接着剤層を形成するアクリル系重合体は、塗工後の乾燥
工程やこの工程後の光照射や電子線照射工程などにおい
て適宜架橋処理し使用に供してもよい。
方法によれば、希釈剤としてラジカル連鎖移動のない溶
媒である二酸化炭素を使用するため、従来の有機溶剤で
合成されるポリマーと比較して、低分子量成分の少ない
高分子量のポリマーを含むアクリル系重合体組成物が得
られる。本発明のアクリル系感圧性接着剤組成物は、こ
のようなアクリル系重合体組成物からなるため、凝集力
に優れ、なおかつ接着力にも優れている。また、ポリマ
ー組成物をアクリル系重合体の貧溶媒中へ噴出して、乳
化又は分散液として調製するため、部材加工用粘着シー
トへ加工しやすいという利点があると共に、有機溶媒を
用いる必要がないので環境衛生の面でも好ましい。また
本発明の部材加工用粘着シートは、粘着剤が低分子量成
分の少ない高分子量ポリマーで構成されているので低汚
染性であり、各種工業部材、詳しくは半導体、回路、各
種プリント基板、各種マスク、リードフレームなどの微
細加工部品の製造に際して極めて有用である。
具体的に説明する。なお、以下において、部とあるのは
重量部を、%とあるのは重量%をそれぞれ意味する。
ソブチロニトリル0.1部を、25℃の状態で、内容量
が500mlのステンレス製の耐圧容器に、全体が15
0gとなるように配合して投入し、攪拌羽根により攪拌
しながら徐々に高純度二酸化炭素を流し込み、2MPa
の圧力に一旦保持した。数秒後、排出口から二酸化炭素
を排出し耐圧容器に残存する空気を二酸化炭素で置換し
た。上記操作の後、同様にして25℃の状態で高純度二
酸化炭素を投入し、一旦7MPaの圧力に保持した。そ
の後、容器を加温して内部の温度を65℃まで上昇させ
た。温度が65℃に到達した時点でもう一度高純度二酸
化炭素を投入し、内部の圧力を20MPaに調節した。
この状態で約6時間保持して重合を行い、参考例1のポ
リマー組成物を得た。このポリマーのGPC法により測
定される重量平均分子量は130万であり、分子量が1
0万以下の成分の含有率は3.3%であった。
ルモルホリン20部、2,2′−アゾビスイソブチロニ
トリル0.1部を、25℃の状態で、内容量が500m
lのステンレス製の耐圧容器に、全体が150gとなる
ように配合して投入し、攪拌羽根により攪拌しながら徐
々に高純度二酸化炭素を流し込み、2MPaの圧力に一
旦保持した。数秒後、排出口から二酸化炭素を排出し耐
圧容器中に残存する空気を二酸化炭素で置換した。上記
操作の後、同様にして25℃の状態で高純度二酸化炭素
を投入し、一旦7MPaの圧力に保持した。その後、容
器を加温して内部の温度を65℃まで上昇させた。温度
が65℃に到達した時点でもう一度高純度二酸化炭素を
投入し内部の圧力を20MPaに調節した。その後この
状態で内部の温度を65℃にし、この状態で約6時間保
持して重合を行い、参考例2のポリマー組成物を得た。
このポリマーのGPC法により測定される重量平均分子
量は90万であり、分子量10万以下の成分の含有率は
6.2%であった。
100部に対して3部となるようにポリオキシノニルフ
ェニルエーテル硫酸ナトリウム塩を配合したイオン交換
水中に、耐圧容器中から大気中に解放しながら吐出し、
ホモジナイザーで攪拌しながら乳化して安定な乳化液を
調製した。
100部に対して3部となるようにポリオキシノニルフ
ェニルエーテル硫酸ナトリウム塩を配合したイオン交換
水中に、耐圧容器中から大気中に解放しながら吐出し、
ホモジナイザーで攪拌しながら乳化して安定な乳化液を
調製した。
内容量が500mlの三つ口フラスコ型反応器内に、ア
クリル酸n−ブチル100部、2,2′−アゾビスイソ
ブチロニトリル0.1部、トルエン200部を全体が3
00gとなるように配合して投入し、窒素ガスを約1時
間導入しながら攪拌し、内部の空気を窒素で置換した。
その後内部の温度を65℃にし、この状態で約6時間保
持して重合を行い、比較例1のポリマー組成物を得た。
このポリマーのGPC法により測定される重量平均分子
量は27万であり、分子量10万以下の成分の含有率は
33.2%であった。
ない高分子量のアクリル系重合体をポリマー成分として
含むので、粘着シートの粘着剤層を構成する感圧性接着
剤として用いた場合、高い凝集力が得られると共に、被
着体に対する汚染が極めて少ない。また、ポリマー組成
物を噴出してアクリル系重合体の乳化液を調整するた
め、塗工が容易であり、しかも、有機溶媒を用いる必要
がないので、環境衛生上有利である。これに対し、比較
例では、低分子量のアクリル系重合体しか得られないの
で、粘着シートの粘着剤層を構成する感圧性接着剤とし
て用いた場合、高い凝集力が得られない。また、有機溶
媒を使用しているので、環境衛生上好ましくない。
Claims (6)
- 【請求項1】 希釈剤として二酸化炭素を用いてラジカ
ル重合させて得られる、重量平均分子量が400,00
0以上のアクリル系重合体を含むポリマー組成物を、前
記アクリル系重合体の貧溶媒中へ噴出して、アクリル系
重合体の乳化又は分散液を調製することを特徴とするア
クリル系重合体組成物の製造方法。 - 【請求項2】 圧力5.7〜40MPa、温度20〜1
00℃の条件下で重合させて得られるポリマー組成物を
噴出してアクリル系重合体の乳化又は分散液を調製する
請求項1記載のアクリル系重合体組成物の製造方法。 - 【請求項3】 分子量100,000以下の成分の比率
が重合体全体の10重量%以下であるアクリル系重合体
を含むポリマー組成物を噴出して、アクリル系重合体の
乳化又は分散液を調製する請求項1又は2記載のアクリ
ル系重合体組成物の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れかの項に記載の製造
方法で得られるアクリル系重合体組成物からなるアクリ
ル系感圧性接着剤組成物。 - 【請求項5】 請求項4記載のアクリル系感圧性接着剤
組成物で構成された粘着剤層を有する部材加工用粘着シ
ート。 - 【請求項6】 半導体ウエハ加工用として用いられる請
求項5記載の部材加工用粘着シート。
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JP2000383065A JP4641616B2 (ja) | 2000-12-18 | 2000-12-18 | アクリル系重合体組成物の製造方法、及び部材加工用粘着シート |
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