JP2002163518A - 予約サーバ,ユーザ端末及び予約システム並びに予約方法 - Google Patents

予約サーバ,ユーザ端末及び予約システム並びに予約方法

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JP2002163518A
JP2002163518A JP2000356555A JP2000356555A JP2002163518A JP 2002163518 A JP2002163518 A JP 2002163518A JP 2000356555 A JP2000356555 A JP 2000356555A JP 2000356555 A JP2000356555 A JP 2000356555A JP 2002163518 A JP2002163518 A JP 2002163518A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予約システムにおいて、サービス提供者がユ
ーザに、リアルタイムでユーザの近くの店舗のサービス
及び予約状況や、そのサービスの開始・終了時刻及びそ
のサービスに要する時間を通知し、又は、ユーザの都合
の良い時間帯にそのサービスの代替イベントを提案する
ことができる、予約サーバを提供する。 【解決手段】 予約サーバ2が、要予約サービスとその
予約状況とを含む店舗情報を保持する保持部25と、要
予約サービスを代替するイベントに関する代替イベント
情報を出力するNT12と、ユーザの希望サービス等を
受信する受信部16aと、保持部25に保持された店舗
情報とNT12から出力された代替イベント情報とを受
信部16aにて受信した希望サービス等に基づいて選択
的に読み出す予約管理部26と、予約管理部26にて読
み出された店舗情報又は代替イベント情報をユーザ端末
1に対して送信する送信部16bとをそなえて構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ユーザ接
客用の窓口を有する映画館,遊園地などにおけるチケッ
ト購入,予約又はレストランなどにおけるサービス予約
に用いて好適な、予約サーバ,ユーザ端末及び予約シス
テム並びに予約方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ユーザが、映画館,劇場,遊園
地又は交通機関などのチケットを入手するときは、チケ
ット売場に並んで直接購入したり、電話やインターネッ
トを用いて予約する。そして、ユーザは、例えば自分が
希望する映画館のチケットを、ユーザ接客用の窓口(ユ
ーザ窓口,以下、窓口と略称することがある)にて、オ
ペレータ(チケットの売り手)又は発券機により購入
し、又は、鉄道の乗車券や航空券を購入する。
【0003】また、ユーザは、電話やインターネットな
どの遠隔的アクセス手段を介した予約(以下、遠隔的ア
クセス手段を介した予約と称することがある)を用いて
予約することも多い。例えば、電話予約は、コンサート
チケット,スポーツチケットのほか、レストランの座席
予約などにも広く利用されている。オペレータの端末又
は発券機は、発券状況を把握するために、チケット予約
を管理するサーバにアクセスし、ユーザに対応するよう
になっている。また、電話予約においては、ホストサー
バは、遠距離のユーザ端末や回線を介して、ユーザの希
望するチケットを予約し発券するようになっている。
【0004】ここで、よく知られているように、窓口前
の人の列,発券機の利用及び遠隔的アクセス手段を介し
た予約呼のそれぞれにおいては、待ち行列が発生する。
この待ち行列は、チケット売場のほかに、会計レジ,銀
行の窓口,現金自動支払機など種々の場所において見い
出される現象である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
がチケットの購入や予約をするためには、ユーザは、窓
口に並び、オペレータと一対一に対応しなければならな
い。また、ユーザは、遊園地のアトラクション(観覧
車,ジェットコースターなど)を利用したり、例えばバ
ーゲン品購入のように、直接並ぶ必要があるサービスを
受けるためには、ユーザは、そのアトラクションが設け
られた場所に行き、その窓口に並ぶことを半ば強制され
る。
【0006】このため、従来の予約システムにおいて、
ユーザは、以下の(1−1)〜(1−5)に示す課題を
有し、また、店舗は、(2−1)〜(2−5)に示す課
題を有する。 (1−1)ユーザは、列に並んでいる間、その行動が制
限される。すなわち、ユーザは、並んでいる間その場所
を離れることができない。ユーザは、例えば30分間、
拘束されると、その間は、何もすることができない。
【0007】(1−2)ユーザは、自分が並んでいる列
において、混雑具合を認識できるが、自分がサービス
(予約を要する要予約サービス)を受けられるか否かに
ついては判断することができない。例えば、映画のチケ
ットが、自分の前で満席になるか否かについては、ユー
ザは知ることができない。 (1−3)遠隔的アクセス手段を介した予約は、ユーザ
から、サーバに対してアクセスして予約しなければなら
ない。従って、サーバからユーザに対しては、予約の機
会が設けられることはない。
【0008】(1−4)遠隔的アクセス手段を介した予
約は、ユーザは予約するときに、サーバから他のサービ
スの案内や広告を受信しても、ユーザは、それらのサー
ビスを距離的又は時間的に受けられるか否かについて知
ることができない。また、距離的又は時間的に実行不可
能なサービスを案内されることは、ユーザにとって、時
間又は通信費などの観点から、コストの無駄である。
【0009】(1−5)ユーザは、予約が満席であった
とき、ユーザが希望するサービスの代わりのサービス
(以下、代替サービスと称することがある)を自分自身
で探す必要がある。一方、店舗は、次のような課題を有
する。 (2−1)店舗は、常に、オペレータを一定数配置し、
又は、発券機の釣り銭やチケット用紙を用意しなければ
ならない。
【0010】(2−2)店舗は、例えば人気商品を購入
するために開店前から窓口前に並んでいるユーザ数又は
待ち行列の長さをカウントして、サービスを受けられな
い可能性があるユーザに対して、店舗がその旨をユーザ
に通知しなければならない。 (2−3)店舗は、多数のユーザが待っている場合は窓
口業務を迅速に行なう必要がある。このため、店舗は、
ユーザを待たせている間、ユーザに対して、例えば予約
以外のサービスなどを提供できない。
【0011】(2−4)店舗は、その店舗の場所の近く
にいて店舗のサービスを利用できる範囲にいるユーザの
みを選択して、その選択したユーザに対してサービス状
況を送信することができない。 (2−5)遠隔的アクセス手段を介した予約の場合、店
舗は、予約時にユーザがどこにいるのかを知ることがで
きない。従って、店舗は、ユーザの現在地の近くで提供
されている他のサービス(又はそのサービス状況)をユ
ーザに通知しても、ユーザがそれらのサービスを距離的
・時間的に受けられるか否かを認識できない。このた
め、店舗からユーザヘの情報提供に対するユーザの利用
度は高くない。
【0012】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、サービス提供者がユーザに、リアルタイムで
ユーザの近くの店舗のサービス及び予約状況や、そのサ
ービスの開始・終了時刻及びそのサービスに要する時間
を通知し、又は、ユーザの都合の良い時間帯にそのサー
ビスの代替イベントを提案することができる、予約サー
バ,ユーザ端末及び予約システム並びに予約方法を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の予約
サーバは、予約を要する要予約サービスと要予約サービ
スの予約状況とを含む店舗・施設情報を保持する保持部
と、要予約サービスを代替するイベントに関する代替イ
ベント情報を出力する代替イベント情報出力部と、ユー
ザ端末から送信された、ユーザが希望する希望サービス
又は希望イベントを受信する受信部と、保持部に保持さ
れた店舗・施設情報と、代替イベント情報出力部から出
力された代替イベント情報とを、受信部にて受信した希
望サービス又は希望イベントに基づいて選択的に読み出
す予約管理部と、予約管理部にて読み出された店舗・施
設情報又は代替イベント情報のうち少なくとも一方をユ
ーザ端末に対して送信する送信部とをそなえて構成され
たことを特徴としている(請求項1)。
【0014】また、本発明の予約サーバは、予約を要す
る要予約サービスと要予約サービスの予約状況とを含む
店舗・施設情報を保持する保持部と、店舗・施設情報の
予約状況に応じた店舗・施設の対応に関する対応手法デ
ータを保持する対応テーブルと、保持部に保持された予
約状況に基づいて、対応テーブルに保持された対応手法
データから所望の対応手法データを選択し、その選択し
た対応手法データを他の店舗・施設に対して通知する店
舗対応選択部とをそなえて構成されたことを特徴として
いる(請求項2)。
【0015】さらに、本発明のユーザ端末は、予約サー
バに保持された、店舗・施設情報又は代替イベント情報
のうち少なくとも一方を受信する受信部と、受信部にて
受信された店舗・施設情報又は代替イベント情報を表示
する表示部と、表示部に表示された店舗・施設情報又は
代替イベント情報のうちユーザが希望する希望サービス
又は希望イベントを選択する選択部と、選択部にて選択
された希望サービス又は希望イベントを予約サーバに対
して送信する送信部とをそなえて構成されたことを特徴
としている(請求項3)。
【0016】さらに、本発明の予約システムは、データ
を送受信するユーザ端末と、ユーザ端末と無線ネットワ
ークを介して接続され、店舗・施設情報又は代替イベン
ト情報のうち少なくとも一方をユーザ端末に出力しうる
予約サーバとをそなえ、予約サーバが、店舗・施設情報
を保持する保持部と、代替イベント情報を出力する代替
イベント情報出力部と、ユーザ端末から送信された、ユ
ーザが希望する希望サービス又は希望イベントを受信す
る第1受信部と、保持部に保持された店舗・施設情報
と、代替イベント情報出力部から出力された代替イベン
ト情報とを、第1受信部にて受信した希望サービス又は
希望イベントに基づいて選択的に読み出す予約管理部
と、予約管理部にて読み出された店舗・施設情報又は代
替イベント情報のうち少なくとも一方をユーザ端末に対
して送信する第1送信部とをそなえ、さらに、ユーザ端
末が、予約サーバの前記第1送信部から送信された、店
舗・施設情報又は代替イベント情報のうち少なくとも一
方を受信する第2受信部と、第2受信部にて受信された
店舗・施設情報又は代替イベント情報を表示する表示部
と、表示部に表示された店舗・施設情報又は代替イベン
ト情報のうちユーザが希望する希望サービス又は希望イ
ベントを選択する選択部と、選択部にて選択された希望
サービス又は希望イベントを予約サーバに対して送信す
る第2送信部とをそなえて構成されたことを特徴として
いる(請求項4)。
【0017】そして、本発明の予約方法は、予約サーバ
が、店舗・施設情報又は代替イベント情報のうち少なく
とも一方を、ユーザ端末に対して送信する第1送信ステ
ップと、ユーザ端末が、第1送信ステップにて送信され
た店舗・施設情報又は代替イベント情報のうちユーザが
希望する希望サービス又は希望イベントを予約サーバに
対して送信する予約ステップと、予約サーバが、予約ス
テップにて送信された希望サービス又は希望イベントに
基づいて、店舗・施設情報と、要予約サービスを代替す
るイベントに関する代替イベント情報とのうち少なくと
も一方を選択する選択ステップと、予約サーバが、選択
ステップにて選択された店舗・施設情報又は代替イベン
ト情報を、ユーザ端末に対して送信する第2送信ステッ
プとをそなえて構成されたことを特徴としている(請求
項5)。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (A)本発明の第1実施形態の説明 図1は本発明を適用される予約システムの構成図であ
る。この図1に示す予約システム23は、店舗・施設を
予約するシステムであって、ユーザ端末1と、予約サー
バ2と、店舗・施設の一例としてのレストラン30とを
そなえて構成されている。ここで、店舗・施設とは、窓
口を有する店舗又は施設をいい、レストラン30のほ
か、飲食店,映画館,劇場,遊園地,銀行などの店舗
や、市役所,交通機関,公共機関,病院,病院の薬局な
どの施設を意味する。
【0019】そして、これらの店舗・施設のサービス
(要予約サービス)は、レストラン30又は飲食店がユ
ーザにランチ及びコーヒーなどを提供するサービスのほ
か、映画館又は劇場がユーザに映画又は演劇を鑑賞させ
るサービス,遊園地がユーザにアトラクションを利用さ
せるサービス,銀行の預金サービス,市役所がユーザに
住民票を交付するサービス,交通機関が客車にて人・物
を輸送するサービス,公共機関が税金申告を受け付ける
サービス,病院が患者を診察するサービス,薬局が患者
に薬を処方するサービスである。
【0020】さらに、サービス(要予約サービス)は、
そのサービスの内容をも含む。レストラン30の料理メ
ニュー,価格,その日のお勧め料理及び低価格料理メニ
ューの有無などの料理情報や、開店・閉店時間などは、
要予約サービスに含まれる。映画館又は劇場について
も、映画名又は芝居名,その開始・終了時刻などの情報
がサービスに含まれる。加えて、アトラクションの説
明,預金商品の説明,受け付け時間,時刻及び料金に関
する情報,申告期間の情報,内科外科など専門種別そし
て、薬剤名などが、それぞれ、上記サービスに含まれ
る。
【0021】また、予約とは、各サービスに対応して、
それぞれ、特定日時におけるレストラン30又は飲食店
の座席の確保、映画又は演劇の座席の確保、遊園地のア
トラクション利用券の確保、預金業務の整理券、住民票
を発行するときの整理券、鉄道又は航空機の座席の確
保、納税の受け付け、診察又は薬受け取りの整理券など
を意味する。すなわち、以下の説明において、予約は、
整理券を交付するような待ち行列が発生する行為も含
む。
【0022】さらに、各サービスの空席数,混雑度(店
舗の混雑具合)又は各座席の有無は、予約状況と称され
ることがある。各サービスと予約状況とが店舗・施設情
報(以下、店舗情報と略称することがある。)として、
ユーザ端末1と予約サーバ2とを介して、ユーザと店舗
との間にて、送受信されるようになっている。なお、こ
れらの意味は、特に断らない限り、後述する第1実施形
態の各変形例や、第2〜第5実施形態においても、同様
の意味で使用する。
【0023】図1に示す予約システム23は、ユーザか
らの予約を受け付けるほかに、予約が満席になっている
ときには、ユーザに対して、代替イベント情報を提供す
るものである。すなわち、予約サーバ2がユーザ希望の
希望サービスを提供できないときは、予約サーバ2に保
持されたサービス情報から、代替イベント情報をユーザ
に提案するようになっている。
【0024】この代替イベント情報とは、要予約サービ
スを代替するイベント(代替イベント)に関するもので
あり、要予約サービスを代替するイベントとそのイベン
トの開始・終了時刻とを含む。この代替イベントとは、
ユーザに映画を鑑賞させるサービス,遊園地にてユーザ
にアトラクションを利用させるサービス,レストラン3
0、喫茶店にてランチ及びコーヒーなどを提供するサー
ビス,カラオケボックスの利用,ボーリング場の利用,
スーパーマーケットにおける安売りサービスなどを意味
する。従って、代替イベントと要予約サービスとは、相
互に、同一のイベント又はサービスを表す場合がある。
【0025】また、代替イベント情報は、要予約サービ
スを代替するイベントのほかに、そのイベントの内容を
も含む。すなわち、映画名や、アトラクションの説明
や、レストラン30又は喫茶店の料理メニュー,価格,
その日のお勧め料理及び低価格料理メニューの有無など
の料理情報や、カラオケボックスの時間帯割引情報や、
その日のタイムサービスが含まれる。
【0026】なお、第1実施形態においては、主に、レ
ストラン30を例にして説明する。後述する第1実施形
態の各変形例及び他の実施形態においては、映画館,鉄
道などを例にして説明する。図1に示すレストラン30
は、サービスを提供する店舗であり、予約サーバ2を介
して、ユーザ端末1に対して、店舗情報(料理情報,開
店・閉店時間,サービス品の有無などの要予約サービス
と、この要予約サービスの予約状況)が送信されるよう
になっている。
【0027】ここで、ユーザ端末1は、表示部1eを有
するとともに、データを送受信するものであり、例えば
携帯電話である。これにより、ユーザは、予約サーバ2
を介して、レストラン30と情報の受け渡しができるよ
うになっている。また、予約サーバ2は、ユーザ端末1
と無線ネットワーク3を介して接続され、予約を要する
要予約サービスと要予約サービスの予約状況とを含む店
舗・施設情報又は要予約サービスを代替するイベントに
関する代替イベント情報をユーザ端末1に出力しうるも
のである。この機能は、パーソナルコンピュータ又はワ
ークステーションと無線送受信機とによって実現され
る。
【0028】そして、予約サーバ2は、レストラン30
の予約のために、レストラン30の近辺に設けられ、ユ
ーザ端末1と相互にデータを送受信できるようになって
いる。また、予約サーバ2は、ユーザ端末1に対して、
要予約サービスを代替する代替イベント又は代替サービ
スについての開始・終了時刻を送信するようにもなって
いる。
【0029】無線ネットワーク3は、ユーザ端末1と予
約サーバ2との間においてデータを送受信するネットワ
ークである。そして、ユーザ端末1と予約サーバ2と
が、相互に、無線ネットワーク3によりデジタル化され
た店舗情報とユーザからの予約データとを送受信し、予
約サーバ2は、ユーザからの予約を受け付けることがで
きるようになっている。この無線ネットワーク3につい
ては、図5〜図13を用いて後述する。
【0030】次に、図2を用いて予約サーバ2について
説明する。図2は本発明の第1実施形態に係る予約サー
バ2のブロック図である。この図2に示す予約サーバ2
は、無線送受信機16と、予約状況保持部(保持部)2
5と、代替イベント情報出力部(ネットワークターミナ
ル、NTと略称することがある)12と、予約管理部2
6と、他予約状況通知部7とをそなえて構成されてい
る。また、予約サーバ2は、サーバネットワーク4とも
接続されており、ユーザ端末1と無線送受信するととも
に、サーバネットワーク4を介して、他の予約サーバ
(以下、他予約サーバと称することがある)19a〜1
9eのそれぞれと、データを送受信できるようになって
いる。
【0031】ここで、無線送受信機16は、ユーザ端末
1と無線データを送受信するものであって、アンテナ2
4aと受信部(第1受信部)16aと送信部(第1送信
部)16bとを有する。アンテナ24aは、無線信号を
送受信するものであり、受信部16aは、ユーザ端末1
から送信された、ユーザが希望する希望サービス又は希
望イベントを受信するものであり、送信部16bは、予
約管理部26にて読み出された店舗・施設情報又は代替
イベント情報をユーザ端末1に対して送信するものであ
る。これらの受信部16a,送信部16bは、それぞ
れ、無線復調回路,無線変調回路(ともに図示省略)を
有する。
【0032】また、予約状況保持部25は、店舗・施設
情報を保持するものであり、窓口又は遠隔的アクセス手
段を介して予約を要する要予約サービスと要予約サービ
スの座席数に関する予約状況とを含む店舗・施設情報を
保持するものである。ハードディスクによりこの機能は
実現される。代替イベント情報出力部12は、要予約サ
ービスを代替するイベントに関する代替イベント情報を
出力するものであり、要予約サービスを代替するイベン
トとイベントの開始・終了時刻とを含む代替イベント情
報を出力するものである。
【0033】また、この代替イベント情報出力部12
は、サーバネットワーク4を介して接続された他予約サ
ーバ19a〜19eが保持する他予約サーバ代替イベン
ト情報を代替イベント情報として出力する他予約サーバ
インターフェース部として構成されている。この代替イ
ベント情報出力部12は、代替イベント情報を予約管理
部26と他予約状況通知部7とに出力できるとともに、
以下に説明する予約管理部26とサーバネットワーク4
とを介して、受信部16aにて受信された希望サービス
又は希望イベントなどの情報を他予約サーバ19a〜1
9eに対して出力できるようになっている。
【0034】加えて、代替イベント情報出力部12は、
他予約サーバ19a〜19eからサーバネットワーク4
を介して送信された代替イベント情報(又は要予約イベ
ントを含む)を、予約管理部26と他予約状況通知部7
とに出力できるようになっている。すなわち、予約サー
バ2は、予約状況保持部25とネットワークターミナル
12とを有し、予約サーバ2自身が保持する情報と、他
予約サーバ19a〜19eが保持する情報との双方を、
ユーザ端末1に対して、送信できるようになっている。
【0035】なお、後述する第3実施形態においては、
この代替イベント情報出力部12の機能は、予約サーバ
2自身が有する保持部によって実現されるようになって
おり、その詳細については、後述する。さらに、予約管
理部26は、予約状況保持部25に保持された店舗・施
設情報と、代替イベント情報出力部12から出力された
代替イベント情報とを、受信部16aにて受信した希望
サービス又は希望イベントに基づいて選択的に読み出す
ものである。そして、予約管理部26は、受信部16a
にて復調された希望サービス又は希望イベントなどの情
報を、予約状況保持部25に書き込むことができるとと
もに、ネットワークターミナル12に対してその情報を
出力できるようになっている。
【0036】また、サーバネットワーク4は、予約サー
バ2と他予約サーバ19a〜19eとを接続するネット
ワークであり、有線又は無線により実現される。他予約
サーバ19a〜19eは、いずれも、予約サーバ2と同
様のものであり、これにより、予約サーバ2は、他予約
サーバ19a〜19eのそれぞれにアクセスできるよう
になっており、予約サーバ2自身が有する予約状況のほ
か、他予約サーバ19a〜19eがそれぞれ有する予約
状況を得ることができるのである。
【0037】他予約状況通知部7は、代替イベント情報
出力部12から出力された代替イベント情報のうち、予
約を要する要予約イベントの予約状況を送信部16bに
出力するものである。すなわち、他予約状況通知部7
が、他予約サーバインターフェース部(ネットワークタ
ーミナル12)が出力する他予約サーバ代替イベント情
報から、ユーザの予定,ユーザの場所などの条件を満た
す実行可能な他予約サーバ代替イベント情報を抽出して
送信部16bに出力するようになっている。
【0038】これにより、ユーザ端末1から送信された
無線信号は、アンテナ24aを介して、受信部16aに
て、復調されてユーザが希望する希望サービス又は希望
イベントなどの情報が出力され、予約管理部26にて、
その情報が予約状況保持部25に書き込まれ、また、ネ
ットワークターミナル12にその情報などが出力され
る。そして、ネットワークターミナル12にて、復調さ
れた希望サービス又は希望イベントなどの情報がサーバ
ネットワーク4に出力され、他予約サーバ19a〜19
eに送信されるのである。
【0039】一方、予約状況保持部25にて保持されて
いる店舗情報と、ネットワークターミナル12から出力
された代替イベント情報(又は要予約イベントを含む)
は、予約管理部26にて、受信部16aにて受信された
希望サービス又は希望イベントに基づいて選択的に読み
出され、また、ネットワークターミナル12から出力さ
れた代替イベント情報のうち、要予約イベントの予約状
況が送信部16bに出力される。
【0040】従って、予約サーバ2は、他予約サーバ1
9a〜19eから送信された代替イベント情報を中継し
てユーザ端末1に対して送信するとともに、ユーザ端末
1から送信された希望サービス又は希望イベントを、他
予約サーバ19a〜19eに対して出力する。このよう
に、予約サーバ2は、予約状況保持部25又は他予約サ
ーバ19a〜19eの予約状況をユーザ端末1に通知す
るとともに、ユーザ端末1からのユーザ予約を受け付け
ることができる。このため、予約サーバ2は、多種のサ
ービスを紹介できる。
【0041】次に、図3を用いて、他予約サーバ19a
〜19eについて説明する。図3は本発明の第1実施形
態に係るサーバネットワーク4の構成図である。この図
3に示すサーバネットワーク4には、レストラン30用
の予約サーバ2のほか、他予約サーバ19a〜19eが
それぞれ接続されている。ここで、他予約サーバ19
a,19b,19c,19d,19eは、それぞれ、映
画館、カラオケボックス、ボーリング場、喫茶店,別の
映画館に設けられた予約サーバである。そして、これら
の他予約サーバ19a〜19eは、店舗・施設情報と、
代替イベント情報とを保持する。
【0042】これにより、予約サーバ2,19a〜19
eは、相互に予約状況を知ることができるようになって
いる。ユーザが、予約サーバ19aにアクセスし、満席
により希望する映画チケットの予約ができなかったとき
は、予約サーバ19aは、予約サーバ19eにアクセス
して、チケット予約を仲介することもできる。そして、
ユーザ端末1と予約サーバ2との間において、本発明の
予約方法は、まず、予約サーバ2が、店舗・施設情報又
は代替イベント情報を、予約サーバ2と無線ネットワー
ク3を介して接続されたユーザ端末1に対して送信する
(第1送信ステップ)。
【0043】続いて、ユーザ端末1が、第1送信ステッ
プにて送信された店舗・施設情報又は代替イベント情報
のうちユーザが希望する希望サービス又は希望イベント
を予約サーバ2に対して送信する(予約ステップ)。次
に、予約サーバ2が、予約ステップにて送信された希望
サービス又は希望イベントに基づいて、店舗・施設情報
と、要予約サービスを代替するイベントに関する代替イ
ベント情報とを選択する(選択ステップ)。
【0044】そして、予約サーバ2が、選択ステップに
て選択された店舗・施設情報又は代替イベント情報を、
ユーザ端末1に対して送信するのである(第2送信ステ
ップ)。このように、現在のレストラン30の状況が、
ユーザに通知されるので、集客力の向上を促進できる。
【0045】また、上記の予約サーバ2がユーザ端末1
に対して、店舗・施設情報又は代替イベント情報を、送
信するに当たり(第1送信ステップ)、予約サーバ2
が、予約サーバ2とサーバネットワーク4を介して接続
された他予約サーバ19a〜19eが保持する他予約サ
ーバ代替イベント情報にアクセスする(他予約サーバア
クセスステップ)。
【0046】次に、予約サーバ2が、他予約サーバアク
セスステップにてアクセスされた他予約サーバ代替イベ
ント情報から希望サービスが開始されるまでのユーザの
待ち時間内に実行可能な実行イベント情報を抽出する
(実行イベント情報抽出ステップ)。さらに、予約サー
バ2が実行イベント情報抽出ステップにて抽出された実
行イベント情報をユーザ端末1に対して送信する(実行
イベント情報送信ステップ)。
【0047】このように、ユーザは、リアルタイムで通
信可能範囲の近くの店舗のサービスを知ることができ
る。これにより、サービス提供者は、予約状況や時間限
定サービスを適切なタイミングでユーザに通知でき、ユ
ーザは最新の情報を得ることができる。なお、この図3
に示すサーバネットワーク4の構成は、特に断らない限
り、後述する他の実施形態及びその各変形例においても
同様である。
【0048】次に、図4を用いて、ユーザ端末1につい
て説明する。図4は本発明の第1実施形態に係るユーザ
端末1のブロック図である。この図4に示すユーザ端末
1は、アンテナ24bと、カプラ20と、受信部(第2
受信部)1cと、制御部1dと、スピーカ1hと、マイ
ク1jと、選択部1fと、送信部(第2送信部)1g
と、表示部1eと、クーポン保持部1kとをそなえて構
成されている。
【0049】アンテナ24bは、無線信号を送受信する
ものであり、カプラ20は、送信信号と受信信号とを分
離するものである。また、受信部1cは予約サーバ2の
送信部16bから送信された、店舗・施設情報又は代替
イベント情報を受信するものであり、無線復調回路を有
する。そして、制御部1dは送受信信号の処理やユーザ
端末1内の各モジュールを制御するものであり、この機
能はCPU(CentralProcessing Unit)、ROM(Read
Only Memory)、RAM(Random Access Memory)など
が協働することにより実現される。
【0050】また、表示部1eは受信部1cにて受信さ
れた店舗・施設情報又は代替イベント情報を表示するも
のであり、ディスプレイによりその機能が実現される
(後述する図44参照)。さらに、選択部1fは表示部
1eに表示された店舗・施設情報又は代替イベント情報
のうちユーザが希望する希望サービス又は希望イベント
を選択するものであり、この機能は、キーパッドなどに
より実現される。これにより、ユーザは、表示部1eに
て表示されたサービス又はイベントの中から、希望する
ものを選択できるようになっている。
【0051】送信部1gは選択部1fにて選択された希
望サービス又は希望イベントを予約サーバ2に対して送
信するものであり、無線変調回路を有する。また、スピ
ーカ1h、マイク1jは、それぞれ、音声スピーカ、音
声マイクである。そして、ユーザの音声はマイク1jに
て電気信号に変換され、増幅器(図示省略)にて増幅さ
れ、送信部1gにて変調されてから送信される一方、受
信したデータは受信部1cにて復調され、音声回路(図
示省略)にて音声に変換されたのちスピーカ1hから音
声が出力される。
【0052】なお、クーポン保持部1kについては、後
述する第2実施形態の第5変形例において説明する。ま
た、この図4に示すユーザ端末1の構成は、特に断らな
い限り、後述する他の実施形態及びその各変形例におい
ても同様である。これにより、ユーザ端末1は、通常の
音声通話のほかに、ユーザ端末1の表示部1eにて、予
約サーバ2からの店舗・施設情報又は代替イベント情報
がユーザに表示され、選択部1fにて表示部1eに表示
された店舗・施設情報又は代替イベント情報のうち希望
サービス又は希望イベントが選択され、送信部1gにて
選択された希望サービス又は希望イベントが送信される
のである。
【0053】そして、図1において、レストラン30
は、予約サーバ2に対して、店舗情報(料理情報及び開
店・閉店時間とその予約状況)を送信し、予約サーバ2
は、予約サーバ2と通信可能なユーザ端末1に情報を送
信する。ユーザ端末1には、それら複数の情報が表示さ
れ、ユーザは、それら複数の情報のうち、興味のあるも
のを選択してその選択したものを予約サーバ2に対して
送信する。
【0054】加えて、レストラン30は、満席の場合に
は、ユーザに対して代替イベント情報として、「100
m(メートル)先の2号店は空きがあります。予約しま
すか?」というメッセージを送信し、他のサービスをユ
ーザに対して提案するのである。従って、レストラン3
0のオーナーなどのサービス提供者は、予約サーバ2を
介して、レストラン30の近くの通行人を客として呼ぶ
ことができ、ユーザに対して、店舗情報を提供できる。
【0055】また、従って、ユーザは、レストラン30
に入らなくても、レストラン30の料理情報や開店・閉
店時間と混雑具合などの予約状況を知ることができ、座
席を簡易に確保できる。次に、図5〜図13を用いて、
無線ネットワーク3について説明する。無線ネットワー
ク3は、IEEE(Institute of Electrical and Elec
tronics Engineers)802.11や、ブルートゥース
(商品名又は役務名を表す。以下、Bluetooth
と表記することがある。)を用いることができる。この
IEEE802.11は、よく知られているように、無
線LAN(Local Area Network)などに用いられる規格
である。
【0056】また、Bluetoothは、Bluet
ooth Specification v1.0:2
000年7月1日現在の仕様書によれば、10m〜10
0m程度の範囲の通信を可能とする無線ネットワーク3
であって、ピコネットを用いて一対多の通信が可能であ
る。図5はピコネットの説明図である。この図5に示す
ピコネットPは、1台のマスター機(黒い丸で表された
もの)と、7台のスレーブ機(白い丸で表されたもの)
とを有する。そして、Bluetoothは、ピコネッ
トPを基本的な単位として、複数のピコネットP間に
て、無線通信するようになっている。なお、ユーザ端末
1と予約サーバ2とは、それぞれ、マスター機(マスタ
ー)とスレーブ機(スレーブ)のいずれにもなりうる。
【0057】また、1台のマスターに7台のスレーブが
同時に接続できるようになっており、予約サーバ2は時
分割多重により、同時に最大7台のスレーブに対して、
情報を送信できる。ここで、マスターとスレーブとの間
の接続は、常に、コネクション確立が維持されている必
要はなく、情報の送受信又はサービス,イベントを予約
するときにのみ接続されていればよい。また、スレーブ
機は他の複数のピコネットPに属することもできる。
【0058】さらに、データ伝送量については、店舗情
報及び予約データは、10kB(10キロバイト)程度
であり、Bluetoothの仕様にて、通信速度が5
00kbps(500キロビット/秒)であった場合、
店舗情報の通信時間は、10kB/500kbps(す
なわち、80kb/500kbps)により計算され、
160ms(160ミリ秒)である。
【0059】従って、ユーザが予約サーバ2から送信さ
れた情報を、このピコネットPに接続されたユーザ端末
1を用いて受信する場合、ユーザが情報を受信して店舗
情報をユーザ端末1から読み込み、予約したサービスが
開始するまでに、10秒の間隔があるとした場合、その
ユーザの予約の待ち時間(例えば10000ミリ秒)
に、マスターは、スレーブに対して62回、店舗情報を
送信できる。
【0060】さらに、Bluetoothによれば、複
数のピコネットP同士を結合したスキャッタネットを形
成できる。このスキャッタネットを用いた場合のデータ
の流れについて、図6〜図13を用いて説明する。図6
はピコネットPのネットワークの初期状態を示す図であ
る。この図6に示すユーザ端末1A,1Bは、いずれ
も、円周で表された、予約サーバ2と通信可能な範囲
(通信範囲と表示されたもの)の外にあるので、予約サ
ーバ2はピコネットPを形成していない。
【0061】次に、図7はピコネットPのネットワーク
が形成された状態を示す図であり、ユーザ端末1Aと予
約サーバ2との間にてネットワークが形成されている。
この図7に示すユーザ端末1Aが、予約サーバ2の通信
可能範囲に入るので、ユーザ端末1Aと予約サーバ2と
の間にピコネットPが形成される。ここで、予約サーバ
2がマスターであり、ユーザ端末1Aはスレーブであ
り、予約サーバ2がユーザ端末1Aに対して店舗・施設
情報を送信するようになっている。
【0062】図8はスキャッタネットが形成された状態
を示す図である。この図8に示すユーザ端末1Aは、予
約サーバ2の通信可能範囲にある一方、ユーザ端末1B
はその範囲の外である。そして、ユーザ端末1Aは、自
分自身と通信可能なユーザ端末1Bとの間にてピコネッ
トPを形成し、ユーザ端末1Bに対して予約サーバ2の
情報を送信するようになっている。また、同時に、予約
サーバ2とユーザ端末1Aとユーザ端末1Bとの3者間
において、スキャッタネット21が形成されている。
【0063】ここで、ユーザ端末1Bは、ユーザ端末1
Aのスレーブである。また、ユーザ端末1Aは予約サー
バ2のスレーブであるとともに、ユーザ端末1Bのマス
ターであり、ユーザ端末1A,1Bは、いずれも、マス
ター又はスレーブのどちらにもなりうる。そして、予約
サーバ2は、ユーザ端末1Aと通信し、また、ユーザ端
末1Aがユーザ端末1Aと通信可能なユーザ端末1Bと
ピコネットPを形成し、予約サーバ2の情報が送信され
る。
【0064】図9はスキャッタネットの階層構造を説明
するための図である。この図9に示す2と付した円は、
予約サーバ2を表し、また、1A,1B,1AA,1B
Bと付した円は、それぞれ、マスター又はスレーブとし
て機能するユーザ端末を表している。そして、予約サー
バ2はユーザ端末1A,1AAとピコネットPを形成
し、ユーザ端末1A,1AAは、それぞれ、ユーザ端末
1B,1BBとピコネットPを形成するようになってい
る。
【0065】このように、Bluetoothにおいて
は、スキャッタネット21が構築されることにより、予
約サーバ2は、予約サーバ2の通信可能範囲を超えたユ
ーザ端末1B,1BBと通信できる。また、スキャッタ
ネット21は、隣の階層のユーザ端末1A又は1AAが
通信可能範囲にいる間のみ形成される。一方、ユーザ端
末1Aは、常に、移動しているので、スキャッタネット
21は、無条件に拡大するものではない。すなわち、予
約サーバ2からのサービスを受けられる可能性のある
(店舗に入ることが物理的に可能な)ユーザは、ある程
度、予約サーバ2から限られた範囲にいる必要がある。
【0066】図10はスキャッタネットの終了状態を示
す図である。この図10に示すユーザ端末1Aが、最初
に予約サーバ2とピコネットPを形成した場所から移動
し、予約サーバ2の通信可能範囲から外れると、ユーザ
端末1AとピコネットPを形成しているユーザ端末は、
予約サーバ2との通信が不可能となって、スキャッタネ
ット21が消滅する。
【0067】従って、ユーザ端末1Bよりも下流側の通
信の接続は、ユーザ端末1Aが予約サーバ2の通信可能
範囲に存在するか否かに依存する。すなわち、ユーザ端
末1Bよりも下流側の通信の継続は、ユーザ端末1Aが
予約サーバ2の通信可能範囲から外れると通信できなく
なる。このため、予約サーバ2は、「店舗情報」を、一
方的な情報として、スキャッタネット21内の全てのユ
ーザ端末に対して送信し、双方向通信が必要な「予約」
については、予約サーバ2とピコネットPを形成してい
るユーザ端末1Aにのみ許可するようにしている。これ
により、予約中に通信が断絶することを回避できる。
【0068】また、ユーザ端末1Bよりも下流側のユー
ザ端末に対しては、ユーザ端末1Bから、店舗又は予約
サーバ2の位置情報を店舗情報とともに送信するように
して、予約サーバ2の通信可能範囲に移動するように誘
導すればよい。このように、スキャッタネット21を利
用することにより、予約サーバ2は自分自身の通信可能
範囲(10m〜100m)以上離れたユーザに対して店
舗情報を送信できる。また、物理的な配線が不要とな
り、設備投資費用を大幅に節約することができる。
【0069】さらに、このように、物理的にサービスが
受けられる可能性のあるユーザに対して、店舗・施設情
報が送信され、ユーザは外出時に至るところで予約が可
能となり、また、サービス提供者は、集客力の向上を図
れる。加えて、予約後において、予約サーバ2が、他予
約サーバ19a〜19eにアクセスし、他の店舗の予約
状況又は近くの店舗の予約状況をユーザに通知するの
で、ユーザに対するその店舗利用の簡便性を向上させる
ことができる。
【0070】なお、ネットワークトポロジ(ネットワー
クプロトコル)について、種々変形できる。図11は本
発明の第1実施形態に係る通常予約におけるネットワー
クトポロジを示す図である。この図11に示すユーザ端
末1と予約サーバ2とは、相互に、無線ネットワーク3
を介して接続されている。そして、無線区間は、予め決
められた予約プロトコルが用いられており、データが送
受信されるようになっている。これにより、予約できる
のである。
【0071】また、サーバネットワーク4は、予約プロ
トコルと同一のプロトコル又は予約プロトコルとは異な
るプロトコルを用いることもできる。図12は本発明の
第1実施形態に係る第1のネットワークトポロジを説明
するための図であり、予約サーバ2と他予約サーバ19
a〜19eとの間において、無線ネットワーク3の予約
プロトコルと同一のプロトコルが用いられている場合の
ものである。この図12に示す予約サーバ2がサーバネ
ットワーク4において、予約プロトコルを送受信するよ
うにし、予約状況データがそのまま、送受信されるよう
になっている。ここで、予約サーバ2は単にデータを中
継するようになっている。
【0072】これにより、ユーザ端末1は、他予約サー
バ19aとサーバネットワーク4とをそれぞれ介して、
他予約サーバ19a〜19eと予約できる。従って、ユ
ーザ端末1から予約サーバ2にアクセスしたプロトコル
と同一プロトコルにより、ユーザ端末1と他予約サーバ
19a〜19eとの間のアクセスが仲介される。図13
は本発明の第1実施形態に係る第2のネットワークトポ
ロジを説明するための図であり、予約サーバ2と他予約
サーバ19a〜19eとの間のプロトコルが、無線ネッ
トワーク3のプロトコルと異なるプロトコルが用いられ
ている場合のものである。この図13に示すユーザ端末
1と予約サーバ2との間は、予約プロトコルが用いら
れ、また、予約サーバ2と他予約サーバ19a〜19e
との間は、予約プロトコルとは異なるプロトコルが用い
られている。そして、予約サーバ2は、2種類のプロト
コルを相互に他のプロトコルに変換するようになってい
る。従って、予約サーバ2は、プロトコルが異なる種々
のサーバとデータを送受信できる。
【0073】このように、予約サーバ2は、ユーザに対
する通知のほかに、予約を仲介できる。また、このよう
にして、ユーザは、予約により自分の予定が確定した後
に、その時点で立っている場所から近くの施設における
予約内容が通知されるので、ユーザは、空き時間を有効
に活用できる。さらに、このようにして、サービス提供
者は、ユーザに対して、空き時間を有効に活用するため
の提案が可能となり、より付加価値の高いサービスを提
供できる。
【0074】上述のごとく構成された本発明の第1実施
形態のシステムにおける予約方法について、図14を参
照して詳述する。図14は本発明の第1実施形態に係る
予約方法を説明するためのフローチャートである。ま
ず、ユーザは、ユーザ端末1を用いて予約サーバ2に対
して現在の予約状況を知らせるように要求する(ステッ
プA1)。次に、ステップA2において、予約サーバ2
は、現在の予約状況をユーザ端末1に通知する。より詳
細には、予約サーバ2の予約管理部26が、予約状況を
保持している予約状況保持部25を読み出して、現在の
予約状況(空席数や各座席の予約状況など)を抽出し
て、そのデータは、無線ネットワーク3を介してユーザ
端末1に送信される。
【0075】そして、ステップA3にて、ユーザは、ユ
ーザ端末1の表示部1eに表示された予約状況を見て、
予約するか否かを判断する。具体例としては、映画館に
おいて、ユーザが見たい映画について、満席でないか、
希望の席が空いているか、又は、上映開始時刻や終了時
刻は問題ないかといった基準に基づいて判断する。ここ
で、ユーザが予約しない場合には、Noルートを通り、
予約はされない。一方、ユーザが予約する場合は、Ye
sルートを通る。
【0076】ステップA4にて、予約サーバ2が予約を
受け付ける。より詳細には、ユーザ端末1から送信され
た予約する旨に基づいて、予約管理部26が予約状況保
持部25に保持されている予約状況を更新する。続い
て、ステップA5にて、予約完了時の処理が実行され
る。より詳細には、予約完了後、予約サーバ2の他予約
状況通知部7は、サーバネットワーク4を介して他予約
サーバ19a〜19eの予約状況を受信し、その予約状
況をユーザ端末1に通知する。
【0077】このように、ユーザの予約が完了する。ま
た、他予約サーバ19a〜19eの予約状況は、ユーザ
がその時点でアクセス可能な近距離の店舗に限定するよ
うにもできる。すなわち、無線ネットワーク3は、ユー
ザ端末1との距離制限を有するので、ユーザが利用可能
な近距離の店舗のみを選択して、それらの店舗が提供す
るサービスをユーザ端末1に対して送信するのである。
【0078】図15は本発明の第1実施形態に係る通信
可能範囲を説明するための図である。この図15に示す
範囲Dは予約サーバ2とユーザ端末1との間における無
線接続が可能な範囲である。そして、予約サーバ2は、
この範囲D内のユーザ端末1に対してのみ、データを送
信して、利用可能なサービスを送信する。そのサービス
とは、例えば、現在実施中のバーゲンセール情報、又
は、きわめて近い未来(10分後)に開始されるバーゲ
ンセール情報や、開催イベントなどである。
【0079】図16は本発明の第1実施形態に係る予約
完了前におけるユーザ端末1の予約方法のフローチャー
トである。まず、予約サーバ2が、現在の予約状況をユ
ーザ端末1に対して送信する(ステップA10)。そし
て、ステップA11にて、ユーザが予約しない場合は、
Noルートを通り、予約はされないが、ユーザが予約す
る場合は、Yesルートを通り、ステップA12にて、
予約サーバ2は予約を受け付ける。そして、ステップA
13にて、予約サーバ2は、他予約サーバ19a〜19
eにアクセスし、予約サーバ2は、その他予約サーバ1
9a〜19eに保持されていた予約状況を、ユーザ端末
1に対して送信する。
【0080】従って、予約サーバ2がユーザ端末1に対
してデータを送信した場合においても、ユーザは、現在
実施中又は10分後に開始されるバーゲンセール情報や
イベント情報などを得ることができる。この例は、予約
完了後に、他予約サーバ19a〜19eの情報が、予約
サーバ2に通知されていたが、予約完了前に通知される
ようにしてもよい。
【0081】図17は本発明の第1実施形態に係る予約
完了後のユーザ端末1の予約方法のフローチャートであ
る。ここで、予約サーバ2は予約状況をユーザ端末1に
送信した後に、ユーザがユーザ端末1を操作している間
に、バックグラウンドで他予約サーバ19a〜19eの
情報をユーザに送信し、また、ユーザが予約の実行又は
キャンセルを行なった後に、ユーザ端末1に表示する。
【0082】まず、予約サーバ2は現在の予約状況をユ
ーザ端末1に通知する(ステップA20)。次に、予約
サーバ2の他予約状況通知部7は他予約サーバ19a〜
19eにアクセスし、その他予約サーバ19a〜19e
に保持されていた予約状況を、ユーザ端末1に対して送
信する(ステップA21)。また、ステップA22に
て、ユーザが予約しない場合は、Noルートを通り、予
約されない。ユーザが予約する場合は、Yesルートを
通り、その旨がユーザ端末1から予約サーバ2に通知さ
れる。そして、ステップA23において、予約サーバ2
が予約を受け付ける。
【0083】従って、予約完了前に、他予約サーバ19
a〜19eの情報が、予約サーバ2に通知される。この
ように、ユーザの予約が完了する前後において、他予約
サーバ19a〜19eに保持された内容が、ユーザ端末
1に表示される。また、このように、予約完了後に、予
約サーバ2が、他予約サーバ19a〜19eにアクセス
し、レストラン30の予約状況又は近くの店舗の予約状
況をユーザに通知することにより、ユーザは、その時点
において、通信可能範囲に位置する店舗のサービスを知
ることができる。これにより、サービス提供者は、予約
状況を、適切なタイミングでユーザに送信でき、また、
ユーザは最新の予約状況を得ることができる。
【0084】さらに、このように、予約サーバ2が、予
め定められた通信可能範囲に位置するユーザに対しての
み、予約状況を送信することにより、リアルタイムで自
店舗の状況をユーザに通知でき、これにより、店舗・施
設のサービス提供者は、集客力の向上を図れる。 (B)本発明の第2実施形態の説明 第2実施形態では、予約サーバ2a(図18参照)が、
ユーザ端末1に対して、代替イベント情報を提案する手
法を用いる。
【0085】図18は本発明の第2実施形態に係る予約
サーバのブロック図である。この図18に示す予約サー
バ2aは、ユーザ端末1と無線ネットワーク3を介して
接続され、予約を要する要予約サービスと要予約サービ
スの予約状況とを含む店舗・施設情報又は要予約サービ
スを代替するイベントに関する代替イベント情報をユー
ザ端末1に出力しうるものである。なお、図18に示す
もので、上述したものと同一の符号を有するものは同一
のもの又は同様の機能を有するものなので、重複した説
明を省略する。
【0086】さらに、待ち時間算出部6は、予約管理部
26にて選択された代替イベント情報に含まれる開始時
刻又は店舗・施設情報に含まれる要予約サービスの開始
時刻と、現在時刻との差分を待ち時間として算出して出
力するものである。この機能は、待ち時間算出部6内に
ソフトウェアによるタイムテーブルを用いて実現され
る。
【0087】図19(a)は本発明の第2実施形態に係
るタイムテーブルを説明するための図であり、代替イベ
ントとして映画を案内する場合のものである。待ち時間
算出部6は、代替イベント情報に含まれる上映開始時刻
と、現在時刻との差分を、「1時間15分」と算出す
る。そして、待ち時間算出部6を用いた本発明の予約方
法は、まず、予約サーバ2aが、希望サービス又は希望
イベントに基づいて、店舗・施設情報と、要予約サービ
スを代替するイベントに関する代替イベント情報とを選
択するに当たり(選択ステップ)、予約サーバ2aが、
予約サーバ2aとサーバネットワーク4を介して接続さ
れた他予約サーバ19a〜19eが保持する他予約サー
バ店舗・施設情報又は他予約サーバ代替イベント情報に
アクセスする(他予約サーバアクセスステップ)。
【0088】次に、予約サーバ2aが、他予約サーバア
クセスステップにてアクセスされた他予約サーバ店舗・
施設情報又は他予約サーバ代替イベント情報に基づい
て、希望サービス又は希望イベントが開始されるまでの
ユーザの待ち時間を算出する(待ち時間算出ステッ
プ)。そして、予約サーバ2aは、待ち時間算出ステッ
プにて算出された待ち時間内に実行可能なものを、希望
サービス又は希望イベントから抽出するのである(抽出
ステップ)。
【0089】これにより、サービス提供者は、予約状況
や時間限定サービスを、適切なタイミングでユーザに通
知でき、また、ユーザは、リアルタイムで通信可能範囲
に位置する店舗の最新のサービスを得ることができる。
他予約状況通知部7は、さらに、代替イベント情報のう
ち実行可能なものを実行イベント情報として送信部16
bに出力するようになっている。すなわち、他予約状況
通知部7は、ユーザの移動時間と、他の店舗におけ
るユーザの待ち時間と、他の店舗におけるイベントの
実行時間とに基づいて、実行イベント情報を出力するの
である。
【0090】図19(b)は本発明の第2実施形態に係
る実行イベント情報を説明するための図である。他予約
状況通知部7は、現在位置から喫茶店,ボーリング場,
カラオケボックス及びレストラン30への往復移動時間
を、それぞれ、15分,10分,10分及び10分と予
め記録し、その時点におけるユーザの待ち時間を、それ
ぞれ、10分,30分,0分及び0分と出力する。ま
た、実行時間としてレストラン30における食事時間が
60分のほか、他の店舗・施設における実行時間を得
て、タイムテーブルを作成する。
【0091】そして、他予約状況通知部7は、ユーザ
の往復移動時間と、他施設におけるユーザの待ち時間
と、他施設におけるユーザの実行時間との3者の和を
算出して、その和がユーザの待ち時間以下であれば、イ
ベント実行可能としてユーザ端末1に通知するのであ
る。ここで、ユーザの往復移動時間は、予約サーバ2a
の位置から他の店舗・施設までの距離を換算したもので
ある。予約サーバ2aはその距離と換算された移動時間
との対応関係をも保持している。なお、この往復移動時
間については、予約サーバ2a又は他予約サーバ19a
〜19eが、それぞれ、住所情報又はGPS(Global P
ositioning System)から得た位置情報に基づいて、各
予約サーバ2a,19a〜19eの設置場所から移動時
間を算出するようにしてもよい。また、移動時間は多少
の余裕をもたせておくようにする。
【0092】さらに、他施設におけるユーザの待ち時間
は、予約サーバ2aの現在の予約状況から算出可能であ
る。他施設におけるユーザの実行時間は、各予約サーバ
2a,19a〜19eがそれぞれ保持する。ここで、予
約サーバ2aは、映画などについては確定的な実行時間
を提供できるのに対して、レストラン30における食事
については、確定的な時間を提供できない。従って、確
定的な時間を決定できないサービスを提供する場合に
は、予約サーバ2aは、ユーザがサービスに要する平均
実行時間を一般的な実行時間として提供する。
【0093】そして、他予約状況通知部7は、代替イベ
ント情報に含まれるイベントのうち、そのイベントに要
する実行時間に待ち時間を加算して得たイベント終了時
刻に基づいて、最大実行時間を要する最長イベントを抽
出しその抽出した最長イベントを、実行イベント情報に
含めて出力するようになっている。ユーザ端末1に対し
て、ユーザの待ち時間から逆算した最大実行時間をユー
ザに提示する。他予約状況通知部7は、例えば現在時刻
が12時00分において、待ち時間が100分、往復移
動時間が15分、待ち時間が10分のとき、最大実行可
能時間は、100分−(15分+10分)=75分と算
出するのである。
【0094】このため、ユーザは、13時15分までに
終了する代替イベントを利用できる。予約サーバ2a
は、予約した元のサービスに間に合わせるために、ユー
ザに対して情報を通知するときに、13時15分までに
終了する必要があることを通知する。また、予約時に通
知するだけのみならず、13時15分に近づいたとき
に、ユーザ端末1がユーザに対して、注意を促進すべ
く、アナウンス又はアラームを表示するようにもでき
る。
【0095】そして、このように構成された第2実施形
態のシステムにおける予約方法について、図20を参照
して詳述する。図20は本発明の第2実施形態に係る予
約方法を説明するためのフローチャートである。まず、
ユーザは、ユーザ端末1から予約サーバ2aに対して、
現在の予約状況を要求する(ステップB1)。次に、ス
テップB2にて、予約サーバ2aは、現在の予約状況を
ユーザ端末1に送信する。予約管理部26は、予約状況
保持部25にアクセスし、現在の予約状況(空席数や各
座席の予約状況など)を抽出してユーザ端末1に送信す
る。
【0096】続いて、ステップB3にて、ユーザは、ユ
ーザ端末1に表示された予約状況を見て、予約するか否
かを判断し、ユーザが予約しない場合は、Noルートを
通り、予約されない。ユーザが予約する場合は、Yes
ルートを通り、ユーザ端末1から予約サーバ2aに予約
実行を送信する。ステップB4にて、予約サーバ2aは
ユーザの予約を受け付け、予約管理部26が予約状況保
持部25に保持されている予約状況を更新し、また、予
約サーバ2aは、ユーザの予約が完了した場合、その旨
をユーザ端末1に通知する。
【0097】そして、ステップB5にて、予約完了後、
予約サーバ2aの待ち時間算出部6は内蔵しているクロ
ックを用いて現在時刻(例えば12:00)と、映画館
であれば上映開始時刻のように予約が実行されるまでの
時間とからユーザの待ち時間(例えば100分)を算出
する。次に、ステップB6にて、予約サーバ2aの他予
約状況通知部7は、サーバネットワーク4を介して、他
予約サーバ19a〜19eの予約状況を受信し、その受
信した予約状況の中から、待ち時間に実行可能なイベン
トを抽出する。そして、ステップB7にて、予約サーバ
2aは、その抽出したイベントをユーザ端末1に送信す
る。そして、予約サーバ2aは、最大実行可能時間を算
出する。
【0098】このように、第1実施形態における効果な
いしは利点のほかに、待ち時間の終了時刻が、ユーザに
通知されるので、多様なサービスを提供できるととも
に、ユーザはそのサービスの予約を確実にできる。この
ようにして、予約システム23を用いると、ユーザは、
次の(3−1)〜(3−5)に示すような利点ないしは
効果が得られる。
【0099】(3−1)ユーザは、窓口に並ぶことな
く、情報の送受信と予約の実行とができるとともに、待
ち時間を有効に活用できる。 (3−2)ユーザは、自分が満席になるか否かについ
て、容易に判断できる。 (3−3)予約サーバ2aが先に、ユーザ端末1にアク
セスして、広告や予約の勧誘を行なえる。
【0100】(3−4)予約サーバ2aがユーザ端末1
に対して送信するサービス又はイベントは、ユーザが距
離的又は時間的に実行できるものだけが、案内される。
ユーザは、使用しやすい情報を得られる。 (3−5)一種類のサービス又はイベントについて、予
約が満席になっても、予約サーバ2aは、自分自身又は
他予約サーバ19a〜19eにアクセスすることができ
るので、ユーザは、何ら煩わしい端末操作をせずに、代
替サービス又は代替イベントを得られる。
【0101】また、店舗・施設は、(3−6)〜(3−
10)のような利点ないしは効果を得られる。 (3−6)店舗は、窓口数を、適応的に変更できるの
で、オペレータを効率よく配置できる。 (3−7)店舗は、店員に窓口に並んでいるユーザ数を
カウントさせ、この情報を他の予約サーバに送信し、各
予約サーバ2a,19a〜19eは、正確なチケット販
売状況(満席か否か)を知ることができる。
【0102】(3−8)店舗は、ユーザを待たせている
間、ユーザに対して、予約以外のサービス又はイベント
を提供でき、質の高いサービスを提供できる。 (3−9)店舗は、ユーザの現在位置に基づいて、ユー
ザの近くの店舗のみを選択するので、効果的に集客でき
る。 (3−10)店舗は、予約するユーザの位置とユーザの
予約内容とを知ることができるので、サービス又はイベ
ントの場所と時間とに基づいて、的確な情報をユーザに
対して提供できる。
【0103】(B1)本発明の第2実施形態の第1変形
例の説明 第1変形例では、予約サーバ2b(図21参照)が、予
約状況の表示のみならず、他予約サーバ19a〜19e
の予約を仲介する。図21は本発明の第2実施形態の第
1変形例に係る予約サーバのブロック図である。この図
21に示す予約サーバ2bは、予約サーバ2a(図18
参照)に、予約仲介部8が、設けられている。なお、図
21に示すもので、上述したものと同一の符号を有する
ものは同一のもの又は同様の機能を有するものなので、
重複した説明を省略する。
【0104】この予約仲介部8は、受信部16aにて受
信されたユーザからの予約要求を、他予約サーバインタ
ーフェース部(ネットワークターミナル12)を介し
て、他予約サーバ19a〜19e宛に送信するものであ
る。従って、ユーザに対して、多種のサービスを提供で
きるほか、紹介するサービス種別が枯渇することが回避
される。
【0105】これにより、図21に示すユーザ端末1か
ら予約要求が送信され、無線送受信機16にて受信され
た予約要求は、予約仲介部8,ネットワークターミナル
12,サーバネットワーク4をそれぞれ介して、ユーザ
が予約する他予約サーバ19a〜19eに伝送される。
また、他予約サーバ19a〜19eのいずれかが送信し
た予約状況は、予約仲介部8を介して、無線送受信機1
6より無線信号として送信され、ユーザ端末1にて受信
される。
【0106】このように構成された第2実施形態の第1
変形例における予約方法について、図22及び図23を
参照して詳述する。図22は本発明の第2実施形態の第
1変形例に係る予約方法を説明するためのフローチャー
トである。まず、ユーザは、ユーザ端末1から予約サー
バ2bに対して、現在の予約状況を要求する(ステップ
C1)。次に、予約サーバ2bは、現在の予約状況をユ
ーザ端末1に通知する(ステップC2)。ステップC3
にて、予約しない場合には、Noルートを通り、予約さ
れないが、予約する場合には、Yesルートを通る。
【0107】ステップC4にて、予約サーバ2bは予約
を受け付ける。より詳細には、予約管理部26は、予約
状況保持部25にアクセスし、現在の予約状況(空席数
や各座席の予約状況など)を抽出してユーザ端末1に送
信する。ユーザは、ユーザ端末1に表示された予約状況
を見て予約するか否かを判断する。そして、予約する場
合は、ユーザ端末1は予約サーバ2bに予約実行を送信
し、予約サーバ2bの予約管理部26は、予約状況保持
部25に保持された予約状況を更新する。ここで、予約
が成立した場合、予約サーバ2bは、その旨をユーザ端
末1に通知する。
【0108】ステップC5にて、予約完了後、予約サー
バ2bの他予約状況通知部7は、サーバネットワーク4
を介して他予約サーバ19a〜19eの予約状況を受信
し、ユーザ端末1に通知する。予約サーバ2bは、情報
の通知のみならず、予約の有無をユーザに対して問い合
わせる。そして、ステップC6にて、ユーザが他の予約
をしない場合はNoルートを通り、予約されないが、予
約する場合は、Yesルートを通る。ステップC7に
て、ユーザ端末1は、予約サーバ2bに対して他予約サ
ーバ19a〜19eの予約実行を送信する。予約サーバ
2bの予約仲介部8は、サーバネットワーク4を介し
て、他予約サーバ19a〜19eのいずれかに予約要求
を送信する。
【0109】ステップC8にて、他予約サーバ19a〜
19eのいずれかは、予約サーバ2bを介して送信され
た予約要求を受け付けて、予約を処理する。ユーザの予
約が完了すると、ステップC9にて、他予約サーバ19
a〜19eのいずれかは、予約サーバ2bの他予約状況
通知部7を介して、ユーザ端末1に対し予約完了を送信
する。そして、ユーザ端末1には、予約受け付け結果が
表示される。
【0110】これにより、予約サーバ2bは、遠隔地に
設けられた予約サーバの予約内容を中継することがで
き、多様な業務が可能となる。従って、ユーザは質の高
いサービスを受けることができる。また、予約サーバ2
bが予約を仲介する方法としては、ユーザの待ち時間内
に実行可能なサービスについてのみ抽出し仲介するよう
にもできる。
【0111】図23は本発明の第2実施形態の第1変形
例に係る他の予約方法を説明するためのフローチャート
である。まず、ユーザは、ユーザ端末1から予約サーバ
2bに対して、現在の予約状況を要求する(ステップC
10)。次に、予約サーバ2bは、現在の予約状況をユ
ーザ端末1に通知する(ステップC11)。より詳細に
は、予約管理部26が予約状況保持部25にアクセスし
て、現在の予約状況(空席数や各座席の予約状況など)
を抽出し、ユーザ端末1に対して送信する。
【0112】ステップC12にて、ユーザは、ユーザ端
末1から予約サーバ2bに予約状況を見て、予約するか
否かを判断する。予約する場合は、Yesルートを通
り、ステップC13にて、予約サーバ2bがユーザの予
約を受け付ける。より詳細には、ユーザ端末1が予約サ
ーバ2bに対して予約実行を送信し、予約サーバ2bの
予約管理部26が、予約状況保持部25に保持されてい
る予約状況を更新し、予約が成立した場合、その旨がユ
ーザ端末1に対して通知される。そして、予約サーバ2
bの他予約状況通知部7は、サーバネットワーク4を介
して他予約サーバ19a〜19eの予約状況を受信し、
ユーザ端末1に通知する。
【0113】ステップC14にて、予約サーバ2bは現
在時刻から予約が実行されるまでの待ち時間を算出し、
ステップC15にて、予約サーバ2bは他予約サーバ1
9a〜19eのいずれかの予約状況に基づいて、待ち時
間内に実行可能なイベントのみを抽出し、ステップC1
6にて、その抽出したイベント情報をユーザ端末1に対
して送信する。
【0114】次に、ステップC17にて、予約サーバ2
bは、ユーザ端末1に対する情報の通知のみならず、他
の予約の有無をユーザに対して問い合わせる。ここで、
予約する場合は、Yesルートを通り、ステップC18
にて、ユーザ端末1が予約サーバ2bに対して、他予約
サーバ19a〜19eの予約実行を送信し、予約サーバ
2bの予約仲介部8が、サーバネットワーク4を介し
て、他予約サーバ19a〜19eのいずれかに予約要求
を送信する。
【0115】ステップC19にて、他予約サーバ19a
〜19eのいずれかは、予約サーバ2bを介して送信さ
れた予約要求を受け付けて予約処理し、ユーザの予約が
完了すると、他予約サーバ19a〜19eのいずれか
は、予約サーバ2bの他予約状況通知部7を介して、ユ
ーザ端末1に対して予約完了を通知する。そして、ステ
ップC20にて、ユーザ端末1には、他予約サーバ19
a〜19eのいずれかにおける予約受け付け結果が表示
されるのである。
【0116】なお、ステップC12及びステップC17
にて、予約しない場合は、いずれも、Noルートを通
り、予約されない。このように、予約サーバ2bが予約
状況を紹介するのみならず、予約仲介することにより、
ユーザは、他の店舗・施設における予約サーバ2bの通
信可能範囲に移動する必要がなく、最初の位置から他の
店舗などのサービスを予約できる。
【0117】また、このように、予約サーバ2bの予約
可能な範囲が、予約サーバ2bについての無線ネットワ
ーク3の通信可能範囲よりも広い範囲に拡大される。 (B2)本発明の第2実施形態の第2変形例の説明 第2変形例では、ユーザに対する提案が、待ち時間に対
してではなく、ユーザが予約したイベントの終了時刻に
対するものである。ユーザが映画を予約した後、その映
画が17時00分に終了するときは、予約サーバ2c
(図24参照)は、17時以降のユーザの予定として、
レストラン30での食事ユーザを提案し、ユーザが同意
すれば予約する。
【0118】図24は本発明の第2実施形態の第2変形
例に係る予約サーバのブロック図である。この図24に
示す予約サーバ2cは、予約サーバ2a(図18参照)
に、終了時刻算出部11が設けられている。なお、図2
4に示すもので、上述したものと同一の符号を有するも
のは同一のもの又は同様の機能を有するものなので、重
複した説明を省略する。
【0119】この終了時刻算出部11は、予約管理部2
6にて選択された代替イベント情報に含まれるイベント
に要する実行時間又は店舗・施設情報に含まれる要予約
サービスに要する実行時間と、現在時刻との和を終了時
刻として算出して出力するものである。また、終了時刻
算出部11は、内蔵しているクロック(現在時刻)と、
予約されたサービスの終了時刻(映画館の上映終了時
刻)とに基づいて、ユーザが受けるサービスの終了時刻
を算出し、予約サーバ2cの他予約状況通知部7が、サ
ーバネットワーク4に接続されている他予約サーバ19
a〜19eの予約状況を受信し、ユーザ端末1に通知す
る。
【0120】このように構成された第2実施形態の第2
変形例における予約方法について、図25を参照して詳
述する。図25は本発明の第2実施形態の第2変形例に
係る予約方法を説明するためのフローチャートである。
まず、ユーザは、ユーザ端末1から予約サーバ2cに対
して現在の予約状況を要求する(ステップD1)。次
に、予約サーバ2cは現在の予約状況をユーザ端末1に
通知する(ステップD2)。さらに詳述すると、予約サ
ーバ2cの予約管理部26は、予約状況保持部25にア
クセスし、現在の予約状況(空席数や各座席の予約状況
など)を抽出してユーザ端末1に送信する。
【0121】そして、ステップD3にて、ユーザは、ユ
ーザ端末1に表示された予約状況を見て、予約するか否
かを判断し、予約する場合は、Yesルートを通り、ユ
ーザ端末1は予約サーバ2cに予約実行を送信する。ス
テップD4にて、予約サーバ2cは、予約を受け付け
る。ここで、予約サーバ2cの予約管理部26は、予約
状況保持部25に保持されている予約状況を更新し、予
約が成立した場合、その旨をユーザ端末1に通知する。
【0122】ステップD5にて、予約完了後、終了時刻
算出部11は内蔵しているクロックと、ユーザが受ける
サービスが終了する時刻とから、ユーザのサービス終了
時刻を算出する。次に、ステップD6にて、予約サーバ
2cの他予約状況通知部7は、サーバネットワーク4を
介して、他予約サーバ19a〜19eの予約状況を受信
し、予約したサービスの終了時刻後に実行可能なイベン
トのみを抽出する。そして、ステップD7にて、予約サ
ーバ2cは、抽出したイベントをユーザ端末1に送信す
る。なお、ステップD3にて、予約しない場合は、No
ルートを通り、予約されない。
【0123】このように、ユーザは、待ち時間のみなら
ず、予約したサービスが終了した後におけるイベントを
予約できる。 (B3)本発明の第2実施形態の第3変形例の説明 第3変形例では、予約サーバ2d(図26参照)が、イ
ベントを送信するとともに、予約を仲介する。
【0124】図26は本発明の第2実施形態の第3変形
例に係る予約サーバのブロック図である。この図26に
示す予約サーバ2dは、予約サーバ2a(図18参照)
に、終了時刻算出部11と予約仲介部13とが、それぞ
れ、設けられている。なお、図26に示すもので、上述
したものと同一の符号を有するものは同一のもの又は同
様の機能を有するものなので、重複した説明を省略す
る。
【0125】このように構成された第2実施形態の第3
変形例における予約方法について、図27を参照して詳
述する。図27は本発明の第2実施形態の第3変形例に
係る予約方法を説明するためのフローチャートである。
まず、ユーザは、ユーザ端末1から予約サーバ2dに対
して現在の予約状況を要求する(ステップE1)。次
に、予約サーバ2dは現在の予約状況をユーザ端末1に
通知する(ステップE2)。ここで、予約サーバ2dの
予約管理部26は、予約状況保持部25にアクセスし、
現在の予約状況(空席数や各座席の予約状況など)を抽
出してユーザ端末1に送信する。
【0126】ステップE3にて、ユーザは、ユーザ端末
1に表示された予約状況を見て予約するか否かを判断
し、予約する場合は、Yesルートを通り、ステップE
4にて、予約サーバ2dは、予約を受け付ける。より詳
細には、ユーザ端末1が予約サーバ2dに予約実行を送
信し、予約サーバ2dにて、これを受信した予約管理部
26が、予約状況保持部25に保持されている予約状況
を更新し、そして、予約が成立した場合に、予約サーバ
2dは、その旨をユーザ端末1に通知する。
【0127】ステップE5にて、予約完了後、終了時刻
算出部11は、内蔵しているクロック(現在時刻)と、
ユーザが受けるサービスが終了するまでの時間(映画の
上映終了時刻)とから、ユーザの終了時刻を算出する。
ここで、予約サーバ2dは、他予約サーバ19a〜19
eに対して、予約要求を送信する。他予約サーバ19a
〜19eは、予約サーバ2dを介して送信された予約要
求を受け付けて、予約を処理し、ユーザの予約が完了す
ると、その旨を予約サーバ2dに対して送信する。
【0128】ステップE6にて、予約サーバ2dの他予
約状況通知部12は、サーバネットワーク4を介して他
予約サーバ19a〜19eの予約状況を受信し、予約し
たサービスの終了時刻後に実行可能なイベントのみを抽
出する。そして、ステップE7にて、予約サーバ2d
は、予約完了とともに、抽出したイベントをユーザ端末
1に送信する。
【0129】ステップE8にて、ユーザ端末1が、他予
約サーバ19a〜19eに対して予約する場合は、Ye
sルートを通り、ステップE9にて、ユーザ端末1は予
約サーバ2dに対して、他予約サーバ19a〜19eの
予約実行を送信する。ステップE10にて、他予約サー
バ19a〜19eのいずれかが予約を受け付ける。さら
に詳述すると、予約サーバ2dの予約仲介部8は、サー
バネットワーク4を介して、他予約サーバ19a〜19
eのいずれかに予約要求を送信し、これらの他予約サー
バ19a〜19eのいずれかが、予約サーバ2dを介し
て送信された予約要求を受け付けて、予約を処理する。
ユーザの予約が完了すると、他予約サーバ19a〜19
eのいずれかは、予約サーバ2dの他予約状況通知部7
を介して、ユーザ端末1に対して予約完了を通知する。
【0130】そして、ステップE11にて、ユーザ端末
1には、他予約サーバ19a〜19eのいずれかにおけ
る予約受け付け結果が表示されるのである。なお、ステ
ップE3及びステップE8にて、予約しない場合は、い
ずれも、Noルートを通り、予約されない。このよう
に、予約サーバ2dが、イベントを送信するとともに、
予約を仲介するので、ユーザは、より多くのイベントを
選択できるようになる。
【0131】(B4)本発明の第2実施形態の第4変形
例の説明 第4変形例は、予約サーバ2e(図28参照)が、予約
を仲介したアクセス履歴を管理して、紹介料を計算する
方法である。図28は本発明の第2実施形態の第4変形
例に係る予約サーバのブロック図である。この図28に
示す予約サーバ2eは、予約サーバ2a(図18参照)
に、予約仲介部13と利用状況保持部14とが、それぞ
れ、設けられている。なお、図28に示すもので、上述
したものと同一の符号を有するものは同一のもの又は同
様の機能を有するものなので、重複した説明を省略す
る。
【0132】この図28に示す予約サーバ2eは、この
予約サーバ2eと他予約サーバ19a〜19eとの間に
おけるアクセス履歴を保持する利用状況保持部14をそ
なえている。この利用状況保持部14は、他予約サーバ
19a〜19eが予約サーバ2eに対して提供した情報
についての紹介料と、予約サーバ2eが他予約サーバ1
9a〜19eに対して提供した情報についての紹介料と
を、それぞれ、アクセス履歴に基づいて計算して保持す
るようになっている。
【0133】この予約サーバ2eが他予約サーバ19a
〜19eのイベントをユーザに通知し、又は、予約を仲
介することは、他予約サーバ19a〜19eの店舗・施
設のビジネスを支援したことと同等である。従って、予
約サーバ2eを利用している店舗・施設は、紹介又は予
約仲介した他の店舗・施設に対して、紹介料などの対価
を請求することができる。
【0134】この紹介料の額は、一律にしたり、あるい
は、紹介又は予約を仲介した数に応じて決定してもよ
い。これにより、各予約サーバ2e,19a〜19e
は、それぞれ、情報量に対して等価な紹介料を得ること
ができる。ここで、予約サーバ2eが他予約サーバ19
a〜19eの紹介又は予約を仲介したことを示すため、
アクセス履歴(以下、履歴と称することがある)を残す
必要がある。この履歴を残す方法としては、例えば、以
下の〜の3種類を用いることができる。
【0135】予約サーバ2eに履歴を残す。 他予約サーバ19a〜19eに履歴を残す。 ユーザ端末1に履歴を残す。 ここで、については、サーバネットワーク4に接続さ
れた予約サーバ2eと、他予約サーバ19a〜19eと
が、相互に、予約を仲介できるようになっており、これ
により、各予約サーバ2e,19a〜19eは、それぞ
れ、相互の累計結果に基づいて、それぞれの仲介料を相
殺し合い、2社の店舗・施設のうち、紹介料をより多く
得た店舗・施設が、他方の店舗・施設に対して、謝礼を
支払うのである。
【0136】従って、各予約サーバ2e,19a〜19
eが、それぞれ、相互に予約を仲介するので、ユーザ
は、より付加価値の高いサービスを受けることができ
る。このため、その履歴が管理されるので、容易に決済
が可能となる。さらに、についても、の場合と同様
であり、他予約サーバ19a〜19eのそれぞれにおい
て、履歴が残される。
【0137】また、のユーザ端末1に履歴を残す場合
は、店舗・施設が予約の仕方を確認するときに、ユーザ
が予約サーバ2eに対して直接予約したのか、あるい
は、他予約サーバ19a〜19eに対して予約したのか
を、ユーザ端末1の履歴を参照するようにする。なお、
ユーザが支払った料金又はユーザから得た利益に基づい
て、予約を仲介した予約サーバ2eの店舗に対して紹介
料を支払うようにすることもできる。
【0138】以下、これら〜の3種類のそれぞれに
ついて、履歴を残す方法について、図29及び図30を
参照して詳述する。図29は本発明の第2実施形態の第
4変形例に係る予約方法を説明するためのフローチャー
トである。まず、ユーザは、ユーザ端末1から予約サー
バ2eに対して、現在の予約状況を要求する(ステップ
F1)。次に、予約サーバ2eの予約管理部26は、予
約状況保持部25にアクセスし、現在の予約状況(空席
数や各座席の予約状況など)を抽出してユーザ端末1に
送信する(ステップF2)。ユーザは、ユーザ端末1に
表示された予約状況を見て、予約するか否かを判断する
(ステップF3)。
【0139】ここで、予約する場合は、Yesルートを
通り、ユーザ端末1から予約サーバ2eに予約実行を送
信する。そして、ステップF4にて、予約サーバ2e
は、ユーザの予約を受け付ける。さらに詳述すると、予
約サーバ2eの予約管理部26が予約状況保持部25に
保持されている予約状況を更新し、予約が成立した場
合、その旨をユーザ端末1に通知するとともに、他予約
サーバ19a〜19eに対しても予約要求を送信する。
【0140】ステップF5にて、予約完了後、予約サー
バ2eの他予約状況通知部7は、サーバネットワーク4
を介して他予約サーバ19a〜19eの予約状況を受信
しユーザ端末1に通知する。そして、予約サーバ2e
は、情報の通知のみならず、予約の有無をユーザに対し
て問い合わせる。ステップF6にて、ユーザが予約する
場合は、Yesルートを通り、ステップF7にて、ユー
ザ端末1は、予約サーバ2eに対して、他予約サーバ1
9aの予約実行を依頼し、予約サーバ2eの予約仲介部
13は、サーバネットワーク4を介して他予約サーバ1
9aに予約要求を送信する。ステップF8にて、他予約
サーバ19aは、予約を受け付ける。さらに詳述する
と、他予約サーバ19aが、その予約要求について予約
を処理する。
【0141】ステップF9にて、予約サーバ2eの利用
状況保持部14は、元の予約サーバから送信した予約要
求であるという、予約を仲介した履歴を保持する。な
お、元の予約サーバとは、ユーザが予約完了したサーバ
を意味し、ユーザが予約サーバ2eを用いた場合は、予
約サーバ2e自身であり、ユーザが他予約サーバ19a
を用いた場合は、他予約サーバ19aを意味する。
【0142】ステップF10にて、予約サーバ2eは、
ユーザの予約が完了すると、他予約サーバ19aは、予
約サーバ2eの他予約状況通知部7を介してユーザ端末
1に対して、予約完了を通知する。このように、予約サ
ーバ2において、他予約サーバ19a〜19eのそれぞ
れについて、履歴が保持されるので、予約を仲介した紹
介料を計算できる。そして、この履歴に対して、定期的
(例えば1ヶ月ごと)に紹介料を計算する。
【0143】図30は本発明の第2実施形態の第4変形
例に係る紹介料の計算方法を説明するためのフローチャ
ートである。まず、予約サーバ2eは、ユーザの予約実
行状況を予約したサーバ(元の予約サーバ)ごとに累計
する(ステップF11)。すなわち、他予約サーバ19
a〜19eのそれぞれが、定期的に予約を仲介した履歴
に基づいて予約実行を累計する。
【0144】そして、予約サーバ2eは、この累計結果
に基づいて、予約した元のサーバ(予約サーバ2e自身
又は他予約サーバ19a〜19e)を設置した各店舗・
施設に対する謝礼を算出し(ステップF12)、その謝
礼を支払う(ステップF13)。また、予約サーバ2e
のほか、他予約サーバ19a〜19eのそれぞれが、相
互に予約を仲介する場合は、相互に累計された累計結果
に基づいて、仲介料を相殺し合い、より紹介料が多い店
舗が一方に謝礼を支払う。
【0145】このように、予約サーバ2e及び他予約サ
ーバ19a〜19eは、いずれも、紹介料の支払いが容
易にできるので、ユーザは、より多くのイベントを選択
できるようになる。 (B5)本発明の第2実施形態の第5変形例の説明 第5変形例では、予約サーバ2f(図31参照)が、ユ
ーザ端末1に対して、他予約サーバ19a〜19eのイ
ベントを通知するときに、その店舗・施設情報(要予約
サービスや予約状況)のみならず、割引券に相当するデ
ータ(以下、割引データと称することがある)やクーポ
ン券に相当するデータ(以下、クーポンデータと称する
ことがある)を送信する。
【0146】図31は本発明の第2実施形態の第5変形
例に係る予約サーバのブロック図である。この図31に
示す予約サーバ2fは、予約サーバ2a(図18参照)
に、クーポン発行部15が、設けられている。なお、図
31に示すもので、上述したものと同一の符号を有する
ものは同一のもの又は同様の機能を有するものなので、
重複した説明を省略する。
【0147】クーポン発行部(割引・付加価値情報生成
部)15は、代替イベント情報出力部12から出力され
た代替イベント情報についての割引データ(割引情報)
又はクーポンデータ(付加価値情報)を生成し、割引情
報又は付加価値情報を送信部16bに対して出力するも
のである。このクーポン発行部15は、他予約サーバ1
9a〜19eのいずれかから送信されたクーポンデータ
を中継して、ユーザ端末1に送信するようになってい
る。
【0148】一方、予約サーバ2fのほかに、ユーザ端
末1も、割引データとクーポンデータとを保持するよう
になっている。図4,図31に示すユーザ端末1は、ク
ーポン保持部1kを有する。このクーポン保持部(割引
・付加価値情報保持部)1kは、受信部1cによって受
信された、予約サーバ2fからの割引データ又はクーポ
ンデータを保持するものである。
【0149】これにより、予約が成立すると、予約サー
バ2fは、その旨をユーザ端末1に通知し、同時に、他
予約サーバ19a〜19eのいずれかは、自分の予約状
況保持部25に保持されているイベントとともに、クー
ポン発行部15に保持されているクーポンデータを、サ
ーバネットワーク4を介して予約サーバ2fに送信し、
この予約サーバ2fが、そのクーポンデータを、ユーザ
端末1に送信するのである。
【0150】このように、紹介又は予約仲介のときに、
他の店舗のクーポンデータがユーザ端末1に送信され、
紹介したサービスの利用を、ユーザに対して強く促進す
ることができる。従って、ユーザ端末1のクーポン保持
部1kにて、そのクーポンデータが蓄積され、ユーザ
は、店舗・施設にて、店員に対して、ユーザ端末1の表
示部1eを提示することにより、その割引券又はクーポ
ン券に示されたサービスを受けるのである。
【0151】このように構成された第2実施形態の第5
変形例における予約方法について、図32を参照して詳
述する。図32は本発明の第2実施形態の第5変形例に
係る予約方法を説明するためのフローチャートである。
まず、ユーザは、ユーザ端末1から予約サーバ2fに対
して、現在の予約状況を要求する(ステップG1)。次
に、予約サーバ2fは現在の予約状況をユーザ端末1に
通知する(ステップG2)。さらに詳述すると、予約サ
ーバ2fの予約管理部26は、予約状況保持部25にア
クセスし現在の予約状況(空席数や各座席の予約状況な
ど)を抽出してユーザ端末1に送信する。
【0152】ステップG3にて、ユーザは、ユーザ端末
1に表示された予約状況を見て予約するか否かを判断す
る。予約する場合は、Yesルートを通り、ステップG
4にて、予約サーバ2fが予約を受け付ける。さらに詳
述すると、ユーザ端末1は予約サーバ2fに予約実行を
送信し、予約サーバ2fの予約管理部26が予約状況保
持部25に保持されている予約状況を更新し、予約が成
立した場合、その旨をユーザ端末1に通知する。
【0153】また、ステップG5にて、他予約サーバ1
9a〜19eのうち1以上のものは、それら自身の予約
状況保持部25に保持されたイベントとともに、クーポ
ン発行部15に保持されているクーポンデータを、サー
バネットワーク4を介して予約サーバ2fに送信し、こ
の予約サーバ2fが、そのクーポンデータをユーザ端末
1に送信する。また、ステップG3にて、ユーザ端末1
が予約しない場合には、Noルートを通り、ステップG
5に進む。
【0154】さらに、ステップG6にて、予約サーバ2
fは、他予約サーバ19a〜19eの予約状況を、ユー
ザ端末1に対して送信する。このように、ユーザは、ユ
ーザ端末1のクーポン保持部1kに保持されたクーポン
データを、店舗において店員に見せて、割引券又はクー
ポン券に示されたサービスを受けることができる。
【0155】(B6)本発明の第2実施形態の第6変形
例の説明 第6変形例においては、第1実施形態にて説明した予約
サーバ2が、第2実施形態及び第2実施形態の第1〜第
5変形例にて説明した予約サーバ2a〜2fの各機能を
併せもつ場合について説明する。サービス提供者は、店
舗の入ロの近くに予約サーバ2を設置する。ユーザは、
ユーザ端末1を用いて、この予約サーバ2に対してアク
セスする。ここで、予約サーバ2は、予約後、待ち時間
がある場合は、近くの例えばカラオケボックスなどの別
の店舗・施設の予約サーバに予約状況を問い合わせて、
その結果をユーザ端末1に送信する。
【0156】すなわち、予約サーバ2が先にユーザ端末
1に対して情報を提供する場合と、ユーザ端末1が先に
予約サーバ2に対して情報を提供する場合とがある。本
発明の予約方法は、まず、ユーザ端末1が、ユーザ端末
1とサーバネットワーク4を介して接続された予約サー
バ2,2a〜2fに対して、ユーザの希望する希望サー
ビスの提供を受けられるか否かを問い合わせる(問い合
わせステップ)。
【0157】次に、予約サーバ2が、問い合わせステッ
プにて問い合わせられた希望サービスについて、予約を
要する要予約サービスと要予約サービスの予約状況とを
含む店舗・施設情報又は要予約サービスを代替するイベ
ントに関する代替イベント情報を参照する(参照ステッ
プ)。続いて、予約サーバ2が、参照ステップにおける
参照によって、ユーザが希望サービスを利用できるとき
は希望サービスの詳細をユーザ端末1に対して送信する
とともに、ユーザが希望サービスを利用できないときは
代替店舗・施設情報又は代替イベント情報をユーザ端末
1に対して送信する(店舗・施設情報送信ステップ)。
【0158】これにより、ユーザが主導的になって、サ
ービスを受けることができるようになる。また、予約サ
ーバ2は、予約状況をユーザ端末1に対して送信するだ
けではなく、他予約サーバ19a〜19eの予約を仲介
してもよい。予約サーバ2は、通信可能範囲にいるユー
ザ端末1を検索し、その通信可能なユーザ端末1に対し
て、店舗情報(料理情報及び予約状況)やクーポンデー
タなどを送信する。ユーザは、これらの情報、データを
受信して、店舗を予約する。
【0159】従って、本発明の予約方法は、まず、予約
サーバ2が、予約サーバ2とサーバネットワーク4を介
して接続されたユーザ端末1のうち、通信可能な通信可
能ユーザ端末を検索する(通信可能ユーザ端末検索ステ
ップ)。次に、予約サーバ2が、通信可能ユーザ端末検
索ステップにて検索された通信可能ユーザ端末に対し
て、予約を要する要予約サービスと要予約サービスの予
約状況とを含む店舗・施設情報を送信する(第3送信ス
テップ)。
【0160】続いて、通信可能ユーザ端末が、第3送信
ステップにて送信された店舗・施設情報に含まれる要予
約サービスのうちユーザが希望する希望サービスを予約
サーバ2に対して送信する(第4送信ステップ)。この
ように、通信可能ユーザ端末のみが選択されるので、サ
ービス提供者は、サービス内容と予約状況とを、適切な
タイミングで広告でき、また、ユーザは、直接、訪れる
ことができる店舗・施設についての予約状況を得られ
る。
【0161】また、ユーザ端末1は、レストラン30か
らの情報に、予め条件を付加し、その条件に合致する情
報のみを表示するようになっている。ユーザは、ユーザ
端末1を操作して、希望時間,人数又は料理の種類(和
食、フレンチなど)を入力し、それらの条件を満たすレ
ストラン30のみが表示されるように設定しておくので
ある。従って、ユーザはサービス又はイベントをより簡
単に選択できる。また、特定のレストランに待ち行列が
集中して発生することが回避される。
【0162】一方、予約が満席であって待ち時間が長い
場合や、希望時間,人数又は料理の種類などがユーザの
希望に合致しなかった場合は、予約サーバ2は、他の店
舗を紹介する。すなわち、予約サーバ2は、ユーザの近
くの店舗・施設の中から、他予約サーバ19a〜19e
を選択的にアクセスし、現状を問い合わせる。そして、
予約サーバ2は、ユーザの待ち時間が少なく、かつ、ユ
ーザの希望条件に合致する情報をユーザ端末1に送信す
る。ここで、ユーザ端末1と予約サーバ2との間の無線
ネットワーク3は、アクセス可能な範囲が限られてい
る。
【0163】このように、予約サーバ2が、予約サーバ
2自身を介して他予約サーバ19a〜19eからの情報
をユーザ端末1に対して送信して、他予約サーバ19a
〜19eが予約を受け付けるので、この予約システム2
3は、ユーザからの予約受け付けが可能なエリアを拡大
できる。なお、予約サーバ2gは、ユーザからのアクセ
スを待つのみならず、予約サーバ2からユーザに対して
積極的に送信してもよい。これにより、各店舗・施設
が、それぞれ、他予約サーバ19a〜19eを介して、
相互に、クーポンデータをユーザ端末1に送信できるの
で、顧客吸引力を高めることができる。
【0164】次に、待ち時間の代わりに、予約実行した
サービス又はイベントの終了後の時間帯に対して提案す
るようにもできる。例えば、予約サーバ2が、食後に酒
を飲むための店舗(バー、スナックなど)や二次会の店
舗(居酒屋)などを提案するのである。このため、予約
サーバ2は、他予約サーバ19a〜19eにアクセス
し、それらがそれぞれ保持する各店舗・施設の情報や、
又は、サービス又はイベントの終了予想時刻の前後にお
ける予約状況をユーザに提示する。また、予約サーバ2
は、ユーザに対する提案のみならず、予約を仲介しても
よく、この場合、予約サーバ2は、他予約サーバ19a
〜19eを介してその店舗・施設のクーポンデータをユ
ーザ端末1に送信する。
【0165】このように、サービス提供者は、ユーザに
対して高いサービスを提供できるので、集客力の向上を
促進できる。また、予約サーバ2が、アクセス履歴を保
持しておくことにより、報酬として紹介料などの対価を
サーバの店舗に対して請求できる。このように、予約が
満席であった場合やユーザの希望に合致しなかった場合
においても、サーバネットワーク4を介して接続された
他予約サーバ19a〜19eが、相互に予約内容を紹介
することにより、各予約サーバ2,19a〜19eは、
それぞれ、紹介料などの対価を得ることが可能となる。
【0166】(C)本発明の第3実施形態の説明 第3実施形態では、予約サーバ2g(図33参照)が、
予約完了後にサービス又はイベントをユーザに提供する
ために、他予約サーバ19a〜19eから得る代わり
に、自分自身に保持した内容を送信するようになってい
る。例えば、遊園地のパレードや、スーパーマーケット
のバーゲン情報などを保持するのである。
【0167】図33は本発明の第3実施形態に係る予約
サーバのブロック図である。この図33に示す予約サー
バ2gは、予約サーバ2a(図18参照)が有するネッ
トワークターミナル12の代わりに、イベント情報保持
部9が設けられており、また、他予約状況通知部7の代
わりに、イベント通知部10が設けられている。ここ
で、イベント情報保持部9は、代替イベント情報を時間
帯ごとに保持出力しうるものであり、時間ごとに代替イ
ベント情報をイベント表として保持するようになってい
る。
【0168】さらに、イベント通知部10は、イベント
情報保持部9が出力した代替イベント情報から実行イベ
ント情報を現在時刻に基づいて抽出して送信部16bに
出力するものである。このイベント通知部10は、ユー
ザの待ち時間内に実行できる代替イベント情報を抽出で
きるようにもなっている。なお、図33に示すもので、
上述したものと同一の符号を有するものは同一のもの又
は同様の機能を有するものなので、重複した説明を省略
する。
【0169】従って、代替イベント情報出力部12が、
代替イベント情報を時間帯ごとに保持出力しうるイベン
ト情報保持部9として構成されるとともに、他予約状況
通知部7が、イベント情報保持部9が出力した代替イベ
ント情報から実行イベント情報を現在時刻に基づいて抽
出して送信部16bに出力するイベント通知部10とし
て構成されたことになる。
【0170】このイベント通知部10により、ユーザは
自分の都合のよい時間帯に、サービスを受けることがで
きる。また、図34は本発明の第3実施形態に係る予約
サーバの他のブロック図である。この図34に示す予約
サーバ2hは、図33に示す予約サーバ2gとは異な
り、待ち時間算出部6を有していない。
【0171】このように構成された第3実施形態にシス
テムにおける予約方法について、図35を参照して詳述
する。図35は本発明の第3実施形態に係る予約方法を
説明するためのフローチャートである。まず、ユーザ
は、ユーザ端末1から予約サーバ2gに対して、現在の
予約状況を要求する(ステップH1)。次に、予約サー
バ2gは、現在の予約状況をユーザ端末1に通知する
(ステップH2)。ここで、予約サーバ2gは、予約管
理部26は、予約状況保持部25にアクセスし、現在の
予約状況(空席数や各座席の予約状況など)を抽出し
て、ユーザ端末1に送信する。そして、ステップH3に
て、ユーザは、ユーザ端末1に表示された予約状況を見
て、予約するか否かを判断する。
【0172】ここで、ユーザが予約する場合は、Yes
ルートを通り、ステップH4にて、予約サーバ2gは、
ユーザの予約を受け付ける。より詳細には、ユーザ端末
1から予約サーバ2gに対して予約実行を送信すると、
予約サーバ2gの予約管理部26は、予約状況保持部2
5に保持されている予約状況を更新し、予約が成立した
場合、その旨がユーザ端末1に通知される。
【0173】ステップH5にて、予約サーバ2gの待ち
時間算出部6は、現在時刻から予約が実行されるまでの
待ち時間を算出し、ステップH6にて、時間ごとに保持
されたイベント表の中から、待ち時間内に実行可能なイ
ベントのみを抽出する。そして、ステップH7にて、予
約サーバ2gのイベント通知部10は、イベント情報保
持部9に保持されているイベント情報をユーザ端末1に
通知する。なお、ステップH3にて、ユーザが予約しな
い場合には、Noルートを通り、予約されない。
【0174】このように、予約サーバ2gは、自分自身
が保持するデータをユーザ端末1に対して送信すること
ができる。また、予約サーバ2hを用いた場合の予約方
法も、予約サーバ2gの場合のそれと同様であるので、
冗長な説明を省略する。次に、例えばサイン会のよう
に、参加人数が限られているイベントについて、予約す
る場合を説明する。
【0175】図36は本発明の第3実施形態に係る他の
予約方法を説明するためのフローチャートである。ま
ず、ユーザは、ユーザ端末1から予約サーバ2gに対し
て、現在の予約状況を要求する(ステップH10)。次
に、予約サーバ2gは、現在の予約状況をユーザ端末1
に通知する(ステップH11)。そして、ユーザは、ユ
ーザ端末1に表示された予約状況を見て、予約するか否
かを判断する(ステップH12)。
【0176】ここで、ユーザが予約する場合は、Yes
ルートを通り、ステップH13にて、予約サーバ2g
は、ユーザの予約を受け付ける。次に、予約サーバ2g
の待ち時間算出部6は、現在時刻から予約が実行される
までの待ち時間を算出し(ステップH14)、イベント
表の中から、待ち時間内に実行可能なイベントのみを抽
出する(ステップH15)。さらに、予約サーバ2gの
イベント通知部10は、イベント情報保持部9に保持さ
れているイベント情報をユーザ端末1に通知し、ユーザ
端末1にそのイベントが表示される(ステップH1
6)。予約サーバ2gは、イベントの通知のほか、予約
の有無をユーザに対して問い合わせる(ステップH1
7)。
【0177】ここで、ステップH18にて、ユーザが予
約する場合は、Yesルートを通り、ステップH19に
て、ユーザ端末1は、予約サーバ2gに対してイベント
予約実行を送信する。ステップH20にて、予約サーバ
2gの予約管理部26は、イベント予約を実行し、ユー
ザの予約が完了すると、予約サーバ2gはユーザ端末1
に対して予約完了を通知する。
【0178】さらに、ステップH12及びステップH1
8にて、ユーザが予約しない場合には、Noルートを通
り、予約されない。また、予約サーバ2hを用いた場合
の予約方法も、予約サーバ2gの場合のそれと同様であ
るので、冗長な説明を省略する。なお、サーバネットワ
ーク4を介して、複数の他予約サーバ19a〜19eが
接続され、それぞれが、イベント予約している場合は、
次の(4−1)〜(4−3)のようになる。
【0179】(4−1)予め各予約サーバ2g,2h,
19a〜19eごとに予約可能数の割り当てる。 (4−2)1台のイベント予約サーバが集中的にイベン
ト予約を行なう。 (4−3)各予約サーバ2g,2h,19a〜19eが
分散して、イベント予約を行なう。ここで、2相コミッ
トの同期を併せて実行するようにする。なお、2相コミ
ットの同期とは、1つのデータベースに2以上の書き込
みアクセスが同時にあったときに、一方が書き込みして
いるときは、他方のアクセスを禁止することをいう。
【0180】これにより、分散データベースとしてのデ
ータの原始性が保持される。このようにして、予約サー
バ2g,2hが、参加人数が限定されているイベントを
代替イベント情報として、ユーザ端末1に通知するとき
は、そのイベントの予約も実行されるので、ユーザは、
より付加価値の高いイベントを予約することができる。
【0181】(D)本発明の第4実施形態の説明 第1〜第3実施形態においては、予約サーバ2(又は2
a〜2h)がユーザに対して他予約サーバ19a〜19
eの情報を提案していた。第4実施形態においては、予
約サーバ22(図37参照)が、現在の予約状況に基づ
いて、ユーザに対してではなく、店舗・施設に対して提
案する。
【0182】例えば、オペレータの配置されていない窓
口があるときに、特定の窓口に人が殺到したときに、該
空きの窓口にオペレータを配置してキャパシティを増加
させるために、予約サーバ22に対してその旨を送信す
るのである。図37は本発明の第4実施形態に係る予約
サーバのブロック図である。この図37に示す予約サー
バ22は、無線送受信機16と、予約管理部26と、予
約状況保持部25とをそなえるほか、店舗側対応テーブ
ル(対応テーブル)5と、店舗対応選択部17とをそな
えて構成されている。また、この予約サーバ22は、店
舗・施設に設けられ情報を表示する店舗側端末18と接
続されている。
【0183】この予約状況保持部25は、予約を要する
要予約サービスと要予約サービスの予約状況とを含む店
舗・施設情報を保持するものであり、店舗側対応テーブ
ル5は、店舗・施設情報の予約状況に応じた店舗・施設
の対応に関する対応手法データを保持するものである。
これらの機能は、いずれもハードディスクにより実現さ
れる。
【0184】また、店舗対応選択部17は、予約状況保
持部25に保持された予約状況に基づいて、店舗側対応
テーブル5に保持された対応手法データから所望の対応
手法データを選択し、その選択した対応手法データを他
の店舗・施設に対して通知するものである。この機能は
ソフトウェアにより実現される。そして、店舗対応選択
部17は、対応手法データを、予約状況のうち、例えば
一時間内の予約数の変化を示す変化率に応じて店舗側対
応テーブル5から読み出して出力するようになってい
る。ここで、店舗対応選択部17は、例えば一時間内の
予約数の増加率に応じて、対応手法データを出力するよ
うになっており、予約数を監視でき、現在の状況に応じ
た店舗の対応を店舗に提案できる。従って、より多くの
利益を店舗・施設に与え、ユーザの希望に即したサービ
ス提供が可能となる。加えて、店舗対応選択部17は、
変化率として、例えば一時間内の予約数の減少率を用い
ることもでき、この減少率によっても、窓口の負荷状況
を知ることができる。
【0185】なお、この図37において、上述したもの
と同一の符号を有するものは同一のもの又は同様の機能
を有するものなので、重複した説明を省略する。これに
より、予約完了後、予約管理部26にて、予約状況保持
部25に保持された一時間内の予約数の増加率が計算さ
れ、そして、店舗対応選択部17にて、その増加率と、
店舗側対応テーブル5に保持されている対応手法データ
とが比較され、その予約状況に割り当てられた店舗の対
応手法データが、読み出されて、その読み出されたデー
タが、店舗側端末18に表示されるのである。
【0186】また、本発明の予約方法は、まず、ユーザ
端末1が、ユーザ端末1と無線ネットワーク3を介して
接続された予約サーバ22に対して、予約を要する要予
約サービスについて予約する(予約ステップ)。次に、
予約サーバ22が、予約ステップにて予約された要予約
サービスの予約数の変化率が閾値以上又は閾値以下であ
ることを検出する(閾値検出ステップ)。
【0187】閾値検出ステップにて閾値以上と検出され
たときは、予約サーバ22が、サーバネットワーク4を
介して接続された他予約サーバ19a〜19eにアクセ
スして余剰人員を有する余剰店舗・施設を検索するとと
もに、閾値検出ステップにて閾値以下と検出されたとき
は、予約サーバ22が、他予約サーバ19a〜19eに
アクセスして派遣人員が必要な要派遣店舗・施設を検索
する(余剰・派遣人員検索ステップ)。
【0188】続いて、予約サーバ22が、余剰・派遣人
員検索ステップにて検索された余剰店舗・施設又は要派
遣店舗・施設に対して、派遣依頼又は応援申し出するの
である(依頼・応援ステップ)。従って、現在の予約状
況に基づいて、予約サーバ22は、店舗・施設に適切な
対応を提案できる。
【0189】このように構成された本発明の第4実施形
態システムにおける予約方法について、図38を参照し
て詳述する。図38は本発明の第4実施形態に係る予約
方法を説明するためのフローチャートである。まず、ユ
ーザは予約サーバ22に予約状況を要求し(ステップJ
1)、予約サーバ22は現在の予約状況をユーザ端末1
に送信し(ステップJ2)、ここで、ユーザがユーザ端
末1に表示された予約状況を見て、予約するか否かを判
断する(ステップJ3)。そして、ユーザが予約する場
合は、Yesルートを通り、ステップJ4にて、ユーザ
端末1は予約サーバ22に予約実行を送信し、予約サー
バ22が予約を受け付ける。また、ステップJ3にて、
ユーザが予約しない場合は、Noルートを通り、ステッ
プJ5に進む。
【0190】次に、ステップJ5にて、予約数が一定数
に達したか否かが判定され、予約数が一定数に達したと
きは、Yesルートを通り、ステップJ6にて、予約サ
ーバ22は、その予約数に達した店舗・施設の対応を、
店舗側対応テーブル5に基づいて、その店舗に対して通
知する。なお、ステップJ5にて、予約数が一定数に達
しない場合は、Noルートを通り、処理が終了する。
【0191】このように、店舗・施設は、窓口数を、適
応的に変更できるので、オペレータを効率よく配置でき
る。また、これにより、店舗・施設は、集客力の向上を
強く促進させることができる。次に、具体的な例を説明
する。予約サーバ22は、予約が多くて、待ち行列の数
が一定数を超えたときに、客数に応じて、店舗・施設に
対応手法を提案する。ここで、予約サーバ22は、次の
(5−1),(5−2)に示すような対応手法を予め保
持する。
【0192】(5−1)客席の片付けなどユーザの受け
入れを優先して処理する。 (5−2)近くの協力関係にあるチェーン店のうち、予
約の少ない店舗に対して人員の補充を依頼する。 この(5−2)の場合、予約サーバ22がチェーン店の
予約サーバにアクセスし、近くの他の店舗のうち、客が
少なく店員が余剰の店舗を検出し、そして、店員の補充
を、店舗に依頼するよう提案する。同様に、余剰店員
(余剰人員)を有する店舗の予約サーバが、店員が不足
している店舗を検出し、店員の派遣を提案することもで
きる。
【0193】また、補充店員の人件費は、補充を受けた
店舗が、一律額や人数に応じた額の割合を負担するよう
にする。なお、レストラン30のみならず、他の飲食店
についても実施できる。このように、余剰店員を有する
店舗は、人件費を削減でき、また、店員の派遣を受けた
店舗は、多数の店員を確保できるので、過剰な予約をさ
ばくことができる。
【0194】(E)本発明の第5実施形態の説明 以下、上記第1〜第4実施形態及び各実施形態の各変形
例にて説明した本発明の予約システム23が、映画館
(又は劇場)について用いられた場合について詳述す
る。また、遊園地,銀行,役所及び交通機関に用いられ
る場合については、後述する第5実施形態の第1〜第4
変形例においてそれぞれ説明する。さらに、第5実施形
態及び第5実施形態の各変形例においては、予約サーバ
2は、予約サーバ2a〜2h,22が有する各機能を有
するものとして説明する。
【0195】映画館のオーナーなどのサービス提供者
は、チケットを販売する窓口の近くに、予約サーバ2を
設置する。そして、映画を鑑賞にきたユーザは、自分が
所持しているユーザ端末1を用いて、予約サーバ2の無
線送受信機16を介して、予約サーバ2にアクセスす
る。ここで、ユーザ端末1と予約サーバ2とのアクセス
は、無線(BluetoothやIEEE802.1
1)を用いることにより、物理的な端子間の接続が不要
になる。従って、ユーザの利便性をより高めることがで
きる。予約サーバ2は、ユーザ希望の映画についての予
約状況をそのユーザのユーザ端末1に通知する。図39
〜図45を用いて、予約状況が表示部1eにて表示され
る例について説明する。
【0196】図39は本発明の第5実施形態に係る予約
率情報による予約状況の表示例である。ユーザは、予約
サーバ2から、例えば60席などの空席数を知ることが
でき、「予約しますか? はい/いいえ」などの選択が
できる。図40は本発明の第5実施形態に係る座席番号
による予約状況の表示例であり、映画館の座席番号(4
B−8)に関する個別的な予約状況の一覧が表示されて
おり、ユーザは、これらの一覧に基づいて予約サーバ2
に申し込む。これにより、ユーザは、座席同士の距離を
容易に知ることができ、また、4人連続の席を確保する
こともできる。
【0197】図41は本発明の第5実施形態に係る予約
申し込みの表示例であり、ユーザは予約したチケット枚
数の範囲で、予約できる。図42(a),(b)はいず
れも本発明の第5実施形態に係る満席時の表示例であ
る。この図42(a)に示す例は、ユーザが希望する予
約が取れなかった場合の例であって、予約サーバ2は、
次回以降の上映分の予約、他の映画館の予約やキャンセ
ルの選択枝を提示する。
【0198】図42(b)に示す例は、予約サーバ2
が、同一の映画を上映する近くの他の映画館とその距離
情報をユーザに通知する。また、図3を用いて説明した
ように、各店舗に設けられた予約サーバ19a〜19e
は、それぞれ、サーバネットワーク4を介して接続され
ており、相互にアクセスできる。従って、予約サーバ1
9aは、満席でユーザが希望する予約ができなかったと
きは、同一の映画館における他の上映映画をユーザに提
案したり、あるいは、その映画館の近くの映画館の予約
サーバ19eにアクセスして、席を予約するのである。
【0199】このように、最初の予約サーバ19aは、
近くの映画館の予約サーバ19eにアクセスし、ユーザ
が希望した映画と同一の映画又は異なる映画の予約状況
をユーザに提案できる。また、このように、予約システ
ム23においては、ユーザが希望したことが現在実行不
可能でも、サービス提供者は、ユーザに対して、現在の
位置からアクセス可能な近くの店舗・施設のその時点に
おける代替イベント情報をユーザに提案することが可能
となる。
【0200】次に、予約成立後、その映画館の予約サー
バ19aは、近くのレストラン30の案内と、そのレス
トラン30に設けられた予約サーバ2が管理している予
約状況をユーザ端末1に送信し、ユーザ端末1には、そ
の内容が表示される。ここで、予約サーバ2は、現在時
刻とユーザが予約した映画の開始時刻との差分を計算し
て、その差分をユーザの待ち時間として、その待ち時間
にユーザが実行可能な店舗・施設のみを提案する。
【0201】これにより、ユーザは、より現実的な代替
サービス又はイベントを享受でき、予約サーバ19a〜
19eも適切な代替サービスを提案できる。図43
(a)は本発明の第5実施形態に係る提案時刻を説明す
るための図であり、映画館の予約サーバ19aは、この
図43(a)に示す上映開始時刻及び上映終了時刻のデ
ータを有する。まず、予約サーバ19aは、このデータ
に基づいて、待ち時間が「1時間15分」であることを
算出する。次に、予約サーバ19aは、近くの他の施設
にアクセスする。例えば、レストラン30の予約サーバ
2,カラオケボックスの予約サーバ19b,ボーリング
場の予約サーバ19c,喫茶店の予約サーバ19d,別
の映画館の予約サーバ19eにそれぞれアクセスして、
各施設のタイムテーブルを作成する。
【0202】図43(b)は本発明の第5実施形態に係
る施設のタイムテーブルを示す図であり、予約サーバ1
9aは、例えば喫茶店の状況として、ユーザの現在位置
から各施設への移動時間が15分、ユーザの待ち時間が
10分、また、実行時間として喫茶店における食事時間
が60分である旨のタイムテーブルを作成するのであ
る。
【0203】図44は本発明の第5実施形態に係るユー
ザ端末1の画面例を示す図である。ユーザは、この図4
4に示す表示部1eには、「レストラン30における食
事する」、「カラオケボックス」又は「キャンセル」の
中から選択できる。このように、予約サーバ2は、待ち
時間をユーザに対して提案できる。また、ユーザは、待
ち時間を有効に利用できる。
【0204】また、この提案において、店舗・施設のク
ーポン券に相当するクーポンデータをユーザ端末1に送
信する。予約サーバ2は、図44において「レストラン
30における食事」を選択したユーザに対して、「1ド
リンクサービス」に相当するクーポンデータを送信す
る。そして、ユーザが、そのレストラン30にてユーザ
端末1を用いて、そのサービス券を店員に示すことによ
り、その1ドリンクサービスを受けることができる。
【0205】さらに、図44において、「カラオケボッ
クス」を選択したユーザに対して、「100円割引」に
相当するクーポンデータを送信するようにもできる。こ
のように、予約サーバ19aは、自分が管理している予
約状況のみならず、サーバネットワーク4により接続さ
れた予約サーバ19a〜19eの予約状況をユーザに通
知できる。
【0206】従って、クーポン券のような付加価値を有
する情報を、ユーザに提案するので、サービス提供者
は、提案した施設の利用をユーザに強く促進し、集客力
の向上が図れる。また、店舗・施設のオーナーなどのサ
ービス提供者は、予約サーバ2が設けられている場所の
近くにいるユーザを特に対象とすることによって、自分
のビジネス圏内に取り込むことができ、ユーザは、自分
の待ち時間を有効に使用することができる。
【0207】このように、店舗・施設を利用する際の予
約に当たり、客がユーザ端末1から自分自身の希望サー
ビスの提供が可能か否かを予約サーバ2に問い合わせ、
また、サービスを提供すべき店舗・施設は、客の希望す
るサービスをすぐに提供できるときは、直ちにそのサー
ビスを提供する一方、そのサービスを提供できないとき
又はそのサービスを提供するまで待ち時間が生じるとき
は、代替イベント又は待ち時間の間に提供可能な他のサ
ービスを提供することができる。
【0208】次に、仲介履歴について説明する。サービ
ス提供者は、予約サーバ2に予約を仲介した履歴を保持
することにより、その仲介に対する報酬(対価)を予約
サーバ19a〜19eに対して請求することができる。
映画館の予約サーバ19a(図3など参照)が、1ヶ月
間で3000人のユーザに対してレストラン30を紹介
し、そのうちの10%に相当する300人が予約を成立
した場合、映画館はそのレストラン30に対して、次の
(6−1)と(6−2)とを請求するのである。
【0209】(6−1)3000人分の紹介料 (6−2)300人分の予約報酬 ここで、紹介料は、例えば一律に5円/一人とし、予約
報酬は一律にレストラン30における一人あたりの平均
利益の3%とする。また、予約報酬は、使用金額に応じ
るように決定してもよい。その場合、レストラン30の
予約サーバ2は、映画館の予約サーバ19aを介して予
約されたユーザの支払い状況を保持し、そして、支払い
金額の総額に予め所定の割合(%)を乗じた額を予約報
酬とする。
【0210】このように、映画館は他の施設にユーザを
紹介することにより、紹介料や、紹介に対する対価を得
ることが可能となる。また、それ以外の予約サーバ2も
同様に、紹介料及び対価を得ることができる。さらに、
紹介するイベントの時刻について説明する。上記例は、
サービス提供者が映画上映までのユーザの待ち時間に対
してイベントを提案していたが、映画の上映終了時刻以
後の時間帯に対して提案することもできる。第2実施形
態にて説明した図19(a)に示す待ち時間算出表と、
図19(b)に示すタイムテーブルを用いて、さらに詳
述する。
【0211】本発明の予約方法は、3ステップで実行さ
れる。第1に、映画館の予約サーバ19aが、図19
(a)に示す待ち時間算出表に基づいてユーザの待ち時
間を「1時間15分」と算出する。第2に、予約サーバ
19aは近くのレストラン30、喫茶店、カラオケボッ
クス、ボーリング場などの店舗・施設に設けられた予約
サーバ2,19b〜19eにアクセスして、図19
(b)に示すタイムテーブルを作成する。そして、第3
に、予約サーバ19aが、次の映画上映時間までの間
に、ユーザが実行可能なイベントを複数提案する。
【0212】図45は本発明の第5実施形態に係るサー
ビス又はイベントの終了後の提案内容の一例を示す図で
ある。予約サーバ19aは、上映終了後にユーザが実行
できるイベントとして、この図45に示す表示部1eに
は、「実行可能なレストランにおける食事」、「カラオ
ケボックス」を抽出し、これらを、ユーザ端末1に送信
してユーザに提案する。
【0213】ここで、レストラン30が一時閉店してい
るような場合、待ち時間が予め定めた所定時間よりも長
くなり、予約サーバ19aは、そのサービス内容につい
ては排除してユーザに提案しないようにしたり、あるい
は、待ち時間が長いことをユーザに明示する。これによ
り、レストラン30における食事を強く希望するユーザ
に対してもサービスを提供できる。
【0214】また、予約サーバ2がサービス又はイベン
トが終了後に提案する場合においても、提案のみならず
予約を仲介することができる。すなわち、ユーザが、予
約サーバ2を介して予約サーバ19a〜19eに対して
予約するのである。このように、ユーザが受けているイ
ベント又はサービスが終了したときに、予約サーバ2
は、ユーザの位置に基づいて、ユーザの近くの施設の状
況をユーザに示すので、そのイベント又はサービスが終
了した後における、ユーザの行動に対して提案可能とな
る。
【0215】次に、予約サーバ2からユーザ端末1に対
する紹介方法について説明する。上記例は、ユーザ端末
1が先に予約サーバ2にアクセスして情報を入手して予
約した。一方、予約サーバ2,19a〜19eが先にユ
ーザ端末1に対して情報を送信するようにもできる。こ
のような構成によって、予約サーバ2が、無線通信が可
能な範囲にいるユーザ(Bluetoothでは半径1
0m〜100m以内)を検索し、通信可能範囲のユーザ
端末1に対して、映画案内や予約状況を送信する。そし
て、ユーザが、その送信された内容のうち、希望するも
のを選択するのである。これらの内容は、ユーザによる
削除操作により削除され、また、ユーザ端末1がそのサ
ービスの開始時刻までに、予約サーバ2へのアクセスが
ない場合には、ユーザ端末1から削除するようになって
いる。従って、不要な情報がユーザ端末1に蓄積される
ことが防止される。
【0216】このように、ユーザは、特別な操作をせず
に、通行中に映画の案内を受け取ることができ、また、
サービス提供者は、情報を不特定多数の者に送信するこ
とができる。また、このように、ユーザの現在位置に基
づいて、予約サーバ2,19a〜19eは、それぞれ、
無線ネットワーク3の通信可能範囲にいるユーザに対し
て、保持する予約状況を送信し、その時点から後のユー
ザの行動に対して提案可能となる。
【0217】次に、予約状況に応じた店舗の対応につい
て説明する。予約サーバ2が受け付けた予約状況に応じ
て、店舗・施設の対応を変更することも可能である。例
えば、複数の映画館からなる複合映画館(シネマコンプ
レックス)において、用いられるのである。すなわち、
複合映画館の予約サーバ2は、客の増加率と店舗・施設
の対応との関係を、次の(7−1)〜(7−7)に示す
ような対応関係テーブルとして用意するのである。ここ
で、A,B,C,Dは、いずれも、所定の閾値であり、
1箇所の映画館についてのものである。
【0218】(7−1)増加率<A 増加率が閾値Aより小さい場合、現状のまま映画上映を
続行する(以下、現状どおりと称することがある)。 (7−2)A≦増加率<B 増加率が閾値A以上で、閾値B未満の場合、その映画館
は、上映する映画を、自館よりも収容能力の大きい上映
館に変更する。また、増加率がD(A<D<B)のとき
に、より収容能力の大きい上映館に変更して上映を行な
うように店舗に提案してもよい。
【0219】(7−3)B≦増加率<C さらに、混雑する場合、臨時に別の映画館にて上映す
る。 (7−4)増加率≧C オールナイト上映に変更する。また、対応関係テーブル
は一通りのみならず、複数の対応関係テーブルを用意す
ることもできる。
【0220】さらに、映画館のオーナーなどのサービス
提供者は、例えば、増加率に応じて、ユーザに対して、
次の(7−5)〜(7−7)に示すように、宣伝するこ
ともできる。ここで、X,Yは、それぞれ、閾値であ
る。 (7−5)増加率<X 映画館は、ユーザに、200円割引実施をアピールす
る。
【0221】(7−6)X≦増加率<Y 現状どおり。 (7−7)増加率>Y 映画館は、ユーザに、予約が多いことを積極的にアピー
ルする。これにより、現在の予約数の増加率DがD>Y
であったとき、映画館の予約サーバ19aは、この対応
関係テーブルに基づいて、「その映画の人気が高く、満
席になる」ことをユーザ端末1に送信して、ユーザに映
画鑑賞を促進する。また、前記の「上映する映画を、自
館よりも収容能力の大きい上映館に変更する」ように、
店舗・施設に対して提案することができる。
【0222】一方、増加率EがE<X、かつ、E<Aの
ときは、予約サーバ19aは、店舗・施設には提案しな
い(「現状どおり」)。この場合、客数が少なく利益が
低いため、サービス提供者(映画館のオーナー)は、価
格をディスカウントすることにより、ユーザを増加さ
せ、より多い利益が得られるように対応する。また、映
画館のみならず、コンサート,舞台,サーカス,ディナ
ーショーなどや、野球、サッカーなどのスポーツ観戦な
どについても実施できる。すなわち、これらは、いずれ
も、開始時刻が決まっており、終了時刻が決まっている
又は予想可能であり、また、近くに、他の店舗・施設が
存在するため、映画館の場合と同様に実施可能である。
【0223】なお、予約サーバ19aがユーザに送信し
た店舗・施設の状況データは、ユーザ端末1が予約サー
バ19aとの接続が切断された時点に応じて、ユーザ端
末1から削除するようにしてもよい。また、一定時間の
経過後に、ユーザ端末1において削除されるようにタイ
マ処理してもよい。加えて、ユーザの予約が完了したと
きの情報は、チケットや整理券の役割を果たすため、実
際にユーザがサービスを受けるまで保持しておくように
もできる。
【0224】このように、ユーザの位置に応じて、近く
の店舗・施設が紹介されるので、サービス提供者は、近
い未来における確度の高い予想を立てることができ、そ
の予想に合致した対応を店舗・施設に対して提案でき
る。 (E1)本発明の第5実施形態の第1変形例の説明 次に、本発明を遊園地に用いた例について説明する。
【0225】遊園地の各アトラクションのそれぞれにお
いて、待ち行列が発生する。サービス提供者は、予約サ
ーバ2を、各アトラクションの近辺に設け、各アトラク
ションの予約を受け付けるようになっている。このよう
な構成によって、ユーザがジェットコースターに乗るた
めに、ユーザ端末1を用いて、ジェットコースターの予
約サーバ2(以下、サーバJと称することがある)に対
して、予約を申し込む。そして、予約後、サーバJは、
観覧車,ジェットコースター,ボートなど、近くのアト
ラクションの予約状況をユーザに通知する。
【0226】また、予約後、順番が来るまでの待ち時間
について、サーバJは、他のアトラクションのサーバに
アクセスして、待ち時間に実行可能な他のアトラクショ
ンをユーザに提案する。ここで、サーバJは、提案のみ
ならず、サーバJ自身を介して、例えばボート乗船の予
約サーバ2(以下、サーバBTと称することがある)な
ど他のアトラクションの予約を仲介する。
【0227】なお、サーバJがユーザからのアクセスを
待つ代わりに、サーバJが無線ネットワーク3の通信可
能範囲のユーザ端末1を検索し、通信可能範囲にいるユ
ーザ端末1に対して、積極的に通知するようにもでき
る。次に、遊園地においては、パレードなどの時間限定
の催しも開催される。サーバJは予約サーバ19a〜1
9eヘのアクセスとは別に、時間限定の催しについての
予定を保持したタイムテーブルを設け、待ち時間内に実
行可能な催しをユーザ端末1に通知する。
【0228】このような構成によって、サーバJは、待
ち時間の代わりに、サービス又はイベントの終了時刻後
におけるアトラクションをユーザに提供することもでき
る。サーバJは現在時刻に対して、待ち時間とアトラク
ションの実行時間とを加算して、アトラクション終了時
刻を予測し、その予測終了時刻に基づいて、予約サーバ
19a〜19eにアクセスして、予約状況と予測終了時
刻後に実行可能なアトラクションとをそれぞれユーザに
提案する。
【0229】ここで、サーバJは、ユーザに対する提案
のみならず、予約することもでき、サーバJはユーザか
らの予約要求を、サーバネットワーク4経由でサーバB
Tに送信する。これにより、ユーザは、その現在位置に
いながら、現在のアトラクションが終了した後に実行可
能な、別のアトラクションを予約することができる。さ
らに、サーバBTが受け付けた予約状況に応じて、店舗
・施設の対応を変更することもできる。すなわち、サー
バBTは、ボートに対して、以下の(8−1)〜(8−
4)に示す増加率と店舗・施設との対応関係を記載した
対応関係テーブルを保持しておく。ここで、A〜Dは、
いずれも閾値であり、上述したものとは異なるものであ
る。
【0230】(8−1)増加率<A 現状どおり (8−2)A≦増加率<B オペレータの数を増やす (8−3)B≦増加率<C オペレータの数を増やし、ボートの数を増やす (8−4)増加率≧C 予約を一時中止する 増加率がD(A<D<B)の場合に、サーバBTは、ユ
ーザをよりスムーズにさばくために遊園地に対してオペ
レータの数を増やすよう提案するのである。
【0231】このように、ユーザに対し、その限られた
時間内にて、より多種のアトラクションをユーザが利用
できるような提案が可能となる。また、サービス提供者
(遊園地側)は、各アトラクションの利用率を向上させ
ることができ、より多くの利益を得ることができる。そ
して、このように、限られた範囲において、複数の異な
る待ち行列が発生する施設において、窓口業務の効率化
が図れる。
【0232】(E2)本発明の第5実施形態の第2変形
例の説明 次に、銀行や役所などに用いた場合について説明する。
銀行の場合、サービス提供者は、予約サーバ2を銀行の
店舗入り口に設ける。従って、ユーザは、銀行に入らず
に、予約できる。このような構成によって、銀行の予約
サーバ2は、ユーザが予約時刻まで待ち時間がある場
合、ユーザが予約した窓口以外の窓口(例えば定期預金
窓口など)の混雑状況を、ユーザに送信する。ここで、
予約サーバ2は、自銀行の窓口のみならず、近くの喫茶
店などの店舗についての情報をユーザに送信することも
でき、これにより、ユーザは待ち時間を有効に過ごすこ
とができる。
【0233】また、予約サーバ2は、他の店舗の予約サ
ーバ2にアクセスし、他の店舗の情報と予約状況とをユ
ーザ端末1に通知し、そして、予約サーバ2は、ユーザ
の待ち時間内に実行可能なサービス又はイベントのみを
抽出するようにもできる。加えて、この銀行の予約サー
バ2が他の店舗の予約を仲介してもよい。このとき、予
約サーバ2は、他の店舗を紹介したときの履歴や予約状
況を保持することにより、その照会した他の店舗に対
し、紹介料の対価を要求することかできる。
【0234】また、各予約サーバ2,19a〜19eが
それぞれ、予約状況に基づいて、銀行や役所における窓
口数を増減するように、銀行や役所に対して提案する。
例えば、待ち時間又は平均待ち時間が、一定値以下にな
るように、窓口数を変更するのである。ここで、予約サ
ーバ2は、予約人数に基づいて平均待ち時間を算出す
る。そして、ユーザの待ち時間が一定数を上回ったと
き、予約サーバ2は、銀行や役所に対して窓口数を増加
するように提案する。
【0235】以下、待ち時間について、ポアソン分布を
用いて説明する。待ち行列のモデルは、先に到着した者
から順番にチケットを購入するものとした場合、M/M
/nのモデルで記述される。ここで、最初のMは客の到
着の分布がポアソン分布で近似されることを表す記号で
あり、2番目のMはサービスの分布が指数分布で近似さ
れることを表し、3番目のnは窓口数がn箇所(1以上
の整数)を意味する。さらに詳述すると、最初のMは、
客がパラメータλ(ラムダ)の指数分布に従う時間間隔
で到来することを意味し、2番目のMは、客がパラメー
タμ(ミュー)の指数分布に従う時間サービスを受ける
ことを意味し、さらに、3番目のnは、サービスを提供
するサーバがn台であることを意味する。また、このモ
デルは、ユーザが窓口に到着する時間間隔はポアソン分
布に比例し、窓口においてユーザ一人を処理するために
必要な平均処理時間は指数分布に比例するものである。
【0236】例えば窓口数が1である場合に、ユーザ一
人についての平均処理時間をTSとし、平均到着間隔を
Aとしたとき、利用率ρ(ロー)は、式(9−1)で
表される。 ρ=TS/TA …(9−1) また、ユーザの平均待ち時間TWは、式(9−2)を用
いて算出できる。
【0237】 TW=TS×ρ/(1−ρ) …(9−2) これらの式において、TA,TS,TW,ρは、それぞ
れ、正の実数であり、”×”は乗算を表し、”/”は除
算を表す。従って、窓口数がnに増えると、ρ=TS
(TA×n)となり、平均待ち時間TWは減少する。この
ため、予約サーバ2は、TWが予め定めた時間以下にな
るように、窓口数の増加を店舗に対して提案する。ここ
で、TSは窓口におけるユーザの処理時間を平均化する
ことにより、予め算出することができ、また、TAはユ
ーザの予約状況に基づいて算出することができる。
【0238】なお、銀行のみならず、例えば、役所、病
院の薬局などの施設は、複数の人が訪れるので、同様に
実施できる。このように、予約サーバ2が、予約状況に
応じて他の店舗・施設などの窓口を代替窓口として紹介
することにより、ユーザの利用が増加する。また、この
ように、予約サーバ2が、他の店舗を紹介することによ
り、各予約サーバ2,19a〜19eは、相互に紹介料
などの対価を徴収できる。
【0239】さらに、このように、予約状況に応じて窓
口数が変更されるので、ユーザに対して過大な待ち時間
を要求することが回避され、銀行や役所などにおいて、
スムーズに窓口処理が実行できる。 (E3)本発明の第5実施形態の第3変形例の説明 次に、本発明を鉄道や航空会社などの交通機関に用いた
場合について説明する。
【0240】鉄道や航空会社における窓口業務に当た
り、サービス提供者は、切符売り場の近辺のみならず、
駅構内や空港内に予約サーバ2を設ける。従って、ユー
ザは、チケット売場のような特定の場所に並ばないで切
符を購入できる。このような構成によって、ユーザが予
約した列車や航空機の出発時間までに待ち時間がある場
合、これらの交通機関に設けられた予約サーバ2は、駅
構内、空港内又は駅、空港に隣接する店舗(例えば、レ
ストラン30,喫茶店,軽食など)の予約サーバ2にア
クセスし、店舗・施設の情報と予約状況とをユーザ端末
1に通知する。
【0241】なお、待ち時間内に実行可能な予約のみを
抽出し、予約サーバ2が他の店舗の予約を仲介してもよ
い。また、予約サーバ2は、ユーザが列車や航空機を利
用して目的地に到着した後の行動に対して提案するよう
にもできる。すなわち、予約サーバ2は、到着後のユー
ザに対して、到着後の宿泊施設や観光施設の予約サーバ
2にアクセスし、宿泊情報や予約状況をユーザ端末1に
送信する。そして、予約サーバ2は、ユーザが希望すれ
ば予約を仲介する。
【0242】ここで、交通機関の予約サーバ2は、他の
店舗・施設を紹介した紹介内容と予約状況とを保持する
ことにより、他の店舗に対して、紹介に対する対価を要
求することかできる。さらに、予約サーバ2は、鉄道会
社又は航空会社に対して、予約状況に基づいて、対応手
法を提案する。例えば、予約人数の増加率が、予め定め
られていた増加率よりも高い場合、乗客の増加が見込ま
れる。従って、予約サーバ2は、バスの臨時便につい
て、出発の直前でも可能な限り、本数を増加するように
バス会社に提案する。逆に、乗客の数が少ない場合は、
予約サーバ2は、より小型なバスに変更しコストが下が
るようにバス会社に提案する。
【0243】従って、予約サーバ2がバスの運行直前に
運行に関して提案するため、より厳密な人数の把握がで
き、バス会社は、きめ細かい対応が可能となる。また、
禁煙車両と喫煙車両とを有する鉄道に関して、予約サー
バ2は、禁煙席の予約者と喫煙席の予約者との数を把握
し、これらの数に応じて、禁煙車両の数を変更する。こ
れにより、サービス提供者は、ユーザの希望に即したサ
ービスが可能となる。
【0244】このように、予約状況に応じて、予約サー
バ2が、他の交通機関を利用させるので、ユーザの利用
数が増加し、また、予約サーバ2が他の店舗・施設を紹
介することにより、紹介料などの対価を徴収することが
可能となる。 (F)その他 本発明は上述した実施態様及びその変形態様に限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種
々変形して実施することができる。
【0245】店舗・施設は、野球やサッカーなどのスポ
ーツ観戦チケットや、運転免許証の発行業務などにも実
施できる。電話やインターネットを用いた遠隔的なアク
セス手段を介して予約する場合にも本発明を実施するこ
とができる。図5〜図10において、通信可能範囲は、
説明を簡略化するために、円形に表示されていたが、実
際には、複雑な形状であり、また、ビルなどの谷間など
が考慮され、立体的形状である。
【0246】上記のアクセス回線は、無線について説明
したが、有線でも可能である。図14などのフローチャ
ートに示すStart,Endは、それぞれ、開始,終
了を表す。 (G)付記 (付記1) 予約を要する要予約サービスと該要予約サ
ービスの予約状況とを含む店舗・施設情報を保持する保
持部と、該要予約サービスを代替するイベントに関する
代替イベント情報を出力する代替イベント情報出力部
と、ユーザ端末から送信された、ユーザが希望する希望
サービス又は希望イベントを受信する受信部と、該保持
部に保持された該店舗・施設情報と、該代替イベント情
報出力部から出力された該代替イベント情報とを、該受
信部にて受信した該希望サービス又は該希望イベントに
基づいて選択的に読み出す予約管理部と、該予約管理部
にて読み出された該店舗・施設情報又は該代替イベント
情報のうち少なくとも一方を該ユーザ端末に対して送信
する送信部とをそなえて構成されたことを特徴とする、
予約サーバ。
【0247】(付記2) ユーザ窓口又は遠隔的アクセ
ス手段を介して予約を要する要予約サービスと該要予約
サービスの座席数に関する予約状況とを含む店舗・施設
情報を保持する保持部と、該要予約サービスを代替する
イベントと該イベントの開始・終了時刻とを含む代替イ
ベント情報を出力する代替イベント情報出力部と、ユー
ザ端末から送信された、ユーザが希望する希望サービス
又は希望イベントを受信する受信部と、該保持部に保持
された該店舗・施設情報と、該代替イベント情報出力部
から出力された該代替イベント情報とを、該受信部にて
受信した該希望サービス又は該希望イベントに基づいて
選択的に読み出す予約管理部と、該予約管理部にて読み
出された該店舗・施設情報又は該代替イベント情報のう
ち少なくとも一方を該ユーザ端末に対して送信する送信
部とをそなえて構成されたことを特徴とする、予約サー
バ。
【0248】(付記3) 該予約管理部にて選択された
該代替イベント情報に含まれる開始時刻又は該店舗・施
設情報に含まれる該要予約サービスの開始時刻と、現在
時刻との差分を待ち時間として算出して出力する待ち時
間算出部をそなえて構成されたことを特徴とする、付記
1又は付記2記載の予約サーバ。 (付記4) 該予約管理部にて選択された該代替イベン
ト情報に含まれるイベントに要する実行時間又は該店舗
・施設情報に含まれる該要予約サービスに要する実行時
間と、現在時刻との和を終了時刻として算出して出力す
る終了時刻算出部をそなえて構成されたことを特徴とす
る、付記1〜付記3のいずれか一に記載の予約サーバ。
【0249】(付記5) 該代替イベント情報出力部か
ら出力された該代替イベント情報のうち、予約を要する
要予約イベントの予約状況を該送信部に出力する他予約
状況通知部をそなえて構成されたことを特徴とする、付
記1〜付記4のいずれか一に記載の予約サーバ。 (付記6) 該他予約状況通知部が、さらに、該代替イ
ベント情報のうち実行可能なものを実行イベント情報と
して該送信部に出力するように構成されたことを特徴と
する、付記5記載の予約サーバ。
【0250】(付記7) 該他予約状況通知部が、ユー
ザの移動時間と、他の店舗におけるユーザの待ち時間
と、他の店舗におけるイベントの実行時間とに基づい
て、該実行イベント情報を出力するように構成されたこ
とを特徴とする、付記6記載の予約サーバ。 (付記8) 該他予約状況通知部が、該代替イベント情
報に含まれるイベントのうち、そのイベントに要する実
行時間に該待ち時間を加算して得たイベント終了時刻に
基づいて、最大実行時間を要する最長イベントを抽出し
その抽出した最長イベントを、該実行イベント情報に含
めて出力するように構成されたことを特徴とする、付記
6記載の予約サーバ。
【0251】(付記9) 該代替イベント情報出力部
が、該代替イベント情報を時間帯ごとに保持出力しうる
イベント情報保持部として構成されるとともに、該他予
約状況通知部が、該イベント情報保持部が出力した該代
替イベント情報から該実行イベント情報を現在時刻に基
づいて抽出して該送信部に出力するイベント通知部とし
て構成されたことを特徴とする、付記6〜付記8のいず
れか一に記載の予約サーバ。
【0252】(付記10) 該代替イベント情報出力部
が、サーバネットワークを介して接続された他の予約サ
ーバが保持する他予約サーバ代替イベント情報を該代替
イベント情報として出力する他予約サーバインターフェ
ース部として構成されるとともに、該他予約状況通知部
が、該他予約サーバインターフェース部が出力する他予
約サーバ代替イベント情報から所定条件を満たす実行可
能な他予約サーバ代替イベント情報を抽出して該送信部
に出力するように構成されたことを特徴とする、付記5
〜付記8のいずれか一に記載の予約サーバ。
【0253】(付記11) 該受信部にて受信されたユ
ーザからの予約要求を、該他予約サーバインターフェー
ス部を介して、該他の予約サーバ宛に送信する予約仲介
部をそなえて構成されたことを特徴とする、付記10記
載の予約サーバ。 (付記12) 該予約サーバと該他の予約サーバとの間
におけるアクセス履歴を保持する利用状況保持部をそな
え、該利用状況保持部が、該他の予約サーバが該予約サ
ーバに対して提供した情報についての紹介料と、該予約
サーバが該他の予約サーバに対して提供した情報につい
ての紹介料とを、それぞれ、該アクセス履歴に基づいて
計算して保持するように構成されたことを特徴とする、
付記11記載の予約サーバ。
【0254】(付記13) 該代替イベント情報出力部
から出力された該代替イベント情報についての割引情報
又は付加価値情報を生成し、該割引情報又は該付加価値
情報を該送信部に対して出力する割引・付加価値情報生
成部をそなえて構成されたことを特徴とする、付記1〜
付記12のいずれか一に記載の予約サーバ。 (付記14) 予約を要する要予約サービスと該要予約
サービスの予約状況とを含む店舗・施設情報を保持する
保持部と、該店舗・施設情報の該予約状況に応じた店舗
・施設の対応に関する対応手法データを保持する対応テ
ーブルと、該保持部に保持された該予約状況に基づい
て、該対応テーブルに保持された該対応手法データから
所望の対応手法データを選択し、その選択した対応手法
データを他の店舗・施設に対して通知する店舗対応選択
部とをそなえて構成されたことを特徴とする、予約サー
バ。
【0255】(付記15) 該店舗対応選択部が、該対
応手法データを、該予約状況のうち、所定時間における
予約数の変化を示す変化率に応じて該対応テーブルから
読み出して出力するように構成されたことを特徴とす
る、付記14記載の予約サーバ。 (付記16) 予約サーバに保持された、予約を要する
要予約サービスと該要予約サービスの予約状況とを含む
店舗・施設情報又は該要予約サービスを代替するイベン
トに関する代替イベント情報のうち少なくとも一方を受
信する受信部と、該受信部にて受信された該店舗・施設
情報又は該代替イベント情報を表示する表示部と、該表
示部に表示された該店舗・施設情報又は該代替イベント
情報のうちユーザが希望する希望サービス又は希望イベ
ントを選択する選択部と、該選択部にて選択された該希
望サービス又は該希望イベントを該予約サーバに対して
送信する送信部とをそなえて構成されたことを特徴とす
る、ユーザ端末。
【0256】(付記17) 該受信部によって受信され
た、該予約サーバからの割引情報又は付加価値情報を保
持する割引・付加価値情報保持部をそなえて構成された
ことを特徴とする、付記16記載のユーザ端末。 (付記18) データを送受信するユーザ端末と、該ユ
ーザ端末と無線ネットワークを介して接続され、予約を
要する要予約サービスと該要予約サービスの予約状況と
を含む店舗・施設情報又は該要予約サービスを代替する
イベントに関する代替イベント情報のうち少なくとも一
方を該ユーザ端末に出力しうる予約サーバとをそなえ、
該予約サーバが、該店舗・施設情報を保持する保持部
と、該代替イベント情報を出力する代替イベント情報出
力部と、該ユーザ端末から送信された、ユーザが希望す
る希望サービス又は希望イベントを受信する第1受信部
と、該保持部に保持された該店舗・施設情報と、該代替
イベント情報出力部から出力された該代替イベント情報
とを、該第1受信部にて受信した該希望サービス又は該
希望イベントに基づいて選択的に読み出す予約管理部
と、該予約管理部にて読み出された該店舗・施設情報又
は該代替イベント情報のうち少なくとも一方を該ユーザ
端末に対して送信する第1送信部とをそなえ、さらに、
該ユーザ端末が、該予約サーバの第1送信部から送信さ
れた、該店舗・施設情報又は該代替イベント情報のうち
少なくとも一方を受信する第2受信部と、該第2受信部
にて受信された該店舗・施設情報又は該代替イベント情
報を表示する表示部と、該表示部に表示された該店舗・
施設情報又は該代替イベント情報のうち該ユーザが希望
する希望サービス又は希望イベントを選択する選択部
と、該選択部にて選択された該希望サービス又は該希望
イベントを該予約サーバに対して送信する第2送信部と
をそなえて構成されたことを特徴とする、予約システ
ム。
【0257】(付記19) 予約サーバが、予約を要す
る要予約サービスと該要予約サービスの予約状況とを含
む店舗・施設情報又は該要予約サービスを代替するイベ
ントに関する代替イベント情報のうち少なくとも一方
を、該予約サーバと無線ネットワークを介して接続され
たユーザ端末に対して送信する第1送信ステップと、該
ユーザ端末が、該第1送信ステップにて送信された該店
舗・施設情報又は該代替イベント情報のうちユーザが希
望する希望サービス又は希望イベントを該予約サーバに
対して送信する予約ステップと、該予約サーバが、該予
約ステップにて送信された該希望サービス又は該希望イ
ベントに基づいて、該店舗・施設情報と、該要予約サー
ビスを代替するイベントに関する代替イベント情報との
うち少なくとも一方を選択する選択ステップと、該予約
サーバが、該選択ステップにて選択された該店舗・施設
情報又は該代替イベント情報を、該ユーザ端末に対して
送信する第2送信ステップとをそなえて構成されたこと
を特徴とする、予約方法。
【0258】(付記20) 該第1送信ステップが、該
予約サーバが、該予約サーバとサーバネットワークを介
して接続された他の予約サーバが保持する他予約サーバ
代替イベント情報にアクセスする他予約サーバアクセス
ステップと、該予約サーバが、該他予約サーバアクセス
ステップにてアクセスされた該他予約サーバ代替イベン
ト情報から該希望サービスが開始されるまでの該ユーザ
の待ち時間内に実行可能な実行イベント情報を抽出する
実行イベント情報抽出ステップと、該予約サーバが、該
実行イベント情報抽出ステップにて抽出された該実行イ
ベント情報を該ユーザ端末に対して送信する実行イベン
ト情報送信ステップとをそなえて構成されたことを特徴
とする、付記19記載の予約方法。
【0259】(付記21) 該選択ステップが、該予約
サーバが、該予約サーバとサーバネットワークを介して
接続された他の予約サーバが保持する他予約サーバ店舗
・施設情報又は他予約サーバ代替イベント情報にアクセ
スする他予約サーバアクセスステップと、該予約サーバ
が、該他予約サーバアクセスステップにてアクセスされ
た該他予約サーバ店舗・施設情報又は該他予約サーバ代
替イベント情報に基づいて、該希望サービス又は該希望
イベントが開始されるまでの該ユーザの待ち時間を算出
する待ち時間算出ステップと、該予約サーバが、該待ち
時間算出ステップにて算出された該待ち時間内に実行可
能なものを、該希望サービス又は該希望イベントから抽
出する抽出ステップとをそなえて構成されたことを特徴
とする、付記19又は付記20記載の予約方法。
【0260】(付記22) ユーザ端末が、該ユーザ端
末と無線ネットワークを介して接続された予約サーバに
対して、予約を要する要予約サービスについて予約する
予約ステップと、該予約サーバが、該予約ステップにて
予約された該要予約サービスの予約数の変化率が閾値以
上又は閾値以下であることを検出する閾値検出ステップ
と、該閾値検出ステップにて閾値以上と検出されたとき
は、該予約サーバが、サーバネットワークを介して接続
された他の予約サーバにアクセスして余剰人員を有する
余剰店舗・施設を検索するとともに、該閾値検出ステッ
プにて閾値以下と検出されたときは、該予約サーバが、
該他の予約サーバにアクセスして派遣人員が必要な要派
遣店舗・施設を検索する余剰・派遣人員検索ステップ
と、該予約サーバが、該余剰・派遣人員検索ステップに
て検索された余剰店舗・施設又は要派遣店舗・施設に対
して、派遣依頼又は応援申し出する依頼・応援ステップ
とをそなえて構成されたことを特徴とする、予約方法。
【0261】(付記23) 予約サーバが、該予約サー
バとサーバネットワークを介して接続されたユーザ端末
のうち、通信可能な通信可能ユーザ端末を検索する通信
可能ユーザ端末検索ステップと、該予約サーバが、該通
信可能ユーザ端末検索ステップにて検索された該通信可
能ユーザ端末に対して、予約を要する要予約サービスと
該要予約サービスの予約状況とを含む店舗・施設情報を
送信する第3送信ステップと、該通信可能ユーザ端末
が、該第3送信ステップにて送信された該店舗・施設情
報に含まれる該要予約サービスのうちユーザが希望する
希望サービスを該予約サーバに対して送信する第4送信
ステップとをそなえて構成されたことを特徴とする、予
約方法。
【0262】(付記24) ユーザ端末が、該ユーザ端
末とサーバネットワークを介して接続された予約サーバ
に対して、ユーザの希望する希望サービスの提供を受け
られるか否かを問い合わせる問い合わせステップと、該
予約サーバが、該問い合わせステップにて問い合わせら
れた該希望サービスについて、予約を要する要予約サー
ビスと該要予約サービスの予約状況とを含む店舗・施設
情報又は該要予約サービスを代替するイベントに関する
代替イベント情報のうち少なくとも一方を参照する参照
ステップと、該予約サーバが、該参照ステップにおける
参照によって、該ユーザが該希望サービスを利用できる
ときは該希望サービスの詳細を該ユーザ端末に対して送
信するとともに、該ユーザが該希望サービスを利用でき
ないときは代替店舗・施設情報又は代替イベント情報を
該ユーザ端末に対して送信する店舗・施設情報送信ステ
ップとをそなえて構成されたことを特徴とする、予約方
法。
【0263】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の予約サー
バ(請求項1,2),ユーザ端末(請求項3)及び予約
システム(請求項4)並びに予約方法(請求項5)によ
れば、以下に述べるような効果ないしは利点がある。 (1)本発明の予約サーバによれば、予約を要する要予
約サービスと要予約サービスの予約状況とを含む店舗・
施設情報を保持する保持部と、要予約サービスを代替す
るイベントに関する代替イベント情報を出力する代替イ
ベント情報出力部と、ユーザ端末から送信された、ユー
ザが希望する希望サービス又は希望イベントを受信する
受信部と、保持部に保持された店舗・施設情報と、代替
イベント情報出力部から出力された代替イベント情報と
を、受信部にて受信した希望サービス又は希望イベント
に基づいて選択的に読み出す予約管理部と、予約管理部
にて読み出された店舗・施設情報又は代替イベント情報
のうち少なくとも一方をユーザ端末に対して送信する送
信部とをそなえて構成されているので、予め定めた範囲
にいるユーザに対して、予約状況をユーザ端末に送信す
ることにより、リアルタイムで店舗の状況を通知でき、
集客力の向上を促進できる(請求項1)。
【0264】(2)本発明の予約サーバによれば、ユー
ザ窓口又は遠隔的アクセス手段を介して要予約サービス
と要予約サービスの座席数に関する予約状況とを含む店
舗・施設情報を保持する保持部と、要予約サービスを代
替するイベントとイベントの開始・終了時刻とを含む代
替イベント情報を出力する代替イベント情報出力部と、
ユーザが希望する希望サービス又は希望イベントを受信
する受信部と、保持部に保持された店舗・施設情報と、
代替イベント情報出力部から出力された代替イベント情
報とを、受信した希望サービス又は希望イベントに基づ
いて選択的に読み出す予約管理部と、予約管理部にて読
み出された店舗・施設情報又は代替イベント情報をユー
ザ端末に対して送信する送信部とをそなえて構成されて
いるので、予約後、他予約サーバにアクセスして他の予
約状況又は近くの店舗の予約状況をユーザに通知するこ
とにより、ユーザが現在アクセス可能な範囲にある予約
状況を、適切なタイミングでユーザに送信できる(請求
項2)。
【0265】(3)本発明のユーザ端末によれば、予約
サーバに保持された、要予約サービスと要予約サービス
の予約状況とを含む店舗・施設情報又は要予約サービス
を代替するイベントに関する代替イベント情報を受信す
る受信部と、受信された店舗・施設情報又は代替イベン
ト情報を表示する表示部と、表示部に表示された店舗・
施設情報又は代替イベント情報のうちユーザが希望する
希望サービス又は希望イベントを選択する選択部と、選
択部にて選択された希望サービス又は希望イベントを予
約サーバに対して送信する送信部とをそなえて構成され
ているので、自店舗の予約が待ち時間を有する場合は、
ユーザはその待ち時間内にユーザが実行可能な情報のみ
を通知され、予約サーバを設置した店舗は自店舗のほか
のサービスを利用するよう促進でき他の店舗を紹介して
他の店舗からの紹介料又は広告料を徴収することが可能
となる(請求項3)。
【0266】(4)本発明の予約システムによれば、デ
ータを送受信するユーザ端末と、ユーザ端末と無線ネッ
トワークを介して接続され、予約を要する要予約サービ
スと要予約サービスの予約状況とを含む店舗・施設情報
又は要予約サービスを代替するイベントに関する代替イ
ベント情報のうち少なくとも一方をユーザ端末に出力し
うる予約サーバとをそなえ、予約サーバが、保持部と、
代替イベント情報出力部と、第1受信部と、予約管理部
と、第1送信部とをそなえ、さらに、ユーザ端末が、第
2受信部と、表示部と、選択部と、第2送信部とをそな
えて構成されているので、ユーザは、他店舗の予約サー
バの通信可能範囲に移動することなく、最初の位置から
他の店舗の予約が可能となる。また、予約可能な範囲
が、予約サーバの無線ネットワークの通信可能範囲より
も広い範囲に拡大される(請求項4)。
【0267】(5)本発明の予約方法によれば、予約サ
ーバが店舗・施設情報又は要予約サービスを代替するイ
ベントに関する代替イベント情報を、ユーザ端末に対し
て送信する第1送信ステップと、ユーザ端末が、店舗・
施設情報又は代替イベント情報のうちユーザが希望する
希望サービス又は希望イベントを予約サーバに対して送
信する予約ステップと、予約サーバが、希望サービス又
は希望イベントに基づいて、店舗・施設情報と、要予約
サービスを代替するイベントに関する代替イベント情報
を選択する選択ステップと、予約サーバが、店舗・施設
情報又は代替イベント情報を、ユーザ端末に対して送信
する第2送信ステップとをそなえて構成されているの
で、紹介は、店舗ではなく、例えば時間限定で行なわれ
るサービスを紹介することにより、ユーザに対して、イ
ベントの通知を効果的に行なうことが可能となる(請求
項5)。
【0268】(6)予約サーバが、予約管理部にて選択
された代替イベント情報に含まれる開始時刻又は店舗・
施設情報に含まれる要予約サービスの開始時刻と、現在
時刻との差分を待ち時間として算出して出力する待ち時
間算出部をそなえて構成されてもよく、このようにすれ
ば、自店舗の予約の待ち時間ではなく、予約終了後につ
いても同様に、ユーザが実行可能な情報のみ選択して通
知することにより、ユーザが予約終了後に過ごす時間に
対して、予約サーバを設置した店舗は、自店舗のほかの
サービスを利用するよう促進したり、他の店舗を紹介す
ることにより、他の店舗から紹介料又は広告料を徴収す
ることが可能となる。
【0269】(7)予約サーバが、予約管理部にて選択
された代替イベント情報に含まれるイベントに要する実
行時間又は店舗・施設情報に含まれる要予約サービスに
要する実行時間と、現在時刻との和を終了時刻として算
出して出力する終了時刻算出部をそなえて構成されても
よく、このようにすれば、多様なサービスを提供できる
とともに、ユーザはそのサービスの予約を確実にでき
る。
【0270】(8)予約サーバが、代替イベント情報出
力部から出力された代替イベント情報のうち、予約を要
する要予約イベントの予約状況を送信部に出力する他予
約状況通知部をそなえて構成されてもよく、この他予約
状況通知部が、さらに、代替イベント情報のうち実行可
能なものを実行イベント情報として送信部に出力するよ
うに構成されたり、ユーザの移動時間と、他の店舗にお
けるユーザの待ち時間と、他の店舗におけるイベントの
実行時間とに基づいて、実行イベント情報を出力するよ
うに構成されたり、又は、代替イベント情報に含まれる
イベントのうち、そのイベントに要する実行時間に待ち
時間を加算して得たイベント終了時刻に基づいて、最大
実行時間を要する最長イベントを抽出しその抽出した最
長イベントを、実行イベント情報に含めて出力するよう
に構成されてもよく、このようにすれば、ユーザに対し
て確定的な時間を決定できないサービスを提供する場合
でも、サービス又はイベントの実行時間を送信できる。
【0271】(9)代替イベント情報出力部が、代替イ
ベント情報を時間帯ごとに保持出力しうるイベント情報
保持部として構成されるとともに、他予約状況通知部
が、イベント情報保持部が出力した代替イベント情報か
ら実行イベント情報を現在時刻に基づいて抽出して送信
部に出力するイベント通知部として構成されてもよく、
このようにすれば、ユーザは自分の都合のよい時間帯
に、サービスを受けることができる。
【0272】(10)代替イベント情報出力部が、サー
バネットワークを介して接続された他の予約サーバが保
持する他予約サーバ代替イベント情報を代替イベント情
報として出力する他予約サーバインターフェース部とし
て構成されるとともに、他予約状況通知部が、他予約サ
ーバインターフェース部が出力する他予約サーバ代替イ
ベント情報から所定条件を満たす実行可能な他予約サー
バ代替イベント情報を抽出して送信部に出力するように
構成されてもよく、このようにすれば、予約サーバは、
ユーザに対して、多種のサービスを提供できるようにな
る。
【0273】(11)受信部にて受信されたユーザから
の予約要求を、他予約サーバインターフェース部を介し
て、他の予約サーバ宛に送信する予約仲介部をそなえて
構成されてもよく、このようにすれば、紹介するサービ
スが枯渇することが回避される。 (12)予約サーバと他の予約サーバとの間におけるア
クセス履歴を保持する利用状況保持部をそなえ、利用状
況保持部が、他の予約サーバが予約サーバに対して提供
した情報についての紹介料と、予約サーバが他の予約サ
ーバに対して提供した情報についての紹介料とを、それ
ぞれ、アクセス履歴に基づいて計算して保持するように
構成されてもよく、このようにすれば、他の店舗の紹介
又は予約を仲介したときのアクセス履歴が保持され、紹
介数及び予約仲介数など予約サーバが行なった回数に応
じた紹介料の徴収が可能となる。
【0274】(13)代替イベント情報出力部から出力
された代替イベント情報についての割引情報又は付加価
値情報を生成し、割引情報又は付加価値情報を送信部に
対して出力する割引・付加価値情報生成部をそなえて構
成されてもよく、このようにすれば、紹介、又は予約仲
介のとき、他の店舗のクーポン券をユーザ端末に送信す
ることにより、紹介したサービスの利用を、ユーザに対
して強く促進することができる。
【0275】(14)予約を要する要予約サービスと要
予約サービスの予約状況とを含む店舗・施設情報を保持
する保持部と、店舗・施設情報の予約状況に応じた店舗
・施設の対応に関する対応手法データを保持する対応テ
ーブルと、保持部に保持された予約状況に基づいて、対
応テーブルに保持された対応手法データから所望の対応
手法データを選択し、その選択した対応手法データを他
の店舗・施設に対して通知する店舗対応選択部とをそな
えて構成されてもよく、また、この店舗対応選択部は、
対応手法データを、予約状況のうち、所定時間における
予約数の変化を示す変化率に応じて対応テーブルから読
み出して出力するように構成されてもよく、このように
すれば、予約システムでユーザの予約状況を常に、監視
でき、現在の状況に応じた店舗の対応を店舗に提案で
き、より多くの利益を店舗にもたらすことや、ユーザの
希望に即したサービス提供が可能となる。
【0276】(15)受信部によって受信された、予約
サーバからの割引情報又は付加価値情報を保持する割引
・付加価値情報保持部をそなえて構成されてもよく、こ
のようにすれば、ユーザは、例えば店舗・施設にて、店
員に対して、ユーザ端末の表示部を提示して、その割引
券又はクーポン券に示されたサービスを受けることがで
きる。
【0277】(16)また、本発明の予約方法によれ
ば、第1送信ステップが、予約サーバが、予約サーバと
サーバネットワークを介して接続された他の予約サーバ
が保持する他予約サーバ代替イベント情報にアクセスす
る他予約サーバアクセスステップと、予約サーバが、他
予約サーバアクセスステップにてアクセスされた他予約
サーバ代替イベント情報から希望サービスが開始される
までのユーザの待ち時間内に実行可能な実行イベント情
報を抽出する実行イベント情報抽出ステップと、予約サ
ーバが、実行イベント情報抽出ステップにて抽出された
実行イベント情報をユーザ端末に対して送信する実行イ
ベント情報送信ステップとをそなえて構成されているの
で、紹介と予約仲介とにより、ユーザは、他店舗の予約
サーバの通信可能範囲に移動することなく、最初の位置
から他の店舗の予約が可能となる。また、予約サーバの
予約可能な範囲が、予約サーバの無線ネットワーク3の
通信可能範囲よりも広い範囲に拡大される。
【0278】(17)選択ステップが、予約サーバが、
予約サーバとサーバネットワークを介して接続された他
の予約サーバが保持する他予約サーバ店舗・施設情報又
は他予約サーバ代替イベント情報にアクセスする他予約
サーバアクセスステップと、予約サーバが、他予約サー
バアクセスステップにてアクセスされた他予約サーバ店
舗・施設情報又は他予約サーバ代替イベント情報に基づ
いて、希望サービス又は希望イベントが開始されるまで
のユーザの待ち時間を算出する待ち時間算出ステップ
と、予約サーバが、待ち時間算出ステップにて算出され
た待ち時間内に実行可能なものを、希望サービス又は希
望イベントから抽出する抽出ステップとをそなえて構成
されてもよく、このようにすれば、サービス提供者は、
予約状況や時間限定サービスを、適切なタイミングでユ
ーザに通知できる。
【0279】(18)本発明の予約方法によれば、ユー
ザ端末が、ユーザ端末と無線ネットワークを介して接続
された予約サーバに対して、予約を要する要予約サービ
スについて予約する予約ステップと、予約サーバが、予
約ステップにて予約された要予約サービスの予約数の変
化率が閾値以上又は閾値以下であることを検出する閾値
検出ステップと、閾値検出ステップにて閾値以上と検出
されたときは、予約サーバが、サーバネットワークを介
して接続された他の予約サーバにアクセスして余剰人員
を有する余剰店舗・施設を検索するとともに、閾値検出
ステップにて閾値以下と検出されたときは、予約サーバ
が、他の予約サーバにアクセスして派遣人員が必要な要
派遣店舗・施設を検索する余剰・派遣人員検索ステップ
と、予約サーバが、余剰・派遣人員検索ステップにて検
索された余剰店舗・施設又は要派遣店舗・施設に対し
て、派遣依頼又は応援申し出する依頼・応援ステップと
をそなえて構成されているので、ユーザは、リアルタイ
ムで通信可能範囲に位置する店舗のサービスを知ること
ができ、最新のサービス情報を得ることができる。
【0280】(19)本発明の予約方法によれば、予約
サーバが、予約サーバとサーバネットワークを介して接
続されたユーザ端末のうち、通信可能な通信可能ユーザ
端末を検索する通信可能ユーザ端末検索ステップと、予
約サーバが、通信可能ユーザ端末検索ステップにて検索
された通信可能ユーザ端末に対して、予約を要する要予
約サービスと要予約サービスの予約状況とを含む店舗・
施設情報を送信する第3送信ステップと、通信可能ユー
ザ端末が、第3送信ステップにて送信された店舗・施設
情報に含まれる要予約サービスのうちユーザが希望する
希望サービスを予約サーバに対して送信する第4送信ス
テップとをそなえて構成されているので、サービス内容
と予約状況とを、適切なタイミングで広告でき、また、
ユーザ端末には、ユーザが直接、訪れることができる店
舗・施設についての予約状況が得られる。
【0281】(20)本発明の予約方法によれば、ユー
ザ端末が、ユーザ端末とサーバネットワークを介して接
続された予約サーバに対して、ユーザの希望する希望サ
ービスの提供を受けられるか否かを問い合わせる問い合
わせステップと、予約サーバが、問い合わせステップに
て問い合わせられた希望サービスについて、予約を要す
る要予約サービスと要予約サービスの予約状況とを含む
店舗・施設情報又は要予約サービスを代替するイベント
に関する代替イベント情報のうち少なくとも一方を参照
する参照ステップと、予約サーバが、参照ステップにお
ける参照によって、ユーザが希望サービスを利用できる
ときは希望サービスの詳細をユーザ端末に対して送信す
るとともに、ユーザが希望サービスを利用できないとき
は代替店舗・施設情報又は代替イベント情報をユーザ端
末に対して送信する店舗・施設情報送信ステップとをそ
なえて構成されているので、ユーザが主導的になって、
サービスを選択して受けることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用される予約システムの構成図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態に係る予約サーバのブロ
ック図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るサーバネットワー
クの構成図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るユーザ端末のブロ
ック図である。
【図5】ピコネットの説明図である。
【図6】ピコネットのネットワークの初期状態を示す図
である。
【図7】ピコネットのネットワークが形成された状態を
示す図である。
【図8】スキャッタネットが形成された状態を示す図で
ある。
【図9】スキャッタネットの階層構造を説明するための
図である。
【図10】スキャッタネットの終了終了状態を示す図で
ある。
【図11】本発明の第1実施形態に係る通常予約におけ
るネットワークトポロジを示す図である。
【図12】本発明の第1実施形態に係る第1のネットワ
ークトポロジを説明するための図である。
【図13】本発明の第1実施形態に係る第2のネットワ
ークトポロジを説明するための図である。
【図14】本発明の第1実施形態に係る予約方法を説明
するためのフローチャートである。
【図15】本発明の第1実施形態に係る通信可能範囲を
説明するための図である。
【図16】本発明の第1実施形態に係る予約完了前のユ
ーザ端末の予約方法のフローチャートである。
【図17】本発明の第1実施形態に係る予約完了後のユ
ーザ端末の予約方法のフローチャートである。
【図18】本発明の第2実施形態に係る予約サーバのブ
ロック図である。
【図19】(a)は本発明の第2実施形態に係るタイム
テーブルを説明するための図であり、(b)は本発明の
第2実施形態に係る実行イベント情報を説明するための
図である。
【図20】本発明の第2実施形態に係る予約方法を説明
するためのフローチャートである。
【図21】本発明の第2実施形態の第1変形例に係る予
約サーバのブロック図である。
【図22】本発明の第2実施形態の第1変形例に係る予
約方法を説明するためのフローチャートである。
【図23】本発明の第2実施形態の第1変形例に係る他
の予約方法を説明するためのフローチャートである。
【図24】本発明の第2実施形態の第2変形例に係る予
約サーバのブロック図である。
【図25】本発明の第2実施形態の第2変形例に係る予
約方法を説明するためのフローチャートである。
【図26】本発明の第2実施形態の第3変形例に係る予
約サーバのブロック図である。
【図27】本発明の第2実施形態の第3変形例に係る予
約方法を説明するためのフローチャートである。
【図28】本発明の第2実施形態の第4変形例に係る予
約サーバのブロック図である。
【図29】本発明の第2実施形態の第4変形例に係る予
約方法を説明するためのフローチャートである。
【図30】本発明の第2実施形態の第4変形例に係る紹
介料の計算方法を説明するためのフローチャートであ
る。
【図31】本発明の第2実施形態の第5変形例に係る予
約サーバのブロック図である。
【図32】本発明の第2実施形態の第5変形例に係る予
約方法を説明するためのフローチャートである。
【図33】本発明の第3実施形態に係る予約サーバのブ
ロック図である。
【図34】本発明の第3実施形態に係る予約サーバの他
のブロック図である。
【図35】本発明の第3実施形態に係る予約方法を説明
するためのフローチャートである。
【図36】本発明の第3実施形態に係る他の予約方法を
説明するためのフローチャートである。
【図37】本発明の第4実施形態に係る予約サーバのブ
ロック図である。
【図38】本発明の第4実施形態に係る予約方法を説明
するためのフローチャートである。
【図39】本発明の第5実施形態に係る予約率情報によ
る予約状況の表示例である。
【図40】本発明の第5実施形態に係る座席番号による
予約状況の表示例である。
【図41】本発明の第5実施形態に係る予約申し込みの
表示例である。
【図42】(a),(b)はいずれも本発明の第5実施
形態に係る満席時の表示例である。
【図43】(a)は本発明の第5実施形態に係る提案時
刻を説明するための図であり、(b)は本発明の第5実
施形態に係る施設のタイムテーブルを示す図である。
【図44】本発明の第5実施形態に係るユーザ端末の画
面例を示す図である。
【図45】本発明の第5実施形態に係るサービス又はイ
ベントの終了後の提案内容の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1AA,1BB ユーザ端末 1c 受信部 1d 制御部 1e 表示部 1f 選択部 1g 送信部 1h スピーカ 1j マイク 1k クーポン保持部 2,2a〜2h,22 予約サーバ 19a,19b,19c,19d,19e 他予約サー
バ 3 無線ネットワーク 4 サーバネットワーク 5 店舗側対応テーブル 6 待ち時間算出部 7 他予約状況通知部 8 予約仲介部 9 イベント情報保持部 10 イベント通知部 11 終了時刻算出部 12 ネットワークターミナル(代替イベント情報出力
部,他予約サーバインターフェース部) 13 予約仲介部 14 利用状況保持部 15 クーポン発行部 16 無線送受信機 16a 受信部 16b 送信部 17 店舗対応選択部 18 店舗側端末 20 カプラ 21 スキャッタネット 23 予約システム 24a,24b アンテナ 25 予約状況保持部 26 予約管理部 30 レストラン(店舗・施設)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 514 G06F 17/60 514 (72)発明者 鈴木 祥治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予約を要する要予約サービスと該要予約
    サービスの予約状況とを含む店舗・施設情報を保持する
    保持部と、 該要予約サービスを代替するイベントに関する代替イベ
    ント情報を出力する代替イベント情報出力部と、 ユーザ端末から送信された、ユーザが希望する希望サー
    ビス又は希望イベントを受信する受信部と、 該保持部に保持された該店舗・施設情報と、該代替イベ
    ント情報出力部から出力された該代替イベント情報と
    を、該受信部にて受信した該希望サービス又は該希望イ
    ベントに基づいて選択的に読み出す予約管理部と、 該予約管理部にて読み出された該店舗・施設情報又は該
    代替イベント情報のうち少なくとも一方を該ユーザ端末
    に対して送信する送信部とをそなえて構成されたことを
    特徴とする、予約サーバ。
  2. 【請求項2】 予約を要する要予約サービスと該要予約
    サービスの予約状況とを含む店舗・施設情報を保持する
    保持部と、 該店舗・施設情報の該予約状況に応じた店舗・施設の対
    応に関する対応手法データを保持する対応テーブルと、 該保持部に保持された該予約状況に基づいて、該対応テ
    ーブルに保持された該対応手法データから所望の対応手
    法データを選択し、その選択した対応手法データを他の
    店舗・施設に対して通知する店舗対応選択部とをそなえ
    て構成されたことを特徴とする、予約サーバ。
  3. 【請求項3】 予約サーバに保持された、予約を要する
    要予約サービスと該要予約サービスの予約状況とを含む
    店舗・施設情報又は該要予約サービスを代替するイベン
    トに関する代替イベント情報のうち少なくとも一方を受
    信する受信部と、 該受信部にて受信された該店舗・施設情報又は該代替イ
    ベント情報を表示する表示部と、 該表示部に表示された該店舗・施設情報又は該代替イベ
    ント情報のうちユーザが希望する希望サービス又は希望
    イベントを選択する選択部と、 該選択部にて選択された該希望サービス又は該希望イベ
    ントを該予約サーバに対して送信する送信部とをそなえ
    て構成されたことを特徴とする、ユーザ端末。
  4. 【請求項4】 データを送受信するユーザ端末と、 該ユーザ端末と無線ネットワークを介して接続され、予
    約を要する要予約サービスと該要予約サービスの予約状
    況とを含む店舗・施設情報又は該要予約サービスを代替
    するイベントに関する代替イベント情報のうち少なくと
    も一方を該ユーザ端末に出力しうる予約サーバとをそな
    え、 該予約サーバが、 該店舗・施設情報を保持する保持部と、 該代替イベント情報を出力する代替イベント情報出力部
    と、 該ユーザ端末から送信された、ユーザが希望する希望サ
    ービス又は希望イベントを受信する第1受信部と、 該保持部に保持された該店舗・施設情報と、該代替イベ
    ント情報出力部から出力された該代替イベント情報と
    を、該第1受信部にて受信した該希望サービス又は該希
    望イベントに基づいて選択的に読み出す予約管理部と、 該予約管理部にて読み出された該店舗・施設情報又は該
    代替イベント情報のうち少なくとも一方を該ユーザ端末
    に対して送信する第1送信部とをそなえ、 さらに、 該ユーザ端末が、 該予約サーバの第1送信部から送信された、該店舗・施
    設情報又は該代替イベント情報のうち少なくとも一方を
    受信する第2受信部と、 該第2受信部にて受信された該店舗・施設情報又は該代
    替イベント情報を表示する表示部と、 該表示部に表示された該店舗・施設情報又は該代替イベ
    ント情報のうち該ユーザが希望する希望サービス又は希
    望イベントを選択する選択部と、 該選択部にて選択された該希望サービス又は該希望イベ
    ントを該予約サーバに対して送信する第2送信部とをそ
    なえて構成されたことを特徴とする、予約システム。
  5. 【請求項5】 予約サーバが、予約を要する要予約サー
    ビスと該要予約サービスの予約状況とを含む店舗・施設
    情報又は該要予約サービスを代替するイベントに関する
    代替イベント情報のうち少なくとも一方を、該予約サー
    バと無線ネットワークを介して接続されたユーザ端末に
    対して送信する第1送信ステップと、 該ユーザ端末が、該第1送信ステップにて送信された該
    店舗・施設情報又は該代替イベント情報のうちユーザが
    希望する希望サービス又は希望イベントを該予約サーバ
    に対して送信する予約ステップと、 該予約サーバが、該予約ステップにて送信された該希望
    サービス又は該希望イベントに基づいて、該店舗・施設
    情報と、該要予約サービスを代替するイベントに関する
    代替イベント情報とのうち少なくとも一方を選択する選
    択ステップと、 該予約サーバが、該選択ステップにて選択された該店舗
    ・施設情報又は該代替イベント情報を、該ユーザ端末に
    対して送信する第2送信ステップとをそなえて構成され
    たことを特徴とする、予約方法。
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