JP2002169135A - セルギャップ調整装置、加圧封止装置及び液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

セルギャップ調整装置、加圧封止装置及び液晶表示装置の製造方法

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JP2002169135A
JP2002169135A JP2001212081A JP2001212081A JP2002169135A JP 2002169135 A JP2002169135 A JP 2002169135A JP 2001212081 A JP2001212081 A JP 2001212081A JP 2001212081 A JP2001212081 A JP 2001212081A JP 2002169135 A JP2002169135 A JP 2002169135A
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健治 増田
Masahiro Kuroiwa
雅宏 黒岩
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 一以上の液晶セルのセルギャップを正確かつ
迅速に調整することができるセルギャップ調整装置、加
圧封止装置及び液晶表示装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 一対の基板間に液晶を注入した液晶セル
1における、一対の基板間の厚さ(セルギャップ)を調
整するセルギャップ調整装置であって、液晶セルをそれ
ぞれ挟持して支持する一対以上の支持治具30(301
a,301b,302a〜302e)、並びに、液晶セ
ル及び支持治具の間に配設され、液晶セルの一対の基板
の両外表面と一対の支持治具の液晶セル1に対向する表
面とその(密閉用シールの)内面とによって密閉空間を
形成する枠体形状の密閉用シール32を有する支持手段
3と、密閉空間に導入する流体の圧力によって、液晶セ
ルの一対の基板の両外表面を一斉に加圧する加圧手段5
0とを具備することを特徴とするセルギャップ調整装置
2。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶セルにおける
一対の基板間の厚さ(以下、「セルギャップ」という)
を調整するためのセルギャップ調整装置、加圧封止装置
及び液晶表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より広く普及している液晶装置は、
対向する一対の基板を、枠体形状を有するとともにその
枠壁の所定箇所に開口部を有するシール材を介して貼り
合せてセル化した後、このセル内に上述のシール材の開
口部を介して液晶を注入し、この開口部を封止材によっ
て封止して製造されるのが一般的である。ここで、上述
のセル内に液晶を注入する方法としては、いわゆる真空
注入法が広く用いられている。すなわち、セルが配置さ
れたチャンバ内を真空状態にし、このセルのシール材の
開口部を液晶に浸した状態でチャンバ内を大気圧に戻す
と、セル内とチャンバ内との間に気圧差が生じ、この結
果、セル内に液晶が注入されることになる。
【0003】しかしながら、上述の方法を用いた場合、
液晶がセル内に過剰に注入されて、液晶セルのセルギャ
ップが、所望の厚さ(以下、「目標値」という)よりも
厚くなってしまうことがある。すなわち、一対の基板
が、外側(液晶とは反対側)に膨らんだ形状となってし
まうことがある。このようにセルギャップが目標値より
も厚くなってしまった液晶セルを用いた液晶装置におい
ては、所期の表示特性を得ることができないという問題
があった。かかる問題を解決すべく、上述の液晶注入工
程の後、シール材の開口部を封止する前の段階で液晶セ
ルの基板の両外表面に対して圧力を加え、これにより過
剰な液晶を排出してセルギャップを目標値に調整する、
いわゆる加圧工程を行うのが一般的である。
【0004】ここで、図13は、かかる加圧工程におい
て用いられる従来の加圧装置の一例を示す断面図であ
る。図13に示すように、従来は、加圧対象たる液晶セ
ル1を剛性を有する一対の板状部材90によって挟持
し、この板状部材90に対して力Fを加えることによっ
て液晶セル1の基板11、12に圧力を加えるのが一般
的であった。
【0005】また、図14は、従来の加圧装置の他の例
を示す断面図である。なお、この図においては、一度に
複数の液晶セル1を加工の対象とする場合を示す。図1
4に示すように、従来の加圧装置においては、まず、加
工対象となる液晶セル1と、衝撃の吸収及び各液晶セル
1の基板面の保護を図るための間紙91とを交互に積層
するとともに、これを剛性を有する板状部材90により
挟持する。そして、この板状部材90に対して圧力を加
えることにより、間紙91を介して各液晶セル1の基板
の両外表面を押圧することにより加圧を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示す加圧装置においては、板状部材90が液晶セル1
の基板面に直接接触するように構成されていることか
ら、液晶セル1のセルギャップを正確に調整するために
は、この接触面を完全な平面とする必要があるが、板状
部材90の表面をこのように完全な平面とするのには限
界があり、この表面にある程度の凹凸が形成されたり、
板状部材90の厚さが不均一になる事態は避けられない
のが現状であった。そして、このように不完全な平面に
よって液晶セル1を直接加圧してセルギャップが正確に
目標値に調整されないと、完成した液晶装置において所
期の表示特性が得られないという問題があった。
【0007】また、図14に示す加圧装置においても、
間紙91が液晶セル1の基板面に直接接触するように構
成されているため、図12に示す加圧装置の場合と同様
に、液晶セル1の基板面に対して均一な圧力を加えるこ
とができす、完成した液晶装置において所期の表示特性
が得られないという問題があった。
【0008】また、板状部材90への加圧を開始してか
ら間紙91が十分に収縮するまでの期間においては、板
状部材90への圧力がこの間紙91によって吸収される
ため、液晶セル1の基板面に所期の圧力を加えることが
できない。この結果、上述の期間の分だけ、液晶セル1
のセルギャップが目標値に達するまでの時間が長くなっ
てしまうという問題もあった。さらに、生産性を向上さ
せるべく、同時に加工する液晶セル1の個数を増やす場
合には、各液晶セル間に介挿される間紙91の数も増え
るので、かかる問題は特に顕著に現われることになる。
【0009】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
のであり、一以上の液晶セルのセルギャップを正確かつ
迅速に調整することができるセルギャップ調整装置、加
圧封止装置及び液晶表示装置の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明のセルギャップ調整装置は、枠体形状を有す
るとともにその枠壁の所定箇所に開口部を有するシール
材を介して貼り合わせた一対の基板間に液晶を注入した
液晶セルにおける、前記一対の基板間の厚さ(セルギャ
ップ)を調整するセルギャップ調整装置であって、一以
上の前記液晶セルをそれぞれ挟持して支持する一対以上
の支持治具、並びに、前記液晶セル及び前記支持治具の
間に配設され、前記液晶セルの一対の基板の両外表面と
前記一対の支持治具の前記液晶セルに対向する表面とそ
の(密閉用シールの)内面とによって密閉空間を形成す
る枠体形状の密閉用シールを有する支持手段と、前記密
閉空間に導入する流体の圧力によって、前記液晶セルの
一対の基板の両外表面を一斉に加圧する加圧手段とを具
備することを特徴とする。
【0011】かかるセルギャップ調整装置によれば、密
閉空間に導入される流体の圧力により液晶セルの一対の
基板の両外表面を押圧することができるので、加圧する
ための部材を直接一対の基板の両外表面に接触させてこ
の一対の基板の両外表面を押圧する従来の方法と比較し
て、セルギャップを正確に調整することができる。
【0012】また、前述のように、液晶セルと間紙とを
交互に積層して加圧を行う従来の加圧方法の場合、加圧
を開始してから間紙が十分に収縮するまでの間、液晶セ
ルの基板の両外表面に対して所望の圧力を加えることが
できないため、その分、セルギャップが目標値に達する
までに長時間を要することとなるが、本発明のセルギャ
ップ調整装置によれば、流体の圧力を速やかに基板の両
外表面に加えることができるので、短時間でセルギャッ
プを調整することができる。
【0013】なお、液晶セルとしては、一対の基板を、
複数の枠体形状のシール材を互いに重なることなく平面
的に介して貼り合わせて形成した複数のセルのそれぞれ
に液晶を注入した構成の液晶セル群であってもよい。す
なわち、本発明のセルギャップ調整装置による加工の対
象である液晶セルとしては、(a)「1つのシール材を
介して一対の基板を貼り合わせ、一対の基板間に液晶を
注入してなる液晶セル」のほか、(b)「複数のシール
材を介して一対の基板を貼り合わせ、基板の両外表面と
各シール材とにより囲まれた複数の領域に液晶を注入し
てなる液晶セル」、すなわち、上述の(a)の液晶セル
を複数連ねたもの(液晶セル群)も含まれる。
【0014】本発明のセルギャップ調整装置は、一以上
の液晶セルのうち、セルギャップの検出用セルとして特
定した一以上の液晶セル(検出セル)のセルギャップを
検出し、検出したセルギャップに基づき液晶セルの一対
の基板の両外表面を加圧する圧力を算出し、この圧力に
関する信号を加圧手段に指示、伝達する制御手段をさら
に具備するようにしたものであってもよい。このように
構成することによって、加工対象たる液晶セルのセルギ
ャップの現状に応じて、この液晶セルの基板の両外表面
に加えるべき圧力を調整することができるため、より正
確にセルギャップを調整することができる。なお、上述
のように、「検出セル」とは、本発明のセルギャップ調
整装置による加工対象となる一以上の液晶セルのうち、
セルギャップ検出の対象となる液晶セルを意味する。
【0015】また、本発明のセルギャップ調整装置は、
検出セルを挟持して支持する一対の支持治具(一対の検
出支持治具)のうちの一方の検出支持治具の検出セルに
対向する表面とは反対側の表面に配設した光源をさらに
具備するとともに、制御手段が、他方の検出支持治具側
の外方に配設され、光源から出射され検出セルを通過し
た透過光を検知する検光部と、検光部による検知結果に
基づいてセルギャップを検出するセルギャップ検出部
と、検出したセルギャップと目標値とを比較し、比較結
果に基づいて算出した液晶セルの一対の基板の両外表面
を加圧する圧力に関する信号を加圧手段に指示、伝達す
る圧力指示部とを有するものであることが好ましい。
【0016】従来の方法のように、押圧部材を基板の両
外表面に直接接触させて押圧する場合、セルギャップを
所望の厚さに正確に調整するためには、この部材におけ
る液晶セルとの接触面に極めて高い平面度が要求され
る。従って、この部材の形成に用いられる材料は、かか
る要求を満たし得るものに制約されることになる。これ
に対し、上述の構成の本発明のセルギャップ調整装置に
よれば、基板の両外表面に部材を直接接触させる必要が
ないから、押圧部材の材料に関してかかる制約を受ける
ことなく、押圧部材(支持治具等)の材料を任意に選定
することができる。この結果、本発明のセルギャップ調
整装置によれば、セルギャップを検出するために光源か
ら出射した光を液晶セル(検出セル)を通過させる構
成、例えば、支持治具を光透過性を有する材料により形
成する構成を容易に実現することができる。
【0017】なお、検光部による検出結果に基づいてセ
ルギャップを求めるための方法としては、例えば、検光
部によって検知された透過光の色度座標に基づいてセル
ギャップを検出する方法や、検光部によって検知された
透過光の分光特性に基づいてセルギャップを検出する方
法を挙げることができる。このうち後者の方法によれ
ば、液晶セルがカラーフィルタ等を備える場合であって
も、このカラーフィルタの特性の影響を受けることなく
正確にセルギャップを求めることができる。なお、この
方法は、例えば、透過光の透過率が極小値又は極大値と
なるような透過光の波長を検知し、この波長を用いて所
定の演算を行うことによりセルギャップを検出すること
によって実現される。
【0018】ここで、一対以上の支持治具により一以上
の液晶セルを支持する態様としては、例えば、一つの平
面上に並べられた一以上の液晶セルを一対以上の支持治
具によって支持する態様も考えられるが、一対以上の支
持治具が、相互に間隔をもって積層された一対以上の板
状部材から構成され、一対以上の板状部材の間に液晶セ
ルをそれぞれ挟持して支持する態様とすることが好まし
い。このように構成することに示すよって、一つの平面
上に一以上の液晶セルを並べた場合と比較して、より狭
いスペースにこのセルギャップ調整装置を配置すること
ができる。なお、かかる構成を採用した場合、一対以上
の板状部材のうち、その間に液晶セルを介することなく
直接的に隣接する板状部材の、互いに対向する外表面間
に配設された、その(液晶セル固定用加圧部材の)内部
に流体が供給されることが可能な袋状の弾性部材から構
成され、供給される流体の圧力により隣接する板状部材
の互いに対向する外表面を加圧し得る液晶セル固定用加
圧部材をさらに具備するものであることが好ましい。液
晶セル固定用加圧部材の内部に供給される流体を調整す
ることによって、液晶セルの支持部材に対する着脱を容
易なものとすることができる。
【0019】なお、このように一以上の液晶セルを積層
させた状態で支持する場合、検出セル(すなわち、セル
ギャップ検出の対象となる液晶セル)は、一以上の液晶
セルのうち、相互に間隔をもって積層された一対以上の
板状部材のうち端に位置する一対の板状部材によって挟
持、支持される液晶セルであることが好ましい。このよ
うに構成することによって、他の液晶セルを一方の側に
のみ位置させることができるため、それとは反対側に検
出セルのセルギャップを検出するための装置を容易に配
設することができる。
【0020】また、前記密閉用シールが、一対の基板面
に対して略垂直な方向からみてシール材と重なる部分を
有する構成とすることが好ましい。
【0021】ところで、液晶セルにおけるシール材の開
口部に塗布され、かつ一対の基板間に引き込まれる封止
材(例えば、紫外線硬化性を有するもの)を硬化させる
場合、基板に対して平行な方向から紫外線を照射させる
よりも、基板に対して垂直な方向から紫外線を照射させ
る方が、封止材の硬化に要する時間が短くて済む。この
ように基板に対して垂直な方向から紫外線を照射させる
場合に、シール材の開口部近傍の液晶セルの基板の縁部
から密閉用シールまでの距離が近すぎると、紫外線が密
閉用シールによって遮られる結果、封止材に対して十分
な紫外線を照射することができない場合がある。かかる
事情に鑑みると、開口部近傍の基板の縁部から、密閉用
シールまでの距離を1mm以上とすることが好ましい。
このように構成することによって、封止材に対して十分
な紫外線を照射させて、硬化の確実性を向上させること
ができる。
【0022】ここで、上述の距離を1mm以上確保する
ことができない場合も想定されるが、この場合には、密
閉用シールの、シール材の開口部近傍の部分を、開口部
から遠ざかる方向に窪んだ窪み形状を有するものにする
ことが好ましい。換言すれば、密閉用シールの、シール
材の開口部近傍の部分の形状を、基板面に対して垂直な
方向からみて、一対の基板間に引き込まれた封止材と重
複しない形状、すなわち、封止材が引き込まれた領域を
避ける形状とすることが好ましい。このように構成する
ことによって、密閉用シールによって紫外線が遮られる
ことなく、十分な紫外線を封止材に対して照射すること
ができる。
【0023】ここで、上述のセルギャップ調整装置にお
いては、一対の支持治具の液晶セルに対向する面と、密
閉用シールの内面と、密閉用シールによって囲まれる液
晶セルの基板の両外表面のうちの一部の領域とによって
密閉空間を形成する構成にすることが好ましい。このよ
うに構成することによって、相互に基板面の大きさが異
なる複数種類の液晶セルに対し、一種類の密閉用シール
を用いて加工を施すことができる。すなわち、一対以上
の支持治具は、相互に基板の大きさが異なる一以上の液
晶セルをそれぞれ支持することが可能であるとともに、
密閉用シールは、一対以上の支持治具に支持されるすべ
ての液晶セルを構成する基板の両外表面に接触する構成
であることが好ましい。この場合、基板の両外表面に加
えられる圧力として、液晶セル内の余分な液晶を排出さ
せるのに十分な圧力を確保するためには、密閉用シール
によって囲まれる液晶セルの基板の両外表面のうちの一
部の領域の面積は、基板の両外表面の面積の1/3以上
となるようにすることが好ましい。
【0024】また、上述の課題を解決するため、本発明
の加圧封止装置は、上述のセルギャップ調整装置と、セ
ルギャップ調整装置により検出セルのセルギャップが目
標値と略同一に調整された段階で、一以上の液晶セルの
シール材の開口部近傍に封止材を塗布する封止材塗布手
段と、一以上の液晶セルの一対の基板間に引き込まれた
封止材の少なくとも一部を硬化させるとともに、封止材
の硬化を液晶セルの基板表面に対して略垂直な方向に進
行させる封止材硬化手段とを具備することを特徴とす
る。
【0025】このように構成することによって、液晶セ
ルの基板面に対して略垂直な方向に封止材の硬化を進行
させることができるため、液晶セルの基板に対して平行
な方向に封止材の硬化を進行させる場合と比較して、一
対の基板間に引き込まれた封止材の全体を短時間で硬化
させることができる。
【0026】具体的には、封止材を、光硬化性を有する
ものにするとともに、封止材硬化手段を、封止材に対
し、一以上の液晶セルの基板面に対して略垂直な方向か
ら光を照射するものにすることが好ましい。
【0027】また、上述の課題を解決するため、本発明
の液晶表示装置の製造方法は、枠体形状を有するととも
にその枠壁の所定箇所に開口部を有するシール材を介し
て貼り合わせた一対の基板間に液晶を注入して液晶セル
を形成する液晶注入工程と、液晶セルのセルギャップを
調整するセルギャップ調整工程と、液晶セルのセルギャ
ップが目標値と略同一となった段階でシール材の開口部
を封止する封止工程とを有する液晶表示装置の製造方法
であって、セルギャップ調整工程が、一対以上の支持治
具によって一以上の液晶セルをそれぞれ挟持して支持さ
せるとともに、液晶セル及び支持治具の間に配設した密
閉用シールの内面と、液晶セルの一対の基板の両外表面
と、一対の支持治具の液晶セルに対向する表面とによっ
て密閉空間を形成する工程と、密閉空間に流体を導入
し、導入された流体の圧力によって液晶セルの一対の基
板の両外表面を一斉に加圧する加圧工程とを含むことを
特徴とする。
【0028】このように構成することによって、加圧す
るための部材を直接基板の両外表面に接触させることな
く、密閉空間に供給された流体の圧力によって間接的に
液晶セルの基板の両外表面を押圧することができるた
め、従来の方法と比較して、セルギャップを正確かつ迅
速に調整することができる。従って、この製造方法によ
れば、表示品質のばらつきの少ない液晶表示装置を効率
よく製造することができる。
【0029】この場合、セルギャップ調整工程を、一以
上の液晶セルのうち、セルギャップの検出用セルとして
特定した一以上の液晶セル(検出セル)のセルギャップ
を検出し、検出したセルギャップに基づき液晶セルの一
対の基板の両外表面を加圧する圧力を算出し、この圧力
に関する信号を加圧手段に指示、伝達することを含むも
のとすることが好ましい。
【0030】このように構成することによって、加工対
象たる液晶セルのセルギャップの現状に応じて、液晶セ
ルの基板の両外表面に加えるべき圧力を調整することが
できるため、より正確にセルギャップを調整することが
できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。かかる実施の形態は、本
発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するも
のではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0032】A;実施の形態の構成 (1)液晶セル(群)の構成 まず、本実施の形態のセルギャップ調整装置の構成の説
明に先立ち、この装置による加工の対象となる液晶セル
(液晶セル群)1の構成について説明する。図1(a)
は、この液晶セル群1の構成の一例を示す平面図であ
り、図1(b)は図1(a)におけるA−A'線視断面
図である。これらの図に示すように、本実施の形態にお
いては、4つの液晶セル1aを連ねた構成の液晶セル群
1を加工対象とする場合について説明する。すなわち、
まず、図1(a)及び(b)に示すように、相互に対向
する一対の基板11、12を、各液晶セル1aに対応す
る領域において、枠体形状を有するとともにその枠壁に
開口部13aを有するシール材13を互いに重なること
なく平面的に介して貼り合わせて4つのセルを形成す
る。そして、各セルの内部、すなわち一対の基板11、
12とシール材13とによって囲まれた領域に上述の開
口部13aを介して液晶14を注入し、これにより4つ
の液晶セル1aが連なった構成の液晶セル群1が形成さ
れる。かかる構成の液晶セル群1が、本発明のセルギャ
ップ調整装置による加工の後に、図1(a)に示す破線
に沿って分断されて個々の液晶セル1aとなる。なお、
実際には、基板11、12の内側(液晶14側)表面
に、各液晶セル1aごとに液晶14を駆動するための電
極や配線、及び配向膜等が適宜形成されるが、本発明と
は直接関係がないため、その図示及び説明を省略する。
【0033】液晶14の注入方法として、上述の真空注
入法を用いた場合、各セル内に液晶14が過剰に注入さ
れるため、図1(b)に示すように、各液晶セル1aの
基板11、12は外側(すなわち、液晶14とは反対
側)に向けて凸に膨らんだ形状となり、セルギャップ
(d)は目標値(d0)よりも厚くなってしまう。
【0034】本実施の形態のセルギャップ調整装置は、
こうして過剰に注入された液晶14を液晶セル1aから
流出させてセルギャップ(d)を目標値(d0)に調整
するとともに、シール材13の開口部13aを封止材に
よって封止する、いわゆる加圧封止工程を行うための装
置である。従って、本実施の形態のセルギャップ調整装
置による加工の対象となるのは、各セルに液晶14が注
入された後の段階であって、シール材13の開口部13
aが未だ封止材によって封止されていない段階の液晶セ
ル(液晶セル群)1である。
【0035】(2)セルギャップ調整装置の構成 次に、図2を参照して、本実施の形態のセルギャップ調
整装置2の構成を説明する。図2に示すように、このセ
ルギャップ調整装置2は、支持治具(一対の透明支持治
具301a、301b、5つの(三対の)不透明支持治
具302a〜302e)と後述する密閉用シール32と
を有する支持手段3、流体供給用管40、加圧手段5
0、光源60、液晶セル固定用加圧部材65、カラーC
CD(Charge Coupled Device)カメラ70並びにパー
ソナルコンピュータ(上述の「制御手段」に相当する。
以下、「PC」という)80を含んで構成される。かか
る構成の下、このセルギャップ調整装置2は、4つの液
晶セル群1(上述したように、各々が4つの液晶セル1
aから構成される)を支持して、これらを同時に加工可
能である。なお、以下では、透明支持治具301a及び
301b、並びに不透明支持治具302a〜302eの
うちのいずれかを特定する必要がない場合には、単に
「支持治具30」という(図6参照)。また、図2にお
いては、4つの液晶セル群1を支持する場合を示すが、
液晶セル群1の支持個数は、4つに限らず、1つ以上の
場合(すなわち、一対又はそれ以上の支持治具に支持さ
れる場合)に同様に適用される。
【0036】図3に、本発明のセルギャップ調整装置の
他の実施の形態であって、1つの液晶セル群1が一対の
支持治具に支持される場合を示す。このように構成され
た装置は、液晶セル群1を順次処理していくので、セル
ギャップ調整装置2を自動ラインに組み込む場合に好適
である。なお、図3における各構成要素の符号は、図2
における場合と同様の符号を用いている。
【0037】図2に示すように、支持手段3を構成する
支持治具30は、略長方形状の板状部材であり、各々の
縁部近傍には2個の貫通孔34が設けられている。そし
て、図2に示すように、2本の軸66が各支持治具30
の貫通孔34に挿通され、これにより、複数の支持治具
30の各々は、隣接する他の支持治具30と間隔を空け
て積層された構成となっている。かかる構成の下、加工
対象たる液晶セル群1は、互いに隣接する(一対の)支
持治具30の間(より詳細には、透明支持治具301a
と301bとの間、不透明支持治具302aと302b
との間、不透明支持治具302cと302dとの間、及
び不透明支持治具302dと302eとの間)に挟持、
支持される。
【0038】ここで、透明支持治具301b、不透明支
持治具302a及び302dは上述の軸66に固定され
ている。これに対し、透明支持治具301a並びに不透
明支持治具302b、302c及び302eは、上述の
軸66に対して相対的に移動できるようになっている。
一方、不透明支持治具302bと302cとの間、及び
不透明支持治具302eと透明支持治具301aとの間
には液晶セル固定用加圧部材65が配設されている。こ
の液晶セル固定用加圧部材65は、例えば、ゴム等の弾
性材料により形成された袋状の部材であり、その内部に
供給される流体の圧力Qにより、この液晶セル固定用加
圧部材65の上下に位置する支持治具30を加圧できる
ようになっている(図2においては加圧方向を白抜きの
矢印により示す)。かかる構成の下、液晶セル固定用加
圧部材65が支持治具30を押圧している状態において
は、各支持治具30の間に配置された液晶セル群1が固
定される。一方、液晶セル固定用加圧部材65による支
持治具30の押圧が停止された状態においては、液晶セ
ル群1を各支持治具30の間に挿入したり、支持治具3
0間に挿入された液晶セル群1を取り外したりすること
が可能となる。
【0039】一対の透明支持治具301a及び301b
(以下、これらのうちのいずれかを特定する必要がない
場合には、単に「透明支持治具301」という。)は、
光透過性を有する材料により構成された板状部材であ
る。これらの透明支持治具301は、いずれも他方の透
明支持治具301と対向する表面(換言すれば、支持対
象となる液晶セル群1の基板の両外表面と対向する表面
のことである。以下、「平面部」という)31を有して
おり、この平面部31には密閉用シール32が配設され
ている。密閉用シール32は、支持治具30とともに支
持手段3を構成する、ゴム等の弾性材料からなる枠体形
状の部材であり、図2に示すように、その一部が平面部
31の表面から突出した構成となっている。また、透明
支持治具301の平面部31の表面のうち密閉用シール
32によって囲まれた領域には、偏光板33が貼着され
ている。ここで、各偏光板33の偏光軸は、この透明支
持治具301により支持される液晶セル群1の基板の両
外表面のラビング方向に対応している。
【0040】一方、不透明支持治具302a〜302e
(以下、これらのうちのいずれかを特定する必要がない
場合には、単に「不透明支持治具302」という)も、
上述の透明支持治具301と概ね同様の構成となってい
る。すなわち、図2に示すように、各不透明支持治具3
02は、相隣接する他の不透明支持治具302と対向す
る平面部31を有し、この平面部31には、上述の透明
支持治具301と同様の密閉用シール32が配設されて
いる。ただし、不透明支持治具302は、光透過性を有
しない板状部材(例えばアルミ板等)である点、及び偏
光板33が貼着されていない点で上述の透明支持治具3
01と異なっている。
【0041】図2に示すように、このセルギャップ調整
装置2の加工対象たる液晶セル群1は、基板11、12
の表面が各支持治具30の密閉用シール32に当接した
状態で一対の支持治具30の間に支持される。図4は、
液晶セル群1がセルギャップ調整装置2に支持された状
態を示す図2において視点を上方に変えて見た場合の、
この液晶セル群1と密閉用シール32との位置関係を示
す。図4に示すように、本実施の形態における密閉用シ
ール32は、一列に連なって液晶セル群1を構成する4
つの液晶セル1aの大部分を囲むように、液晶セル群1
の基板の両外表面と当接する。さらに、密閉用シール3
2は、その形状全体が基板11又は基板12の縁部の内
側に位置するようになっている(図1(b)参照)。液
晶セル群1がこのような態様により支持される結果、液
晶セル群1の基板の両外表面と、密閉用シール32の内
面と、支持治具30の平面部31(透明支持治具301
については、さらに偏光板33)とによって囲まれた空
間は、流体供給用管40に繋がる孔を除いて密閉された
密閉空間(以下、「加圧空間」という)を形成する(図
2参照)。
【0042】図2において、流体供給用管40は、上述
の各加圧空間と、加圧手段50とを連結するように設け
られた管である。詳述すると、この流体供給用管40
は、加圧手段50から分岐して各支持治具30に延びる
とともに、各支持治具30のうち密閉用シール32によ
って囲まれた領域の外側からこの支持治具30の内部を
通って密閉用シール32に囲まれた領域の内側(すなわ
ち加圧空間)に至る形状となっている。なお、不透明支
持治具302dにおいては、図2に示すように、その両
面に液晶セル群1が支持されて加圧空間が形成される。
このため、流体供給用管40はこの不透明支持治具30
2dの内部において2つに分岐し、一方が上側に形成さ
れるべき加圧空間に、他方が下側に形成されるべき加圧
空間に、それぞれ至るようになっている。
【0043】次に、加圧手段50は、流体供給用管40
を介して各加圧空間に流体(本実施の形態においては空
気の例を示す)を供給するための装置である。かかる構
成の下、加圧手段50から各加圧空間に空気が供給さ
れ、これによりこの空気の圧力が各液晶セル群1の基板
の両外表面を含む加圧空間に一斉に加えられる。また、
この加圧手段50は、PC80から供給される圧力制御
信号PCSに従って、加圧空間に加えられる圧力(つま
り、液晶セル群1の基板の両外表面に加えられる圧力)
を調整できるようになっている。
【0044】次に、透明支持治具301aの液晶セル群
1が支持される側とは反対側には、光源60が配設され
ている。この光源60は、透明支持治具301a側に光
を照射するためのものであり、光源支持用治具61によ
り支持されている。ここで、上述のように、透明支持治
具301a及び301bは光透過性を有する材料により
構成されており、かつこれらの平面部31に貼着された
各偏光板33の偏光軸は、液晶セル群1の各基板のラビ
ング方向に対応している。従って、光源60から出射し
た光は、透明支持治具301a、偏光板33、加圧空
間、液晶セル群1、偏光板33、加圧空間、透明支持治
具301bの経路を順に辿って、透明支持治具301b
の液晶セル群1が支持される側とは反対側から出射す
る。
【0045】カラーCCDカメラ70(検光部)は、透
明支持治具301bから出射した光源60からの光を受
光して、赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)の
各単色光の光量を表す画像信号VをPC80に出力す
る。
【0046】PC80は、加圧空間に加えられるべき圧
力を、加圧手段50に対して指示、伝達するための手段
である。具体的には、PC80は、カラーCCDカメラ
70から供給される画像信号Vに基づいて、透明支持治
具301により支持された液晶セル群1(検出セル1
C)のセルギャップ(d)を検出し、このセルギャップ
(d)を予め設定された目標値(d0)に近づけるため
に加圧空間に加えられるべき圧力を、圧力制御信号PC
Sによって加圧手段50に指示、伝達する。図5(a)
は、PC80による圧力指示のための機能構成の一例を
示すブロック図である。PC80は、セルギャップ検出
部81、記憶部82、演算部83及び圧力指示部84を
含んで構成される。
【0047】セルギャップ検出部81は、カラーCCD
カメラ70から供給される画像信号Vに基づいて、その
時点における検出セル1Cのセルギャップ(d)を検出
する。詳述すると、本実施の形態におけるセルギャップ
検出部81は、図5(b)に示すように、変換部81a
及びテーブル81bにより構成される。変換部81a
は、R、G、Bの各単色光の光量を示す画像信号Vを、
CIE色度図上の色度座標(X、Y、Z)に変換するた
めの手段である。また、テーブル81bには、CIE色
度図上の色度座標とセルギャップ(d)との対応関係が
予め設定されており、変換部81aから色度座標が入力
されると、これに対応するセルギャップ(d)を出力す
る。
【0048】図5(a)において、記憶部82には目標
値(d0)が記憶されている。演算部83は、セルギャ
ップ検出部81により検出された現在のセルギャップ
(d)と、記憶部82に記憶された目標値(d0)との
差分値(Δd)、すなわち、(d−d0)を演算して圧
力指示部84に出力する。
【0049】圧力指示部84は、演算部83から出力さ
れた差分値(Δd)を「0」に近づけるために加圧空間
に加えられるべき圧力を、圧力制御信号PCSにより加
圧手段50に指示、伝達する。具体的には、圧力指示部
84は、差分値(Δd)が正である場合、すなわちセル
ギャップ(d)が目標値(d0)よりも大きい場合に
は、この圧力を増加させるべき信号を指示、伝達する圧
力制御信号PCSを加圧手段50に出力する。これに対
し、差分値(Δd)が負である場合、すなわち、セルギ
ャップ(d)が目標値(d0)よりも小さい場合には、
この圧力を減少させるべき信号を指示、伝達する圧力制
御信号PCSを加圧手段50に出力する。このようにし
て、各液晶セル群1のセルギャップ(d)が目標値(d
0)に近づくように、各液晶セル群1の基板11、12
(厳密には加圧空間)に加えられる圧力が調整されるこ
とになる(図1(b)参照)。
【0050】B;液晶セル群1加工の具体的手順 次に、図2を参照して、上述のセルギャップ調整装置2
を用いて複数の液晶セル群1を加工する具体的な手順に
ついて説明する。まず、加工対象となる複数の液晶セル
群1を、各々の基板の両外表面が一対の支持治具30の
密閉用シール32に当接した状態となるように、セルギ
ャップ調整装置2にセットする。具体的には、液晶セル
固定用加圧部材65による支持治具30の加圧を停止し
た状態で、一対の支持治具30の間に加工対象たる液晶
セル群1を挿入する。続いて、液晶セル固定用加圧部材
65による支持治具30の加圧を行うことにより、各液
晶セル群1を一対の支持治具30間に固定する。
【0051】以後、加圧手段50によって液晶セル群1
の基板の両外表面に圧力を加える一方、PC80による
加圧手段50の制御によってこの圧力が調整され、これ
により各液晶セル1aのセルギャップ(d)が目標値
(d0)に近づけられる(図1参照)。
【0052】具体的には、まず、加圧手段50は、予め
設定された流量の空気を加圧空間に供給する。これによ
り、液晶セル群1の基板の両外表面には、この流量に応
じた初期圧力が加えられる。
【0053】この後、PC80による制御の下、液晶セ
ル群1の基板の両外表面に加えられる圧力が、加工中の
各時点における検出セル1C(すなわち、透明支持治具
301により支持された液晶セル群1)のセルギャップ
(d)に応じて随時調整される(図5(a)、(b)参
照)。すなわち、PC80は、カラーCCDカメラ70
から出力される画像信号Vに基づいて、一定時間間隔毎
に検出セル1Cのセルギャップ(d)を求め、このセル
ギャップ(d)と目標値(d0)との差分値(Δd)を
求める。そして、PC80は、この差分値(Δd)が
「0」に近づくように、加圧空間に加えるべき圧力を指
示、伝達する圧力制御信号PCSを加圧手段50に出力
するのである。
【0054】かかる制御の結果、検出セル1Cのセルギ
ャップ(d)が目標値に十分近づき(より詳細には、セ
ルギャップ(d)が目標値(d0)を含む所定範囲内の
値に達し)、かつ所定の期間そのセルギャップ(d)が
変動することなく維持されていることを条件に、各液晶
セル群1のシール材13の開口部13aを塞ぐように封
止材を塗布する(図1参照)。なお、本実施の形態にお
いては、封止材として紫外線硬化性を有する樹脂材料を
用いた例を示す(図10参照)。
【0055】こうして封止材の塗布が終了すると、PC
80は、液晶セル群1の基板の両外表面に加えられる圧
力をわずかに減少させるべき信号を指示、伝達する圧力
制御信号PCSを加圧手段50に出力する。こうして基
板の両外表面に加えられる圧力が弱められる結果、開口
部13aに塗布された封止材は、開口部13aの内側
(すなわち一対の基板間)に流入する。このように構成
することによって、単に封止材を開口部13aに塗布し
た状態で硬化させた場合よりも、わずかに一対の基板間
に流入させた状態で硬化させた方が、封止の確実性を高
めることができる(図1参照)。
【0056】次に、圧力を弱めるべき圧力制御信号PC
Sが加圧手段50に出力された後、所定の時間が経過し
たところで封止材に対して紫外線が照射される。この結
果、封止材は硬化し、液晶14は各液晶セル1a内に封
止される(図1参照)。
【0057】以上が本実施の形態に係る加圧封止工程の
具体的な内容である。こうして各液晶セル1aに液晶1
4が封止された後、液晶セル固定用加圧部材65による
加圧を停止して、液晶セル群1をセルギャップ調整装置
2から取り外す。この後、各液晶セル群1を4つの液晶
セル1aに分断し、各々の基板の両外表面に偏光板や位
相差板等を貼着するとともに、液晶14を駆動するため
の駆動回路等を実装して液晶表示装置が完成する(図1
参照)。
【0058】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、液晶セル群1の基板の両外表面に対し、流体の圧
力を加えるようになっている。図14に示すように、間
紙91を基板の両外表面に接触させて押圧を行う場合、
この間紙91又は板状部材90表面の凹凸や厚さのばら
つきが原因で基板の両外表面に均一な圧力を加えるのが
困難な場合がある。これに対し、上述の本実施の形態に
よれば、液晶セル群1の基板の両外表面の全体に対し
て、均一な圧力を容易に加えることができる。
【0059】また、図14に示す従来の方法において
は、液晶セル間に介挿された間紙91が十分に収縮する
までにある程度の時間を必要とするが、本実施の形態に
よれば、流体の圧力を速やかに液晶セル1の基板の両外
表面に加えることができるので、従来の方法と比較して
迅速にセルギャップを調整することができる。また、本
実施の形態によれば、複数の液晶セル群1を同時に加工
することができるので、液晶セル群1を一つずつ加工す
る場合と比較して生産性を向上させることができる。
【0060】さらに、本実施の形態においては、複数の
液晶セル群1のうちのいずれか(検出セル1C)につい
てセルギャップ(d)を検出し、このセルギャップ
(d)に基づいて各液晶セル群1の基板の両外表面に加
えられる圧力を制御するようになっているので、加工中
の液晶セル群の状況に応じた適切な圧力を基板の両外表
面に加えることができ、ひいてはセルギャップ(d)を
正確に調整することができる。
【0061】なお、図14に示す方法によって基板を押
圧する構成の下で、上述の実施の形態と同様にカラーC
CDカメラ70等を用いてセルギャップ(d)を測定す
ることも考えられるが、この場合、間紙91や板状部材
90を光透過性を有する材料により構成する必要があ
る。しかしながら、上述したように、間紙91又は板状
部材90には相当の平面度が要求される以上、かかる要
求を満たす材料によりこれらを構成しなければならない
という制約があるため、光透過性を有する材料を必ずし
も任意に選択することはできない。これに対し、本実施
の形態に示すように、流体の圧力により基板の両外表面
を押圧する構成の下では、加圧空間を密閉された空間と
することができればよいから、セルギャップ検出の対象
となる液晶セル群1を支持する支持治具(本実施の形態
においては透明支持治具301)の材料に関する制約を
考慮する必要がない。
【0062】なお、本実施の形態においては、枠壁の断
面形状が長方形の枠体形状を有する密閉用シール32を
用いる構成とした。このような密閉用シール32は、例
えば、長方形状を有するゴム製の板状部材の、縁部を残
して中央部分を除去することによって容易に製造するこ
とができる。もっとも、かかる事情を考慮する必要がな
ければ、いかなる形状の密閉用シール32を用いてもよ
い。例えば、図6(a)に示すように、枠壁の断面形状
が円形の枠体形状を有する密閉用シール32を用いても
よいし、その他にも、図6(b)〜(d)に示すよう
に、枠壁の断面形状が釣鐘型(半円と長方形を組合わせ
た形状)、「X」字型、又は「U」字型等の各種の密閉
用シール32を用いてもよい。要は、支持治具30の平
面部31と液晶セル群1の基板との間に挟まれてこれら
の間を密閉することができるものであればよい。
【0063】C;変形例 以上、本発明の一実施の形態について説明したが、上述
の実施の形態はあくまでも例示であり、上述の実施の形
態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々
な変形を加えることができる。変形例としては、以下の
ものを挙げることができる。
【0064】<変形例1>上述の実施の形態において
は、図2に示すように、光源60から出射して検出セル
1Cを透過した光の各単色光の光量をカラーCCDカメ
ラ70によって検知して、この検知結果に基づいてセル
ギャップ(d)を求めるようにした。ここで、カラーフ
ィルタを有しない検出セル1Cについては、かかる方法
によって正確にセルギャップ(d)を求めることができ
る。しかしながら、カラーフィルタを有する検出セル1
Cのセルギャップ(d)を求めるためにこの方法を用い
た場合、カラーCCDカメラ70によって受光される光
はカラーフィルタを通過してきた光であるため、CIE
色度図上の色度座標がカラーフィルタの特性に応じて変
動し、必ずしも正確にセルギャップ(d)を求めること
ができないという問題が生じ得る。かかる問題を回避す
るため、カラーフィルタを備えた検出セル1Cを加工の
対象とする場合には、以下の方法を用いることが好まし
い。
【0065】本変形例においては、図2に示すカラーC
CDカメラ70に代えて分光計を設置する。この分光計
(検光手段)は、光源60から出射して検出セル1Cを
通過した透過光を受光し、この透過光の波長(λ)と透
過率(T)(又はこの透過光の強度)との関係を表す分
光特性を測定するための手段である。なお、本変形例に
おいては、光源60として、輝線スペクトルを持たない
可視光領域の光を出射できるもの(例えば、ハロゲンラ
ンプ等)を用いた場合を示す。
【0066】本変形例は、図5(a)に示すPC80内
のセルギャップ検出部81を、図5(b)に示す構成か
ら図7に示す構成に代えた場合を示す。すなわち、本変
形例におけるPC80内のセルギャップ検出部81'
は、波長検出部81cと演算部81dとにより構成され
る。もっとも、セルギャップ検出部81'も、検出セル
1Cのセルギャップ(d)を求める役割を担う点におい
ては、図5(b)に示すセルギャップ検出部81と同様
である。
【0067】かかる構成の下、検出セル1Cの加工中に
セルギャップ測定のタイミングが到来すると、PC80
内のセルギャップ検出部81'は、分光計により測定さ
れた分光特性に基づいてセルギャップ(d)を求める。
詳述すると、以下の通りである。
【0068】ここで、図8における分光特性(透過率
(T)[%]と波長(λ)[nm]との関係)を示すグ
ラフ中の特性aは、カラーフィルタAを備える検出セル
1Cを加工対象とした場合に、分光計によって測定され
た分光特性の一例を示すグラフである。図8に示す分光
特性からも判るように、検出セル1Cの透過光において
は、透過率(T)が極小値となる波長(λ0)が存在す
る。セルギャップ検出部81'内の波長検出部81c
は、分光計から出力される分光特性に基づいて、透過率
(T)が極小値となる波長(λ0)を検出して演算部8
1dに出力する(図7参照)。
【0069】一方、演算部81dは、通知された波長
(λ0)の値と、予め求められた複屈折率(Δn)(常
光屈折率neと異常光屈折率noとの差)とを用いて
「d=λ 0/Δn」なる演算を行い、これによりセルギ
ャップ(d)を検出する。ここで、透過率(T)が極小
値となるのは波長(λ)がΔndと等しいとき、すなわ
ち、λ=Δndのときである。この関係から、波長(λ
0)とΔnとが判れば、上述したd=λ0/Δnなる演算
により、対象液晶セル群1のセルギャップ(d)を検出
できるのである(図7参照)。
【0070】これ以外の動作は上述の実施の形態と同様
である。すなわち、セルギャップ検出部81'の演算部
81dにより求められたセルギャップ(d)と目標値
(d0)との差分値(Δd)が求められるとともに、こ
の差分値(Δd)が「0」に近づくような圧力が加圧手
段50に指示、伝達される(図7参照)。
【0071】ここで、図8における分光特性(透過率
(T)[%]と波長(λ)[nm]との関係)を示すグ
ラフ中の特性bは、上述のカラーフィルタAとは特性が
異なるカラーフィルタBを備える検出セル1Cを加工対
象とした場合に測定された分光特性を示しており、図8
におけるグラフ中の特性cは、カラーフィルタを備えな
い検出セル1Cを加工対象とした場合に測定された分光
特性を示している。これらの図からも判るとおり、透過
率(T)が極小値となる波長(λ0)は、カラーフィル
タの特性の差異及びカラーフィルタの有無に拘わらず同
一の値となる。従って、本変形例に係る方法を用いれ
ば、カラーフィルタの特性の影響を受けることなく、正
確にセルギャップ(d)を測定することができる。な
お、上述の例では透過率(T)が極小値となる波長(λ
0)を検出するようにしたが、これに代えて、透過率
(T)が極大値となる波長(λ0')(図示せず)を検出
し、これに基づいてセルギャップ(d)を求めるように
してもよい。
【0072】もっとも、上述の実施の形態及び本変形例
に示したセルギャップの検出方法はあくまでも例示であ
って、かかる方法に限定されることなく他にも種々の方
法を用いることができる。例えば、加工前の検出セルの
容積と、基板の両外表面の押圧により液晶が流出した後
の検出セル内部の容積(液晶の流出量から求めることが
できる)との差から、この検出セルのセルギャップ
(d)を求める方法を用いることもできる。
【0073】<変形例2>上述の実施の形態において
は、液晶セル群1の基板面と密閉用シール32とが図6
に示す位置関係にある場合を想定したが、この位置関係
は、これに限られるものではなく、以下のようにしても
よい。
【0074】図9(a)は、本変形例において液晶セル
群1がセルギャップ調整装置2に支持された状態をこの
液晶セル群1の基板面に対して垂直方向からみた場合
の、液晶セル群1と密閉用シール32との位置関係を示
す平面図である。また、図9(b)は、図9(a)にお
ける破線で囲まれた領域Cの拡大図である。図9に示す
ように、本変形例においては、液晶セル群1の基板面に
対して垂直な方向からみて、密閉用シール32の少なく
とも一部が液晶セル群1の各シール材13と重なるよう
になっている。なお、密閉用シール32の形状全体を、
液晶セル群1の基板の縁部よりも内側に位置させている
ことは、上述の実施の形態と同様である。
【0075】ところで、シール材13の開口部13aの
近傍に塗布され、かつ一対の基板間に引き込まれた封止
材を、紫外線の照射によって硬化させる場合(図9参
照)、従来は、図10(a)に示すように、一対の基板
間に引き込まれた封止材15に対して、基板面に対して
平行な方向から紫外線(UV)を照射するのが一般的で
あった。この場合、紫外線照射装置に近い側から遠い側
に向かって(すなわち、図10(a)中の右側から左側
に向かって)徐々に封止材15が硬化することとなる
が、封止材15の紫外線照射方向における長さLは、こ
れと垂直な方向における長さと比較して著しく長い。こ
のため、完全に封止材15の全体が完全に硬化するまで
(図10(a)に示す封止材15のうち最も左側に位置
する部分が硬化するまで)には、相当の時間を要してい
た。
【0076】かかる事情に鑑みれば、図10(b)に示
すように、基板面に対して垂直な方向から封止材15に
対して紫外線を照射することが好ましい。すなわち、こ
のようにすれば、紫外線の照射方向における封止材15
の長さ(セルギャップに相当する)は、上述の従来の手
法と比較して著しく短くなる。この結果、図10(b)
に示す紫外線照射方法を採用した場合、基板面に対して
平行な方向から紫外線を照射する上述の従来の方法と比
較して、封止材15全体が完全に硬化するまでに要する
時間を著しく短縮することができる。
【0077】ここで、本変形例において図10(b)に
示す構成を採用した場合、封止材15に対して十分な紫
外線を照射するためには、図11(a)に示す距離P、
すなわち、基板11又は基板12の縁部と密閉用シール
32との距離Pを比較的長くすることが好ましい。この
距離Pが短いと、紫外線が密閉用シール32によって遮
られる結果、一対の基板間に引き込まれた封止材15に
十分な紫外線を照射させるのが困難となり、封止材15
を完全に硬化させることができないことがある。
【0078】本発明者による試験によれば、上述の距離
Pが1mm以上であれば、封止材15を十分に硬化させ
ることができるという結果を得ている。従って、液晶セ
ル群1の基板11又は基板12の縁と密閉用シール32
との距離Pは、1mm以上であることが好ましい(図1
参照)。
【0079】もっとも、液晶セル群1の構成との関係
上、この距離Pを1mm以上確保するのが困難な場合も
あり得る。このような場合、図11(b)に示すよう
に、密閉用シール32の、シール材13の開口部13a
近傍の部分が、開口部13aから遠ざかる方向に窪んだ
窪み形状を有するものとすることが好ましい。換言すれ
ば、密閉用シール32のうちの開口部13aの近傍の部
分を、封止材15が引き込まれた領域を避けるような形
状とすることが好ましい。このように構成することによ
って、密閉用シール32において紫外線を遮ってしまう
部分を少なくすることができるため(換言すれば、封止
材15における紫外線が照射する部分を多くすることが
できるため)、封止材15に対して十分な紫外線を照射
して確実に硬化させることができる。
【0080】<変形例3>上述の実施の形態及び各変形
例においては、密閉用シールが液晶セル群の基板面の大
部分を囲む形状を有する場合を示したが、液晶セル群の
基板面の一部分を囲む形状の密閉用シールを用いる場合
には、共通の密閉用シール(すなわち共通のセルギャッ
プ調整装置)を用いて、各々基板の大きさが異なる複数
種類の液晶セル群を加工することができる。なお、上述
のことに関する以下の具体的な説明においては、各々基
板の大きさが異なる複数種類の液晶セル群1を加工対象
とする場合、このうちの最も基板面積が大きい液晶セル
群1を「液晶セル群1A」、最も基板面積が小さい液晶
セル群1を「液晶セル群1B」と表記する。
【0081】基板面積の大きい液晶セル群1Aを加工対
象とすべく、図12(a1)に示すように、この基板の
大部分を囲む密閉用シール32aを用いる場合、かかる
密閉用シール32aによれば、この液晶セル群1Aの基
板全体(詳細には密閉用シール32aによって囲まれた
領域)を押圧することができるから、この液晶セル群1
の加工に用いるには好適である。しかしながら、図12
(a2)に示すように、これよりも面積が小さい液晶セ
ル群1Bを加工する場合には、この密閉用シール32a
を用いることはできない。つまり、密閉用シール32a
に、液晶セル群1Bの基板面に当接しない部分が生じて
しまい、密閉された加圧空間を形成することができない
ことになる。
【0082】これに対し、図12(b1)に示すよう
に、液晶セル群1Aの基板の一部を囲む密閉用シール3
2bを用いる場合には、この液晶セル群1Aの基板全体
に圧力を加えることはできないものの、基板の一部(す
なわち、密閉用シール32bによって囲まれた領域)の
みに圧力を加えることにより、各液晶セル1a内の余分
な液晶14(図1(b)参照)を流出させてセルギャッ
プ(d)を目標値(d0)に調整することは可能であ
る。また、図12(b2)に示すように、液晶セル群1
Aよりも基板面積が小さい液晶セル群1Bを加工する場
合、密閉用シール32bの全体を、液晶セル群1Bの基
板面に当接させて密閉された加圧空間を形成することが
できる。このように、基板の大きさが異なる液晶セル群
1A及び1Bの双方の加工に際して、共通の密閉用シー
ル32bを用いることができることになる。
【0083】上述のように、相互に基板の面積が異なる
複数種類の液晶セル群1を加工の対象とすべき場合に
は、すべての液晶セル群の基板面に一つの密閉用シール
の形状全体が当接するように(換言すれば、共通の密閉
用シールを用いて、すべての液晶セル群について密閉さ
れた加圧空間が形成されるように)、この密閉用シール
の大きさや形状等を選定すれば、一種類の密閉用シール
32を備えるセルギャップ調整装置2を用いて、複数種
類の液晶セル群1を加工することができる。つまり、加
工対象となる複数種類の液晶セル群の各々について、こ
れに合った密閉用シール32を備えるセルギャップ調整
装置2を用意したり、又はセルギャップ調整装置2に設
けられる密閉用シール32を、異なる液晶セル群1の加
工のたびに交換する必要がなくなるので、生産性を向上
させることができる。なお、上述のセルギャップ調整装
置2は、複数の液晶セル群1を同時に加工可能な構成と
なっている。従って、上述のように密閉用シール32を
複数種類の液晶セル群1に共用する構成とした場合、同
種の液晶セル群1を複数個加工することができるのはも
ちろん、基板の大きさが異なる複数種類の液晶セル群1
を同時に加工することもできる。
【0084】ところで、一つの密閉用シール32をより
多くの種類の液晶セル群1の加工に際して共通利用する
ためには、特に基板面積が小さい液晶セル群に対応させ
るべく、密閉用シール32が囲む領域(以下、「包囲領
域」という)ができるだけ小さいことが好ましい。しか
しながら、このように包囲領域が小さい密閉用シール3
2を比較的大面積の基板を備える液晶セル群1に用いた
場合、加圧空間が狭くなってしまう結果、各液晶セル1
a内から余分な液晶14を流出させるだけの圧力を基板
に対して加えられない場合も生じ得る(図1(b)参
照)。
【0085】本発明者による実験の結果、液晶セル群1
を構成する各液晶セル1aの基板に対し、その面積の1
/3程度の包囲領域に押圧を行えば、余分な液晶14を
液晶セル1a内から流出させるためには十分であること
が判った。従って、密閉用シール32の包囲領域の面積
が、加工対象となるすべての液晶セル群1を構成する各
液晶セル1aの基板の面積の少なくとも1/3以上の面
積となるように、密閉用シール32の大きさ又は形状等
を選定することが好ましい(図1(b)参照)。
【0086】<変形例4>上述の実施の形態において
は、セルギャップ検出の対象となる対象液晶セル群1
(検出セル1C)を支持する支持治具30(すなわち、
透明支持治具301)の全体を光透過性を有する材料に
より構成した場合を示したが、これに限らず、かかる支
持治具30の一部のみを光透過性を有する材料により構
成するようにしてもよい。例えば、光源60から出射し
た光が対象液晶セル群1の少なくとも一部に照射するよ
うに透明支持治具301aの一部のみを光透過性を有す
る部材により構成するとともに、検出セル1Cを通過し
た光の一部がカラーCCDカメラ70側に出射するよう
に透明支持治具301bの一部のみを光透過性を有する
部材により構成するようにしてもよい。要は、光源60
から出射した光のうちの少なくとも一部が検出セル1C
を透過してカラーCCDカメラ70に至る構成となって
いればよい(図2参照)。
【0087】<変形例5>上述の実施の形態において
は、液晶セル群1の加工のたびに、検出セル1Cのセル
ギャップ測定、及びこれに基づく圧力制御を行う場合を
示したが、いずれかの加工に際してのみかかる処理を行
うようにしてもよい。すなわち、最初にセルギャップ調
整の対象となる4つの液晶セル群1の加工に際しての
み、セルギャップ測定及びこれに基づく圧力制御を行
う。そして、これらの液晶セル群1の加工における加圧
条件から、平均的な加圧条件を統計的に求める。一方、
次回からの液晶セル群1の加工に際しては、この平均的
な加圧条件の下で加工を施すようにしてもよい。つま
り、本実施の形態のセルギャップ調整装置2による加工
のたびに、セルギャップ測定及びこれに基づく圧力制御
を行うことは必ずしも必要ではない。
【0088】<変形例6>上述の実施の形態及び各変形
例においては、複数の液晶セル1aが連なった液晶セル
群1を加工の対象とする場合を示したが、かかる液晶セ
ル群1を分断して得られた複数の液晶セル1aの各々に
ついて加圧封止を行う場合にも適用可能である。すなわ
ち、前述の「液晶セル」とは、「個々の液晶セル」及び
「複数の液晶セル1aにより構成される液晶セル群1の
各々」の双方を含む概念を意味する(図1参照)。
【0089】また、上述の実施の形態においては、4個
の液晶セル群1を同時に加工可能なセルギャップ調整装
置2を示したが、同時に加工対象とすることができる液
晶セル群1の個数は、これに限られるものではない。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
一以上の液晶セルのセルギャップを正確かつ迅速に調整
することができるセルギャップ調整装置、加圧封止装置
及び液晶表示装置の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセルギャップ調整装置において加工の
対象となる液晶セル群の構成の一例を模式的に示す説明
図で、(a)は平面図、(b)は(a)におけるA−
A'線視断面図である。
【図2】本発明のセルギャップ調整装置の一の実施の形
態を模式的に示す断面図である。
【図3】本発明のセルギャップ調整装置の他の実施の形
態を模式的に示す断面図である。
【図4】本発明のセルギャップ調整装置の一の実施の形
態に用いられる液晶セル群をセルギャップ調整装置に取
り付けた状態における、液晶セル群と密閉用シールとの
位置関係を模式的に示す平面図である。
【図5】本発明のセルギャップ調整装置の一の実施の形
態の機能を模式的に示すブロック図であり、(a)は、
PCによる圧力指示、伝達のための機能構成の一例、
(b)は、同PC中のセルギャップ検出部の具体的構成
の一例をそれぞれ示す。
【図6】本発明のセルギャップ調整装置の一の実施の形
態に用いられる密閉用シールの他の例を示す断面図であ
る。
【図7】本発明の一の変形例におけるセルギャップ検出
部の構成の一例を示すブロック図である。
【図8】図7に示す変形例において分光器により測定さ
れる分光特性の一例を示すグラフである。
【図9】本発明の他の変形例におけるにおける液晶セル
群と密閉用シールとの位置関係を示す平面図である。
【図10】従来の、封止材への紫外線の照射の態様の一
例を示す断面図である。
【図11】図9に示す変形例における液晶セル群の開口
近傍及び密閉用シールの構成の一例を示す平面図であ
る。
【図12】本発明のさらに他の変形例及びその効果を説
明するための平面図である。
【図13】従来の加圧装置の一例を示す断面図である。
【図14】従来の加圧装置の他の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…液晶セル群(液晶セル) 1a…液晶セル 1A…最も基板面積が大きい液晶セル群 1B…最も基板面積が小さい液晶セル群 1C…検出セル 11,12…基板 13…シール材 13a…開口部 14…液晶 15…封止材 2…セルギャップ調整装置 3…支持手段 30(301a,301b,302a〜302e)…支
持治具 301(301a,301b)…透明支持治具 302(302a〜302e)…不透明支持治具 31…平面部 32…密閉用シール 33…偏光板 40…流体供給用管 50…加圧手段 60…光源 61…光源支持用治具 65…液晶セル固定用加圧部材 66…軸 70…カラーCCDカメラ 80…PC 81,81'…セルギャップ検出部 81a…変換部 81b…テーブル 81c…波長検出部 81d…演算部 82…記憶部 83…演算部 84…圧力指示部 90…板状部材 91…間紙 L…封止材の紫外線照射方向における長さ P…基板の縁部と密閉用シールとの距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA01 FA11 FA30 HA12 HA28 MA17 2H089 NA25 QA14 TA12 TA18 2H091 FA02X FA41Z FC29 LA30

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体形状を有するとともにその枠壁の所
    定箇所に開口部を有するシール材を介して貼り合わせた
    一対の基板間に液晶を注入した液晶セルにおける、前記
    一対の基板間の厚さ(セルギャップ)を調整するセルギ
    ャップ調整装置であって、 一以上の前記液晶セルをそれぞれ挟持して支持する一対
    以上の支持治具、並びに、前記液晶セル及び前記支持治
    具の間に配設され、前記液晶セルの一対の基板の両外表
    面と前記一対の支持治具の前記液晶セルに対向する表面
    とその(密閉用シールの)内面とによって密閉空間を形
    成する枠体形状の密閉用シールを有する支持手段と、 前記密閉空間に導入する流体の圧力によって、前記液晶
    セルの一対の基板の両外表面を一斉に加圧する加圧手段
    とを具備することを特徴とするセルギャップ調整装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶セルが、前記一対の基板を、複
    数の前記枠体形状のシール材を互いに重なることなく平
    面的に介して貼り合わせて形成した複数のセルのそれぞ
    れに液晶を注入した構成の液晶セル群である請求項1に
    記載のセルギャップ調整装置。
  3. 【請求項3】 一以上の前記液晶セルのうち、セルギャ
    ップの検出用セルとして特定した一以上の液晶セル(検
    出セル)のセルギャップを検出し、検出したセルギャッ
    プに基づき前記液晶セルの一対の基板の両外表面を加圧
    する圧力を算出し、この圧力に関する信号を前記加圧手
    段に指示、伝達する制御手段をさらに具備する請求項1
    又は2に記載のセルギャップ調整装置。
  4. 【請求項4】 前記検出セルを挟持して支持する一対の
    支持治具(一対の検出支持治具)のうちの一方の検出支
    持治具の前記検出セルに対向する表面とは反対側の表面
    に配設した光源をさらに具備するとともに、 前記制御手段が、他方の前記検出支持治具側の外方に配
    設され、前記光源から出射され前記検出セルを通過した
    透過光を検知する検光部と、前記検光部による検知結果
    に基づいてセルギャップを検出するセルギャップ検出部
    と、検出したセルギャップと目標値とを比較し、比較結
    果に基づいて算出した前記液晶セルの一対の基板の両外
    表面を加圧する圧力に関する信号を前記加圧手段に指
    示、伝達する圧力指示部とを有する請求項3に記載のセ
    ルギャップ調整装置。
  5. 【請求項5】 前記圧力指示部が、前記セルギャップが
    目標値より大きい場合、前記圧力を増加させるべき信号
    を前記加圧手段に指示、伝達する一方、前記セルギャッ
    プが目標値より小さい場合、前記圧力を減少させるべき
    信号を前記加圧手段に指示、伝達する請求項4に記載の
    セルギャップ調整装置。
  6. 【請求項6】 前記セルギャップ検出部が、前記検光部
    によって検知された前記透過光の色度座標に基づいて前
    記セルギャップを検出する請求項4又は5に記載のセル
    ギャップ調整装置。
  7. 【請求項7】 前記セルギャップ検出部が、前記検光部
    によって検知された前記透過光の分光特性に基づいて前
    記セルギャップを検出する請求項4又は5に記載のセル
    ギャップ調整装置。
  8. 【請求項8】 前記セルギャップ検出部が、その(前記
    透過光の)透過率が極小値又は極大値となる前記透過光
    の波長を検知し、この波長を用いて所定の演算を行うこ
    とにより前記セルギャップを検出する請求項7に記載の
    セルギャップ調整装置。
  9. 【請求項9】 前記一方の検出支持治具の、前記検出セ
    ルの基板の外表面と対向する表面の少なくとも一部が、
    光透過性を有する材料により形成されてなる請求項4〜
    8のいずれかに記載のセルギャップ調整装置。
  10. 【請求項10】 前記一対以上の支持治具が、相互に間
    隔をもって積層された一対以上の板状部材から構成さ
    れ、前記一対以上の板状部材の間に液晶セルをそれぞれ
    挟持して支持する請求項1〜9のいずれかに記載のセル
    ギャップ調整装置。
  11. 【請求項11】 前記一対以上の板状部材のうち、その
    間に液晶セルを介することなく直接的に隣接する板状部
    材の、互いに対向する外表面間に配設された、その(液
    晶セル固定用加圧部材の)内部に流体が供給されること
    が可能な袋状の弾性部材から構成され、供給される流体
    の圧力により隣接する板状部材の互いに対向する外表面
    を加圧し得る液晶セル固定用加圧部材をさらに具備する
    請求項10に記載のセルギャップ調整装置。
  12. 【請求項12】 前記検出セルが、一以上の前記液晶セ
    ルのうち、相互に間隔をもって積層された一対以上の前
    記板状部材のうち端に位置する一対の前記板状部材によ
    って挟持、支持される液晶セルである請求項10又は1
    1に記載のセルギャップ調整装置。
  13. 【請求項13】 前記密閉用シールが、前記一対の基板
    面に対して略垂直な方向からみて前記シール材と重なる
    部分を有する請求項1〜12のいずれかに記載のセルギ
    ャップ調整装置。
  14. 【請求項14】 前記シール材の開口部近傍の前記液晶
    セルの基板の縁部から前記密閉用シールまでの距離が、
    1mm以上である請求項1〜13のいずれかに記載のセ
    ルギャップ調整装置。
  15. 【請求項15】 前記密閉用シールの、前記シール材の
    前記開口部近傍の部分が、前記開口部から遠ざかる方向
    に窪んだ窪み形状を有する請求項1〜14のいずれかに
    記載のセルギャップ調整装置。
  16. 【請求項16】 前記一対の支持治具の前記液晶セルに
    対向する面と、前記密閉用シールの内面と、前記密閉用
    シールによって囲まれる前記液晶セルの基板の両外表面
    のうちの一部の領域とによって密閉空間を形成する請求
    項1〜15のいずれかに記載のセルギャップ調整装置。
  17. 【請求項17】 前記密閉用シールによって囲まれる前
    記液晶セルの基板面のうちの一部の領域の面積が、前記
    基板面の面積の1/3以上である請求項16に記載のセ
    ルギャップ調整装置。
  18. 【請求項18】 一対以上の前記支持治具が、相互に基
    板の大きさが異なる一以上の液晶セルをそれぞれ支持す
    ることが可能であるとともに、前記密閉用シールが、一
    対以上の前記支持治具に支持されるすべての前記液晶セ
    ルを構成する前記基板面に接触する請求項1〜17のい
    ずれかに記載のセルギャップ調整装置。
  19. 【請求項19】 請求項3〜18のいずれかに記載のセ
    ルギャップ調整装置と、 前記セルギャップ調整装置により前記検出セルのセルギ
    ャップが目標値と略同一に調整された段階で、一以上の
    前記液晶セルの前記シール材の前記開口部近傍に封止材
    を塗布する封止材塗布手段と、 一以上の前記液晶セルの前記一対の基板間に引き込まれ
    た前記封止材の少なくとも一部を硬化させるとともに、
    前記封止材の硬化を前記液晶セルの基板表面に対して略
    垂直な方向に進行させる封止材硬化手段とを具備するこ
    とを特徴とする加圧封止装置。
  20. 【請求項20】 前記封止材が、光硬化性を有するとと
    もに、前記封止材硬化手段が、前記封止材に対し、一以
    上の前記液晶セルの基板面に対して略垂直な方向から光
    を照射する請求項19に記載の加圧封止装置。
  21. 【請求項21】 枠体形状を有するとともにその枠壁の
    所定箇所に開口部を有するシール材を介して貼り合わせ
    た一対の基板間に液晶を注入して液晶セルを形成する液
    晶注入工程と、前記液晶セルのセルギャップを調整する
    セルギャップ調整工程と、前記液晶セルのセルギャップ
    が目標値と略同一となった段階で前記シール材の前記開
    口部を封止する封止工程とを有する液晶表示装置の製造
    方法であって、 前記セルギャップ調整工程が、一対以上の支持治具によ
    って一以上の前記液晶セルをそれぞれ挟持して支持させ
    るとともに、前記液晶セル及び前記支持治具の間に配設
    した密閉用シールの内面と、前記液晶セルの一対の基板
    の両外表面と、前記一対の支持治具の前記液晶セルに対
    向する表面とによって密閉空間を形成する工程と、前記
    密閉空間に流体を導入し、導入された流体の圧力によっ
    て前記液晶セルの一対の基板の両外表面を一斉に加圧す
    る加圧工程とを含むことを特徴とする液晶表示装置の製
    造方法。
  22. 【請求項22】 前記セルギャップ調整工程が、一以上
    の前記液晶セルのうち、セルギャップの検出用セルとし
    て特定した一以上の液晶セル(検出セル)のセルギャッ
    プを検出し、検出したセルギャップに基づき前記液晶セ
    ルの一対の基板の両外表面を加圧する圧力を算出し、こ
    の圧力に関する信号を前記加圧手段に指示、伝達するこ
    とを含む請求項21に記載の液晶表示装置の製造方法。
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