JP6284121B2 - 外出スケジュール自動作成装置及びその方法 - Google Patents

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本発明は、外出スケジュール自動作成装置及びその方法に関し、特にユーザが移動体を利用して外出するスケジュールを作成する外出スケジュール自動作成装置及びその方法に関する。
近年、交通手段である自動車の技術は、動力機能がガソリンエンジンから電気モータに代わり、制御機能として自動走行や自動ブレーキに関する技術の実用化が進み、個々の自動車がネットワークを介して他の機器と接続できるネットワーク機能の発達が著しい。一方、環境への配慮、維持費の高騰、高齢者の増加等の問題により、個人における自動車の所有台数は、年々、減少している。
しかしながら、例えば、自宅から駅や店舗等への人の移動、或いは荷物の運搬等、人や物が移動する手段に対する需要が減少しているわけではないので、より便利で手軽な移動手段が求められる。そこでは、ユーザの都合と目的に合わせた時間と場所に、移動体を柔軟かつスムーズに運行することができる交通システムが望まれる。
一方、健康に問題のある人、高齢化のため体力が衰えた人等にとっては、外出のために移動する機会はどうしても減少する。また、若く健康な人であっても外出を嫌ういわゆる引き籠りが増えており、社会問題にもなっている。しかし、このような人が増え、地域の商店街等の街の中心部における人が少なくなると、地域の活力が増々衰退することに繋がる。また、特に夏場に、一日中家にいるとエアコンがフル稼働するので、電力消費のピーク時の対策の面からも好ましくない。
したがって、地域住民の外出を促すことは、地域の活性化、人々の健康管理、エネルギー対策等における重要な課題となっている。このため、住民の外出を促すために、住民に対してなんらかのインセンティブを与えることで、当該住民の外出を促すことを目的とするシステムが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2006−277174号公報
上記の特許文献1には、当日のピーク時期における電力の予測需要量を推定し、目標値を上回っている場合には抑制が必要であると判定し、集合住宅の住民に対する商店街の割引クーポンの発行処理を行う制御システムが開示されている。
しかしながら、住民は、不特定多数の住民に対して配られる割引クーポンを仮に使わなかったとしても、他人に迷惑をかけるわけではないので、敢えて外出をしない場合も多々ある。一方、自分以外のものと外出の約束をした場合に、この約束を無視して外出しない人は少ない。
そこで、本発明では、上記のような課題に鑑み、利用者に外出スケジュールを提供し、移動体を配車してしまうことで、利用者の外出を促す外出スケジュール自動作成装置及びその方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の外出スケジュール自動作成装置は、以下のような解決手段を提供する。
(1)ユーザを運ぶ移動体と、サービサにより提供されるサービサシステムと、ユーザにより操作されるユーザ端末と、ネットワークを介して接続され、ユーザの前記移動体を利用するスケジュールを作成する外出スケジュール自動作成装置であって、前記サービサシステムより、サービサの情報であるサービサ情報を受信するサービサ情報収集手段と、前記ユーザ端末より、ユーザの情報であるユーザ情報を受信するユーザ情報収集手段と、ユーザにより前記移動体を使用するスケジュールを示すスケジュール情報を生成し、前記ユーザ端末に送信するスケジュール情報提供手段と、前記ユーザ端末より受信した前記スケジュール情報に基づく配車を承諾することを示す配車依頼情報に基づき、前記移動体の乗車位置及び乗車時間を示す移動体予約情報を生成する予定情報提供手段と、前記予定情報提供手段が生成した前記移動体予約情報に基づき、前記移動体の配車を決定する配車手段と、ユーザによる前記移動体の使用履歴を記憶するユーザ記憶手段と、を備え前記スケジュール情報提供手段は、あるユーザの前記ユーザ端末に送信する前記スケジュール情報を、前記サービサ情報収集手段が受信した前記サービサ情報、及び前記ユーザ記憶手段に記憶されたあるユーザの前記使用履歴に基づき、前記スケジュール情報を生成することを特徴とする。
(2)ユーザを運ぶ移動体と、サービサにより提供されるサービサシステムと、ユーザにより操作されるユーザ端末と、ネットワークを介して接続され、ユーザの前記移動体を利用するスケジュールを作成する外出スケジュール自動作成装置であって、前記サービサシステムより、サービサの情報であるサービサ情報を受信するサービサ情報収集手段と、前記ユーザ端末より、ユーザの情報であるユーザ情報を受信するユーザ情報収集手段と、ユーザにより前記移動体を使用するスケジュールを示すスケジュール情報を生成し、前記ユーザ端末に送信するスケジュール情報提供手段と、前記ユーザ端末より受信した前記スケジュール情報に基づく配車を承諾することを示す配車依頼情報に基づき、前記移動体の乗車位置及び乗車時間を示す移動体予約情報を生成する予定情報提供手段と、前記予定情報提供手段が生成した前記移動体予約情報に基づき、前記移動体の配車を決定する配車手段と、を備え、前記スケジュール情報提供手段は、他のユーザの前記ユーザ情報に含まれる、あるユーザを所定の目的地に運ぶことを依頼する勧誘情報に基づき、前記スケジュール情報を生成することを特徴とする。


(3)ユーザを運ぶ移動体と、サービサにより提供されるサービサシステムと、ユーザにより操作されるユーザ端末と、ネットワークを介して接続され、ユーザの前記移動体を利用するスケジュールを作成する外出スケジュール自動作成装置であって、前記サービサシステムより、サービサの情報であるサービサ情報を受信するサービサ情報収集手段と、前記ユーザ端末より、ユーザの情報であるユーザ情報を受信するユーザ情報収集手段と、ユーザにより前記移動体を使用するスケジュールを示すスケジュール情報を生成し、前記ユーザ端末に送信するスケジュール情報提供手段と、前記ユーザ端末より受信した前記スケジュール情報に基づく配車を承諾することを示す配車依頼情報に基づき、前記移動体の乗車位置及び乗車時間を示す移動体予約情報を生成する予定情報提供手段と、前記予定情報提供手段が生成した前記移動体予約情報に基づき、前記移動体の配車を決定する配車手段と、を備え、前記ユーザ端末は、当該ユーザが他のユーザと会話ができる会話手段を備え、
前記外出スケジュール自動作成装置又は前記ユーザ端末は、前記会話手段による会話記録をテキスト解析し、前記テキスト解析の結果に基づいて、当該ユーザと当該他のユーザの外出スケジュールを、前記スケジュール情報提供手段に作成させる会話内容分析手段を
備えることを特徴とする。
(4)上記(3)に記載の構成において、前記会話内容分析手段は、前記テキスト解析の結果に基づいて、前記会話記録に、前記ユーザ又は前記他のユーザが外出する際に同伴者が含まれるか否かを判断し、前記同伴者がいると判断した場合には、前記同伴者の外出を促す外出スケジュールを、前記スケジュール情報提供手段に作成させることを特徴とする
(5)上記(4)に記載の構成において、前記会話手段は、前記会話内容分析手段の前記テキスト解析の結果に基づいて、前記同伴者を外出に勧誘する手段を、前記ユーザと前記他のユーザの会話中又は会話終了後に提供させることを特徴とする。
(6)ユーザを運ぶ移動体と、サービサにより提供されるサービサシステムと、ユーザにより操作されるユーザ端末と、ネットワークを介して接続された外出スケジュール自動作成装置が、ユーザの前記移動体を利用するスケジュールを作成する外出スケジュール自動作成方法であって、前記外出スケジュール自動作成装置が、前記サービサシステムより、サービサの情報であるサービサ情報を受信するサービサ情報収集ステップと、前記ユーザ端末より、ユーザの情報であるユーザ情報を受信するユーザ情報収集ステップと、ユーザにより前記移動体を使用するスケジュールを示すスケジュール情報を生成し、前記ユーザ端末に送信するスケジュール情報提供ステップと、前記ユーザ端末より受信した前記スケジュール情報に基づく配車を承諾することを示す配車依頼情報に基づき、前記移動体の乗車位置及び乗車時間を示す移動体予約情報を生成する予定情報提供ステップと、前記予定情報提供ステップで生成した前記移動体予約情報に基づき、前記移動体の配車を決定する配車ステップと、あるユーザの前記ユーザ端末に送信する前記スケジュール情報を、前記サービサ情報収集ステップにおいて受信した前記サービサ情報、及び前記外出スケジュール自動作成装置のユーザ記憶手段に記憶された、あるユーザの使用履歴に基づき、前記スケジュール情報を生成するステップと、を実行することを特徴とする。
本発明によれば、移動体を運行する交通システムにおいて、利用者に外出スケジュールを提供し、移動体を配車してしまうことで、利用者の外出を促すことができる。
本発明が適用される交通システム1の概念を説明する図である。 本発明が適用される交通システム1の全体概要を説明する図である。 本発明の実施形態が適用された交通システム1の機能ブロックを示した図である。 サービサDB101に格納されるデータを表形式で模式的に示す図である。 ユーザDB102に格納されるデータを表形式で模式的に示す図である。 移動体DB103に格納されるデータを表形式で模式的に示す図である。 移動体40の外観の一例を示す図である。 移動体40の別形態の外観を示す図である。 外出スケジュール自動作成の第1の処理フローを示す図である。 スケジュール画面の第1の例を示す図である。 外出スケジュール自動作成の第2の処理フローを示す図である。 スケジュール画面の第2の例を示す図である。 ユーザ間のインスタント・メッセージによる会話内容の一例を示す図である。 スケジュール画面の第3の例を示す図である。 移動体予約情報の確認を求める画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号または符号を付している。
図1、図2は、本発明が適用される交通システム1の全体的な概念若しくは概要を説明する図である。交通システム1は、地域における交通の利便性を向上し、当該地域における住民やサービサ(サービス提供者、例えば、宅配業者、移動店舗、公共交通機関、役所、病院、地域企業、スーパやコンビニ等の小売店等)における人や物の移動需要を喚起し、当該地域を活性化することを目的とするものである。
交通システム1は、交通システム1の中心となる地域情報収集・提供サーバ10(以降、単にサーバ10という)と、サーバ10にネットワークを介して接続されたサービサにより提供されるサービサシステム20と、地域住民であり、本交通システム1のユーザにより操作されるユーザ端末30と、サーバ10の指示に基づき自走する移動体40と、を備える。
サーバ10は、サービサシステム20からサービサ情報を受信し、ユーザ端末30からユーザ情報を受信する。サーバ10は、サービサ情報及びユーザ情報を収集し、これらの情報をマッチングし、ユーザの外出を促すスケジュール情報を所定のユーザ端末30に提供し、所定のユーザ情報を所定のサービサシステム20に提供する。そして、サーバ10は、サービサシステム20やそのユーザ端末30から受信した移動体40の配車依頼情報に基づき、移動体40に、運行の日時やルートを示す配車指示情報を送信する。
サービサシステム20は、各サービサに適したシステムで構成され(例えば、複数の端末とサーバとからなるシステム、サービサのスタッフが所持する携帯端末、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等)、各サービサの要望に基づくサービサ情報を、サーバ10に送信する。サービサ情報は、例えば、サービサが小売店であれば、サービサの在庫を示す在庫情報、特売品の特売日やセール時間や品目や数量や価格や想定商圏を示す特売品情報、来て欲しい客の人数や喫煙の有無や来店時に受けられるサービスのクーポンに関する店内空き情報等が含まれる。また、サービサ情報には、移動体40の配車を依頼する配車依頼情報等も含まれる。
ユーザ端末30は、各ユーザに適した機器で構成され(例えば、携帯端末、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、ネットワークに接続可能なテレビ、オーディオ機器、冷蔵庫等の情報家電等)、各ユーザの要望に基づくユーザ情報を、サーバ10に送信する。ユーザ端末30は、上記のような機器そのものであってもよいし、上記の複数の機器と家庭内等のローカルネットワークを介して、情報交信可能な制御機器であってもよい。ユーザ情報は、ユーザを特定するユーザIDや名前や住所やメールアドレス等の個人情報、ユーザが購入を希望する商品を示す購入希望情報、特定の日時に乗車地から目的地まで移動体40の運行を依頼する配車依頼情報、配車依頼情報に基づく配車の予定を確定する予定確定情報、所定の期間において所定の時間に乗車地から目的地まで移動体40の運行を依頼するユーザ定期配車依頼情報等が含まれる。
移動体40は、自動運転に関する周知のシステムを備えた電気自動車であり、サーバ10から受信した配車指示情報に示された日時において、配車指示情報に示されたルートを自動運転により運行する。また、移動体40は、移動体の現在位置、目的地、電池残量を示す情報を含む移動体情報をサーバ10に送信する。また、移動体40は、電池残量が所定値以下となった場合、最寄りの充電ステーション90で充電する。充電ステーション90は、移動体40が配車される地域において、例えば、所定範囲毎に設けられ、複数台の移動体40が同時に充電できる構成を備える。なお、充電ステーション90は、例えば、移動体40を利用するユーザの自宅や、サービサの店舗に、1台用として簡易的に設けてもよい。
このような交通システム1によれば、サービサ及びユーザの都合と目的に合わせた時間と場所に、自動運転する移動体40を運行することで、移動体40の利用料を低廉にできる交通システムを提供できる。
図3は、本発明の実施形態が適用された交通システム1(以下、単に本システムとも呼ぶ)の機能ブロックを示した図である。
本発明の実施形態の説明では、理解を容易にするために、交通システム1における上記のサーバ10の機能を、実際の各種サービスに対応した「装置」として説明する。そして以降では、この装置を、上記サービスの一つである「お出かけ促進サービス」を提供する外出スケジュール自動作成装置として説明する。外出スケジュール自動作成装置は、地域情報収集・提供サーバ10のサブシステムと考えてもよい。なお、外出スケジュール自動作成装置は、ユーザを運ぶ移動体40を自動運転させる交通システム1に限らず、自動運転されない移動体を運行する交通システムにも適用することができる。
(外出スケジュール自動作成装置の構成)
外出スケジュール自動作成装置(以下、単に作成装置10Aと呼ぶ)は、ユーザを運ぶ移動体40を運行する交通システムにおいて、移動体40と、サービサにより提供されるサービサシステム20と、ユーザにより操作されるユーザ端末30と、ネットワークを介して接続され、ユーザが移動体40を利用して外出する際のスケジュールを自動的又は半自動的に作成する。
作成装置10Aは、サービサ情報収集手段11と、ユーザ情報収集手段12と、スケジュール情報提供手段13と、移動体必要台数算出手段14と、移動体情報収集手段15と、予定情報提供手段16と、配車手段17と、会話内容分析手段18とを備える。
サービサ情報収集手段11は、サービサシステム20より、サービサ側の情報であるサービサ情報(例えば、サービスに関連する時間情報、イベント情報、特売品情報等のサービサ特有の情報)及びサービサ側からの配車依頼情報を受信し、受信したサービサ情報をサービサデータベース101(以降、サービサDB101と言う)に格納する。
ここで、サービサDB101に格納されるデータを図4に表形式で模式的に示す。サービサDB101は、サービサを特定するサービサIDに、名称、住所を示すサービサ固有情報や、この例では特売日時及び特売品を示す情報を含む特売情報、移動体40の使用履歴を示す使用履歴情報が対応付けられている。なお、図4に示す例は、サービサが小売店である場合の一例であり、サービサDB101は、例えば、サービサが電力会社であれば、特売情報の代わりにある地域において電力使用量がピークになる時間を示すピーク時間情報を格納したり、サービサが病院であれば特売情報の代わりに外来時間を示す外来時間情報を格納したり、サービサが公共交通機関であれば特売情報の代わりに時刻表を示す時刻表情報を格納したり、各サービサ特有の情報を格納することができる。
図3に戻って、ユーザ情報収集手段12は、ユーザ端末30より、ユーザ側の情報であるユーザ情報(例えば、個人情報、他のユーザ(友人、配偶者、親子、兄弟等)からの勧誘情報、他のユーザとの会話情報、配車依頼情報)を受信し、受信したユーザ情報をユーザ記憶手段としてのユーザデータベース102(以降、ユーザDB102と言う)に格納する。また、ユーザ情報収集手段12は、ユーザ端末30より、後述するスケジュール情報提供手段13が送信したスケジュール情報に基づく配車を承諾することを示す配車依頼情報と、後述する予定情報提供手段16が生成した移動体予約情報に示された移動体40の乗車位置及び乗車時間(出発時間及び到着時間)で予約を確定することを示す予定確定情報と、を受信する。また、ユーザ情報収集手段12は、ユーザ端末30より、ユーザ間の電話やインスタント・メッセージ等の会話記録を受信することができる。会話記録の受信は、会話中であっても会話終了後であってもよい。受信した会話記録は、後述する会話内容分析手段18によってその会話内容が分析される。
ここで、ユーザDB102に格納されるデータを図5に表形式で模式的に示す。ユーザDB102は、ユーザを特定するユーザIDに、名前及び自宅住所を含む個人情報、配車依頼情報、当該ユーザとは異なる他のユーザを所定の目的地に運ぶことを依頼する勧誘情報、移動体40の使用履歴を示す使用履歴情報が対応付けられている。また、配車依頼情報には、移動体40の乗車地、使用する日時及び目的地を示す情報が含まれる。また、勧誘情報には、勧誘対象(他のユーザ)、移動体40を使用する日時及び目的地を示す情報が含まれる。なお、ユーザDB102は、図5に示す例に限らず、例えば、ユーザの性別、年齢、趣向、趣味等のユーザに有用な情報を提供するために必要な情報を格納することができる。また、会話記録を分析した結果の情報を格納するようにしてもよい。
図3に戻って、会話内容分析手段18は、ユーザ情報収集手段12を介して、ユーザ端末30から会話記録(音声記録の場合は、端末側又は作成装置側でテキスト変換を行う)が送信された場合に、その会話記録の会話内容をテキスト解析して分析する。このテキスト解析においては、会話記録から、外出に関連するキーワードを抽出する。そして抽出されたキーワードからユーザが外出を望んでいると判断できる場合は、そのキーワードから外出先の場所と外出希望日時を特定し、スケジュール情報提供手段13に対して、ユーザが外出のための移動体の配車情報を含める。このようなキーワードを抽出し、構文解析することで、自然言語の文章を様々な目的に利用する技術(自然言語処理技術やテキストマイニング技術)は公知であるので(例えば、特開2010−519609等)、ここでは説明を省略する。
なお、会話内容分析手段18は、ユーザ端末30側にも備えることが望ましい。ユーザ端末30側に備えるとリアルタイムの会話分析が可能となり、作成装置10Aの負荷を軽減するだけでなく、会話中にも様々なアクション(例えば、ユーザに確認を求める等)をとることができる。
会話内容のテキスト解析の結果、例えば、ユーザの会話内容から、ある場所に行く日時が特定できる場合は、ユーザの自宅等からその場所への移動時間を算出し、その場所の到着希望日時に間に合うような外出スケジュールを作成し、ユーザに提示する。この場合、会話内容から同伴者がいると判断される場合には、その同伴者も一緒に移動させるような外出スケジュールを作成し、そのユーザと同伴者に提示する。同伴者は必ずしも本システムのユーザでなくともよいものとする。ここでは同伴者の人数に応じて最適な移動体40の台数が選択される。そして、その提示された外出スケジュールにユーザが同意すれば、スケジュール情報提供手段13に対して、移動体の配車依頼情報の作成を依頼する。
会話内容からだけでは、具体的な外出先、出発希望日時、到着希望日時、同伴者の有無などが具体的に特定できない場合は、会話内容分析手段18は、ユーザ端末30に対して、確認を求めるメッセージを送信するようにしてもよい。あるいは、会話内容から推定される外出先や移動日時を提案するようにしてもよい。例えば、ユーザの会話内容に、「今度の日曜日、近くの温泉に行きたい」というような内容があった場合は、近隣の温泉施設を検索し、いくつかの候補を外出スケジュールと共に提示するようにしてもよい。
スケジュール情報提供手段13は、ユーザにより移動体40を使用するスケジュールを示すスケジュール情報を生成し、ユーザ端末30に送信する。詳細には、スケジュール情報提供手段13は、あるユーザのユーザ端末30に送信するスケジュール情報を、サービサDB101及び/又はユーザDB102又は会話内容分析手段18の分析結果を参照し、サービサ情報収集手段11が受信したサービサ情報、及び/又は、ユーザ情報収集手段12が受信した、あるユーザとは異なる他のユーザのユーザ情報に基づき、生成する。
具体的には、スケジュール情報提供手段13は、他のユーザのユーザ情報に含まれる、あるユーザを所定の目的地に運ぶことを依頼する勧誘情報に基づき、あるユーザに送信するスケジュール情報を生成する。
また、スケジュール情報提供手段13は、サービサ情報収集手段11が収集したサービサ情報及びユーザDB102に記憶されたあるユーザの移動体40の使用履歴に基づき、当該ユーザに送信するスケジュール情報を生成する。
例えば、サービサが小売店である場合、サービサ情報には、小売店のサービサ固有情報と、当該小売店の特売情報に含まれる特売日時及び特売品を示す情報と、が含まれる。この場合、スケジュール情報提供手段13は、例えば、サービサの名称、特売日時及び特売品に関する情報を含むスケジュール情報を生成する。
また、スケジュール情報提供手段13は、あるユーザとは異なる他のユーザのユーザ情報に含まれる、配車依頼情報に基づき、スケジュール情報を生成するここともできる。例えば、他のユーザがさらに別のユーザを誘って外出したいような場合、同伴する人数に応じて、各ユーザが提示された外出スケジュールを承諾すれば、それを配車依頼情報として予定情報提供手段16に受け渡す。
また、スケジュール情報提供手段13は、会話内容分析手段18の分析結果にも基づき、あるユーザと別の一又は複数の他のユーザのスケジュール情報を同時に生成することができる。例えば、ユーザAと他のユーザBとの会話内容が、「○○へ、XX月XX日XX時に一緒に行く」という内容だった場合は、その日時に、その場所に移動するためのスケジュール情報(例えば、ユーザAの自宅から、ユーザBの自宅を経由して、目的地まで行くための移動体の移動経路、出発時間、経由時間、到着時間等)を生成する。生成されたスケジュール情報は、ユーザA端末及びユーザB端末に送信され提示される。もちろん、各ユーザは提示されたスケジュールを変更することができる。このようにすることで、ユーザは、面倒な入力をすることなしに、友達等と日常的な会話をするだけで、外出先のスケジュールを自動的に作成してもらえ、そのスケジュールでOKであれば、移動体の配車までを自動的にやってもらえるので、外出の機会や動機を高めることができる。
また、スケジュール情報提供手段13は、複数のサービサのサービサ情報を組み合わせて一つのサービサ情報を生成することもできる。例えば、スケジュール情報提供手段13は、サービサDB101を参照して、電力会社のピーク時間情報に示される電力使用量がピークになる時間において、特売を行う小売店を検索し、この検索結果に基づき、スケジュール情報を生成することもできる。これにより、電力の使用量がピークとなる時間帯において、特定の小売店に人を集め、各家庭における電力使用量を抑えることができる。
移動体必要台数算出手段14は、ユーザ情報収集手段12が受信した配車依頼情報に基づき、所定時間において、ユーザから配車が要望された移動体40の台数を算出する。ここで、「所定時間」は、例えば、次の日の8:00〜12:00の4時間や1時間毎等、任意の時間後における期間が設定される。なお、移動体必要台数算出手段14は、サービサ情報収集手段11が受信した配車依頼情報に基づき、サービサが使用する移動体40の台数を算出してもよい。また、移動体必要台数算出手段14は、サービサが使用する移動体40の台数と、ユーザが使用する移動体40の台数と、をそれぞれ算出してもよいし、合算して算出してもよい。
移動体情報収集手段15は、所定間隔(例えば、5分間)で、移動体40より、移動体情報(例えば、移動体の現在位置、目的地、電池残量を示す情報)を受信し、受信した移動体情報を移動体データベース(以降、移動体DBとも言う)103に格納する。また、移動体情報収集手段15は、移動体40より、ユーザ毎の移動体40の使用履歴(乗車日時や目的地等)を示す使用履歴情報を受信し、ユーザDB102に記憶する。
移動体DB103に格納されるデータを図6に表形式で模式的に示す。移動体DB103は、移動体を特定する移動体IDに、緯度及び経度で示される現在位置、目的地、電池残量が対応付けられている。移動体DB103は、図6に示す例では、充電中又は待機中の場合(移動中でないため目的地がない場合)、目的地の領域にその旨が格納されている。また、移動体DB103は、後述する直近電気消費量情報や、移動体情報を受信した時点において、当該移動体を使用しているユーザのユーザIDやサービサのサービサIDを格納することができる。
図3に戻り、予定情報提供手段16は、ユーザ情報収集手段12が受信した配車依頼情報と、移動体情報収集手段15が受信した各移動体40の移動体情報とに基づき、当該配車依頼情報を送信したユーザ端末30に対応付けた、移動体40の乗車位置及び乗車時間を示す移動体予約情報を生成する。具体的には、予定情報提供手段16は、配車依頼情報に含まれる乗車地及び使用開始時において、使用されておらず、最も乗車地に近い場所にある移動体40を特定し、この特定した移動体40を乗車地に向かわせる移動体予約情報を生成する。
また、予定情報提供手段16は、移動体必要台数算出手段14が算出した移動体40の台数と、移動体情報収集手段15が受信した各移動体40の移動体情報に基づく、使用されていない移動体40の台数と、を比較し、使用されていない移動体40の台数の方が少ない場合には、複数のユーザに1台の移動体40を使用させる相乗りや、乗車時間を遅らせた移動体予約情報を生成する。なお、予定情報提供手段16は、このような場合、優先的に移動体40を使用させるユーザを抽選により決定してもよい。具体的には、予定情報提供手段16は、例えば、ユーザIDと乱数を対応付けた乱数テーブルを参照し、乱数発生器により発生された乱数に基づき、優先的に移動体40を使用させるユーザを決定する。
また、予定情報提供手段16は、配車依頼情報を送信したユーザ端末30に、配車依頼情報に基づき決定された、移動体40の乗車位置及び乗車時間を示す移動体予約情報を、当該ユーザ端末30に提供する。
配車手段17は、サービサシステム20やユーザ端末30より、移動体予約情報に応答する予定確定情報を受信した場合には、当該移動体予約情報に基づき、複数の移動体40の配車を決定する。また、配車手段17は、配車が決定された移動体40に、運行の日時やルートを示す配車指示情報を送信する。配車手段17は、ユーザの移動体予約情報に基づき配車を決定するユーザ配車部171と、複数の移動体40を連携させる配車を決定する連携配車部172と、サービサシステム20より送信されたサービサの移動体予約情報に基づき配車を決定するサービサ配車部173と、を備える。
ユーザ配車部171は、ユーザ端末30より、移動体予約情報に応答する予定確定情報を受信した場合には、当該移動体予約情報に基づき、複数の移動体40の配車を決定する。具体的には、ユーザ配車部171は、ある移動体予約情報において特定された移動体40を、移動体予約情報に示される乗車地及び日時に配車する配車指示情報を生成し、移動体40に送信する。
また、ユーザ配車部171は、移動体予約情報において特定されていない移動体40(空いている移動体40)は、移動体40が運行される地域に分散して配置させて待機させたり、充電ステーション90(図8(b)参照)において充電させたり、過去の移動体40の使用状況から、使用される可能性が高い位置に移動させ待機させたりする配車指示情報を生成し、各移動体40に送信する。
更に、ユーザ配車部171は、例えば、夜中等の移動体40の使用が少ない時間帯において、所定の地域を巡回させる配車指示情報を生成する。このような配車指示情報により、所定の地域における防犯対策に移動体40を使用できる。
連携配車部172については、連携配車装置についての説明において後述する。また、サービサ配車部173については、移動店舗情報提供装置についての説明において後述する。
(サービサシステム20の構成)
サービサシステム20は、サービスを提供する事業者のコンピュータシステムであって、例えば、既に述べたように、宅配業者、移動店舗、公共交通機関、役所(警察、消防署等を含む)、病院、地域企業、固定店舗(スーパ、コンビニエンスストア等)などのコンピュータシステムのサーバ、端末を含む。サービサシステム20は、インターネット又は専用回線を介して、作成装置10Aと交信可能なのはもちろんのこと、移動体40との直接の無線交信手段も備えてもよい。なお、サービサシステム20は、情報提供者側のシステムであると共に、情報受領者側のシステムにもなり得る。
(ユーザ端末30の構成)
ユーザ端末30は、ユーザ端末送受信手段31と、ユーザ端末制御手段32と、ユーザ端末入出力手段33と、会話手段34と、会話記録手段35を備える。ユーザ端末送受信手段31は、ユーザ端末制御手段32の制御により、作成装置10Aから、スケジュール情報及び移動体予約情報を受信し、作成装置10Aに、配車依頼情報及び予定確定情報を送信する。なお、特に図示していないが、ユーザ端末30は、移動体40の移動体送受信手段41と直接、交信する無線交信手段を備えていてもよい。
ユーザ端末制御手段32は、ユーザ端末送受信手段31が受信したスケジュール情報に基づくスケジュール画面及び移動体予約情報に基づく移動体予約画面、をユーザ端末入出力手段33に表示する制御を行う。
また、ユーザ端末制御手段32は、ユーザ端末入出力手段33におけるユーザの操作に基づき、作成装置10Aから受信したスケジュール情報に基づく配車を承諾し、移動体40の乗車地、使用日時及び目的地を示す情報を含む配車依頼情報を生成する。
また、ユーザ端末制御手段32は、ユーザ端末入出力手段33におけるユーザの操作に基づき、作成装置10Aから受信した移動体予約情報に示された移動体40の乗車位置及び乗車時間で予約を確定することを示す予定確定情報を生成する。
ユーザ端末入出力手段33は、ユーザ端末制御手段32の制御により、ユーザの操作を受け付けるとともに、スケジュール画面及び移動体予約画面を表示する。本実施形態では、ユーザ端末入出力手段33をタッチパネルで構成しているが、これに限らず、例えば、ユーザ端末入力手段をリモコンで構成し、ユーザ端末出力手段をディスプレイやスピーカで構成してもよい。
会話手段34は、ユーザ端末30を用いて、ユーザが他のユーザの端末と会話する手段を提供する。ここでいう会話とは、電話による通話内容、LINE(登録商標)等のインスタント・メッセージの内容、チャットの内容、及びSMS(ショート・メッセージ・サービス)を始めとする電子メールの送受信文を含むものとする。例えば、ユーザがインスタント・メッセージのアプリケーションを端末内にインストールし、他のユーザと会話すると、その会話内容が端末内の会話記録手段35に記録される。
会話記録手段35は、上記のように、ユーザ端末30を使用して行われた他のユーザ端末との会話内容を記録する手段である。会話が音声通話で行われた場合は、端末内部でテキスト変換して会話記録手段35に格納しておいてもよい。ここに記憶された会話記録は、ユーザが予め許可している場合、作成装置10Aにいつでも(明示的又は非明示的に)送信することができる。送信された会話内容は、作成装置10Aの前述の会話内容分析手段18により分析され、外出に関連するキーワードが抽出される。
(移動体40の構成)
図7は、移動体40の外観の一例を示す図である。図7(a)に示す移動体40は、円筒形状のボディ400の下側に4つの車輪が設けられ、ボディ400の上側に4つのカメラ401及び各種センサやディスプレイを収容したトップ402と、を備える。また、ボディ400には、前方側に前方側連結部403が形成され、後方側に後方側連結部404が形成されている。また、ボディ400には、例えば、人が乗れる踏み台と人が掴めるハンドル等を設けて、移動体40単独でも人を運べる形態としたり、籠やボックスを装着できる機構を設けたりして小型の荷物も運べる形態としてもよい。移動体40は、前方側連結部403及び後方側連結部404により、他の移動体40や、客車50及び荷台60と連結される。
図7(b)は、移動体40に客車50が連結された形態の一例を示す図である。客車50は、人が乗車可能に構成され、前方側に前方側連結部501が形成され、後方側に後方側連結部502が形成されている。客車50は、前方側連結部501及び後方側連結部502により、他の客車50や、移動体40及び荷台60と連結される。
図7(c)は、移動体40に荷台60が連結された形態の一例を示す図である。荷台60は、荷物が積載可能に構成され、前方側に前方側連結部601が形成され、後方側に後方側連結部602が形成されている。荷台60は、前方側連結部601及び後方側連結部602により、他の荷台60や、移動体40及び客車50と連結される。移動体40には、客車50のみでなく、更に荷台60を、客車50の後に連結することもできる。また、ユーザやサービサの要望に応じて、移動体40には、客車50を複数台連結したり、荷台60を複数台連結したり、してもよい。
図8(a)は、図7に示す移動体40の別形態である移動体70の外観を示す図である。図8(b)は、充電ステーション90のイメージ図である。移動体70は、単独で人及び荷物を運ぶことができる点が移動体40と異なる。移動体70は、カップ形状に形成され、人が乗車可能な乗車口が設けられた上ボディ701と、上ボディ701の下において、ソーサー形状に形成され、荷物の積載が可能な下ボディ702と、上ボディ701の外周面に設けられたカメラ703とを備える。また、移動体70は、上ボディ701の乗降口に設けられ、例えば、人が触れることで当該人の乗り降りを指紋や掌認証などでユーザを識別可能な生体認証センサ704と、上ボディ701の内周面に設けられ、上ボディ701の内周面に沿って回転可能なディスプレイ705(フレキシブルディスプレイが望ましい)と、を備える。乗客は、このディスプレイ705を見ながら会話したり、移動体70が撮影する映像を眺めたりすることができる。なお、移動体の形態は、図7、図8で説明した例に限らず、乗車人数、荷物、利用目的等によって様々な形態が考えられ、当然、通常の乗用車や小型トラックのような形態であってもよい。
図3に戻って、移動体40は、移動体送受信手段41と、移動体制御手段42と、移動体入力手段43と、移動体出力手段44と、駆動手段45と、を備える。
移動体送受信手段41は、移動体制御手段42の制御により、移動体情報(例えば、移動体の現在位置、目的地、電池残量を示す情報)を作成装置10Aに送信し、配車指示情報を作成装置10Aから受信する。
移動体制御手段42は、移動体送受信手段41が受信した配車指示情報に基づき、駆動手段45を制御して、移動体40を運行させる。
移動体入力手段43は、例えば、画像の入力を受け付けるカメラ401(図7(a)参照)や、音声を受け付けるマイクで構成される。例えば、移動体入力手段43は、ユーザの顔の画像を撮影する。移動体制御手段42は、この顔の画像から、公知の顔認識技術により、ユーザを特定する。
移動体出力手段44は、例えば、トップ402(図7(a)参照)に収容されたディスプレイで構成され、移動体制御手段42の制御により、乗車したユーザに関係する情報を示す画面を表示する。
駆動手段45は、移動体40が電気で駆動するために必要な公知の構成(バッテリー、インバータ、モータ、ブレーキ等)を備える。また、駆動手段45は、自動運転に必要な公知の構成として、GPS(Global Positioning Systems)、移動体40の周囲を検知するセンサ、GPS及びセンサからの情報に基づき車輪を操舵するアクチュエータ等を備える。
上記の本システムの機能構成は、あくまで一例であり、一つの機能ブロック(データベース及び機能処理部)を更に分割したり、複数の機能ブロックをまとめて一つの機能ブロックとして構成したりしてもよい。各機能処理部は、コンピュータ装置に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)又はハードディスク等の記憶装置に格納されたコンピュータ・プログラムを読み出し、CPUにより実行されたコンピュータ・プログラムによって実現される。すなわち、各機能処理部は、このコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB;Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インターフェース装置)を制御することによって実現される。また、本発明の実施形態におけるデータベース(DB)は、商用データベースであってよいが、単なるテーブルやファイルの集合体をも意味し、データベースの内部構造自体は問わないものとする。なお、データベースも1つのサーバ(データベースサーバ)と考えてもよい。
(外出スケジュール自動作成の第1の処理フロー)
図9は、外出スケジュール自動作成の第1の処理フローを示す図である。この処理は、作成装置10Aが、サービサ情報と、ユーザの移動体の使用履歴、あるユーザとは異なる他のユーザ勧誘情報に基づいて、あるユーザのための外出スケジュールを作成するときの処理フローである。なお、以下の処理は、必ずしもこのフローチャートで示した順で処理される必要はなく、各処理ブロックの入力データと出力データの関係が損なわれない限り、処理順序を変更してもよい。
まず、ステップS1において、作成装置10Aのサービサ情報収集手段11は、サービサシステム20より、サービサ情報を受信し、サービサDB101に格納する。次に、ステップS2において、ユーザ情報収集手段12は、ユーザ端末30より、ユーザ情報を受信、ユーザDB102に格納する。
そして、ステップS3において、スケジュール情報提供手段13は、あるユーザのユーザ端末30に送信するスケジュール情報を、ステップS1でサービサ情報収集手段11が受信したサービサ情報、及び/又は、ステップS2でユーザ情報収集手段12が受信した、あるユーザとは異なる他のユーザのユーザ情報に基づき、生成する。そして、スケジュール情報提供手段13は、あるユーザのユーザ端末30に、生成したスケジュール情報を送信する。
詳細には、本ステップにおいて、スケジュール情報提供手段13は、他のユーザのユーザ情報に含まれる、あるユーザを所定の目的地に運ぶことを依頼する勧誘情報に基づき、あるユーザに送信するスケジュール情報を生成する。具体的には、スケジュール情報提供手段13は、例えば図5に示すユーザDB102の例では、「鈴木サクラ」のユーザ情報に含まれる、「佐藤ハナ」を「鈴木邸」に運ぶことを依頼する勧誘情報に基づき、「佐藤ハナ」に送信するスケジュール情報を生成する。
また、本ステップにおいて、スケジュール情報提供手段13は、ステップS1でサービサ情報収集手段11が収集したサービサ情報及びユーザDB102に記憶されたあるユーザの移動体40の使用履歴に基づき、当該ユーザに送信するスケジュール情報を生成する。具体的には、スケジュール情報提供手段13は、例えば図5に示すユーザDB102の例において、「佐藤ハナ」の移動体40の使用履歴から、目的地「○○スーパ」を特定する。そして、スケジュール情報提供手段13は、例えば図4に示すサービサDB101の例において、「○○スーパ」のサービサ情報を検索し、「2013/9/20 17:00〜」に「全品5割引き」という特売情報を抽出する。スケジュール情報提供手段13は、この抽出した特売情報に基づき、「佐藤ハナ」に送信するスケジュール情報を生成する。なお、スケジュール情報提供手段13は、所定の時間に特売を行うことを示す特売情報を送信したサービサを特定し、この特定したサービサを目的地とした使用履歴を有するユーザを抽出し、この抽出したユーザに、当該特売情報に基づくスケジュール情報を生成し、送信してもよい。
また、本ステップにおいて、スケジュール情報提供手段13は、ユーザDB102(図5参照)を参照し、あるユーザとは異なる他のユーザのユーザ情報に含まれる、配車依頼情報に基づき、スケジュール情報を生成する。具体的には、スケジュール情報提供手段13は、上記の例において、「佐藤ハナ」に送信するスケジュール情報を生成するために特定した「○○スーパ」を目的地とした配車依頼をしたユーザを検索する。そして、スケジュール情報提供手段13は、「鈴木サクラ」のユーザ情報に含まれる配車依頼情報から、目的地を「○○スーパ」とする情報を抽出する。スケジュール情報提供手段13は、この「鈴木サクラ」の配車依頼情報に基づき、「佐藤ハナ」に送信するスケジュール情報を生成する。
作成装置10Aは、続いて、ステップS4において、ユーザ端末30のユーザ端末送受信手段31は、作成装置10Aからスケジュール情報を受信する。そして、ステップS5において、ユーザ端末制御手段32は、ステップS4でユーザ端末送受信手段31が受信したスケジュール情報に基づくスケジュール画面をユーザ端末入出力手段33に表示させる制御を行う。
図10は、このスケジュール画面(外出を促す画面)の一例を示す図である。図10(a)に示す例では、スケジュール画面には、他のユーザ「鈴木サクラ」のユーザ情報に含まれる、あるユーザ「佐藤ハナ」を所定の目的地に運ぶことを依頼する勧誘情報に基づく表示(「サクラさんが、今日の午後3時半に来て欲しいそうですよ。」という文字画像)が示されている。
また、スケジュール画面には、あるユーザ「佐藤ハナ」の移動体40の使用履歴に基づき抽出された、サービサである小売店のサービサ情報に含まれるサービサ固有情報(サービサの名称)と、特売日時及び特売品を示す情報に基づく表示(「今日、午後5時から○○スーパで、全品5割引きだから、その足で○○スーパに行こう」という文字画像)が示されている。
また、スケジュール画面には、あるユーザ「佐藤ハナ」とは異なる他のユーザ(「鈴木サクラ」)のユーザ情報に含まれる配車依頼情報に基づく表示(「サクラさんも行くって!」という文字画像)が示されている。
図9に戻り、ステップS6においては、ユーザ端末制御手段32は、ユーザ端末入出力手段33におけるユーザの操作(例えば、図12に示す例では、「行く」を選択する操作)に基づき、ステップS4で作成装置10Aから受信したスケジュール情報に基づく配車を承諾し、移動体40の乗車地、使用日時及び目的地を示す情報を含む配車依頼情報を生成する。ユーザ端末送受信手段31は、この配車依頼情報を、作成装置10Aに送信する。
次にステップS7において、作成装置10Aのユーザ情報収集手段12は、ユーザ端末30より、配車依頼情報を受信する。続いてステップS8において、移動体必要台数算出手段14は、ステップS7でユーザ情報収集手段12が受信した配車依頼情報に基づき、所定時間において、ユーザから配車が要望された移動体40の台数を算出する。さらにステップS9において、移動体情報収集手段15は、移動体40より、移動体情報を受信し、受信した移動体情報を移動体DB103に格納する。
そしてステップS10において、予定情報提供手段16は、ステップS7でユーザ情報収集手段12が受信した配車依頼情報に基づき、当該配車依頼情報を送信したユーザ端末30に対応付けた、移動体40の乗車位置及び乗車時間を示す移動体予約情報を生成する。また、予定情報提供手段16は、生成した移動体予約情報を、当該ユーザ端末30に提供する。具体的には、スケジュール情報提供手段13は、図5に示すユーザDB102の例での「佐藤ハナ」の配車依頼情報に基づき、乗車地「佐藤邸」及び出発日時「2013/9/20 15:20」と、乗車地「鈴木邸」及び出発日時「2013/9/20 16:30」と、を示す移動体予約情報を生成する。
さらにステップS11において、ユーザ端末30のユーザ端末送受信手段31は、作成装置10Aから移動体予約情報を受信する。続いてステップS12において、ユーザ端末制御手段32は、ステップS11でユーザ端末送受信手段31が受信した移動体予約情報に基づく移動体予約画面をユーザ端末入出力手段33に表示させる制御を行う。
図10(b)に示す移動体予約画面には、移動体予約情報(乗車地「佐藤邸」、及び出発時間(午後3時20分)と、乗車地「鈴木邸」及び出発時間(午後4時30分)と、を示す移動体予約情報)に基づき、「午後3時20分に、ハナさんの家の前で、待ち合わせしよう。その後、サクラさんの家の前に、午後4時30分に行くからね。」という文字画像が示されている。
図9に戻り、ステップS13において、ユーザ端末制御手段32は、ユーザ端末入出力手段33におけるユーザの操作(例えば、「OK」を選択する操作)に基づき、ステップS11で作成装置10Aから受信した移動体予約情報に示された移動体40の乗車位置及び出発日時で予約を確定することを示す予定確定情報を生成する。ユーザ端末送受信手段31は、この予定確定情報を作成装置10Aに送信する。最後に、ステップS14において、ユーザ配車部171は、ユーザ端末30より、予定確定情報を受信し、当該移動体予約情報に基づき、移動体40の配車を決定する。
(外出スケジュール自動作成の第2の処理フロー)
図11は、外出スケジュール自動作成の第2の処理フローを示す図である。この処理は、作成装置10Aが、サービサからの情報、ユーザ間の会話内容の情報に基づいて、外出スケジュールを作成するときの処理フローである。以下では図9との重複説明を避け、簡潔に説明する。
まずステップS1において、作成装置10Aは、ユーザ端末Aにスケジュール情報を提供し、ユーザ端末Aは、ステップS2でスケジュール情報を表示する。ただし、ここで表示されるスケジュール情報には、第1の処理フローと異なり、他のユーザを誘うかどうか、あるいは1人で外出するかどうかの選択手段を含んでいる。そして、他のユーザを誘う場合は、誰を誘うか、どのように誘うか、そのユーザと会話するか等の選択肢が与えられる。このときの表示画面については図12で具体的に説明する。
ステップS2で表示された画面で、ユーザAが例えば「ユーザBと会話したい」を選択すると、ステップS3AとS3Bにおいて、ユーザA端末とユーザB端末間で会話手段が提供される。会話が終了すると、ユーザ端末Aが会話内容を作成装置10Aに送信する。作成装置10Aは、会話内容を受信すると、ステップS5において、会話内容の分析を行い、分析結果に基づいて作成したユーザAとユーザBが一緒に移動するスケジュール情報を、ユーザA,ユーザBの端末に送信する(ステップS6)。ユーザA端末及びユーザB端末は、この受信したスケジュール情報を表示し(ステップS7A,S7B)、確認を行う。そして表示された外出スケジュールをユーザA,Bが共に承諾すれば、それぞれの配車依頼情報を作成装置10Aに送信する(ステップS8A,S8B)。このとき、ユーザBが承諾しなければ、ステップS1に戻る。また、ユーザBが承諾した後、万一、ユーザAが急用などで承諾しなかった場合は、所定時間経過後に全てをリセットしてもよいが、今度はステップS1のスケジュール情報提供をユーザB端末に送るようにしてもよい。
作成装置10Aは、ユーザA,ユーザBの両方から配車依頼情報を受信したら、2人が一緒に乗れる移動体の予約処理を開始する。このとき2人乗り用の移動体に空きがなければ、他のユーザとの相乗りも可とする。また、1人乗り用の移動体を2台予約することも可とする。以下、ステップS9からステップS15の処理は、ユーザ端末が2台になっただけで、図9のステップS7からステップS14の処理と同様なので、ここでは説明を省略する。また、ユーザ端末が3台以上となった場合も同様である。
図12は、ステップS2で最初に表示されるスケジュール画面(外出を促す画面)の具体例を示した図である。図示するように、画面33cには、サービサから取得した特売情報に加え、行くとしたら、「1人で行く」、「お友達を誘う」、「今回は行かない」等の選択ボタンが表示される。ここで「お友達を誘う」ボタンを押すと、画面33dが表示され、ユーザA(鈴木サクラ)が予め登録した友人又は過去に会話した友人のリスト(友達リスト)が表示される。ユーザAが友達リストから1人又は複数人を選択すると、さらに「選択した人を誘ってほしい」か、「選択した人と会話したい」かを選ぶことができる。
ここで、ユーザAが「選択した人を誘ってほしい」39aボタンを押すと、図10で示したような勧誘画面が表示され、誘われたユーザB(佐藤ハナ)が「行く」ボタンを押すと、ユーザAとユーザBが一緒に外出するスケジュールが提示される。
ユーザAが「選択した人と会話したい」39bボタンを押すと、会話相手のユーザB(佐藤ハナ)と会話できる手段に移行する。会話手段34としては、ユーザBにこの画面から電話を掛けられるようにしてもよいし、図13に示すようなインスタント・メッセージ、又はチャット、SMSの画面に移行するようにしてもよい。
図13は、会話手段34をインスタント・メッセージとした場合の会話内容を示したものである。ここでは会話自体は音声で行い、テキスト変換された文字列が図示するような画面上に表示されているものとする。そのため、言葉遣い等は、そのまま話し言葉で表示されている。この画面上のテキストで下線を引いた部分が外出に関連するキーワードである。例えば、「ハナさん」、「サクラさん」などのキーワードから、会話をしているユーザの名前、愛称などが特定できる。また、「今日」、「5時」、「4時半」などのキーワードから、出発する時間、到着したい時間などが推察できる。さらに、「○○スーパ」、「買いたい物」などのキーワードから、ユーザの外出目的、外出先が特定できる。また、「一緒に」、「わしの家」「来てくれ」、「待ち合わせ」などから、ユーザどうしが一緒に連れだって買い物に出かけたいこと等が推察される。
また、「ゲンさん」、「誘う」などのキーワードから、会話当事者以外にも第三者がいることを検出し、同伴者の可能性があるか否かを判断することができる。同伴者の可能性があると判断できれば、この画面からその第三者に対して同伴してもらうように誘うことができる。すなわち、図の例では、会話中の第三者の「ゲンさん」の話題がでたメッセージの近辺に、「この友達を誘う」ボタン39cを出現させ、「ハナさん」がこのボタンを押すと、「ゲンさん」に勧誘画面(図14に示す)が送られるようにもできる。このようにすることで、会話中に又は会話終了後に、他の友達を誘えるので、一度に多くの人間の外出を促すことができる。
実際には、上記のようなキーワードだけでなく、構文解析を併用することで、ユーザの外出目的、外出日時、外出先、同伴者の有無、その名前(愛称)などが特定される。会話内容分析手段18は、外出スケジュールを作成するための分析結果の情報をスケジュール情報提供手段13に渡し、外出スケジュールを作成させる。また、同伴者が本システムのユーザであれば、名前又は愛称と、ユーザが事前に登録したユーザリスト(友達リスト)から、会話当事者だけでなく、会話内容に含まれた同伴者のユーザIDを割出して、同伴者の所定の端末にも作成したスケジュール情報(勧誘情報)を同時に送信することができる。
図15は、ステップS13A,S13Bで受信した移動体予約情報をユーザ端末に表示した画面の具体例である。図示する画面33gには、会話内容分析手段18が会話を分析した結果に基づいて、外出先、外出日時が表示され、例えば、それぞれの自宅に移動体が迎えに行って目的地に到着するまでのスケジュールの文字画像が表示されている。移動体の画像は、実際に迎えに行く機種の画像が表示される。もちろん、このような画面は、ユーザのPCやスマートフォンではなく、情報家電、特に高齢者向けに、タブレット端末やテレビに表示することが可能である。特に図示していないが、この画面33gからも、音声入力により、待ち合わせ時間、待ち合わせ場所、同伴者の変更ができるようにしてもよい。また、画面33gからもさらに別の友達を誘えるようにしてもよい。
このようにすることで、ユーザが他のユーザと会話するだけで、会話相手のユーザはもちろん、会話中に話題となったユーザを誘うこともできる。誘われたユーザが同意すれば、会話内容に応じて同伴者全員の外出スケジュールが作成され、同伴者の人数に合った移動体の予約から配車までを一貫して行なうことができる。
(実施形態の効果)
以上、上記の実施形態によれば、あるユーザのユーザ端末に、有用なサービサ情報や、他のユーザのユーザ情報に基づき生成したスケジュール情報を送信することができる。即ち、あるユーザ本人が外出のスケジュールを立てなくとも、自動的に、このユーザの利益になりそうな情報に基づき、外出のスケジュールが生成され、移動体を配車することができる。このため、外出を億劫と感じ、自ら外出するスケジュールを立てることがないユーザに対しても、外出のスケジュールを提供し、移動体が迎えに行く(移動体を配車してしまう)ことで、このようなユーザの外出を促すことができる。
また、あるユーザの外出のスケジュールを、そのユーザの移動体の使用履歴に基づき生成するので、あるユーザの習慣や趣向に沿った外出のスケジュールを生成することができる。また、他のユーザ(友人、配偶者、親子、兄弟等)からの依頼により、あるいは他のユーザが移動体を使用する予定により、あるユーザの外出のスケジュールを生成することができる。すなわち、他のユーザから外出を勧誘されたり、他のユーザが外出するなら自分も外出してもよいと思わせることで、外出が縁遠くなっているユーザであっても、外出に対するハードルが低くなり、このようなユーザの外出を促すことができる。また、他のユーザと会話するだけで、外出スケジュールが自動的に作成されるので、情報端末の操作に疎いユーザであっても手軽に本サービスを利用できる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。なお、上記の実施形態では、本発明を物の発明として捉え、外出スケジュール自動作成装置について説明したが、本発明は、外出スケジュール自動作成方法の発明としても捉えることもできる。
1 交通システム
10 地域情報収集・提供サーバ
10A 外出スケジュール自動作成装置
11 サービサ情報収集手段
12 ユーザ情報収集手段
13 スケジュール情報提供手段
14 移動体必要台数算出手段
15 移動体情報収集手段
16 予定情報提供手段
17 配車手段
18 会話内容分析手段
20 サービサシステム
30 ユーザ端末
31 ユーザ端末送受信手段
32 ユーザ端末制御手段
33 ユーザ端末入出力手段
33a,33b,33c,33d,33e お誘い画面
34 会話手段
35 会話記憶手段
36 会話内容分析手段(端末側)
40、40’、40a1、40a2、40b1、40A、40B、40C 移動体
41 移動体送受信手段
42 移動体制御手段
43 移動体入力手段
44 移動体出力手段
45 駆動手段
50 客車
60 荷台
70 移動体の別形態
90 充電ステーション
101 サービサDB
102 ユーザDB
103 移動体DB
171 ユーザ配車部
172 連携配車部
173 サービサ配車部
400 ボディ
401 カメラ
402 トップ
403 前方側連結部
404 後方側連結部
405A ディスプレイ
501 前方側連結部
502 後方側連結部
601 前方側連結部
602 後方側連結部
701 上ボディ
702 下ボディ
703 カメラ
704 生体認証センサ
705 ディスプレイ

Claims (6)

  1. ユーザを運ぶ移動体と、サービサにより提供されるサービサシステムと、ユーザにより操作されるユーザ端末と、ネットワークを介して接続され、ユーザの前記移動体を利用するスケジュールを作成する外出スケジュール自動作成装置であって、
    前記サービサシステムより、サービサの情報であるサービサ情報を受信するサービサ情報収集手段と、
    前記ユーザ端末より、ユーザの情報であるユーザ情報を受信するユーザ情報収集手段と、
    ユーザにより前記移動体を使用するスケジュールを示すスケジュール情報を生成し、前記ユーザ端末に送信するスケジュール情報提供手段と、
    前記ユーザ端末より受信した前記スケジュール情報に基づく配車を承諾することを示す配車依頼情報に基づき、前記移動体の乗車位置及び乗車時間を示す移動体予約情報を生成する予定情報提供手段と、
    前記予定情報提供手段が生成した前記移動体予約情報に基づき、前記移動体の配車を決定する配車手段と、
    ユーザによる前記移動体の使用履歴を記憶するユーザ記憶手段と、
    を備え、
    前記スケジュール情報提供手段は、あるユーザの前記ユーザ端末に送信する前記スケジュール情報を、前記サービサ情報収集手段が受信した前記サービサ情報、及び前記ユーザ記憶手段に記憶されたあるユーザの前記使用履歴に基づき、前記スケジュール情報を生成することを特徴とする外出スケジュール自動作成装置。
  2. ユーザを運ぶ移動体と、サービサにより提供されるサービサシステムと、ユーザにより操作されるユーザ端末と、ネットワークを介して接続され、ユーザの前記移動体を利用するスケジュールを作成する外出スケジュール自動作成装置であって、
    前記サービサシステムより、サービサの情報であるサービサ情報を受信するサービサ情報収集手段と、
    前記ユーザ端末より、ユーザの情報であるユーザ情報を受信するユーザ情報収集手段と、
    ユーザにより前記移動体を使用するスケジュールを示すスケジュール情報を生成し、前記ユーザ端末に送信するスケジュール情報提供手段と、
    前記ユーザ端末より受信した前記スケジュール情報に基づく配車を承諾することを示す配車依頼情報に基づき、前記移動体の乗車位置及び乗車時間を示す移動体予約情報を生成する予定情報提供手段と、
    前記予定情報提供手段が生成した前記移動体予約情報に基づき、前記移動体の配車を決定する配車手段と、
    を備え、
    前記スケジュール情報提供手段は、他のユーザの前記ユーザ情報に含まれる、あるユーザを所定の目的地に運ぶことを依頼する勧誘情報に基づき、前記スケジュール情報を生成することを特徴とする外出スケジュール自動作成装置。
  3. ユーザを運ぶ移動体と、サービサにより提供されるサービサシステムと、ユーザにより操作されるユーザ端末と、ネットワークを介して接続され、ユーザの前記移動体を利用するスケジュールを作成する外出スケジュール自動作成装置であって、
    前記サービサシステムより、サービサの情報であるサービサ情報を受信するサービサ情報収集手段と、
    前記ユーザ端末より、ユーザの情報であるユーザ情報を受信するユーザ情報収集手段と、
    ユーザにより前記移動体を使用するスケジュールを示すスケジュール情報を生成し、前記ユーザ端末に送信するスケジュール情報提供手段と、
    前記ユーザ端末より受信した前記スケジュール情報に基づく配車を承諾することを示す配車依頼情報に基づき、前記移動体の乗車位置及び乗車時間を示す移動体予約情報を生成する予定情報提供手段と、
    前記予定情報提供手段が生成した前記移動体予約情報に基づき、前記移動体の配車を決定する配車手段と、
    を備え、
    前記ユーザ端末は、当該ユーザが他のユーザと会話ができる会話手段を備え、
    前記外出スケジュール自動作成装置又は前記ユーザ端末は、前記会話手段による会話記録をテキスト解析し、前記テキスト解析の結果に基づいて、当該ユーザと当該他のユーザの外出スケジュールを、前記スケジュール情報提供手段に作成させる会話内容分析手段を
    備えることを特徴とする外出スケジュール自動作成装置。
  4. 前記会話内容分析手段は、前記テキスト解析の結果に基づいて、前記会話記録に、前記ユーザ又は前記他のユーザが外出する際に同伴者が含まれるか否かを判断し、前記同伴者がいると判断した場合には、前記同伴者の外出を促す外出スケジュールを、前記スケジュール情報提供手段に作成させることを特徴とする請求項に記載の外出スケジュール自動作成装置。
  5. 前記会話手段は、前記会話内容分析手段の前記テキスト解析の結果に基づいて、前記同伴者を外出に勧誘する手段を、前記ユーザと前記他のユーザの会話中又は会話終了後に提供させることを特徴とする請求項に記載の外出スケジュール自動作成装置。
  6. ユーザを運ぶ移動体と、サービサにより提供されるサービサシステムと、ユーザにより操作されるユーザ端末と、ネットワークを介して接続された外出スケジュール自動作成装置が、ユーザの前記移動体を利用するスケジュールを作成する外出スケジュール自動作成方法であって、
    前記外出スケジュール自動作成装置が、
    前記サービサシステムより、サービサの情報であるサービサ情報を受信するサービサ情報収集ステップと、
    前記ユーザ端末より、ユーザの情報であるユーザ情報を受信するユーザ情報収集ステップと、
    ユーザにより前記移動体を使用するスケジュールを示すスケジュール情報を生成し、前記ユーザ端末に送信するスケジュール情報提供ステップと、
    前記ユーザ端末より受信した前記スケジュール情報に基づく配車を承諾することを示す配車依頼情報に基づき、前記移動体の乗車位置及び乗車時間を示す移動体予約情報を生成する予定情報提供ステップと、
    前記予定情報提供ステップで生成した前記移動体予約情報に基づき、前記移動体の配車を決定する配車ステップと
    あるユーザの前記ユーザ端末に送信する前記スケジュール情報を、前記サービサ情報収集ステップにおいて受信した前記サービサ情報、及び前記外出スケジュール自動作成装置のユーザ記憶手段に記憶された、あるユーザの使用履歴に基づき、前記スケジュール情報を生成するステップと、
    を実行することを特徴とする外出スケジュール自動作成方法。
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