JPH10311981A - 液晶表示素子の製造方法および製造装置 - Google Patents
液晶表示素子の製造方法および製造装置Info
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- JPH10311981A JPH10311981A JP12436997A JP12436997A JPH10311981A JP H10311981 A JPH10311981 A JP H10311981A JP 12436997 A JP12436997 A JP 12436997A JP 12436997 A JP12436997 A JP 12436997A JP H10311981 A JPH10311981 A JP H10311981A
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- Japan
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- liquid crystal
- gap
- crystal display
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スペーサを挿入しない場合に、凹みのギャッ
プむらと膨らみのギャップむらの、いずれに対しても有
効に、ギャップ間隔を適正値にすることができるように
する。 【解決手段】 液晶表示パネル5は、基板1,2を対向
させ、両者間の周囲部分の一部を液晶注入口として残し
て、他の周囲部分にシール剤4を装填し、液晶注入口か
ら基板1,2間に液晶3を注入したものとする。この液
晶表示パネル5を真空チャック10でチャッキングした
状態で、ギャップセンサ30により基板1,2間のギャ
ップ間隔を測定し、ギャップコントローラ40におい
て、その測定値を基準値と比較する。圧力コントローラ
50が、ギャップコントローラ40の出力に応じてシリ
ンダ20を制御して、測定値が基準値より大きいときに
は、ギャップ間隔を圧縮するように基板1,2を内側に
動かし、測定値が基準値より小さいときには、真空チャ
ック10の真空吸引を利用して、ギャップ間隔を伸長す
るように基板1,2を外側に動かす。
プむらと膨らみのギャップむらの、いずれに対しても有
効に、ギャップ間隔を適正値にすることができるように
する。 【解決手段】 液晶表示パネル5は、基板1,2を対向
させ、両者間の周囲部分の一部を液晶注入口として残し
て、他の周囲部分にシール剤4を装填し、液晶注入口か
ら基板1,2間に液晶3を注入したものとする。この液
晶表示パネル5を真空チャック10でチャッキングした
状態で、ギャップセンサ30により基板1,2間のギャ
ップ間隔を測定し、ギャップコントローラ40におい
て、その測定値を基準値と比較する。圧力コントローラ
50が、ギャップコントローラ40の出力に応じてシリ
ンダ20を制御して、測定値が基準値より大きいときに
は、ギャップ間隔を圧縮するように基板1,2を内側に
動かし、測定値が基準値より小さいときには、真空チャ
ック10の真空吸引を利用して、ギャップ間隔を伸長す
るように基板1,2を外側に動かす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示素子の
製造方法および製造装置、特に液晶表示パネルの一対の
基板間のギャップ間隔を適正値に制御する方法および装
置に関する。
製造方法および製造装置、特に液晶表示パネルの一対の
基板間のギャップ間隔を適正値に制御する方法および装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子では、それぞれ例えばガラ
スからなる一対の基板の互いに対向すべき面に、例えば
ITOからなる透明電極を形成し、さらに例えばポリイ
ミドからなる配向膜を形成して、一対の基板を対向さ
せ、両者間に液晶を注入するが、一対の基板間のギャッ
プ間隔が適正でないと、画質むらや画質不良を生じる。
スからなる一対の基板の互いに対向すべき面に、例えば
ITOからなる透明電極を形成し、さらに例えばポリイ
ミドからなる配向膜を形成して、一対の基板を対向さ
せ、両者間に液晶を注入するが、一対の基板間のギャッ
プ間隔が適正でないと、画質むらや画質不良を生じる。
【0003】画質むらや画質不良の原因となるギャップ
むらは、材料基板の反りや重ね合わせ条件、液晶を注入
する条件、液晶を注入した基板を封止する封止剤の硬化
条件など、製造プロセスにおける各種ファクタによって
複雑に左右されるが、ギャップ間隔を正確に適正値に制
御しないと、歩留まりの低下による製造コストの上昇に
繋がる。
むらは、材料基板の反りや重ね合わせ条件、液晶を注入
する条件、液晶を注入した基板を封止する封止剤の硬化
条件など、製造プロセスにおける各種ファクタによって
複雑に左右されるが、ギャップ間隔を正確に適正値に制
御しないと、歩留まりの低下による製造コストの上昇に
繋がる。
【0004】従来、ギャップ間隔を制御するために、有
効画面内にスペーサを配列ないし散布する方法が採られ
ている。また、特開平4−172322号や特開平7−
181506号には、スペーサ(ギャップ材)を挿入す
るとともに、一対の基板に外側から機械的圧力を加える
方法が示されている。
効画面内にスペーサを配列ないし散布する方法が採られ
ている。また、特開平4−172322号や特開平7−
181506号には、スペーサ(ギャップ材)を挿入す
るとともに、一対の基板に外側から機械的圧力を加える
方法が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有効画
面内にスペーサを配列ないし散布する方法は、スペーサ
による画質の低下を招き、かつスペーサ自体が新たなダ
スト発生源となる欠点があるとともに、ギャップ間隔が
小さくなる凹みのギャップむらに対しては有効に作用し
て、ギャップ間隔が小さくなるのを阻止できるが、ギャ
ップ間隔が大きくなる膨らみのギャップむらに対しては
有効に作用せず、ギャップ間隔が大きくなるのを阻止で
きない。
面内にスペーサを配列ないし散布する方法は、スペーサ
による画質の低下を招き、かつスペーサ自体が新たなダ
スト発生源となる欠点があるとともに、ギャップ間隔が
小さくなる凹みのギャップむらに対しては有効に作用し
て、ギャップ間隔が小さくなるのを阻止できるが、ギャ
ップ間隔が大きくなる膨らみのギャップむらに対しては
有効に作用せず、ギャップ間隔が大きくなるのを阻止で
きない。
【0006】また、一対の基板に外側から機械的圧力を
加える方法は、特開平4−172322号や特開平7−
181506号に示されているようにスペーサを挿入す
る場合には、上述したようにスペーサによる画質の低下
を招き、かつスペーサ自体が新たなダスト発生源となる
欠点があるとともに、スペーサを挿入しない場合には、
ギャップ間隔が大きくなる膨らみのギャップむらに対し
ては有効に作用して、ギャップ間隔が大きくなるのを阻
止できるが、ギャップ間隔が小さくなる凹みのギャップ
むらに対しては有効に作用せず、ギャップ間隔が小さく
なるのを阻止できない。
加える方法は、特開平4−172322号や特開平7−
181506号に示されているようにスペーサを挿入す
る場合には、上述したようにスペーサによる画質の低下
を招き、かつスペーサ自体が新たなダスト発生源となる
欠点があるとともに、スペーサを挿入しない場合には、
ギャップ間隔が大きくなる膨らみのギャップむらに対し
ては有効に作用して、ギャップ間隔が大きくなるのを阻
止できるが、ギャップ間隔が小さくなる凹みのギャップ
むらに対しては有効に作用せず、ギャップ間隔が小さく
なるのを阻止できない。
【0007】そこで、この発明は、スペーサを挿入しな
い場合に、凹みのギャップむらと膨らみのギャップむら
の、いずれに対しても有効に、ギャップ間隔を適正値に
することができるようにしたものである。
い場合に、凹みのギャップむらと膨らみのギャップむら
の、いずれに対しても有効に、ギャップ間隔を適正値に
することができるようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の液晶表示素子
製造方法では、一対の基板間に液晶を注入した封止前の
液晶表示パネルをパネル挟持手段によって挟持した状態
で、上記一対の基板間のギャップ間隔を測定し、その測
定値が基準値より大きいときには、上記液晶表示パネル
に上記ギャップ間隔を圧縮する方向の正の圧力を加え、
上記測定値が上記基準値より小さいときには、上記液晶
表示パネルに上記ギャップ間隔を伸長する方向の負の圧
力を加えて、上記ギャップ間隔を適正値に制御し、その
状態で上記液晶表示パネルを封止する。
製造方法では、一対の基板間に液晶を注入した封止前の
液晶表示パネルをパネル挟持手段によって挟持した状態
で、上記一対の基板間のギャップ間隔を測定し、その測
定値が基準値より大きいときには、上記液晶表示パネル
に上記ギャップ間隔を圧縮する方向の正の圧力を加え、
上記測定値が上記基準値より小さいときには、上記液晶
表示パネルに上記ギャップ間隔を伸長する方向の負の圧
力を加えて、上記ギャップ間隔を適正値に制御し、その
状態で上記液晶表示パネルを封止する。
【0009】また、この発明の液晶表示素子製造装置で
は、一対の基板間に液晶を注入した封止前の液晶表示パ
ネルを挟持するパネル挟持手段と、このパネル挟持手段
を介して上記液晶表示パネルに、上記一対の基板間のギ
ャップ間隔を圧縮する方向の正の圧力、または上記ギャ
ップ間隔を伸長する方向の負の圧力を加える圧力印加手
段と、上記ギャップ間隔を測定するギャップ間隔測定手
段と、このギャップ間隔測定手段による測定値を基準値
と比較して、上記液晶表示パネルに加える圧力の方向お
よび大きさを決定するギャップ制御手段と、このギャッ
プ制御手段の出力によって上記圧力印加手段を制御する
圧力制御手段と、この圧力制御手段の制御によって上記
圧力印加手段が上記ギャップ間隔を適正値にした状態で
上記液晶表示パネルを封止するパネル封止手段と、を設
ける。
は、一対の基板間に液晶を注入した封止前の液晶表示パ
ネルを挟持するパネル挟持手段と、このパネル挟持手段
を介して上記液晶表示パネルに、上記一対の基板間のギ
ャップ間隔を圧縮する方向の正の圧力、または上記ギャ
ップ間隔を伸長する方向の負の圧力を加える圧力印加手
段と、上記ギャップ間隔を測定するギャップ間隔測定手
段と、このギャップ間隔測定手段による測定値を基準値
と比較して、上記液晶表示パネルに加える圧力の方向お
よび大きさを決定するギャップ制御手段と、このギャッ
プ制御手段の出力によって上記圧力印加手段を制御する
圧力制御手段と、この圧力制御手段の制御によって上記
圧力印加手段が上記ギャップ間隔を適正値にした状態で
上記液晶表示パネルを封止するパネル封止手段と、を設
ける。
【0010】
【作用】上記の方法による、この発明の液晶表示素子製
造方法、または上記のように構成した、この発明の液晶
表示素子製造装置においては、ギャップ間隔の測定値が
基準値より大きいときには、一対の基板に正の圧力が加
えられて、すなわち一対の基板が内側に押されて、ギャ
ップ間隔が小さくされ、逆にギャップ間隔の測定値が基
準値より小さいときには、一対の基板に負の圧力が加え
られて、すなわち一対の基板が外側に引かれて、ギャッ
プ間隔が大きくされる。
造方法、または上記のように構成した、この発明の液晶
表示素子製造装置においては、ギャップ間隔の測定値が
基準値より大きいときには、一対の基板に正の圧力が加
えられて、すなわち一対の基板が内側に押されて、ギャ
ップ間隔が小さくされ、逆にギャップ間隔の測定値が基
準値より小さいときには、一対の基板に負の圧力が加え
られて、すなわち一対の基板が外側に引かれて、ギャッ
プ間隔が大きくされる。
【0011】したがって、スペーサを挿入しない場合に
おいて、凹みのギャップむらと膨らみのギャップむら
の、いずれに対しても有効に、ギャップ間隔を適正値に
することができる。
おいて、凹みのギャップむらと膨らみのギャップむら
の、いずれに対しても有効に、ギャップ間隔を適正値に
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の製造方法およ
び製造装置の一実施形態を示す。この実施形態の製造装
置は、後述するように基板1,2間に液晶3を注入し
た、封止前の液晶表示パネル5をチャッキングする真空
チャック10、この真空チャック10に連結したシリン
ダ20、基板1,2間のギャップ間隔を測定するギャッ
プセンサ30、このギャップセンサ30による測定値を
基準値と比較して、液晶表示パネル5に加える圧力の方
向および大きさを決定するギャップコントローラ40、
このギャップコントローラ40の出力に応じてシリンダ
20を制御する圧力コントローラ50、および封止剤デ
ィスペンサ60を備える。
び製造装置の一実施形態を示す。この実施形態の製造装
置は、後述するように基板1,2間に液晶3を注入し
た、封止前の液晶表示パネル5をチャッキングする真空
チャック10、この真空チャック10に連結したシリン
ダ20、基板1,2間のギャップ間隔を測定するギャッ
プセンサ30、このギャップセンサ30による測定値を
基準値と比較して、液晶表示パネル5に加える圧力の方
向および大きさを決定するギャップコントローラ40、
このギャップコントローラ40の出力に応じてシリンダ
20を制御する圧力コントローラ50、および封止剤デ
ィスペンサ60を備える。
【0013】封止前の液晶表示パネル5は、それぞれ例
えばガラスからなる基板1,2の互いに対向すべき面
に、例えばITOからなる透明電極を形成し、さらに例
えばポリイミドからなる配向膜を形成して、基板1,2
を対向させ、両者間の周囲部分の一部を液晶注入口とし
て残して、他の周囲部分に例えばUV樹脂(紫外線硬化
性樹脂)からなるシール剤4を装填して硬化させ、上記
の液晶注入口から基板1,2間に液晶3を注入したもの
である。この場合、液晶注入口では液晶注入時に付着し
た液晶部分3aを拭き取らずに残しておく。
えばガラスからなる基板1,2の互いに対向すべき面
に、例えばITOからなる透明電極を形成し、さらに例
えばポリイミドからなる配向膜を形成して、基板1,2
を対向させ、両者間の周囲部分の一部を液晶注入口とし
て残して、他の周囲部分に例えばUV樹脂(紫外線硬化
性樹脂)からなるシール剤4を装填して硬化させ、上記
の液晶注入口から基板1,2間に液晶3を注入したもの
である。この場合、液晶注入口では液晶注入時に付着し
た液晶部分3aを拭き取らずに残しておく。
【0014】真空チャック10には、真空にする基板2
側の部分と反対側の基板1側の部分に穴11を複数形成
し、それぞれの穴11に対応させて、光を利用したギャ
ップセンサ30を設けることによって、液晶表示パネル
5の希望する任意の箇所で基板1,2間のギャップ間隔
を測定できるようする。
側の部分と反対側の基板1側の部分に穴11を複数形成
し、それぞれの穴11に対応させて、光を利用したギャ
ップセンサ30を設けることによって、液晶表示パネル
5の希望する任意の箇所で基板1,2間のギャップ間隔
を測定できるようする。
【0015】上記の製造装置による製造方法では、真空
チャック10で液晶表示パネル5をチャッキングした状
態で、まず、ギャップセンサ30によって基板1,2間
のギャップ間隔を測定して、その測定値をギャップコン
トローラ40に取り込む。
チャック10で液晶表示パネル5をチャッキングした状
態で、まず、ギャップセンサ30によって基板1,2間
のギャップ間隔を測定して、その測定値をギャップコン
トローラ40に取り込む。
【0016】次に、ギャップコントローラ40におい
て、その測定値をあらかじめ定められた基準値と比較し
て、液晶表示パネル5に加える圧力の方向および大きさ
を決定する。この場合、ギャップコントローラ40は、
測定値が基準値より大きいときには、基板1,2にギャ
ップ間隔を圧縮する方向の正の圧力を、測定値と基準値
との差に応じた大きさで加えるものとし、逆に測定値が
基準値より小さいときには、基板1,2にギャップ間隔
を伸長する方向の負の圧力を、基準値と測定値との差に
応じた大きさで加えるものとする。
て、その測定値をあらかじめ定められた基準値と比較し
て、液晶表示パネル5に加える圧力の方向および大きさ
を決定する。この場合、ギャップコントローラ40は、
測定値が基準値より大きいときには、基板1,2にギャ
ップ間隔を圧縮する方向の正の圧力を、測定値と基準値
との差に応じた大きさで加えるものとし、逆に測定値が
基準値より小さいときには、基板1,2にギャップ間隔
を伸長する方向の負の圧力を、基準値と測定値との差に
応じた大きさで加えるものとする。
【0017】次に、このギャップコントローラ40の出
力が、圧力コントローラ50に供給されて、圧力コント
ローラ50が、ギャップコントローラ40の出力に応じ
てシリンダ20を制御する。
力が、圧力コントローラ50に供給されて、圧力コント
ローラ50が、ギャップコントローラ40の出力に応じ
てシリンダ20を制御する。
【0018】すなわち、ギャップセンサ30による測定
値が基準値より大きく、ギャップコントローラ40の出
力が正の圧力を加えることを示すときには、シリンダ2
0は、真空チャック10を介して、ギャップ間隔を圧縮
するように基板1,2を内側に、測定値と基準値との差
に応じた分だけ動かす。このとき、基板1,2間の液晶
3が一部、液晶部分3aの一部として液晶注入口に掃き
出される。
値が基準値より大きく、ギャップコントローラ40の出
力が正の圧力を加えることを示すときには、シリンダ2
0は、真空チャック10を介して、ギャップ間隔を圧縮
するように基板1,2を内側に、測定値と基準値との差
に応じた分だけ動かす。このとき、基板1,2間の液晶
3が一部、液晶部分3aの一部として液晶注入口に掃き
出される。
【0019】逆に、ギャップセンサ30による測定値が
基準値より小さく、ギャップコントローラ40の出力が
負の圧力を加えることを示すときには、シリンダ20
は、真空チャック10の真空吸引を利用して、ギャップ
間隔を伸長するように基板1,2を外側に、基準値と測
定値との差に応じた分だけ動かす。このとき、液晶注入
口の液晶部分3aが一部、液晶3の一部として基板1,
2間に入り込む。
基準値より小さく、ギャップコントローラ40の出力が
負の圧力を加えることを示すときには、シリンダ20
は、真空チャック10の真空吸引を利用して、ギャップ
間隔を伸長するように基板1,2を外側に、基準値と測
定値との差に応じた分だけ動かす。このとき、液晶注入
口の液晶部分3aが一部、液晶3の一部として基板1,
2間に入り込む。
【0020】このようにして、基板1,2間のギャップ
間隔は、基準値に対して所定範囲内の適正値に制御され
る。そして、このようにギャップ間隔が適正値にされた
ら、作業者によって、または装置の制御により機械的
に、液晶注入口の液晶部分3aを拭き取り、次に、作業
者によって、または装置の制御により自動的に、封止剤
ディスペンサ60から液晶部分3aが拭き取られた液晶
注入口に、上記のシール剤4と同様に例えばUV樹脂か
らなる封止剤7を塗布する。
間隔は、基準値に対して所定範囲内の適正値に制御され
る。そして、このようにギャップ間隔が適正値にされた
ら、作業者によって、または装置の制御により機械的
に、液晶注入口の液晶部分3aを拭き取り、次に、作業
者によって、または装置の制御により自動的に、封止剤
ディスペンサ60から液晶部分3aが拭き取られた液晶
注入口に、上記のシール剤4と同様に例えばUV樹脂か
らなる封止剤7を塗布する。
【0021】次に、ギャップ間隔を適正値に保持したま
ま、液晶注入口に塗布した封止剤を、例えば紫外線の照
射によって硬化させ、その硬化後、液晶表示パネル5を
真空チャック10から取り外す。
ま、液晶注入口に塗布した封止剤を、例えば紫外線の照
射によって硬化させ、その硬化後、液晶表示パネル5を
真空チャック10から取り外す。
【0022】上述した製造方法および製造装置によれ
ば、基板1,2間にスペーサを挿入しない場合におい
て、凹みのギャップむらと膨らみのギャップむらの、い
ずれに対しても有効に、ギャップ間隔を適正値にするこ
とができる。したがって、液晶表示素子の歩留まりが向
上し、製造コストを削減できるとともに、スペーサによ
る画質の低下やダストの発生を引き起こすことがない。
ば、基板1,2間にスペーサを挿入しない場合におい
て、凹みのギャップむらと膨らみのギャップむらの、い
ずれに対しても有効に、ギャップ間隔を適正値にするこ
とができる。したがって、液晶表示素子の歩留まりが向
上し、製造コストを削減できるとともに、スペーサによ
る画質の低下やダストの発生を引き起こすことがない。
【0023】しかも、パネル封止工程でギャップ間隔を
適正値に制御するので、材料基板の反りの許容値を拡大
することができ、材料費のコストタウンが可能になると
ともに、パネル封止工程前の製造工程でのギャップ間隔
の制御が不要になるので、基板重ね合わせ機などの設備
の精度の許容値を拡大することができ、設備費のコスト
タウンが可能になる。
適正値に制御するので、材料基板の反りの許容値を拡大
することができ、材料費のコストタウンが可能になると
ともに、パネル封止工程前の製造工程でのギャップ間隔
の制御が不要になるので、基板重ね合わせ機などの設備
の精度の許容値を拡大することができ、設備費のコスト
タウンが可能になる。
【0024】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、ス
ペーサを挿入しない場合に、凹みのギャップむらと膨ら
みのギャップむらの、いずれに対しても有効に、ギャッ
プ間隔を適正値にすることができ、液晶表示素子の歩留
まりが向上し、製造コストを削減できるとともに、材料
費および設備費のコストタウンも可能となる。
ペーサを挿入しない場合に、凹みのギャップむらと膨ら
みのギャップむらの、いずれに対しても有効に、ギャッ
プ間隔を適正値にすることができ、液晶表示素子の歩留
まりが向上し、製造コストを削減できるとともに、材料
費および設備費のコストタウンも可能となる。
【図1】この発明の製造方法および製造装置の一実施形
態を示す図である。
態を示す図である。
1,2…基板、3…液晶、3a…液晶部分、4…シール
剤、5…液晶表示パネル、7…封止剤、10…真空チャ
ック、20…シリンダ、30…ギャップセンサ、40…
ギャップコントローラ、50…圧力コントローラ、60
…封止剤ディスペンサ
剤、5…液晶表示パネル、7…封止剤、10…真空チャ
ック、20…シリンダ、30…ギャップセンサ、40…
ギャップコントローラ、50…圧力コントローラ、60
…封止剤ディスペンサ
Claims (2)
- 【請求項1】一対の基板間に液晶を注入した封止前の液
晶表示パネルをパネル挟持手段によって挟持した状態
で、上記一対の基板間のギャップ間隔を測定し、 その測定値が基準値より大きいときには、上記液晶表示
パネルに上記ギャップ間隔を圧縮する方向の正の圧力を
加え、上記測定値が上記基準値より小さいときには、上
記液晶表示パネルに上記ギャップ間隔を伸長する方向の
負の圧力を加えて、上記ギャップ間隔を適正値に制御
し、 その状態で上記液晶表示パネルを封止する液晶表示素子
製造方法。 - 【請求項2】一対の基板間に液晶を注入した封止前の液
晶表示パネルを挟持するパネル挟持手段と、 このパネル挟持手段を介して上記液晶表示パネルに、上
記一対の基板間のギャップ間隔を圧縮する方向の正の圧
力、または上記ギャップ間隔を伸長する方向の負の圧力
を加える圧力印加手段と、 上記ギャップ間隔を測定するギャップ間隔測定手段と、 このギャップ間隔測定手段による測定値を基準値と比較
して、上記液晶表示パネルに加える圧力の方向および大
きさを決定するギャップ制御手段と、 このギャップ制御手段の出力によって上記圧力印加手段
を制御する圧力制御手段と、 この圧力制御手段の制御によって上記圧力印加手段が上
記ギャップ間隔を適正値にした状態で上記液晶表示パネ
ルを封止するパネル封止手段と、 を備える液晶表示素子製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12436997A JPH10311981A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 液晶表示素子の製造方法および製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12436997A JPH10311981A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 液晶表示素子の製造方法および製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10311981A true JPH10311981A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14883703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12436997A Abandoned JPH10311981A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 液晶表示素子の製造方法および製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10311981A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020089782A (ko) * | 2001-05-24 | 2002-11-30 | 삼성전자 주식회사 | 액정 표시 장치용 인라인 시스템 및 이를 이용하는 액정표시 장치의 제조 방법 |
KR100750926B1 (ko) * | 2001-05-18 | 2007-08-22 | 삼성전자주식회사 | 액정 주입 장치 및 이를 사용한 액정 표시 장치의 제조 방법 |
JP2011100118A (ja) * | 2009-10-07 | 2011-05-19 | Sony Chemical & Information Device Corp | 接着装置、板状接着体の製造方法 |
JP2014078044A (ja) * | 2008-03-17 | 2014-05-01 | Swatch Group Research & Development Ltd | 低電力部分表示モードで動作可能な表示デバイス |
-
1997
- 1997-05-14 JP JP12436997A patent/JPH10311981A/ja not_active Abandoned
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