JP2018181024A - 駐車場推定装置及び駐車場推定方法 - Google Patents

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穣 福森
俊介 川崎
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俊介 川崎
匡 栗原
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匡 栗原
佳昭 杉本
Yoshiaki Sugimoto
佳昭 杉本
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【課題】従来に比して、より詳細な推定を行う。【解決手段】駐車場推定装置1は、複数の車両50の位置情報を各移動体の識別情報と共に受信する通信部33と、前記複数の移動体の位置情報それぞれに基づいて、移動体が複数回駐車した位置を判定対象位置として特定する判定対象位置特定部312と、前記判定位置における複数回の駐車が、不特定の移動体よる駐車であるか否かを前記移動体の識別情報に基づいて判定し、不特定の移動体が駐車であると判定された場合には、前記判定対象位置は駐車場であると推定する駐車場推定部313と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、駐車場に関する推定を行うための、駐車場推定装置及び駐車場推定方法に関する。
従来、自動車等の移動体の位置情報を取得し、取得した位置情報を利用して様々な処理を行う技術が知られている。
このような技術の一例が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の技術では、車両から収集したプローブ情報を用いてユーザに提供する情報を生成する。例えば、プロープ情報により特定される走行経路の情報に基づいて、目的地が集中している位置を特定する。そして、特定した目的地が集中している位置を、駐車場の位置として推定する。
また、このようにして推定した駐車場の位置情報をカーナビゲーション装置へ送信することにより、カーナビゲーション装置にて、駐車場に係る情報をユーザに提供する。
特開2016−3890号公報
特許文献1に開示された技術等を利用すれば、上述したように、駐車場に係る情報をユーザに提供するようなことが可能となる。
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、目的地が集中しているか否かのみに基づいて駐車場を推定している。そのため、自宅や月極駐車場等の個人的に利用するプライベートな駐車場も、一般ユーザが料金等を支払うことにより(あるいは無料で)利用できる公的なパブリックな駐車場も区別することなく、一律に駐車場として推定してしまう。
ここで、仮にプライベートな駐車場の位置を、一般ユーザに対して配信することは有益ではない。なぜならば、実際に一般ユーザがプライベートな駐車場を訪れたとしても、この駐車場を利用することはできないからである。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、本発明は、従来に比して、より詳細な推定を行うことが可能な、駐車場推定装置及び駐車場推定方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の駐車場推定装置(例えば、後述の駐車場推定装置1)は、複数の移動体(例えば、後述の車両50)の位置情報を各移動体の識別情報と共に受信する受信部(例えば、後述の通信部33)と、前記複数の移動体の位置情報それぞれに基づいて、移動体が複数回駐車した位置を判定対象位置として特定する判定対象位置特定部(例えば、後述の判定対象位置特定部312)と、前記判定位置における複数回の駐車が、不特定の移動体よる駐車であるか否かを前記移動体の識別情報に基づいて判定し、不特定の移動体が駐車であると判定された場合には、前記判定対象位置は駐車場であると推定する駐車場推定部(例えば、後述の駐車場推定部313)と、を備える。
上記(1)によれば、不特定の移動体よる駐車であるか否かを前記移動体の識別情報に基づいて判定し、不特定の移動体が駐車であると判定された場合には、前記判定対象位置は駐車場であると推定する。
ここで、不特定の移動体が駐車できる場合、パブリックな駐車場であると考えられるので、公的なパブリックな駐車場のみを駐車場として推定できる。一方で、プライベートな駐車場では、不特定の移動体が駐車しないと考えられるので、プライベートな駐車場を駐車場として推定することを防止することができる。
従って、従来に比して、より詳細な推定を行うことができる、という効果を奏する。また、例えば、この推定結果に基づいて、パブリックな駐車場についての地図情報を更新できる、という効果を奏する。また、パブリックな駐車場の位置のみを一般ユーザに広く配信できる、という効果を奏する。
(2)上記(1)に記載の駐車場推定装置を、前記受信部はさらに、前記複数の移動体の起動情報及び停止情報の何れか又は双方を受信し、前記判定対象位置特定部はさらに、前記起動情報により特定される位置及び前記停止情報により特定される位置の何れか又は双方を、前記移動体が駐車した位置と特定するようにしてもよい。
上記(2)によれば、起動情報や停止情報に基づいて、精度高く駐車位置を特定することができる、という効果を奏する。
(3)上記(1)又は(2)に記載の駐車場推定装置を、前記受信部が受信する前記移動体の位置情報には位置情報の測位時刻を表す情報が含まれており、前記駐車場推定部はさらに、前記推定した駐車場における駐車に時間的な周期性が有るか否かを前記測位時刻を表す情報に基づいて判定し、時間的な周期性が有ると判定された場合には該時間的な周期性に基づいて、前記推定した駐車場における駐車可能時間帯を推定するようにしてもよい。
上記(3)によれば、推定に基づいて、駐車場における駐車可能時間帯を知ることができる、という効果を奏する。また、例えば、駐車場についての地図情報に、駐車場における駐車可能時間帯を加えることもできる、という効果を奏する。
(4)上記(1)から(3)の何れかに記載の駐車場推定装置を、前記駐車場推定部はさらに、前記推定した駐車場の位置における、複数の移動体が駐車した位置の分布の状態に基づいて、駐車場の面積を推定し、該推定した駐車場の面積から該駐車場における駐車可能台数を推定する
ようにしてもよい。
上記(4)によれば、推定に基づいて、駐車場における駐車可能台数を知ることができる、という効果を奏する。また、例えば、駐車場についての地図情報に、駐車場における駐車可能台数を加えることもできる、という効果を奏する。
(5)上記(1)から(4)の何れかに記載の駐車場推定装置を、前記受信部はさらに、前記移動体の移動体種別情報を受信し、前記駐車場推定部はさらに、前記移動体種別情報に基づいて、前記推定した駐車場における駐車可能な移動体の大きさを推定するようにしてもよい。
上記(5)によれば、推定に基づいて、駐車場における駐車可能台数を知ることができる、という効果を奏する。また、例えば、駐車場についての地図情報に、駐車場における駐車可能な移動体の大きさを加えることもできる、という効果を奏する。
(5)上記(1)から(5)の何れかに記載の駐車場推定装置を、前記駐車場推定部はさらに、前記移動体の位置情報に基づいて、前記推定した駐車場に駐車した移動体の前記推定した駐車場への進入又は退出した経路を特定し、該経路を前記推定した駐車場の出入り口として推定するようにしてもよい。
上記(6)によれば、推定に基づいて、駐車場における出入り口を知ることができる、という効果を奏する。また、例えば、駐車場についての地図情報に、駐車場における出入り口を加えることもできる、という効果を奏する。
(7)上記(1)から(6)の何れかに記載の駐車場推定装置を、前記駐車場推定部の推定結果に基づいて更新された駐車場情報を含む地図情報を、前記移動体の位置情報の送信元に対して配信する地図情報配信部(例えば、後述の地図情報配信部314)を更に備えるようにしてもよい。
上記(7)によれば、推定結果に基づいて更新された駐車場情報を含む地図情報を移動情報の送信元に配信することができる。従って、例えば移動情報の送信元において、更新された駐車場情報を、例えば、ナビゲーション(経路案内)に利用できる、という効果を奏する。
(8)本発明の駐車場推定方法は、コンピュータ(例えば、後述の駐車場推定装置1)が行う駐車場推定方法であって、複数の移動体(例えば、後述の車両50)の位置情報を各移動体の識別情報と共に受信する受信ステップと、前記複数の移動体の位置情報それぞれに基づいて、移動体が複数回駐車した位置を判定対象位置として特定する判定対象位置特定ステップと、前記判定位置における複数回の駐車が、不特定の移動体よる駐車であるか否かを前記移動体の識別情報に基づいて判定し、不特定の移動体が駐車であると判定された場合には、前記判定対象位置は駐車場であると推定する駐車場推定ステップと、を備える。
上記(8)の方法によれば、(1)の駐車場推定装置と同様の効果を奏する。
本発明によれば、従来に比して、より詳細な推定を行うことが可能となる。
本発明の実施形態である情報分析システム全体の基本的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における車載ナビゲーション装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における携帯端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における駐車場推定装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における位置情報データベースの例を示す図である。 本発明の実施形態における駐車場推定について説明するための模式図である。 本発明の実施形態における駐車場領域の推定について説明するための模式図である。 本発明の実施形態における駐車場情報の表示例について示すための模式図(1/2)である。 本発明の実施形態における駐車場情報の表示例について示すための模式図(2/2)である。 本発明の実施形態における位置情報の収集及び位置情報データベースの更新時の基本的動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における駐車場推定処理時の基本的動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の情報分析システムの好ましい一実施形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
<地図情報更新システム1の全体構成>
本発明の好ましい一実施形態に係る地図情報更新システム1について説明する。図1に、地図情報更新システム1の全体構成を示す。
図1に示すように、地図情報更新システム1は、車載ナビゲーション装置10と、携帯端末20と、駐車場推定装置30と、を含んで構成される。これら各装置及び各端末は、通信網40を介して相互に通信可能に接続される。なお、図中では、これら各装置及び各端末にて送受信される情報についても図示しているが、これらの情報はあくまで一例である。本実施形態にて、図示をしている以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
車載ナビゲーション装置10は、車両50aに乗車したユーザに対して、ナビゲーション(経路案内)を行う装置である。車載ナビゲーション装置10は、ユーザの要求に基づき、現在位置から目的地までの経路案内を行う。また、車載ナビゲーション装置10は、車載ナビゲーション装置10の位置情報を測位する機能も有する。車載ナビゲーション装置10が測位した位置情報は、車載ナビゲーション装置10を識別するための識別情報と共に駐車場推定装置30に対して適宜送信される。ここで、車載ナビゲーション装置10と車両50aは1対1の組として利用されているので、送信される位置情報及び識別情報は、実質的に、車両50aの位置情報及び識別情報とみなすことができる。
車載ナビゲーション装置10は、移動体である車両50aに据え付けられたカーナビゲーション装置や、移動体である車両50aに簡易的に設置され可搬可能なPND(Portable Navigation Device)によりにより実現することができる。
携帯端末20は、車両50bに乗車したユーザが利用する携帯端末である。携帯端末20は、上述した車載ナビゲーション装置10と同様に、携帯端末20の位置情報(すなわち、車両50bの位置情報)を測位する機能を有する。携帯端末20が測位した位置情報は、車載ナビゲーション装置10が測位した位置情報と同様に、携帯端末20を識別するための識別情報と共に駐車場推定装置30に対して適宜送信される。ここで、携帯端末20と車両50aは1対1の組として利用されているので、送信される位置情報及び識別情報は、実質的に、車両50aの位置情報及び識別情報とみなすことができる。
携帯端末20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、ノートパソコン、その他の携帯可能な電子機器により実現することができる。
なお、図中では、車載ナビゲーション装置10と車両50aの組と、携帯端末20と車両50bの組をそれぞれ一組ずつ図示しているが、これらの組数に特に制限はない。また、以下の説明において、車載ナビゲーション装置10が搭載された車両50aや、携帯端末20を利用するユーザが乗車する車両50bを区別することなく呼ぶ場合には、末尾のアルファベットを省略して、単に「車両50」と呼ぶ。
駐車場推定装置30は、本実施形態特有の処理として、駐車場を推定する装置であり、例えば、一般ユーザが料金等を支払うことにより(あるいは無料で)利用できる公的なパブリックな駐車場と考えられる駐車場の位置を推定する装置である。
駐車場推定装置30は、駐車場情報を含んだ地図情報のデータベースである、地図情報を記憶している。また、駐車場推定装置30は、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20から、各車両50の位置情報及び識別情報を取得することにより、各車両50の位置情報についてのデータベースである位置情報データベースを作成する。
また、駐車場推定装置30は、位置情報データベースに格納した、各車両50の位置情報及び識別情報に基づいて、駐車場の位置を推定し、推定結果に基づいて地図情報を更新する。更に、駐車場推定装置30は、更新した地図情報を、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20に対して配信する。これにより、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20も更新することができるので、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20にて、駐車場推定装置30が推定した駐車場の位置までナビゲーション(経路案内)を行うことが可能となる。
駐車場推定装置30は、例えばサーバ装置により実現することができる。
通信網40は、インターネットや携帯電話網といったネットワークや、これらを組み合わせたネットワークにより実現される。
車両50は、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20のユーザが乗車する移動体である。車両50は、例えば、四輪自動車や自動二輪車や自転車等により実現される。
<車載ナビゲーション装置10が備える機能ブロック>
次に、車載ナビゲーション装置10が備える機能ブロックについて図2のブロック図を参照して説明をする。
ここで、車載ナビゲーション装置10は、車両50aから電源の供給を受けており、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされることによって自動起動する。そして、車載ナビゲーション装置10は、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまで稼働する。
図2に示すように、車載ナビゲーション装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、センサ部14と、表示部15と、入力部16とを含んで構成される。
制御部11は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、10を構成する各部の制御を行う。制御部11の詳細については、後述する。
記憶部12は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、経路案内処理を行うためのプログラムや、駐車場推定装置30に対する位置情報の送信処理を行うためのプログラムといった各プログラム、更にその他、地図情報等の種々の情報が記憶される。図中には、記憶部12が記憶する情報として、本実施形態の説明に関わる、位置情報121、識別情報122及び地図情報123を図示する。
位置情報121は、後述のセンサ部14により測位された車載ナビゲーション装置10の位置情報(すなわち、車両50aの位置情報)である。位置情報121には、測位された位置を示す情報のみならず、測位を行った測位時刻を表す情報も含まれるようにするとよい。
また、識別情報122は、車載ナビゲーション装置10を識別するための情報である。識別情報122としては、例えば車載ナビゲーション装置10に一意に割り当てられた製造番号等を利用することができる。また、他にも、通信部13が携帯電話網等のネットワークである通信網40に接続するために、通信部13に挿入されたSIM(Subscriber Identity Module)に付与された電話番号を識別情報122として利用することができる。また、他にも、車両50aに固有に付与されたVIN(車両識別番号)やナンバープレートの番号を識別情報122として利用することができる。
識別情報122には、更に、車両50aの駐車に関しての属性情報が含まれていてもよい。属性情報とは、車両50aが駐車するために必要な駐車スペースの大きさを特定するための情報であり、例えば、車両50aのカテゴリー種別や、車両50aのサイズを示す値である。カテゴリー種別とは、例えば、軽自動車、小型車、普通車、大型車等の種別をいう。車両50aのサイズを示す値とは、例えば、車両50aの、全長、全幅及び全高を示す値をいう。
更に、地図情報123には、道路や施設等の地物に関する情報、道路情報、施設位置情報、駐車場情報等の情報が含まれる。また、地図情報123には他にも、道路及び道路地図等の背景を表示するための表示用地図データ、ノード(例えば道路の交差点、屈曲点、端点等)の位置情報及びその種別情報、各ノード間を結ぶ経路であるリンクの位置情報及びその種別情報、全てのリンクのコスト情報(例えば距離、所要時間等)に関するリンクコストデータ等を含む道路ネットワークデータ等が含まれる。
道路情報としては道路の種別や信号機等のいわゆる道路地図の情報が保存されている。
施設位置情報としては、各施設の位置情報が緯度経度の情報として保存されている。また、施設位置情報として、施設の識別情報(施設ID)、名称、施設種別(及び/又はジャンル)、電話番号、住所、営業時間、施設が飲食店であれば提供するメニュー、商品役務等に関する施設情報、等の付帯的な情報が含まれていてもよい。
駐車場情報としては、駐車場の位置情報が緯度経度の情報として保存されている。駐車場が各施設の駐車場である場合には、施設と駐車場を紐付けて保存される。また他にも、駐車場情報として、駐車場の駐車可能時間や、駐車可能台数や、駐車可能な車両50の大きさ等の情報が保存されている。これら駐車場情報には、当初から地図情報123に含まれていた駐車場情報のみならず、駐車場推定装置30が推定により生成し、車載ナビゲーション装置10に対して配信した地図情報も含まれている。
地図情報123は、車載ナビゲーション装置10製造時点で記憶部32に予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網40に接続された駐車場推定装置30や他のサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて適宜ダウンロードされる構成としてもよい。更に、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
通信部13は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)やWi−Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網40を介して通信網40を介した他の装置(例えば、駐車場推定装置30)との間の無線通信を実現する。通信部13は、例えば、後述の位置情報送信部112が、記憶部12に格納されている位置情報121及び識別情報122を、駐車場推定装置30に対して送信するために利用される。ただし、通信部13と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、位置情報121及び識別情報122以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
センサ部14は、例えばGPS(Global Positioning System)センサ、ジャイロセンサ、加速度センサ等により構成される。センサ部14は、位置情報を検出する位置検出手段としての機能を備え、GPSセンサによりGPS衛星信号を受信し、車載ナビゲーション装置10の位置情報(緯度及び経度)を測位する。センサ部14による測位は、上述したように所定の時間間隔(例えば3秒間隔)で行われる。測位した位置情報は、位置情報121として記憶部12に格納される。
なお、センサ部14は、ジャイロセンサ、加速度センサにより測定される角速度や、加速度に基づいて車載ナビゲーション装置10の位置情報の測位精度を更に高めることも可能である。
また、センサ部14は、GPS通信が困難又は不可能となった場合に、AGPS(Assisted Global Positioning System)通信を利用し、通信部13から取得される基地局情報によって車載ナビゲーション装置10の位置情報を算出することも可能である。
表示部15は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部15は、制御部11からの指示を受けて画像を表示する。表示部15が表示する情報としては、例えば、車載ナビゲーション装置10の現在位置、地図情報123から読み出された車載ナビゲーション装置10の現在位置周辺の地図情報、ユーザに設定された目的地、他の車載ナビゲーション装置10から通知された待ち合わせ情報、ルート情報、各種のユーザインタフェース等が挙げられる。
入力部16は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部15の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。入力部16からの操作入力、例えばユーザによるテンキーの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御部11に出力することで、ユーザによる選択操作や、地図の拡大縮小等の操作を実現することができる。
なお、この他、図示しないが、スピーカやマイク等を備えることもできる。スピーカは、運転者に対して音声出力を行い、マイクは、運転者によって発せられた音声等を集音する。
そうすることで、情報をスピーカから音声で出力したり、マイクを介して音声入力された運転者による各種の選択、指示を音声認識技術により、制御部11に入力したりすることもできる。
次に、制御部11の詳細について説明をする。制御部11はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random access memory)、ROM(Read Only Memory)、及びI/O(Input / output)等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部12から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部12から情報を読み出し、RAM及び記憶部12に対して情報の書き込みを行い、通信部13、センサ部14、表示部15、及び入力部16と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部11は、機能ブロックとして、経路案内部111及び位置情報送信部112を備える。
経路案内部111は、ユーザによって入力又は選択された施設等の目的地までの経路案内処理を行う部分である。
目的地までの経路案内処理は、一般的なカーナビゲーションシステムにおける経路案内処理と同等である。すなわち、経路案内部111は、記憶部12に記憶されている地図情報123に基づいて目的地までの地図を生成し、この地図上にセンサ部14により測位された車載ナビゲーション装置10の現在位置と目的地の位置と目的地までのルート情報とを重ね、これを表示部15に表示することにより経路案内を行うことができる。この場合に、更に、図示を省略したスピーカから経路案内用の音声を出力するようにしてもよい。また、道路の混雑状況の情報や天気の情報等を通信部13による通信により取得して、この取得した情報を経路案内処理に利用するようにしてもよい。
なお、目的地までの経路案内処理については、当業者によく知られているので、これ以上の詳細な説明は省略する。
位置情報送信部112は、通信部13を利用した無線通信により、記憶部12に格納されている位置情報121及び識別情報122を、駐車場推定装置30に対して送信する部分である。
位置情報送信部112による、駐車場推定装置30に対する位置情報121及び識別情報122の送信は、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされ、車載ナビゲーション装置10が自動起動してから、車両50aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまでの間、周期的に行われる。例えば、所定の時間間隔(例えば3秒間隔)でセンサ部14が測位を行う都度、リアルタイムに送信が行われる。また、リアルタイムに駐車場推定装置30に送信する替わりに、複数個まとめて(例えば3分間分の間に3秒間隔で更新された位置情報121と、識別情報122とをまとめて)、一度に送信するようにしてもよい。すなわち、いわゆるバースト送信をするようにしてもよい。かかる、所定の時間間隔の長さや、リアルタイムに送信するか、それともバースト送信するかは、本実施形態を適用する環境等に応じて、任意に設定することができる。
このようにして、リアルタイム送信やバースト送信を行うことにより、位置情報送信部112は、センサ部14が測位した車両50aの移動経路を特定するための位置情報121と、識別情報122とを、駐車場推定装置30に対して送信する。
この場合に、イグニッションスイッチがオン(エンジンを起動)にされ、車載ナビゲーション装置10が自動起動した直後に測位された位置情報121により特定される位置を最初の車両位置、すなわち出発位置として駐車場推定装置30に送信することができる。更に、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報121により特定される位置を最終の車両位置、すなわち駐車位置として駐車場推定装置30に送信することができる。
この場合、出発位置を表す位置情報121であることを示す起動情報や、駐車位置を表す位置情報121であることを示す停止情報を、位置情報121に追加してから、駐車場推定装置30に送信するようにしてもよい。例えば、起動情報であることを示すフラグを1にして送信したり、停止情報であることを示すフラグを1にして送信したりするとよい。なお、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報121(すなわち、駐車位置)については、その後イグニッションスイッチが再度オン(エンジンを起動)にされ、車載ナビゲーション装置10が再度起動した際に送信されてもよい。
また、バースト送信を行う場合であっても、経路案内部111により車両50aが目的地(例えば、或る施設)に到着したと判断された場合には、位置情報送信部112は、リアルタイムに送信を行うように切り替えるとよい。このようにすれば、或る施設に到着後、駐車位置の位置情報121が送信される前に、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)されてしまい、施設等の目的地の位置情報121が駐車場推定装置30に対して送信されない、という事態を防止することができる。
<携帯端末20が備える機能ブロック>
次に、携帯端末20が備える機能ブロックについて図3のブロック図を参照して説明をする。
ここで、上述した車載ナビゲーション装置10は、車両50aから電源の供給を受けていたが、携帯端末20は自身が備えるバッテリ(図示を省略する。)から電源の供給を受ける。ただし、バッテリを充電するために携帯端末20が車両50bのシガーソケット等から電源の供給を受けるようにしてもよい。
図3に示すように、携帯端末20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26と、近距離通信部27とを含んで構成される。
ここで、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26は、上述した車載ナビゲーション装置10が含む同名の機能ブロックと同等の機能を有している。つまり、上述した車載ナビゲーション装置10の説明における「車載ナビゲーション装置10」の文言を「携帯端末20」を置き換え、「車両50a」の文言を「車両50b」と置き換えることにより、携帯端末20の各機能ブロックの説明となるので、重複する再度の説明は省略する。
一方で、携帯端末20は、近距離通信部27を含んでいる点等で、車載ナビゲーション装置10と相違するので、この相違点について、以下説明をする。
近距離通信部27は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)といった規格に準拠した非接触の近距離通信、又はUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介した有線による近距離通信を行うための部分である。
一方で、車両50bは、近距離通信部27と通信を行うための近距離通信部を備える。例えば車両50bのECU(Electronic Control Unit)が近距離通信部を備える。
そして、携帯端末20がECUと近距離通信により通信することができる場合とは、すなわち、携帯端末20が車両50bの車内に存在する場合である。この場合、携帯端末20のセンサ部24が測位する位置情報は、車両50bの位置情報に相当することになる。携帯端末20の記憶する識別情報222は、車両50bの識別情報に相当することになる。
そこで、携帯端末20は、近距離通信部27を介してECUと近距離通信できる間は、位置情報送信部212を起動させる。そして、起動した位置情報送信部212が、車載ナビゲーション装置10の位置情報送信部112と同様にして、センサ部24が測位した車両50bの移動経路を特定するための位置情報221と、識別情報222とを、駐車場推定装置30に対して送信する。
例えば、ユーザが携帯端末20を所持して車両50bに乗車し、イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチをオンにすると、車両50bと携帯端末20とが接続(ペアリング)され、携帯端末20で測位した位置情報221及び識別情報222が携帯端末20から駐車場推定装置30に送信される。この場合、車両50bと携帯端末20とのペアリング直後に測位された位置情報121により特定される位置を最初の車両位置、すなわち出発位置として駐車場推定装置30に送信することができる。
更に、イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチがオフにされると、車両50bと携帯端末20とのペアリングが解除される。この場合、解除された直前に測位された位置情報121により特定される位置を最終の車両位置、すなわち駐車位置として駐車場推定装置30に送信することができる。
この場合に、リアルタイムで送信してもよく、バースト送信してもよい点や、駐車位置に到着したと判断された場合には、バースト送信をリアルタイムの送信に切り替えても良い点や、出発位置又は駐車位置であることを示す起動情報や停止情報を追加しても良い点や、再起動時に駐車位置を送信しても良い点も位置情報送信部112と同様である。
なお、車両50bが位置情報を測位する機能を有している場合には、センサ部24が測位する位置情報ではなく、車両50bが測位する位置情報を位置情報121として駐車場推定装置30に送信するようにしてもよい。この場合、携帯端末20から、センサ部24を省略するようにしてもよい。
<駐車場推定装置30が備える機能ブロック>
次に、駐車場推定装置30が備える機能ブロックについて図4のブロック図を参照して説明をする。
図4に示すように、駐車場推定装置30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と表示部34と、入力部35と、を含んで構成される。
制御部31は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、30を構成する各部の制御を行う。制御部31の詳細については、後述する。
記憶部32は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、情報分析処理を行うためのプログラムといった各プログラム、更にその他、地図情報等の種々の情報が記憶される。図中には、記憶部32が記憶する情報として、位置情報の分析処理に特に関する情報である、地図情報321及び位置情報データベース322を図示する。
地図情報321は、基本的に上述した地図情報123や地図情報223と同じ情報である。ただし、駐車場推定装置30は、駐車場を推定した場合にまず地図情報321を更新するので、地図情報321には、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20に配信前の最新の駐車場情報が含まれることになる。
地図情報321は、地図情報123や地図情報223と同様に、予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網40に接続されたサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて適宜ダウンロードされる構成としてもよい。更に、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
位置情報データベース322は、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから受信した位置情報121及び位置情報221と識別情報122及び識別情報222とに基づいて構築されたデータベースである。位置情報データベース322は、後述の位置情報データベース更新部311により構築される。位置情報データベース322の詳細については、位置情報データベース更新部311の説明の際に後述する。なお、以下の説明では、位置情報121及び位置情報221を区別することなく説明する際は、符号を省略して「位置情報」と呼ぶ。また、同様に識別情報122及び識別情報222を区別することなく説明する際は、符号を省略して「識別情報」と呼ぶ。
通信部33は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、3G(3rd Generation)LTE(Long Term Evolution)やWi−Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網40を介して通信網40を介した他の装置との間の無線通信を実現する。通信部33は、例えば、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから送信される位置情報及び識別情報を受信するために利用される。また、他にも通信部33は、例えば、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20に対して地図情報を送信するために利用される。
ただし、通信部33と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、これらの情報以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
表示部34は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部15は、制御部11からの指示を受けて画像を表示する。表示部15が表示する情報としては、例えば、地図情報321から読み出された地図情報や、位置情報データベース322から読み出された位置情報データベース内の各情報、各種のユーザインタフェース等が挙げられる。
入力部35は、キーボードやマウス等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。入力部16からの操作入力に基づいて、例えば、地図情報321や位置情報データベース322の修正や、更新した地図情報の送信先とする車載ナビゲーション装置10や携帯端末20の選択等の処理を行うことが可能となる。これらの操作は、例えば、駐車場推定装置30を管理する事業者により行われる。
次に、制御部31の詳細について説明をする。制御部31はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random access memory)、ROM(Read Only Memory)、及びI/O(Input / output)等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部32から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部32から情報を読み出し、RAM及び記憶部32に対して情報の書き込みを行い、通信部33、表示部34、及び入力部35と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部31は、機能ブロックとして、位置情報データベース更新部311、判定対象位置特定部312、駐車場推定部313、及び地図情報配信部314を含む。
位置情報データベース更新部311は、位置情報データベース322を構築して、適宜更新する部分である。位置情報データベース322の、データ構造の一例について図5を参照して説明する。
図5に示すように、位置情報データベース322は、上述したようにして車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから受信した「識別情報」及び「位置情報」を含む。また、識別情報に含まれている「属性情報」を含む。更に、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから受信した「位置情報」に基づいて位置情報データベース更新部311が特定した、「駐車位置」を含む。
そして、位置情報データベース更新部311は、識別情報それぞれ毎に、それぞれの属性に対応する情報をフィールドに格納することにより、位置情報データベース322を作成及び更新する。
ここで、位置情報データベース322内の「識別情報」は、上述したように位置情報の送信元である車載ナビゲーション装置10や携帯端末20を識別するための情報である。すなわち、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20に対応する車両50を識別する情報である。
位置情報データベース322内の「属性情報」は、上述したように車両50が駐車するために必要な駐車スペースの大きさを特定するための情報である。属性情報は車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから受信した識別情報に含まれているものとして説明したが、識別情報には、属性情報が必ずしも含まれていなくてもよい。
属性情報が識別情報に含まれていない場合には、予め識別情報と、この識別情報に対応する車両50の属性情報とを紐付けたテーブル(図示を省略する)を別途用意しておくとよい。そして、識別情報受信時にこのテーブルから、受信した識別情報に対応する車両50の属性情報を取得するようにするとよい。
更に、位置情報データベース322内の「駐車位置」は、車両50が駐車した位置を表す情報であり、例えば、駐車した位置の緯度や経度といった座標情報である。位置情報データベース更新部311は、識別情報と共に受信した位置情報から、駐車位置を特定する。例えば、上述したように、位置情報に駐車位置であることを示す停止情報が含まれている場合は、この位置情報により特定される位置を駐車位置として取り扱うことができる。また、上述したように、位置情報に出発位置であることを示す起動情報が含まれている場合は、出発時点まではこの位置に駐車していたと考えることができるため、この位置情報により特定される位置も駐車位置として取り扱うことができる。
また、位置情報に駐車位置であることを示す停止情報や出発位置であることを示す起動情報が含まれていない場合には、例えば、位置情報の送信が開始されて終了するまでの間の、最初に受信した位置情報や最後に受信した位置情報に対応する位置が駐車位置であるとみなすこともできる。また、他にも送信される位置情報に対応する位置が一定時間以上変化しないような場合に、この位置を駐車位置とみなすこともできる。
更に、位置情報データベース322内の「位置情報」は、位置情報の送信が開始されて終了するまでの間に受信した全ての位置情報である。これらの位置情報は、車両50の移動に伴い時間離散的に変化する位置情報であり、車両50の移動経路を表す情報である。
位置情報データベース更新部311は、何れかの車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20から位置情報及び識別情報の送信が一度開始されてから終了する都度、受信した位置情報及び識別情報に基づいて新たなフィールドに、上述した各情報を格納することにより位置情報データベース322を更新する。
次に、判定対象位置特定部312について説明する。判定対象位置特定部312は、後述の駐車場推定部131が駐車場であるか否かの判定の対象とする位置である「判定対象位置」を特定する部分である。判定対象位置特定部312は、位置情報データベースに含まれる、全ての駐車位置を取得する。そして、判定対象位置特定部312は、取得した駐車位置それぞれに基づいて、車両50が複数回駐車した位置を特定する。そして、この特定した位置を判定対象位置とする。判定対象位置は、後述の駐車場推定部313に対して通知される。
ここで、どの程度の大きさの範囲の位置に、車両50が複数回駐車していれば判定対象位置とするのかは任意に定めることができる。例えば、複数の駐車スペースを含む駐車場全体を1つの駐車場として推定する場合には、複数の駐車スペースとして想定される程度の大きさの範囲の位置に車両50が複数回駐車していれば判定対象位置とする。一方で、1つの駐車場に含まれている複数の駐車スペースの1つ1つを別個の駐車場として推定するような場合には、1つの駐車スペースとして想定される程度の大きさの範囲の位置に車両50が複数回駐車していれば判定対象位置とする。本実施形態は何れの場合にも適用できるが、以下のでは、複数の駐車スペースを含む駐車場全体を1つの駐車場として推定する場合を例にとって説明する。
次に、駐車場推定部313について説明する。駐車場推定部313は、判定対象位置特定部312に通知された判定対象位置が、駐車場であるか否か推定する部分である。推定のために、駐車場推定部313は、判定対象位置における複数回の駐車が、特定の車両50による駐車であるか、それとも不特定の車両50による駐車であるかを判定する。
具体的には、駐車場推定部313は、判定対象位置における複数回の駐車それぞれに対応する識別情報を位置情報データベースから取得し、取得した識別情報がそれぞれ同じである場合には特定の車両50による駐車であると判定する。
一方で、取得した識別情報がそれぞれ異なる場合には不特定の車両50による駐車であると判定する。また、多数の識別情報が存在する場合に、その一部のみが同じで大部分が異なるような場合にも、不特定の車両50による駐車であると判定する。そして、不特定の車両50による駐車であると判定された場合には、判定の対象とした判定対象位置を、駐車場の位置であると推定する。
本実施形態でこのように推定する理由について図6を参照しながら説明をする。図6の上段には、特定の車両50による駐車である場合について図示する。また、図6の下段には、不特定の車両50による駐車である場合について図示する。なお、図6では、説明のため、各車両の駐車位置は、重ならないように図示しているが、実際には、異なる時間に同じ場所に駐車した各車両の駐車位置が重なりあう。
まず、図6の上段を参照すると、判定対象位置61内に、車両a駐車位置71aが複数含まれている。これは、判定対象位置61内に、特定の車両50aのみが複数回駐車していることを意味する。本実施形態では、このように判定対象位置に同じ識別情報に対応する特定の車両50が複数回駐車している場合には、この場所はプライベートな駐車場であるので、一般ユーザに向けて配信する駐車場情報に含ませるべきでないと考えて、そもそも駐車場とは推定しないようにする。
一方で、図6の下段を参照すると、判定対象位置62内に、車両a駐車位置71a、車両b駐車位置71b、・・・、車両g駐車位置71gというように、7台の異なる車両50の駐車位置が含まれている。これは、判定対象位置62内に、不特定の7つの車両が駐車していることを意味する。本実施形態では、このように判定対象位置に異なる識別情報に対応する不特定の車両50が複数回駐車している場合には、この場所はパブリックな駐車場であるので、一般ユーザに向けて配信する駐車場情報に含ませるべきと考えて、駐車場と推定する。つまり、本実施形態では、複数回の駐車という事実のみに基づいて駐車場を推定するのではなく、不特定な車両50に駐車であるか否かに基づいて、プライベートな駐車場であるか、パブリックな駐車場であるかも考慮して推定を行う。つまり、本実施形態によれば、従来に比して、より詳細な推定を行うことが可能となる。
なお図6では、判定対象位置の形状及び車両停車位置の形状を円形で示しているが、これは説明の便宜上のためであり、駐車場推定部313の処理において、判定対象位置の形状及び車両停車位置の形状を円形として処理を行ってもよい、矩形等の多角形として処理を行ってもよい。
駐車場推定部313は、駐車場と推定した判定対象位置の位置情報を、駐車場の位置情報として、地図情報321に格納されている地図情報に追加する。つまり、地図情報を更新する。これにより、地図情報に含まれていなかった新たな駐車場の位置情報が地図情報に追加されることとなる。なお、すでに推定した駐車場の位置情報が、地図情報321に含まれている場合には、重複して登録しないようにする。
駐車場推定部313は、これ以外の更なる推定を行うことにより、位置情報以外の情報を駐車場情報に追加することもできる。
例えば、駐車場推定部313は、位置情報に含まれている測位時刻を表す情報に基づいて、推定した駐車場における駐車可能時間帯を更に推定し、この推定した駐車可能時間帯を駐車場情報に追加することもできる。この場合、駐車場推定部313は、推定した駐車場における駐車に時間的な周期性が有るか否かを、測位時刻を表す情報に基づいて判定する。そして、時間的な周期性が有ると判定された場合には該時間的な周期性に基づいて、前記推定した駐車場における駐車可能時間帯を推定する。例えば、周期的に昼だけ駐車されているのであれば昼だけ営業している駐車場であると推定したり、昼間のみならず夜間も駐車されていれば、24時間営業している駐車場であると推定したりすることができる。
他にも例えば、駐車場推定部313は、推定した駐車場における駐車可能台数を推定し、この推定した駐車可能台数を駐車場情報に追加することもできる。この場合、駐車場推定部313は、推定した駐車場の位置における、複数の車両50が駐車した位置の分布の状態に基づいて、駐車場と考えられる領域を特定する。
この点について図7を参照して説明をする図7の上段には、車両50の分布の第1例を示す。また、図7の下段には、車両50の分布の第2例を示す。駐車場推定部313は、判定対象位置内に含まれる複数の駐車位置の全てが含まれる領域を、駐車場と考えられる領域(以下「推定駐車場領域」と呼ぶ。)として推定する。
例えば、図中に示すように推定駐車場領域を矩形で特定する場合に、判定対象位置内に含まれる複数の駐車位置の全てが含まれるように矩形の大きさを調整し、この調整後の矩形の大きさを推定駐車場領域とする。なお、推定駐車場領域は矩形以外の多角形や円形で特定するようにしてもよい。また、予め決定した形状ではなく、例えば各駐車位置を頂点とする多角形で推定駐車場領域を特定するようにしてもよい。そして、駐車場推定部313は、推定駐車場領域の面積を駐車場の面積として推定し、この推定した駐車場の面積から駐車場における駐車可能台数を推定する。つまり、推定駐車場領域の面積を算出し、この算出された面積を、1台あたりの駐車スペースと考えられる所定の面積で除算することにより駐車可能台数を推定する。
図7の例では、図7上段の第1分布例では、判定対象位置63内の一部に駐車位置が集中している分布となっており、これに伴い推定駐車場領域64は狭くなっている。つまり、面積が狭く駐車台数が比較的少ない駐車場であると推定される。一方で、図7下段の第2分布例では、判定対象位置65内の全体に駐車位置が分散している分布となっており、これに伴い推定駐車場領域66は広くなっている。つまり、面積が広く駐車台数が比較的多い駐車場であると推定される。
他にも例えば、駐車場推定部313は、推定した駐車場における駐車可能な車両50の大きさを推定し、この推定した駐車可能な車両50の大きさを駐車場情報に追加することもできる。この場合、駐車場推定部313は、推定した駐車場内に駐車した車両50のそれぞれについての属性情報を位置情報データベースから取得する。そして、属性情報により特定される車両50の大きさを、推定した駐車場における駐車可能な車両50の大きさとして推定する。例えば、属性情報により特定される車両50の大きさが「大型車」であれば、大型車が駐車できる駐車場であると推定する。
他にも例えば、駐車場推定部313は、推定した駐車場の出入り口を推定し、この推定した駐車可能な車両50の出入り口を駐車場情報に追加することもできる。この場合、駐車場推定部313は、推定した駐車場内に駐車した車両50のそれぞれについての移動情報を位置情報データベースから取得する。そして、この移動情報に基づいて、各車両50の移動経路を特定する。そして、駐車前の所定時間における移動経路又は駐車後の所定時間における移動経路に着目し、これらの移動経路において各車両50が同じ箇所を通過している場合に、この箇所を駐車場の出入り口であると推定する。
次に、地図情報配信部314について説明をする。地図情報配信部314は、上述したように、駐車場推定部313の推定結果に基づいて更新された駐車場情報を含む地図情報を、移動情報の送信元である、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20の各々に対して送信する。つまり、更新された駐車場情報を含む地図情報を配信する。車載ナビゲーション装置10や携帯端末20は、配信された地図情報により、自身が記憶する地図情報123や地図情報223を更新する。これにより、経路案内部111や経路案内部211により以後行われるナビゲーション(経路案内)にて、駐車場推定部313の推定した駐車場情報が活用される。
従って、本実施形態によれば、例えば駐車場情報が整備されていない場所であっても、駐車場の経路案内を行うようなことができる。また、実際に現地に訪れたりして確認する必要があった駐車場の広さも推定できる。更に、例えば、駐車場情報にはあまり追加されない、花見の時期等の一時的な駐車場や、滝などの観光名所の近くの山間部の駐車場等についても経路案内を行うことができる。
<駐車場情報の活用>
次に、駐車場推定部313の推定した駐車場情報が含まれる地図情報の、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20における表示例について、図8及び図9を参照して説明する。この表示例は、経路案内部111や経路案内部211により行われるナビゲーション(経路案内)時に、表示部15や表示部25に表示される表示の例である。
図8に示すように、通常のナビゲーション(経路案内)時には、地図情報81の表示に重ねて、車両50の現在位置を表すアイコンである車両位置83や、駐車場や飲食店やコンビニのアイコンが表示される。ここで、例えば駐車場82として図示しているアイコンが、駐車場推定部313の推定した駐車場情報に対応するアイコンであるとする。アイコンは、駐車場推定部313の推定した駐車場の位置に対応して表示される。
この場合に、例えば、駐車する場所を探しているユーザが駐車場82を選択する操作を行ったとする。すると、表示は図9に示すように遷移する。
図9に示すように、画面左には、図8と同様に地図情報81や各アイコンが表示される。特に中央付近にユーザにより選択された駐車場84のアイコンが示される。この選択された駐車場84は、図8の駐車場82に相当するものである。そして、画面右には、駐車場推定部313の推定した駐車場情報が表示される。例えば、選択された駐車場84の駐車場可能台数や、駐車可能時間帯や、駐車可能な車両50の大きさ(サイズ)等がテキスト等で表示される。また、図7を参照して説明した推定駐車場領域の大きさや形状を、推定駐車場領域86のように表示したり、推定した出入り口を推定出入り口87のように、現在の地図の表示している方角に対応した矢印のように表示したりしてもよい。
ユーザは、このような多様な駐車場情報を参照することにより、自身の要望に沿った駐車場を選択することができる。また、自身の要望に沿った駐車場を目的地と設定することにより、自身の要望に沿った駐車場までのナビゲーション(経路案内)を受けることが可能となる。
<本実施形態の動作>
次に、図10及び図11のフローチャートを参照して、本実施形態の動作について説明する。ここで、図10は、位置情報の収集及び位置情報データベース322の更新時の動作を示すフローチャートである。また、図11は、駐車場の推定及び地図情報の配信時の動作を示すフローチャートである。
まず、車載ナビゲーション装置10についての位置情報の収集及び位置情報データベース322の更新時の動作について図10を参照して説明する。
位置情報送信部112が位置情報の送信を開始するか否かを判定する(ステップS11)。ここで、上述したように、車両50aのイグニッションスイッチがオンとなった場合に送信が開始される。イグニッションスイッチがオフのままの場合には(ステップS11にてNo)、位置情報送信部112による送信は開始されない。一方で、イグニッションスイッチがオンとなった場合には(ステップS11にてYes)、ステップS12に進む。
ステップS12では、センサ部14が、車載ナビゲーション装置10の位置を測位することにより位置情報を取得する(ステップS12)。
位置情報送信部112は、センサ部14から位置情報を取得し、取得した位置情報及び識別情報を駐車場推定装置30に対して、所定の周期で、リアルタイム送信又はバースト送信をする(ステップS13)。
次に、位置情報送信部112が位置情報の送信を終了するか否かを判定する(ステップS14)。上述したように、車両50aのイグニッションスイッチがオフとなった場合に送信が終了となる。車両50aのイグニッションスイッチがオンのままの場合には(ステップS14にてNo)、ステップS12における測位及びステップS13における送信が繰り返される。
一方で、車両50aのイグニッションスイッチがオフとなった場合には(ステップS14にてYes)、ステップS15に進む。
ステップS15では、駐車場推定装置30の位置情報データベース更新部311が、ステップS12及びステップS13の繰り返しにより送信された位置情報に基づいて位置情報データベース322を更新する(ステップS15)。
以上説明した動作により、位置情報の収集及び位置情報データベースの更新が実現される。
次に、携帯端末20についての位置情報の収集及び位置情報データベースの更新時の動作について説明する。携帯端末20については、上述の説明における、位置情報送信部112を位置情報送信部212に置き換え、センサ部14をセンサ部24に置き換え、ステップS11にてYesとなる基準を「イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチがオンとなり、車両50bと携帯端末20がペアリングした場合」に置き換え、ステップS14にてYesとなる基準を「イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチがオフとなり、車両50bと携帯端末20のペアリングが解除された場合」に置き換えればよい。従って重複する説明を省略する。
次に、図11のフローチャートを参照して、駐車場推定装置30による、駐車場の推定及び地図情報の配信時の動作について説明をする。
まず、判定対象位置特定部312が位置情報データベースから判定に必要な、各車両50について駐車位置を取得する。そして、取得した駐車位置に基づいて判定対象位置を特定する(ステップS21)
次に、駐車場推定部313が、ステップS21にて特定された判定対象位置に対して判定を行うことにおり、駐車場を推定する(ステップS22)。
更に、駐車場推定部313は、ステップS22における推定結果に基づいて、地図情報321に推定した駐車場情報を追加することにより、地図情報321を更新する(ステップS23)。
次に、地図情報配信部314は、更新後の地図情報を車載ナビゲーション装置10や携帯端末20に対して送信することにより、配信を行う(ステップS24)。これにより、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20では、例えば図8や図9を参照して説明したような表示により、ナビゲーション(経路案内)を行うことができる。
以上説明した、本実施形態によれば、従来に比して、より詳細な推定を行うことが可能となる、という効果を奏する。
<ハードウェア及びソフトウェアについて>
なお、上記のナビゲーションシステムに含まれる各機器のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記のナビゲーションシステムに含まれる各機器のそれぞれが協働することにより行なわれるナビゲーション方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<変形例>
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、図2、図3及び図4の機能的構成は例示に過ぎず、本実施形態の機能的構成を限定するものではない。すなわち、本発明の情報分析機能に関する一連の処理を全体として実行できる機能が各機器に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2、図3、図3及び図4の例に限定されない。
また、他の変形例として、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20を、経路案内機能を有さない他の装置により実現してもよい。すなわち、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20による経路案内機能は、必須の構成ではない。この場合に、駐車場推定装置30が更に経路案内機能を備えており、駐車場推定装置30が、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20と通信を行うことにより経路案内を行うようにしてもよい。
更に、他の変形例として、上述の実施形態では、駐車場推定装置30を1つのサーバ装置等により実現すると説明したが、駐車場推定装置30の各機能を、適宜複数のサーバ装置に分散する、分散処理システムとしてもよい。また、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して、駐車場推定装置30の各機能を実現してもよい。
1 情報分析システム
10 車載ナビゲーション装置
11、21、31 制御部
111、211 経路案内部
112、212 位置情報送信部
12、22、32 記憶部
121、221 位置情報
122、222 識別情報
123、223 地図情報
13、23、33 通信部
14、24 センサ部
15、25 表示部
16、26 入力部
20 携帯端末
27 近距離通信部
30 駐車場推定装置
311 位置情報データベース更新部
312 判定対象装置特定部
313 駐車場推定部
314 地図情報配信部
321 位置情報データベース
322 地図情報
40 通信網
50a、50b 車両

Claims (8)

  1. 複数の移動体の位置情報を各移動体の識別情報と共に受信する受信部と、
    前記複数の移動体の位置情報それぞれに基づいて、移動体が複数回駐車した位置を判定対象位置として特定する判定対象位置特定部と、
    前記判定位置における複数回の駐車が、不特定の移動体よる駐車であるか否かを前記移動体の識別情報に基づいて判定し、不特定の移動体が駐車であると判定された場合には、前記判定対象位置は駐車場であると推定する駐車場推定部と、
    を備えることを特徴とする駐車場推定装置。
  2. 前記受信部はさらに、前記複数の移動体の起動情報及び停止情報の何れか又は双方を受信し、
    前記判定対象位置特定部はさらに、前記起動情報により特定される位置及び前記停止情報により特定される位置の何れか又は双方を、前記移動体が駐車した位置と特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の駐車場推定装置。
  3. 前記受信部が受信する前記移動体の位置情報には位置情報の測位時刻を表す情報が含まれており、
    前記駐車場推定部はさらに、前記推定した駐車場における駐車に時間的な周期性が有るか否かを前記測位時刻を表す情報に基づいて判定し、時間的な周期性が有ると判定された場合には該時間的な周期性に基づいて、前記推定した駐車場における駐車可能時間帯を推定することを特徴とする請求項1又は2に記載の駐車場推定装置。
  4. 前記駐車場推定部はさらに、前記推定した駐車場の位置における、複数の移動体が駐車した位置の分布の状態に基づいて、駐車場の面積を推定し、該推定した駐車場の面積から該駐車場における駐車可能台数を推定することを特徴とする請求項1から3までの何れか1項に記載の駐車場推定装置。
  5. 前記受信部はさらに、前記移動体の移動体種別情報を受信し、
    前記駐車場推定部はさらに、前記移動体種別情報に基づいて、前記推定した駐車場における駐車可能な移動体の大きさを推定することを特徴とする請求項1から4までの何れか1項に記載の駐車場推定装置。
  6. 前記駐車場推定部はさらに、前記移動体の位置情報に基づいて、前記推定した駐車場に駐車した移動体の前記推定した駐車場への進入又は退出した経路を特定し、該経路を前記推定した駐車場の出入り口として推定することを特徴とする請求項1から5までの何れか1項に記載の駐車場推定装置。
  7. 前記駐車場推定部の推定結果に基づいて更新された駐車場情報を含む地図情報を、前記移動体の位置情報の送信元に対して配信する地図情報配信部を更に備えることを特徴とする請求項1から6までの何れか1項に記載の駐車場推定装置。
  8. コンピュータが行う駐車場推定方法であって、
    複数の移動体の位置情報を各移動体の識別情報と共に受信する受信ステップと、
    前記複数の移動体の位置情報それぞれに基づいて、移動体が複数回駐車した位置を判定対象位置として特定する判定対象位置特定ステップと、
    前記判定位置における複数回の駐車が、不特定の移動体よる駐車であるか否かを前記移動体の識別情報に基づいて判定し、不特定の移動体が駐車であると判定された場合には、前記判定対象位置は駐車場であると推定する駐車場推定ステップと、
    を備えることを特徴とする駐車場推定方法。
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