JP2020061100A - スケジュール提案システム及びプログラム - Google Patents

スケジュール提案システム及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020061100A
JP2020061100A JP2018193863A JP2018193863A JP2020061100A JP 2020061100 A JP2020061100 A JP 2020061100A JP 2018193863 A JP2018193863 A JP 2018193863A JP 2018193863 A JP2018193863 A JP 2018193863A JP 2020061100 A JP2020061100 A JP 2020061100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
schedule
user
action
action item
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018193863A
Other languages
English (en)
Inventor
彩乃 山口
Ayano Yamaguchi
彩乃 山口
宮本 登
Noboru Miyamoto
登 宮本
朋佳 大橋
Tomoka Ohashi
朋佳 大橋
遥香 松本
Haruka Matsumoto
遥香 松本
宏樹 杉浦
Hiroki Sugiura
宏樹 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2018193863A priority Critical patent/JP2020061100A/ja
Publication of JP2020061100A publication Critical patent/JP2020061100A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】パソコンやスマートフォンにおける単なるカレンダー機能に比較して、ユーザの行うべき行動をより良く支援する。【解決手段】スケジュール提案システムは、ユーザの行うべき行動項目を取得する行動項目取得部111と、行動項目の対象先にてユーザが行動を起こすために用いられる対象先情報を取得する対象先情報取得部112と、取得した行動項目と対象先情報とを用いて、ユーザのスケジュールを提案するスケジュール提案部115とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、スケジュール提案システム及びプログラムに関する。
例えば、特許文献1には、ユーザの生活に関する生活情報を取得し、ユーザの生活における目標を達成するための生活パターンである目標パターンを取得し、取得した生活情報に基づく生活パターンである実績パターンと、取得した目標パターンとを比較して、比較結果を出力する生活パターン管理システムが開示されている。
特開2018−88195号公報
近年の複雑化した社会において、ユーザの行動項目は増大する一方である。また、必要となる行動範囲も広がり、そのスケジュール管理に対するユーザの労力が増している。
一方、パソコンやスマートフォンによるスケジュール管理も行われているが、これらは、カレンダーにスケジュールを反映させ、ユーザを支援する技術に留まっており、ユーザのやるべきことをこなすために十分に役立っているとは言い得ない。
本発明の目的は、パソコンやスマートフォンにおける単なるカレンダー機能に比較して、ユーザの行うべき行動をより良く支援することにある。
かかる目的のもと、本発明は、ユーザの行うべき行動項目を取得する行動項目取得手段と、前記行動項目の対象先にて前記ユーザが行動を起こすために用いられる対象先情報を取得する対象先情報取得手段と、取得した前記行動項目と前記対象先情報とを用いて、前記ユーザのスケジュールを提案する提案手段とを備えるスケジュール提案システムである。
ここで、前記対象先情報取得手段は、前記ユーザの過去の行動を示す過去行動情報を取得し、前記提案手段は、取得した前記過去行動情報に基づいてスケジュールを提案することを特徴とすることができる。
また、前記提案手段は、前記行動項目の対象先が一意に特定される場合には、前記過去行動情報を用いず、当該行動項目の対象先が一意に特定されない場合には、当該過去行動情報を用いて、スケジュールを提案することを特徴とすることができる。
さらに、前記提案手段は、前記行動項目の対象先が普通名詞の場合には、前記過去行動情報を用いて、スケジュールを提案することを特徴とすることができる。
そして、前記提案手段は、前記行動項目が前記ユーザの指定した期限内に終了するとともに、前記対象先への移動が予め定められた条件を満たすように、スケジュールを提案することを特徴とすることができる。
また、前記予め定められた条件は、前記対象先への移動時間を最短にするという条件であることを特徴とすることができる。
さらに、前記対象先情報取得手段は、前記対象先情報として、前記行動項目の対象先の営業時間を取得し、前記提案手段は、更に、前記行動項目が当該行動項目の対象先の営業時間内に終了するように、スケジュールを提案することを特徴とすることができる。
そして、スケジュール提案システムは、前記ユーザが置かれている環境を把握する環境把握手段を更に備え、前記提案手段は、把握された前記環境に基づいてスケジュールを提案することを特徴とすることができる。
また、前記提案手段は、把握された前記環境と、前記行動項目の対象先が屋内及び屋外の何れであるかとにより、スケジュールを提案することを特徴とすることができる。
さらに、前記提案手段は、把握された前記環境が予め定められた条件を満たす時間帯には、屋外で行われる行動項目よりも屋内で行われる行動項目を優先して実行するように、スケジュールを提案することを特徴とすることができる。
そして、スケジュール提案システムは、前記ユーザが前記行動項目を実行する上で利用可能な当該ユーザ個々の交通方法を認識する交通方法認識手段を更に備え、前記提案手段は、前記ユーザ個々の交通方法に基づいてスケジュールを提案することを特徴とすることができる。
また、前記ユーザ個々の交通方法は、公共交通機関の交通方法と、前記ユーザが予め登録した私的な交通方法とを含むことを特徴とすることができる。
さらに、スケジュール提案システムは、前記スケジュールに含まれる複数の前記行動項目を、実行する順序で並べて表示する表示手段を更に備えることを特徴とすることができる。
そして、スケジュール提案システムは、複数の前記行動項目のうちの特定の行動項目が終了した旨の終了報告をユーザから受け付ける報告受付手段を更に備え、前記表示手段は、前記終了報告を基に、前記スケジュールの表示内容を変更することを特徴とすることができる。
また、かかる目的のもと、本発明は、コンピュータに、ユーザの行うべき行動項目を取得する機能と、前記行動項目の対象先にて前記ユーザが行動を起こすために用いられる対象先情報を取得する機能と、取得した前記行動項目と前記対象先情報とを用いて、前記ユーザのスケジュールを提案する機能とを実現させるためのプログラムである。
本発明によれば、パソコンやスマートフォンにおける単なるカレンダー機能に比較して、ユーザの行うべき行動をより良く支援することができる。
本実施の形態に係るスケジュール提案システムの全体構成例を示す図である。 本実施の形態に係るスケジュール提案装置の外観構成例を示す図である。 本実施の形態に係るスケジュール提案装置のハードウェア構成例を示す図である。 本実施の形態に係るスケジュール提案装置の機能構成の一例を示す図である。 スケジュール提案装置がスケジュールを提案する処理の手順の一例を示したフローチャートである。 行動項目取得部が取得する行動項目の情報の一例を示す図である。 対象先情報取得部が取得する対象先情報の一例を示す図である。 スケジュール提案部が提案するスケジュールの一例を示す図である。 ユーザが置かれている環境を加味して提案されるスケジュールの一例を示す図である。 ユーザ個々の交通方法を加味して提案されるスケジュールの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<スケジュール提案システムの全体構成>
図1は、本実施の形態に係るスケジュール提案システム1の全体構成例を示す図である。本実施の形態に係るスケジュール提案システム1は、ユーザに対してスケジュールを提案するシステムである。そして、スケジュール提案システム1は、図示するように、スケジュール提案装置100と、ユーザ端末200とを備える。スケジュール提案装置100及びユーザ端末200は、ネットワーク300に接続される。
スケジュール提案装置100は、ユーザに対してスケジュールを提案するコンピュータ装置である。スケジュール提案装置100としては、例えば、ロボットやスマートスピーカー、PC(Personal Computer)等が例示される。また、スケジュール提案装置100は、ネットワーク300によりインターネットに接続されており、インターネット上のウェブサイトにアクセスして、各種情報を取得することが可能である。
ユーザ端末200は、ユーザにより使用されるコンピュータ装置である。ユーザ端末200としては、例えば、携帯情報端末(いわゆる、スマートフォンやタブレット端末等)やPC等が例示される。ユーザ端末200には、スケジュール提案装置100との間で情報のやり取りを行うためのアプリケーション(以下「スケジュール提案用アプリ」と称する)がインストールされている。そして、ユーザ端末200は、スケジュール提案用アプリを実行することにより、例えば、スケジュール提案装置100にて提案されたスケジュールの情報を取得したり、取得したスケジュールの情報をユーザ端末200の画面に表示したりする。
ネットワーク300は、スケジュール提案装置100とユーザ端末200との間の情報通信に用いられる通信手段である。ネットワーク300としては、各装置間のデータ通信に用いられる通信ネットワークであれば特に限定されず、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等としてよい。データ通信に用いられる通信回線は、有線か無線かを問わず、これらを併用してもよい。また、ゲートウェイ装置やルータ等の中継装置を用い、複数のネットワークや通信回線を介して各装置を接続するように構成してもよい。
<スケジュール提案装置の外観構成>
次に、本実施の形態に係るスケジュール提案装置100の外観構成について説明する。図2は、本実施の形態に係るスケジュール提案装置100の外観構成例を示す図である。
スケジュール提案装置100は、一例として、いわゆるロボットを模した機器であり、符号1Aで示すように、人の顔を模した部分を有する。
より具体的には、スケジュール提案装置100には、ビデオメモリや液晶ディスプレイ等により構成された表示機構106が設けられており、本実施の形態では、この表示機構106に、人の顔に相当する画像が表示されることで、人の顔を模した部分が表示される。また、表示機構106には、スケジュール提案装置100にて提案するスケジュールが表示される。
さらに、スケジュール提案装置100は、表示機構106を下方から支持する胴体部分121、および、この胴体部分121に取り付けられた腕部分122を有する。
さらに、この腕部分122を動かすためのモータ(不図示)が、胴体部分121の内部に設けられている。また、胴体部分121には、互いに異なる色の光を出射する複数の光源123が設けられている。
<スケジュール提案装置のハードウェア構成>
次に、本実施の形態に係るスケジュール提案装置100のハードウェア構成について説明する。図3は、本実施の形態に係るスケジュール提案装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図示するように、スケジュール提案装置100は、プログラム(ファームウェアを含む)の実行を通じて装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)101と、BIOS(Basic Input Output System)やファームウェア等のプログラムを記憶するROM(Read Only Memory)102と、プログラムの実行領域として使用されるRAM(Random Access Memory)103とを備える。また、スケジュール提案装置100は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種プログラム、各種プログラムに対する入力データ、各種プログラムからの出力データ等を記憶する記憶領域であるHDD(Hard Disk Drive)104を備える。
さらに、スケジュール提案装置100は、外部との通信を行うための通信インタフェース(通信I/F)105と、表示機構106と、タッチパネル等の入力デバイス107とを備える。
また、スケジュール提案装置100は、外部の音を検知するマイク108と、外部に音を出力するスピーカ109とを備える。なお、スケジュール提案装置100の内部には、不図示のモータも設けられている。
<スケジュール提案装置の機能構成>
次に、スケジュール提案装置100の機能構成について説明する。図4は、本実施の形態に係るスケジュール提案装置100の機能構成の一例を示す図である。スケジュール提案装置100は、行動項目取得部111と、対象先情報取得部112と、環境把握部113と、交通方法認識部114と、スケジュール提案部115と、報告受付部116とを備える。
行動項目取得部111は、ユーザの行う行動項目の情報を取得する。この行動項目は、ユーザがこれから行うとされる行動を示すものである。より具体的には、例えば、ユーザのやりたいこと、ユーザのやるべきこと、ユーザがいつまでに何を行うか、ユーザがいつまでに何をやらなければいけないか等を示す項目である。
付言すると、ユーザは、スケジュール提案装置100に対して、やりたいこと、やるべきこと、その時間、いつまでにやらなければいけないか等の情報を伝える。スケジュール提案装置100は、これらのユーザの発言をマイク108で収集する。そして、行動項目取得部111は、収集されたユーザの発言を基に、行動項目の情報を取得する。
ただし、行動項目取得部111は、ユーザの発言を基に、行動項目の情報を取得する構成に限られない。例えば、行動項目取得部111は、スケジュール提案装置100やユーザ端末200に搭載されたカレンダー機能にて登録された情報など、ユーザが行動項目の対象として入力した情報を基に、行動項目の情報を取得してもよい。また、ユーザが、送受信したメールや記録したメモの中で、行動項目の対象とする文字列を指定することにより、行動項目の情報を取得してもよい。
さらに、ユーザが明示的に行動項目の内容を指定しなくても、自動的に、行動項目の情報を取得してもよい。例えば、行動項目取得部111は、ユーザが送受信したメールやユーザが記録したメモを基に、行動項目の情報を取得してもよい。より具体的には、行動項目取得部111は、メールから行動項目の情報を取得する場合には、メールの題名やメールの本文から行動内容を抽出したり、メールの本文から行動の所要時間や期限を抽出したりすることにより、行動項目の情報を取得する。また、メモから行動項目の情報を取得する場合も、同様に、メモの中身から行動内容や行動の所要時間、期限等を抽出する。このように、行動項目取得部111は、ユーザが明示的に行動項目の内容を指定しなくても、ユーザの行う行動内容が記載された情報を基に、行動項目の情報を取得してもよい。
対象先情報取得部112は、行動項目の対象先にてユーザが行動を起こすために用いられる情報(以下「対象先情報」と称する。)を取得する。この対象先情報は、行動項目の内容によって様々なものが考えられる。より具体的には、例えば、対象先の場所、対象先の営業時間、対象先にてユーザが行動を起こした場合の所要時間、ユーザが対象先にて行動を起こす前に確認すべき事項などである。
付言すると、対象先情報取得部112は、例えば、インターネット上のWebページにアクセスして、対象先情報を収集する。また、対象先情報取得部112は、ユーザの発言やユーザが入力した情報を基に、対象先情報を取得してもよい。
また、対象先情報取得部112は、行動項目の対象先を判断するために、ユーザの過去の行動を示す情報(以下「過去行動情報」と称する。)を取得する。過去行動情報は、例えば、ユーザが過去に行ったことのある場所や、ユーザが過去に利用したことのあるサービス等の情報であり、ユーザによって予め登録される。付言すると、過去行動情報は、ユーザの習慣を示す情報として捉えることもできる。
ここで、行動項目取得部111が取得した行動項目の対象先が一意に特定される場合には、過去行動情報は用いられない。一方、行動項目の対象先が一意に特定されない場合には、過去行動情報が用いられ、過去行動情報を基に対象先が判断される。
なお、対象先が一意に特定されるか否かは、例えば、対象先の場所(即ち、住所)が一意に特定されるか否かによって判定される。例えば、行動項目の対象先が「会社」の場合、その場所は一意に特定されない。一方、行動項目の対象先が「A会社」の場合、A会社の場所は一意に特定されるため、対象先が一意に特定されるものと扱われる。
また、例えば、対象先が固有名詞の場合には、対象先が一意に特定されると判定し、対象先が普通名詞の場合には、対象先が一意に特定されないと判定してもよい。ただし、例えば店名のように、固有名詞であっても偶然に複数のものが存在し、対象先の場所が一意に特定されないことも考えられる。そこで、固有名詞であっても対象先の場所が一意に特定されない場合には、過去行動情報を取得してもよい。
より具体的には、例えば、ユーザは、「会社」について、ユーザが勤務している会社(例えばA会社)を予め登録する。その結果、ユーザがA会社に勤務していることが過去行動情報として取得されることになる。この場合、行動項目に「会社」が出てきた場合には、ユーザの勤務しているA会社が、行動項目の対象先として扱われる。例えば、ユーザは、A会社に行くことを行動項目とする場合、「会社に行く」と発言することで、「A会社に行くこと」が行動項目として設定される。一方、ユーザの勤務している会社ではない別の会社を行動項目の対象先にする場合、ユーザは、対象先が一意に特定されるように会社名を指定すればよい。例えば、ユーザは、A会社とは別のB会社に行くことを行動項目とする場合、「B会社に行く」と発言することで、「B会社に行くこと」が行動項目として設定される。
このように、ユーザが普段行く場所やよく利用しているような場所について、予め登録しておくことにより、対象先を特定するための情報(例えば、A会社の「A」という情報やB会社の「B」という情報)がなくても、普通名詞だけで、予め登録された場所が行動項目の対象先として扱われる。一方で、特別に行くような場所については、ユーザは、普通名詞ではなく、固有名詞として、対象先を特定するための情報を付与することにより、行動項目の対象先として扱われる。
環境把握部113は、ユーザが置かれている環境を把握する。ここで、環境把握部113は、ユーザが置かれている環境に関する情報(以下「環境情報」と称する。)を取得する。この環境情報は、例えば、晴れ・雨、気温、湿度、降水確率などの大気の状態を表す情報である。また、環境把握部113は、ユーザの自宅などの予め定められた場所の環境の情報を取得してもよいし、行動項目の対象先毎にそれぞれの対象先の環境情報を取得してもよい。
交通方法認識部114は、ユーザが行動項目を実行する上で利用可能なユーザ個々の交通方法を認識する。ここで、交通方法認識部114は、ユーザが行動項目を実行する上で利用可能なユーザ個々の交通方法に関する情報(以下「交通情報」と称する。)を取得する。この交通情報は、例えば、徒歩、自転車、自動車、電車、バス、航空機などの情報である。
付言すると、交通情報には、自転車、自家用車のような私的な交通方法と、電車やバス、航空機のような公共交通機関による交通方法とが含まれる。そして、私的な交通方法については、ユーザが所有している乗り物の情報として、予め登録される。また、公共交通機関による交通方法については、デフォルトで設定されていてもよいし、ユーザがどのような公共交通機関を利用するか事前に登録してもよい。なお、公共交通機関については、各公共交通機関のWebページ等から、行動項目の対象先への交通ルートや、公共交通機関の時刻表、料金などの情報が取得される。
スケジュール提案部115は、行動項目取得部111が取得した行動項目と、対象先情報取得部112が取得した対象先情報とを用いて、ユーザのスケジュールを提案する。ここで、スケジュール提案部115は、例えば、各行動項目をいつ実行すべきか、各行動項目をどのような順番で実行すべきか等を判断し、行動項目の実行時刻、行動項目の実行順序等を示したスケジュールを提案する。また、スケジュール提案部115は、対象先情報取得部112が取得した過去行動情報により、ユーザの過去の行動を加味してスケジュールを提案する。
さらに、スケジュール提案部115は、環境把握部113が把握した環境、交通方法認識部114が認識したユーザ個々の交通方法を考慮して、スケジュールを提案してもよい。
例えば、スケジュール提案部115は、環境把握部113が把握した環境により、ユーザが置かれている環境を加味してスケジュールを提案する。ここで、スケジュール提案部115は、例えば、行動項目の対象先が屋内及び屋外の何れであるかを考慮する。そして、ユーザの置かれている環境が予め定められた条件を満たす時間帯には、屋外で行われる行動項目よりも屋内で行われる行動項目を優先して実行するようにスケジュールを提案する。また、ユーザの置かれている環境が予め定められた別の条件を満たす時間帯には、屋内で行われる行動項目よりも屋外で行われる行動項目を優先して実行するようにスケジュールを提案する。
より具体的には、例えば、スケジュール提案部115は、暑い時間帯(例えば、気温が予め定められた閾値を超える時間帯)には、屋外で行われる行動項目よりも屋内で行われる行動項目を優先して実行するように、スケジュールを提案する。また、例えば、スケジュール提案部115は、雨の時間帯(例えば、降水確率が予め定められた閾値を超える時間帯)には、屋外で行われる行動項目よりも屋内で行われる行動項目を優先したり、晴れの時間(例えば、降水確率が予め定められた閾値以下の時間帯)には、屋内で行われる行動項目よりも屋外で行われる行動項目を優先したりして、スケジュールを提案してもよい。
さらに、例えば、スケジュール提案部115は、交通方法認識部114が認識した交通方法により、ユーザ個々の交通方法を加味してスケジュールを提案する。ここで、スケジュール提案部115は、例えば、行動項目の対象先へ移動するために、自家用車を利用するか、又は電車を利用するか等を決定して、スケジュールを提案する。
なお、スケジュール提案部115がユーザに対してスケジュールを提案する手法としては、例えば、スピーカ109によってスケジュールを報知する手法や、表示機構106にスケジュールを表示する手法が挙げられる。また、スケジュール提案部115は、スケジュールの情報をユーザ端末200へ送信してもよい。この場合、ユーザ端末200は、ユーザの操作等によりスケジュール提案用アプリを実行し、スケジュール提案部115から送信されたスケジュールを表示する。ここで、ユーザ端末200を、表示手段の一例として捉えることができる。なお、スケジュール提案部115は、スピーカ109や表示機構106によって提案したスケジュールがユーザに承認されたことを条件として、スケジュールの情報をユーザ端末200へ送信してもよい。
報告受付部116は、スケジュール提案部115が提案したスケジュールに含まれる行動項目のうち、特定の行動項目が終了した旨の終了報告をユーザから受け付ける。ここで、報告受付部116は、ユーザの操作やユーザの発言を基に、終了報告を受け付ける。
例えば、ユーザが、表示機構106に表示されたスケジュールにおいて、終了した行動項目を指定することにより、報告受付部116が終了報告を受け付ける。また、例えば、ユーザが、特定の行動項目が終了したことを発言することにより、マイク108がこのユーザの発言を収集して、報告受付部116が、収集したユーザの発言を基に終了報告を受け付けてもよい。さらに、例えば、ユーザが、ユーザ端末200に表示されたスケジュールにおいて、終了した行動項目を指定することにより、報告受付部116が終了報告を受け付けてもよい。
なお、報告受付部116が特定の行動項目の終了報告を受け付けると、スケジュール提案部115は、受け付けた終了報告を基に、表示機構106に表示されたスケジュールの表示内容を変更する。より具体的には、行動項目が終了したことが把握できるように、終了した行動項目が非表示にされたり、終了した行動項目と終了していない行動項目とが異なる態様で表示されたりする。即ち、スケジュール提案部115は、終了報告を受け付けた行動項目について、終了したことを示す表示内容に変更する。
また、ユーザ端末200が、ユーザからの終了報告を受け付けて、ユーザ端末200に表示されたスケジュールの表示内容を変更してもよい。例えば、ユーザ端末200は、スケジュール提案用アプリを実行し、ユーザ端末200の画面上でユーザから終了報告を受け付けたり、ユーザからの終了報告をスケジュール提案装置100から受け付けたりする。そして、終了報告を受け付けた行動項目について、終了したことを示す表示内容に変更する。この場合、ユーザ端末200を、報告受付手段の一例として捉えることができる。
そして、このようなスケジュール提案装置100の各機能部は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。具体的には、スケジュール提案装置100を図3に示したハードウェア構成にて実現した場合、例えば、ROM102又はHDD104等に格納されているプログラムがRAM103に読み込まれてCPU101に実行されることにより、行動項目取得部111、対象先情報取得部112、環境把握部113、交通方法認識部114、スケジュール提案部115、報告受付部116等の各機能部が実現される。
なお、本実施の形態において、行動項目取得部111は、行動項目取得手段の一例として用いられる。対象先情報取得部112は、対象先情報取得手段の一例として用いられる。スケジュール提案部115は、提案手段、表示手段の一例として用いられる。環境把握部113は、環境把握手段の一例として用いられる。交通方法認識部114は、交通方法認識手段の一例として用いられる。報告受付部116は、報告受付手段の一例として用いられる。
<スケジュールを提案する処理の手順>
次に、本実施の形態に係るスケジュール提案装置100がスケジュールを提案する処理の手順について説明する。図5は、スケジュール提案装置100がスケジュールを提案する処理の手順の一例を示したフローチャートである。
なお、以下では、処理のステップを記号の「S」と表記する場合がある。
まず、行動項目取得部111は、ユーザの行う行動項目の情報を取得する(S101)。次に、対象先情報取得部112は、取得された全ての行動項目のうち、行動項目を1つ選択する(S102)。そして、選択した行動項目の対象先が一意に特定されるか否かを判定する(S103)。
S103で否定の判断(NO)がされた場合、対象先情報取得部112は、選択された行動項目の対象先について、過去行動情報を取得する(S104)。なお、S104において、行動項目の対象先に対応する過去行動情報が存在しない場合、対象先情報取得部112は、ユーザに対して行動項目の対象先を問い合わせるためのメッセージ等を、表示機構106やユーザ端末200に表示してもよい。
次に、対象先情報取得部112は、全ての行動項目を選択したか否かを判定する(S105)。S105で否定の判断(NO)がされた場合、S102に移行し、まだ選択されていない行動項目の選択が行われる。一方、S105で肯定の判断(YES)がされた場合、スケジュール提案部115は、S104で取得された過去行動情報を基に、行動項目の対象先を特定する(S106)。ここで、複数の行動項目について過去行動情報が取得されている場合には、各行動項目のそれぞれについて、対象先が特定される。
次に、対象先情報取得部112は、行動項目取得部111に取得された行動項目について、対象先情報を取得する(S107)。次に、スケジュール提案部は、行動項目取得部111が取得した行動項目と、対象先情報取得部112が取得した対象先情報とを用いて、ユーザのスケジュールを提案する(S108)。そして、本処理フローは終了する。
また、スケジュール提案部115は、環境情報、交通情報を用いて、スケジュールを提案してもよい。この場合、環境把握部113による環境情報の取得、交通方法認識部114による交通情報の取得が行われた後に、S108の処理が行われる。なお、スケジュール提案部115は、環境情報、交通情報の両方を用いてスケジュールを提案してもよいし、これらの情報のうちの何れかを用いてスケジュールを提案してもよい。
<スケジュールを提案する処理の具体例>
次に、図6〜図10を参照しながら、スケジュール提案装置100がスケジュールを提案する処理について、具体例を挙げて説明する。
まず、ユーザは、スケジュール提案装置100に対して、行動の内容を発言する。この例では、ユーザは、その日の1日にやるべきこととして、「本日中に、クリーニング店に衣類を取りに行く」、「12時までに、C販売店で携帯電話を購入する」、「14時までに、郵便局へ荷物を取りに行く」、「本日中に、図書館に本を返す」、「17時までに、公園で1時間運動する」といった行動をすることを発言する。
そして、行動項目取得部111は、これらのユーザの発言を基に、行動項目の情報を取得する。ここで、行動項目の対象先は、クリーニング店、C販売店、郵便局、図書館、公園である。このうち、クリーニング店、郵便局、図書館、公園については、ユーザの発言からは一意に特定されないが、ユーザが普段行く場所やよく利用している場所として、それぞれ、「Bクリーニング店」、「D郵便局」、「E図書館」、「F公園」が登録されている。そこで、これらの登録されている場所の情報が過去行動情報として取得され、行動項目の対象先として反映される。一方、C販売店は一意に特定されるため、事前の登録内容にかかわらず、C販売店が行動項目の対象先として扱われる。
図6は、行動項目取得部111が取得する行動項目の情報の一例を示す図である。この例では、過去行動情報が反映された結果、行動項目1〜行動項目5として、「本日中に、Bクリーニング店に衣類を取りに行く」、「12時までに、C販売店で携帯電話を購入する」、「14時までに、D郵便局へ荷物を取りに行く」、「本日中に、E図書館に本を返す」、「17時までに、F公園で1時間運動する」という情報が示されている。
次に、対象先情報取得部112は、行動項目の対象先について、対象先情報を取得する。ここで、対象先情報取得部112は、Bクリーニング店、C販売店、D郵便局、E図書館、F公園について、例えば、住所や営業時間、ユーザが行動を起こした場合の所要時間、事前に確認すべき事項などの情報を取得する。
図7は、対象先情報取得部112が取得する対象先情報の一例を示す図である。図7に示す例では、行動項目の情報に対して、対象先情報を追加したものを示している。この例では、各対象先において、住所、営業時間、所要時間の情報が追加される。
例えば、行動項目1の場合、対象先情報取得部112は、Bクリーニング店のWebページにアクセスして、Bクリーニング店の住所、営業時間(例えば10時〜19時)、平均的な所要時間(例えば30分)等の情報を、対象先情報として取得する。また、例えば、行動項目2の場合、対象先情報取得部112は、C販売店の住所、営業時間、所要時間等の情報の他に、例えば、携帯電話の購入に必要な物、購入の際の注意点などの情報を取得してもよい。
また、対象先情報取得部112は、ユーザの発言やユーザが入力した情報を基に、対象先情報を取得してもよい。例えば、行動項目5では、ユーザが所要時間を申告しており、ユーザの発言を基に所要時間の情報が取得される。また、F公園の住所や営業時間についても、ユーザが申告してもよい。
さらに、対象先情報取得部112は、対象先のWebページが存在しない場合や、Webページに情報が掲載されていない場合など、所要時間や住所、営業時間等を取得できないことも考えられる。この場合には、対象先情報を入力するようにユーザに促したり、デフォルトの情報を用いたりしてもよい。デフォルトの情報は、対象先にかかわらず一律に定めてもよいし、クリーニング店や郵便局、図書館などのような対象先の種別毎に定めてもよい。
次に、スケジュール提案部115は、図7に示す情報、即ち、行動項目取得部111が取得した行動項目、及び、対象先情報取得部112が取得した対象先情報を用いて、ユーザのスケジュールを提案する。ここで、スケジュール提案部115は、行動項目の実行時刻、行動項目の実行順序等を示したスケジュールを提案する。その際、スケジュール提案部115は、どのような順序で行動すれば効率が良いか等を加味した提案を行う。
より具体的には、スケジュール提案部115は、各行動項目について、ユーザの指定した期限内に終了するとともに、対象先への移動が予め定められた条件を満たすように、スケジュールを提案する。ここで、予め定められた条件として、例えば、全体の移動時間が最短になるように、スケジュールを提案する。さらに、各行動項目について、対象先の営業時間を考慮して、スケジュールを提案してもよい。
図8は、スケジュール提案部115が提案するスケジュールの一例を示す図である。図8に示すスケジュールは、例えば、表示機構106に表示される。
この例では、スケジュール提案部115は、10時から行動を開始して、まず、C販売店に行くように計画する。その後、D郵便局、E図書館、Bクリーニング店、F公園に移動するように計画する。また、交通方法としては、徒歩又は公共交通機関を利用するものとして、移動時間の見積もりを行う。その際、全体の移動時間が短くなるように、交通方法及び実行順序を検討する。
例えば、行動項目3でD郵便局に行った後、E図書館、Bクリーニング店、F公園の順に移動した方が、全体の移動時間が短くなる。また、このような実行順序で移動しても、各行動項目は、ユーザが指定した期限内、及び、対象先の営業時間内に終了する。そこで、スケジュール提案部115は、図8に示す実行順序で、各行動項目を実行する順序で並べて表示し、スケジュールの提案を行う。
なお、効率よく回るための方針としては、全体の移動時間が短くなるようにするものに限られない。例えば、全体の移動時間にかかわらず徒歩の合計時間が短くなるようにしたり、全体の移動にかかる料金を安くしたりすることも、効率よく回るための方針の一例として挙げられる。また、ユーザが、効率よく回るための方針を指定できるようにしてもよい。スケジュール提案部115は、ユーザが指定した方針に従って、各行動項目の実行順序を検討する。
また、ユーザが、特定の行動項目が終了したことを報告することにより、報告受付部116は、その終了報告を受け付ける。図8に示す例では、表示機構106にスケジュールが表示され、そのスケジュールの各行動内容に対して、左側にチェックボックスが設けられている。ユーザは、終了した行動内容に対応するチェックボックスをチェックすることにより、その行動内容が終了したことを報告する。
例えば、ユーザは、自宅からC販売店へ移動し、C販売店における携帯電話の購入が終了した場合、「自宅からC販売店へ移動」、「携帯電話を購入する(即ち、行動項目2)」のチェックボックスをそれぞれチェックする。これにより、チェックされた行動内容が終了したことが報告される。そして、スケジュール提案部115は、表示機構106に表示された画面において、終了した行動内容を非表示にしたり、グレーアウトの状態で表示したりして、終了したことを示す表示内容に変更する。
(過去行動情報を用いる他の例)
上述した例では、ユーザが過去行動情報を予め登録したが、過去行動情報は、ユーザが登録した情報に限られない。例えば、郵便局について、特定の郵便局が予め登録されていない場合に、対象先情報取得部112は、過去行動情報として、スケジュール提案部115が過去に提案したスケジュールから、ユーザが普段よく行く郵便局や、ユーザが過去に行ったことのある郵便局の情報を取得してもよい。例えば、D郵便局が過去に行ったことのある郵便局として取得された場合、スケジュール提案部115は、行動項目の「郵便局」を「D郵便局」として判断して、スケジュールの提案を行う。
さらに、過去行動情報は、スケジュール提案部115が過去に提案したスケジュールから取得するものに限られない。例えば、ユーザが所有している各種カード(例えば、ポイントカード、キャッシュカード、IC(Integrated Circuit)カード、病院の診察券など)をスキャンしておき、スキャンによって得られた画像から、過去行動情報を取得してもよい。例えば、対象先情報取得部112は、キャッシュカードをスキャンすることにより得られた画像から、ユーザが普段よく行く郵便局や銀行の情報を取得できる。また、例えば、対象先情報取得部112は、ポイントカードをスキャンすることによって得られた画像から、ユーザが普段よく行くスーパーマーケットや薬局の情報を取得できる。
また、例えば、ユーザが所有するクレジットカードやポイントカードの使用履歴を収集し、収集した使用履歴から過去行動情報を取得してもよい。例えば、対象先情報取得部112は、クレジットカード会社が管理するサーバ装置等にアクセスして、クレジットカードの使用履歴を収集し、過去行動情報として、クレジットカードが使用された店舗やサービスの情報を取得してもよい。また、例えば、複数の店舗で共通に用いられるポイントカードについては、そのポイントカードの管理会社のサーバ装置等にアクセスして、ポイントカードの使用履歴を収集し、過去行動情報として、ポイントカードが使用された店舗やサービスの情報を取得してもよい。
このようにして、対象先情報取得部112は、ユーザが所有している各種カードの情報から、過去行動情報を取得してもよい。
(環境情報を用いる例)
また、図9は、ユーザが置かれている環境を加味して提案されるスケジュールの一例を示す図である。図9に示す例では、晴れの時間帯に、屋内で行われる行動項目よりも屋外で行われる行動項目を優先して実行するように、スケジュールが提案される。
付言すると、図8の場合、行動項目1〜4は屋内で行われる行動項目であるが、行動項目5は屋外で行われる行動項目である。ここで、例えば、15時までの降水確率は10%、15時以降の降水確率は80%であり、降水確率が50%を超える時間帯を雨の時間帯とする。この場合、図8に示す例では、行動項目5は、15時以降の雨の時間帯に行われることになる。そこで、スケジュール提案部115は、行動項目5が15時までに終了するように、即ち、行動項目5が晴れの時間帯に行われるように、スケジュールを提案する。
ここで、行動項目2、行動項目3の期限はそれぞれ12時、14時であるため(図6参照)、スケジュール提案部115は、図8と同様に、まず、C販売店へ移動して行動項目2を実行し、次にD郵便局へ移動して行動項目3を実行するように計画する。次に、F公園へ移動すると、行動項目5は15時までに終了し、晴れの時間帯に行動項目5が終了することになる。その後は、ユーザの移動時間が短くなるように、F公園からBクリーニング店へ移動して行動項目1を実行し、Bクリーニング店からE図書館へ移動して行動項目4を実行するように計画する。このようにして、スケジュール提案部115は、環境を加味してスケジュールを提案する。
(交通情報を用いる例)
また、図10は、ユーザ個々の交通方法を加味して提案されるスケジュールの一例を示す図である。図10に示す例では、ユーザが、自身が所有している乗り物として、自動車を登録する。そして、交通方法認識部114は、交通情報として、徒歩、公共交通機関の他に、自家用車の情報を取得する。その結果、スケジュール提案部115は、ユーザに対して、徒歩、公共交通機関、自家用車を利用したスケジュールの提案が可能になる。
付言すると、図8の場合、交通方法として、徒歩、公共交通機関(この例では、電車、バス)が用いられる。一方、図10に示すスケジュールでは、さらに、自家用車を含めて、どのような交通方法を利用するべきかを加味してスケジュールが提案される。この例では、交通方法として自家用車を利用した場合に、徒歩や公共交通機関を利用する場合よりも全体の移動時間が短くなる。そこで、スケジュール提案部115は、交通方法を自家用車として、スケジュールを提案する。
ここで、スケジュール提案部115は、交通方法が異なる複数のスケジュールを提案してもよい。例えば、スケジュール提案部115は、徒歩及び公共交通機関を利用するスケジュール(例えば、図8のスケジュール)と、自家用車を利用するスケジュール(例えば、図10のスケジュール)との両方を提案してもよい。ユーザは、提案されたスケジュールの内容を確認して、何れかのスケジュールを採用すればよい。
以上説明したように、本実施の形態に係るスケジュール提案装置100では、行動項目取得部111が、ユーザがこれから行うとされる行動を示す行動項目を取得する。また、対象先情報取得部112が、行動項目の対象先にてユーザが行動を起こすために用いられる対象先情報を取得する。そして、スケジュール提案部115は、行動項目取得部111が取得した行動項目と、対象先情報取得部112が取得した対象先情報とを用いて、ユーザのスケジュールを提案する。このようにしてスケジュールを提案することにより、例えば、パソコンやスマートフォンにおける単なるカレンダー機能に比較して、ユーザの行うべき行動についてのより良い支援が行われることとなる。
(他の実施例)
次に、本実施の形態に係る他の実施例について説明する。
本実施の形態では、例えば、ユーザが期限のある行動項目を事前に登録することで、スケジュール提案部115が、登録された期限の情報をユーザに通知してもよい。より具体的には、例えば、ユーザは、飲食店の予約のキャンセル期限や、自動車の免許の更新期限などを登録しておく。そして、スケジュール提案部115は、飲食店の予約のキャンセル期限の当日、キャンセル期限である旨をユーザに通知する。ここで、「キャンセルの確認」といった行動項目を含むスケジュールを提案してもよい。また、スケジュール提案部115は、免許の更新期限の当日に、更新期限である旨をユーザに通知する。ここで、「更新の確認」といった行動項目を含むスケジュールを提案してもよい。さらに、キャンセル期限の当日や更新期限の当日ではなく、その何日か前にリマインドとして、ユーザに通知したり、「キャンセルの確認」や「更新の確認」といった行動項目を含むスケジュールを提案したりしてもよい。
また、上述した例では、ユーザは、その日の行動について発言したが、本実施の形態では、複数の日の行動について発言してもよい。例えば、ユーザは、ビン・缶回収日など、定期的な予定について発言する。この発言を基に、スケジュール提案部115は、ビン・缶回収日の当日や前日に、その旨をユーザに通知する。ここで、ビン・缶回収日の当日のスケジュールとして、「ビン・缶を捨てる」といった行動項目を含むスケジュールを提案してもよい。また、例えば、ユーザは、購入した商品が自宅に配達される日など、ユーザ以外の人物が主体となって行う予定について発言してもよい。例えば、ユーザは、商品の配達予定日について発言する。この発言を基に、スケジュール提案部115は、配達予定日の当日や前日に、その旨をユーザに通知する。ここで、配達予定日の当日のスケジュールとして、「自宅で荷物を受け取る」といった行動項目を含むスケジュールを提案してもよい。
また、本実施の形態では、行動項目に重要度を定めてもよい。例えば、ユーザが、各行動項目について重要度を設定する。そして、スケジュール提案部115は、各行動項目の重要度を基に、重要度の高い行動項目を優先して実行するように、スケジュールを提案する。さらに、期限のある行動項目に重要度を設定した場合には、重要度に応じて、リマインドを通知する日(即ち、期限の何日前にリマインドを通知するか)を変えたり、リマインドの通知頻度を変えたりしてもよい。例えば、商品の配達予定日に重要度を設定した場合、重要度の高いものについてはリマインドを通知したり、配達予定日の当日のスケジュールに行動項目として追加する一方で、重要度の低いものについてはリマインドを通知しなかったり、配達予定日の当日のスケジュールとして追加しなかったりしてもよい。
また、本実施の形態において、スケジュール提案部115は、ユーザから行動項目を取得した当日のスケジュールではなく、次の日以降のスケジュールを提案してもよい。ユーザは、次の日以降のスケジュールを確認することにより、例えば、そのスケジュールに合わせて前日の就寝時間や当日の起床時間を調整することができる。さらに、スケジュール提案部115は、スケジュール通りにユーザが行動するように、アラームを設定してもよい。例えば、スケジュール提案部115は、次の日のスケジュールの最初の予定が9時から開始される場合、9時の一定時間前(例えば1時間前)にアラームを設定する。このアラームにより、例えば、ユーザは、スケジュールに間に合うように起床することができる。
また、本実施の形態では、スケジュール提案装置100の機能の一部を、ユーザ端末200やネットワーク300に接続されたサーバ装置(不図示)等で実現してもよい。例えば、サーバ装置が対象先情報取得部112の機能を有する場合、サーバ装置は、行動項目取得部111にて取得された行動項目の情報をスケジュール提案装置100から取得し、取得した行動項目の情報を基に、Webページ等にアクセスして、対象先情報を取得する。そして、取得した対象先情報を、スケジュール提案装置100に送信する。この場合、スケジュール提案装置100とサーバ装置とを含む構成を、スケジュール提案システムの一例として捉えることができる。
また、本発明の実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
なお、上記では種々の実施形態および変形例を説明したが、これらの実施形態や変形例どうしを組み合わせて構成してももちろんよい。
また、本開示は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。
1…スケジュール提案システム、100…スケジュール提案装置、111…行動項目取得部、112…対象先情報取得部、113…環境把握部、114…交通方法認識部、115…スケジュール提案部、116…報告受付部、200…ユーザ端末

Claims (15)

  1. ユーザの行うべき行動項目を取得する行動項目取得手段と、
    前記行動項目の対象先にて前記ユーザが行動を起こすために用いられる対象先情報を取得する対象先情報取得手段と、
    取得した前記行動項目と前記対象先情報とを用いて、前記ユーザのスケジュールを提案する提案手段と
    を備えるスケジュール提案システム。
  2. 前記対象先情報取得手段は、前記ユーザの過去の行動を示す過去行動情報を取得し、
    前記提案手段は、取得した前記過去行動情報に基づいてスケジュールを提案すること
    を特徴とする請求項1記載のスケジュール提案システム。
  3. 前記提案手段は、前記行動項目の対象先が一意に特定される場合には、前記過去行動情報を用いず、当該行動項目の対象先が一意に特定されない場合には、当該過去行動情報を用いて、スケジュールを提案すること
    を特徴とする請求項2記載のスケジュール提案システム。
  4. 前記提案手段は、前記行動項目の対象先が普通名詞の場合には、前記過去行動情報を用いて、スケジュールを提案すること
    を特徴とする請求項2記載のスケジュール提案システム。
  5. 前記提案手段は、前記行動項目が前記ユーザの指定した期限内に終了するとともに、前記対象先への移動が予め定められた条件を満たすように、スケジュールを提案すること
    を特徴とする請求項1記載のスケジュール提案システム。
  6. 前記予め定められた条件は、前記対象先への移動時間を最短にするという条件であること
    を特徴とする請求項5記載のスケジュール提案システム。
  7. 前記対象先情報取得手段は、前記対象先情報として、前記行動項目の対象先の営業時間を取得し、
    前記提案手段は、更に、前記行動項目が当該行動項目の対象先の営業時間内に終了するように、スケジュールを提案すること
    を特徴とする請求項5記載のスケジュール提案システム。
  8. 前記ユーザが置かれている環境を把握する環境把握手段を更に備え、
    前記提案手段は、把握された前記環境に基づいてスケジュールを提案すること
    を特徴とする請求項1記載のスケジュール提案システム。
  9. 前記提案手段は、把握された前記環境と、前記行動項目の対象先が屋内及び屋外の何れであるかとにより、スケジュールを提案すること
    を特徴とする請求項8記載のスケジュール提案システム。
  10. 前記提案手段は、把握された前記環境が予め定められた条件を満たす時間帯には、屋外で行われる行動項目よりも屋内で行われる行動項目を優先して実行するように、スケジュールを提案すること
    を特徴とする請求項9記載のスケジュール提案システム。
  11. 前記ユーザが前記行動項目を実行する上で利用可能な当該ユーザ個々の交通方法を認識する交通方法認識手段を更に備え、
    前記提案手段は、前記ユーザ個々の交通方法に基づいてスケジュールを提案すること
    を特徴とする請求項1記載のスケジュール提案システム。
  12. 前記ユーザ個々の交通方法は、公共交通機関の交通方法と、前記ユーザが予め登録した私的な交通方法とを含むこと
    を特徴とする請求項11記載のスケジュール提案システム。
  13. 前記スケジュールに含まれる複数の前記行動項目を、実行する順序で並べて表示する表示手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1記載のスケジュール提案システム。
  14. 複数の前記行動項目のうちの特定の行動項目が終了した旨の終了報告をユーザから受け付ける報告受付手段を更に備え、
    前記表示手段は、前記終了報告を基に、前記スケジュールの表示内容を変更すること
    を特徴とする請求項13記載のスケジュール提案システム。
  15. コンピュータに、
    ユーザの行うべき行動項目を取得する機能と、
    前記行動項目の対象先にて前記ユーザが行動を起こすために用いられる対象先情報を取得する機能と、
    取得した前記行動項目と前記対象先情報とを用いて、前記ユーザのスケジュールを提案する機能と
    を実現させるためのプログラム。
JP2018193863A 2018-10-12 2018-10-12 スケジュール提案システム及びプログラム Pending JP2020061100A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018193863A JP2020061100A (ja) 2018-10-12 2018-10-12 スケジュール提案システム及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018193863A JP2020061100A (ja) 2018-10-12 2018-10-12 スケジュール提案システム及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020061100A true JP2020061100A (ja) 2020-04-16

Family

ID=70220270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018193863A Pending JP2020061100A (ja) 2018-10-12 2018-10-12 スケジュール提案システム及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020061100A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003196284A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Mitsubishi Electric Corp 移動体ナビゲーション装置
JP2003292163A (ja) * 2002-03-29 2003-10-15 Ffc:Kk 訪問事前通知システム、巡回型業務支援システム、事前通知方法、プログラム、記録媒体
JP2007264764A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Denso It Laboratory Inc コンテンツ選別方法
JP2009225352A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Nohmi Bosai Ltd 住宅情報盤
JP2010073184A (ja) * 2008-08-18 2010-04-02 Takemasa Kono 外出情報管理装置、外出情報管理サーバ及び外出情報管理方法
JP2015115050A (ja) * 2013-12-16 2015-06-22 株式会社Nttドコモ 情報処理装置及び情報処理方法
WO2016035219A1 (ja) * 2014-09-05 2016-03-10 株式会社電通 テレビ番組関連コンテンツ提供システム、および提供方法
JP2016071459A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 シャープ株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003196284A (ja) * 2001-12-25 2003-07-11 Mitsubishi Electric Corp 移動体ナビゲーション装置
JP2003292163A (ja) * 2002-03-29 2003-10-15 Ffc:Kk 訪問事前通知システム、巡回型業務支援システム、事前通知方法、プログラム、記録媒体
JP2007264764A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Denso It Laboratory Inc コンテンツ選別方法
JP2009225352A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Nohmi Bosai Ltd 住宅情報盤
JP2010073184A (ja) * 2008-08-18 2010-04-02 Takemasa Kono 外出情報管理装置、外出情報管理サーバ及び外出情報管理方法
JP2015115050A (ja) * 2013-12-16 2015-06-22 株式会社Nttドコモ 情報処理装置及び情報処理方法
WO2016035219A1 (ja) * 2014-09-05 2016-03-10 株式会社電通 テレビ番組関連コンテンツ提供システム、および提供方法
JP2016071459A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 シャープ株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102232939B1 (ko) 알림을 푸시하는 방법 및 장치, 이동 단말 및 그래픽 사용자 인터페이스
US9299027B2 (en) System and method for providing intelligent location information
US9122542B1 (en) Location based reminders
US20150254581A1 (en) Rideshare system and method to facilitate instant carpooling
CN110678884A (zh) 用于交通运输服务的可订制的预先派单调度的系统和方法
Lilischkis More yo-yos, pendulums and nomads: trends of mobile and multi-location work in the information society
US20150142497A1 (en) On-demand vehicle service management device, on-demand vehicle service management method, and on-demand vehicle service management system
CN114930369A (zh) 具有不同费率类别的旅行服务
JP2014520297A (ja) 高度な個人的時刻表アシスタントのためのシステムよび方法
KR20140023541A (ko) 일정 관리 방법, 일정 관리 서버 및 그를 위한 이동 단말
JP2015092327A (ja) 外出スケジュール自動作成装置及びその方法
WO2001080127A2 (en) Method and apparatus for transportation planning and logistical management
WO2013099845A1 (ja) 情報提供システム、情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラム
KR102074805B1 (ko) 의료관광 콘텐츠 플랫폼 운영 방법
JP7063172B2 (ja) 情報処理装置、乗車車両調整方法及び乗車車両調整プログラム
WO2019049491A1 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
WO2017136269A1 (en) Restaurant reservation and table management system and method
JP3829751B2 (ja) 乗合タクシー予約・運行システム
JP2011195297A (ja) 配送管理システム、配送管理方法、
KR20160066713A (ko) 예약 어플리케이션 기반 자동 체크인 서비스 제공 시스템, 단말, 방법 및 그 방법을 실행시키기 위한 컴퓨터로 읽을 수 있는 프로그램이 저장된 기록매체
JP2006018511A (ja) 通信端末装置、及びプログラム
Livingstone The challenge of driving through change: Introducing congestion charging in central London
JP2022042185A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2020061100A (ja) スケジュール提案システム及びプログラム
JP2006350846A (ja) 予約システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220817

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221213