JP2003196284A - 移動体ナビゲーション装置 - Google Patents
移動体ナビゲーション装置Info
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Abstract
ションシステムなどの移動体端末から情報を収集し、分
析し、加工し、ナビゲーションに関する各種の情報を移
動体端末へ配信する移動体ナビゲーション装置に関し
て、利用者の行動分析、利用者への行動支援、広告活動
の便宜に資することを課題とする。 【解決手段】 推奨目的地データベース7と、地図情報
データベース8と、位置属性情報データベース9と、行
動分析結果データベース10とを備えた地理情報データ
ベース11を利用し、特に、推奨目的地報知部4によ
り、推奨する目的地を報知するとともに、予定行動差異
統合分析部12により、予定と実際の行動の差異を分析
する。
Description
端末、カーナビゲーションシステムなど移動体の情報を
収集し、分析し、加工した情報を各々の移動体へ配信す
るサービスに関して、その分析方法及び配信方法に関す
る。
情報や観光情報を提供する種類の移動体ナビゲーション
手法の構成の従来例である。携帯端末側では、位置情報
取得送信手段101と検索条件入力手段102、および
ナビゲーション結果を表示する情報表示手段103を備
える。位置情報サーバ(以下、サーバという。)側で
は、携帯端末の位置情報を取得する位置情報取得手段1
04と、携帯端末側からの条件を元に地理データベース
106を検索する検索手段105を備える。
は位置情報取得送信手段101を用いて現在位置情報を
サーバ側に送信し、条件入力手段102で探したい店舗
や観光スポットの検索条件を入力し、それをサーバ側に
送信する。サーバ側では位置情報取得手段104により
現在位置を取得し、入力された検索条件を元に検索手段
105が、位置情報と店舗情報が対になって収録されて
いる広告データベース106を検索し、該当した結果を
携帯端末に返す。携帯端末の情報表示手段103では、
その返された結果とその付帯情報が表示される。付帯情
報は、現在位置における「お勧め」の店舗もしくは観光
スポットを示す。
ムを用いて目的地までの経路を示す種類の移動体ナビゲ
ーション手法の構成の従来例である。携帯端末側では、
位置情報取得送信手段107と目的地入力手段108、
およびナビゲーション結果を表示する経路表示手段10
9を備える。サーバ側では、携帯端末の位置情報取得手
段110と携帯端末側からの条件を元に地図データベー
ス112を検索する検索手段111を備える。
は位置情報取得送信手段107を用いて現在位置情報を
サーバ側に送信し、目的地入力手段108で目的地の位
置を入力し、それをサーバ側に送信する。サーバ側では
位置情報取得手段110により現在位置を取得し、それ
と入力された目的地の位置情報をもとに経路探索手段1
11が地図データベース112を探索し、その結果を携
帯端末に返す。携帯端末の経路表示手段109では、そ
の返された結果が例えば地図上に推奨される「最短の経
路」として表示される。
された、移動体の特性抽出装置のブロック図である。訪
問データ取得部113、地図情報データベース114、
訪問履歴データベース115、特例抽出部116、及び
抽出特性利用部117を備える。訪問データ取得部11
3は、測定した位置データと地図情報データベース11
4とを照合することによって現在位置の場所データを引
き出す。また現在位置を訪問した状況を測定して状況デ
ータとする。これらの場所データと状況データを関連づ
けて訪問履歴データベース115に蓄積する。特性抽出
部117は、蓄積した訪問データを解析することによっ
て移動体の移動パターンまたは嗜好などの特性を抽出す
る。抽出特性利用部116は、設定された利用ルールに
従って抽出された特性を利用した処理を実施する。
ション装置は、予め用意された地理情報や店舗情報(す
なわち広告)を元に、経路探索や推奨店舗などの情報を
提供する移動体向けのナビゲーションを行っており、個
々人の特性や、多数の同様の属性を持った人達の動向な
どを反映したものではない。また、個々人の行動から特
性抽出を行なう装置においても、移動体の属性と訪問場
所の関係など結果を分析するのみであって、意図的に起
こしたイベントと偶発的に発生したイベントとが混在す
る状況で、個々人の行動が当初予定に比較し、どう変化
したかといった分析の要求には応えられない。
側にとっても、不特定多数に情報を配信するよりも、広
告の効果がより高いと見こめる利用者や、効果が見こめ
る状況において配信した方が効率的であり、従来例はそ
のような要求に対しても応えることができない。
ためになされたもので、事前に行動予定入力をさせ、そ
れと実際の行動結果との違いを分析することで個々人の
趣味趣向や、イベントによる影響を反映させた結果を出
力させることを目的とする。また、行動予定と現在の位
置から個々人の行動動向を推測し、その流れを情報とし
て提供し、あるいは広告を配信する対象を絞る手段を提
供することで、利用者の行動に有効な影響を与える移動
体ナビゲーションを提供することを目的とする。
ゲーション装置は、ネットワークを介して移動体端末と
接続し、移動体をナビゲーションする移動体ナビゲーシ
ョン装置であって、以下の要素を有することを特徴とす
る (1)利用者に対して推奨する目的地を収録する推奨目
的地データベースと、地図情報を収録した地図情報デー
タベースと、個人の属性と位置情報を収録する位置属性
情報データベースと、個人の行動記録を分析した結果を
収録する行動分析結果データベースとを備えた地理情報
データベース (2)利用者の行動予定を入力する行動予定取得部 (3)入力された行動予定と、地図情報データベース
と、位置属性情報データベースと、行動分析結果データ
ベースとに基づいて、推奨する目的地を抽出し、推奨す
る目的地を推奨目的地データベースに記憶させる推奨目
的地抽出部 (4)移動体の現在位置を取得する位置情報取得部 (5)取得した現在位置と、推奨目的地データベースと
に基づいて、推奨する目的地を報知する推奨目的地報知
部 (6)移動体の現在位置を位置属性情報データベースに
記録する位置情報蓄積部 (7)位置属性情報データベースと、地図情報データベ
ースとに基づいて、利用者の滞在場所として整理された
位置情報を出力する位置情報分析部 (8)位置情報分析部により整理された滞在場所として
の位置情報と、行動予定取得部により入力した利用者の
行動予定と、推奨目的地データベースとに基づいて、予
定と実際の行動の差異を分析し、分析結果を行動分析結
果データベースに記憶させる予定行動差異統合分析部 (9)予定行動差異統合分析部による分析結果を利用す
る予定行動差異分析結果利用部。
は、ネットワークを介して移動体端末と接続し、移動体
をナビゲーションする移動体ナビゲーション装置であっ
て、以下の要素を有することを特徴とする (1)利用者に対する推奨する目的地を収録する推奨目
的地データベースと、地図情報を収録した地図情報デー
タベースと、個人の属性と位置情報を収録する位置属性
情報データベースと、個人の行動記録を分析した結果を
収録する行動分析結果データベースとを備えた地理情報
データベース (2)利用者の行動予定を入力する行動予定取得部 (3)移動体の現在位置を取得する位置情報取得部 (4)移動体の現在位置を位置属性情報データベースに
記録する位置情報蓄積部 (5)行動予定取得部により入力した行動予定と、位置
情報取得部により取得した移動体の現在位置と、地図情
報データベースと、行動分析結果データベースとに基づ
いて、移動体の今後の移動先を予測する行動予定分析推
論部 (6)行動予定分析推論部による予測結果を利用する行
動予定分析推論結果利用部。
は、ネットワークを介して移動体端末と接続し、移動体
をナビゲーションする移動体ナビゲーション装置であっ
て、以下の要素を有することを特徴とする (1)地図情報を収録した地図情報データベースと、個
人の属性と位置情報を収録する位置属性情報データベー
スと、個人の行動パターンを収録する行動パターンデー
タベースとを備えた地理情報データベース (2)移動体の現在位置を取得する位置情報取得部 (3)移動体の現在位置を位置属性情報データベースに
記録する位置情報蓄積部 (4)位置属性情報データベースと、地図情報データベ
ースとに基づいて、利用者の滞在場所として整理された
位置情報を出力する位置情報分析部 (5)位置情報分析部により整理された滞在場所として
の位置情報と、地図情報データベースとに基づいて、移
動体の行動パターンを抽出し、抽出した行動パターンを
行動パターンデータベース記憶させる行動パターン分析
部 (6)行動パターン分析部による抽出結果を利用する行
動パターン分析結果利用部。
は、ネットワークを介して移動体端末と接続し、移動体
をナビゲーションする移動体ナビゲーション装置であっ
て、以下の要素を有することを特徴とする (1)地図情報を収録した地図情報データベースと、個
人の属性と位置情報を収録する位置属性情報データベー
スと、個人の行動パターンを収録する行動パターンデー
タベースと、位置情報から最寄店舗の広告を検索できる
位置連動広告データベースとを備えた地理情報データベ
ース (2)移動体の現在位置を取得する位置情報取得部 (3)移動体の現在位置を位置属性情報データベースに
記録する位置情報蓄積部 (4)移動体の位置情報と、地図情報データベースと、
位置属性情報データベースと、行動パターンデータベー
スとに基づいて、次の行動を予測する現在行動分析部 (5)現在行動分析部による予測結果に基づいて、位置
連動広告データベースから広告を取得し、移動体端末に
配信する広告報知部。
態1に係るシステムの構成例を示す図である。図1にお
いて、1は行動予定取得部、2は地理情報データベース
にアクセスし推奨目的地を抽出する推奨目的地抽出部、
3は移動体の現在位置情報を取得する位置情報取得部、
4は推奨目的地抽出部2で抽出された目的地付近になる
と携帯端末へ報知する推奨目的地報知部、5は位置情報
取得部3により取得された位置情報を蓄積する位置情報
蓄積部、6は蓄積された位置情報を整理する位置情報分
析部、7は推奨目的地抽出部2で抽出された情報を収録
した推奨目的地データベース、8は地図を始め店舗情報
など一般的な地図情報を収録した地図情報データベー
ス、9は移動体の属性や位置情報を収録する位置属性情
報データベース、10は位置情報分析部6と予定行動差
異統合分析部12によって整理分析された行動分析結果
データベース、11はこれら7乃至10のデータベース
を収録した地理情報データベース、12は予定と行動結
果の違いを分析する予定行動差異統合分析部、13はそ
の結果を利用する予定行動差異分析結果利用部である。
は、外出の前に携帯端末でこれから行こうとしていると
ころ、または行なおうとしている行動を入力する。具体
的な目的地の名前でも良いし、「映画を観る」あるいは
「洋服を買う」といった漠然とした文章でも良い。この
予定情報を行動予定取得部1で取得すると、推奨目的地
抽出部2は、地理情報データベース11にアクセスし、
本日の予定に対する推奨する目的地を抽出する。抽出さ
れた目的地は地理情報データベース11(推奨目的地デ
ータベース7)に記録される。
する。その間、利用者の移動している位置情報は一定の
間隔で常時計測され、位置情報取得部3に送られる。そ
の位置情報は、推奨目的地報知部4を経由して位置情報
蓄積部5によって地理情報データベース11(位置属性
情報データベース9)へ蓄積される。利用者の現在位置
と地理情報データベース11を監視している推奨目的地
報知部4は、利用者が推奨目的地付近に入った場合に、
その旨を報知する。例えば、携帯端末へメッセージを送
る。利用者が携帯端末を所持して移動している間、この
処理は繰り返される。
った場合に、サーバ側では、これまでの外出により蓄積
された位置情報を元に分析を行なう。まず位置情報分析
部6が、蓄積された位置情報と時刻情報、地理情報デー
タベース11を元に、どの店舗や観光スポットに滞在し
たかを把握する。次に予定行動差異統合分析部12が、
外出前に入力された予定の項目と実際に立ち寄った店舗
やスポットとの整合性のチェックを行なう。その結果は
地理情報データベース11(行動分析結果データベース
10)に記録され、次回の外出に対する推奨目的地の抽
出に反映させる。この繰り返しにより、ある利用者個人
についての傾向が蓄積されていく。例えば、事前の予定
の傾向、行動自体の傾向、予定通りに行動するか予定を
無視して行動することが多いか、予定通りに周りきれる
か周りきれないことが多いか等である。
用者に対して行なう。その結果、予定行動差異統合分析
部12の出力する結果も多数となり、それらを集計し属
性毎の分析が可能になる。予定行動差異分析結果利用部
13では、そのようなデータの集計・分析を行ない、マ
ーケティングなどへの利用を行なう。例えば、ある映画
の公開に関して事前に宣伝をしておき、さらに主要駅前
等にポスター等の目立つ宣伝を行なったとする。予めそ
の映画を観ると予定に入力した人や、予定に入力しなか
ったが予定を変更して映画を観た人に関し、その性別や
年齢層毎の人数がわかり、事前の宣伝による効果や主要
駅前の宣伝の効果を属性毎に把握できる。
の出力は、自分の行動予定や行動結果の情報を提供する
見返りとして、利用者自身も観ることができる。属性毎
に集計・分析が可能であるので、同年齢で話題になって
いるもの、あるいはスポットは何かといった要求に対す
る結果を出力する。
ついて説明する。
例を示す図である。図2において、27は文字列入力
部、28は形態素解析部、29はキーワード抽出部、3
0は類義関連語データベースである。
27において、利用者の予定の入力を受け付ける。入力
として文章によるもの、表形式によるものなどを受け付
ける。次にその文字列を形態素解析部28に入力し、入
力された予定の文章から主として名詞、固有名詞、動詞
等キーワードとなりえる単語を取得する。形態素解析の
処理手順は広く知られている従来からの方法を用いる。
抽出された単語は、キーワード抽出部29によって、類
義関連語データベース30を参照し、入力された単語だ
けでなく同義語や関連語に展開され推奨目的地抽出部2
へ出力する。
成例を示す図である。図3において、31はキーワード
入力部、32は目的地最適化部、33は決定推奨目的地
情報出力部である。また、7は推奨目的地抽出部2で抽
出された情報を収録した推奨目的地データベース、8は
地図を始め店舗情報など一般的な地図情報を収録した地
図情報データベース、9は移動体の属性や位置情報を収
録する位置属性情報データベース、10は位置情報分析
部6と予定行動差異統合分析部12によって整理分析さ
れた行動分析結果データベースである。
定取得部1で抽出された予定に関するキーワードをキー
ワード入力部31で受け付ける。キーワード入力部31
は、そのキーワードを元に地図情報データベース8を参
照し、地図上の地名や登録されている店舗情報や観光情
報を検索し、該当する目的地候補を抽出する。抽出され
た目的地候補は、目的地最適化部32によって取捨選択
あるいは順位付けされる。目的地最適化部32では、位
置属性情報データベース9を参照し利用者個人の属性情
報を取得し、また行動分析結果データベース10を参照
し、過去の傾向(例えば、予定していたが実際には行か
なかった場所や、同世代が多数訪れている場所、あるい
は同世代が訪れていない)などのルールを適用し最適化
する。どのようなルールを優先させるかは、利用者に選
択させたり、サーバの管理側で予め決めて適用してお
く。ここで最終的に残った推奨目的地は、決定推奨目的
地情報出力部33により、利用者の携帯端末に表示させ
るとともに、推奨目的地データベース7に記録される。
例について説明する。図4は推奨目的地データベース7
の構成例、図5は地図情報データベース8の構成例、図
6は位置属性情報データベース9の構成例、図7は行動
分析結果データベース10の構成例を示す図である。
は、上述した推奨目的地抽出部2によって生成される。
各利用者個人の個人別推奨目的地情報22により構成さ
れている。各個人別推奨目的地情報22は、個人属性情
報、および日付別の推奨目的地情報により構成されてい
る。個人属性情報は、氏名、年齢、職業、内部処理に使
用する識別ID等により構成されている。日付別の推奨
目的地情報は、日付、推奨目的地の緯度経度、目的地情
報23の羅列によって構成されている。目的地情報23
は、目的地の名称、紹介文、この目的地を推奨すること
になった元々の入力された予定文等により構成されてい
る。
は、本システム稼動時には予め用意されていなければな
らない。地図情報および、店舗情報、観光情報、イベン
ト情報などのスポット情報から構成される。地図情報
は、緯度経度の指定により地図上のポイントが特定で
き、更に地図上のポイントを特定すると緯度経度が取得
できる構成となっている。店舗情報、観光情報、イベン
ト情報等のスポット情報は、名称、場所の緯度経度、紹
介文により構成される。
9は、各利用者個人の個人別位置属性情報24により構
成されている。各個人別位置属性情報24は、個人の属
性情報と位置情報の羅列からなる。個人属性情報は、氏
名、年齢、職業、内部処理に使用するID等により構成
されており、これは予め管理側で入力されている必要が
ある。位置情報は、日付毎に管理し、時刻と緯度経度の
組の羅列により構成される。位置情報は、位置情報蓄積
部5によって登録される。
10は、予定行動差異統合分析部12によって出力され
る。日時、個人属性情報、予定、行動結果、予定と行動
結果との合否により構成される。
所持して外出した後の動作について説明する。位置情報
取得部3は、携帯端末の現在位置、すなわち利用者の現
在位置をある一定間隔で取得する。取得方法は、従来か
ら一般的に用いられている方法による。全地球測位シス
テム(GPS)装置を内臓した携帯端末による方法や、
携帯電話の基地局の受信電波による測位方法など、端末
の種類に応じていくつかの方法がある。ここでは、時刻
と緯度、経度を取得可能な方法であれば任意の方法を採
用とする。
成例を示す図である。図8において、34は位置情報入
力部、35は報知判断部、36は報知出力部、7は推奨
目的地データベースである。
部3において取得された位置情報は、位置情報入力部3
4で受け付ける。報知判断部35により位置情報をキー
にして推奨目的地データベース7にアクセスし、推奨目
的地の中で最寄のものがないか検索する。最寄かどうか
の判断は、システム側で緯度経度の差による閾値を用意
しておく。もしその中に該当する推奨目的地があった場
合には、報知出力部36にて利用者の携帯端末に報知す
る。報知方法は、携帯端末の種類によるが、例えば、電
話をする、電子メールを送るなどの従来からの一般的な
方法を用いる。入力として受け付けた位置情報自体は、
位置情報蓄積部5へそのまま出力する。
の出力である位置情報を受け取り、位置属性情報データ
ベース9の該当する領域に保存する。位置情報取得部3
から位置情報蓄積部5までの処理は、利用者が外出先か
ら帰宅し、携帯端末の電源を切るまで続けられる。
ら帰宅するなど、行動を中止してからの動作例について
説明する。図9は、本発明の位置情報分析部6の構成例
を示す図である。図9において、37は分析開始判断
部、38は位置情報整理統合部、39は位置情報整理統
合結果出力部、9は位置属性情報データベース、8は地
図情報データベースである。
部37では、利用者の携帯端末からの位置情報入力の停
止や、電源切断などの情報をもとに、当日一日分の特定
個人利用者の分析を開始すべきかどうか判断を行なう。
分析を開始しても良いと判断された場合には、次に位置
情報整理統合部38が動作する。位置情報整理統合部3
8は、位置属性情報データベース9に単純に蓄積された
緯度経度の情報を元に実際にどの場所に滞在したかを、
地図情報データベース8の店舗情報や観光情報に含まれ
ている各スポットの位置情報と照合して、判別する。移
動体の位置情報は一定間隔で取得しており、その間隔は
利用者の移動手段により調整する必要があるが、立ち寄
っただけか、しばらく滞在したかは、その位置情報の変
動幅によって判断できる。また位置情報には時刻の情報
も含まれているので、滞在したという判別だけでなく、
どのくらいの時間滞在したかも判断できる。そのように
利用者の滞在場所として整理された位置情報は、位置情
報整理統合結果出力部39によって出力される。
部12の構成例を示す図である。図10において、40
は位置情報整理統合データ入力部、41は予定行動差異
比較部、42は行動分析結果出力部、7は推奨目的地デ
ータベース、8は行動分析結果データベースである。
報分析部6で作成された位置情報を整理統合したデータ
を位置情報整理統合データ入力部40で受け付け、予定
行動差異比較部41へ入力する。予定行動差異比較部4
1は、その行動結果と、利用者が入力した予定とそれを
もとに推奨された目的地が収録されている推奨目的地デ
ータベース7を参照し、差異を求める。例えば、予定と
して入力された文字列が「中華料理を食べる」「洋服を
買う」であって、実際に行動した結果を示す位置情報整
理統合データで、その結果が「中華A飯店」滞在、「B
映画館」滞在であれば、予定「中華料理を食べる」は実
現されたが、「洋服を買う」は実現されていないと判断
する。また予定外の行動として「B映画館」で映画を観
たことがわかる。このように判別された結果は行動分析
結果出力部42が行動分析結果データベース10へ出力
し、更に予定行動差異分析結果利用部13へ出力する。
まで説明した本発明の動作を多数の利用者を対象に行な
った場合に上記予定行動差異統合分析部12で作成され
るデータを集積したものを検索し、利用する。検索キー
は、日付、属性、年齢層、等、行動分析結果データベー
スの項目をキーとして検索する。
ィングに利用したい第三者への提供や、利用者が同年齢
層の流行を察知したり、自分自身が行ったことのない店
の新発見など、トレンド情報ツールとして利用すること
が可能である。
定を事前に入力し、実際の行動結果を事後に分析して参
照するなどの利用形態を示したが、本実施の形態では、
行動予定を事前に入力し、行動中に次の移動方向を推測
して利用する場合の形態を示す。図11は、実施の形態
2に係るシステムの構成例を示す図である。図11にお
いて、1は行動予定取得部、3は移動体の現在位置情報
を取得する位置情報取得部、5は位置情報取得部3によ
り取得された位置情報を蓄積する位置情報蓄積部、7は
実施の形態1に示した推奨目的地抽出部2で抽出された
情報を収録した推奨目的地データベース、8は地図を始
め店舗情報など一般的な地図情報を収録した地図情報デ
ータベース、9は移動体の属性や位置情報を収録する位
置属性情報データベース、10は実施の形態1に示した
位置情報分析部6と予定行動差異統合分析部12によっ
て整理分析された行動分析結果データベース、11はこ
れら7乃至10のデータベースを収録した地理情報デー
タベース、14は行動予定と地理情報データベースから
この後の移動方向を推測する行動予定分析推論部、15
はその結果を利用する行動予定分析推論結果利用部であ
る。
は、外出の前に携帯端末でこれから行こうとしていると
ころ、または行なおうとしている行動を入力する。具体
的な目的地の名前でも良いし、「映画を観る」や「洋服
を買う」といった漠然とした文章でも良い。この予定情
報を行動予定取得部1で取得すると、後述する行動予定
分析推論部14へ送信する。
する。その間、利用者の移動している位置情報は一定の
間隔で常時計測され、位置情報取得部3に送られる。そ
の位置情報は、位置情報蓄積部5によって地理情報デー
タベース11へ蓄積するとともに、行動予定分析推論部
14へ出力する。行動予定分析推論部14では、入力さ
れた予定、現在位置情報、および地理情報データベース
11を参照し、その利用者が現在地から次に向おうとし
ている方向を推測する。利用者が携帯端末を所持して移
動している間、この処理は繰り返す。
対して行なう。その結果、行動予定分析推論部14の出
力結果は、多数の利用者の数だけ用意される。利用者
は、いつでも行動予定分析推論結果利用部15にアクセ
スし、自分以外の多数の利用者の動向全体を携帯端末側
に表示させることができる。表示の対象とする利用者の
集合は、性別や年齢層などの属性を条件としてフィルタ
リングして表示させることができる。これにより、例え
ば、自分と同年代の人は今現在どのような行動を起こし
ているのか、これからどうするつもりかといった傾向が
表示され、利用者は、同年代の間で流行っていると思わ
れる場所に向う、または、この店舗は混雑しそうだから
避けるといった行動をとることができる。また、利用者
とは別に、サーバ側でも特定の条件に該当する集団に対
するマーケティングツールとして、リアルタイムに行動
動向を捉えることができる。
ついて説明する。
た通りである。実施の形態1で説明した動作と同じ動作
を行なう。すなわち、文字列入力部27において、利用
者の予定の入力を受け付け、入力された単語だけでなく
同義語や関連語に展開されたキーワードを出力する。
所持して外出した後の動作について説明する。位置情報
取得部3は、これも実施の形態1で説明した動作と同じ
動作を行なう。携帯端末の現在位置、すなわち利用者の
現在位置をある一定間隔で取得する。取得方法も同様
に、従来から一般的に用いられている方法による。
した動作と同じ動作を行なう。位置情報取得部3の出力
である位置情報を受け取り、位置属性情報データベース
9の該当する領域に保存する。
4の構成例を示す図である。図12において、31はキ
ーワード入力部、43は直前位置情報入力部、44は移
動ベクトル生成部、45は行動予定判断部、46は行動
予定分析推論結果出力部、9は位置属性情報データベー
ス、8は地図情報データベース、10は行動分析結果デ
ータベースである。
情報入力部43において、位置情報取得部3から位置情
報蓄積部5を介して入手した現在の位置情報を取得す
る。続いて、位置属性情報データベース9を参照し、位
置情報の取得回数において現在から数回分前の位置情報
を取得する。この回数については別途設定するものとす
る。この現在から数回分前の位置情報の集合を移動ベク
トル生成部44に渡す。移動ベクトル生成部44では、
現在から数回分前の位置情報の集合を元に、この位置情
報取得時間に置ける移動実績(道程)をベクトル化す
る。すると現在移動している方向と移動ペースがわか
る。ここで、その結果と地図情報データベース8を参照
して、次に移動する可能性のある方向(道程)をベクト
ル化する。単純に移動実績のベクトルを延長するのでは
なく、地図情報データベース8を参照することで、移動
可能な領域、道路や公園などの上になるように正規化を
行なう。
成部44で複数生成された、今後の移動先としての可能
性ある道程ベクトルについて取捨選択し、あるいは可能
性の割合の判定を行なう。そのために、まず、事前に入
力された行動予定を元にする。行動予定取得部1から出
力された予定に関連するキーワードをキーワード入力部
31で受け付ける。そのキーワードに関する場所が、今
後の移動先として可能性のある道程ベクトル上、あるい
は沿線にあれば移動予測結果として採用し、あるいは可
能性割合を高いと判断する。また、実施の形態1で説明
した構成によるシステムにおいて作成し、蓄積された行
動分析結果データベース10も参照する。この利用者の
過去の移動結果、およびこの利用者の属性と同じ属性を
持つ対象者の全体の動向を元に目的地候補を抽出し、そ
れが今後の移動先として可能性のある道程ベクトル上、
あるいは沿線にあれば移動予測結果として採用し、ある
いは可能性割合を高いと判断する。入力された予定のキ
ーワード、行動分析結果データベース10の本人の行
動、あるいは同じ属性の人達の動向のどの条件をどの程
度優先させるかは、別途設定する。
可能性のある道程ベクトルは、いくつかに絞られ、ある
いは可能性割合を適当に複合勘案することで、総合的な
可能性割合が算出される。この結果を行動予定分析推論
結果出力部46が行動予定分析推論結果利用部15へ出
力する。
れまで説明した行動予定取得部1から行動予定分析推論
部14までの一連の動作を、複数の利用者に適用し得ら
れた結果をまとめ、属性を条件にして対象となる利用者
のデータを絞込み、全体の傾向として表示する。表示
は、各利用者が、任意の時間、場所で自分の携帯端末に
表示させることができる。また行動予定分析推論部14
などが動作しているサーバ側でも表示させることができ
る。位置情報取得部3から行動予定分析推論結果利用部
15までの処理は、利用者が外出先から帰宅し携帯端末
の電源を切るまで続けられる。
るシステムの構成例を示す図である。図13において、
3は移動体の現在位置情報を取得する位置情報取得部、
5は位置情報取得部3により取得された位置情報を蓄積
する位置情報蓄積部、6は蓄積された位置情報を整理す
る位置情報分析部、8は地図を始め店舗情報など一般的
な地図情報を収録した地図情報データベース、9は移動
体の属性や位置情報を収録する位置属性情報データベー
ス、16は行動パターン分析部17によって整理分析さ
れた行動パターンデータベース、11はこれら8、9お
よび16のデータベースを収録した地理情報データベー
ス、17は位置情報分析部6の出力と地理情報データベ
ース11から行動パターンを抽出する行動パターン分析
部、18はその結果を利用する行動パターン分析結果利
用部である。
は、携帯端末を所持して外出する。その間、利用者の移
動している位置情報は一定の間隔で常時計測され、位置
情報取得部3に送られる。その位置情報は、位置情報蓄
積部5によって地理情報データベース11へ蓄積する。
利用者が外出から帰り携帯端末の電源を切った場合に、
サーバ側では、これまでの外出により蓄積された位置情
報を元に分析を行なう。まず位置情報分析部6が、蓄積
された位置情報と時刻情報、地理情報データベース11
を元に、どの店舗や観光スポットに滞在したかを把握す
る。その結果を行動パターン分析部が受けつけ、利用者
の属性情報や地域情報などとともに、行動パターンデー
タベース16に記録する。
対して行なう。その結果、行動パターンデータベース1
6内に記録された行動パターンは、多数の利用者の数だ
け用意される。行動パターン分析結果利用部18では、
ある行動パターンを条件として行動パターンデータベー
ス16を検索し、同じような行動パターンをとる利用者
を抽出することができる。すなわち同じような行動パタ
ーンをとる利用者をグループ分けすることができる。そ
のあるグループに属する利用者全員に対してある共通の
処理、例えば情報提供などをすることができる。利用者
本人も、自分自身がどういうグループに属しているかの
確認や、同じグループに属する人に対してメールを送る
といった処理が可能になる。
ついて説明する。
動作について説明する。位置情報取得部3は、これも実
施の形態1で説明した動作と同じ動作を行なう。携帯端
末の現在位置、すなわち利用者の現在位置をある一定間
隔で取得する。取得方法も同様に、従来から一般的に用
いられている方法による。
で説明した動作と同じ動作を行なう。位置情報取得部3
の出力である位置情報を受け取り、位置属性情報データ
ベース9の該当する領域に保存する。
から帰宅するなど、行動を中止してからの動作例につい
て説明する。位置情報分析部6の構成例は、図9に示し
た通りである。これは実施の形態1で説明した動作と同
じ動作を行なう。すなわち、分析開始判断部37で、当
日一日分のある個人利用者の分析を開始すべきかどうか
判断を行なった後、位置情報整理統合部38は、位置属
性情報データベース9と地図情報データベース8を参照
し、どの場所に滞在したかを判断する。滞在場所が判別
され整理された位置情報は、位置情報整理統合結果出力
部39によって出力される。
7の構成例を示す図である。図14において、47は位
置情報整理統合結果入力部、48は行動パターン生成
部、49は行動パターン分析結果出力部、8は地図情報
データベース、16は行動パターンデータベースであ
る。
整理統合結果入力部47において、位置情報分析部6か
ら出力された滞在場所の情報を受け取る。整理され具体
名として上がっている滞在場所の情報を元に、行動パタ
ーン生成部48は、地図情報データベース8を参照し、
紹介文を元にして抽象的な滞在場所又は行動名に置きか
える。例えば、位置情報として「A映画館」「中華B飯
店」と上がっていた場合には、地図情報データベース8
の各々対応する紹介文を参照して「映画を観る」「中華
料理を食べる」等、一般的な行動名に置換する。これら
をもともとの位置情報に含まれる時刻を元に時間帯を決
め、地図データベースを元に地域を決め、入力された順
序を考慮して、行動パターン分析結果出力部49は、行
動パターンデータベース16に出力する。
構成例について説明する。図15は、行動パターンデー
タベースの構成例を示す図である。この例に示す行動パ
ターンデータベース16は、上述した行動パターン分析
結果出力部49によって生成される。各利用者個人の個
人別行動パターン情報25により構成されている。各個
人別行動パターン情報25は、個人属性情報、および地
域別の行動パターン情報により構成されている。個人属
性情報は、氏名、年齢、職業、内部処理に使用する識別
ID等により構成されている。地域別の行動パターン情
報は、地域、行動結果情報26の羅列によって構成され
ている。行動結果情報26は、時間帯と行動内容により
構成されている。
まで説明した本発明の動作を、多数の利用者を対象に行
なった場合の上記行動パターン分析部17で作成された
データを集積したものを検索利用する。検索条件は、行
動パターンを検索キーとする。例えば「渋谷」地域で
「映画を観る」「洋服を買う」「食事をする」という行
動パターンを検索条件にして、行動パターンデータベー
ス16を検索する。その結果、該当する個人の属性情報
が検索される。この結果得られた集団に対して共通の処
理、例えば、情報を配信したり、自分と同じ行動パター
ンの人に対して情報提供依頼をするメールを発信するな
どを行なうことができる。
行動パターンを検索することは可能である。例えば「2
0代」「女性」が「渋谷」地域でとる行動パターンを知
りたければ、これを検索キーにして行動パターンデータ
ベース16を検索する。その結果、行動パターンの内容
とそれぞれの件数が得られる。得られるマクロデータ
は、マーケティングに利用したい第三者への提供や、利
用者が同年齢層の流行を察知するなど、トレンド情報ツ
ールとして利用することが可能である。
行動結果を事後に分析して参照するなどして利用するも
のであったが、本実施の形態では、現在の位置情報と過
去の記録を元に、行動中に次の行動を推測して利用する
場合の形態を示す。図16は実施の形態4に係るシステ
ムの構成例を示す図である。図16において、3は移動
体の現在位置情報を取得する位置情報取得部、5は位置
情報取得部3により取得された位置情報を蓄積する位置
情報蓄積部、8は地図を始め店舗情報など一般的な地図
情報を収録した地図情報データベース、9は移動体の属
性や位置情報を収録する位置属性情報データベース、1
6は実施の形態3に示した行動パターン分析部17によ
って整理生成された行動パターンデータベース、19は
地図と広告情報を収録した位置連動広告データベース、
11はこれら8、9、16、19のデータベースを収録
した地理情報データベース、20は現在の位置情報と地
理情報データベース11を参照して、この次の行動を予
測する現在行動分析部、21は広告報知部である。
帯端末を所持して外出する。その間、利用者の移動して
いる位置情報は一定の間隔で常時計測され、位置情報取
得部3に送られる。その位置情報は、位置情報蓄積部5
によって地理情報データベース11へ蓄積するととも
に、現在行動分析部20へ送られる。現在行動分析部2
0では、地理情報データベース11を参照し、利用者の
現在の行動を把握する。そして、その日の行動を蓄積し
行動パターンの検索条件として、地理情報データベース
11を検索し、次の滞在場所となりうる可能性の高い場
所を含んだ行動パターンを推測する。現在行動分析部2
0は、その結果を広告報知部21に送る、広告報知部2
1は、推測された次の滞在場所となりうる可能性の高い
場所に関係する広告情報を得るために、地理情報データ
ベース11を検索し、その結果得られた広告情報を利用
者に配信する。このとき、広告主の意向によって、配信
するか否かの選択ルールを適用できる。以上の処理を、
利用者が携帯端末を所持して移動している間繰り返す。
もちろん、行動パターンデータベース16の内容は個人
毎にわかれているので、以上説明した処理を複数の利用
者に対して実行することは可能である。
ついて説明する。
外出した後の動作について説明する。位置情報取得部3
は、実施の形態1で説明した動作と同じ動作を行なう。
携帯端末の現在位置、すなわち利用者の現在位置をある
一定間隔で取得する。取得方法も同様に、従来から一般
的に用いられている方法による。
した動作と同じ動作を行なう。位置情報取得部3の出力
である位置情報を受け取り、位置属性情報データベース
9の該当する領域に保存する。
構成例を示す図である。図17において、50は滞在行
動場所判断部、51は行動蓄積部、52は行動パターン
検索部、9は位置属性情報データベース、8は地図情報
データベース、16は行動パターンデータベースであ
る。
場所判断部50において、位置属性情報データベース9
を参照し位置情報を判断し、その位置情報を元に地図情
報データベース8を参照し、利用者が滞在した場所およ
びその紹介文などから行動内容を判断する。位置情報に
は時刻情報も含まれるため、ある程度の時間同じ位置情
報を記録されていた場合には、その場所に滞在していた
と判断する。次に、判断された行動内容を行動蓄積部5
1にて蓄積する。時間経過に従って、行動内容は蓄積さ
れていき、その外出時の最初からの行動パターンが形成
される。
積部51で形成された行動パターンを検索条件として行
動パターンデータベース16を検索し、この利用者が次
にどういう行動に移る可能性が高いかを推測する。行動
パターンデータベース16は、実施の形態3に示した行
動パターン分析部17で生成されているものとする。例
えば、この利用者が現在「渋谷」地域を「洋服を購入」
して「書店に寄る」という行動をしていた場合に、行動
パターンデータベース16のこの利用者の記録として
「渋谷」地域では「洋服を購入」「書店に寄る」「映画
を観る」「食事をとる」という行動パターンが記録され
ていれば、次にとると予測される行動は「映画を観る」
となる。また、「洋服を購入」「書店に寄る」「食事を
とる」という行動をしていた場合には、手順前後になっ
ているものとして、次にとると予測される行動は「映画
を観る」となる。さらに、この利用者が現在「新宿」地
域を「洋服を購入」「書店に寄る」「映画を観る」と行
動していて、行動パターンデータベース16に「新宿」
地域の行動パターンデータが登録されていない場合に
は、行動パターン分析部17は次にとると予測される行
動は「食事をとる」とする。行動パターン検索部52
は、現在蓄積されている行動すなわち検索条件と、その
結果得られた行動パターンデータベース16の行動パタ
ーンと、次に行動されると予測した結果を、次の広告報
知部21へ出力する。
例を示す図である。図18において、53は現在行動パ
ターン入力部、54は配信広告判断部、55は広告配信
部、19は位置連動広告データベースである。
部20が出力した情報(現在の蓄積されている行動と、
検索された行動パターンと、次にとると予測される行
動)を、現在行動パターン入力部53で受け付ける。配
信広告判断部54は、通常の動作としては行動パターン
に含まれる地域と、次にとると予測される行動をもとに
位置連動広告データベース19を検索し、該当する広告
情報を取得する。ただし、ここで広告主の意向などによ
り、いくつかの選択ルールを適用することができる。
「洋服を購入」して「書店に寄る」という行動をしてい
た場合に、行動パターンデータベース16のこの利用者
の記録として「渋谷」地域では「洋服を購入」「書店に
寄る」「映画を観る」「食事をとる」という行動パター
ンが記録されていれば、次にとると予測される行動は
「映画を観る」となる。よって通常は「渋谷」地域の映
画館の広告情報を配信する。ただし、広告主の意向とし
て、特に「書店に寄る」行動をとった後の人を自分のレ
ストランに誘導したいと考えている広告主がいた場合に
は、そのレストランの広告も配信することとする。同様
に、「渋谷」地域で「洋服を購入」または「書店に寄
る」または「食事をとる」行動をとった人を誘導したい
「新宿」地域の映画館の広告主がいれば、その広告情報
も配信する。このように配信する広告を複数抽出したと
ころで、配信順序を決定する。配信順序を決定するルー
ルは、個人の行動パターンからの予測結果によるものを
優先し、あるいは広告主の意向を優先するなど様々なル
ールを適用できる。
構成例について説明する。図19は、位置連動広告デー
タベースの構成例を示す図である。この例に示す位置連
動広告データベース19は、あらかじめ用意されている
ものとする。緯度・経度や地名から場所を特定できる地
図情報、広告情報の羅列からなる。広告情報は、広告主
の名称、配信対象とする行動内容、それ以外の配信対象
を決定するルールを示す行動パターン、緯度・経度情
報、照会文など広告の正味の内容から構成される。
で決定された広告情報とその順序に基づき、位置連動広
告データベースから広告情報を配信する。
人について予め入力された予定と、実際の行動結果とを
対にして、その行動の差異を求めることで、各人の予め
計画した予定に対する実際の行動パターンを抽出するこ
とができる。また、この処理を多数の対象者に施した場
合には、イベントによる予定変更等の行動変化を抽出す
ることができ、イベント主催者にとっての効果測定とな
る情報を抽出することができるという効果がある。
について予め入力された予定と現在位置、および過去の
傾向から、これから先の行き先を推測し、この処理を多
数の利用者に施した結果を、各利用者に提供することが
でき、各利用者はこの情報を元に行動することが可能に
なるという効果がある。
について移動の記録から行動パターンを抽出することが
可能となり、この処理を多数の利用者に施した結果、同
じ行動パターンをとる各利用者をグループ分けすること
ができ、このグループに対し共通の指示や情報を提供す
ることにより、各利用者は自分の行動の傾向に基づいた
有意義な情報を元に行動することが可能になるという効
果がある。
について過去の移動の記録から用意された行動パターン
と現在位置を元に、これから先の行き先を推測し、推測
された行き先に合わせた広告情報を提供することによ
り、各利用者は、自分の行動の傾向に基づいた有意義な
情報を元に行動することができる。また、広告主にとっ
ては、不特定多数に対して広告情報を配信するよりも効
果が見込める対象に絞って広告を配信することが可能に
なるという効果がある。
明図である。
説明図である。
例の説明図である。
の説明図である。
の例の説明図である。
の例の説明図である。
説明図である。
明図である。
部の例の説明図である。
る。
例の説明図である。
る。
例の説明図である。
スの例の説明図である。
る。
説明図である。
図である。
スの例の説明図である。
1を表すブロック図である。
2を表すブロック図である。
3を表すブロック図である。
情報取得部、4 推奨目的地報知部、5 位置情報蓄積
部、6 位置情報分析部、7 推奨目的地データベー
ス、8 地図情報データベース、9 位置属性情報デー
タベース、10行動分析結果データベース、11 地理
情報データベース、12 予定行動差異統合分析部、1
3 予定行動差異分析結果利用部、14 行動予定分析
推論部、15 行動予定分析推論結果利用部、16 行
動パターンデータベース、17行動パターン分析部、1
8 行動パターン分析結果利用部、19 位置連動広告
データベース、20 現在行動分析部、21 広告報知
部、22 個人別推奨目的地情報、23 目的地情報、
24 個人別位置属性情報、25 個人別行動パターン
情報、26 行動結果情報、27 文字列入力部、28
形態素解析部、29 キーワード抽出部、30 類義
関連語データベース、31 キーワード入力部、32
目的地最適化部、33 決定推奨目的地情報出力部、3
4 位置情報入力部、35 報知判断部、36 報知出
力部、37 分析開始判断部、38位置情報整理統合
部、39 位置情報整理統合結果出力部、40 位置情
報整理統合データ入力部、41 予定行動差異比較部、
42 行動分析結果出力部、43 直前位置情報入力
部、44 移動ベクトル生成部、45 行動予定判断
部、46 行動予定分析推論結果出力部、47 位置情
報整理統合結果入力部、48行動パターン生成部、49
行動パターン分析結果出力部、50 滞在行動場所判
断部、51 行動蓄積部、52 行動パターン検索部、
53 現在行動パターン入力部、54 配信広告判断
部、55 広告配信部、101 位置情報取得送信手
段、102 条件入力手段、103 情報表示手段、1
04 位置情報取得手段、105 検索手段、106
広告データ、107 位置情報取得送信手段、108
目的地入力手段、109 経路表示手段、110 位置
情報取得手段、111 経路探索手段、112 地図デ
ータ、113 訪問データ取得部、114 地図情報デ
ータベース、115 訪問履歴データベース、116
抽出特例利用部、117 特例抽出部。
Claims (4)
- 【請求項1】 ネットワークを介して移動体端末と接続
し、移動体をナビゲーションする移動体ナビゲーション
装置であって、以下の要素を有することを特徴とする移
動体ナビゲーション装置 (1)利用者に対して推奨する目的地を収録する推奨目
的地データベースと、地図情報を収録した地図情報デー
タベースと、個人の属性と位置情報を収録する位置属性
情報データベースと、個人の行動記録を分析した結果を
収録する行動分析結果データベースとを備えた地理情報
データベース (2)利用者の行動予定を入力する行動予定取得部 (3)入力された行動予定と、地図情報データベース
と、位置属性情報データベ ースと、行動分析結果データベースとに基づいて、推奨
する目的地を抽出し、推奨する目的地を推奨目的地デー
タベースに記憶させる推奨目的地抽出部 (4)移動体の現在位置を取得する位置情報取得部 (5)取得した現在位置と、推奨目的地データベースと
に基づいて、推奨する目的地を報知する推奨目的地報知
部 (6)移動体の現在位置を位置属性情報データベースに
記録する位置情報蓄積部 (7)位置属性情報データベースと、地図情報データベ
ースとに基づいて、利用者の滞在場所として整理された
位置情報を出力する位置情報分析部 (8)位置情報分析部により整理された滞在場所として
の位置情報と、行動予定取得部により入力した利用者の
行動予定と、推奨目的地データベースとに基づいて、予
定と実際の行動の差異を分析し、分析結果を行動分析結
果データベースに記憶させる予定行動差異統合分析部 (9)予定行動差異統合分析部による分析結果を利用す
る予定行動差異分析結果利用部。 - 【請求項2】 ネットワークを介して移動体端末と接続
し、移動体をナビゲーションする移動体ナビゲーション
装置であって、以下の要素を有することを特徴とする移
動体ナビゲーション装置 (1)利用者に対する推奨する目的地を収録する推奨目
的地データベースと、地図情報を収録した地図情報デー
タベースと、個人の属性と位置情報を収録する位置属性
情報データベースと、個人の行動記録を分析した結果を
収録する行動分析結果データベースとを備えた地理情報
データベース (2)利用者の行動予定を入力する行動予定取得部 (3)移動体の現在位置を取得する位置情報取得部 (4)移動体の現在位置を位置属性情報データベースに
記録する位置情報蓄積部 (5)行動予定取得部により入力した行動予定と、位置
情報取得部により取得した移動体の現在位置と、地図情
報データベースと、行動分析結果データベースとに基づ
いて、移動体の今後の移動先を予測する行動予定分析推
論部 (6)行動予定分析推論部による予測結果を利用する行
動予定分析推論結果利用部。 - 【請求項3】 ネットワークを介して移動体端末と接続
し、移動体をナビゲーションする移動体ナビゲーション
装置であって、以下の要素を有することを特徴とする移
動体ナビゲーション装置 (1)地図情報を収録した地図情報データベースと、個
人の属性と位置情報を収録する位置属性情報データベー
スと、個人の行動パターンを収録する行動パターンデー
タベースとを備えた地理情報データベース (2)移動体の現在位置を取得する位置情報取得部 (3)移動体の現在位置を位置属性情報データベースに
記録する位置情報蓄積部 (4)位置属性情報データベースと、地図情報データベ
ースとに基づいて、利用者の滞在場所として整理された
位置情報を出力する位置情報分析部 (5)位置情報分析部により整理された滞在場所として
の位置情報と、地図情報データベースとに基づいて、移
動体の行動パターンを抽出し、抽出した行動パターンを
行動パターンデータベース記憶させる行動パターン分析
部 (6)行動パターン分析部による抽出結果を利用する行
動パターン分析結果利用部。 - 【請求項4】 ネットワークを介して移動体端末と接続
し、移動体をナビゲーションする移動体ナビゲーション
装置であって、以下の要素を有することを特徴とする移
動体ナビゲーション装置 (1)地図情報を収録した地図情報データベースと、個
人の属性と位置情報を収録する位置属性情報データベー
スと、個人の行動パターンを収録する行動パターンデー
タベースと、位置情報から最寄店舗の広告を検索できる
位置連動広告データベースとを備えた地理情報データベ
ース (2)移動体の現在位置を取得する位置情報取得部 (3)移動体の現在位置を位置属性情報データベースに
記録する位置情報蓄積部 (4)移動体の位置情報と、地図情報データベースと、
位置属性情報データベースと、行動パターンデータベー
スとに基づいて、次の行動を予測する現在行動分析部 (5)現在行動分析部による予測結果に基づいて、位置
連動広告データベースから広告を取得し、移動体端末に
配信する広告報知部。
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JP2001391750A JP3998968B2 (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | 移動体ナビゲーション装置 |
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