JP7189147B2 - 情報分析装置及び情報分析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動経路に関する情報分析を行うための、情報分析装置及び情報分析方法に関する。
従来、自動車等の移動体の位置情報を取得し、取得した位置情報の変化に基づいて、移動体の移動経路を特定する技術が知られている。
このような技術の一例が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示の技術では、予め設定された移動距離又は時間ごとに、移動体の現在位置情報を取得する。また、特許文献1に開示の技術では、取得した移動体の位置情報と、地図情報に含まれる道路情報とに基づいて、移動体の移動経路を推定する。
特開2014-215205号公報
特許文献1に開示の技術のような一般的な技術を利用することにより、例えば、店舗等の施設に訪問する際の、ユーザの移動経路の推測や、推定した移動経路についての分析を行うことができる。
また、他にも例えば、施設に訪れたユーザに会員登録を促し、ユーザの住所を予め登録しておくことによっても、移動経路の推測や分析を行うことができる。
しかしながら、これらの分析方法では、移動体の位置情報や、会員登録を行ったユーザの住所といった、位置に関する情報についてのみが考慮されており、他の情報は考慮されていなかった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、本発明は、移動体における移動経路の分析において、位置情報以外の情報にも基づいた分析を行うことを可能とするための、情報分析装置及び情報分析方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の情報分析装置(例えば、後述の情報分析装置30)は、移動体の位置情報と、移動体の乗員情報を受信する受信部(例えば、後述の移動体情報データベース更新部311)と、前記移動体が通行可能な道路に関する情報と、施設に関する情報とを記憶する記憶部(例えば、後述の記憶部32)と、ユーザからの前記移動体の乗員情報に関する指定情報を受け付ける入力部(例えば、後述の指定情報取得部312)と、前記指定情報に基づいて、前記施設へ訪問している前記移動体を特定し、該特定した移動体について、前記位置情報と前記道路に関する情報とから前記施設までの移動経路を特定する移動経路特定部(移動経路特定部313)と、を備える。
上記(1)によれば、指定情報に基づいて、前記施設へ訪問している前記移動体を特定することから、移動体における移動経路の分析において、位置情報以外の情報にも基づいた分析を行うことが可能となる。特に指定情報は乗員情報に関する情報であることから、乗員に関した様々な指定に基づいた、分析を行うことが可能となる。そのため、例えば、乗員に関した指定を満たす移動体は、どの方面からくるのかということが分析できる。
(2)上記(1)に記載の情報分析装置を、前記入力部に受け付けられる前記指定情報は、乗員の人数の指定及び乗員の属性の指定の、何れか又は双方の指定を含むようにしてもよい。
上記(2)によれば、上記(1)により奏する効果に加えて、乗員情報に関する指定情報に、乗員の人数や乗員の属性(例えば、乗員の性別や、乗員の年齢や、乗員の趣味趣向等)についての含ませることが可能となる。従って、上記(2)によれば、多くの観点からの分析を行うことが可能となる。
(3)上記(1)又は(2)に記載の情報分析装置を、前記移動経路特定部はさらに、前記移動体の位置情報に基づいて前記移動体の出発位置を特定し、該特定した出発位置と前記施設に関する情報とに基づいて、該特定した出発位置が前記施設から所定範囲内に存在するか否かを判定し、所定範囲内外に分けて前記移動体の前記施設までの移動経路を特定するようにしてもよい。
上記(3)によれば、上記(1)又は(2)により奏する効果に加えて、出発位置が前記施設から所定範囲内に存在するか否かに分けて移動体の施設までの移動経路を特定した分析情報を取得することが可能となる。これにより、例えば、施設の近傍から施設を訪問している移動体は、どの方面から移動してくるのかということや、逆に施設の遠方から施設を訪問している移動体は、どの方面から移動してくるのかということが分かる。
(4)上記(1)から(3)までの何れかに記載の情報分析装置を、前記記憶部はさらに、メッシュ状の所定領域で管理された地図情報を記憶しており、前記移動経路特定部はさらに、前記特定した前記移動体の前記施設までの移動経路が、前記メッシュ状の所定領域内に含まれるか否かを前記メッシュ状の所定領域毎に判定し、前記メッシュ状の所定領域内に前記施設までの移動経路が含まれる回数に応じて視認可能に出力するようにしてもよい。
上記(4)によれば、上記(1)、(2)及び(3)により奏する効果に加えて、何れのメッシュ上の領域を移動経路とする移動体が多いのか(あるいは少ないのか)といった情報を知ることができる。従って、例えば、施設が店舗である場合に、どの方面のどの位置に看板を設置することが有効かということや、どの位置に駐車場を設けたらよいかということの判断に分析情報を利用することができる。
(5)本発明の情報分析方法は、情報分析装置(例えば、後述の情報分析装置30)が行う情報分析方法であって、移動体の位置情報と、移動体の乗員情報を受信する受信ステップと、前記移動体が通行可能な道路に関する情報と、施設に関する情報とを記憶する記憶ステップと、ユーザにより前記移動体の乗員情報に関する指定情報を受け付ける入力ステップと、前記指定情報に基づいて、前記施設へ訪問している前記移動体を特定し、該特定した移動体について、前記位置情報と前記道路に関する情報とから前記施設までの移動経路を特定する移動経路特定ステップと、を備える。
上記(5)の方法によれば、上記(1)の情報分析装置と同様の効果を奏する。
本発明によれば、移動体における移動経路の分析において、位置情報以外の情報にも基づいた分析を行うことが可能となる。
本発明の実施形態である情報分析システム全体の基本的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における車載ナビゲーション装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における携帯端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における情報分析装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における移動体情報データベースの例を示す図である。 本発明の実施形態における分析情報参照端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における分析情報の表示例(移動経路表示及び地図表示)を示す図である。 本発明の実施形態における分析情報の他の表示例(メッシュ領域群表示)を示す図である。 本発明の実施形態における分析情報の他の表示例(メッシュ領域群表示及び地図表示)を示す図である。 本発明の実施形態における収集した位置情報や乗員情報等に基づいた移動体情報データベース更新処理時の基本的動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における情報分析処理時の基本的動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の情報分析システムの好ましい一実施形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
<情報分析システム1の全体構成>
本発明の好ましい一実施形態に係る情報分析システム1について説明する。図1に、情報分析システム1の全体構成を示す。
図1に示すように、情報分析システム1は、車載ナビゲーション装置10と、携帯端末20と、情報分析装置30と、分析情報参照端末40と、を含んで構成される。これら各装置及び各端末は、通信網60を介して相互に通信可能に接続される。なお、図中では、これら各装置及び各端末にて送受信される情報についても図示しているが、これらの情報はあくまで一例である。本実施形態にて、図示をしている以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
車載ナビゲーション装置10は、車両50aに乗車したユーザに対して、ナビゲーション(経路案内)を行う装置である。また、車載ナビゲーション装置10は、車載ナビゲーション装置10の位置情報(すなわち、車両50aの位置情報)を測位する機能も有する。車載ナビゲーション装置10は、ユーザの要求と、測位した位置情報とに基づき、現在位置から目的地までの経路案内を行う。
また、車載ナビゲーション装置10は、車両50aに乗車している乗員に関する情報である乗員情報を取得する機能も有する。
そして、車載ナビゲーション装置10は、測位した位置情報と取得した乗員情報を、車載ナビゲーション装置10を識別するための識別情報である移動体IDと共に、情報分析装置30に対して適宜送信する。ここで、車載ナビゲーション装置10と車両50aは1対1の組として利用されているので、送信される位置情報は、実質的に、車両50aの位置情報とみなすことができる。また同様に、送信される位置情報は、車両50aの乗員の乗員情報とみなすことができる。
車載ナビゲーション装置10は、移動体である車両50aに据え付けられ可搬可能なカーナビゲーション装置や、移動体である車両50aに簡易的に設置されたPND(Portable Navigation Device)によりにより実現することができる。
携帯端末20は、車両50bに乗車したユーザが利用する携帯端末である。携帯端末20は、上述した車載ナビゲーション装置10と同様に、ナビゲーション(経路案内)を行う機能や、携帯端末20の位置情報(すなわち、車両50bの位置情報)を測位する機能や、車両50bに乗車している乗員に関する情報である乗員情報を取得する機能を有する。
そして、携帯端末20は、これも上述した車載ナビゲーション装置10と同様に、測位した位置情報と取得した乗員情報を、携帯端末20を識別するための識別情報である移動体IDと共に、路情報分析装置30に対して適宜送信する。ここで、車載ナビゲーション装置10と車両50bは1対1の組として利用されているので、送信される位置情報は、実質的に、車両50bの位置情報とみなすことができる。また同様に、送信される位置情報は、車両50bの乗員の乗員情報とみなすことができる。
携帯端末20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、ノートパソコン、その他の携帯可能な電子機器により実現することができる。
なお、図中では、車載ナビゲーション装置10と車両50aの組と、携帯端末20と車両50bの組をそれぞれ一組ずつ図示しているが、これらの組数に特に制限はなく、本実施形態には任意の数だけこれらの組が含まれていてよい。また、同様に、情報分析装置30や、分析情報参照端末40の数についても、特に制限はなく、本実施形態には任意の数だけ情報分析装置30や分析情報参照端末40が含まれていてよい。
また、以下の説明において、車載ナビゲーション装置10が搭載された車両50aや、携帯端末20を利用するユーザが乗車する車両50bを区別することなく呼ぶ場合には、末尾のアルファベットを省略して、単に「車両50」と呼ぶ。
更に、車両50や、車両50にて利用される車載ナビゲーション装置10や携帯端末20は、車両50の移動に伴い移動する。そのため、以下の説明では、車両50、車載ナビゲーション装置10、及び携帯端末20のことを適宜「移動体」と呼ぶ。
情報配信装置30は、商業施設等の施設(POI(Point Of Interest)と呼ばれることもある。)に訪問した移動体の移動経路についての分析を行うための装置である。
具体的に、情報配信装置30は、移動体の位置情報と、移動体の乗員情報を、各移動体から受信する。また、情報配信装置30は、移動体が通行可能な道路に関する情報と、施設に関する情報とを記憶する。更に、情報配信装置30は、ユーザからの移動体の乗員情報に関する指定情報を受け付ける。
そして、情報配信装置30は、指定情報に基づいて、施設へ訪問している移動体を特定し、該特定した移動体について、位置情報と道路に関する情報とから施設までの移動経路を特定する。
情報配信装置30は、このよう特定した移動経路に基づいて、分析を行うことができる。また、情報分析装置30は、分析により分析情報を生成する。生成した分析情報は、情報分析装置30から分析情報参照端末40に対して送信され、ユーザに対して出力される。なお、分析情報や指定情報の詳細な内容については後述する。
このように、情報配信装置30によれば乗員情報を利用することから、移動体における移動経路の分析において、位置情報以外の情報にも基づいた分析を行うことが可能となる。
例えば、指定された乗員情報に関連する移動体の施設までの移動経路を特定することにより、同乗者の有無等の乗員情報を勘案した施設への導線である移動経路を可視化することが可能となる。
情報分析装置30は、例えばサーバ装置により実現することができる。
分析情報参照端末40は、分析情報を利用するユーザにより操作される端末である。分析情報を利用するユーザは、所望の条件に沿った分析情報を得るために、分析情報参照端末40に対して所望の指定情報を入力する。入力された指定情報は、情報分析装置30に送信される。この場合、上述したように情報分析装置30は、指定情報に対応した分析情報を生成して、分析情報参照端末40に対して返信する。そして、分析情報参照端末40は、受信した分析情報を、分析情報を利用するユーザに対して出力する。
分析情報参照端末40のユーザは、このようにして所望の条件に沿った分析情報を得ることができる。そして、ユーザは、この分析情報に基づいて、例えば或る施設に訪れた移動体であって、乗員情報を満たす移動体が、どのような移動経路で、この或る施設に訪れているのか等を知ることができる。
分析情報参照端末40は、例えばパーソナルコンピュータにより実現することができる。
通信網60は、インターネットや携帯電話網といったネットワークや、これらを組合せたネットワークにより実現される。また、ネットワークの一部(例えば、情報分析装置30と分析情報参照端末40の間)に、LAN(Local Area Network)が含まれていてもよい。
車両50は、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20のユーザが乗車する移動体である。車両50は、例えば、四輪自動車や自動二輪車や自転車等により実現される。
<車載ナビゲーション装置10が備える機能ブロック>
次に、車載ナビゲーション装置10が備える機能ブロックについて図2のブロック図を参照して説明をする。
ここで、車載ナビゲーション装置10は、車両50aから電源の供給を受けており、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされることによって自動起動する。そして、車載ナビゲーション装置10は、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまで稼働する。
図2に示すように、車載ナビゲーション装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、センサ部14と、表示部15と、入力部16とを含んで構成される。
制御部11は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、車載ナビゲーション装置10を構成する各部の制御を行う。制御部11の詳細については、後述する。
記憶部12は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、経路案内処理を行うためのプログラムや、路情報分析装置30に対する位置情報の送信処理を行うためのプログラムといった各プログラム、更にその他、地図情報等の種々の情報が記憶される。
これらの記憶部12に格納される各情報については、記憶部12に予め記憶しておく構成としてもよいし、制御部11により適宜更新される構成としてもよいし、通信網60に接続されたサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて適宜ダウンロードされる構成としてもよい。更に、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
図中には、記憶部12が記憶する情報として、位置情報の送信処理に特に関する情報である、位置情報121、乗員情報122及び移動体ID123を図示する。
位置情報121は、後述のセンサ部14により測位された車載ナビゲーション装置10の位置情報(すなわち、車両50aの位置情報)である。位置情報121には、測位された位置を示す情報のみならず、測位を行った時刻も含まれるようにするとよい。
乗員情報122は、車両50aに乗車している乗員に関する情報である。乗員情報は、例えば、乗員の人数や、乗員の属性(例えば、乗員の性別や、乗員の年齢や、乗員の趣味趣向等)といった情報を含む。なお、説明を簡略とするため、本実施形態では、乗員情報に乗員の人数の情報が含まれるものとして、説明を行う。乗員情報にその他の情報が含まれる場合については、第1の変形例として後述する。
移動体ID123は、車載ナビゲーション装置10を識別するための情報である。移動体ID123としては、例えば車載ナビゲーション装置10に一意に割り当てられた製造番号等を利用することができる。また、他にも、通信部13が携帯電話網等のネットワークである通信網60に接続するために、通信部13に挿入されたSIM(Subscriber Identity Module)に付与された電話番号を移動体ID123として利用することができる。また、他にも、車両50aに固有に付与されたVIN(車両識別番号)やナンバープレートの番号を移動体ID123として利用することができる。
通信部13は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、3G(3rd Generation)LTE(Long Term Evolution)やWi-Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網60を介して通信網60を介した他の装置(例えば、情報分析装置30)との間の無線通信を実現する。通信部13は、例えば、後述の移動体情報送信部113が、記憶部12に格納されている位置情報121、乗員情報122及び移動体ID123を、情報分析装置30に対して送信するために利用される。ただし、通信部13と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、位置情報121、乗員情報122及び移動体ID123以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
センサ部14は、例えばGPS(Global Positioning System)センサ、ジャイロセンサ、加速度センサ等により構成される。センサ部14は、位置情報を検出する位置検出手段としての機能を備え、GPSセンサによりGPS衛星信号を受信し、車載ナビゲーション装置10の位置情報(緯度及び経度)を測位する。センサ部14による測位は、上述したように所定の時間間隔(例えば3秒間隔)で行われる。測位した位置情報は、位置情報121として記憶部12に格納される。
なお、センサ部14は、ジャイロセンサ、加速度センサにより測定される角速度や、加速度に基づいて車載ナビゲーション装置10の位置情報の測位精度を更に高めることも可能である。
また、センサ部14は、GPS通信が困難又は不可能となった場合に、AGPS(Assisted Global Positioning System)通信を利用し、通信部13から取得される基地局情報によって車載ナビゲーション装置10の位置情報を算出することも可能である。
表示部15は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部15は、制御部11からの指示を受けて画像を表示する。表示部15が表示する情報としては、例えば、車載ナビゲーション装置10の現在位置、地図情報から読み出された車載ナビゲーション装置10の現在位置周辺の地図情報、ユーザに設定された目的地、他の車載ナビゲーション装置10から通知された待ち合わせ情報、ルート情報、各種のユーザインタフェース等が挙げられる。
入力部16は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部15の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。入力部16からの操作入力、例えばユーザによるテンキーの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御部11に出力することで、ユーザによる選択操作や、地図の拡大縮小等の操作を実現することができる。
なお、この他、図示しないが、スピーカやマイク等を備えることもできる。スピーカは、運転者に対して音声出力を行い、マイクは、運転者によって発せられた音声等を集音する。
そうすることで、情報をスピーカから音声で出力したり、マイクを介して音声入力された運転者による各種の選択、指示を音声認識技術により、制御部11に入力したりすることもできる。
次に、制御部11の詳細について説明をする。制御部11はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random access memory)、ROM(Read Only Memory)、及びI/O(Input / output)等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部12から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部12から情報を読み出し、RAM及び記憶部12に対して情報の書き込みを行い、通信部13、センサ部14、表示部15、及び入力部16と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部11は、機能ブロックとして、経路案内部111、乗員情報取得部112及び移動体情報送信部113を備える。
経路案内部111は、ユーザによって入力又は選択された施設等の目的地までの経路案内処理を行う部分である。
目的地までの経路案内処理は、一般的なカーナビゲーションシステムにおける経路案内処理と同等である。すなわち、経路案内部111は、記憶部12に記憶されている地図情報(図示を省略する。)に基づいて目的地までの地図を生成し、この生成した地図上にセンサ部14により測位された車載ナビゲーション装置10の現在位置と目的地の位置と目的地までのルート情報とを重ね、これを表示部15に表示することにより経路案内を行う。この場合に、更に、図示を省略したスピーカから経路案内用の音声を出力するようにしてもよい。また、道路の混雑状況の情報や天気の情報等を通信部13による通信により取得して、この取得した情報を経路案内処理に利用するようにしてもよい。
なお、目的地までの経路案内処理については、当業者によく知られているので、これ以上の詳細な説明は省略する。
乗員情報取得部112は、車両50aに乗車している乗員の乗員情報を取得する。例えば、乗員情報取得部112は、車両50aに設置された、公知の重量センサ(圧力センサ)、ドア開閉スイッチ、及びドア開閉検知センサ等の検知結果に基づいて乗車人数を測定し、測定した乗車人数を乗員情報として取得する。
具体的には、例えば、車両50aに設置された、公知の重量センサ(圧力センサ)、ドア開閉スイッチ、及びドア開閉検知センサ等のセンサが、車両50aにおけるシートベルトの着脱状態、車両50aにおけるドアの開閉動作の有無、及び車両50aの各座席における着座状態等の車内状態を検知する。乗員情報取得部112は、これらの検知結果を、例えば通信部13を介した通信により受信する。そして、乗員情報取得部112は、これらの検知結果に基づいて乗車人数を測定し、測定した乗車人数を乗員情報として取得する。
また、他にも、車内カメラ(図示を省略する。)を、車両50aのサンバイザーの上方等に設置するようにしてもよい。この場合、車内カメラは、車両50aの各座席における着座状態を撮影し、画像認識を行うことで、各座席における乗員の着座状態等の車内状態を検知する。そして、乗員情報取得部112は、この車内カメラの検知結果を、例えば通信部13を介した通信により受信する。そして、乗員情報取得部112は、この検知結果に基づいて乗車人数を測定し、測定した乗車人数を乗員情報として取得する。
なお、乗員情報取得部112による乗車人数の測定は、例えば、車両50aの出発時や、車両50aの運転中の経路において停車して新たに誰かを同乗させた場合に測定するようにするとよい。一方で、車両50aの走行中に車内の状態に変更はないと推定されることから、車両50aの走行中には、乗車人数の測定を行わないようにしてもよい。
乗員情報取得部112は、取得した乗員情報(上記の例では、測定した乗車人数の情報)を、乗員情報122として、記憶部12に格納する。
移動体情報送信部113は、通信部13を利用した無線通信により、記憶部12に格納されている位置情報121、乗員情報122及び移動体ID123を、情報分析装置30に対して送信する部分である。
移動体情報送信部113による、情報分析装置30に対する位置情報121、乗員情報122及び移動体ID123の送信は、車両50aに乗車したユーザにより車両50aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされ、車載ナビゲーション装置10が自動起動してから、車両50aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまでの間、周期的に行われる。例えば、所定の時間間隔(例えば3秒間隔)でセンサ部14が測位を行う都度、リアルタイムに送信が行われる。また、リアルタイムに情報分析装置30に送信する替わりに、複数個まとめて(例えば3分間分の間に3秒間隔で更新された位置情報121と、移動体ID123とをまとめて)、一度に送信するようにしてもよい。すなわち、いわゆるバースト送信をするようにしてもよい。かかる、所定の時間間隔の長さや、リアルタイムに送信するか、それともバースト送信するかは、本実施形態を適用する環境等に応じて、任意に設定することができる。
このようにして、リアルタイム送信やバースト送信を行うことにより、移動体情報送信部113は、センサ部14が測位した車両50aの移動経路を特定するための位置情報121と、乗員情報取得部112が取得した乗員情報122と、移動体ID123とを、情報分析装置30に対して送信する。
この場合に、イグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされ、車載ナビゲーション装置10が自動起動した直後に測位された位置情報121により特定される位置を最初の車両位置、すなわち出発位置として情報分析装置30に送信することができる。更に、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報121により特定される位置を最終の車両位置、すなわち到着位置として情報分析装置30に送信することができる。例えば、出発位置を表す位置情報121であることや停車位置を表す位置情報121であることを示す情報(例えば、これらを示すフラグを1にする。)を、位置情報121に追加してから、情報分析装置30に送信するようにする。
なお、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報121(すなわち、停車位置)については、イグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされ、車載ナビゲーション装置10が再度起動した際に送信されてもよい。
また、バースト送信を行う場合であっても、経路案内部111により車両50aが施設等の目的地に到着したと判断された場合には、移動体情報送信部113は、リアルタイムに送信を行うように切り替えるとよい。このようにすれば、施設等の目的地に到着後、施設等の目的地の位置情報121が送信される前に、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)されてしまい、施設等の目的地の位置情報121が情報分析装置30に対して送信されない、という事態を防止することができる。
なお、乗員情報122については、周期的に送信するのではなく、乗員情報122の内容に変更が生じた場合にのみ送信するようにしてもよい。
<携帯端末20が備える機能ブロック>
次に、携帯端末20が備える機能ブロックについて図3のブロック図を参照して説明をする。
ここで、上述した車載ナビゲーション装置10は、車両50aから電源の供給を受けていたが、携帯端末20は自身が備えるバッテリ(図示を省略する。)から電源の供給を受ける。ただし、バッテリを充電するために携帯端末20が車両50bのシガーソケット等から電源の供給を受けるようにしてもよい。
図3に示すように、携帯端末20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26と、近距離通信部27とを含んで構成される。
ここで、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26は、上述した車載ナビゲーション装置10が含む同名の機能ブロックと同等の機能を有している。つまり、上述した車載ナビゲーション装置10の説明における、「車載ナビゲーション装置10」の文言を「携帯端末20」に置き換え、「車両50a」の文言を「車両50b」に置き換えることにより、携帯端末20の各機能ブロックの説明となるので、重複する再度の説明は省略する。
一方で、携帯端末20は、近距離通信部27を含んでいる点等で、車載ナビゲーション装置10と相違するので、この相違点について、以下説明をする。
近距離通信部27は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)といった規格に準拠した非接触の近距離通信、又はUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介した有線による近距離通信を行うための部分である。
一方で、車両50bは、近距離通信部27と通信を行うための近距離通信部を備える。例えば車両50bのECU(Electronic Control Unit)が近距離通信部を備える。
そして、携帯端末20がECUと近距離通信により通信することができる場合とは、すなわち、携帯端末20が車両50bの車内に存在する場合である。この場合、携帯端末20のセンサ部24が測位する位置情報は、車両50bの位置情報に相当することになる。
そこで、携帯端末20は、近距離通信部27を介してECUと近距離通信できる間は、移動体情報送信部213を起動させる。そして、起動した移動体情報送信部213が、車載ナビゲーション装置10の移動体情報送信部113と同様にして、センサ部24が測位した車両50bの移動経路を特定するための位置情報221と、乗員情報取得部212が取得した乗員情報222と、移動体ID223とを、情報分析装置30に対して送信する。
例えば、ユーザが携帯端末20を所持して車両50bに乗車し、イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチをオンにすると、車両50bと携帯端末20とが接続(ペアリング)され、携帯端末20で測位した位置情報221、乗員情報222及び移動体ID223が携帯端末20から情報分析装置30に送信される。この場合、車両50bと携帯端末20とのペアリング直後に測位された位置情報121により特定される位置を最初の車両位置、すなわち出発位置として情報分析装置30に送信することができる。
更に、イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチがオフにされると、車両50bと携帯端末20とのペアリングが解除される。この場合、解除された直前に測位された位置情報121により特定される位置を最終の車両位置、すなわち到着位置として情報分析装置30に送信することができる。
この場合に、リアルタイムで送信してもよく、バースト送信してもよい点や、目的地に到着したと判断された場合には、バースト送信をリアルタイムの送信に切り替えても良い点や、出発位置又は到着位置であることを示す情報を追加しても良い点や、再起動時に到着位置を送信しても良い点や、乗員情報222については、周期的に送信するのではなく、乗員情報222の内容に変更が生じた場合にのみ送信するようにしてもよい点も移動体情報送信部113と同様である。
なお、車両50bが位置情報を測位する機能を有している場合には、センサ部24が測位する位置情報ではなく、車両50bが測位する位置情報を位置情報121として情報分析装置30に送信するようにしてもよい。この場合、携帯端末20から、センサ部24を省略するようにしてもよい。
<情報分析装置30が備える機能ブロック>
次に、情報分析装置30が備える機能ブロックについて図4のブロック図を参照して説明をする。
図4に示すように、情報分析装置30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33とを含んで構成される。
制御部31は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、30を構成する各部の制御を行う。制御部31の詳細については、後述する。
記憶部32は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、情報分析処理を行うためのプログラムといった各プログラム、更にその他、地図情報等の種々の情報が記憶される。図中には、記憶部32が記憶する情報として、位置情報の分析処理に特に関する情報である、地図情報321及び移動体情報データベース322を図示する。
地図情報321には、道路や施設等の地物に関する情報、道路情報、施設情報、駐車場情報等の情報が含まれる。また、地図情報321には他にも、道路及び道路地図等の背景を表示するための表示用地図データ、ノード(例えば道路の交差点、屈曲点、端点等)の位置情報及びその種別情報、各ノード間を結ぶ経路であるリンクの位置情報及びその種別情報、全てのリンクのコスト情報(例えば距離、所要時間等)に関するリンクコストデータ等を含む道路ネットワークデータ等が含まれる。
道路情報としては道路の種別や信号機等のいわゆる道路地図の情報が保存されている。
施設情報としては、各施設の位置情報が緯度経度の情報として保存されている。また、施設位置情報として、施設の識別情報(施設ID)、名称、施設種別(及び/又はジャンル)、電話番号、住所、営業時間、施設が飲食店であれば提供するメニュー、商品役務等に関する施設情報、等の付帯的な情報が含まれていてもよい。
駐車場情報としては、駐車場の位置情報が緯度経度の情報として保存されている。駐車場が各施設の駐車場である場合には、施設と駐車場を紐付けて保存される。
地図情報321は、記憶部32に予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網60に接続されたサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて適宜ダウンロードされる構成としてもよい。更に、地図情報321は、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
移動体情報データベース322は、車載ナビゲーション装置10から受信した位置情報121、乗員情報122及び移動体ID123や、携帯端末20から受信した位置情報221、乗員情報222及び移動体ID223に基づいて構築されたデータベースである。
移動体情報データベース323は、後述の移動体情報データベース更新部311により構築及び更新される。移動体情報データベース323の詳細については、移動体情報データベース更新部311の説明の際に後述する。
なお、以下の説明では、位置情報121及び位置情報221を区別することなく説明する際は、符号を省略して「位置情報」と呼ぶ。また、同様に乗員情報122及び乗員情報222を区別することなく説明する際は、符号を省略して「乗員情報」と呼ぶ。また、同様に移動体ID123及び移動体ID223を区別することなく説明する際は、符号を省略して「移動体ID」と呼ぶ。
通信部33は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、3G(3rd Generation)LTE(Long Term Evolution)やWi-Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網60を介して通信網60を介した他の装置との間の無線通信を実現する。通信部33は、例えば、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから送信される位置情報、乗員情報及び移動体IDを受信するために利用される。また、他にも通信部33は、例えば、分析情報参照端末40から送信される指定情報を受信するために利用される。更に、他にも通信部33は、例えば、分析情報参照端末40に対して分析情報を送信するために利用される。
ただし、通信部33と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、これらの情報以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
次に、制御部31の詳細について説明をする。制御部31はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random access memory)、ROM(Read Only Memory)、及びI/O(Input / output)等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部32から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部32から情報を読み出し、RAM及び記憶部32に対して情報の書き込みを行い、通信部33、センサ部34、表示部35、及び入力部36と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部31は、機能ブロックとして、移動体情報データベース更新部311、指定情報取得部312及び移動経路特定部313を含む。
移動体情報データベース更新部311は、通信部33が移動体から受信した、位置情報、乗員情報及び移動体IDに基づいて、移動体情報データベース322を更新する部分である。
移動体情報データベース322のデータ構造の一例について、図5を参照して説明する。図5に示すように、移動体情報データベース322は、「移動体ID」、「訪問施設」、「出発位置」、及び「乗員情報」を属性として含む。
移動体情報データベース322内の「移動体ID」は、上述したように、位置情報等の送信元である車載ナビゲーション装置10や携帯端末20を識別するための情報である。
また、移動体情報データベース322内の「訪問施設」は、ユーザが車両50により訪問した施設の識別情報である。移動体情報データベース更新部311は、移動体IDと共に受信した位置情報から、訪問施設を特定する。例えば、上述したように、位置情報に到着位置を示す情報が含まれている場合を考える。この場合、この到着位置と、地図情報321に含まれている施設の位置(及び施設に紐付けられている駐車場の位置)とを比較し、両者が合致した場合に、ユーザが、車両50によりこの施設に訪問したと判定することができる。
そして、移動体情報データベース更新部311は、地図情報321に含まれる訪問施設の識別情報(例えば、施設名称や施設ID)を、移動体情報データベース322内の訪問施設のフィールドに格納する。
なお、仮に位置情報に到着位置を示す情報が含まれていない場合には、例えば、位置情報等の送信が開始されてから最後に受信した位置情報に対応する位置が到着位置であるとみなすこともできる。また、他にも送信される位置情報に対応する位置が一定時間以上変化しないような場合に、この位置を到着位置とみなすこともできる。
更に、移動体情報データベース322内の「出発位置」は、ユーザが車両50により出発した位置を特定するための情報である。移動体情報データベース更新部311は、移動体IDと共に受信した位置情報から、出発位置を特定する。例えば、上述したように、位置情報に出発位置を示す情報が含まれている場合は、この出発位置を示す情報が移動体情報データベース322内の、出発位置のフィールドに格納される。なお、仮に位置情報に出発位置を示す情報が含まれていない場合には、例えば、位置情報等の送信が開始されてから最初に受信した位置情報に対応する位置が出発位置であるとみなすこともできる。
更に、移動体情報データベース322内の「経路情報」は、位置情報等の送信が一度開始されてから終了するまでに受信した全ての位置情報である。この全ての位置情報により、出発位置から停車位置までの移動経路を特定することが可能となる。
更に、移動体情報データベース322内の「乗員情報」は、上述したように、位置情報等の送信元である車載ナビゲーション装置10や携帯端末20に対応する車両50の乗員に関する情報である。例えば、乗員情報は、乗員人数の情報である。
移動体情報データベース更新部311は、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20から、位置情報等の送信が一度開始されてから終了する都度、受信した各情報に基づいて、移動体情報データベース322を更新する。
指定情報取得部312は、通信部33が分析情報参照端末40から受信した指定情報を取得する部分である。
ここで、指定情報は上述したように、分析情報参照端末40のユーザが所望の分析情報を得るために入力する情報である。
ここで指定情報は、乗員情報に関する指定を含む。例えば、分析情報参照端末40のユーザが「或る施設に訪問した車両50であって、且つ、乗員の人数が複数の車両50についての移動経路のみを分析情報として取得したい。」という希望を持っている場合に、指定情報として、この或る施設の「移動体ID」と、「乗員の人数が複数」という指定情報を分析情報参照端末40に入力する。この場合に、複数の値を幾つとするのかも指定情報として入力するようにしてもよい。
一方で、例えば、分析情報参照端末40のユーザが「或る施設に訪問した車両50であって、且つ、乗員の人数が単独(1名)の車両50についての移動経路のみを分析情報として取得したい。」という希望を持っている場合に、指定情報として、この或る施設の「移動体ID」と、「乗員の人数が単独(1名)」という指定情報を分析情報参照端末40に入力する。
指定情報取得部312は、通信部33が分析情報参照端末40から受信した指定情報を、移動経路特定部313に対して出力する。
移動経路特定部313は、指定情報取得部312から入力された指定情報と、移動体情報データベース322に格納された情報を照らし合わせることにより、指定情報に合致する移動体を特定する。例えば、指令情報が、或る施設の「移動体ID」と、「乗員の人数が複数」という内容である場合には、移動体情報データベース322において「訪問施設」がこの移動体IDに対応する訪問施設であり、且つ、乗員情報が「乗員の人数が複数」である移動体を特定する。
そして、移動経路特定部313は、この特定した移動体の移動体情報データベース322における「経路情報」に基づいて、この特定した移動体それぞれについての移動経路を特定し、特定した移動経路により分析情報を生成する。分析情報は、例えば、ユーザが視認可能な画像を表示するための画像データとして生成される。分析情報を表示した場合の具体例については、次に分析情報参照端末40について説明をした後に、図7~図9を参照して後述する。
<分析情報参照端末40が備える機能ブロック>
分析情報参照端末40については、一般的なパーソナルコンピュータにより実現できるので、詳細な説明を省略する。図6に示すように、顧客端末4は、少なくとも、制御部41と、記憶部42と、通信部43と、表示部44と、入力部45とを含んで構成される。各部の構成は、例えば、車載ナビゲーション装置10や、携帯端末20の名称が同一の各部の構成とそれぞれ同様である。
制御部41は、指定情報受付部411と分析情報取得部412を含む。指定情報受付部411は、ユーザから指定情報の入力を受け付けるためのユーザインタフェースを生成し、生成したユーザインタフェースを、ディスプレイにより実現される表示部44に対して表示させる。分析情報参照端末40のユーザは、このユーザインタフェースを参照して、キーボードやマウス等の入力インタフェースにより入力される入力部45にて、指定情報を入力する。通信部43は、この指定情報を情報分析装置30に対して送信する。また、通信部43は、この指定情報の応答として、分析情報を情報分析装置30から受信する。
受信した分析情報は、分析情報取得部412により取得される。分析情報取得部412は、取得した分析情報を、表示部44に対して表示させる。これにより、分析情報参照端末40のユーザは、分析情報に対応する画像を参照することができる。
すなわち、分析情報参照端末40のユーザは、自身が入力した所望の指定情報に対応する画像を参照することができる。
例えば、分析情報参照端末40のユーザが指定情報として、或る施設の「移動体ID」と、「乗員の人数が複数」という指定情報を入力した場合、分析情報参照端末40のユーザは、複数人で施設に訪問している車両50の移動経路を知ることができる。
また、例えば、分析情報参照端末40のユーザが指定情報として、或る施設の「移動体ID」と、「乗員の人数が単独(1名)」という指定情報を入力した場合、分析情報参照端末40のユーザは、単独(1名)で施設に訪問している車両50の移動経路を知ることができる。
<分析情報に対応する表示の具体例>
次に、図7~図9を参照して分析情報に対応する表示の具体例について説明をする。
分析情報に対応する画像データを、表示部44に表示すると、例えば、図7のように表示される。図7の例では、画面中央に施設アイコン71を配置し、この施設アイコン71と移動経路表示72とを、地図表示73の上に重ね合わせて表示している。
施設アイコン71は、指定情報にて入力された或る施設に対応するアイコンである。地図表示73は、地図情報321に基づいて生成された地図表示であり、指定情報にて入力された或る施設周辺の道路等を表している。そして、移動経路表示72は、指定情報を満たす移動体についての位置情報に基づいて特定される移動経路を表している。
ここで、分析情報では、指定情報に合致した移動体の中で、どの経路にて或る施設に訪問している移動体が多いのか(あるいは少ないのか)を知ることができることが望ましい。そこで、多くの移動体が移動に用いた経路と、少数の移動体が移動に用いた経路とを区別できるようにするとよい。例えば、移動経路を表す線の太さや色等に応じて区別できるようにするとよい。すなわち、多くの移動体が移動に用いた経路では線を太くしたり比較的に視認し易い色にし、少数の移動体が移動に用いた経路では線を細くしたり比較的視認しにくい色にするとよい。また、多い又は少ないとった二段階のみならず、移動に用いた移動体の台数に応じて更に段階的に線の太さ等を変更するようにするとよい。
図7の例をユーザが参照した場合、例えば、右上方面から訪問する移動体が多いことが分かる。また、右上から左下にかけて延びる施設に隣接する道幅の広い道路において、左折して施設に訪問する移動体の方が、右折して施設に訪問する移動体の方が多いことが分かる。
次に、分析情報である画像データの他の表示例を図8に示す。本実施形態では、地図情報321に、地図上の領域を格子状に区切って矩形状のメッシュ状の所定領域(以下、「メッシュ領域」と呼ぶ。)として管理した地図情報も含んでいる。
そして、図8の例では、このメッシュ領域で管理された地図情報に基づいて分析情報を生成し、指定情報にて入力された或る施設の周辺のメッシュ領域の群であるメッシュ領域群表示74を表示している。
ここで、上述したように分析情報では、指定情報に合致した移動体の中で、どの経路にて或る施設に訪問している移動体が多いのか(あるいは少ないのか)を知ることができることが望ましい。そこで、本例では、指定情報を満たす移動体の移動経路が、メッシュ領域内に含まれるのか否かをメッシュ領域毎に判定する。そして、メッシュ領域に移動経路が含まれる回数に応じて視認可能に表示を行う。具体的には、メッシュ領域に移動経路が含まれる割合を数値としてメッシュ領域に重ね合わせて表示する。割合は、指定情報を満たす移動体の数を分母とし、そのメッシュ領域に移動経路が含まれる移動体の数を分子とすることで算出できる。
例えば、中央の100.0%と記載されたメッシュ領域が指定情報にて入力された或る施設が存在するメッシュ領域である。ここで、或る施設に訪問するためには、このメッシュ領域を移動する必要があるので、割合は100.0%となる。そして、図8の例をユーザが参照して他のメッシュ領域との比較をした場合、図7の例を参照した場合と同様に右上方面から訪問する移動体が多いこと等が分かる。また、図7の例は、移動経路に含まれる移動体の台数を線の太さ等で表現していたが、本例では数字にて表現している。そのため、本例では、より具体的にどの経路にて或る施設に訪問している移動体が多いのか(あるいは少ないのか)を知ることができる。なお、数値以外にも割合に応じて各メッシュ領域の色や、ハッチングを異ならせることにより、より直感的に移動体の台数を把握することができる。
次に、分析情報である画像データの他の表示例を図9に示す。図9の例では、図8の例にして示したメッシュ領域群表示74を、地図表示73の上に重ね合わせて表示している。そして、図9の例をユーザが参照して他のメッシュ領域との比較をした場合、図7や図8の例を参照した場合と同様に右上方面から訪問する移動体が多いこと等が分かる。また、本例では、地図表示73を併せて参照することができるので、メッシュ領域と地図情報との対応関係を容易に把握することができる。
<本実施形態の動作>
次に、図10及び図11のフローチャートを参照して、本実施形態の動作について説明する。ここで、図10は、収集した位置情報や乗員情報等に基づいた移動体情報データベース更新処理時の基本的動作を示すフローチャートである。また、図11は、情報分析処理時の動作を示すフローチャートである。
まず、車載ナビゲーション装置10についての位置情報の収集及び移動体情報データベースの更新時の動作について図10を参照して説明する。
ステップS11において、移動体情報送信部113が位置情報の送信を開始するか否かを判定する。ここで、上述したように、車両50aのイグニッションスイッチがオンとなった場合に送信が開始される。
イグニッションスイッチがオフのままの場合には、ステップS11にてNoと判定され、ステップS11の判定が繰り返される。この場合、移動体情報送信部113による送信は開始されない。
一方で、イグニッションスイッチがオンとなった場合には、ステップS11にてYesと判定され、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、センサ部14が、車載ナビゲーション装置10の位置を測位することにより位置情報を取得する。
ステップS13において、乗員情報取得部112は、乗員情報を取得する。
ステップS14において、移動体情報送信部113は、ステップS12で取得された位置情報と、ステップS13で取得された乗員情報と、移動体IDとを、情報分析装置30に対して、所定の周期で、リアルタイム送信又はバースト送信をする(ステップS13)。
ステップS15において、移動体情報送信部113は、位置情報の送信を終了するか否かを判定する。上述したように、車両50aのイグニッションスイッチがオフとなった場合に送信が終了となる。
車両50aのイグニッションスイッチがオンのままの場合には、ステップS15にてNoと判定され、再度、ステップS12における位置情報の取得、ステップS13による乗員情報の取得、及びステップS14における送信が繰り返される。
一方で、車両50aのイグニッションスイッチがオフとなった場合には、ステップS15にてYesと判定され、処理はステップS16に進む。
ステップS16において、情報分析装置30の移動体情報データベース更新部311が、ステップS12からステップS14までの繰り返しにより送信された位置情報や乗員情報等に基づいて移動体情報データベース322を更新する(ステップS15)。
以上説明した動作により、収集した位置情報や乗員情報等に基づいた移動体情報データベース更新処理が実現される。
次に、携帯端末20についての位置情報の収集及び移動体情報データベースの更新時の動作について説明する。携帯端末20については、上述の説明における、センサ部14をセンサ部24に置き換え、乗員情報取得部112を乗員情報取得部212に置き換え、移動体情報送信部113を移動体情報送信部213に置き換え、ステップS11にてYesとなる基準を「イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチがオンとなり、車両50bと携帯端末20がペアリングした場合」に置き換え、ステップS15にてYesとなる基準を「イグニッションスイッチ等の車両50bの起動スイッチがオフとなり、車両50bと携帯端末20のペアリングが解除された場合」に置き換えればよい。従って重複する説明を省略する。
次に、図11のフローチャートを参照して、情報分析処理時の動作について説明をする。
ステップS21において、まず、分析情報参照端末40の指定情報受付部411が、入力部45を介して、ユーザから指定情報を受け付ける。
ステップS22において、指定情報受付部411は、受け付けた指定情報を情報分析装置30に対して送信する。送信された指定情報は、情報分析装置30の指定情報取得部312により取得され、移動経路特定部313に出力される。
ステップS23において、移動経路特定部313は、入力された指定情報に合致する移動体を特定する。
ステップS24において、移動経路特定部313は、ステップS23にて特定された移動体それぞれについての移動経路を特定する。
ステップS25において、移動経路特定部313は、特定した移動体それぞれについての移動経路に基づいて分析情報を生成する。
ステップS26において、移動経路特定部313は、生成した分析情報を、情報分析装置30に対して送信する。
ステップS27において、分析情報を受信した分析情報参照端末40の分析情報取得部412は、取得した分析情報を表示部44に対して表示させる。
以上説明した、本実施形態によれば、乗員情報を利用することから、移動体における移動経路の分析において、位置情報以外の情報にも基づいた分析を行うことが可能となる。
例えば、指定された乗員情報に関連する移動体の施設までの移動経路を特定することにより、同乗者の有無等の乗員情報を勘案した施設への導線である移動経路を可視化することが可能となる。
<分析情報の有益性>
そして、このようにして得られた分析情報は、ユーザに取って有益な情報として利用できる。この点について、詳細に説明する。
例えば、本実施形態では、位置情報を分析することにより、図7~図9の例のような表示を行うための分析情報を生成することができる。そして、図7~図9を参照して説明した際に上述したように、分析情報を参照したユーザが、例えば或る施設に訪れた移動体であって、乗員情報を満たす移動体の移動経路について、何れの方面から訪問する移動体が多いのか(あるいは少ないのか)といった情報や、何れのメッシュ領域を移動経路とする移動体が多いのか(あるいは少ないのか)といった情報を知ることができる。
従って、例えば、施設が店舗である場合に、どの方面のどの位置に看板を設置することが有効かということや、どの位置に駐車場を設けたらよいかということの判断に分析情報を利用することができる。また、例えば、どの地域に対してチラシを配布することが有効か、といった判断に分析情報を利用することができる。すなわち、商圏の判断等に分析情報を利用することができる。
また、指定情報を適切に入力することにより、自店舗の客層に対応する乗員情報に合致する移動体のみを分析の対象とするようなこともできる。
加えて、様々な指定情報により様々な分析情報を取得することにより、様々な分析情報を比較して検証するようなこともできる。例えば、異なる乗員情報のそれぞれについて分析情報を取得して、傾向の違い等を比較して検証するようなこともできる。
このように、本実施形態によれば、ユーザにとって有益な情報を提供することが可能となる。なお、分析情報は、例えば施設の運営者が利用しても有益であるし、施設の運営者に対してコンサルタントを行う者が利用するような場面でも有益である。
<ハードウェア及びソフトウェアについて>
なお、上記のナビゲーションシステムに含まれる各機器のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記のナビゲーションシステムに含まれる各機器のそれぞれが協働することにより行なわれるナビゲーション方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<変形例>
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、図2、図3、図4及び図6の機能的構成は例示に過ぎず、本実施形態の機能的構成を限定するものではない。すなわち、本発明の情報分析機能に関する一連の処理を全体として実行できる機能が各機器に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2、図3、図4及び図6の例に限定されない。
また、他にも、上述した実施形態を、例えば以下に説明する変形例のように変形するようにしてもよい。
<第1の変形例>
上述の実施形態では、乗員情報に、乗員の人数の情報が含まれる場合を例に取って説明したが、他の情報が乗員情報に含まれていてもよい。また、分析情報参照端末40のユーザは、この他の情報を指定情報における指定に含ませるようにしてもよい。
この他の情報は、例えば、乗員の属性情報とすることができる。具体的には、乗員の性別や、乗員の年齢や、乗員の趣味趣向等の情報とすることができる。
この場合、乗員情報取得部112や乗員情報取得部212は、例えば、車両50に設置された車内カメラが撮像した画像に基づいて、これらの乗員の属性情報を取得するようにしてもよい。例えば、車内カメラが、車両50の各座席における着座状態を撮影し、画像認識を行うことで、各座席における乗員の着座状態や、乗員の性別等を検知する。
そして、乗員情報取得部112や乗員情報取得部212は、この車内カメラの検知結果を、例えば通信部13を介した通信により受信する。そして、乗員情報取得部112や乗員情報取得部212は、この検知結果に基づいて乗員の性別等の乗員情報を取得することができる。
また、他にも、乗員情報取得部112や乗員情報取得部212は、例えば予めユーザから入力部16や入力部26を介して、乗員情報の入力を受け付けておくようにしてもよい。そして、乗員情報取得部112や乗員情報取得部212は、この入力された乗員情報を取得するようにしてもよい。
更に、他にも、乗員情報取得部112や乗員情報取得部212は、例えば車載ナビゲーション装置10や携帯端末20において動作するアプリケーションソフトウェアにて用いている情報から、乗員情報を取得するようにしてもよい。例えば、乗員情報取得部112や乗員情報取得部212は、ユーザの情報の登録を要するアプリケーションソフトウェアから、乗員の性別や乗員の年齢といった乗員情報に相当する登録情報を、乗員情報として取得するようにしてもよい。
更に、他にも、例えば、乗員情報取得部112や乗員情報取得部212は、経路案内部111や経路案内部211による経路案内の履歴を分析することにより、乗員の趣味趣向等の情報を、乗員情報として取得するようにしてもよい。
<第2の変形例>
他の変形例として、移動経路特定部313が、上述したステップS24において、施設からの距離を考慮して移動経路を特定するようにしてもよい。
この場合、移動経路特定部313は、移動体情報データベース322内の「出発位置」の情報を参照することにより、ステップS23にて特定した移動体の出発位置を特定する。そして、移動経路特定部313は、特定した出発位置が、指定情報にて指定された施設から所定範囲内に存在するか否かを判定する。また、移動経路特定部313は、判定結果に基づいて、所定範囲内外に分けて前記移動体の前記施設までの移動経路を特定する。
また、移動経路特定部313は、このようにして所定範囲内外に分けて特定した移動経路に基づいて分析情報を生成する。例えば、移動経路特定部313は、施設の近辺(所定範囲内)から、施設に訪問している移動体の移動経路を示す分析情報と、施設の遠方(所定範囲該)から、施設に訪問している移動体の移動経路を示す分析情報とをそれぞれ生成する。
これにより、分析情報参照端末40のユーザは、施設の近辺から施設に訪問している移動体の移動経路と、施設の遠方から施設に訪問している移動体の移動経路とを、それぞれ知ることができる。
<第3の変形例>
指定情報には、乗員情報以外の情報を更に含ませるようにしてもよい。例えば、上述の第2の変形例のようにする場合に、所定範囲内外に分けて前記移動体の前記施設までの移動経路を特定するか否かを、ユーザが、例えば指定情報として入力するようにしてもよい。また、この場合に、所定範囲の大きさを施設から直線距離で10[km]というように入力するようにしてもよい。
更に、他の指定情報を入力してもよい。例えば、時間帯や曜日を指定情報として入力するようにしてもよい。これにより、ユーザは、或る時間帯に訪問する移動経路の移動経路や、或る曜日に訪問する移動経路の移動経路を知ることができる。
また、上述した指定情報を任意に組み合わせるようにしてもよい。
<他の変形例>
他の変形例として、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20を、経路案内機能を有さない他の装置により実現してもよい。すなわち、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20による経路案内機能は、必須の構成ではない。この場合に、情報分析装置30が更に経路案内機能を備えており、情報分析装置30が、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20と通信を行うことにより経路案内を行うようにしてもよい。
更に、他の変形例として、上述の実施形態では、情報分析装置30を1つのサーバ装置等により実現すると説明したが、情報分析装置30の各機能を、適宜複数のサーバ装置に分散する、分散処理システムとしてもよい。また、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して、情報分析装置30の各機能を実現してもよい。
更に、他の変形例として、情報分析装置30に分析情報参照端末40としての機能を持たせてもよい。つまり、情報分析装置30に入力部及び表示部を設け、情報分析装置30の入力部にて、ユーザから指定情報を受け付けると共に、情報分析装置30の表示部に分析情報を表示するようにしてもよい。
更に、他の変形例として、図8や図9を参照して説明した、メッシュ領域群表示74のメッシュ領域の大きさを可変にするようにしてもよい。例えば、道路の密集している地域におけるメッシュ領域の大きさを、道路がそれほど存在しない地域の大きさよりも小さくするようにしてもよい。
1 情報分析システム
10 車載ナビゲーション装置
11、21、31、41 制御部
111、211 経路案内部
112、211 乗員情報取得部
113、213 移動体情報送信部
12、22、32、42 記憶部
121、221 位置情報
122、222 乗員情報
123、223 移動体ID
13、23、33、43 通信部
14、24 センサ部
15、25、44 表示部
16、26、45 入力部
20 携帯端末
27 近距離通信部
30 情報分析装置
311 移動体情報データベース更新部
312 指定情報取得部
313 移動経路特定部
321 地図情報
322 移動体情報データベース
40 分析情報参照端末
411 指定情報受付部
412 分析情報取得部
50a、50b 車両
60 通信網

Claims (4)

  1. 移動体の位置情報と、移動体の乗員情報を受信する受信部と、
    前記移動体が通行可能な道路に関する情報と、施設に関する情報とを記憶する記憶部と、
    ユーザからの前記移動体の乗員情報に関する指定情報を受け付ける入力部と、
    前記指定情報に基づいて、前記施設へ訪問している前記移動体を特定し、該特定した移動体について、前記位置情報と前記道路に関する情報とから前記施設までの移動経路を特定する移動経路特定部と、
    を備え
    前記記憶部はさらに、メッシュ状の所定領域で管理された地図情報を記憶しており、
    前記移動経路特定部はさらに、前記特定した前記移動体の前記施設までの移動経路が、前記メッシュ状の所定領域内に含まれるか否かを前記メッシュ状の所定領域毎に判定し、前記メッシュ状の所定領域内に前記施設までの移動経路が含まれる回数に応じて視認可能に出力することを特徴とする情報分析装置。
  2. 前記入力部に受け付けられる前記指定情報は、乗員の人数の指定及び乗員の属性の指定の、何れか又は双方の指定を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報分析装置。
  3. 前記移動経路特定部はさらに、前記移動体の位置情報に基づいて前記移動体の出発位置を特定し、該特定した出発位置と前記施設に関する情報とに基づいて、該特定した出発位置が前記施設から所定範囲内に存在するか否かを判定し、所定範囲内外に分けて前記移動体の前記施設までの移動経路を特定することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報分析装置。
  4. 情報分析装置が行う情報分析方法であって、
    移動体の位置情報と、移動体の乗員情報を受信する受信ステップと、
    前記移動体が通行可能な道路に関する情報と、施設に関する情報とを記憶する記憶ステップと、
    ユーザからの前記移動体の乗員情報に関する指定情報を受け付ける入力ステップと、
    前記指定情報に基づいて、前記施設へ訪問している前記移動体を特定し、該特定した移動体について、前記位置情報と前記道路に関する情報とから前記施設までの移動経路を特定する移動経路特定ステップと、
    を備え
    前記記憶ステップにおいて、さらに、メッシュ状の所定領域で管理された地図情報を記憶し、
    前記移動経路特定ステップにおいて、さらに、前記特定した前記移動体の前記施設までの移動経路が、前記メッシュ状の所定領域内に含まれるか否かを前記メッシュ状の所定領域毎に判定し、前記メッシュ状の所定領域内に前記施設までの移動経路が含まれる回数に応じて視認可能に出力することを特徴とする情報分析方法。
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