JP2020149438A - 情報分析装置及び情報分析方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客に情報を通知する頻度を、適切に決定する。【解決手段】情報分析装置30は、種別と位置を含む施設情報を記憶する記憶部32と、顧客と共に移動する車載ナビゲーション装置や携帯端末の位置情報の推移を受信する位置情報取得部311と、位置情報が所定時間以上変化しない場合、位置情報と施設情報とを照合し、顧客が施設に滞在したと判定する滞在判定部312と、該判定結果に基づいて顧客プロファイルを作成し、顧客プロファイルが変化した場合に顧客プロファイルの変化度を算出するプロファイル作成部313と、ユーザから顧客と施設に関する指定を受け付ける指定入力部314と、ユーザの指定に対応する顧客について、滞在判定部312の判定結果に基づいてユーザの指定に対応する施設への来訪頻度を算出し、来訪頻度と顧客プロファイルの変化度に基づいて顧客に情報を通知する頻度を決定し出力する頻度出力部315と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、顧客に関する情報を分析するための、情報分析装置及び情報分析方法に関する。
近年、スマートフォンや車両といった顧客と共に移動する移動体の位置情報に基づいて、顧客の移動履歴を特定し、この特定した移動履歴を分析することにより顧客の嗜好等を推定する技術が存在する。
このようにして推定した顧客の嗜好等に基づくことにより、事業者は、顧客それぞれに適した情報を、顧客に対して通知することができる。すなわち、適切なリコメンドを実現することができる。
このようなリコメンド等を目的とした移動履歴の分析に関する技術が、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されている。
具体的に、特許文献1には、顧客の経路を分析して顧客が立ち寄った競合店等を特定することにより、競合力のある商品開発や販売促進につなげる技術が開示されている。また、特許文献2には、移動履歴から自動的に顧客の属性や状況を把握し、多様なサービスに通知することで、顧客に適切なサービスやコンテンツを提供する技術が開示されている。
特開2011−221665号公報 特開2013−246747号公報
しかしながら、事業者が顧客に対してあまりにも頻繁にリコメンドをしてしまうと、顧客がリコメンドを煩わしく感じてしまう場合もある。この場合、リコメンドは逆効果となってしまい、リコメンドをした事業者のサービスについて、利用頻度の低下につながるようなおそれがあった。そこで、リコメンド等を行うにあたって、顧客に対して情報を通知する頻度を、より適切に決定することが求められる。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、本発明は、顧客に対して情報を通知する頻度を、より適切に決定する、情報分析装置及び情報分析方法を提供することを目的とする。
(1)本発明の情報分析装置(例えば、後述の情報分析装置30)は、施設の種別と位置に関する情報を含む施設情報を記憶する記憶部(例えば、後述の記憶部32)と、顧客と共に移動する複数の端末(例えば、後述の車載ナビゲーション装置10や携帯端末20)それぞれの位置情報の推移を受信する受信部(例えば、後述の位置情報取得部311)と、前記端末の位置情報が所定時間以上変化しない場合に、該端末の位置情報と前記施設情報とを照合することにより、該端末に対応する前記顧客が施設に滞在したと判定する滞在判定部(例えば、後述の滞在判定部312)と、前記顧客それぞれについて、前記滞在判定部の判定結果に基づいて顧客プロファイルを作成すると共に、該顧客プロファイルが変化した場合に顧客プロファイルの変化度を算出するプロファイル作成部(例えば、後述のプロファイル作成部313)と、ユーザから前記顧客に関する指定と前記施設に関する指定とを受け付ける指定入力部(例えば、後述の指定入力部314)と、前記ユーザの指定に対応する顧客について、前記滞在判定部の判定結果に基づいて前記ユーザの指定に対応する施設への来訪頻度を算出すると共に、該来訪頻度と前記顧客プロファイルの変化度とに基づいて前記顧客に情報を通知する頻度を決定し出力する頻度出力部(例えば、後述の頻度出力部315)と、を備える。
上記(1)によれば、来訪頻度と顧客プロファイルの変化度とに基づくことにより、顧客に情報を通知する頻度を、より適切に決定することができる。そのため、ユーザ(例えば、事業者)は、例えば、自身の運営する施設への来訪頻度が所定値以下であり、ライフステージに変化があった顧客にリコメンドを通知する等のアプローチすることで、顧客が煩わしさを感じることなく効果的なアプローチが可能となる。
(2)上記(1)に記載の情報分析装置を、前記頻度出力部は、前記ユーザの指定に対応する施設への来訪頻度が高いユーザほど、前記顧客プロファイルの変化度が小さい場合であっても前記顧客に情報を通知するように前記頻度を決定し出力するようにしてもよい。
上記(2)によれば、来店頻度が高い顧客には変化度が小さい場合であっても、リコメンドを通知する等のアプローチをし、来店頻度が低い顧客には変化度が大きい場合のみリコメンドを通知する等のアプローチをすることで、より顧客が煩わしさを感じることなく、より効果的なアプローチが可能となる。
(3)本発明の情報分析方法は、コンピュータ(例えば、後述の情報分析装置30)が行う情報分析方法であって、施設の種別と位置に関する情報を含む施設情報を記憶する記憶ステップと、顧客と共に移動する複数の端末(例えば、後述の車載ナビゲーション装置10や携帯端末20)それぞれの位置情報の推移を受信する受信ステップと、前記端末の位置情報が所定時間以上変化しない場合に、該端末の位置情報と前記施設情報とを照合することにより、該端末に対応する前記顧客が施設に滞在したと判定する滞在判定ステップと、前記顧客それぞれについて、前記滞在判定ステップの判定結果に基づいて顧客プロファイルを作成すると共に、該顧客プロファイルが変化した場合に顧客プロファイルの変化度を算出する顧客プロファイル作成ステップと、ユーザから前記顧客に関する指定と前記施設に関する指定とを受け付ける指定入力ステップと、前記ユーザの指定に対応する顧客について、前記滞在判定ステップの判定結果に基づいて前記ユーザの指定に対応する施設への来訪頻度を算出すると共に、該来訪頻度と前記顧客プロファイルの変化度とに基づいて前記顧客に情報を通知する頻度を決定し出力する頻度出力ステップと、を有する。
上記(3)の方法によれば、上記(1)の情報分析装置と同様の効果を奏する。
本発明によれば、顧客に対して情報を通知する頻度を、より適切に決定することが可能となる。
本発明の実施形態である情報分析システム全体の基本的構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における車載ナビゲーション装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における携帯端末の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における情報分析装置の機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態における位置情報データベースの例を示すテーブルである。 本発明の実施形態における顧客プロファイルデータベースの例を示すテーブルである。 本発明の実施形態における収集した位置情報に基づいた位置情報データベース更新処理時の基本的動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における位置情報データベースの更新に基づいた顧客プロファイルデータベース更新処理時の基本的動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における頻度決定処理時の基本的動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の情報分析システムの好ましい一実施形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
<情報分析システム1の全体構成>
本発明の好ましい一実施形態に係る情報分析システム1について説明する。図1に、情報分析システム1の全体構成を示す。
図1に示すように、情報分析システム1は、車載ナビゲーション装置10と、携帯端末20と、情報分析装置30と、を含んで構成される。これら各装置及び各端末は、通信網50を介して相互に通信可能に接続される。なお、図中では、これら各装置及び各端末にて送受信される情報や、情報分析装置30が行う処理についても図示しているが、これらの情報や処理はあくまで一例である。本実施形態にて、図示をしている以外の情報が送受信されたり図示をしている以外の処理が行われたりしてもよい。
車載ナビゲーション装置10は、車両40aに乗車したユーザに対して、ナビゲーション(すなわち、経路案内)を行う装置である。車載ナビゲーション装置10は、車載ナビゲーション装置10の位置情報を測位する機能を有する。そして、車載ナビゲーション装置10は、車両40に乗車したユーザの要求と、測位した位置情報とに基づき、現在位置から目的地までの経路案内を行う。
また、車載ナビゲーション装置10は、測位した位置情報を、車載ナビゲーション装置10を識別するための識別情報である移動体IDと共に、情報分析装置30に対して適宜送信する。ここで、車載ナビゲーション装置10と車両40aは1対1の組として利用されているので、送信される位置情報は、実質的に、車両40aの位置情報及び車両40aの乗員の位置情報とみなすことができる。
このような車載ナビゲーション装置10は、移動体である車両40aに据え付けられ可搬可能なカーナビゲーション装置や、移動体である車両40aに簡易的に設置されたPND(Portable Navigation Device)により実現することができる。
携帯端末20は、車両40bに乗車したユーザが利用する携帯型の端末である。携帯端末20は、上述した車載ナビゲーション装置10と同様に、ナビゲーション(すなわち、経路案内)を行う機能や、携帯端末20の位置情報を測位する機能を有する。
そして、携帯端末20は、これも上述した車載ナビゲーション装置10と同様に、測位した位置情報を、携帯端末20を識別するための識別情報である移動体IDと共に、情報分析装置30に対して適宜送信する。ここで、携帯端末20と車両40bは1対1の組として利用されているので、送信される位置情報は、実質的に、車両40bの位置情報及び車両40bの乗員の位置情報とみなすことができる。
このような携帯端末20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、ノートパソコン、その他の携帯可能な電子機器により実現することができる。
なお、図中では、車載ナビゲーション装置10と車両40aの組と、携帯端末20と車両40bの組をそれぞれ一組ずつ図示しているが、これらの組数に特に制限はなく、本実施形態には任意の数だけこれらの組が含まれていてよい。また、同様に、情報分析装置30の数についても、特に制限はなく、本実施形態には任意の数だけ情報分析装置30が含まれていてよい。
また、以下の説明において、車載ナビゲーション装置10が搭載された車両40aや、携帯端末20を利用するユーザが乗車する車両40bを区別することなく呼ぶ場合には、末尾のアルファベットを省略して、単に「車両40」と呼ぶ。
さらに、車両40や、車両40にて利用される車載ナビゲーション装置10や携帯端末20は、車両40の移動に伴い移動する。そのため、以下の説明において、車両40、車載ナビゲーション装置10、及び携帯端末20のことを適宜「移動体」と呼ぶ。
情報分析装置30は、顧客に関する情報を分析することにより、顧客に情報を通知する頻度を適切に決定する装置である。ここで、本実施形態において、施設としては、例えば、スーパーマーケットやクルマの販売店といった小売店や、レストラン等の飲食店、あるいはアミューズメントパーク等のレジャー施設といった商業施設を想定する。また、顧客となるユーザとしては、例えば、これら施設を利用する一般の需要者を想定する。さらに、情報分析装置30を利用するユーザとしては、例えば、施設を運営する事業者や、この事業者に対してコンサルティングを行う事業者等を想定する。
ただし、これらは説明のための一例であり、本実施形態を適用する対象となる、施設、顧客となるユーザ、及び情報分析装置30を利用するユーザについては、特に限定されない。
具体的な分析方法として、情報分析装置30は、情報分析装置30は顧客と共に移動する複数の端末である車載ナビゲーション装置10や携帯端末20それぞれの位置情報の推移を受信する。また、情報分析装置30は、端末の位置情報が所定時間以上変化しない場合に、該端末の位置情報と施設情報とを照合することにより、該端末に対応する顧客が施設に滞在したと判定する。
さらに、情報分析装置30は、顧客それぞれについて、上記の判定結果に基づいて顧客プロファイルを作成すると共に、該顧客プロファイルが変化した場合に顧客プロファイルの変化度を算出する。さらに、情報分析装置30は、ユーザから顧客に関する指定と施設に関する指定とを受け付ける。
そして、情報分析装置30は、ユーザの指定に対応する顧客について、上記の判定結果に基づいてユーザの指定に対応する施設への来訪頻度を算出すると共に、該来訪頻度と顧客プロファイルの変化度とに基づいて顧客に情報を通知する頻度を決定し出力する。
情報分析装置30は、顧客が訪問した施設に基づくだけでなく、このようにして来訪頻度と顧客プロファイルの変化度とにも基づくことにより、顧客に対して情報を通知する頻度を、より適切に決定することが可能となる。
このような情報分析装置30は、例えばサーバ装置やパーソナルコンピュータにより実現することができる。
車両40は、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20のユーザが乗車する移動体である。車両40は、例えば、四輪自動車や自動二輪車や自転車等により実現される。
通信網50は、インターネットや携帯電話網といったネットワークや、これらを組み合わせたネットワークにより実現される。
<車載ナビゲーション装置10が備える機能ブロック>
次に、車載ナビゲーション装置10が備える機能ブロックについて図2のブロック図を参照して説明をする。
ここで、車載ナビゲーション装置10は、車両40aから電源の供給を受けており、車両40aに乗車したユーザにより車両40aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされることによって自動起動する。そして、車載ナビゲーション装置10は、車両40aに乗車したユーザにより車両40aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまで稼働する。
図2に示すように、車載ナビゲーション装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13と、センサ部14と、表示部15と、入力部16とを含んで構成される。
制御部11は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、車載ナビゲーション装置10を構成する各部の制御を行う。制御部11の詳細については、後述する。
記憶部12は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、経路案内処理を行うためのプログラムや、情報分析装置30に対する位置情報の送信処理を行うためのプログラムといった各プログラム、さらにその他、経路案内のための施設情報や施設IDを含んだ地図情報等の種々の情報が記憶される。
これらの記憶部12に格納される各情報については、記憶部12に予め記憶しておく構成としてもよいし、制御部11により適宜更新される構成としてもよいし、通信網50に接続されたサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて適宜ダウンロードされる構成としてもよい。さらに、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
図中には、記憶部12が記憶する情報として、位置情報の送信処理に特に関する情報である、位置情報121、及び移動体ID122を図示する。
位置情報121は、後述のセンサ部14により測位された車載ナビゲーション装置10の位置情報(すなわち、車両40aの位置情報)である。位置情報121には、測位された位置を示す情報のみならず、測位を行った時刻も含まれるようにするとよい。
移動体ID122は、車載ナビゲーション装置10や、車載ナビゲーション装置10が設置された車両40aを識別するための情報である。
移動体ID122としては、例えば車載ナビゲーション装置10に一意に割り当てられた製造番号等を利用することができる。また、他にも、通信部13が携帯電話網等のネットワークである通信網50に接続するために、通信部13に挿入されたSIM(Subscriber Identity Module)に付与された電話番号を移動体ID122として利用することができる。また、他にも、車両40aに固有に付与されたVIN(車両識別番号)やナンバープレートの番号を移動体ID122として利用することができる。
通信部13は、DSP(Digital Signal Processor)等を有し、3GPP(Third Generation Partnership Project)により策定されたLTE(Long Term Evolution)等の規格や、Wi−Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網50を介して他の装置(例えば、情報分析装置30)との間の無線通信を実現する。通信部13は、例えば、後述の位置情報送信部112が、記憶部12に格納されている位置情報121、及び移動体ID122を、情報分析装置30に対して送信するために利用される。ただし、通信部13と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、位置情報121、及び移動体ID122以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
センサ部14は、例えばGPS(Global Positioning System)センサ、ジャイロセンサ、加速度センサ等により構成される。センサ部14は、位置情報を検出する位置検出手段としての機能を備え、GPSセンサによりGPS衛星信号を受信し、車載ナビゲーション装置10の位置情報(緯度及び経度)を測位する。センサ部14による測位は、上述したように所定の時間間隔(例えば3秒間隔)で行われる。測位した位置情報は、位置情報121として記憶部12に格納される。
なお、センサ部14は、ジャイロセンサ、加速度センサにより測定される角速度や、加速度に基づいて車載ナビゲーション装置10の位置情報の測位精度をさらに高めることも可能である。
また、センサ部14は、GPS通信が困難又は不可能となった場合に、AGPS(Assisted Global Positioning System)通信を利用し、通信部13から取得される基地局情報によって車載ナビゲーション装置10の位置情報を算出することも可能である。
表示部15は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部15は、制御部11からの指示を受けて画像を表示する。表示部15が表示する情報としては、例えば、車載ナビゲーション装置10の現在位置、地図情報から読み出された車載ナビゲーション装置10の現在位置周辺の地図情報、ユーザに設定された目的地、他の車載ナビゲーション装置10から通知された待ち合わせ情報、ルート情報、各種のユーザインタフェース等が挙げられる。
入力部16は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部15の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。入力部16からの操作入力、例えばユーザによるテンキーの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御部11に出力することで、ユーザによる選択操作や、地図の拡大縮小等の操作を実現することができる。
なお、この他、図示しないが、スピーカやマイク等を備えることもできる。スピーカは、運転者に対して音声出力を行い、マイクは、運転者によって発せられた音声等を集音する。
そうすることで、情報をスピーカから音声で出力したり、マイクを介して音声入力された運転者による各種の選択、指示を音声認識技術により、制御部11に入力したりすることもできる。
次に、制御部11の詳細について説明をする。制御部11はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random access memory)、ROM(Read Only Memory)、及びI/O(Input / output)等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部12から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部12から情報を読み出し、RAM及び記憶部12に対して情報の書き込みを行い、通信部13、センサ部14、表示部15、及び入力部16と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部11は、機能ブロックとして、経路案内部111と、位置情報送信部112とを含む。
経路案内部111は、ユーザによって入力又は選択された施設等の目的地までの経路案内処理を行う部分である。
目的地までの経路案内処理は、一般的なカーナビゲーションシステムにおける経路案内処理と同等である。すなわち、経路案内部111は、記憶部12に記憶されている地図情報(図示を省略する。)に基づいて目的地までの地図を生成し、この生成した地図上にセンサ部14により測位された車載ナビゲーション装置10の現在位置と目的地の位置と目的地までのルート情報とを重ね、これを表示部15に表示することにより経路案内を行う。この場合に、さらに、図示を省略したスピーカから経路案内用の音声を出力するようにしてもよい。また、道路の混雑状況の情報や天気の情報等を通信部13による通信により取得して、この取得した情報を経路案内処理に利用するようにしてもよい。
なお、目的地までの経路案内処理については、当業者によく知られているので、これ以上の詳細な説明は省略する。
位置情報送信部112は、通信部13を利用した無線通信により、記憶部12に格納されている位置情報121、及び移動体ID122を、情報分析装置30に対して送信する部分である。
位置情報送信部112による、情報分析装置30に対する位置情報121、及び移動体ID122の送信は、ドライブ開始時に車両40aに乗車したユーザにより車両40aのイグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされ、車載ナビゲーション装置10が自動起動してから、ドライブ終了時に車両40aのイグニッションスイッチがオフ(エンジンを停止)にされるまでの間、周期的に行われる。例えば、所定の時間間隔(例えば3秒間隔)でセンサ部14が測位を行う都度、リアルタイムに送信が行われる。すなわち、一度ドライブが開始されて、このドライブが終了するまでの間、リアルタイムに送信が行われる。
また、リアルタイムに情報分析装置30に送信する替わりに、複数個まとめて(例えば3分間分の間に3秒間隔で更新された位置情報121と、移動体ID122とをまとめて)、一度に送信するようにしてもよい。すなわち、いわゆるバースト送信をするようにしてもよい。かかる、所定の時間間隔の長さや、リアルタイムに送信するか、それともバースト送信するかは、本実施形態を適用する環境等に応じて、任意に設定することができる。
このようにして、リアルタイム送信やバースト送信を行うことにより、位置情報送信部112は、センサ部14が測位した車両40aの移動経路を特定するための位置情報121と、移動体ID122とを、情報分析装置30に対して送信する。
この場合に、イグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされ、車載ナビゲーション装置10が自動起動した直後に測位された位置情報121により特定される位置をドライブにおける最初の車両位置、すなわち出発位置として情報分析装置30に送信することができる。さらに、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報121により特定される位置をドライブにおける最終の車両位置、すなわち駐車位置として情報分析装置30に送信することができる。例えば、出発位置を表す位置情報121であることや駐車位置を表す位置情報121であることを示す情報(例えば、これらを示すフラグの値を1にする。)を、位置情報121に追加してから、情報分析装置30に送信するようにする。
なお、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)される直前に測位された位置情報121(すなわち、駐車位置)については、イグニッションスイッチがオン(エンジンを始動)にされ、車載ナビゲーション装置10が再度起動した際に送信されてもよい。
また、バースト送信を行う場合であっても、経路案内部111により車両40aが施設等の目的地に到着したと判断された場合には、位置情報送信部112は、リアルタイムに送信を行うように切り替えるとよい。このようにすれば、施設等の目的地に到着後、施設等の目的地の位置情報121が送信される前に、イグニッションスイッチがオフ(エンジン停止)されてしまい、施設等の目的地の位置情報121が情報分析装置30に対して送信されない、という事態を防止することができる。
また、位置情報送信部112は、上述した位置情報121、及び移動体ID122と共に、経路案内部111に設定された目的地の情報も情報分析装置30に対して送信するようにしてもよい。
例えば、位置情報送信部112は、ユーザが経路案内部111に目的地を設定した場合に、記憶部12が記憶する経路案内用の地図情報(図示を省略する。)に基づいて、この目的地の位置情報(緯度及び経度)や、この目的地に対応する施設の施設IDを取得する。そして、位置情報送信部112は、取得したこれらの情報を、目的地の情報として情報分析装置30に対して送信する。
これにより、後述の情報分析装置30は、車両40が訪問しようとしている施設を特定することができる。
<携帯端末20が備える機能ブロック>
次に、携帯端末20が備える機能ブロックについて図3のブロック図を参照して説明をする。
ここで、上述した車載ナビゲーション装置10は、車両40aから電源の供給を受けていたが、携帯端末20は自身が備えるバッテリ(図示を省略する。)から電源の供給を受ける。ただし、バッテリを充電するために携帯端末20が車両40bのシガーソケット等から電源の供給を受けるようにしてもよい。
図3に示すように、携帯端末20は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26と、近距離通信部27とを含んで構成される。
ここで、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、センサ部24と、表示部25と、入力部26とは、上述した車載ナビゲーション装置10が含む同名の機能ブロックと同等のハードウェアで実現されると共に、同名の機能ブロックと同等の機能や用途を有している。つまり、上述した車載ナビゲーション装置10の説明における、「車載ナビゲーション装置10」の文言を「携帯端末20」に置き換え、「車両40a」の文言を「車両40b」に置き換えることにより、携帯端末20の各機能ブロックの説明となるので、重複する再度の説明は省略する。
一方で、携帯端末20は、近距離通信部27を含んでいる点等で、車載ナビゲーション装置10と相違するので、この相違点について、以下説明をする。
近距離通信部27は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)といった規格に準拠した非接触の近距離通信、又はUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介した有線による近距離通信を行うための部分である。
一方で、車両40bは、近距離通信部27と通信を行うための近距離通信部を備える。例えば車両40bのECU(Electronic Control Unit)が近距離通信部を備える。
そして、携帯端末20がECUと近距離通信により通信することができる場合とは、すなわち、携帯端末20が車両40bの車内に存在する場合である。この場合、携帯端末20のセンサ部24が測位する位置情報は、車両40bの位置情報に相当することになる。
そこで、携帯端末20は、近距離通信部27を介してECUと近距離通信できる間は、位置情報送信部212を起動させる。そして、起動した位置情報送信部212が、車載ナビゲーション装置10の位置情報送信部112と同様にして、センサ部24が測位した車両40bの移動経路を特定するための位置情報221と、移動体ID222とを、情報分析装置30に対して送信する。
例えば、ユーザが携帯端末20を所持して車両40bに乗車し、イグニッションスイッチ等の車両40bの起動スイッチをオンにすると、車両40bと携帯端末20とが接続(ペアリング)され、携帯端末20で測位した位置情報221、及び移動体ID222が携帯端末20から情報分析装置30に送信される。この場合、車両40bと携帯端末20とのペアリング直後に測位された位置情報121により特定される位置をドライブにおける最初の車両位置、すなわち出発位置として情報分析装置30に送信することができる。
さらに、イグニッションスイッチ等の車両40bの起動スイッチがオフにされると、車両40bと携帯端末20とのペアリングが解除される。この場合、解除された直前に測位された位置情報121により特定される位置をドライブにおける最終の車両位置、すなわち駐車位置として情報分析装置30に送信することができる。
この場合に、リアルタイムで送信してもよく、バースト送信してもよい点や、目的地に到着したと判断された場合には、バースト送信をリアルタイムの送信に切り替えても良い点や、出発位置又は駐車位置であることを示す情報を追加しても良い点や、再起動時に駐車位置を送信しても良い点や、経路案内部211に設定された目的地の情報を送信しても良い点も位置情報送信部112と同様である。
なお、車両40bが位置情報を測位する機能を有している場合には、センサ部24が測位する位置情報ではなく、車両40bが測位する位置情報を位置情報121として情報分析装置30に送信するようにしてもよい。この場合、携帯端末20から、センサ部24を省略するようにしてもよい。
なお、以下の説明では、位置情報121及び位置情報221を区別することなく説明する際は、符号を省略して「位置情報」と呼ぶ。また、同様に移動体ID122及び移動体ID222を区別することなく説明する際は、符号を省略して「移動体ID」と呼ぶ。
<情報分析装置30が備える機能ブロック>
次に、情報分析装置30が備える機能ブロックについて図4のブロック図を参照して説明をする。
図4に示すように、情報分析装置30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、表示部34と、入力部35とを含んで構成される。
ここで、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、表示部34と、入力部35は、上述した車載ナビゲーション装置10や携帯端末20が含む同名の機能ブロックと同等のハードウェアで実現されるが、上述した車載ナビゲーション装置10や携帯端末20の同名の機能ブロックとは機能や用途が相違する。そこで、ハードウェアについての重複する再度の説明は一部省略し、もっぱら相違する機能や用途についての説明を以下行う。
制御部31は、マイクロプロセッサ等の演算処理装置から構成され、情報分析装置30を構成する各部の制御を行う。制御部31の詳細については、後述する。
記憶部32は、半導体メモリ等で構成されており、ファームウェアやオペレーティングシステムと呼ばれる制御用のプログラムや、サービス提供用処理を行うためのプログラムといった各プログラム、さらにその他、地図情報等の種々の情報が記憶される。図中には、記憶部32が記憶する情報として、頻度決定処理に特に関する情報である、地図情報321、ID対応情報、位置情報データベース323、及び顧客プロファイルデータベース324を図示する。
地図情報321には、道路や施設等の地物に関する情報、道路情報、施設情報等の情報が含まれる。また、地図情報321には他にも、道路及び道路地図等の背景を表示するための表示用地図データ、ノード(例えば道路の交差点、屈曲点、端点等)の位置情報及びその種別情報、各ノード間を結ぶ経路であるリンクの位置情報及びその種別情報、全てのリンクのコスト情報(例えば距離、所要時間等)に関するリンクコストデータ等を含む道路ネットワークデータ等が含まれる。
道路情報としては道路の種別や信号機等のいわゆる道路地図の情報が保存されている。
施設情報としては、各施設の位置情報が緯度経度の情報として保存されている。また、施設位置情報として、施設の識別情報(施設ID)、名称、施設種別(及び/又はジャンル)、電話番号、住所、営業時間、施設が飲食店であれば提供するメニュー、商品役務等に関する施設情報、等の付帯的な情報が含まれていてもよい。また、施設情報には、施設に併設された駐車場の情報も含まれる。駐車場の情報としては、駐車場の位置情報や、駐車場と道路とを接続する出入り口の位置情報が、緯度経度の情報として保存されている。
地図情報321は、記憶部32に予め記憶しておく構成としてもよいし、通信網50に接続されたサーバ装置(図示を省略する。)等から必要に応じて適宜ダウンロードされる構成としてもよい。さらに、地図情報321は、ユーザの入力等に応じて適宜修正されてもよい。
ID対応情報322は、移動体IDと、顧客IDの対応関係を示す情報である。ID対応情報322は、移動体IDと、顧客IDの対応関係を例えば、テーブルの形式で記憶している。
ここで、移動体IDは、上述したように、位置情報等の送信元である車載ナビゲーション装置10や携帯端末20や、これらを搭載した車両40を識別するための情報である。一方で、顧客IDは、移動体IDに対応する顧客を識別するための情報である。つまり、顧客IDは、位置情報等の送信元である車載ナビゲーション装置10や携帯端末20や、これらを搭載した車両40を利用するユーザ(すなわち、顧客)を識別するための情報である。
顧客IDは、例えば、ユーザによる、車載ナビゲーション装置10、携帯端末20、及び車両40の何れかの購入時や、所定のサービスの入会時に、ユーザに対して割り当てられると共に、移動体IDと対応付けられる。移動体IDと顧客IDの対応関係は、例えば、1対1の関係でもよいし、1対多や多対1の関係でもよい。
位置情報データベース323は、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20から受信した位置情報、及び移動体IDに基づいて構築されたデータベースである。
位置情報データベース323は、制御部31に含まれる各機能ブロックにより構築及び更新される。位置情報データベース323の詳細については、制御部31に含まれる各機能ブロックの説明の際に、図5を参照して後述する。
顧客プロファイルデータベース324は、顧客の滞在した施設に基づいて構築されたデータベースである。
顧客プロファイルデータベース324は、制御部31に含まれる各機能ブロックにより構築及び更新される。顧客プロファイルデータベース324の詳細については、制御部31に含まれる各機能ブロックの説明の際に、図6を参照して後述する。
通信部33は、DSP等を有し、3GPPにより策定されたLTE等の規格や、Wi−Fi(登録商標)といった規格に準拠して、通信網50を介して他の装置(例えば、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20)との間の無線通信や有線通信を実現する。通信部33は、例えば、車載ナビゲーション装置10及び携帯端末20のそれぞれから送信される位置情報、及び移動体IDを受信するために利用される。
ただし、通信部33と他の装置との間で送受信されるデータに特に制限はなく、これらの情報以外の情報が送受信されるようにしてもよい。
表示部34は、液晶ディスプレイ、又は有機エレクトロルミネッセンスパネル等の表示デバイスにより構成される。表示部34は、制御部31からの指示を受けて画像を表示する。表示部34が表示する情報としては、例えば、後述の315が頻度決定処理の結果として出力する各種情報や、各種のユーザインタフェース等が挙げられる。
入力部35は、テンキーと呼ばれる物理スイッチや表示部34の表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置(図示を省略する。)等で構成される。入力部35からの操作入力、例えばユーザによるテンキーの押下、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御部31に出力することで、ユーザによる情報処理分析対象等の指定操作等の操作を実現することができる。
次に、制御部31の詳細について説明をする。制御部31はCPU、RAM、ROM、及びI/O等を有するマイクロプロセッサにより構成される。CPUは、ROM又は記憶部32から読み出した各プログラムを実行し、その実行の際にはRAM、ROM、及び記憶部32から情報を読み出し、RAM及び記憶部32に対して情報の書き込みを行い、通信部33と信号の授受を行う。そして、このようにして、ハードウェアとソフトウェア(プログラム)が協働することにより本実施形態における処理は実現される。
制御部31は、機能ブロックとして、位置情報取得部311と、滞在判定部312と、プロファイル作成部313と、指定入力部314と、頻度出力部315とを含む。
位置情報取得部311は、通信部33が車載ナビゲーション装置10や携帯端末20から受信した、位置情報、及び移動体IDと、地図情報321とに基づいて、位置情報データベース323に含まれる移動推移等の情報を更新する部分である。
滞在判定部312は、顧客が何れの施設に滞在したかを判定する部分である。滞在判定部312は、通信部33が車載ナビゲーション装置10や携帯端末20から受信した位置情報が所定時間以上変化しない場合に、この所定時間変化しない位置情報と、地図情報321に含まれる施設情報とを照合する。そして、照合の結果、この所定時間変化しない位置情報と、何れかの施設の位置情報(あるいは施設に併設する駐車場の位置情報)とが一致した場合に、滞在判定部312は、位置情報の送信元の車載ナビゲーション装置10や携帯端末20に対応するユーザ(すなわち、顧客)が、この施設に滞在したと判定する。
そして、滞在判定部312は、判定結果に基づいて、位置情報データベース323に含まれる滞在施設等の情報を更新する。
なお、位置情報が所定時間以上変化しない場合とは、同じ位置を示す位置情報が所定時間以上連続して送信される場合と、そもそも位置情報の送信が所定時間以上ない場合の何れの場合も含む。また、かかる判定における、位置情報の一致の程度は、位置情報の測位の精度に応じて異ならせてもよい。例えば、測位の精度が比較的高い場合には、位置情報が完全に一致した場合のみ一致したと判定する一方で、測位の精度が比較的低いような場合には、位置情報がある程度ズレていたとしても一致したと判定するようにしてもよい。
位置情報データベース323のデータ構造の一例について、図5を参照して説明する。図5に示すように、位置情報データベース323は、「移動体ID」、「顧客ID」、「移動推移」、及び「滞在施設」を属性として含む。なお、図5に示すこれらの情報は、一回のドライブ単位で紐付けて格納される。
位置情報データベース323内の「移動体ID」は、上述したように、位置情報等の送信元である車載ナビゲーション装置10や携帯端末20や、これらを搭載した車両40を識別するための情報である。位置情報取得部311は、受信した移動体ID基づいて、一回のドライブ単位でレコードを作成する。
位置情報データベース323内の「顧客ID」は、上述したように、移動体IDに対応する顧客を識別するための情報である。位置情報取得部311は、322を参照することにより、顧客IDを特定して格納する。
位置情報データベース323内の「移動推移」は、位置情報等の送信が一度開始されてから終了するまでに受信した全ての位置情報である。この全ての位置情報により、一回のドライブにおける出発位置から駐車位置までの移動推移(すなわち、車両40の移動経路)を特定することが可能となる。
移動推移には、位置情報の測位を行った時刻も含まれるようにする。これにより、一回のドライブの開始時刻と終了時刻を特定することができる。
位置情報取得部311は、受信した位置情報に基づいて、移動推移を更新する。
ここで、位置情報取得部311は、例えば、上述したように、位置情報に出発位置を示す情報が含まれている場合は、この出発位置を示す情報に基づいて、新たなドライブが開始されたと判断する。また、位置情報取得部311は、仮に位置情報に出発位置を示す情報が含まれていない場合には、例えば、前回のドライブが終了されたと判断した後に、再度位置情報等の送信が開始された場合に、新たなドライブが開始されたと判断する。
また、位置情報取得部311は、322と同様に、位置情報が所定時間以上変化しない場合に、ドライブが終了したと判断する。
位置情報取得部311は、一回のドライブが継続しており、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20から、位置情報等を受信する都度、受信した各情報に基づいて、位置情報データベース323における、「移動推移」を更新する。
一方で、位置情報データベース323における、「滞在施設」は、一回のドライブが終了したタイミングで、上述したようにして滞在判定部312が判定を行うことにより更新される。なお、滞在施設が特定できない場合(例えば、施設ではない個人宅の駐車場や路上に駐車した場合)は、滞在施設が特定できない旨の情報が格納される。
このように、位置情報データベース323は、位置情報取得部311と滞在判定部312が協働することにより、適宜更新される。
プロファイル作成部313は、滞在判定部312の判定結果である車載ナビゲーション装置10や携帯端末20に対応するユーザ(すなわち、顧客)の滞在した施設に基づいて、顧客プロファイルデータベース324を更新する部分である。
顧客プロファイルデータベース324のデータ構造の一例について、図6を参照して説明する。図5に示すように、位置情報データベース323は、「顧客ID」、「顧客プロファイル」、及び「変化度」を属性として含む。なお、図6に示すこれらの情報は、顧客単位で紐付けて格納される。
顧客プロファイルデータベース324内の「移動体ID」は、上述したように、移動体IDに対応する顧客を識別するための情報である。プロファイル作成部313は、ID対応情報322に含まれる各顧客IDに対応して顧客単位でレコードを作成する。
顧客プロファイルデータベース324内の「顧客プロファイル」は、顧客の嗜好等を示す指標となる情報である。プロファイル作成部313は、滞在判定部312の判定結果である、顧客がどのような施設に、どのような頻度で滞在したか(すなわち、来訪頻度)に基づいて、顧客プロファイルを作成する。
プロファイル作成部313は、例えば、顧客が滞在した施設において想定される客単価等に基づいて、顧客の嗜好が高級品を好む傾向にあるのか、それとも安価な品を好む傾向にあるのかといった分類を行うことにより顧客プロファイルを作成する。
また、他にも、プロファイル作成部313は、例えば、顧客が滞在した施設の数に基づいて、顧客の嗜好が様々な施設に訪れるような新しいものを好む傾向なのか、それとも決まった施設にのみ訪れるような保守的な傾向のかといった分類を行うことにより顧客プロファイルを作成する。
さらに、他にも、プロファイル作成部313は、例えば、顧客が滞在した施設において想定される顧客層に基づいて、例えば、顧客の年齢や性別、あるいは家族構成といった分類を行うことにより顧客プロファイルを作成する。
また、プロファイル作成部313は、滞在判定部312の判定結果である、顧客がどのような施設に、どのような頻度で滞在したかが変化した場合に、変化に応じて顧客プロファイルを更新する。例えば、幼児用品を販売する施設に滞在したことのなかった顧客が、この幼児用品を販売する施設に頻繁に滞在したような場合に、子供が産まれたことにより、家族構成が変化したとして、顧客プロファイルを更新する。
顧客プロファイルデータベース324内の「変化度」は、顧客プロファイルの変化の度合いを示す情報である。プロファイル作成部313は、上述したように、顧客プロファイルを更新する場合に、更新の前後で顧客プロファイルがどの程度変化したかに応じて変化度を算出する。すなわち、変化の度合いが大きいほど変化度の値を大きく算出する。また、プロファイル作成部313は、顧客プロファイルの更新が行われない期間が長くなるに応じて、算出した変化度の値を小さくするようにしてもよい。この変化度が大きいということは、顧客プロファイルが大きく変化した、すなわち、顧客のライフスタイルが大きく変化したことを示す。
このように、顧客プロファイルデータベース324は、プロファイル作成部313により、適宜更新される。
指定入力部314は、情報分析装置30を利用する事業者等のユーザから、分析に関する指定を受け付ける部分である。指定入力部314は、分析に関する指定を、例えば、ユーザによる入力部35を利用した操作や、情報分析装置30以外の他の装置(図示を省略する。)からの通信部33を介した通信によって受け付ける。
分析に関する指定は、分析対象とする顧客の指定や、分析対象とする施設の指定を含む。
顧客の指定は、例えば、顧客IDの指定によりなされる。ユーザは、リコメンドを通知する等のアプローチを行いたい顧客の顧客IDを指定する。
また、施設の指定は、例えば、施設IDによりなされる。ユーザは、自身が運営する施設の施設IDを指定する。この場合に、施設の指定は、例えば、施設を運営する企業単位や企業のブランド単位で行われてもよい。このような指定を行うために、例えば、指定入力部314は、これら単位毎に対応する施設の施設IDを群として管理しておく。そして、指定入力部314は、これらの単位での指定がなされた場合は、管理している情報に基づいて、対応するする施設の施設IDを特定することができる。
指定入力部314は、受け付けたこれら分析に関する指定を、頻度出力部315に対して出力する。
頻度出力部315は、指定入力部314が受け付けた分析に関する指定に基づいて、位置情報データベース323や顧客プロファイルデータベース324に格納されている情報を分析することにより、顧客に情報を通知する頻度を決定し出力する。
具体的な分析方法として、頻度出力部315は、ユーザの指定に対応する顧客について、滞在判定部312の判定結果である位置情報データベース323内の「滞在施設」と、「移動推移」に含まれるドライブを行った時刻が示す日時とに基づいて、ユーザの指定に対応する施設への来訪頻度を算出する。また、頻度出力部315は、この来訪頻度と、顧客プロファイルデータベース324内の「変化度」とに基づいて顧客に情報を通知する頻度を決定し出力する。
この顧客に情報を通知する頻度の決定を行うための考え方について説明をする。例えば、ユーザが運営する施設への来訪が頻繁な、ユーザのサービスの利用頻度が高い顧客に対して頻繁に情報を通知したとしても、顧客が煩わしく感じる可能性が低いと考えられる。そこで、頻度出力部315は、このように来訪頻度が高い顧客については、情報を通知する頻度を短く決定する。これに対して、ユーザが運営する施設への来訪が疎遠な、ユーザのサービスの利用頻度が低い顧客に対して頻繁に情報を通知してしまうと、顧客が煩わしく感じる可能性が高いと考えられる。そこで、頻度出力部315は、このように来訪頻度が低い顧客については、情報を通知する頻度を長く決定する。
このように、頻度出力部315は、まず来訪頻度が高い顧客ほど頻度が短くなるようにして、頻度を決定する。また、頻度出力部315は、この頻度をさらに変化度に基づいて修正する。具体的には、変化度が大きく変化した場合(すなわち、ライフスタイルが大きく変化した場合)は、変化後のライフスタイルに応じた情報を通知したとしても、顧客が煩わしく感じる可能性が低いと考えられる。そこで、頻度出力部315は、このように変化度が大きく変化した顧客については、情報を通知する頻度を短く修正する。これに対して、変化度が全く変化しない場合や小さくしか変化しない場合(すなわち、ライフスタイルが全く変化しない場合や小さくしか変化しない場合)は、変化していないライフスタイルに応じた情報を通知したとしても、顧客が煩わしく感じる可能性が高いと考えられる。そこで、頻度出力部315は、このように変化度が大きく変化しない顧客については、情報を通知する頻度を長く修正する。
なお、この修正の度合いを、来訪頻度に応じて異ならせるようにしてもよい。例えば、来訪頻度が高い顧客については、上述したように頻繁に情報を通知したとしても、顧客が煩わしく感じる可能性が低いと考えられる。そのため、来訪頻度が高い顧客については、変化度があまり変化しない場合であっても、情報を通知する頻度を長く修正しないようにしてもよい。例えば、来訪頻度が高いユーザほど、変化度が小さい場合であっても顧客に情報を通知するように頻度を決定するようにしてもよい。これに対して、来訪頻度が低い顧客については、上述したように頻繁に情報を通知してしまうと、顧客が煩わしく感じる可能性が高いと考えられる。そのため、来訪頻度が高い顧客については、変化度がかなり大きく変化しない限りは、情報を通知する頻度を短く修正しないようにしてもよい。例えば、来訪頻度が低いユーザほど、変化度が大きい場合でないと顧客に情報を通知するように頻度を決定するようにしてもよい。
このようにして頻度出力部315は、来訪頻度と、変化度とに基づいて顧客に情報を通知する頻度を決定する。また、頻度出力部315は、決定した顧客に情報を通知する頻度を出力する。頻度出力部315による、顧客に情報を通知する頻度の出力は、例えば、表示部34への表示や、情報分析装置30以外の他の装置(図示を省略する。)への送信や、紙媒体への印刷等により実現される。
ユーザは、この出力を参照することにより、顧客が訪問した施設に基づくだけでなく、このようにして来訪頻度と顧客プロファイルの変化度とにも基づくことにより、より適切に決定された、顧客に情報を通知する頻度を知ることが可能となる。
これにより、ユーザは、適切な頻度でリコメンドを通知する等のアプローチを行うことが可能となる。例えば、自身の運営する施設への来訪頻度が所定値以下であり、ライフステージに変化があった顧客にリコメンドを通知する等のアプローチすることで、顧客が煩わしさを感じることなく効果的なアプローチが可能となる。
なお、頻度出力部315は、顧客プロファイルデータベース324に格納されている顧客プロファイルも併せて出力するようにしてもよい。ユーザは、この顧客プロファイルを参照することにより、顧客プロファイルが示す顧客の嗜好等に適したリコメンドを通知する等のアプローチを行うことができる。
<本実施形態の動作>
次に、図7、図8、及び図9のフローチャートを参照して、本実施形態の動作について説明する。ここで、図7は、収集した位置情報等に基づいた、位置情報位置情報データベース更新処理時の基本的動作を示すフローチャートである。また、顧客プロファイルデータベース更新処理時の基本的動作を示すフローチャートである。さらに、図9は、頻度決定処理時の動作を示すフローチャートである。
まず、車載ナビゲーション装置10についての、位置情報位置情報データベース更新処理時の動作について図7を参照して説明する。
ステップS11において、位置情報送信部112が位置情報の送信を開始するか否かを判定する。ここで、上述したように、車両40aのイグニッションスイッチがオンとなった場合に送信が開始される。
イグニッションスイッチがオフのままの場合には、ステップS11にてNoと判定され、ステップS11の判定が繰り返される。この場合、位置情報送信部112による送信は開始されない。
一方で、イグニッションスイッチがオンとなった場合には、ステップS11にてYesと判定され、処理はステップS12に進む。
ステップS12において、センサ部14が、車載ナビゲーション装置10の位置を測位することにより位置情報を取得する。
ステップS13において、位置情報送信部112は、ステップS12で取得された位置情報と、移動体IDとを、情報分析装置30に対して、所定の周期で、リアルタイム送信又はバースト送信をする。
ステップS14において、位置情報取得部311は、ステップS13において送信された位置情報等に基づいて、位置情報データベース323の移動推移等を更新する。
ステップS15において、位置情報送信部112は、位置情報の送信を終了するか否かを判定する。上述したように、車両40aのイグニッションスイッチがオフとなった場合に送信が終了となる。
車両40aのイグニッションスイッチがオンのままの場合には、ステップS15にてNoと判定され、再度、ステップS12、ステップS13、ステップS14、及びステップS15が繰り返される。
一方で、車両40aのイグニッションスイッチがオフとなった場合には、ステップS15にてYesと判定され、処理はステップS16に進む。なお、これにより、位置情報が所定時間以上変化しないこととなるので、位置情報取得部311は、今回のドライブに関して、位置情報データベース323の更新を終了する。
ステップS16において、滞在判定部312は、位置情報が所定時間以上変化しないことから、顧客が何れの施設に滞在したかを判定する。
ステップS17において、滞在判定部312は、ステップS16における判定結果に基づいて、位置情報データベース323の滞在施設を更新する。
以上説明した動作により、位置情報データベース323の更新が実現される。
次に、携帯端末20についての、位置情報データベースの更新時の動作について説明する。携帯端末20については、上述の説明における、センサ部14をセンサ部24に置き換え、位置情報送信部112を位置情報送信部212に置き換え、ステップS11にてYesとなる基準を「イグニッションスイッチ等の車両40bの起動スイッチがオンとなり、車両40bと携帯端末20がペアリングした場合」に置き換え、ステップS15にてYesとなる基準を「イグニッションスイッチ等の車両40bの起動スイッチがオフとなり、車両40bと携帯端末20のペアリングが解除された場合」に置き換えればよい。従って重複する説明を省略する。
次に、図8のフローチャートを参照して、顧客プロファイルデータベース更新処理時の動作について説明をする。
ステップS21において、プロファイル作成部313は、位置情報データベース323が更新されたか否かを判定する。
位置情報データベース323が更新されない場合には、ステップS21にてNoと判定され、ステップS21の判定が繰り返される。
一方で、位置情報データベース323が更新された場合には、ステップS21にてYesと判定され、処理はステップS22に進む。
ステップS22において、プロファイル作成部313は、更新された位置情報データベース323内の「訪問施設」に基づいて、更新後の顧客プロファイルデータを決定する。なお、その顧客について顧客プロファイルを未作成の場合は、新たに作成する顧客プロファイルを決定する。
ステップS23において、プロファイル作成部313は、ステップS22にて決定した顧客プロファイルの内容に基づいて、変化度を算出する。
ステップS24において、プロファイル作成部313は、顧客プロファイルデータベース324を更新する。具体的には、プロファイル作成部313は、ステップS22にて決定した顧客プロファイルの内容に基づいて顧客プロファイルデータベース324内の「顧客プロファイル」を更新又は生成する。また、プロファイル作成部313は、ステップS23において算出した変化度に基づいて顧客プロファイルデータベース324内の「変化度」を更新する。
以上説明した動作により、顧客プロファイルデータベース324の更新が実現される。
次に、図9のフローチャートを参照して、頻度決定処理時の動作について説明をする。
ステップS31において、指定入力部314は、情報分析装置30を利用する事業者等のユーザから、分析に関する指定を受け付けたか否かを判定する。分析に関する指定を受け付けない場合には、ステップS31にてNoと判定され、判定が繰り返される。
一方で、分析に関する指定を受け付けた場合には、ステップS31にてYesと判定され、処理はステップS32に進む。
ステップS32において、頻度出力部315は、指定入力部314が受け付けた分析に関する指定に基づいて、位置情報データベース323や顧客プロファイルデータベース324に格納されている情報を分析することにより、顧客に情報を通知する頻度を決定し出力する。
ステップS33において、頻度出力部315はステップS32において決定した頻度を出力する。これにより本処理は終了する。
以上説明した頻度決定処理によれば、顧客が訪問した施設に基づくだけでなく、このようにして来訪頻度と顧客プロファイルの変化度とにも基づくことにより、顧客に対して情報を通知する頻度を、より適切に決定することが可能となる。また、ユーザは、この出力された頻度を参照することにより、より適切に決定された、顧客に情報を通知する頻度を知ることが可能となる。
<変形例>
上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、図2、図3、及び図4の機能的構成は例示に過ぎず、本実施形態の機能的構成を限定するものではない。すなわち、本発明の情報分析機能に関する一連の処理を全体として実行できる機能が各機器に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図2、図3、及び図4の例に限定されない。
すなわち、上述した実施形態におけるシステム構成は一例に過ぎず、適宜変更するようにしてもよい。例えば、上述の実施形態では、情報分析装置30を1つのサーバ装置等により実現すると説明したが、情報分析装置30の各機能を、適宜複数のサーバ装置に分散し、分散処理システムとして情報分析装置30を実現もよい。また、クラウド上で仮想サーバ機能等を利用して、情報分析装置30の各機能を実現してもよい。
さらには、これら1つ又は複数のサーバ装置等と、施設に設置された端末等が協働することにより、情報分析装置30の各機能を実現してもよい。例えば、分析に関する指定を受け付ける機能や、分析により決定された頻度を出力する機能を端末に実装し、端末とサーバ装置等が適宜通信を行うことにより、情報分析装置30の各機能を実現してもよい。
また、他にも、例えば、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20を、経路案内機能を有さない他の装置により実現してもよい。すなわち、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20による経路案内機能は、必須の構成ではない。この場合に、情報分析装置30がさらに経路案内機能を備えており、情報分析装置30が、車載ナビゲーション装置10や携帯端末20と通信を行うことにより経路案内を行うようにしてもよい。
<ハードウェア及びソフトウェアについて>
なお、上記の情報分析システム1に含まれる各機器のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記の情報分析システム1に含まれる各機器のそれぞれが協働することにより行なわれる情報分析方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1 情報分析システム
10 車載ナビゲーション装置
11、21、31 制御部
111、211 経路案内部
112、212 位置情報送信部
12、22、32 記憶部
121、221 位置情報
122、222 移動体ID
13、23、33 通信部
14、24 センサ部
15、25、34 表示部
16、26、35 入力部
20 携帯端末
27 近距離通信部
30 情報分析装置
311 位置情報取得部
312 滞在判定部
313 プロファイル作成部
314 指定入力部
315 頻度出力部
321 地図情報
322 ID対応情報
323 位置情報データベース
324 顧客プロファイルデータベース
40a、40b 車両
50 通信網

Claims (3)

  1. 施設の種別と位置に関する情報を含む施設情報を記憶する記憶部と、
    顧客と共に移動する複数の端末それぞれの位置情報の推移を受信する受信部と、
    前記端末の位置情報が所定時間以上変化しない場合に、該端末の位置情報と前記施設情報とを照合することにより、該端末に対応する前記顧客が施設に滞在したと判定する滞在判定部と、
    前記顧客それぞれについて、前記滞在判定部の判定結果に基づいて顧客プロファイルを作成すると共に、該顧客プロファイルが変化した場合に顧客プロファイルの変化度を算出するプロファイル作成部と、
    ユーザから前記顧客に関する指定と前記施設に関する指定とを受け付ける指定入力部と、
    前記ユーザの指定に対応する顧客について、前記滞在判定部の判定結果に基づいて前記ユーザの指定に対応する施設への来訪頻度を算出すると共に、該来訪頻度と前記顧客プロファイルの変化度とに基づいて前記顧客に情報を通知する頻度を決定し出力する頻度出力部と、
    を備えることを特徴とする情報分析装置。
  2. 前記頻度出力部は、前記ユーザの指定に対応する施設への来訪頻度が高いユーザほど、前記顧客プロファイルの変化度が小さい場合であっても前記顧客に情報を通知するように前記頻度を決定し出力することを特徴とする請求項1に記載の情報分析装置。
  3. コンピュータが行う情報分析方法であって、
    施設の種別と位置に関する情報を含む施設情報を記憶する記憶ステップと、
    顧客と共に移動する複数の端末それぞれの位置情報の推移を受信する受信ステップと、
    前記端末の位置情報が所定時間以上変化しない場合に、該端末の位置情報と前記施設情報とを照合することにより、該端末に対応する前記顧客が施設に滞在したと判定する滞在判定ステップと、
    前記顧客それぞれについて、前記滞在判定ステップの判定結果に基づいて顧客プロファイルを作成すると共に、該顧客プロファイルが変化した場合に顧客プロファイルの変化度を算出する顧客プロファイル作成ステップと、
    ユーザから前記顧客に関する指定と前記施設に関する指定とを受け付ける指定入力ステップと、
    前記ユーザの指定に対応する顧客について、前記滞在判定ステップの判定結果に基づいて前記ユーザの指定に対応する施設への来訪頻度を算出すると共に、該来訪頻度と前記顧客プロファイルの変化度とに基づいて前記顧客に情報を通知する頻度を決定し出力する頻度出力ステップと、
    を有することを特徴とする情報分析方法。
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