JP2019144770A - 分析装置及び分析方法 - Google Patents

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Yoshinosuke Fukuhara
吉之助 福原
慶 中島
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慶 中島
俊介 川崎
Shunsuke Kawasaki
俊介 川崎
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Tadashi Kurihara
匡 栗原
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Minoru Fukumori
穣 福森
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Abstract

【課題】複数の移動体の移動についての情報を活用した分析を行う。【解決手段】分析サーバ30が、条件設定部312と、通信部33と、地元判定部313と、分析出力部314と、を備える。条件設定部312は、分析対象とする地域を設定する。通信部33は、移動体の識別情報と、前記移動体の位置情報とを少なくとも含む移動体情報を取得する。地元判定部313は、通信部33が取得した移動体情報に基づいて、前記移動体が前記設定された分析対象とする地域に関連性がある移動体であるか否かを判定する。分析出力部314は、前記判定結果に基づいて複数の前記移動体をそれぞれ分類し、該分類結果と前記情報取得部が取得した移動体情報とに基づいて複数の前記移動体の移動状況及び滞在状況の何れか又は双方の状況について分析をし、該分析結果を地図情報と対応付けて出力する。【選択図】図8

Description

本発明は、移動体の移動に関する分析を行う、分析装置及び分析方法に関する。
従来、自動車等の移動体の移動に関する分析を行う技術が知られている。移動体の移動に関する分析を行うことにより、ユーザに対して分析結果に基づいた適切な情報を提供することが可能となる。
このような移動体の移動に関する分析のための技術の一例が、特許文献1や特許文献2に開示されている。
具体的に、特許文献1に開示の技術では、移動体の移動履歴のデータを分析することにより、移動体が定期的に駐車する場所を日常場所として特定する。そして、特許文献1に開示の技術では、特定した日常場所を包含する地域を日常生活圏と推定して、生活圏の内外で区別して、移動体に提供する情報の内容を制御する。
また、特許文献2に開示の技術では、移動体の走行履歴のデータから、移動体のユーザの生活エリアや、移動体の利用シーンを推定し、推定結果に応じた適切な情報をユーザに対して提供する。
特許2012−53593号公報 特開2016−33501号公報
上述した各特許文献に開示の技術等を利用した分析により、例えば、移動体のユーザの生活圏を考慮した分析を行うことができる。
この場合に、より多くの移動体についての情報を活用した分析を行うことができると、より多様な分析を行うことができるので好ましい。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、本発明は、複数の移動体の移動についての情報を活用した分析を行うことが可能な、分析装置及び分析方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の分析装置(例えば、後述の分析サーバ30)は、分析対象とする地域を設定する設定部(例えば、後述の条件設定部312)と、移動体(例えば、後述の車両50)の識別情報(例えば、後述の識別情報123、識別情報223)と、前記移動体の位置情報(例えば、後述の位置情報122、位置情報222)とを少なくとも含む移動体情報を取得する取得部(例えば、後述の通信部33)と、前記取得部が取得した移動体情報に基づいて、前記移動体が前記設定された分析対象とする地域に関連性がある移動体であるか否かを判定する判定部(例えば、後述の地元判定部313)と、前記判定結果に基づいて複数の前記移動体をそれぞれ分類し、該分類結果と前記取得部が取得した移動体情報とに基づいて複数の前記移動体の移動状況及び滞在状況の何れか又は双方の状況について分析をし、該分析結果を地図情報と対応付けて出力する出力部(例えば、後述の分析出力部314)と、を備える。
上記(1)によれば、分析対象とする各移動体が設定された分析対象とする地域に関連性がある移動体であるか否かの判定結果を考慮すると共に、複数の移動体それぞれを判定結果に応じて分類した上で分析をすることができる。すなわち、本発明の分析装置によれば、複数の移動体の移動についての情報を活用した分析を行うことが可能となる。
(2)上記(1)に記載の分析装置を、前記判定部が行う判定における、前記設定された分析対象とする地域に関連性がある移動体とは、前記設定された分析対象とする地域を生活圏内とするユーザの移動体であるようにしてもよい。
上記(2)によれば、分析対象とする地域を生活圏内とする地域の住民等の地元のユーザであるのか、それとも、遠方からの来訪した旅行者等の非地元のユーザであるのかを分類した上で、分析を行うことができる。
(3)上記(1)又は(2)に記載の分析装置を、前記取得部が取得した、前記移動体情報には前記移動体の属性を示す情報(例えば、後述の属性情報124、属性情報224)が含まれ、
前記判定部は、前記移動体の属性を示す情報により示される移動体の属性に基づいて、前記移動体が前記設定された分析対象とする地域に関連性がある移動体であるか否かを判定するようにしてもよい。
上記(3)によれば、移動体の属性を示す情報に基づいて移動体を分類した上で、分析を行うことができる。例えば、詳細な移動履歴等が分からない場合であっても、移動体の属性を示す情報に基づいて移動体を分類した上で、分析をすることができる。
(4)上記(1)から(3)までの何れかに記載の分析装置を、前記移動体の属性とは、前記移動体の用途及び種類の何れか又は双方についての属性であるようにしてもよい。
上記(4)によれば、移動体の属性として、例えば、自家用車、商用車、レンタカー、シェアリングカー、2輪車、及び4輪車等の属性を利用することができる。これにより、例えば、属性がレンタカーの場合は、詳細な移動履歴等が分からない場合であっても、非地元車両であると分類することができる。
(5)上記(1)から(4)までの何れかに記載の分析装置を、前記出力部は、前記分析結果を数値化し、該数値化した分析結果を地図情報と対応付けて出力するようにしてもよい。
上記(5)によれば、数値化された分析結果と、地図情報が対応付けて出力されるため、例えば、出力を参照したユーザは、分析結果を容易に把握することができる。
(6)上記(1)から(4)までの何れかに記載の分析装置を、前記出力部は、前記分析結果を、メッシュ状に区分された地図情報における各メッシュと対応付けて出力するようにしてもよい。
上記(6)によれば、分析結果と、メッシュ状に区分された地図情報が対応付けて出力されるため、例えば、出力を参照したユーザは、分析結果を容易に把握することができる。
(7)本発明の分析方法は、コンピュータが行う分析方法であって、分析対象とする地域を設定する設定ステップと、移動体(例えば、後述の車両50)の識別情報(例えば、後述の識別情報123、識別情報223)と、前記移動体の位置情報(例えば、後述の位置情報122、位置情報222)とを少なくとも含む移動体情報を取得する取得ステップと前記取得ステップにて取得した移動体情報に基づいて、前記移動体が前記設定された分析対象とする地域に関連性がある移動体であるか否かを判定する判定ステップと、前記判定結果に基づいて複数の前記移動体をそれぞれ分類し、該分類結果と前記取得ステップにて取得した移動体情報とに基づいて複数の前記移動体の移動状況及び滞在状況の何れか又は双方の状況について分析をし、該分析結果を地図情報と対応付けて出力する出力ステップと、を備える。
上記(7)の方法によれば、(1)の分析装置と同様の効果を奏する。
本発明によれば、複数の移動体の移動についての情報を活用した分析を行うことが可能となる。
本発明の実施形態である分析システム全体の基本的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における車載ナビゲーション装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における携帯端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における分析サーバの機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における車両情報データベースの例を示すテーブルである。 本発明の実施形態における日常生活地域について示す模式図である。 本発明の実施形態における地元地域について示す模式図である。 本発明の実施形態における分析結果の表示例について示す模式図である。 本発明の実施形態における分析結果の他の表示例について示す模式図である。 本発明の実施形態における分析結果を用いたコンサルサービス時の一例について示す模式図である。 本発明の実施形態における車両情報収集処理時の基本的動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における車両情報分析処理時の基本的動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい一実施形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
<分析システム1の全体構成>
本発明の好ましい一実施形態に係る分析システム1について説明する。図1に、分析システム1の全体構成を示す。
図1に示すように、分析システム1は、車載ナビゲーション装置10と、携帯端末20と、分析サーバ30と、を含んで構成される。これら各装置及び各端末は、通信網40を介して相互に通信可能に接続される。なお、図中では、これら各装置及び各端末にて送受信される情報の一例として、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20から、分析サーバ30に対して車両情報が送信されることを図示している。ただし、この車両情報はあくまで一例である。本実施形態にて、図示をしている以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
なお、本実施形態では、車両情報に、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20が測位した位置情報や、車両50の属性を示す属性情報等の情報が含まれる。
車載ナビゲーション装置10は、車両50aに乗車したユーザに対して、経路案内(カーナビゲーション)を行う装置である。車載ナビゲーション装置10は、ユーザの要求に基づき、現在位置から目的地までの経路案内を行う。また、車載ナビゲーション装置10は、車載ナビゲーション装置10の位置情報(すなわち、車両50aの位置情報)を測位する機能も有する。車載ナビゲーション装置10が測位した位置情報等は、分析サーバ30に対して、車両情報として適宜送信される。
車載ナビゲーション装置10は、移動体である車両50aに据え付けられたカーナビゲーション装置や、移動体である車両50aに簡易的に設置され可搬可能なPND(Portable Navigation Device)によりにより実現することができる。
携帯端末20は、車両50bに乗車したユーザが利用する携帯端末である。携帯端末20は、上述した車載ナビゲーション装置10と同様に、携帯端末20の位置情報(すなわち、車両50bの位置情報)を測位する機能を有する。携帯端末20が測位した位置情報等は、車載ナビゲーション装置10が測位した位置情報と同様に、分析サーバ30に対して、車両情報として適宜送信される。
携帯端末20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、ノートパソコン、その他の携帯可能な電子機器により実現することができる。
なお、図中では、車載ナビゲーション装置10と車両50aの組と、携帯端末20と車両50bの組をそれぞれ一組ずつ図示しているが、これらの組数は複数であってよく、その組数に特に制限はない。また、以下の説明において、車載ナビゲーション装置10が搭載された車両50aや、携帯端末20を利用するユーザが乗車する車両50bを区別することなく呼ぶ場合には、末尾のアルファベットを省略して、単に「車両50」と呼ぶ。
分析サーバ30は、「車両情報収集処理」と、「車両情報分析処理」とを行う装置である。
ここで、車両情報収集処理は、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20のそれぞれから、車両情報を収集する一連の処理である。車両情報には、例えば、目的地となる、商業施設等の施設(「POI(Point Of Interest)」と呼ばれることもある。)や、自宅や、会社等までの移動に関する移動情報や、車両50を識別するための識別情報や、車両50の属性を示す属性情報が含まれる。
また、車両情報分析処理は、収集した各車両50の車両情報に基づいて、各車両50が、分析対象とする地域を生活圏とする地域の住民等の地元のユーザの車両50であるのか、それとも、分析対象とする地域を生活圏とはしていない遠方から来訪した旅行者等の非地元のユーザの車両50であるのかを分類した上で、各車両50の移動状況や滞在状況等を分析する一連の処理である。
分析サーバ30は、このように、分析対象とする各車両50が、設定された分析対象とする地域に関連性がある車両50であるか否かの判定結果を考慮すると共に、複数の車両50それぞれを判定結果に応じて分類した上で分析をすることができる。すなわち、本発明の分析サーバ30によれば、複数の車両50の移動についての情報を活用した分析を行うことが可能となる。
また、分析サーバ30のユーザは、分析サーバ30による分析結果を様々な用途に活用することができる。例えば、分析サーバ30のユーザは、分析サーバ30による分析結果を、自治体や商業施設に対して行う、産業振興等につながるコンサルサービスに利用することができる。
なお、分析サーバ30は、例えば、汎用のサーバ装置に本実施形態特有のソフトウェアを組み込むことによりにより実現することができる。
通信網40は、インターネットや携帯電話網やLAN(Local Area Network)といったネットワークや、これらを組み合わせたネットワークにより実現される。
車両50は、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20のユーザが乗車する移動体である。車両50は、例えば、四輪自動車や自動二輪車や自転車等により実現される。
<車載ナビゲーション装置10が備える機能ブロック>
次に、車載ナビゲーション装置10が備える機能ブロックについて図2のブロック図を参照して説明をする。
ここで、車載ナビゲーション装置10は、車両50aから電源の供給を受けており、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされることによって自動起動する。そして、車載ナビゲーション装置10は、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまで稼働する。
図2に示すように、車載ナビゲーション装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、センサ部14と、表示部15と、入力部16とを含んで構成される。
制御部11は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、車載ナビゲーション装置10を構成する各部の制御を行う。制御部11の詳細については、後述する。
記憶部12は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、経路案内処理を行うためのプログラムや、分析サーバ30に対する車両情報の送信処理を行うためのプログラムといった各プログラム、更にその他、地図情報等の種々の情報が記憶される。図中には、記憶部12が記憶する情報として、本実施形態に特に関する情報である、地図情報121、位置情報122、識別情報123、及び属性情報124を図示する。
地図情報121には、道路や施設等の地物に関する情報、道路情報、施設車両情報、駐車場情報等の情報が含まれる。また、地図情報121には他にも、道路及び道路地図等の背景を表示するための表示用地図データ、ノード(例えば道路の交差点、屈曲点、端点等)の車両情報及びその種別情報、各ノード間を結ぶ経路であるリンクの車両情報及びその種別情報、全てのリンクのコスト情報(例えば距離、所要時間等)に関するリンクコストデータ等を含む道路ネットワークデータ等が含まれる。
道路情報としては道路の種別や信号機等のいわゆる道路地図の情報が保存されている。
施設車両情報としては、各施設の車両情報が緯度経度の情報として保存されている。また、施設車両情報として、施設の識別情報(施設ID)、名称、施設種別(及び/又はジャンル)、電話番号、住所、営業時間、施設が飲食店であれば提供するメニュー、商品役務等に関する施設情報、等の付帯的な情報が含まれていてもよい。
駐車場情報としては、駐車場の車両情報が緯度経度の情報として保存されている。駐車場が各施設の駐車場である場合には、施設と駐車場を紐付けて保存される。
位置情報122は、後述のセンサ部14により測位された車載ナビゲーション装置10の位置情報(すなわち、車両50aの位置情報)である。位置情報122には、測位された位置を示す情報のみならず、測位を行った時刻である測位時刻も含まれるようにするとよい。
識別情報123は、車載ナビゲーション装置10を識別するための情報である。識別情報123としては、例えば車載ナビゲーション装置10に一意に割り当てられた製造番号等を利用することができる。また、他にも、通信部13が携帯電話網等のネットワークである通信網40に接続するために、通信部13に挿入されたSIM(Subscriber Identity Module)に付与された電話番号を識別情報123として利用することができる。また、他にも、車両50aに固有に付与されたVIN(車両識別番号)やナンバープレートの番号を識別情報123として利用することができる。
属性情報124は、車両50aの属性を示す情報である。ここで、属性とは、例えば、車両50aの用途及び種類の何れか又は双方についての属性である。より具体的には、例えば、自家用車、商用車、レンタカー、シェアリングカー、2輪車、及び4輪車等といった情報である。なお、更に詳細に、車両50aの車種や、商用車である場合に、その用途(例えば、配送業や、タクシー)等の情報が属性として含まれていてもよい。属性情報124は、例えば、車両50aのユーザ等により設定される。
これらの記憶部12に格納される各情報については、記憶部12に予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網40に接続された分析サーバ30や、他のサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて適宜ダウンロードされる構成としてもよい。更に、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
通信部13は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)やWi−Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網40を介して他の装置(例えば、分析サーバ30)との間の無線通信を実現する。通信部13は、例えば、後述の車両情報送信部112が、記憶部12に格納されている位置情報122、識別情報123及び属性情報124を、分析サーバ30に対して、車両情報として送信するために利用される。ただし、通信部13と他の装置との間で送受信される情報に特に制限はなく、位置情報122、識別情報123及び属性情報124以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
センサ部14は、例えばGPS(Global Positioning System)センサ、ジャイロセンサ、加速度センサ等により構成される。センサ部14は、位置情報を検出する位置検出手段としての機能を備える。例えば、センサ部14は、GPSセンサによりGPS衛星が出力する信号を受信し、車載ナビゲーション装置10の位置情報(緯度及び経度)を測位する。センサ部14による測位は、上述したように所定の時間間隔(例えば3秒間隔)で行われる。センサ部14が測位した位置情報は、位置情報122として記憶部12に格納される。
また、センサ部14は、各センサによる測定結果に基づいて車載ナビゲーション装置10の進行方向も測位する。そして、センサ部14が測位した進行方向も、位置情報122として記憶部12に格納される。
なお、センサ部14は、ジャイロセンサ、加速度センサにより測定される角速度や、加速度に基づいて車載ナビゲーション装置10の位置情報の測位精度を更に高めることも可能である。
更に、センサ部14は、GPS通信が困難又は不可能となった場合に、AGPS(Assisted Global Positioning System)通信を利用し、通信部13から取得される基地局情報によって車載ナビゲーション装置10の位置情報を算出することも可能である。
表示部15は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部15は、制御部11からの指示を受けて画像を表示する。表示部15が表示する情報としては、例えば、車載ナビゲーション装置10の現在位置、地図情報121から読み出された車載ナビゲーション装置10の現在位置周辺の地図情報、ユーザに設定された目的地、他の車載ナビゲーション装置10から通知された待ち合わせ情報、分析サーバ30から配信された経路情報に基づいた地元ルート情報、その他のルート情報、各種のユーザインタフェース等が挙げられる。
入力部16は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部15の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。入力部16からの操作入力、例えばユーザによるテンキーの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御部11に出力することで、ユーザによる選択操作や、地図の拡大縮小等の操作を実現することができる。
なお、この他、図示しないが、車載ナビゲーション装置10は、スピーカやマイク等を備えることもできる。スピーカは、運転者に対して音声出力を行い、マイクは、運転者によって発せられた音声等を集音する。
そうすることで、情報をスピーカから音声で出力したり、マイクを介して音声入力された運転者による各種の選択、指示を音声認識技術により、制御部11に入力したりすることもできる。
次に、制御部11の詳細について説明をする。制御部11はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random access memory)、ROM(Read Only Memory)、及びI/O(Input / output)等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部12から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部12から情報を読み出し、RAM及び記憶部12に対して情報の書き込みを行い、通信部13、センサ部14、表示部15、及び入力部16と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部11は、機能ブロックとして、経路案内部111、及び車両情報送信部112を備える。
経路案内部111は、ユーザによって入力又は選択された施設等の目的地までの経路案内処理を行う部分である。
目的地までの経路案内処理は、一般的なカーナビゲーションシステムにおける経路案内処理と同等である。すなわち、経路案内部111は、記憶部12に記憶されている地図情報121に基づいて目的地までの地図を生成し、この地図上にセンサ部14により測位された車載ナビゲーション装置10の現在位置と目的地の位置と目的地までのルート情報である案内経路とを重ね、これを表示部15に表示することにより経路案内を行うことができる。また、経路案内部111は、車載ナビゲーション装置10の現在位置が、案内経路から逸脱した場合には、逸脱した地点から目的地までの案内経路を再設定(リルート)し、この再設定した案内経路を表示部15に表示することにより経路案内を行うことができる。
更に、この場合に、図示を省略したスピーカから経路案内用の音声を出力するようにしてもよい。また、道路の混雑状況の情報や天気の情報等を通信部13による通信により取得して、この取得した情報を経路案内処理に利用するようにしてもよい。例えば、通信部13を介してVICS(登録商標)(Vehicle Information Communication System)等から取得した道路状況(例えば、渋滞状況等)を経路案内処理に利用するようにしてもよい。
なお、目的地までの経路案内処理については、当業者によく知られているので、これ以上の詳細な説明は省略する。
車両情報送信部112は、通信部13を利用した無線通信により、分析サーバ30に対して車両情報を送信する部分である。車両情報送信部112は、例えば、記憶部12に格納されている位置情報122、識別情報123及び属性情報124を車両情報として送信する。
車両情報送信部112による、車両情報の送信は、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされ、車載ナビゲーション装置10が自動起動してから、車両50aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまでの間、周期的に行われる。例えば、所定の時間間隔(例えば3秒間隔)でセンサ部14が測位を行う都度、リアルタイムに送信が行われる。ただし、属性情報124については、属性に変更が無い場合には、複数回送信する必要はない。そのため、属性に変更が無い場合には、例えば、最初に送信する移動情報にのみ、属性情報124を含ませるようにしてもよい。
また、リアルタイムに分析サーバ30に送信する替わりに、複数個まとめて(例えば3分間分の間に3秒間隔で更新された位置情報122と、識別情報123とをまとめて)、一度に送信するようにしてもよい。すなわち、いわゆるバースト送信をするようにしてもよい。かかる、所定の時間間隔の長さや、リアルタイムに送信するか、それともバースト送信するかは、本実施形態を適用する環境等に応じて、任意に設定することができる。
このようにして、リアルタイム送信やバースト送信を行うことにより、車両情報送信部112は、センサ部14が測位した車両50aの移動経路を特定するための車両情報である位置情報122と、識別情報123とを、分析サーバ30に対して送信する。
この場合に、イグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされ、車載ナビゲーション装置10が自動起動した直後に測位された位置情報122により特定される位置を最初の車両位置、すなわち出発位置として分析サーバ30に送信することができる。更に、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報122により特定される位置を最終の車両位置、すなわち到着位置として分析サーバ30に送信することができる。
この場合、出発位置を表す位置情報122であることを示す起動情報や、到着位置を表す位置情報122であることを示す停止情報を、位置情報122に追加してから、分析サーバ30に送信するようにしてもよい。例えば、起動情報であることを示すフラグを1にして送信したり、停止情報であることを示すフラグを1にして送信したりするとよい。なお、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報122(すなわち、到着位置)については、イグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされ、車載ナビゲーション装置10が再度起動した際に送信されてもよい。
また、バースト送信を行う場合であっても、経路案内部111により車両50aが目的地(例えば、或る施設)に到着したと判断された場合には、車両情報送信部112は、リアルタイムに送信を行うように切り替えるとよい。このようにすれば、或る施設に到着後、到着位置の位置情報122が送信される前に、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)されてしまい、施設等の目的地の位置情報122が分析サーバ30に対して送信されない、という事態を防止することができる。
<携帯端末20が備える機能ブロック>
次に、携帯端末20が備える機能ブロックについて図3のブロック図を参照して説明をする。
ここで、上述した車載ナビゲーション装置10は、車両50aから電源の供給を受けていたが、携帯端末20は自身が備えるバッテリ(図示を省略する。)から電源の供給を受ける。ただし、バッテリを充電するために携帯端末20が車両50bのシガーソケット等から電源の供給を受けるようにしてもよい。
図3に示すように、携帯端末20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26と、近距離通信部27とを含んで構成される。
ここで、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26は、上述した車載ナビゲーション装置10が含む同名の機能ブロックと同等の機能を有している。つまり、上述した車載ナビゲーション装置10の説明における「車載ナビゲーション装置10」の文言を「携帯端末20」を置き換え、上述した車載ナビゲーション装置10の説明における、「車両50a」の文言を「車両50b」と置き換えることにより、携帯端末20の各機能ブロックの説明となるので、重複する再度の説明は省略する。
一方で、携帯端末20は、近距離通信部27を含んでいる点等で、車載ナビゲーション装置10と相違するので、この相違点について、以下説明をする。
近距離通信部27は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)といった規格に準拠した非接触の近距離通信、又はUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介した有線による近距離通信を行うための部分である。
一方で、車両50bは、近距離通信部27と通信を行うための近距離通信部を備える。例えば車両50bのECU(Electronic Control Unit)が近距離通信部を備える。
そして、携帯端末20がECUと近距離通信により通信することができる場合とは、すなわち、携帯端末20が車両50bの車内に存在する場合である。この場合、携帯端末20のセンサ部24が測位する車両情報は、車両50bの車両情報に相当することになる。
そこで、携帯端末20は、近距離通信部27を介してECUと近距離通信できる間は、車両情報送信部212を起動させる。そして、起動した車両情報送信部212が、車載ナビゲーション装置10の車両情報送信部112と同様にして、車両情報(例えば、センサ部24が測位した車両50bの移動経路を特定するための位置情報である位置情報222、識別情報223、及び属性情報224)を、分析サーバ30に対して送信する。
例えば、ユーザが携帯端末20を所持して車両50bに乗車し、イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチをオンにすると、車両50bと携帯端末20とが接続(ペアリング)され、携帯端末20で測位した位置情報222及び識別情報223が携帯端末20から分析サーバ30に送信される。この場合、車両50bと携帯端末20とのペアリング直後に測位された位置情報122により特定される位置を最初の車両位置、すなわち出発位置として分析サーバ30に送信することができる。
更に、イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチがオフにされると、車両50bと携帯端末20とのペアリングが解除される。この場合、解除された直前に測位された位置情報122により特定される位置を最終の車両位置、すなわち到着位置として分析サーバ30に送信することができる。
この場合に、リアルタイムで送信してもよく、バースト送信してもよい点や、属性情報224については、属性に変更が無い場合には、一度送信すればよい点や、到着位置に到着したと判断された場合には、バースト送信をリアルタイムの送信に切り替えても良い点や、出発位置又は到着位置であることを示す起動情報や停止情報を追加しても良い点や、再起動時に到着位置を送信しても良い点も車両情報送信部112と同様である。
なお、車両50bが車両情報を測位する機能を有している場合には、センサ部24が測位する位置情報ではなく、車両50bが測位する位置情報を位置情報222として、分析サーバ30に送信するようにしてもよい。この場合、携帯端末20から、センサ部24を省略するようにしてもよい。
<分析サーバ30が備える機能ブロック>
次に、分析サーバ30が備える機能ブロックについて図4のブロック図を参照して説明をする。
図4に示すように、分析サーバ30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、表示部34と、入力部35と、を含んで構成される。
制御部31は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、分析サーバ30を構成する各部の制御を行う。制御部31の詳細については、後述する。
記憶部32は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、上述した車両情報収集処理や、車両情報分析処理といった処理を行うためのプログラムといった各プログラム、更にその他、地図情報等の種々の情報が記憶される。図中には、記憶部32が記憶する情報として、分析サーバ30による各処理に関する情報である、車両情報データベース321及び地図情報322を図示する。
車両情報データベース321は、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから受信した車両情報(例えば、位置情報122及び位置情報222と、識別情報123及び識別情報223と、属性情報124及び属性情報224)に基づいて構築されたデータベースである。車両情報データベース321は、後述の車両情報蓄積部311等により構築及び更新される。車両情報データベース321の詳細については、車両情報蓄積部311の説明の際に後述する。なお、以下の説明では、位置情報122及び位置情報222を区別することなく説明する際は、符号を省略して「車両情報」と呼ぶ。また、同様に識別情報123及び識別情報223を区別することなく説明する際は、符号を省略して「識別情報」と呼ぶ。更に、同様に属性情報124及び属性情報224を区別することなく説明する際は、符号を省略して「属性情報」と呼ぶ。
地図情報322は、上述した地図情報121や地図情報221と同等の地図情報である。地図情報322は、地図情報121や地図情報221と同様に、予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網40に接続されたサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて適宜ダウンロードされる構成としてもよい。更に、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
通信部33は、DSP等を有し、3G、LTE、4GやWi−Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網40を介して他の装置(例えば、車載ナビゲーション装置10や、携帯端末20)との間の無線通信を実現する。通信部33は、例えば、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから送信される車両情報を受信するために利用される。ただし、通信部33と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、車両情報以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
表示部34は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部34は、制御部31からの指示を受けて画像を表示する。表示部34が表示する情報としては、例えば、車両情報データベース321から読み出された車両情報データベース内の各情報や、各種のユーザインタフェース等が挙げられる。
入力部35は、キーボードやマウス等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。入力部35からの操作入力に基づいて、例えば、車両情報データベース321や地図情報322の修正や、その他の操作入力に応じた処理を行うことが可能となる。これらの操作は、例えば、分析サーバ30を管理する事業者により行われる。
次に、制御部31の詳細について説明をする。制御部31はCPU、RAM、ROM、及びI/O等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部32から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部32から情報を読み出し、RAM及び記憶部32に対して情報の書き込みを行い、通信部33、表示部34、及び入力部35と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部31は、機能ブロックとして、車両情報蓄積部311、条件設定部312、地元判定部313、及び分析出力部314を含む。
車両情報蓄積部311は、通信部33が受信した車両情報に基づいて、車両情報データベース321を構築すると共に、車両情報データベース321を適宜更新する部分である。車両情報データベース321のデータ構造の一例について、図5を参照して説明する。
図5に示す、車両情報データベース321は、各車両50の各移動を1つのレコードとしている。そして、各レコードにおける情報が、対応するカラムのフィールドに格納される。車両情報データベース321を構成するカラムとしては、例えば、「車両識別情報」、「移動経路」、「移動日時」、「滞在位置」、「滞在日時」、及び「車両属性」を含む。車両情報蓄積部311は、通信部33が受信した車両情報等を、対応する情報の属性のフィールドに格納することにより、車両情報データベース321を構築及び更新する。
これらカラムそれぞれに格納される情報の具体的な内容について説明をする。
「車両識別情報」は、車両情報の送信元である車載ナビゲーション装置10や携帯端末20を識別するための情報である。すなわち、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20に対応する車両50を識別する情報である。車両情報蓄積部311は、車両情報と共に受信した識別情報をフィールドに格納する。
「移動経路」は、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20に対応する各車両50それぞれの移動経路を特定する部分である。具体的に、車両情報蓄積部311は、所定の周期で受信される車両情報を時系列に沿ってつなぎ合わせて、地図情報322と照らし合わせることにより移動経路を特定する。なお、この場合に、測位誤差を吸収する目的で、車両情報が示す位置を、地図情報322における道路の位置に寄せるマップマッチングのような処理を行うようにしてもよい。
「移動日時」は、移動が行われた日時を示す情報である。車両情報蓄積部311は、受信した車両情報に含まれる、位置情報の時刻により特定される移動日時をフィールドに格納する。
「滞在位置」は、車両50が、移動と移動の間に滞在した位置である。車両情報蓄積部311は、或る移動における出発地(すなわち、前回の移動における到着地)又は到着地(すなわち、次回の移動における出発地)を、滞在位置として特定することができる。車両情報蓄積部311は、特定した滞在位置をフィールドに格納する。
具体的に、まず、或る移動における出発地を滞在位置として特定する場合について考える。この場合、例えば、車両情報蓄積部311は、受信した車両情報から、或る移動における到着地を特定する。上述したように、車両情報に出発位置を示す情報が含まれているならば、この情報により出発位置を特定することができる。また、仮に車両情報に出発位置を示す情報が含まれていない場合には、例えば、車両情報の送信が開始されて終了するまでの間の、最初に受信した車両情報に対応する位置が出発位置であるとみなすこともできる。
また、或る移動における到着地を滞在位置として特定する場合について考える。この場合、例えば、車両情報蓄積部311は、受信した車両情報から、或る移動における到着地を特定する。上述したように、車両情報に到着位置を示す情報が含まれているならば、この到着位置を特定することができる。また、仮に車両情報に到着位置を示す情報が含まれていない場合には、例えば、車両情報の送信が開始されて終了するまでの間の、最後に受信した車両情報に対応する位置が到着位置であるとみなすこともできる。更に、仮に車両情報に到着位置を示す情報が含まれていない場合には、例えば、経路案内において目的地として設定された施設を到着位置とみなすこともできる。
なお、位置情報が一定時間変化しない場合に、その位置を滞在位置であるとみなすようにしてもよい。
「滞在日時」は、車両50が滞在した日時を示す情報である。車両情報蓄積部311は、受信した車両情報に含まれる、位置情報の時刻により特定される滞在日時をフィールドに格納する。
「車両属性」は、車両50の属性を示す情報である。車両情報蓄積部311は、受信した属性情報により示される車両50の属性をフィールドに格納する。
車両情報蓄積部311は、何れかの車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20から車両情報の送信が一度開始されてから終了するまでの間に受信した車両情報に基づいて、各移動についての対応するカラムのフィールドに各情報を格納することにより、車両情報データベース321を構築及び更新する。
条件設定部312は、車両情報分析処理において、分析を行う条件である「分析条件」の設定を受け付ける部分である。分析条件は、例えば、分析対象とする地域の指定等を含む。分析条件には、それ以外にも分析対象とする時間帯や季節等の指定が含まれていてもよい。
分析条件は、例えば、入力部35を介したユーザの操作に基づいて設定される。分析条件の設定は、車両情報分析処理の開始前に予め行われてもよいし、車両情報分析処理の途中に行われてもよい。
条件設定部312は、設定された分析条件を地元判定部313及び分析出力部314に対して出力する。
地元判定部313は、入力された分析条件に含まれる、分析対象とする地域の指定と、車両情報データベース321に含まれている車両情報とに基づいて、各車両50が分析対象とする地域にとっての地元ユーザであるか、それとも非地元のユーザであるのかを判定する。
かかる地元判定部313による判定は、例えば、車両情報データベース321に含まれている移動履歴に関する情報(すなわち、移動経路、移動日時、滞在位置、及び滞在日時のカラムに格納されている情報)を分析し、例えば自宅位置や職場の位置を特定したりすることにより行う。この分析は、任意の技術により行うことができるが、例えば特許文献1や特許文献2等に開示の技術等を利用して行うようにしてもよい。
また、他の判定方法として、地元判定部313は、例えば、車両情報データベース321に含まれている車両属性に基づいて、判定を行うようにしてもよい。例えば、車両属性がレンタカーやシェアリングカーの場合は、詳細な移動履歴等が分からない場合等であっても、非地元車両であると分類するようにする。なぜならば、分析対象の地域でレンタカーやシェアリングカーを利用するユーザは、分析対象の地域を生活圏とする地元ユーザではないと考えられるからである。
地元判定部313は、これらの移動履歴による判定と、車両属性による判定を組み合わせて判定してもよいし、他の方法で判定をしてもよい。例えば、車載ナビゲーション装置10や、携帯端末20や、車両50の購入時等に設定されるユーザ情報等に基づいて判定を行うようにしてもよい。また、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20にて利用されている、アプリケーションプログラムでの、ユーザ設定情報等に基づいて判定を行うようにしてもよい。
地元判定部313は、これらの判定による判定結果(すなわち、各車両識別情報と、地元ユーザ又は非地元ユーザという情報との組み合わせ)を分析出力部314に対して出力する。なお、地元ユーザと非地元ユーザの詳細については、図6及び図7を参照して後述する。
分析出力部314は、条件設定部312から入力された分析条件と、地元判定部313から入力された地元ユーザであるか否かの判定結果とに基づいて、車両情報データベース321に含まれている移動履歴に関する情報(すなわち、移動経路、移動日時、滞在位置、及び滞在日時のカラムに格納されている情報)を分析し、分析結果を出力する部分である。
分析出力部314による出力は、例えば、表示部34に含まれるディスプレイへの表示により行われる。また、分析出力部314による出力は、これ以外にも、例えば、分析結果の車両情報データベース321等への蓄積や、分析サーバ30以外の他の装置への送信により行われるようにしてもよい。
なお、分析出力部314による分析及び出力については、図8及び図9を参照して説明をする。
<地元ユーザ及び非地元ユーザ>
次に、地元判定部313による判定における地元ユーザ及び非地元ユーザの考え方について図6及び図7を参照して説明をする。
本実施形態では、分析対象とした地域を生活圏とするユーザを地元ユーザと判定し、分析対象とした地域を生活圏としないユーザを非地元ユーザと判定する。ここで生活圏は、例えば、ユーザが日常生活をおくる地域である。より詳細には、例えば図6に示すように、家族で居住する自宅や、勤務先の会社や、子供の通学先の学校や、生活用品を購入するスーパーが含まれる地域である。
地元判定部313は、例えば、車両情報データベース321に含まれている移動履歴に関する情報に基づいて、夜間に駐車(すなわち、滞在)している位置を、自宅位置と特定したり、日中に駐車(すなわち、滞在)している位置を、会社位置と特定したりする。また、地元判定部313は、例えば、地図情報322に含まれる施設情報等も参照して、頻繁に訪れているスーパーや学校等の施設を特定する。そして、地元判定部313は、これらの特定結果に基づいて、地元ユーザであるか、それとも非地元ユーザであるかの判定を行う。
なお、分析対象とする地域の大きさは、ユーザの設定等に応じて任意に決定することができる。例えば、図7に示すように「○○区」等の行政区単位で地域を区切ってもよい。そして、この区切った地域に、図6に示すような日常生活地域が含まれているユーザについては、地元ユーザと判定し、それ以外のユーザについては非地元ユーザと判定するようにするとよい。なお、行政区単位で区切るのではなく、道路を基準として区切るようにしてもよく、所定の距離(例えば、数キロメートル)の所定形状(例えば、矩形や六角形)からなるメッシュで区切るようにしてもよい。
<分析及び出力>
次に図8及び図9を参照して、分析出力部314による分析及び出力の具体例について説明をする。
分析出力部314では、地元ユーザと、非地元ユーザとに分類し、この分類結果も考慮して、各車両50の走行状況や滞在状況を可視化して出力する。この出力の具体例を、図8及び図9に示す。
図8には、分析出力部314による出力の一例として、分析対象地域における道路単位で、分析を行った場合の出力例を「道路分析表示」として示す。
具体的には、図中の左側に図示するように、分析対象地域の地図と、地図に含まれる各道路の識別情報を表示する。また、この表示と対応付けて、図中の右側に示すように、各道路の識別情報と共に、分析出力部314による分析結果を、例えば所定の表の形式で表示する。本例では、識別情報に対応する道路における、1時間あたりの走行台数を、走行頻度として表示している。この表示は、地元ユーザの車両50と、非地元ユーザの車両50とで分類されると共に、道路の走行方向(図中では、「上」「下」で走行方向を示す。)毎に表示される。
図9には、分析出力部314による出力の一例として、分析対象地域を所定の距離(例えば、数キロメートル)の矩形形状からなるメッシュ単位で、分析を行った場合の出力例を「メッシュ分析表示」として示す。
具体的には、図示するように、分析対象地域の地図をメッシュで区分する。また、区分されたメッシュの各々と対応づけて、分析出力部314による分析結果をメッシュ上に重畳して表示する。本例では、識別情報に対応する道路における、1時間あたりの走行台数を、走行頻度として表示している。また、走行頻度に応じて、各メッシュの色を変更等してもよい。本例では、走行頻度に応じて、各メッシュに異なる網掛け表示を施している。
なお、図8や図9では、1時間あたりの走行台数である走行頻度を分析結果として表示したが、それ以外の情報を分析結果として表示してもよい。例えば、1日あたりの走行台数を走行頻度として表示してもよい。また、走行頻度ではなく、所定時間あたりの走行台数の最低数や最高数、あるいは累積数等を表示するようにしてもよい。また、走行台数に関する分析結果ではなく、滞在台数に関する分析結果を表示するようにしてもよい。
更に、条件設定部312が設定した分析条件等に基づいて、より細かな分析を行うようにしてもよい。例えば、時間帯や、曜日や、季節等を指定した分析を行ったり、分析対象の車両50の属性を指定した分析を行ったりしてもよい。
この図8や図9のような表示を参照したユーザは、地元ユーザと非地元ユーザとに分類された分析結果を、地図情報と対応付けて把握することができる
この点、従来の分析方法では、個々の車両50のデータを、地元ユーザの車両50であるか、それとも非地元ユーザの車両50であるかで分類していないので、単に混雑という事実のみしか分からなかった。
これに対して、本実施形態によれば、地元ユーザの車両50であるか、それとも非地元ユーザの車両50であるかで分類して、ヒートマップ等を作成することができるので、新たなビジネスチャンスにつながる、新しい観点での分析が可能となる。
例えば、時間帯や曜日別での走行あるいは滞在頻度をマップ化することで、ユーザは、分析結果を裏付けデータとして、自治体や商業施設に対して、産業振興等につながるコンサルサービスに利用することができる。例えば、ユーザは分析結果に基づいて、非地元ユーザの車両50が多く走行する地域や道路では、店舗や観光施設PRの看板設置、店舗誘致に有利であるというような説明をすることができる。例えば、非地元ユーザの車両50が集まる場所がわかれば、そこに看板を設置したり、周辺店舗と連携したりすることで、送客につなげることも可能であるというような説明をすることができる。また、他にも、例えば、夜間に非地元車両が滞在する地域では、飲食店や観光施設を誘致する余地があるという説明をすることができる。
更に、他にも、例えば、夜間に殆ど車両50が走行していない場合に、治安を考慮して、街灯等の増設を薦めるような説明をすることができる。
この点について、図10を参照して、具体例を用いて説明をする。図10に図示するように、○○村に、××村と△△町が隣接しているとする。また、これら○○村、××村、及び△△町の何れの地元ユーザでもない非地元ユーザを分析対象としたとする。
この場合に、分析結果として、△△町は、この分析対象の非地元ユーザの車両50の滞在や走行が多い一方で、××村は、この分析対象の非地元ユーザの車両50の滞在や走行が少ないという分析結果が出力されたとする。この場合、この分析結果に基づいて、○○村に対してコンサルサービスを行うことができる。
例えば、△△町から観光客(すなわち、非地元ユーザ)を誘致するために、△△町において○○村のPR活動を行うことが有効であると、アドバイスすることができる。例えば、△△町の観光客の通行ルート上に看板を設置することや、△△町の観光客の滞在エリアに○○○村のアンテナショップを設営することや、△△町の観光客の滞在エリアの店と連携して○○村を紹介してもらう、等の活動を行うことが有効であるとアドバイスをすることができる。
すなわち、本実施形態によれば、多様な用途に用いることができる有益な情報を、ユーザに対して出力することができる。
<本実施形態の動作>
次に、図11及び図12のフローチャートを参照して、本実施形態の動作について説明する。ここで、図11は、車両情報収集処理時の動作を示すフローチャートである。一方で、図12は、車両情報分析処理時の動作を示すフローチャートである。
まず、車載ナビゲーション装置10についての車両情報収集処理時の動作について図11を参照して説明する。
ステップS11において、車両情報送信部112は、車両情報の送信を開始するか否かを判定する。ここで、上述したように、車両50aのイグニッションスイッチがオンとなった場合に送信が開始される。イグニッションスイッチがオフのままの場合には、ステップS11にてNoと判定され、ステップS11の判定が繰り返される。一方で、イグニッションスイッチがオンとなった場合には、ステップS11にてYesと判定され、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、センサ部14は、車載ナビゲーション装置10の位置を測位することにより位置情報を取得する。
ステップS13において、車両情報送信部112は、センサ部14から位置情報を取得し、取得した位置情報を含んだ車両情報を、分析サーバ30に対して、所定の周期で、リアルタイム送信又はバースト送信をする。
ステップS14において、車両情報送信部112は、車両情報の送信を終了するか否かを判定する。上述したように、車両50aのイグニッションスイッチがオフとなった場合に送信が終了となる。車両50aのイグニッションスイッチがオンのままの場合には、ステップS14にてNoと判定され、ステップS12における測位及びステップS13における送信が繰り返される。
一方で、車両50aのイグニッションスイッチがオフとなった場合には、ステップS14にてYesと判定され、処理はステップS15に進む。
ステップS15において、車両情報蓄積部311は、車両情報送信部112から受信した車両情報に基づいて、車両情報データベース321を更新する。
以上説明した車両情報収集処理により、1回の移動における最初から最後までの車両情報が分析サーバ30に対して送信される。
次に、携帯端末20についての車両情報の収集及び車両情報データベースの更新時の動作について説明する。携帯端末20については、上述の説明における、車両情報送信部112を車両情報送信部211に置き換え、センサ部14をセンサ部24に置き換え、ステップS11にてYesとなる基準を「イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチがオンとなり、車両50bと携帯端末20がペアリングした場合」に置き換え、ステップS14にてYesとなる基準を「イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチがオフとなり、車両50bと携帯端末20のペアリングが解除された場合」に置き換えればよい。従って重複する説明を省略する。
次に、図12のフローチャートを参照して、車両情報分析処理時の動作について説明をする。
ステップS21において、条件設定部312は、分析条件を設定する。条件設定部312は、設定した分析条件を、地元判定部313及び分析出力部314に対して出力する。
ステップS22において、地元判定部313は、各車両50のユーザが、分析条件により指定された、分析対象地域の地元ユーザであるか、それとも、非地元ユーザであるかを判定する。地元判定部313は、判定結果を分析出力部314に対して出力する。
ステップS23において、分析出力部314は、地元判定部313の判定結果に基づいて、車両情報データベース321に格納された各車両50を分類する。
ステップS24において、分析出力部314は、分析条件と、ステップS23における分類と、車両情報データベース321に格納された車両情報とに基づいて、分析を行う。
ステップS25において、分析出力部314は、ステップS23における分析結果を、例えば、図8や図9を参照して説明したようにして出力する。これにより処理は終了する。
以上説明した車両情報分析処理により、地元ユーザと非地元ユーザとに分類した上で行われた分析の分析結果が出力される。これにより、上述した<分析及び出力>の欄の文末で述べたような種々の効果が奏される。
<ハードウェア及びソフトウェアについて>
なお、上記のナビゲーションシステムに含まれる各機器のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記のナビゲーションシステムに含まれる各機器のそれぞれが協働することにより行なわれるナビゲーション方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<変形例>
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
[第1変形例]
上述した実施形態では、地元判定部313は、条件設定部312から分析条件が入力された場合に、判定を行っていた。具体的には、分析条件で指定された分析対象地域についての地元ユーザであるか、それとも非地元ユーザであるかの判定を行っていた。これを変形して、分析条件の入力に先立って、予め判定を行うようにしてもよい。
この場合、地元判定部313は、車両情報データベース321に格納されている情報等に基づいて、各車両50のユーザの地元がどの地域であるのかを判定を行うことにより特定しておく。そして、特定した各車両50のユーザの地元地域を、各車両50の識別情報と対応付けて、車両情報データベース321に格納しておく。このようにしておけば、分析出力部314は、分析条件が入力された際に、車両情報データベース321を参照するのみで、分析条件で指定された分析対象地域についての地元ユーザであるか、それとも非地元ユーザであるかを把握することができる。
従って、本変形例のようにしても、上述した実施形態と同様の分析を行うことができる。
[第2変形例]
上述した実施形態の機能的構成を変形するようにしてもよい。つまり、図2、図3及び図4の機能的構成は例示に過ぎず、本実施形態の機能的構成を限定するものではない。すなわち、本発明の情報分析機能に関する一連の処理を全体として実行できる機能が各機器に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2、図3及び図4の例に限定されない。
また、これら機能的構成を実現するための装置についても、上述した実施形態での説明は例示に過ぎない。例えば、上述の実施形態では、分析サーバ30を1つのサーバ装置等により実現すると説明したが、分析サーバ30の各機能を、適宜複数のサーバ装置に分散する、分散処理システムとしてもよい。また、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して、分析サーバ30の各機能を実現してもよい。
また、分析サーバ30が備えるとして説明した表示部34及び入力部35は、分析サーバ30の他の部分を実現する装置とは、別体の装置により実現されてもよい。例えば、制御部31、記憶部32及び通信部33を実現する装置と、表示部34及び入力部35を実現する装置とを別体とし、通信網40を介して両装置が通信を行うような構成としてもよい。
1 分析システム
10 車載ナビゲーション装置
11、21、31 制御部
111、211 経路案内部
112、212 位置情報送信部
113、213 経路情報要求部
12、22、32 記憶部
121、221、322 地図情報
122、222 位置情報
123、223 識別情報
124、224 属性情報
13、23、33 通信部
14、24 センサ部
15、25、34 表示部
16、26、35 入力部
20 携帯端末
27 近距離通信部
30 分析サーバ
311 車両情報蓄積部
312 条件設定部
313 地元判定部
314 分析出力部
321 車両情報データベース
40 通信網
50a、50b 車両

Claims (7)

  1. 分析対象とする地域を設定する設定部と、
    移動体の識別情報と、前記移動体の位置情報とを少なくとも含む移動体情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した移動体情報に基づいて、前記移動体が前記設定された分析対象とする地域に関連性がある移動体であるか否かを判定する判定部と、
    前記判定結果に基づいて複数の前記移動体をそれぞれ分類し、該分類結果と前記取得部が取得した移動体情報とに基づいて複数の前記移動体の移動状況及び滞在状況の何れか又は双方の状況について分析をし、該分析結果を地図情報と対応付けて出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする分析装置。
  2. 前記判定部が行う判定における、前記設定された分析対象とする地域に関連性がある移動体とは、前記設定された分析対象とする地域を生活圏内とするユーザの移動体であることを特徴とする請求項1に記載の分析装置。
  3. 前記取得部が取得した、前記移動体情報には前記移動体の属性を示す情報が含まれ、
    前記判定部は、前記移動体の属性を示す情報により示される移動体の属性に基づいて、前記移動体が前記設定された分析対象とする地域に関連性がある移動体であるか否かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の分析装置。
  4. 前記移動体の属性とは、前記移動体の用途及び種類の何れか又は双方についての属性であることを特徴とする請求項3に記載の分析装置。
  5. 前記出力部は、前記分析結果を数値化し、該数値化した分析結果を地図情報と対応付けて出力することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の分析装置。
  6. 前記出力部は、前記分析結果を、メッシュ状に区分された地図情報における各メッシュと対応付けて出力することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の分析装置。
  7. コンピュータが行う分析方法であって、
    分析対象とする地域を設定する設定ステップと、
    移動体の識別情報と、前記移動体の位置情報とを少なくとも含む移動体情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにて取得した移動体情報に基づいて、前記移動体が前記設定された分析対象とする地域に関連性がある移動体であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定結果に基づいて複数の前記移動体をそれぞれ分類し、該分類結果と前記取得ステップにて取得した移動体情報とに基づいて複数の前記移動体の移動状況及び滞在状況の何れか又は双方の状況について分析をし、該分析結果を地図情報と対応付けて出力する出力ステップと、
    を備えることを特徴とする分析方法。
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