WO2019181329A1 - 情報分析装置及び情報分析方法 - Google Patents

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    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles

Definitions

  • the route guidance unit 111 determines that the vehicle 60a has arrived at a destination such as a facility
  • the position information transmission unit 112 performs transmission in real time. It is good to switch. In this way, after arriving at the destination such as the facility, before the location information 121 of the destination such as the facility is transmitted, the ignition switch is turned off (engine stopped), and the location of the destination such as the facility is detected. A situation in which the information 121 is not transmitted to the information analysis apparatus 30 can be prevented.
  • the parking position is compared with the position of each facility included in the map information 321 (and the position of the parking lot associated with the facility), and the specified parking position and the position of any facility (and the facility) If the locations of the parking lots associated with each other match, it is determined that the user has arrived at this facility by the vehicle 60 and stayed there. Then, the facility identification information (facility ID) included in the map information 321 is stored in the visited facility field in the location information database 322.
  • the “identification information” in the position information database 322 is information for identifying the in-vehicle navigation device 10 or the portable terminal 20 that is the transmission source of the position information as described above. That is, the information identifies the vehicle 60 corresponding to the in-vehicle navigation device 10 or the mobile terminal 20.
  • the position information database creation unit 311 stores the identification information received together with the position information in the field.
  • the facility information distribution unit 314 displays “B”.
  • Information for distribution (for example, a coupon that can be used with “B”) may be distributed to the user of the mobile object. If there is no other brand facility facility “B” belonging to the same category as the designated facility “A”, an advertising space is sold in advance to another company, and the facility “A” Information for distribution relating to facilities belonging to the other category to which "" does not belong may be distributed. By doing so, the facility information distribution unit 314 can reduce the waste of advertisements and coupons, and can provide more accurate targeting advertisements to mobile users.
  • step S23 the duplicate visit facility extraction unit 313 sets one facility category (for example, a Chinese restaurant) as a category for analyzing the presence or absence of overlap.
  • one facility category for example, a Chinese restaurant

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Abstract

移動体の訪問した施設の分析からより確度の高いターゲティング広告を行う。 情報分析装置30は、車両60の位置情報を受信する通信部33と、車両60が訪問可能な複数の施設について施設位置と施設の属するカテゴリを含む地図情報、及び複数の施設毎に配信用情報を記憶する記憶部32と、車両60の位置情報と施設位置とから施設に対する車両60の訪問を判定し移動体訪問データを記憶する移動体訪問判定部312と、施設毎に、車両60が所定期間内に訪問した施設を抽出して重複の有無を示す情報を付して出力する重複訪問施設抽出部313と、複数の施設から任意に指定された指定施設に基づいて、記憶部32に記憶された所定の施設の配信用情報を移動体のユーザに対して配信する施設情報配信部314と、を備える。

Description

情報分析装置及び情報分析方法
 本発明は、移動体の訪問した施設の分析に基づいて当該移動体のユーザに対してより確度の高いターゲティング広告を行うための、情報分析装置及び情報分析方法に関する。
 従来、飲食店等の施設において、施設への来店実績に基づき、他施設への来店を促す広告やクーポンを発行する技術が開発されている。
 例えば特許文献1には、携帯電話での決済時に、他の加盟店への案内情報をレシートに印字し、来店を促す技術が開示されている。
 しかし、案内した他の施設の情報がユーザにとって興味がある情報か否かを把握することは困難であり、広告やクーポンの発行が無駄になることが多かった。
特開2010-092311号公報
 本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、指定施設に関する配信用情報を移動体に送信する際に、当該指定施設の属するカテゴリに関して、移動体毎に当該カテゴリに属する複数の施設に重複して訪問したか否かを抽出し、移動体の当該カテゴリに属する複数の施設への重複訪問の有無に基づいて、当該移動体に対する配信用情報を作成することにより、ユーザの特性に応じた施設の案内を可能にする情報分析装置及び情報分析方法を提供することを目的とする。
 (1)本発明の情報分析装置(例えば後述の「情報分析装置30」)は、移動体の位置情報を受信する受信部(例えば後述の「通信部33」)と、前記移動体が訪問可能な複数の施設について施設位置と施設の属するカテゴリを含む地図情報を記憶する地図情報記憶部(例えば後述の「記憶部32」)と、前記複数の施設毎に配信用情報を保管する配信用情報記憶部(例えば後述の「記憶部32」)と、前記移動体の位置情報と前記施設位置とから前記施設に対する移動体の訪問を判定し移動体訪問データを記憶する移動体訪問判定部(例えば後述の「位置情報データベース作成部311」及び「移動体訪問判定部312」)と、カテゴリ毎に、前記移動体が所定期間内に訪問した前記カテゴリに属する施設を抽出して前記カテゴリに属する複数の施設に重複して訪問したか否かを示す重複の有無情報を付して出力する重複訪問施設抽出部(例えば後述の「重複訪問施設抽出部313」)と、前記複数の施設から任意に指定された指定施設に基づいて、前記配信用情報記憶部に保管された所定の施設の配信用情報を前記移動体のユーザに対して配信する施設情報配信部(例えば後述の「施設情報配信部314」)を備える。
 上記(1)によれば、移動体が重複訪問した施設を算出することができ、移動体ユーザに対してより確度の高いターゲティング広告を提供することが可能となる。
 (2) (1)の情報分析装置(例えば、後述の「情報分析装置30」)において、前記重複訪問施設抽出部(例えば後述の「重複訪問施設抽出部313」)は、前記指定された指定施設の属する前記カテゴリに対して前記移動体が前記所定期間内に訪問した前記カテゴリに属する施設を抽出して、前記カテゴリに属する複数の施設に重複して訪問したか否かを示す重複の有無情報を付して出力し、前記施設情報配信部(例えば後述の「施設情報配信部314」)は、前記重複の有無情報が重複有りの場合に前記指定された指定施設に関する配信用情報を前記移動体のユーザに対して配信するようにしてもよい。
 上記(2)によれば、同一カテゴリに属する複数の施設を重複訪問する移ろいやすい移動体ユーザをターゲットにして、より確度の高いターゲティング広告を提供することができる。
 (3) (1)の情報分析装置(例えば、後述の「情報分析装置30」)において、前記重複訪問施設抽出部(例えば後述の「重複訪問施設抽出部313」)は、前記指定された指定施設の属する前記カテゴリに対して前記移動体が前記所定期間内に訪問した前記カテゴリに属する施設を抽出して、前記カテゴリに属する複数の施設に重複して訪問したか否かを示す重複の有無情報を付して出力し、前記施設情報配信部(例えば後述の「施設情報配信部314」)は、前記重複の有無情報が重複無しの場合に前記指定された指定施設とは異なるカテゴリに属する施設の配信用情報を前記移動体のユーザに対して配信するようにしてもよい。
 上記(3)によれば、同一カテゴリに属する施設の中で特定の施設のみを訪問する移動体ユーザを優良顧客候補としてターゲットにして、他のカテゴリの施設に関する広告を提供することができるため、より確度の高いターゲティング広告を提供することができる。
 (4) 本発明の情報分析方法は、移動体が訪問可能な複数の施設について施設位置と施設の属するカテゴリを含む地図情報を記憶する地図情報記憶部(例えば後述の「記憶部32」)と、前記複数の施設毎に配信用情報を保管する配信用情報記憶部(例えば後述の「記憶部32」)と、を有するコンピュータ(例えば、後述の「情報分析装置30」)により、前記移動体の位置情報を受信する受信ステップと、前記移動体の位置情報と前記施設位置とから前記施設に対する前記移動体の訪問を判定し移動体訪問データを記憶する移動体訪問判定ステップと、カテゴリ毎に、前記移動体が所定期間内に訪問した前記カテゴリに属する施設を抽出して前記カテゴリに属する複数の施設に重複して訪問したか否かを示す重複の有無情報を付して出力する重複訪問施設抽出ステップと、前記複数の施設から任意に指定された指定施設に基づいて、前記配信用情報記憶部に保管された所定の施設の配信用情報を前記移動体のユーザに対して配信する施設情報配信ステップと、を備える。
 上記(4)によれば、上記(1)と同様の効果を得ることができる。
 本発明によれば、指定施設に関する配信用情報を移動体に送信する際に、当該指定施設の属するカテゴリに関して、移動体毎に当該カテゴリに属する複数の施設に重複して訪問したか否かを抽出し、移動体の当該カテゴリに属する複数の施設への重複訪問の有無に基づいて、当該移動体に対する配信用情報を作成することにより、ユーザの特性に応じた施設の案内を可能にする情報分析装置及び情報分析方法を提供することができる。
本発明の実施形態である情報分析システム全体の基本的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における車載ナビゲーション装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 車載ナビゲーション装置10又は携帯端末20に表示される、施設情報配信を要求するための画面の例を示す図である。 車載ナビゲーション装置10又は携帯端末20に表示される、配信された施設の位置を表示する画面の例を示す図である。 車載ナビゲーション装置10又は携帯端末20に表示される、配信された施設情報を表示する画面の例を示す図である。 本発明の実施形態における携帯端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における情報分析装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における位置情報データベースの例を示す図である。 本発明の実施形態における位置情報の収集及び位置情報データベースの更新時の基本的動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における移動体ユーザに関する重複訪問施設分析時の動作を示すフローチャートである。
 以下、本発明の情報分析システムの好ましい一実施形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
<情報分析システム1の全体構成>
 本発明の好ましい一実施形態に係る情報分析システム1について説明する。図1に、情報分析システム1の全体構成を示す。
 図1に示すように、情報分析システム1は、車載ナビゲーション装置10と、携帯端末20と、情報分析装置30と、を含んで構成される。これら各装置及び各端末は、通信網50を介して相互に通信可能に接続される。なお、図中では、これら各装置及び各端末にて送受信される情報についても図示しているが、これらの情報はあくまで一例である。本実施形態にて、図示をしている以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
 車載ナビゲーション装置10は、車両60aに乗車したユーザに対して、ナビゲーション(経路案内)を行う装置である。車載ナビゲーション装置10は、ユーザの要求に基づき、現在位置から目的地までの経路案内を行う。また、車載ナビゲーション装置10は、車載ナビゲーション装置10の位置情報(すなわち、車両60aの位置情報)を測位する機能も有する。車載ナビゲーション装置10が測位した位置情報は、情報分析装置30に対して適宜送信される。
 車載ナビゲーション装置10は、移動体である車両60aに据え付けられ可搬可能なカーナビゲーション装置や、移動体である車両60aに簡易的に設置されたPND(Portable Navigation Device)により実現することができる。
 携帯端末20は、車両60bに乗車したユーザが利用する携帯端末である。携帯端末20は、上述した車載ナビゲーション装置10と同様に、携帯端末20の位置情報(すなわち、車両60bの位置情報)を測位する機能を有する。携帯端末20が測位した位置情報は、車載ナビゲーション装置10が測位した位置情報と同様に、情報分析装置30に対して適宜送信される。
 携帯端末20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、ノートパソコン、その他の携帯可能な電子機器により実現することができる。
 なお、図中では、車載ナビゲーション装置10と車両60aの組と、携帯端末20と車両60bの組をそれぞれ一組ずつ図示しているが、これらの組数に特に制限はない。また、以下の説明において、車載ナビゲーション装置10が搭載された車両60aや、携帯端末20を利用するユーザが乗車する車両60bを区別することなく呼ぶ場合には、末尾のアルファベットを省略して、単に「車両60」と呼ぶ。
 情報分析装置30は、本実施形態特有の処理である、移動体が所定期間内に訪問した施設を抽出して重複の有無の分析処理を行う装置である。情報分析装置30は、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20から、各車両60の位置情報を取得することにより、各車両60の位置情報についてのデータベースである位置情報データベースを作成する。そして、情報分析装置30は、作成した位置情報データベースを分析することにより、各車両60それぞれについて、訪問した訪問施設、訪問回数等を特定する。
 また、情報分析装置30は、特定した訪問施設、訪問回数等に基づいて、訪問施設の属するカテゴリ毎に当該ユーザの複数施設への訪問の重複の有無情報を作成する。カテゴリ毎に作成された複数施設への訪問の重複の有無情報に基づいて、当該カテゴリに関連する施設に関する配信用情報の配信先を決定し、施設情報を当該配信先に配信する。これら分析情報や分析条件の詳細な内容については後述する。情報分析装置30は、例えば1つ以上のコンピュータから構成されるサーバシステムにより実現することができる。
 通信網50は、インターネットや携帯電話網といったネットワークや、これらを組合せたネットワークにより実現される。また、ネットワークの一部に、LAN(Local Area Network)が含まれていてもよい。
 車両60は、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20のユーザが乗車する移動体である。車両60は、例えば、四輪自動車、自動二輪車、自転車等により実現される。
<車載ナビゲーション装置10が備える機能ブロック>
 次に、車載ナビゲーション装置10が備える機能ブロックについて図2のブロック図を参照して説明をする。
 ここで、車載ナビゲーション装置10は、車両60aから電源の供給を受けており、車両60aに乗車したユーザにより車両60aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされることによって自動起動する。そして、車載ナビゲーション装置10は、車両60aに乗車したユーザにより車両60aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまで稼働する。
 図2に示すように、車載ナビゲーション装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、センサ部14と、表示部15と、入力部16とを含んで構成される。
 制御部11は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、車載ナビゲーション装置10を構成する各部の制御を行う。制御部11の詳細については、後述する。
 記憶部12は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、経路案内処理を行うためのプログラムや、情報分析装置30に対する位置情報の送信処理を行うためのプログラムといった各プログラム、さらにその他、地図情報等の種々の情報が記憶される。図中には、記憶部12が記憶する情報として、位置情報の送信処理に特に関する情報である、位置情報121及び識別情報122を図示する。
 位置情報121は、後述のセンサ部14により測位された車載ナビゲーション装置10の位置情報(すなわち、車両60aの位置情報)である。位置情報121には、測位された位置を示す情報のみならず、測位を行った時刻も含まれるようにするとよい。
 また、識別情報122は、車載ナビゲーション装置10を識別するための情報である。識別情報122としては、例えば車載ナビゲーション装置10に一意に割り当てられた製造番号等を利用することができる。また、他にも、通信部13が携帯電話網等のネットワークである通信網50に接続するために、通信部13に挿入されたSIM(Subscriber Identity Module)に付与された電話番号を識別情報122として利用することができる。また、他にも、車両60aに固有に付与されたVIN(車両識別番号)やナンバープレートの番号を識別情報122として利用することができる。
 これらの記憶部12に格納される各情報については、記憶部12に予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網50に接続されたサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて適宜ダウンロードされる構成としてもよい。さらに、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
 通信部13は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、3G(3rd Generation)LTE(Long Term Evolution)やWi-Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網50を介して通信網50を介した他の装置(例えば、情報分析装置30)との間の無線通信を実現する。通信部13は、例えば、後述の位置情報送信部112が、記憶部12に格納されている位置情報121及び識別情報122を、情報分析装置30に対して送信するために利用される。ただし、通信部13と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、位置情報121及び識別情報122以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
 センサ部14は、例えばGPS(Global Positioning System)センサ、ジャイロセンサ、加速度センサ等により構成される。センサ部14は、位置情報を検出する位置検出手段としての機能を備え、GPSセンサによりGPS衛星信号を受信し、車載ナビゲーション装置10の位置情報(緯度及び経度)を測位する。センサ部14による測位は、上述したように所定の時間間隔(例えば3秒間隔)で行われる。測位した位置情報は、位置情報121として記憶部12に格納される。
 なお、センサ部14は、ジャイロセンサ、加速度センサにより測定される角速度や、加速度に基づいて車載ナビゲーション装置10の位置情報の測位精度をさらに高めることも可能である。
 また、センサ部14は、GPS通信が困難又は不可能となった場合に、AGPS(Assisted Global Positioning System)通信を利用し、通信部13から取得される基地局情報によって車載ナビゲーション装置10の位置情報を算出することも可能である。
 表示部15は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部15は、制御部11からの指示を受けて画像を表示する。表示部15が表示する情報としては、例えば、車載ナビゲーション装置10の現在位置、地図情報から読み出された車載ナビゲーション装置10の現在位置周辺の地図情報、ユーザに設定された目的地、他の車載ナビゲーション装置10から通知された待ち合わせ情報、ルート情報、各種のユーザインタフェース等が挙げられる。
 入力部16は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部15の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。入力部16からの操作入力、例えばユーザによるテンキーの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御部11に出力することで、ユーザによる選択操作や、地図の拡大縮小等の操作を実現することができる。
 なお、この他、図示しないが、スピーカやマイク等を備えることもできる。スピーカは、運転者に対して音声出力を行い、マイクは、運転者によって発せられた音声等を集音する。
 そうすることで、情報をスピーカから音声で出力したり、マイクを介して音声入力された運転者による各種の選択、指示を音声認識技術により、制御部11に入力したりすることもできる。
 次に、制御部11の詳細について説明をする。制御部11はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びI/O(Input / Output)等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部12から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部12から情報を読み出し、RAM及び記憶部12に対して情報の書き込みを行い、通信部13、センサ部14、表示部15、及び入力部16と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
 制御部11は、機能ブロックとして、経路案内部111、位置情報送信部112、及び施設情報取得部113を備える。
 経路案内部111は、ユーザによって入力又は選択された施設等の目的地までの経路案内処理を行う部分である。
 目的地までの経路案内処理は、一般的なカーナビゲーションシステムにおける経路案内処理と同等である。すなわち、経路案内部111は、記憶部12に記憶されている地図情報(図示を省略する。)に基づいて目的地までの地図を生成し、この地図上にセンサ部14により測位された車載ナビゲーション装置10の現在位置と目的地の位置と目的地までのルート情報とを重ね、これを表示部15に表示することにより経路案内を行うことができる。この場合に、さらに、図示を省略したスピーカから経路案内用の音声を出力するようにしてもよい。また、道路の混雑状況の情報や天気の情報等を通信部13による通信により取得して、この取得した情報を経路案内処理に利用するようにしてもよい。
 なお、目的地までの経路案内処理については、当業者によく知られているので、これ以上の詳細な説明は省略する。
 位置情報送信部112は、通信部13を利用した無線通信により、記憶部12に格納されている位置情報121及び識別情報122を、情報分析装置30に対して送信する部分である。
 位置情報送信部112による、情報分析装置30に対する位置情報121及び識別情報122の送信は、車両60aに乗車したユーザにより車両60aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされ、車載ナビゲーション装置10が自動起動してから、車両60aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまでの間、周期的に行われる。例えば、所定の時間間隔(例えば3秒間隔)でセンサ部14が測位を行う都度、リアルタイムに送信が行われる。また、リアルタイムに情報分析装置30に送信する替わりに、複数個まとめて(例えば3分間分の間に3秒間隔で更新された位置情報121と、識別情報122とをまとめて)、一度に送信するようにしてもよい。すなわち、いわゆるバースト送信をするようにしてもよい。かかる、所定の時間間隔の長さや、リアルタイムに送信するか、それともバースト送信するかは、本実施形態を適用する環境等に応じて、任意に設定することができる。
 このようにして、リアルタイム送信やバースト送信を行うことにより、位置情報送信部112は、センサ部14が測位した車両60aの移動経路を特定するための位置情報121と、識別情報122とを、情報分析装置30に対して送信する。
 この場合に、イグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされ、車載ナビゲーション装置10が自動起動した直後に測位された位置情報121により特定される位置を最初の車両位置、すなわち出発位置として情報分析装置30に送信することができる。さらに、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報121により特定される位置を最終の車両位置、すなわち駐車位置として情報分析装置30に送信することができる。
 この場合、出発位置を表す位置情報121であることや停車位置を表す位置情報121であることを示す情報(例えば、これらを示すフラグを1にする。)を、位置情報121に追加してから、情報分析装置30に送信するようにしてもよい。なお、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報121(すなわち、停車位置)については、イグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされ、車載ナビゲーション装置10が再度起動した際に送信されてもよい。
 また、バースト送信を行う場合であっても、経路案内部111により車両60aが施設等の目的地に到着したと判断された場合には、位置情報送信部112は、リアルタイムに送信を行うように切り替えるとよい。このようにすれば、施設等の目的地に到着後、施設等の目的地の位置情報121が送信される前に、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)されてしまい、施設等の目的地の位置情報121が情報分析装置30に対して送信されない、という事態を防止することができる。
 施設情報取得部113は、施設に関する配信用情報を情報分析装置30から受信して取得する。そして、施設情報取得部113は、情報分析装置30から取得した施設情報を例えば表示部15へ出力する等により、ユーザに提供することができる。
 具体的には、施設情報取得部113は、ユーザが車両60aを運転して移動するとき、情報分析装置30により配信される施設に関する配信用情報(以下、単に「施設情報」ともいう)を受信して取得することができる。
 なお、施設情報取得部113は、後述するように、ユーザが車両60aを運転して情報分析装置30により当該ユーザを配信用情報の配信先のターゲットとした施設の近傍を移動するとき、当該施設に関する配信用情報を受信して取得するようにしてもよい。
 なお、車両60aのユーザは、情報分析装置30に対して施設情報を配信するか否かを明示的に要求するようにしてもよい。この場合、施設情報取得部113は、図3Aに示すように、表示部15に、例えば「施設情報配信開始ON」ボタンを表示するようにしてもよい。そうすることで、ユーザによる当該ボタンのタッチ操作により、施設情報配信開始をオンに操作された場合、施設情報取得部113は、通信部13を介して、情報配信開始要求を、情報分析装置30に送信するように構成することができる。
 そうすることで、施設情報取得部113は、情報分析装置30から配信される施設情報を受信して取得することが可能となる。なお、施設情報配信開始のデフォルトをオンとすることで、施設情報取得部113は、情報分析装置30から施設情報を受信して取得するようにしてもよい。
 施設情報取得部113は、情報分析装置30から取得した施設情報に基づいて、例えば表示部15に、図3Bに示すように、車両60aの現在位置周辺の地図上に配信された施設の位置を表示することができる。また、図3Cに示すように表示部15に施設情報を表示させる。なお、図3B及び図3Cでは、施設が1個所あるケースを例示しているが、複数の施設に関する配信用情報が配信される場合、ユーザの画面切り換え操作等により、施設情報取得部113は、表示部15にスクロール可能に施設情報を表示させることで、ユーザに対して立ち寄りたい施設を選択させるようにしてもよい。
 以上、車載ナビゲーション装置10の構成について説明した。
<携帯端末20が備える機能ブロック>
 次に、携帯端末20が備える機能ブロックについて図4のブロック図を参照して説明をする。
 ここで、上述した車載ナビゲーション装置10は、車両60aから電源の供給を受けていたが、携帯端末20は自身が備えるバッテリ(図示を省略する。)から電源の供給を受ける。ただし、バッテリを充電するために携帯端末20が車両60bのシガーソケット等から電源の供給を受けるようにしてもよい。
 図4に示すように、携帯端末20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26と、近距離通信部27とを含んで構成される。
 ここで、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26は、上述した車載ナビゲーション装置10が含む同名の機能ブロックと同等の機能を有している。つまり、上述した車載ナビゲーション装置10の説明における「車載ナビゲーション装置10」の文言を「携帯端末20」を置き換えることにより、携帯端末20の各機能ブロックの説明となるので、重複する再度の説明は省略する。
 一方で、携帯端末20は、近距離通信部27を含んでいる点等で、車載ナビゲーション装置10と相違するので、この相違点について、以下説明をする。
 近距離通信部27は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)といった規格に準拠した非接触の近距離通信、又はUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介した有線による近距離通信を行うための部分である。
 一方で、車両60bは、近距離通信部27と通信を行うための近距離通信部を備える。例えば車両60bのECU(Electronic Control Unit)が近距離通信部を備える。
 そして、携帯端末20がECUと近距離通信により通信することができる場合とは、すなわち、携帯端末20が車両60bの車内に存在する場合である。この場合、携帯端末20のセンサ部24が測位する位置情報は、車両60bの位置情報に相当することになる。
 そこで、携帯端末20は、近距離通信部27を介してECUと近距離通信できる間は、位置情報送信部212を起動させる。そして、起動した位置情報送信部212が、車載ナビゲーション装置10の位置情報送信部112と同様にして、センサ部24が測位した車両60bの移動経路を特定するための位置情報221と、識別情報222とを、情報分析装置30に対して送信する。
 例えば、ユーザが携帯端末20を所持して車両60bに乗車し、イグニッションスイッチ等の車両60bの起動スイッチをオンにすると、車両60bと携帯端末20とが接続(ペアリング)され、携帯端末20で測位した位置情報221及び識別情報222が携帯端末20から情報分析装置30に送信される。この場合、車両60bと携帯端末20とのペアリング直後に測位された位置情報121により特定される位置を最初の車両位置、すなわち出発位置として情報分析装置30に送信することができる。
 さらに、イグニッションスイッチ等の車両60bの起動スイッチがオフにされると、車両60bと携帯端末20とのペアリングが解除される。この場合、解除された直前に測位された位置情報121により特定される位置を最終の車両位置、すなわち駐車位置として情報分析装置30に送信することができる。
 この場合に、リアルタイムで送信してもよく、バースト送信してもよい点や、目的地に到着したと判断された場合には、バースト送信をリアルタイムの送信に切り替えても良い点や、出発位置又は駐車位置であることを示す情報を追加しても良い点や、再起動時に駐車位置を送信しても良い点も位置情報送信部112と同様である。
 なお、車両60bが位置情報を測位する機能を有している場合には、センサ部24が測位する位置情報ではなく、車両60bが測位する位置情報を位置情報121として情報分析装置30に送信するようにしてもよい。この場合、携帯端末20から、センサ部24を省略するようにしてもよい。
 <情報分析装置30が備える機能ブロック>
 次に、情報分析装置30が備える機能ブロックについて図5のブロック図を参照して説明をする。
 図5に示すように、情報分析装置30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、表示部35と、入力部36とを含んで構成される。
 制御部31は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、情報分析装置30を構成する各部の制御を行う。制御部31の詳細については、後述する。
 記憶部32は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、情報分析処理を行うためのプログラムといった各プログラム、さらにその他、地図情報等の種々の情報が記憶される。図中には、記憶部32が記憶する情報として、位置情報の分析処理に特に関する情報である、地図情報321、位置情報データベース322、及び施設に関する配信用情報である施設情報323を図示する。
 地図情報321には、道路や施設等の地物に関する情報、道路情報、施設位置情報、駐車場情報等の情報が含まれる。また、地図情報321には他にも、道路及び道路地図等の背景を表示するための表示用地図データ、ノード(例えば道路の交差点、屈曲点、端点等)の位置情報及びその種別情報、各ノード間を結ぶ経路であるリンクの位置情報及びその種別情報、全てのリンクのコスト情報(例えば距離、所要時間等)に関するリンクコストデータ等を含む道路ネットワークデータ等が含まれる。
 道路情報としては道路の種別や信号機等のいわゆる道路地図の情報が保存されている。
 施設位置情報としては、各施設の位置情報が緯度経度の情報として保存されている。また、施設位置情報として、施設の識別情報(施設ID)、名称、施設に関するカテゴリ(施設の種別及び/又は施設のジャンル)等に関する施設情報が含まれていてもよい。
 駐車場情報としては、駐車場の位置情報が緯度経度の情報として保存されている。駐車場が各施設の駐車場である場合には、施設と駐車場を紐付けて保存される。
 地図情報321は、記憶部32に予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網50に接続されたサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて適宜ダウンロードされる構成としてもよい。さらに、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
 位置情報データベース322は、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから受信した位置情報121及び位置情報221と識別情報122及び識別情報222とに基づいて構築されたデータベースである。位置情報データベース322は、後述の位置情報データベース作成部311により構築される。位置情報データベース322の詳細については、位置情報データベース作成部311の説明の際に後述する。なお、以下の説明では、位置情報121及び位置情報221を区別することなく説明する際は、符号を省略して「位置情報」と呼ぶ。また、同様に識別情報122及び識別情報222を区別することなく説明する際は、符号を省略して「識別情報」と呼ぶ。
 施設情報323は、基本情報として施設の識別情報(施設ID)、名称、施設に関するカテゴリ、を含むとともに、施設に関する配信用施設情報3231(図示省略)を含む。
 配信用施設情報3231は、例えば、基本情報に加えて、電話番号、住所、営業時間、施設が飲食店であれば提供するメニュー、商品役務等に関する施設情報、施設の広告情報等を含むようにしてもよい。また、配信用施設情報3231は施設の特典情報(例えば、商品若しくはサービスの値引き情報、クーポン情報、又はポイント情報等)を含むようにしてもよい。
 また、施設に関する配信用施設情報3231は、予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網50に接続された端末装置(図示省略)等から必要に応じて適宜作成更新される構成としてもよい。特に、配信用施設情報3231については、例えば施設に設置される端末装置(図示省略)等から当該施設の管理者の入力等に応じて適宜作成更新できるように構成してもよい。
 ここで、施設に関するカテゴリについて説明する。本発明は、移動体が所定期間内に訪問した施設を抽出してカテゴリ毎に重複の有無の分析処理を行い、移動体のユーザに対して、重複有りの場合には入力部36によって指定された施設に関する配信用情報を配信し、重複無しの場合には入力部36によって指定された施設とは異なるカテゴリに属する配信用情報を配信する。したがって、施設カテゴリ毎の重複の有無に基づいて、より確度の高い情報配信が可能となるように、施設に関するカテゴリを予め設定することが好ましい。また、施設に関するカテゴリについては、適宜見直すようにしてもよい。
 例えば、中華レストランを例に挙げる場合、中華レストランというカテゴリで、チェーン展開のファミリレストランや、中華グルメの通う中華専門店(例えば、四川料理、香港飲茶等)を同一カテゴリとした場合に、中華グルメが複数の中華専門店に訪問した場合に、当該グルメを移ろいやすい顧客と判断して、例えば中華レストランというカテゴリに属するファミリレストランの配信用情報を配信することで、無駄となる配信を行う可能性がある。このため、施設のカテゴリ分けを行う際には、顧客層を意識したカテゴリ分けを適宜行うことが好ましい。
 通信部33は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、3G(3rd Generation)やWi-Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網50を介して通信網50を介した他の装置との間の無線通信を実現する。通信部33は、例えば、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから送信される位置情報及び識別情報を受信するために利用される。また、通信部33は、例えば車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれに対して施設情報を送信するために利用される。
 ただし、通信部33と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、これらの情報以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
 表示部35は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部35は、制御部31からの指示を受けて画像を表示する。
 入力部36は、キーボードや表示部35の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。入力部36からの操作入力、例えばオペレータによるキーの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御部31に出力することで、オペレータによる入力操作や、選択操作等の操作を実現することができる。
 次に、制御部31の詳細について説明をする。制御部31はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びI/O(Input / Output)等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部32から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部32から情報を読み出し、RAM及び記憶部32に対して情報の書き込みを行い、通信部33、センサ部34、表示部35、及び入力部36と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
 このように、制御部31は各プログラムを実行することによって、情報分析装置30に所定の手段(以下、「情報分析制御部」と総称する)として機能させる。
 また、制御部31は各プログラムを実行することによって、情報分析装置30に、所定のステップ(以下、「情報分析制御ステップ」と総称する)を実行させる。
 以下、制御部31の有する機能を情報分析制御部の観点から説明する。なお、情報分析制御ステップ(方法)の観点に基づく説明は、「部」を「ステップ」に置き換えることで説明できるため、省略する。
 制御部31は、機能ブロックとして、位置情報データベース作成部311、移動体訪問判定部312、重複訪問施設抽出部313、及び施設情報配信部314を含む。
<位置情報データベース作成部311>
 位置情報データベース作成部311は、各車両60から、当該車両60の識別情報、位置情報、及び時刻情報等を通信部33を介して受信する。さらに、位置情報データベース作成部311は、各車両60から受信した識別情報、位置情報、及び時刻情報等に基づいて、位置情報データベース322を構築して、適宜作成更新する。位置情報データベース作成部311を説明する前に、先ず位置情報データベース322のデータ構造の一例について説明する。
[位置情報データベース322について]
 図6に示すように、位置情報データベース322は、上述したようにして車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから受信した「位置情報」及び「識別情報」を含む。
 具体的には、車両60がイグニッションオンされてから、イグニッションオフされるまで(すなわち、出発から到着まで)に定期的に送信される位置情報、時刻情報等を車両60の識別情報毎に管理する移動履歴レコード(図示せず)に記憶される。こうすることで移動履歴レコードは、車両60から逐次受信する現在位置の情報を記憶する。なお、受信は数秒に一度受信しても良いし、車両60側で時系列的に保存しておき、一定時間、又は車両60側でアプリを起動したとき等のタイミングでまとめて受信するようにしてもよい。なお、移動履歴レコードは、訪問施設が未定のレコードとして、位置情報データベース322の仮レコードとして記憶するようにしてもよい。
 なお、出発位置に対応する出発施設ID、及び到着位置に対応する訪問施設IDについては、記憶部32の地図情報321、施設位置情報等に基づいて、出発位置及び到着位置をそれぞれ、地図情報に含まれる施設情報と照らし合わせることにより、出発施設ID及び到着施設IDを特定することができる。
 移動履歴レコードは、当該車両がイグニッションオフされると、到着位置である訪問施設が決定されることで、訪問施設情報を含む位置情報データベースのレコードとして記憶される。
 位置情報データベース322は、上述したようにして車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから受信した「位置情報」に基づいて位置情報データベース作成部311が特定した、「出発位置」、「訪問施設」を含む。前述したように、「訪問施設」は、車両60が移動中の場合には未定データを含む。
 そして、位置情報データベース作成部311は、それぞれの属性に対応する情報を、フィールドに格納することにより、位置情報データベース322を構築及び更新する。
 ここで、位置情報データベース322内の「訪問施設」は、車両60が移動中の場合を除いて、ユーザが車両60により到着し滞在した場所(例えば店舗等の施設)を識別するための情報である。位置情報データベース作成部311は、車両60がイグニッションオフされると、識別情報とともに受信した位置情報から、訪問施設を特定することができる。例えば、上述したように、位置情報に駐車位置を示す情報が含まれている場合を考える。この場合、この駐車位置と、地図情報321に含まれる各施設の位置(及び施設に紐付けられている駐車場の位置)を比較し、特定した駐車位置と何れかの施設の位置(及び施設に紐付けられている駐車場の位置)が一致した場合に、ユーザが、車両60によりこの施設に到着し滞在したと判定する。
 そして、地図情報321に含まれる施設の識別情報(施設ID)が位置情報データベース322内の、訪問施設のフィールドに格納される。
 また、仮に位置情報に駐車位置を示す情報が含まれていない場合には、例えば、位置情報の送信が開始されて終了するまでの間の、最後に受信した位置情報に対応する位置や、一定時間変化しない位置を駐車位置であるとみなして、各施設の位置(及び施設に紐付けられている駐車場の位置)との比較をすることによって訪問施設を特定することもできる。
 さらに、仮に位置情報に駐車位置を示す情報が含まれていない場合には、例えば、経路案内において目的地として設定された施設を訪問施設として特定することもできる。
 なお、上述した駐車位置と、施設の位置の「一致」の度合いは任意に定めるようにしてよい。例えば、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20が位置情報を精度良く測定できるような場合には、一致と判定する範囲を狭くするようにしてもよい。一方で、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20が位置情報をそれほど精度良く測定できないような場合には、一致と判定する範囲を広くするようにしてもよい。つまり、多少位置がズレている場合にも一致と判定するようにしてもよい。
 また、位置情報データベース322内の「識別情報」は、上述したように位置情報の送信元である車載ナビゲーション装置10や携帯端末20を識別するための情報である。すなわち、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20に対応する車両60を識別する情報である。位置情報データベース作成部311は、位置情報とともに受信した識別情報をフィールドに格納する。
 また、位置情報データベース322内の「出発位置」は、訪問施設に移動した際の移動経路における出発位置である。
 位置情報データベース作成部311は、識別情報とともに受信した位置情報から、出発位置を特定する。例えば、上述したように、位置情報に出発位置を示す情報が含まれているならば、この情報により出発した位置を特定する。また、仮に位置情報に出発位置を示す情報が含まれていない場合には、例えば、位置情報の送信が開始されて終了するまでの間の、最初に受信した位置情報に対応する位置が出発位置であるとみなすこともできる。
 位置情報データベース作成部311は、このように特定した出発位置に基づいて、出発位置が地図情報321に含まれる施設(及び施設に紐付けられている駐車場)であるか否か、を特定することができる。
 また、位置情報データベース322内の「位置情報」は、訪問施設を訪問した際の移動経路における出発位置から駐車位置までの間の時間離散的に変化する位置情報の全てである。なお、位置情報データベース322内の「位置情報」には、最初の出発位置から当該訪問施設までの位置情報を連結して記憶させるものとする。位置情報データベース作成部311は、位置情報の送信が開始されて終了するまでの間に受信した全ての位置情報をフィールドに格納する。
 位置情報データベース作成部311は、何れかの車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20から位置情報及び識別情報の送信が一度開始されてから終了するまでの間、受信した位置情報及び識別情報に基づいて作成される移動履歴レコードに基づいて、位置情報データベース322を更新する。
<移動体訪問判定部312>
 次に、移動体訪問判定部312について説明をする。
 移動体訪問判定部312は、車両60の識別情報に基づいて、位置情報データベース322の位置情報の過去の移動履歴を参照することで、施設に関するカテゴリ毎に当該車両60の移動体訪問データを作成し記憶する。
 より具体的には、移動体訪問判定部312は、位置情報データベース322に基づいて、予め設定される所定期間、例えば、3ヶ月、6ヶ月又は12ヶ月の間に訪問したすべての施設を抽出する。そして、所定期間内に訪問した施設に関するカテゴリ毎に当該カテゴリに属する訪問施設のリスト(カテゴリ別訪問施設リスト)を作成し移動体訪問データとして記憶する。
 なお、移動体訪問判定部312は、訪問施設の名称に、その訪問日時、滞在時間等の詳細データを加えたカテゴリ毎の訪問施設リストを作成するようにしてもよい。
<重複訪問施設抽出部313>
 重複訪問施設抽出部313は、移動体訪問判定部312が作成し記憶した車両60毎、カテゴリ毎の移動体訪問データ(カテゴリ別訪問施設リスト)に基づいて、施設に関するカテゴリ毎に、所定期間内において、当該車両60が訪問した当該カテゴリに属する施設を抽出して重複の有無を示す情報(「重複の有無情報」ともいう)を付して出力する。
 より具体的には、重複訪問施設抽出部313は、1つのカテゴリ(例えば中華レストラン)を重複の有無を分析するカテゴリとして設定する。次に、当該車両60が所定期間内に訪問したカテゴリ別訪問施設リストに1つの施設のみがリストアップされているか、それとも、2つ以上の施設がリストアップされているかを判定する。リストアップされた施設が2つ以上ある場合、当該車両60(移動体)の識別情報に中華レストランのカテゴリを示す情報と重複有りを示す情報を付して出力し、リストアップされた施設が1つのみである場合、当該車両60の識別情報に中華レストランのカテゴリを示す情報と重複無しを示す情報を付して出力する。
 以上の処理を施設に関するカテゴリと車両60の識別情報の設定を適宜変更しながら繰り返すことで、各車両60が所定期間内にカテゴリ毎に当該カテゴリに属する複数の施設を重複訪問したか否かを示す情報を得ることができる。
 カテゴリ毎に当該カテゴリに属する施設への重複訪問の有無を分析することで、当該車両60のユーザが同カテゴリに属する複数の施設を利用する者か、それとも、1つの施設しか利用しない者かを判定することができる。すなわち、移動体ユーザが当該カテゴリで複数のブランド(例えば店舗等)を利用する傾向にあるか、逆に同じブランドを利用し続ける傾向にあるかを正確に判別することができる。
 以上説明したように、重複の有無については、例えば、施設Aには何回も訪問しているが、施設Bには例えば1回訪問しただけの場合にも、重複ありと判定する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、1回の訪問をノイズとして、無視するようにしてもよい。
 例えば、移動体のユーザの施設Bへの訪問は、施設Bが何らかのパーティ会場になっており、たまたま、訪問したケースであることが想定される。
 このため、重複ありの判定に際しては、予め閾値を設定して、移動体のユーザが当該閾値以上の訪問回数、訪問した施設を対象として、重複の有無を判定するようにして、統計的なノイズを避けるようにしてもよい。
 そうすることで、移動体ユーザが、当該カテゴリで複数のブランド(例えば店舗等)を利用する傾向にあるか、逆に同じブランドを利用し続ける傾向にあるかを統計的により正確に判別することができる。
<施設情報配信部314>
 施設情報配信部314は、車両60(移動体ユーザ)毎に、重複訪問施設抽出部313が付したカテゴリ毎の重複訪問の有無を示す情報に基づいて、当該移動体ユーザに対して配信する情報を決定する。予め指定された情報を配信したい施設が「A」というブランド名のチェーン店で、そのカテゴリが中華レストランである場合を例にとると、具体的には次のようにするとよい。
 例えば、オペレータは、配信したい施設「A」を情報分析装置30の入力部36を介して指定する。
 重複訪問施設抽出部313によってある移動体のユーザが、施設「A」の属するカテゴリに付された情報が重複有りの場合には、当該移動体のユーザは、当該カテゴリで複数のブランドを利用する傾向にある移ろいやすい顧客であると推定される。このため、施設情報配信部314は、指定された施設のブランド「A」に関する配信用情報(例えば「A」で利用できるクーポン情報等)を配信し、当該移動体のユーザに対して、「A」への来店を強く促すようにする。
 他方、施設「A」の属するカテゴリに付された情報が重複無しの場合には、当該移動体のユーザは同じブランドを使い続ける傾向にあるので、当該移動体のユーザが既に「A」に来店している場合には、「A」に関する配信用情報を配信しなくても引き続き「A」に来店してくれることが期待できる。逆に当該移動体のユーザが「A」に来店していない場合には、「A」に関する情報を配信しても「A」に来店してくれることはあまり期待できない。
 この場合、施設情報配信部314は、当該移動体のユーザに対しては、施設「A」の属するカテゴリとは別のカテゴリであって、当該移動体のユーザに対して当該別のカテゴリに付された情報が重複有りとなる、別のカテゴリに属する施設に関する配信用情報を配信するようにしてもよい。例えば、施設情報配信部314は、指定された施設「A」と同系列の別ブランドの施設「B」であって、前記別のカテゴリに属する施設「B」がある場合には、「B」に関する配信用情報(例えば「B」で利用できるクーポン等)を当該移動体のユーザに対して配信するようにしてもよい。なお、前記別のカテゴリに属する、指定された施設「A」と同系列の別ブランドの施設施設「B」がない場合には、予め他社に対して広告枠を販売しておき、施設「A」の属していない前記別のカテゴリに属する施設に関する配信用情報を配信するようにしてもよい。
 こうすることで、施設情報配信部314は、広告やクーポンが無駄になることを減らすことができ、移動体ユーザに対してより確度の高いターゲティング広告を提供することができる。
 なお、上記の例では、オペレータが、入力部36を介して施設を指定する態様を例示したが、これに限定されない。例えば、図示しないが、情報分析装置と通信可能に接続される端末装置を介して施設を指定するようにしてもよい。
 また、施設の指定に際しては、例えば表示部35にあるカテゴリに属する施設の一覧を表示して、一覧から選択させるようにしてもよい。施設の指定方法は、当業者にとって設計事項であり、詳細な説明は省略する。
 以上、本発明の情報分析システム1の各機能部の実施形態を、車両60に搭載される車載ナビゲーション装置10、携帯端末20、及び情報分析装置30の構成に基づいて説明した。なお、本発明の情報分析装置30の備える各機能部の実施形態は、1台のコンピュータでも、1箇所にある又は数箇所に分散され、通信ネットワークによって相互接続された多数のコンピュータでも分散して実行するように展開できる。また、クラウド上の複数の仮想コンピュータを用いて構成することもできる。
<本実施形態の動作>
 次に、図7及び図8のフローチャートを参照して、本実施形態の動作について説明する。ここで、図7は、位置情報の収集及び位置情報データベースの更新時の動作を示すフローチャートである。また、図8は、移動体ユーザ(車両60のユーザ)に関する重複訪問施設分析時の動作を示すフローチャートである。
 まず、車載ナビゲーション装置10についての位置情報の収集及び位置情報データベース322の作成更新時の動作について図7を参照して説明する。
 位置情報送信部112が位置情報の送信を開始するか否かを判定する(ステップS11)。ここで、上述したように、車両60aのイグニッションスイッチがオンとなった場合に送信が開始される。イグニッションスイッチがオフのままの場合には(ステップS11にてNo)、位置情報送信部112による送信は開始されない。一方で、イグニッションスイッチがオンとなった場合には(ステップS11にてYes)、ステップS12に進む。
 ステップS12では、センサ部14が、車載ナビゲーション装置10の位置を測位することにより位置情報を取得する(ステップS12)。
 位置情報送信部112は、センサ部14から位置情報を取得し、取得した位置情報を情報分析装置30に対して、所定の周期で、リアルタイム送信又はバースト送信をする(ステップS13)。
 ステップS14では、情報分析装置30の位置情報データベース作成部311が、ステップS13により送信された位置情報に基づいて位置情報データベース322における移動履歴レコードを作成更新する。
 次に、位置情報送信部112が位置情報の送信を終了するか否かを判定する(ステップS15)。上述したように、車両60aのイグニッションスイッチがオフとなった場合に送信が終了となる。車両60aのイグニッションスイッチがオンのままの場合には(ステップS15にてNo)、ステップS12における測位、ステップS13における送信、及びステップS14における位置情報データベース322における移動履歴レコードの作成更新が繰り返される。
 一方で、車両60aのイグニッションスイッチがオフとなった場合には(ステップS15にてYes)、ステップS16に移る。
 ステップS16では、情報分析装置30の位置情報データベース作成部311が、位置情報の送信終了により当該移動履歴レコードの訪問施設を決定することで、位置情報データベース322(訪問施設)を更新する。
 以上説明した動作により、位置情報の収集及び位置情報データベースの作成更新が実現される。
 次に、携帯端末20についての位置情報の収集及び位置情報データベースの更新時の動作について説明する。携帯端末20については、上述の説明における、位置情報送信部112を位置情報送信部212に置き換え、センサ部14をセンサ部24に置き換え、ステップS11にてYesとなる基準を「イグニッションスイッチ等の車両60bの起動スイッチがオンとなり、車両60bと携帯端末20がペアリングした場合」に置き換え、ステップS14にてYesとなる基準を「イグニッションスイッチ等の車両60bの起動スイッチがオフとなり、車両60bと携帯端末20のペアリングが解除された場合」に置き換えればよい。従って重複する説明を省略する。
 次に、図8のフローチャートを参照して、情報分析装置30による、移動体ユーザ(車両60のユーザ)に関する重複訪問施設分析時の動作について説明をする。
 ステップS21において、移動体訪問判定部312は、車両60の識別情報を設定し、位置情報データベース322から、所定期間内の車両60の移動履歴レコードを車両60の識別情報に基づいて抽出する。
 ステップS22において、移動体訪問判定部312は、当該車両60の移動履歴レコードに基づいて、当該車両60が所定期間内に訪問したカテゴリ毎の移動体訪問データ(カテゴリ別訪問施設リスト)を作成し記憶する。
 ステップS23において、重複訪問施設抽出部313は、1つの施設カテゴリ(例えば中華レストラン)を重複の有無を分析するカテゴリとして設定する。
 ステップS24において、重複訪問施設抽出部313は、カテゴリ別訪問施設リストに1つの施設のみがリストアップされているか、それとも2つ以上の施設がリストアップされているかを判定し、2つ以上ある場合は当該車両60の識別情報に当該カテゴリを示す情報と重複有りを示す情報を付して出力し、1つのみである場合は当該車両60の識別情報に当該カテゴリを示す情報と重複無しを示す情報を付して出力する。
 ステップS25において、重複訪問施設抽出部313は、まだ重複分析されていないカテゴリが残っているか否かを判定する。まだ重複分析されていないカテゴリが残っていれば(ステップS25にてYes)、ステップS23に戻り、残っていなければ(ステップS25にてNo)、処理を終了する。
 以上により、車両60が所定期間内にカテゴリ毎に施設を重複訪問したか否かを示す情報を得ることができる。
 そして、全ての移動体ユーザについて、ステップS21からステップS25を繰り返し実行することで、各移動体ユーザが、所定期間内にカテゴリに施設を重複したか否かを示す情報を得ることができる。
 以上説明した、本実施形態によれば、カテゴリ毎に、当該カテゴリに属する施設への移動体の重複訪問の有無を分析することで、当該移動体ユーザが同業種で複数のブランドを利用する傾向にあるか、逆に同じブランドを利用し続ける傾向にあるかを正確に判別し、これにより当該移動体ユーザに対してより確度の高いターゲティング広告を提供することが可能となる。
<ハードウェア及びソフトウェアについて>
 なお、上記のナビゲーションシステムに含まれる各機器のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記のナビゲーションシステムに含まれる各機器のそれぞれが協働することにより行なわれるナビゲーション方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
 プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<変形例>
 上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
 例えば、図2、図4、及び図5の機能的構成は例示に過ぎず、本実施形態の機能的構成を限定するものではない。すなわち、本発明の情報分析機能に関する一連の処理を全体として実行できる機能が各機器に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2、図4、及び図5の例に限定されない。
 また、他の変形例として、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20を、経路案内機能を有さない他の装置により実現してもよい。すなわち、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20による経路案内機能は、必須の構成ではない。この場合に、情報分析装置30がさらに経路案内機能を備えており、情報分析装置30が、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20と通信を行うことにより経路案内を行うようにしてもよい。
 さらに、他の変形例として、上述の実施形態では、情報分析装置30を1つのサーバ装置等により実現すると説明したが、情報分析装置30の各機能を、適宜複数のサーバ装置に分散する、分散処理システムとしてもよい。また、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して、情報分析装置30の各機能を実現してもよい。
 さらに、他の変形例として、情報分析装置30とは別にFCD(Floating Car Data)サーバ(仮称)を設けて、FCDサーバが、各車両60から、当該車両60の識別情報、位置情報、及び時刻情報等を受信するようにしてもよい。それにより、情報分析装置30は、FCDサーバから、各車両60の識別情報、位置情報、及び時刻情報等を取得するようにしてもよい。
 さらに、他の変形例として、FCDサーバが、各車両60から受信した識別情報、位置情報、及び時刻情報等に基づいて、位置情報データベース322を構築して、適宜作成更新するようにしてもよい。その場合、情報分析装置30は、FCDサーバから位置情報データベースに格納された情報を適宜取得するようにしてもよい。
 また、前述したように、情報分析装置30の記憶部32に記憶される、施設情報323については、例えば施設に設置される施設用端末装置(図示省略)等から当該施設の管理者の入力等に応じて適宜作成更新できるように構成することができる。
 例えば、施設用端末装置から情報分析装置30にログインして、情報分析装置30において、ユーザIDが正当なものであることが判定された後、情報分析装置30が、施設情報の作成更新を行うための編集処理画面を当該施設用端末装置に送信することで、施設用端末装置において施設情報の編集を可能とさせて、当該施設の管理者の入力等に応じて施設情報を適宜作成更新するようにしてもよい。
 1 情報分析システム
 10 車載ナビゲーション装置
 20 携帯端末
 11、21 制御部
 111、211 経路案内部
 112、212 位置情報送信部
 113、213 施設情報取得部
 12、22、32 記憶部
 121、221 位置情報
 122、222 識別情報
 13、23、33 通信部
 14、24 センサ部
 15、25、35 表示部
 16、26、36 入力部
 27 近距離通信部
 30 情報分析装置
 31 制御部
 311 位置情報データベース作成部
 312 移動体訪問判定部
 313 重複訪問施設抽出部
 314 施設情報配信部
 32 記憶部
 321 地図情報
 322 位置情報データベース
 323 施設情報
 50 通信網
 60、60a、60b 車両

Claims (4)

  1.  移動体の位置情報を受信する受信部と、
     前記移動体が訪問可能な複数の施設について施設位置と施設の属するカテゴリを含む地図情報を記憶する地図情報記憶部と、
     前記複数の施設毎に配信用情報を保管する配信用情報記憶部と、
     前記移動体の位置情報と前記施設位置とから前記施設に対する前記移動体の訪問を判定し移動体訪問データを記憶する移動体訪問判定部と、
     カテゴリ毎に、前記移動体が所定期間内に訪問した前記カテゴリに属する施設を抽出して前記カテゴリに属する複数の施設に重複して訪問したか否かを示す重複の有無情報を付して出力する重複訪問施設抽出部と、
     前記複数の施設から任意に指定された指定施設に基づいて、前記配信用情報記憶部に保管された所定の施設の配信用情報を前記移動体のユーザに対して配信する施設情報配信部を備えることを特徴とする情報分析装置。
  2.  前記重複訪問施設抽出部は、前記指定された指定施設の属する前記カテゴリに対して前記移動体が前記所定期間内に訪問した前記カテゴリに属する施設を抽出して、前記カテゴリに属する複数の施設に重複して訪問したか否かを示す重複の有無情報を付して出力し、
     前記施設情報配信部は、前記重複の有無情報が重複有りの場合に前記指定された指定施設に関する配信用情報を前記移動体のユーザに対して配信することを特徴とする請求項1記載の情報分析装置。
  3.  前記重複訪問施設抽出部は、前記指定された指定施設の属する前記カテゴリに対して前記移動体が前記所定期間内に訪問した前記カテゴリに属する施設を抽出して、前記カテゴリに属する複数の施設に重複して訪問したか否かを示す重複の有無情報を付して出力し、
     前記施設情報配信部は、前記重複の有無情報が重複無しの場合に前記指定された指定施設とは異なるカテゴリに属する施設の配信用情報を前記移動体のユーザに対して配信することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報分析装置。
  4.  移動体が訪問可能な複数の施設について施設位置と施設の属するカテゴリを含む地図情報を記憶する地図情報記憶部と、前記複数の施設毎に配信用情報を保管する配信用情報記憶部と、を有するコンピュータにより、
     前記移動体の位置情報を受信する受信ステップと、
     前記移動体の位置情報と前記施設位置とから前記施設に対する前記移動体の訪問を判定し移動体訪問データを記憶する移動体訪問判定ステップと、
     カテゴリ毎に、前記移動体が所定期間内に訪問した前記カテゴリに属する施設を抽出して前記カテゴリに属する複数の施設に重複して訪問したか否かを示す重複の有無情報を付して出力する重複訪問施設抽出ステップと、
     前記複数の施設から任意に指定された指定施設に基づいて、前記配信用情報記憶部に保管された所定の施設の配信用情報を前記移動体のユーザに対して配信する施設情報配信ステップと、を備える情報分析方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010039952A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Kenwood Corp 情報提供装置、及び受信情報の選択出力方法
JP2011034339A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Hyogo Prefecture 地域情報出力装置、地域情報出力方法、およびプログラム
JP2018013987A (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 トヨタ自動車株式会社 情報提供装置

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